JP2759202B2 - 自動リズム演奏装置 - Google Patents

自動リズム演奏装置

Info

Publication number
JP2759202B2
JP2759202B2 JP61024145A JP2414586A JP2759202B2 JP 2759202 B2 JP2759202 B2 JP 2759202B2 JP 61024145 A JP61024145 A JP 61024145A JP 2414586 A JP2414586 A JP 2414586A JP 2759202 B2 JP2759202 B2 JP 2759202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluctuation
tempo
data
rhythm
random number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61024145A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62183496A (ja
Inventor
純一 南高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KASHIO KEISANKI KK
Original Assignee
KASHIO KEISANKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KASHIO KEISANKI KK filed Critical KASHIO KEISANKI KK
Priority to JP61024145A priority Critical patent/JP2759202B2/ja
Publication of JPS62183496A publication Critical patent/JPS62183496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2759202B2 publication Critical patent/JP2759202B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、自動リズム演奏装置に関するものである。 [従来技術] 従来、電子楽器の自動リズム演奏のテンポは電子的に
コントロールされる正確なものであり、これが理想的な
ものであると考えられていた。すなわち、第3図に示す
ように、テンポ設定つまみに連動する可変抵抗器21に
は、一定電圧Vが印加されており、この可変抵抗器21の
摺動子からの可変可能な分圧電位は、A/D変換器22でデ
ジタルデータに変換されてタイマ23にテンポデータとし
て与えられていく。タイマ23では、与えられるテンポデ
ータに応じたタイムカウントを行い、そのタイムカウン
トごとにパルス信号がアドレスカウンタ24に与えられ
て、リズムパターンメモリ25に対する読出アドレスが一
定のテンポでインクリメントされて、リズムパターンメ
モリ25より順次リズムパターンデータが一定の速度で読
み出されリズム音生成部26に与えられて、リズム音信号
が生成されサウンドシステム27より一定のテンポで放音
出力されていく。上記リズムパターンメモリ25には、複
数のリズムパターンが記憶されており、各パターンの先
頭アドレスはリズムパターン選択部28によってアドレス
カウンタ24にセットされ、この先頭アドレスから上述の
インクリメントが開始される。 [従来技術の問題点] ところで、一般に人間が楽器をリズム演奏する場合、
実際には楽譜に示された音符間のすべての間隔をそのと
おりに正確にリズム演奏してはおらず、リズム演奏のテ
ンポには、ゆらぎがあり、このゆらぎのあるリズム演奏
の方がより音楽性に富んだリズム演奏として感じられ
る。このようなテンポのゆらぎの研究としてな日本音響
学会誌の「リズム並びにテンポのゆらぎの数量化に関す
る研究」(Vol.40 No 4 1984 P228〜P234)がある。 しかしながら、従来の電子楽器における自動リズム演
奏のテンポは、メトロノームに正確に合わせたように一
定であり、したがって、単調で、かつ、自然楽器におけ
るリズムテンポとはほぼ遠いものであった。 [発明の目的] この発明は上述した従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、リズム演奏テンポにゆ
らぎが与えられて、単調さのない、より人間的で、自然
の楽器に近い自動リズム演奏装置を提供しようとするも
のである。 [発明の要点] この発明は上述した目的を達成するために、リズム音
情報記憶手段に記憶されているリズム音情報の演奏テン
ポを基本テンポ値と、この基本テンポ値をゆらがせるた
めの乱数データと、この乱数データにより基本テンポ値
のゆらぎ程度を設定するゆらぎレベルデータとに基づい
て算出されたゆらぎテンポデータを用いて読み出しテン
ポにゆらぎを与えることにより、読み出されるリズム音
情報の演奏テンポにゆらぎを与えるようにしたことを要
点とするものである。 [実施例の構成] 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して詳述す
る。 第1図は自動リズム演奏装置の全体回路を示すもの
で、図中1はリズムパターンメモリであり、このリズム
パターンメモリ1には、ロック、ディスコ等の複数のリ
ズムパターンが記憶されており、各パターンの先頭アド
レスはリズムパターン選択部2によってアドレスカウン
タ3にセットされ、この先頭アドレスから読出アドレス
がインクリメントされていく。このリズムパターンメモ
リ1より読み出されるリズムパターンデータは、リズム
音生成部4に与えられてリズム音信号が生成され、サウ
ンドシステム5より放音出力されていく。 また、テンポ設定つまみに連動するテンポ可変抵抗器
6には、一定電圧Vが印加されており、このテンプ可変
抵抗器6の摺動子からの可変可能な分圧電位は、A/D変
換器7でデジタルデータに変換されてゆらぎ演算回路8
に基本テンポデータaとして与えられていく。一方、テ
ンポのゆらぎの程度を設定するゆらぎ設定つまみに連動
するゆらぎ可変抵抗器9にも、一定電圧Vが印加されて
おり、このゆらぎ可変抵抗器9の摺動子からの可変可能
な分圧電位は、A/D変換器10でデジタルデータに変換さ
れて上記ゆらぎ演算回路8にゆらぎレベルデータbとし
て与えられていく。さらに、乱数発生回路11からは順次
乱数データcが発生され、上記ゆらぎ演算回路8に与え
られていく。 ゆらぎ演算回路8では、上記基本テンポデータa、ゆ
らぎレベルデータb、乱数データcにつき、f=a+b
・c/50の演算が行われ、基本テンポデータaに対し、乱
数データcをゆらぎレベルデータbに応じて大きくした
データを加減して基本テンポデータaにゆらぎが与えら
れる。このゆらぎの与えられたゆらぎテンポデータfは
タイマ12に与えられて、このゆらぎテンポデータfに応
じたタイムカウントを行い、そのタイムカウントごとに
パルス信号が上記アドレスカウンタ3に与えられてリズ
ムパターンメモリ1に対する読出アドレスがゆらぎのあ
るテンポでインクリメントされて、自動リズム演奏のテ
ンポのゆらぎが与えられる。 [実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。 いま、第2図上段に示すように基本テンポデータaが
「150」、ゆらぎレベルデータbが「0」となるよう
に、夫々のつまみを設定し、各拍ごとに第2図上段に示
す乱数データcがゆらぎ演算回路8に与えられたものと
する。この場合は、ゆらぎレベルデータbが「0」であ
るから、f=a+b・c/50=aとなり、第2図上段右側
に示すように、ゆらぎテンポデータfは常に「150」と
なり、テンポのゆらぎは生じないことになる。 これに対し、第2図中段に示すように、ゆらぎレベル
データbのみ「10」に設定して、各拍ごとに第2図中段
に示す乱数データcがゆらぎ演算回路8に与えられる
と、第1拍目の乱数データcは「48」であるから、f=
a+b・c/50=150+10×48/50=159(小数点以下切
捨)となり、第1拍目は基本テンポより少しゆっくりし
たものとなる。以後同様にしてA/D変換器10でゆらぎテ
ンポデータfの演算が行われ、第2図中段右側に示すよ
うに、ゆらぎテンポデータfは基本テンポデータ「15
0」を中心として上下にほぼ「10」ゆらぐことになる。 こうして、テンポにゆらぎをもたせて、自動リズム演
奏をより自然な演奏とすることができる。 さらに、第2図下段に示すように、ゆらぎレベルデー
タbを「20」まで大きくして、各拍ごとに第2図下段に
示す乱数データcがゆらぎ演算回路8に与えられると、
第1拍目の乱数データcは「39」であるから、f=a+
b・c/50=150+20×39/50=165(小数点以下切捨)と
なり、第1拍目は基本テンポより割合いゆっくりしたも
のとなる。以後同様にしてゆらぎ演算回路8でゆらぎテ
ンポデータfの演算が行われ、第2図下段右側に示すよ
うに、ゆらぎテンポデータfは基本テンポデータ「15
0」を中心として上下にほぼ「20」ゆらぐことになる。 こうして、テンポのゆらぎの度合を任意に設定するこ
とができる。 本実施例では、ゆらぎ可変抵抗器9によって、テンポ
のゆらぎの程度を変化させることができるので、ゆらぎ
の程度を大きくしたり又は小さくしたりして、自動リズ
ム演奏を大きく変化させることができる。 [発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、リズム音情報
記憶手段からリズム音情報を読み出す際に、読出手段に
対して基本テンポ値と、この基本テンポ値をゆらがせる
ための乱数データと、この乱数データによる基本テンポ
値のゆらぎ程度を設定するゆらぎレベルデータとに基づ
いて算出されたゆらぎテンポデータを用いてリズム音情
報を読み出すので、読み出されるリズム音情報の演奏テ
ンポをメリハリのあるきめ細かなゆらぎを与えることが
でき、単調さのない、より人間的で自然の楽器の近い自
動リズム演奏装置が得ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は自動リズム演奏装置の全体回路図、第2図はテ
ンポにゆらぎをもたせた例を示す図、第3図は従来例の
全体回路図である。 1……リズムパターンメモリ、3……アドレスカウン
タ、4……リズム音生成部、5……サウンドシステム、
6……テンポ可変抵抗器、8……ゆらぎ演算回路、11…
…乱数発生回路、12……タイマ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.リズム音情報を記憶するリズム音情報記憶手段と、 前記リズム音情報記憶手段に記憶された前記リズム音情
    報を順次読み出す読出手段と、 前記読出手段に対してゆらぎテンポデータを与えて、こ
    のゆらぎテンポデータに応答してリズム音情報の読み出
    しをさせるゆらぎテンポデータ生成手段を有し、 前記ゆらぎテンポデータ生成手段は、 前記リズム音の基本テンポ値を設定するテンポ設定手段
    と、 前記基本テンポ値をゆらがせるための乱数データを発生
    する乱数発生手段と、 前記乱数発生手段からの乱数データによる基本テンポ値
    のゆらぎ程度を設定するゆらぎレベルデータを出力する
    ゆらぎレベルデータ設定手段と、 前記基本テンポ値、前記乱数及び前記ゆらぎレベルデー
    タに基づいてゆらぎテンポデータを算出する演算手段
    と、 を具備することを特徴とする自動リズム演奏装置。
JP61024145A 1986-02-07 1986-02-07 自動リズム演奏装置 Expired - Lifetime JP2759202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61024145A JP2759202B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 自動リズム演奏装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61024145A JP2759202B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 自動リズム演奏装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62183496A JPS62183496A (ja) 1987-08-11
JP2759202B2 true JP2759202B2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=12130161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61024145A Expired - Lifetime JP2759202B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 自動リズム演奏装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2759202B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3552264B2 (ja) * 1994-03-04 2004-08-11 ヤマハ株式会社 自動演奏装置
JP2773638B2 (ja) * 1994-03-11 1998-07-09 ヤマハ株式会社 自動演奏装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846392A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 ヤマハ株式会社 自動演奏装置
JPS6037599A (ja) * 1983-08-10 1985-02-26 日本コロムビア株式会社 自動演奏装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62183496A (ja) 1987-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2759202B2 (ja) 自動リズム演奏装置
US3974729A (en) Automatic rhythm playing apparatus
JPS62183495A (ja) 自動演奏装置
JP2018072443A (ja) ハーモニー情報生成装置、ハーモニー情報生成プログラムおよびハーモニー情報生成方法
JPH0125994Y2 (ja)
JPS5812222Y2 (ja) ジドウリズムエンソウソウチ
JP2518356B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2518056B2 (ja) 楽音デ―タ処理装置
JP2626146B2 (ja) テンポコントローラ
JP2661211B2 (ja) 音信号発生装置,音信号発生方法及びこれを含む楽音発生装置
JP2523778B2 (ja) 自動演奏装置
JPH06161440A (ja) 自動演奏装置
JPH0535268A (ja) 自動演奏装置
JP2537856B2 (ja) 自動演奏装置
JP2643581B2 (ja) 発音時間の実時間制御用コントローラ
JP2940043B2 (ja) 電子楽器
JPS636795Y2 (ja)
JPH0437440B2 (ja)
JPS6138478B2 (ja)
JPH0434756B2 (ja)
JPS59197096A (ja) 電子楽器
JPS5882298A (ja) 電子楽器用エンベロ−プ制御回路
JPS6339079B2 (ja)
JP2723515B2 (ja) 自動演奏装置
JPS58125094A (ja) リズム・ジエネレ−タ