JPS646269Y2 - - Google Patents

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JPS646269Y2
JPS646269Y2 JP1984132793U JP13279384U JPS646269Y2 JP S646269 Y2 JPS646269 Y2 JP S646269Y2 JP 1984132793 U JP1984132793 U JP 1984132793U JP 13279384 U JP13279384 U JP 13279384U JP S646269 Y2 JPS646269 Y2 JP S646269Y2
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JP
Japan
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cylindrical
mold
product
cavity
gate
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984132793U
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English (en)
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JPS6147612U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、筒部を有する製品例えば浴用椅子を
射出成形する金型に関する。
(従来の技術) 浴用椅子は、周壁部と、人が座る上面部とを有
している。上面部の中央には丸孔が形成されてお
り、丸孔の周縁部には上面部とほぼ直交する短い
筒部が下方に延びて形成されている。
浴用椅子を射出成形する金型には、従来種々の
構成のものが用いられている。例えば、実公昭59
−13062号公報に見られるようなサイドゲート1
04(パーテイングラインに沿つて配置されたゲ
ート)を備えたものがある。以下、この構成を詳
述する。第4図に示すように、金型は浴用椅子の
形状に対応するキヤビテイ101を有している。
キヤビテイ101は、周壁部成形部(図示しな
い)、上面部成形部102は、筒部成形部103
を有している。筒部成形部103は上面部成形部
102に対して直交する方向に延びている。周壁
部成形部、上面部成形部102、筒部成形部10
3は、同一幅を有し、肉厚の均一な製品を成形す
るようになつている。そして、複数のサイドゲー
ト104が筒部成形部102の内周側に接続され
ている。
他の従来例として第5図に示す構成もある。こ
の例では、上面部成形部102の下面側に、上面
部成形部102とほぼ直交する方向に延びる補助
ランナー105が形成されており、この補助ラン
ナー105にゲート106が接続されている。
(考案が解決しようとしている問題点) 前者の従来例では、浴用椅子の筒部の内周面に
ゲート104が残るとともに、ゲート104近傍
する筒部の内周面にフローマークが現われ、外観
が悪かつた。
後者の従来例では、浴用椅子の上面部の裏側に
補助ランナー105に対応する部位が成形される
ため、射出成形後の冷却の際に、上面部の表側に
くぼみ(いわゆるヒケ)が形成される欠点があつ
た。また、ゲートが長くなるため金型の製作が困
難であるとともに、キヤビテイまでの樹脂通路が
長くなり、射出圧力が低下して充填不良を生じる
欠点もあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、その要旨は、筒部を有する製品を射出成
形する金型において、製品に対応した形状をなす
キヤビテイを有し、このキヤビテイにおける筒部
成形部の端縁部が、補助ランナーを介してゲート
に接続され、補助ランナーの端部は成形物離型用
突き出しピンの端部により形成されていることを
特徴とする射出成形金型にある。
(作用) 本考案の射出成形金型において、溶融樹脂はゲ
ートから補助ランナーを経てキヤビテイの筒部成
形部の端縁部に入り、ここからキヤビテイ全体に
充填される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説
明する。金型は互いに開割、閉合される固定型1
と移動型2を有している。固定型1と移動型2と
が閉合状態にあるとき、浴用椅子の形状に対応す
るキヤビテイ3が形成される。キヤビテイ3は、
周壁部成形部4、上面部成形部5、筒部成形部6
を有している。筒部成形部6は上面部成形部5に
対してほぼ直交する方向に延びている。周壁部成
形部4と上面部成形部5はほぼ同一幅tを有し、
筒部成形部6はこれより広い幅t′を有している。
固定型1にはスプール7が形成されている。ま
た、閉合状態の固定型1と移動型2との間には、
スプルー7に接続されるランナー8が形成されて
いる。これらスプルー7とランナー8はキヤビテ
イ3の筒部成形部6の内側に配置されている。移
動型2にはランナー8に接続される複数のゲート
9が形成されている。ゲート9は補助ランナー1
0を介して筒部成形部6の端縁部に接続されてい
る。補助ランナー10は、筒部成形部6の端縁部
からこの筒部成形部6の延び方向とほぼ同方向に
延びている。補助ランナー10の径は、筒部形成
部6の幅t′と同等が若干小さくなつている。
移動型2には、端部がランナー8に位置する突
き出しピン11と、端部が補助ランナー10に位
置する突き出しピン12が挿通されている。
上記構成の金型において、射出機(図示しな
い)から射出された溶融樹脂は、スプルー7、ラ
ンナー8、ゲート9、補助ランナー10を経てキ
ヤビテイ3の筒部成形部6の端縁部に流入し、こ
こからキヤビテイ3全体に充填される。この際、
ゲート9が比較的短く、しかもキヤビテイ3の筒
部成形部6が他の部位に比べて広い幅t′を有して
おり、補助ランナー10の径も比較的大きくする
ことができるため、射出圧力の低下が小さく、キ
ヤビテイ3への充填不良を防止できる。
溶融樹脂が金型内で冷却固化された後、移動型
2を移動させて固定型1から離し、突き出しピン
11,12を作動させて成形物を移動型2から離
型させる。成形物は離型と同時に製品部20と不
要部21とに分離される。製品部20はキヤビテ
イ3と補助ランナー10に対応した形状を有して
いる。不要部21はスプルー7、ランナー8、ゲ
ート9に対応した形状を有している。なお、突き
出しピン11の突き出しストロークを突き出しピ
ン12より長くし、不要部21が製品部20に載
るのを防止する。
次に、製品部20における補助ランナー10に
対応する部位20aをニツパーで切断することに
より、第3図に示す最終製品としての浴用椅子3
0を得る。浴用椅子30は、周壁部31と、上面
部32と、丸孔を構成する筒部33とを有してい
る。筒部33は他の部位より肉厚となつている。
なお、補助ランナー10に対応する部位20aが
筒部33の端縁部に形成されるため、上記冷却の
際、この部位20aより筒部33や上面部32の
変形をもたらすような不都合を解消できる。
前述したように、ゲート9が筒部成形部6の内
周側に直接接続されないので、浴用椅子30の筒
部33の内周面にゲート跡が形成されず、また、
樹脂が筒部成形部6の端縁部から流入するため、
筒部33の内周面にフローマークが現われない。
また、ニツパーにより切断された補助ランナー1
0の跡は筒部33の端面に位置するから、通常外
部から見えず、外観を損なうことはない。しか
も、この補助ランナー10の跡が通常手の触れな
い位置であるので手を傷めることもない。したが
つて、補助ランナー10の跡をナイフ等で完全に
面一に仕上げる手間が省ける。
本考案は上記実施例に制約されず、種々の態様
が可能である。たとえば、離型の際に、突き出し
ピン12の周囲から圧縮空気を吹き出すようにし
てもよい。これにより、不要部21の切断粉を吹
き飛ばすことができる。また、圧縮空気により不
要部21も吹き飛ばすことができ、突き出しピン
10,12の移動ストロークが同じでも不要部2
1が製品部20に載るのを防止できる。
考案の効果 以上説明したように、本考案の射出成形金型で
は、キヤビテイの筒部成形部の端縁部が補助ラン
ナーを介してゲートに接続されるので、製品の筒
部の周面にゲート跡やフローマークが生じるのを
防止でき、外観の良好な製品が得られる。また、
補助ランナーが筒部成形部の端縁部に接続されて
いるため、冷却の際の製品の変形を防止できる。
さらに、ゲートが比較的短くて済み、金型の製作
が容易であるとともに、射出圧力の低下を小さく
することができ、充填不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をなす金型の要部の
断面図、第2図は成形品を離型する途中の状態を
示す要部断面図、第3図は補助ランナーに対応す
る部位を切断した後の浴用椅子の要部断面図、第
4図は、第5図はそれぞれ異なる従来例を示す要
部断面図である。 1……固定型、2……移動型、3……キヤビテ
イ、4……周壁部成形部、5……上面部成形部、
6……筒部成形部、7……スプルー、8……ラン
ナー、9……ゲート、10……補助ランナー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒部を有する製品を射出成形する金型におい
    て、製品に対応した形状をなすキヤビテイを有
    し、このキヤビテイにおける筒部成形部の端縁部
    が、補助ランナーを介してゲートに接続され、補
    助ランナーの端部は成形物離型用突き出しピンの
    端部により形成されていることを特徴とする射出
    成形金型。
JP13279384U 1984-08-31 1984-08-31 射出成形金型 Granted JPS6147612U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13279384U JPS6147612U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13279384U JPS6147612U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 射出成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6147612U JPS6147612U (ja) 1986-03-31
JPS646269Y2 true JPS646269Y2 (ja) 1989-02-17

Family

ID=30691348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13279384U Granted JPS6147612U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 射出成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6147612U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133029A (en) * 1976-04-30 1977-11-08 Toyoda Gosei Kk Production method of mould and construction of metal pattern

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133029A (en) * 1976-04-30 1977-11-08 Toyoda Gosei Kk Production method of mould and construction of metal pattern

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6147612U (ja) 1986-03-31

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