JP3261608B2 - 自動車用ウエザストリップの製造方法 - Google Patents
自動車用ウエザストリップの製造方法Info
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Description
ア部やトランク部等のドア開口部にて車体開口縁又はド
ア周縁部に取付けられて当該開口部をシールするウエザ
ストリップの製造方法に関する。
付けられるウエザストリップにおいては、そのコーナ部
における取付けを補強するために、車体開口縁又はドア
周縁部のコーナ部に突起を設け、この突起を保持する爪
部を備えた樹脂インサートをウエザストリップのコーナ
部に埋設することがある。
部に取付けられるウエザストリップWにおいて、そのコ
ーナ部Cには略L字形の板材よりなる樹脂インサート2
が埋設されている。また、この樹脂インサート2に対応
するドア1周縁部のコーナ部には、突起3が突出形成さ
れている。図7,8に示すように、樹脂インサート2に
は、前記突起3を保持する爪部4が形成されており、こ
の爪部4に突起3を嵌め込むことにより、コーナ部Cを
取付固定している。この爪部4は、図9に示すように、
樹脂インサート2の本体から独立して突出する複数の爪
41を周状に配設してなる。そして、図8に示すように
この複数の爪41の内周側42に突起3の頭部31が挿
入されるように、コーナ部Cの型成形時に爪部4の内周
側に接続用金型の突部を挿入させるなどして、これによ
り当該内周側42がウエザストリップWのゴムから露出
するように構成している。
ように爪部4が独立した複数の爪41により形成されて
いる場合、ウエザストリップWのコーナ部Cを型成形に
より成形する際に、複数の爪41の間隙から、その内周
側42に、コーナ部Cを構成するゴムが流れ込みやす
い。この爪部4の内周側42は、上記のように突起3の
頭部31が挿入される所であるため、このようにゴムが
侵入した場合、型成形後にこの侵入したゴムを取除かな
ければならず、そのため、製造工数の増大と品質管理の
必要を招いて、コストアップになるという問題がある。
おいて樹脂インサートの爪部の内周側にゴムが侵入する
のを防いで、コストダウンを可能にするウエザストリッ
プの製造方法を提供することを目的とする。
ストリップの製造方法は、自動車の車体開口縁又はドア
周縁部に取付けられるウエザストリップであって、その
コーナ部に樹脂インサートが埋設され、この樹脂インサ
ートが前記車体開口縁又は前記ドア周縁部に設けられた
突起を保持する爪部を備える自動車用ウエザストリップ
を製造する方法であって、前記樹脂インサートは、板状
のインサート本体と、該インサート本体の表面に形成さ
れたゴムの侵入する隙間のない環状の付け根部と該付け
根部から突出形成された複数の爪とを有する爪部とから
なり、前記コーナ部の型成形時に、成形型に設けた外周
部材によって、前記爪部の外周を該外周部材が前記イン
サート本体及び前記付け根部外周に隙間なく当接するよ
う取囲み、これにより前記爪部の内周側へのゴムの侵入
を防ぐことを特徴とする。
環状の付け根部上に突出形成されているため、爪部の付
け根部分には、上記従来の如く型成形時にゴムが侵入し
てくる隙間がない。また、ウエザストリップのコーナ部
の型成形時に、外周部材により複数の爪の外周を取囲む
ことにより、複数の爪の間隙からその内周側にゴムが流
れ込むことを防ぐことができる。このように、爪部の付
け根部を環状とし、かつ、型成形時にその外周を取囲む
ことによって、爪部の内周側へのゴムの侵入を確実に防
止することができる。すなわち、爪部の外周を外周部材
で取囲むだけでは、樹脂インサート本体と外周部材との
当接部からその内周側にゴムが侵入する恐れがあるが、
上記の如く爪部の付け根部が環状をなす樹脂インサート
を用いることにより、外周部材の内周側にゴムが侵入し
てきたとしても爪部の内周側まで侵入してしまうことは
ない。
造方法であると、型成形時に、爪部の内周側にゴムが流
れ込みにくく、よって、型成形後におけるゴムの取除き
作業を削減して、コストダウンを図ることができる。
き、図面を参照して説明する。
エザストリップWのコーナ部Cを示す部分斜視図であ
る。このウエザストリップWは、上述した従来のウエザ
ストリップと同様、図6に示す自動車のドア1の周縁部
に全周にわたって取付けられるものであり、ドアフレー
ム11の後側のコーナ部に配されるウエザストリップW
のコーナ部Cには、樹脂インサート2が埋設されてい
る。
れる部分W1と後縁部に配される部分W2とを接続して
おり、図1に示すように、W1とW2は、異なる断面形
状を有する。詳細には、W1は、ドア1周縁部に設けら
れたレール12に嵌着される取付基部5と、この取付基
部5から膨出する中空シール部6と、取付基部5から突
出する2個のリップ7,7とよりなるのに対し、W2は
リップ7が1個しか形成されていない。
周縁部のレール12に嵌着される取付基部5と、この取
付基部5からドア1周縁部に沿って延設され樹脂インサ
ート2が埋設された埋設部8と、これら取付基部5と埋
設部8から膨出する中空シール部6とよりなる。このコ
ーナ部Cの取付基部5には、ウエザストリップWの長手
方向に延びる長孔51が形成されている。この長孔51
は、コーナ部Cの型成形後において、後記する金型9の
第2中間型94のコア96を抜くために設けられてい
る。
略L字形の板材よりなり、そのコーナ部の表面には、ド
ア1周縁部に設けられた突起3を保持する爪部4が形成
されている。この爪部4は、環状の付け根部43とそこ
から突出形成された3個の爪41とからなり、図3に示
すように、この爪部4の内周側42に、前記突起3の頭
部31が挿入され、これにより、前記3個の爪41が、
突起3の頭部31を抜脱不能に保持する。爪部4は、そ
の外周を取囲む環状の空間部44を介して、その周りに
ゴムが配されており、すなわち、爪部4はウエザストリ
ップWのゴムから露出するよう構成されている。
は、前記W1とW2をそれぞれ押出成形し、その後、両
者を、図4に示す成形型である接続用の金型9を用いて
接続して、コーナ部Cを成形する。
間に挟まれる第1及び第2中間型93,94とよりな
り、上下型91,92には略L字形の溝95が形成され
ており、第1中間型93はこの溝95に沿った形状の縁
部を有して形成されており、また第2中間型94はコー
ナ部Cにおける中間シール部6を形成するためのコア9
6を有して形成されている。そして、下型92には、樹
脂インサート2の爪部4が配される位置に、爪部4の外
周を取囲む環状の外周部材97が一体に形成されてい
る。なお、この外周部材97によって、上記した爪部4
の外周を取囲む環状の空間部44が形成される。
すように、下型92の溝部95の両端部に、前記W1と
W2の接続端部をそれぞれ配し、かつ、樹脂インサート
2を、その爪部4が外周部材97により取囲まれた状態
となるように所定位置に配して、その上に第1及び第2
中間型93,94を配し、さらに上型91を配して、不
図示の注入孔より、金型9内にゴムを注入する。
5に示すように、樹脂インサート2の爪部4は、下型9
2の環状の外周部材97によって、その外周が全周にわ
たって取囲まれている。このとき、外周部材97の上縁
が樹脂インサート2の本体及び爪部4の外周に隙間なく
当接しており、これにより、爪部4の内周側42には、
下型92によって、ゴムの注入される空間から隔離され
た空間が形成されている。
の内周側42に、コーナ部Cを形成するゴムが流れ込む
ことを防ぐことができる。特に、本実施形態のように、
爪部4の付け根部43を環状に形成し、その上に爪41
を突出させているため、爪部4の付け根部分には、上記
従来の如く型成形時にゴムが侵入してくる隙間がない。
そのため、仮に下型92の外周部材97と樹脂インサー
ト2の本体との当接部からその内周側にゴムが侵入して
きても、前記環状の付け根部43により、その内周側に
ゴムが流れ込むことがない。よって、本実施形態である
と、コーナ部Cの型成形における爪部4の内周側42へ
のゴムの侵入を確実に防ぐことができるので、型成形後
におけるゴムの取除き作業を排除して、コストダウンを
図ることができる。
型9と一体に形成した場合について説明したが、外周部
材97は、環状の金属製部材や樹脂製部材等、金型9と
別体のもので構成してもよい。その場合、外周部材97
は、樹脂インサート2を金型9内に配する前に樹脂イン
サート2又は金型9に装着され、型成形後に爪部4の外
周から取除けばよい。
の後側のコーナ部に位置するウエザストリップWのコー
ナ部Cについて説明したが、本発明は他のコーナ部に対
しても適用可能である。
に取付けられるウエザストリップWについて説明した
が、本発明は車体の開口縁に取付けられるウエザストリ
ップについても適用可能である。
造方法であると、爪部を構成する複数の爪が環状の付け
根部上に突出形成され、コーナ部の型成形時に外周部材
により該爪部の外周を取囲むため、複数の爪の間隙から
爪部の内周側へのゴムの侵入を確実に防止することがで
き、よって、型成形後におけるゴムの取除き作業を削減
してコストダウンを図ることができる。
トリップのコーナ部における部分斜視図である。
視図である。
であり、図1のA−A断面に相当する断面を示してい
る。
分解斜視図である。
面図である。
示すドアの背面図である。
分斜視図である。
取付状態を示す断面図であり、図7のB−B断面に相当
する断面を示している。
る樹脂インサートの斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の車体開口縁又はドア周縁部に取
付けられるウエザストリップであって、そのコーナ部に
樹脂インサートが埋設され、この樹脂インサートが前記
車体開口縁又は前記ドア周縁部に設けられた突起を保持
する爪部を備える自動車用ウエザストリップを製造する
方法であって、 前記樹脂インサートは、板状のインサート本体と、該イ
ンサート本体の表面に形成されたゴムの侵入する隙間の
ない 環状の付け根部と該付け根部から突出形成された複
数の爪とを有する爪部とからなり、 前記コーナ部の型成形時に、成形型に設けた外周部材に
よって、前記爪部の外周を該外周部材が前記インサート
本体及び前記付け根部外周に隙間なく当接するよう取囲
み、これにより前記爪部の内周側へのゴムの侵入を防ぐ
ことを特徴とする自動車用ウエザストリップの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23780196A JP3261608B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 自動車用ウエザストリップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23780196A JP3261608B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 自動車用ウエザストリップの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081133A JPH1081133A (ja) | 1998-03-31 |
JP3261608B2 true JP3261608B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=17020625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23780196A Expired - Fee Related JP3261608B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 自動車用ウエザストリップの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3261608B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10336169B2 (en) * | 2017-07-31 | 2019-07-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Door weather strip |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101414803B1 (ko) * | 2014-03-06 | 2014-08-06 | 유일고무 주식회사 | 차량용 도어 웨더스트립의 제조 금형 |
JP6434325B2 (ja) * | 2015-01-30 | 2018-12-05 | 西川ゴム工業株式会社 | ウェザストリップ |
KR102302190B1 (ko) * | 2021-04-21 | 2021-09-13 | 박보상 | 웨더 스트립 성형용 금형 장치 |
KR102496568B1 (ko) * | 2021-08-27 | 2023-02-06 | 유일고무 주식회사 | 도어 글라스 런 성형용 금형 장치 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP23780196A patent/JP3261608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10336169B2 (en) * | 2017-07-31 | 2019-07-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Door weather strip |
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JPH1081133A (ja) | 1998-03-31 |
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