JP2910625B2 - フードシール部材の取付け構造 - Google Patents

フードシール部材の取付け構造

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JP2910625B2
JP2910625B2 JP7174496A JP17449695A JP2910625B2 JP 2910625 B2 JP2910625 B2 JP 2910625B2 JP 7174496 A JP7174496 A JP 7174496A JP 17449695 A JP17449695 A JP 17449695A JP 2910625 B2 JP2910625 B2 JP 2910625B2
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秀章 駒井
隆一 上西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のカウルパネルを
覆うカウルルーバに取付けられて、カウルルーバとエン
ジンフードとの間をシールするフードシール部材の取付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のフロントウィンド開口の開口下縁
沿いには、左右のフロントピラー間に架設したカウルパ
ネルが設けられており、カウルパネルはカウルルーバで
覆われている。図3に示すように、カウルパネル1はア
ウタパネル11とインナパネル12とからなり、アウタ
パネル11の前端縁13にはカウルルーバ2の前端縁2
1が重ねられ、その上には基部41および中空状のシー
ル部42とからなるフードシール部材4の基部41が重
ねられ、これらフードシール部材4およびカウルルーバ
2を共にカウルパネル1に所定の間隔でクリップ5によ
り固定されている。カウルパネル1は金属板からなり、
カウルルーバ2は一般に硬質の合成樹脂材からなり、フ
ードシール部材4はゴムまたは軟質の合成樹脂材からな
る。
【0003】ところで、カウルアウタパネル11とカウ
ルインナパネル12とからなるカウルパネル1の車幅方
向の形状はエンジンフードに合わせて、図5に示すよう
に中央の大部分がほぼ水平となり、左右の端部は下降す
る傾斜面となり、左右の端末はほぼ水平となっている。
カウルアウタパネル11はプレス加工で成形され、この
とき同時にクリップ孔の孔あけがなされる。水平部1
A,1Cはプレス方向と孔あけ方向(実線矢印)が同方
向であるが、傾斜部11Bは孔あけ方向(破線矢印)は
プレス方向と異なる。従って、プレス成形後に別工程で
傾斜部1Bの孔あけをしなければならない。
【0004】そこで、傾斜部1Bは比較的短いので、一
般に孔あけおよびフードシール部材4とのクリップ止め
が省略されている。ところがフードシール部材4のカウ
ルアウタパネル11との組付けバラツキ等から、両者は
密着せず、図6に示すように傾斜部1Bにおいてフード
シール部材4が浮き上がることがある。かかる浮き上が
り等が生じるとフードとのシール性が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、フー
ドシール部材をカウルパネルの両端傾斜部でクリップ止
めすることなく、従って、上記傾斜部に孔あけ加工をす
ることなく、フードシール部材を上記傾斜部に密着固定
できるフードシール部材の取付け構造を実現することを
課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1および図
2に示すように、カウルパネル1の水平部1A,1Cで
は従来のようにカウルアウタパネル11にクリップ孔1
4を設けるとともに、カウルルーバ2およびフードシー
ル部材4にも対応位置にクリップ孔24,43を設けて
クリップ5でカウルルーバ2およびフードシール部材4
を共にカウルアウタパネル11に固定する。カウルパネ
ル1の傾斜部1Bでは、カウルルーバ2に上方へ突出し
上端に係止爪252を有する係止部25を一体に形成す
るとともに、フードシール部材4には対応位置に係止孔
44を設ける。そして、上記傾斜部1Bでは上記係止孔
44をカウルルーバの係止部25に係止することでフー
ドシール部材4をカウルルーバ2に沿って密着固定する
(請求項1)。
【0007】カウルルーバ2は、そのカウルパネル1の
傾斜部1Bに対応する傾斜部2Bに上記係止部25を有
する合成樹脂材の一体成形体とする(請求項2)。
【0008】この場合、上記係止部25は傾斜部2Bか
ら突出する突起部251と突起部251の先端から屈曲
して傾斜部2Bの傾斜面に沿って下方へ伸びる係止爪2
52を備えたものとする(請求項3)。
【0009】
【作用】上記傾斜部1Bにおいて、カウルアウタパネル
11はカウルルーバ2およびフードシール部材4とクリ
ップ止めしないのでクリップ孔14の孔あけ加工を必要
としない。カウルルーバ2の係止部25は合成樹脂材を
金型成形するときに同時に成形できるので加工工程が増
えることはない。上記傾斜部2Bではフードシール部材
4は、カウルルーバ2にその係止部25で係止されるか
ら、従来のように浮き上がりが生じることはない。
【0010】
【実施例】図1,図2に示ように、カウルアウタパネル
11とカウルインナパネル12とからなるカウルパネル
1の前端縁13に沿って、カウルパネル1を覆うカウル
ルーバ2の前端縁21と、その上方に配設するフードシ
ール部材4が重ね合わせてクリップ5にて固定してあ
る。カウルパネル1は金属板からなり、カウルルーバ2
は硬質の合成樹脂材からなり、フードシール部材4はゴ
ムまたは軟質の合成樹脂材からなる。カウルルーバ2お
よびフードシール部材4の取付け構造は、カウルパネル
1の幅方向中央の水平部1A、および左右両端末の水平
部1Cにおいては、従来の取付け構造と同様にクリップ
5によりカウルルーバ2の前端縁21にフードシール部
材4が取付けてある。即ち、上記カウルパネル1の水平
部1A,1Cのカウルアウタパネル11の前端縁13に
所定の間隔をおいて複数個のクリップ孔14が設けてあ
り、また、カウルルーバ2の水平部2A,2Cの前端縁
21にも、上記カウルアウタパネル11のクリップ孔1
4に対応する位置にクリップ孔24が形成してある。一
方、フードシール部材4は、基部41と中空状のシール
部42とからなり、基部41の底面に上記カウルパネル
1のクリップ孔14に対応する位置に基部41を貫通す
るクリップ孔43が形成してある。上記クリップ孔43
にはクリップ5を、先端の係止部をカウルルーバ2の前
端縁21側に突出せしめて挿通する。そしてカウルアウ
タパネル11の前端縁13にカウルルーバ2の前端縁2
1を重ね合わせ、更にカウルルーバ2の前端縁21の上
面にフードシール部材4の基部41を重ね合わせるとと
もに、上記クリップ5の係止部を上記クリップ孔14,
24に圧入して、カウルルーバ2の前端縁21とフード
シール部材4を共にカウルパネル1の前端縁13に固定
してある。
【0011】一方、カウルパネル1の左右の両端部は車
幅方向両端に向けて下降する傾斜面となっており、カウ
ルルーバ2の両端部も上記カウルパネル1の傾斜部1B
に対応して車幅方向両端に向けて下降する傾斜部2Bが
形成してある。そして、上記カウルルーバ2の傾斜部2
Bのほぼ中央付近にカウルルーバ2の垂直方向に向かっ
て起立する係止部25が一体成形してある。上記係止部
25は、上記傾斜部2Bから垂直方向に起立する突起部
251と、その先端が上記傾斜部2Bに対して平行で車
幅方向端部に向けて下方へ伸びる係止爪252よりなる
断面ほぼ逆L字形としてある。
【0012】水平部に上記クリップ孔24を設け、傾斜
部2Bに係止部25を設けたカウルルーバ2は金型のキ
ャビィティ内に合成樹脂材を注入することで一体成形さ
れる。この場合、離型時に上記係止部25はアンダーカ
ットとなるため、金型の係止部25の成形個所にはスラ
イド型を用い、これをスライドさせることで係止部25
を離型する。
【0013】また、フードシール部材4の基部41の上
記傾斜部2Bに対応する底面に係止孔44が形成してあ
る。係止孔44は、上記カウルルーバ2の係止部25に
対応する位置で、係止孔44とこれの車両中心側横隣に
設けたクリップ5とのピッチを、カウルルーバ2の前端
縁21の係止部25とこれの車両中心側横隣に設けたク
リップ孔24とのピッチよりも若干狭くしてある。
【0014】そして、中央部がクリップ5でカウルルー
バ2に係止された上記フードシール部材4を車幅方向側
部側に引っ張りながら、上記係止孔44をカウルルーバ
2の係止部25の係止爪252に係止せしめた後、フー
ドシール部材4の端末部をクリップ5でカウルルーバ2
の端末のクリップ孔24に係止せしめてカウルルーバ2
の前端縁21にフードシール部材4を固定する。
【0015】従って、カウルパネル1の傾斜部1Bにお
いて、カウルルーバの傾斜部2Bに設けた係止部25に
フードシール部材4を係止せしめるので、フードシール
部材4に浮き上がり等が生ずることはない。なお、フー
ドシール部材4の係止孔44とこれの車両中心側横隣に
設けたクリップ5とのピッチをカウルルーバ2の前端縁
21の係止部25とこれの車両中心側横隣に設けたクリ
ップ孔24とのピッチよりも若干狭くすることで、フー
ドシール部材4の係止孔44は係止部25の係止爪25
2の逆方向に引き戻されることとなり、係止孔44と係
止部25との係合が確実なものとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、カウルパネルの左右両
側の傾斜部において、カウルルーバおよびフードシール
部材の取付けにクリップを用いないので、カウルパネル
の上記傾斜部にクリップ孔を形成する別工程の加工を必
要としない。また、上記傾斜部において、フードシール
部材を嵌合係止せしめるカウルルーバの係止部はカウル
ルーバを金型成形するときに同時成形できるので加工工
数が増えることはない。従って、構造が簡素で、製造コ
スト面の有利なフードシール部材の取付け構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりフードシール部材が取付けられた
カウルパネルおよびカウルルーバの一方の端部を示す断
面図である。
【図2】本発明のカウルルーバとフードシール部材との
取付け構造の要部分解斜視図である。
【図3】従来のカウルパネルおよびカウルルーバの前端
縁とフードシール部材のクリップ止め部を示す断面図で
ある。
【図4】図3のIV−IV線に沿う位置での断面図である。
【図5】カウルパネルの製造工程におけるプレス加工の
プレス方向を示す略図である。
【図6】従来のカウルルーバにフードシール部材を取付
けた状態における左右両端の傾斜部でのフードシール部
材の浮き上がりを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カウルパネル 11 カウルアウタパネル 14 カウルアウタパネルのクリップ孔 1A,1C カウルパネルの水平部 1B カウルパネルの傾斜部 2 カウルルーバ 24 カウルルーバのクリップ孔 25 係止部 251 突起部 252 係止爪 2B カウルルーバの傾斜部 4 フードシール部材 43 フードシール部材のクリップ孔 44 係止孔 5 クリップ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08 B60R 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のカウルパネルの前端縁の上に重ね
    られたカウルルーバの前端縁に沿って取付けられるフー
    ドシール部材の取付け構造において、車幅方向中央のほ
    ぼ水平な水平部ではカウルルーバおよびカウルパネルの
    前端縁ならびにフードシール部材の対応位置にクリップ
    孔を設けてクリップにてフードシール部材をカウルルー
    バに係止するとともにカウルルーバをカウルパネルに固
    定し、下降傾斜する左右の傾斜部ではカウルルーバの前
    端縁に上方へ突出する係止部を一体に形成するととも
    に、フードシール部材には係止孔を設け、該係止孔を上
    記係止部に係止せしめてなるフードシール部材の取付け
    構造。
  2. 【請求項2】 上記カウルルーバを、上記水平部には上
    記クリップ孔を有し、上記傾斜部には上記係止部を有す
    る合成樹脂の一体成形体で構成した請求項1記載のフー
    ドシール部材の取付け構造。
  3. 【請求項3】 上記係止部は、上記カウルルーバの傾斜
    部から上方へ起立する突起部の先端から屈曲して傾斜部
    の下降傾斜面に沿うように下方へ伸びる係止爪とからな
    る請求項2記載のフードシール部材の取付け構造。
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