JP2652254B2 - ステアリングホイールの製造方法 - Google Patents
ステアリングホイールの製造方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/04—Hand wheels
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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- B29L2031/3047—Steering wheels
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- Steering Controls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はステアリングホイールの製造方法、詳しく
は、円周方向に沿う溝の形成されたリング部芯金を有す
るステアリングホイール芯金に合成樹脂製の被覆層を形
成するステアリングホイールの製造方法に関する。
は、円周方向に沿う溝の形成されたリング部芯金を有す
るステアリングホイール芯金に合成樹脂製の被覆層を形
成するステアリングホイールの製造方法に関する。
<従来の技術> 従来、ステアリングホイール芯金の軽量化、ひいては
ステアリングホイールの軽量化を図るため、ステアリン
グホイール芯金の少なくともリング部芯金を逆U字状に
形成したステアリングホイール芯金が知られている(実
開昭62−16559号公報参照)。
ステアリングホイールの軽量化を図るため、ステアリン
グホイール芯金の少なくともリング部芯金を逆U字状に
形成したステアリングホイール芯金が知られている(実
開昭62−16559号公報参照)。
このようなステアリングホイール芯金を用いてステア
リングホイールを製造するにあたっては、第9図に示す
ように、上型101と下型102とからなる上下一対の金型10
0のキヤビテイ54に対して、リング部芯金51の溝52の開
口53側が上側に位置するようにしてステアリングホイー
ル芯金をセットし、金型100の型割面112に形成されてい
るゲート55からウレタン、PP(ポリプロピレン)または
塩化ビニルなどの合成樹脂材料56を注入し、ステアリン
グホイール芯金の外周に被覆層を形成してステアリング
ホイールを製造することが考えられる。
リングホイールを製造するにあたっては、第9図に示す
ように、上型101と下型102とからなる上下一対の金型10
0のキヤビテイ54に対して、リング部芯金51の溝52の開
口53側が上側に位置するようにしてステアリングホイー
ル芯金をセットし、金型100の型割面112に形成されてい
るゲート55からウレタン、PP(ポリプロピレン)または
塩化ビニルなどの合成樹脂材料56を注入し、ステアリン
グホイール芯金の外周に被覆層を形成してステアリング
ホイールを製造することが考えられる。
<発明が解決しようとする課題> しかし、このようなステアリングホイールの製造方法
によると、ハイサイクル、すなわち短時間で合成樹脂材
料56の注入を完了させてステアリングホイールを製造し
ようとする際、ゲート55から注入された合成樹脂材料56
が、リング部芯金51の溝52を形成している2つの側壁5
7、58のうちゲート55と対面する側壁58に突き当たり、
合成樹脂材料56がその自重によって下方に流れ、キャビ
ティ54の底部から充填されてゆき、合成樹脂材料56の液
面が上昇してリング部芯金51の側壁57、58を超えて溝52
内に上方から流れ込む。このとき、多量のエアーを巻き
込みながら合成樹脂材料56が溝52に流れ込むため、出来
上つた被覆層に空洞を有するものが多く、また、溝52内
へ合成樹脂材料56が流れ込む時には、キヤビテイ54の底
部からの充填速度に変化が生じ、成形後の被覆層の外表
面にツヤムラ等の成形不良を生じるものがあり、ハイサ
イクルでのステアリングホイールの製造が困難であると
いう問題が見出された。
によると、ハイサイクル、すなわち短時間で合成樹脂材
料56の注入を完了させてステアリングホイールを製造し
ようとする際、ゲート55から注入された合成樹脂材料56
が、リング部芯金51の溝52を形成している2つの側壁5
7、58のうちゲート55と対面する側壁58に突き当たり、
合成樹脂材料56がその自重によって下方に流れ、キャビ
ティ54の底部から充填されてゆき、合成樹脂材料56の液
面が上昇してリング部芯金51の側壁57、58を超えて溝52
内に上方から流れ込む。このとき、多量のエアーを巻き
込みながら合成樹脂材料56が溝52に流れ込むため、出来
上つた被覆層に空洞を有するものが多く、また、溝52内
へ合成樹脂材料56が流れ込む時には、キヤビテイ54の底
部からの充填速度に変化が生じ、成形後の被覆層の外表
面にツヤムラ等の成形不良を生じるものがあり、ハイサ
イクルでのステアリングホイールの製造が困難であると
いう問題が見出された。
この発明は、上記問題点にかんがみ、ハイサイクルで
製造しても空洞不良等の成形不良の発生頻度が少ないス
テアリングホイールの製造方法を提供することを課題と
する。
製造しても空洞不良等の成形不良の発生頻度が少ないス
テアリングホイールの製造方法を提供することを課題と
する。
<課題を解決するための手段> この課題を解決するため、この発明によるステアリン
グホイールの製造方法は、ボスと、ボスの外周に位置し
て円周方向に沿う溝が形成された環状のリング部芯金
と、該リング部芯金と前記ボスとを連結するスポーク部
芯金とを備えたステアリングホイール芯金の、少なくと
も前記リング部芯金の外周に、合成樹脂製の被覆層を型
成形によつて形成するステアリングホイールの製造方法
において、 (a)型割面にキヤビテイに連通するゲートを備えた上
下一対の金型を型開き状態とする型開き工程、 (b)前記リング部芯金の溝の開口側を上側とし、前記
リング部芯金の溝を形成する少なくとも2つの側壁のう
ち前記ゲートと対面する側壁が背を低くするように切欠
かれた切欠き部を備えた前記リング部芯金を、該切欠き
部を前記ゲートと対向させて、かつ該切欠き部における
側壁の上面が前記型割面より下方に位置し、さらに、該
切欠き部以外の部位における側壁の上面が前記型割面よ
り上方に位置するように、前記キヤビテイ内に前記ステ
アリングホイール芯金をセツトする芯金セツト工程、 (c)前記一対の金型を型閉めして、前記ステアリング
ホイール芯金の周りに前記ゲートから合成樹脂材料を注
入して被覆層を形成する被覆層成形工程、 (d)前記一対の金型を型開きして、金型からステアリ
ングホイールを取り出す取出し工程、 とからなることを特徴とする。
グホイールの製造方法は、ボスと、ボスの外周に位置し
て円周方向に沿う溝が形成された環状のリング部芯金
と、該リング部芯金と前記ボスとを連結するスポーク部
芯金とを備えたステアリングホイール芯金の、少なくと
も前記リング部芯金の外周に、合成樹脂製の被覆層を型
成形によつて形成するステアリングホイールの製造方法
において、 (a)型割面にキヤビテイに連通するゲートを備えた上
下一対の金型を型開き状態とする型開き工程、 (b)前記リング部芯金の溝の開口側を上側とし、前記
リング部芯金の溝を形成する少なくとも2つの側壁のう
ち前記ゲートと対面する側壁が背を低くするように切欠
かれた切欠き部を備えた前記リング部芯金を、該切欠き
部を前記ゲートと対向させて、かつ該切欠き部における
側壁の上面が前記型割面より下方に位置し、さらに、該
切欠き部以外の部位における側壁の上面が前記型割面よ
り上方に位置するように、前記キヤビテイ内に前記ステ
アリングホイール芯金をセツトする芯金セツト工程、 (c)前記一対の金型を型閉めして、前記ステアリング
ホイール芯金の周りに前記ゲートから合成樹脂材料を注
入して被覆層を形成する被覆層成形工程、 (d)前記一対の金型を型開きして、金型からステアリ
ングホイールを取り出す取出し工程、 とからなることを特徴とする。
<実施例> 以下、図面を参照しつつこの発明の実施例を説明す
る。
る。
第1〜6図において、この実施例のステアリングホイ
ール芯金9は、第1図に示すように、ボス19と、ボス19
の外周に位置して円周方向に沿つて断面略逆U字形の溝
2が形成された環状のリング部芯金1と、このリング部
芯金10と前記ボス19とを連結するスポーク部芯金29とを
備えている。また、、前記リング部芯金1は、溝2を形
成する2つの側壁7、8を備え、これら側壁7、8のう
ち、上型10と下型11とからなる一対の金型12の型割面
(PL面)13に設けられているゲート5の位置と対面する
側の側壁8は、第2図に示すようにゲート5と対向する
部位付近が他の部位8bと比べて背が低くなるように切欠
かれた切欠き部8aが形成されている。そしてステアリン
グホイール芯金9を前記一対の金型12のキャビティ4内
にセットするときには、前記切欠き部8aにおける側壁8
の上面が、上型10と下型11とで構成される金型12のPL面
13より下方に位置させてセツトされる。
ール芯金9は、第1図に示すように、ボス19と、ボス19
の外周に位置して円周方向に沿つて断面略逆U字形の溝
2が形成された環状のリング部芯金1と、このリング部
芯金10と前記ボス19とを連結するスポーク部芯金29とを
備えている。また、、前記リング部芯金1は、溝2を形
成する2つの側壁7、8を備え、これら側壁7、8のう
ち、上型10と下型11とからなる一対の金型12の型割面
(PL面)13に設けられているゲート5の位置と対面する
側の側壁8は、第2図に示すようにゲート5と対向する
部位付近が他の部位8bと比べて背が低くなるように切欠
かれた切欠き部8aが形成されている。そしてステアリン
グホイール芯金9を前記一対の金型12のキャビティ4内
にセットするときには、前記切欠き部8aにおける側壁8
の上面が、上型10と下型11とで構成される金型12のPL面
13より下方に位置させてセツトされる。
次に、このように構成されたステアリングホイール芯
金9の外周に被覆層14を形成するステアリングホイール
の製造方法について説明する。
金9の外周に被覆層14を形成するステアリングホイール
の製造方法について説明する。
まず、 (a)型開き工程において、PL面13にキヤビテイ4に連
通したゲート5を備えた上・下一対の金型12を、上型10
と下型11とを離隔させて型開き状態とし、 次いで (b)ステアリングホイール芯金9のセツト工程におい
て、前記リング部芯金1の溝2の開口3側を上側とし、
第3図に示すようにリング部芯金1のゲート対面側側壁
8の切欠き部8aを金型12のゲート5と対向させ、かつこ
の切欠き部8aにおける側壁8の上面がキヤビテイ4内の
PL面13より下方に位置するように下型11にセツトする。
通したゲート5を備えた上・下一対の金型12を、上型10
と下型11とを離隔させて型開き状態とし、 次いで (b)ステアリングホイール芯金9のセツト工程におい
て、前記リング部芯金1の溝2の開口3側を上側とし、
第3図に示すようにリング部芯金1のゲート対面側側壁
8の切欠き部8aを金型12のゲート5と対向させ、かつこ
の切欠き部8aにおける側壁8の上面がキヤビテイ4内の
PL面13より下方に位置するように下型11にセツトする。
そして、 (c)被覆層14成形工程において、上記上型10と下型11
とを型閉めし、ゲート5からウレタン樹脂材料6をRIM
成形し、前記ステアリングホイール芯金9の周りにウレ
タン樹脂製の被覆層14が形成される。
とを型閉めし、ゲート5からウレタン樹脂材料6をRIM
成形し、前記ステアリングホイール芯金9の周りにウレ
タン樹脂製の被覆層14が形成される。
この時、RIM成形される液状のウレタン樹脂材料6
は、上記ゲート対面側側壁8の切欠き部8aにおける上面
がPL面13より下方に位置していることから、ゲート対面
側側壁8にほとんど当たることなくゲート対面側側壁8
を通過して他の側壁7、すなわち、ボス19と対面する側
の側壁7に当たり、その自重で溝2の下部に向って流れ
るとともに、切欠き部8aからあふれ出て、溝2の底部に
沿つて溝2内を円周方向に流れ、また、切欠き部8aから
あふれ出た大部分のウレタン樹脂材料6はキヤビテイ4
の底部から徐々に充填されてゆく。
は、上記ゲート対面側側壁8の切欠き部8aにおける上面
がPL面13より下方に位置していることから、ゲート対面
側側壁8にほとんど当たることなくゲート対面側側壁8
を通過して他の側壁7、すなわち、ボス19と対面する側
の側壁7に当たり、その自重で溝2の下部に向って流れ
るとともに、切欠き部8aからあふれ出て、溝2の底部に
沿つて溝2内を円周方向に流れ、また、切欠き部8aから
あふれ出た大部分のウレタン樹脂材料6はキヤビテイ4
の底部から徐々に充填されてゆく。
そして、第5図に示すようにキャビティ4内が全てウ
レタン樹脂材料6によって充填され、ステアリングホイ
ール芯金9の外周に被覆層14が形成された後、 (d)取出し工程において、上型10と下型11とを型開き
し、金型12から第6図に示すように被覆層14の形成され
たステアリングホイール15を取り出すことができる。
レタン樹脂材料6によって充填され、ステアリングホイ
ール芯金9の外周に被覆層14が形成された後、 (d)取出し工程において、上型10と下型11とを型開き
し、金型12から第6図に示すように被覆層14の形成され
たステアリングホイール15を取り出すことができる。
なお、リング部芯金1は、上記実施例のような断面略
逆U字形のものだけでなく、第7、8図に示すように断
面略山形状のもののような側壁を3つ備えたものであつ
てもよい。この場合、金型12のゲート5に対面するリン
グ部芯金部位においては、ゲート対面側側壁8および中
央側壁16のそれぞれの高さをボス対面側側壁7より低く
した切欠き部16a、8aが設けられている。そして、好ま
しくは、中央側壁16の切欠き部16aをゲート対面側側壁
8の切欠き部8aよりも背を低く形成し、かつ、中央側壁
16の切欠き部16aの円周方向に沿う領域をゲート対面側
側壁8の切欠き部8aのそれよりも大きく設定する。こう
することにより狭い溝2内へ効率的に合成樹脂材料6を
流すことができる。
逆U字形のものだけでなく、第7、8図に示すように断
面略山形状のもののような側壁を3つ備えたものであつ
てもよい。この場合、金型12のゲート5に対面するリン
グ部芯金部位においては、ゲート対面側側壁8および中
央側壁16のそれぞれの高さをボス対面側側壁7より低く
した切欠き部16a、8aが設けられている。そして、好ま
しくは、中央側壁16の切欠き部16aをゲート対面側側壁
8の切欠き部8aよりも背を低く形成し、かつ、中央側壁
16の切欠き部16aの円周方向に沿う領域をゲート対面側
側壁8の切欠き部8aのそれよりも大きく設定する。こう
することにより狭い溝2内へ効率的に合成樹脂材料6を
流すことができる。
<発明の作用・効果> 以上説明したように、この発明は、少なくとも2つの
側壁を有する断面略逆U字形、断面略山形状などのリン
グ部芯金を備えたステアリングホイール芯金の外周に、
合成樹脂製の被覆層を形成するステアリングホイールの
製造方法において、リング部芯金の側壁のうち少なくと
も金型に設けられているゲートと対向する側壁に、その
ゲート対面部位の背の高さが他の部分より低くなるよう
な切欠き部を形成しておき、この切欠き部が金型のゲー
トと対面し、かつ、この切欠き部における側壁の上面が
金型の型割面より下方に位置し、さらに、この切欠き部
以外の部位における側壁の上面が金型の型割面より上方
に位置するように、ステアリングホイール芯金を金型の
キヤビテイ内にセツトし、金型のゲートから合成樹脂材
料をキヤビテイ内に注入して、ステアリングホイール芯
金の少なくともリング部芯金の外周に、被覆層を形成す
るようにした。このため、合成樹脂材料がリング部芯金
の切欠き部を経て、先に溝内に注入され、その後、金型
のキヤビテイ底部から徐々に合成樹脂材料が充填され、
合成樹脂材料がリング部芯金の側壁を越えて溝内に流れ
込もうとしても、溝内にはすでに合成樹脂材料が充填さ
れているため溝内に流れ込まず、エアーの巻き込みが防
止できる。従つて、被覆層の成形時に空洞不良やツヤム
ラ等の成形不良の発生を抑制することができ、ハイサイ
クルでの注入成形が可能となる効果を奏する。
側壁を有する断面略逆U字形、断面略山形状などのリン
グ部芯金を備えたステアリングホイール芯金の外周に、
合成樹脂製の被覆層を形成するステアリングホイールの
製造方法において、リング部芯金の側壁のうち少なくと
も金型に設けられているゲートと対向する側壁に、その
ゲート対面部位の背の高さが他の部分より低くなるよう
な切欠き部を形成しておき、この切欠き部が金型のゲー
トと対面し、かつ、この切欠き部における側壁の上面が
金型の型割面より下方に位置し、さらに、この切欠き部
以外の部位における側壁の上面が金型の型割面より上方
に位置するように、ステアリングホイール芯金を金型の
キヤビテイ内にセツトし、金型のゲートから合成樹脂材
料をキヤビテイ内に注入して、ステアリングホイール芯
金の少なくともリング部芯金の外周に、被覆層を形成す
るようにした。このため、合成樹脂材料がリング部芯金
の切欠き部を経て、先に溝内に注入され、その後、金型
のキヤビテイ底部から徐々に合成樹脂材料が充填され、
合成樹脂材料がリング部芯金の側壁を越えて溝内に流れ
込もうとしても、溝内にはすでに合成樹脂材料が充填さ
れているため溝内に流れ込まず、エアーの巻き込みが防
止できる。従つて、被覆層の成形時に空洞不良やツヤム
ラ等の成形不良の発生を抑制することができ、ハイサイ
クルでの注入成形が可能となる効果を奏する。
第1〜6図はこの発明の一実施例を示し、 第1図はステアリングホイール芯金の底面図、 第2図は同ステアリングホイール芯金の部分拡大斜視
図、 第3図は第2図図示III−III線による部分断面図、 第4図はステアリングホイール芯金の金型へのセット状
態を示す断面図、 第5図は注入成形終了時のキャビティ内の状態を示す断
面図、 第6図は被覆層が形成されたステアリングホイールの底
面図、 第7図は他の実施例におけるリング部芯金の主要部分拡
大斜視図、 第8図は第7図図示VIII−VIII線による部分断面図、 第9図は、従来のステアリングホイール芯金から予想さ
れる製造方法の部分断面図である。 1……リング部芯金、 2……溝、 3……開口、 4……キャビティ、 5……ゲート、 6……合成樹脂材料、 7,8,16……側壁、 8a,16a……切欠き部、 9……ステアリングホイール芯金、 10……上型 11……下型、 12……金型、 13……形割面(PL面)、 14……被覆層、 15……ステアリングホイール、 19……ボス、 29……スポーク部芯金。
図、 第3図は第2図図示III−III線による部分断面図、 第4図はステアリングホイール芯金の金型へのセット状
態を示す断面図、 第5図は注入成形終了時のキャビティ内の状態を示す断
面図、 第6図は被覆層が形成されたステアリングホイールの底
面図、 第7図は他の実施例におけるリング部芯金の主要部分拡
大斜視図、 第8図は第7図図示VIII−VIII線による部分断面図、 第9図は、従来のステアリングホイール芯金から予想さ
れる製造方法の部分断面図である。 1……リング部芯金、 2……溝、 3……開口、 4……キャビティ、 5……ゲート、 6……合成樹脂材料、 7,8,16……側壁、 8a,16a……切欠き部、 9……ステアリングホイール芯金、 10……上型 11……下型、 12……金型、 13……形割面(PL面)、 14……被覆層、 15……ステアリングホイール、 19……ボス、 29……スポーク部芯金。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 我孫子 透 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 坂根 勝信 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安田 洋 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−60719(JP,A) 実開 昭63−23183(JP,U) 実公 昭52−37936(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】ボスと、ボスの外周に位置して円周方向に
沿う溝が形成された環状のリング部芯金と、該リング部
芯金と前記ボスとを連結するスポーク部芯金とを備えた
ステアリングホイール芯金の、少なくとも前記リング部
芯金の外周に、合成樹脂製の被覆層を型成形によって形
成するステアリングホイールの製造方法において、 (a)型割面にキャビテイに連通するゲートを備えた上
下一対の金型を型開き状態とする型開き工程、 (b)前記リング部芯金の溝の開口側を上側とし、前記
リング部芯金の溝を形成する少なくとも2つの側壁のう
ち前記ゲートと対面する側壁が背を低くするように切欠
かれた切欠き部を備えた前記リング部芯金を、該切欠き
部を前記ゲートと対向させて、かつ該切欠き部における
側壁の上面が前記型割面より下方に位置し、さらに、該
切欠き部以外の部位における側壁の上面が前記型割面よ
り上方に位置するように、前記キャビテイ内に前記ステ
アリングホイール芯金をセットする芯金セット工程、 (c)前記一対の金型を型閉めして、前記ステアリング
ホイール芯金の周りに前記ゲートから合成樹脂材料を注
入して被覆層を形成する被覆層形成工程、 (d)前記一対の金型を型開きして、金型からステアリ
ングホイールを取り出す取出し工程、 とからなることを特徴とするステアリングホイールの製
造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004959A JP2652254B2 (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | ステアリングホイールの製造方法 |
KR1019910000145A KR950008993B1 (ko) | 1990-01-13 | 1991-01-08 | 스티어링 휘일의 제조방법 |
EP91100325A EP0439033B1 (en) | 1990-01-13 | 1991-01-11 | Method of manufacturing steering wheel |
ES91100325T ES2073043T3 (es) | 1990-01-13 | 1991-01-11 | Metodo de fabricacion de un volante. |
CA002034029A CA2034029C (en) | 1990-01-13 | 1991-01-11 | Method of manufacturing steering wheel |
DE69108417T DE69108417T2 (de) | 1990-01-13 | 1991-01-11 | Verfahren zum Herstellen eines Lenkrads. |
US07/831,667 US5204043A (en) | 1990-01-13 | 1992-02-06 | Method of manufacturing steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004959A JP2652254B2 (ja) | 1990-01-13 | 1990-01-13 | ステアリングホイールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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