JPS6138478B2 - - Google Patents

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JPS6138478B2
JPS6138478B2 JP53074656A JP7465678A JPS6138478B2 JP S6138478 B2 JPS6138478 B2 JP S6138478B2 JP 53074656 A JP53074656 A JP 53074656A JP 7465678 A JP7465678 A JP 7465678A JP S6138478 B2 JPS6138478 B2 JP S6138478B2
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JP
Japan
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counting
cycle
octave
scale
counter
Prior art date
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JP53074656A
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English (en)
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JPS552247A (en
Inventor
Toshio Kashio
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPS552247A publication Critical patent/JPS552247A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、各音程間で良好なビート効果の得ら
れるようにしたデイジタル制御による電子楽器に
於ける音階制御装置に関する。 現在一般に使用されている平均率音階は、A4
=440(Hz)を基準とし、各音階はこの基準周波
数の12√2の等比級数で表わされものであるが、
ピアノ等に於ける自然楽器での各音階は必ずしも
この等比級数に一致せず、その調率は一般に高音
で高く、低音で低い調率特性曲線によつて決めら
れている。これは、音に対する人間の感覚によれ
ば、オクターブは正確に1:2の比率ではなく、
高音或いは低音への移行に従い微妙に変化してい
る為であり、前記平均率に合わせた音程のままで
は高音域ではぶら下つた感じが、また低音域では
上ずつた感じがし、快い音にはならないのであ
る。そして、快い感覚の音は、実際の自然楽器に
存在する倍音の非調和性及びこの非調性に基づく
ビート音の発生に基因するもので、従つて、“つ
やのある”或いは“自然な感じのする”音には少
なくとも各音程間での快いビート効果が重要な要
素となつてくるのである。 一方、デイジタル方式による従来の電子楽器は
例えば第1図に示す如く構成されている。即ち、
演奏キーボード(図示せず)上の所定の演奏キー
の押圧操作に基づく対応するキーコードはチヤン
ネルA、B、……、Nのうちのいずれかの空チヤ
ンネルに入力され、キーコードのバツフアメモリ
1a、1b、1cに記憶される。尚、各チヤンネ
ルA、B、、……、Nは全く同様な構成であり、
以下ではチヤンネルAについてのみ説明する。し
かして、バツフアメモリ1aに記憶されたキーコ
ードは音階指定コード及びオクターブ指定コード
に分割され夫々音階クロツクセレクタ2及びオク
ターブセレクタ3に印加される。音階クロツクセ
レクタ2は所定周波数の原クロツクを発生する原
クロツク発生器4の出力により12√2の等比級数
で表わされる最高オクターブの12音に対応する各
周波数を出力する音階カウンタ5の出力を上記音
階指定コードに基づいて選択的に取り出し、1/2
分周回路6a、6b、6cが直列接続されたオク
ターブ分周回路6に入力する。オクターブセレク
タ3は、この分周回路6の6a、6b、6cのい
ずれかの出力を上記オクターブ指定コードに基づ
いて選択するもので、ここからの出力は1サイク
ルカウンタ7にカウンタクロツクとして送出する
のである。この1サイクルカウンタは、1サイク
ルの楽音波形をデイジタル的に記憶しているメモ
リ(後述)のアドレス信号となるもので、結局、
オクターブ、音階に応じて楽音波形の1サイクル
の読み出し周期が異なることになる。しかして、
1サイクルカウンタ7の出力は複数の楽音波形を
記憶しているメモリ及びフイルタ等種々の楽音制
御を行う回路を含む楽音コントロール部8に入力
され、1サイクルカウンタ7によつて示されたア
ドレス信号に従つて楽音波形が適宜の処理をされ
て音響発生部9に印加され、ここから発音される
のである。 ところで、上記した種の分周音源方式では、第
2図に示した如く例えばオクターブ関係にある2
音S1、S2の周期は正確に2:1になつてしまうも
のである。即ち、第2図に於いて、周期O1とO2
は完全に一致(△印)するようになつてしまい、
この為ビート効果は全く得られず、“つやのな
い”、“自然性に欠ける”、“電気くさい”音となつ
てしまうものであつた。また、このような現象
は、音階カウンタ5によつて作成される完全5度
の関係にある音についても言えるものであり、そ
の周波数比が正確に2:3になつてしまうことに
より上記したビート効果は得られないものであつ
た。 このように、従来の電子楽器に於いては、オク
ターブ内の各音階間の周波数比が電子的な音階カ
ウンタを用いて作成される為一義的に定まつてし
まい、また、オクターブは1/2分周によることか
ら快いビート効果をもつた“つやのある”或いは
“自然な感じのする”音を得ることは極めて困難
であつた。 本発明は以上の実情に鑑みて成されたもので、
楽音波形の1サイクルを複数ステツプで計数する
1サイクル計数手段の計数状態を正規の音高クロ
ツクよりもオクターブ毎に、異なる所定タイミン
グで増若しく減するデイジタル制御によつて、オ
クターブ間或いは各オクターブ内の音階周期を比
例関係からわずかに偏倚したものとしビート効果
を得る電子楽器に於ける音階制御装置を提供する
ものである。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述
する。第3図に於いて、演奏キーボード10上の
各演奏キーを曲に基づいて押圧操作することによ
り、操作キーの分配入力制御回路11によつて制
御され、対応するキーコードがチヤンネルX1
X2、X3、………、Xoのうちのいずれかの空チヤ
ンネルに入力され、キーコードのバツフアメモリ
12a、12b、12c、……、12nに記憶さ
れる。各チヤンネルX1、X2、X3、………、Xo
全て同様な構成になつており、バツフアメモリ1
2a、12b、12c、……、12nのうちの記
憶されたキーコードに従つて同時的にパラレル処
理されるようになるもので以下ではチヤンネル
X1についての回路構成で説明する。バツフアメ
モリ12aに記憶されたキーコードは音階指定コ
ード及びオクターブ指定コードからなり、音高ク
ロツク作成部13に供給される。この音高クロツ
ク作成部13はバツフアメモリ12aに記憶され
たキーコードに対応するオクターブ内の音階に従
う周波数の音高クロツクが補正回路14を通過し
て1サイクルカウンタ15に送出される。1サイ
クルカウンタ15は楽音波形をデイジタル制御で
発生させる為に波形の1サイクルを複数ステツプ
で計数する複数ビツト、例えば7ビツトで128進
のバイナリカウンタで構成され、その計数値は逐
次音高クロツク作成部13に供給され、音高クロ
ツク制御が行われる。従つて、音高クロツク作成
部13中での原クロツク発生器(図示せず)から
出力される原クロツクφをそのまま計数して1
サイクルカウンタ15が128φで1循する場合
を今、最高オクターブの最高音階C7とし、これ
を基準として考えると、1オクターブ内の各音階
B6〜C3#は次頁に示す第1表から解る様に12√2
の関係で周波数が低くなるように設定される。こ
の第1表に示した値は、1サイクルカウンタ15
の128進の計数時間が原クロツクφの136φ
144φ、……、242φに相当することを意味し
ており、従つて、原クロツクφの連続計数を1
サイクルカウント中に第1表に示した値となるよ
うに計数停止(第1表のクロツク数差
【表】 に相当してクロツクを抜く)させることによつて
行われる。即ち、第1表での数値が大きい程周期
は長く低い音となる。しかして、オクターブが低
くなる程、この値は倍の関係の値となるように制
御されるもので、この音高クロツク作成部13で
はオクターブ、音階に応じて原クロツクφによ
る1サイクルカウンタ15の計数歩進の停止制御
所謂、クロツク抜きが行われるように例えばマト
リツクス回路構成にて、その原クロツクφの停
止タイミングが指定されるようになつている。而
して、1サイクルカウンタ15による各計数値は
楽音コントロール部16に供給され、楽音波形の
1サイクルのアドレス信号となり、例えばあらか
じめ設定記憶されている楽音波形のステツプ読み
出し信号となつたり、楽音波形をステツプに応答
して逐次形成する為に用いられるのである。そし
て、この楽音コントロール部16は更にフイルタ
等の音色制御等の楽音制御を行い音響発生部17
を介して楽音発音させるのである。 しかして、バツフアメモリ12aに記憶された
オクターブの音階は、平均音階率に従つて第1表
に基づいて決められている音高クロツク作成部1
3からの対応する音高クロツクによつて1サイク
ルカウンタ15を計数歩進させることになるもの
であるが、チヤンネルX1、……、Xoの中の複数
に、異なるオクターブの同一音階のキーコードが
記憶されていると、音階周期が一致してしまい従
来例で説明した如くビート効果は得られない。ま
た、同一オクターブ内の完全5度にある音階間
(第1表のC7とF6)に於いても同様となつてしま
う。 そこで、1サイクルカウンタ15の上位に1サ
イクルカウンタ15の1サイクル毎に計数歩進さ
れる2ビツトのバイナリカウンタからなる上位ビ
ツトカウンタ18を設けてなる。上位ビツトカウ
ンタ18の各ビツト出力はオクターブ毎に異なる
所定値を検出する検出回路19に供給され、また
この検出回路19にはバツフアメモリ12aに記
憶されたキーコードのうちのオクターブ指定コー
ドが入力されている。即ち、1サイクルカウンタ
15に更に上位ビツトカウンタ18を付加するこ
とにより最大1024進の計数動作を行うカウンタが
構成されてなる。検出回路19ではオクターブ毎
に、最高オクターブO1では上位ビツトカウンタ
18の「11」計数状態での「1024」計数値を、オ
クターブO2では上位ビツトカウンタ18の
「01」計数状態での「512」計数値を、オクターブ
O3では上位ビツトカウンタ18の「10」計数状
態での「256」計数値を、最低オクターブO4で上
位ビツトカウンタ18の「00」計数状態での
「128」計数値をオクターブ毎の所定値として検出
するものである。即ち、オクターブO1では1024
計数中で1回、オクターブO2では1024計数中で
2回、オクターブO3では1024計数中に3回、オ
クターブO4では1024計数中に4回検出出力を発
生することになる。しかして、この検出回路19
の検出出力は1サイクルカウンタ15の特定値例
えば「0」計数時に同期してアンド回路からなる
タイミング発生回路20より取り出され、オア加
算回路からなる補正回路14を介して1サイクル
カウンタ15に直ちに+1歩進信号を供給する。
従つて、音高クロツク作成部13で決められた正
規の音高クロツクに対して余分に+1される為1
サイクルカウンタ15の1循時間即ち周期が微か
に短かくなるようにされる。 即ち、第2表、第3表、第4表、第5表は各オ
クターブO1〜O4による各音階の音階周期を決め
る正規のクロツク数比と補正後の音階周期を決め
るクロツク数比を示したものであり、これによれ
ば、オクターブ間或いは同一オクターブ内の音階
周期の節は一致することがなくビート効果を得る
ことが出来るのである。
【表】
【表】
【表】
【表】 また、第2表〜第5表で(−)符号を付してあ
るのは1サイクルカウンタ15に対しての補正を
+1でなく逆に次の音高クロツクを1つ休止させ
て周期を微かに長くなるようにしてもよいことを
意味しているものである。 尚、上記実施例ではチヤンネルX1、……、Xo
を並列的に設けたが、これは1つのチヤンネルの
みの構成とし、複数のキーコードを記憶するバツ
フアメモリの複数を順次ダイナミツクにスキヤン
ニングするようにしたものでもよく、また音高ク
ロツク作成部13も各種考えられるものであり実
施例に限定されるものではない。更に、1サイク
ルカウンタ15のサイクル計数値及び上位ビツト
数も実施例に限定されないし、楽音コントロール
部16の構成等も全く実施例に限定されるもので
はなく、要は本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能なことは勿論である。 以上詳述した如く本発明によれば、楽音の1サ
イクルを複数ステツプで計数する1サイクル計数
手段と、それに連なる上位ビツトの計数を行う上
位ビツト計数手段とを設け、発生すべき楽音のオ
クターブに応じて上位ビツト計数手段から異なる
計数値が出力するタイミングにて上記1サイクル
計数手段の計数態様を変更して、発生すべき楽音
の周波数をオクターブ毎に変化するようにしたこ
とにより、簡単な制御回路によつてビート効果を
もたらすことが可能であり、しかも位相のずれに
よつて同音階名の楽音の打ち消し合いが生じるの
を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子楽器に於ける音高クロツク
の作成回路、第2図は第1図の説明に用いられる
波形周期の説明図、第3図は本発明の構成図であ
る。 X1,X2,……,Xo……チヤンネル、12a,
12b,12c,……12n……バツフアメモ
リ、13……音高クロツク作成部、14……補正
回路、15……1サイクルカウンタ、18……上
位ビツトカウンタ、19……検出回路、20……
タイミング発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽音の1サイクルを複数ステツプで計数する
    1サイクル計数手段と、この1サイクル計数手段
    の計数速度を各音階に応じて制御する音階制御手
    段とを有する電子楽器に於て、 上記1サイクル計数手段に連なる上位ビツトの
    計数を行う上位ビツト計数手段と、 上記上位ビツト計数手段から発生すべき楽音の
    オクターブに応じて選択された計数値が出力する
    タイミングにて上記1サイクル計数手段の計数態
    様を変更して、発生すべき楽音の周波数をオクタ
    ーブ毎に正規の値からわずかずつ異ならせてビー
    ト効果を得るようにした制御手段と を具備したことを特徴とする電子楽器に於ける
    音階制御装置。
JP7465678A 1978-06-20 1978-06-20 Music scale controller for electronic instrument Granted JPS552247A (en)

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JP7465678A JPS552247A (en) 1978-06-20 1978-06-20 Music scale controller for electronic instrument

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Publication Number Publication Date
JPS552247A JPS552247A (en) 1980-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114098A (ja) * 1981-12-28 1983-07-07 ヤマハ株式会社 電子楽器
US4467691A (en) * 1983-05-27 1984-08-28 Kawai Musical Instrument Mfg. Co., Ltd. Selectable ensemble effect in an electronic musical instrument

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JPS552247A (en) 1980-01-09

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