JP2626146B2 - テンポコントローラ - Google Patents

テンポコントローラ

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JP2626146B2
JP2626146B2 JP2083707A JP8370790A JP2626146B2 JP 2626146 B2 JP2626146 B2 JP 2626146B2 JP 2083707 A JP2083707 A JP 2083707A JP 8370790 A JP8370790 A JP 8370790A JP 2626146 B2 JP2626146 B2 JP 2626146B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電子楽器に用いて好適なテンポコントロー
ラに関する。
「従来の技術」 電子楽器は、自動演奏の基準となるテンポ信号の発生
を調整するつまみ等から成るテンポコントローラを具備
する。このテンポ信号は所定周期(以下、テンポ周期と
いう)のパルス信号であり、電子楽器から発生される楽
音の符長および休符の時間の長さはテンポ周期の整数倍
として表現される。したがって、テンポ周期を変更する
ことによって演奏速度を変更することができる。実際、
多くの電子楽器においては、このテンポ周期を調節する
ための操作子(テンポボリューム)が設けられている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、本発明者の観察によれば、実際の演奏者に
よる演奏速度は必ずしも譜面通りにならず、演奏者によ
って種々の癖があることが判明した。例えば、音高が高
い場合に演奏速度が速くなったり、あるいは発生音楽色
のベロシティが高い場合に演奏速度が速くなるという現
象が見受けられる。そして、このような演奏者の癖を再
現することにより、個性的かつ表情豊かな電子楽器の演
奏を行うことが可能となる。
しかし、このような電子楽器の演奏を従来の電子楽器
において行うには、楽曲の進行とともにテンポボリュー
ムを操作する必要があるから、きわめて繁雑かつ不便で
あり、実現性に乏しかった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、
楽曲の進行につれて演奏速度を自動的に変更することが
できるテンポコントローラを提供することを目的として
いる。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記課題を解決するため、楽曲の演奏データ
を記憶する記憶手段と、該記憶手段から所定のテンポで
演奏データを読出す読出し手段と、前記演奏データのパ
ラメータの中から楽音制御用の所定のパラメータを指定
するパラメータ指定手段と、該パラメータ指定手段で指
定されたパラメータを演奏データから抽出する抽出手段
と、該パラメータ抽出手段を介して抽出されたパラメー
タの値に応じて前記テンポを設定するテンポ制御手段と
を具備することを特徴としている。
「作用」 まず、読出し手段によって、演奏データが所定のテン
ポで記憶手段から読出される。この演奏データのパラメ
ータのうちパラメータ指定手段に指定されたパラメータ
がパラメータ抽出手段によって抽出され、テンポ制御手
段に供給される。そして、テンポ制御手段は、パラメー
タの値に応じて読出し手段のテンポを設定する。これに
より、楽曲の進行に伴って、前記パラメータの値の変化
に対応して読出し手段のテンポが変化する。
「実施例」 次に、本発明の一実施例を第1図を参照し説明する。
図において1はCPU(中央処理装置)であり、予め設
定された制御プログラムにより、各部を制御するように
構成されている。2はRAM(読出し/書込み記憶装置)
であり、自動演奏のための演奏情報を記憶する。この演
奏情報は、ピッチ(音高)、符長、ベロシティ等のパラ
メータを有している。そして、CPU1からの指令に基づい
てRAM2から演奏情報が読出されると、この演奏情報がバ
ス9を介して楽音発生回路6に供給される。楽音発生回
路6においては、この演奏情報に基づいて楽音信号が生
成される。そして、生成された楽音信号は、サウンドシ
ステム5に供給され、発音される。なお、演奏情報は、
MIDI信号として外部から入力回路8を介して供給しても
よい。
一方、パラメータ指定回路3においては、パラメータ
選択スイッチ(図示せず)が設けられ、楽音信号のラメ
ータのうち何れかが指定される。パラメータ抽出回路4
は、バス9を介して供給された楽音信号の中からパラメ
ータ指定回路3で指定されたテンポ制御用のパラメータ
を抽出してテンポ部7に供給する。テンポ制御部7で
は、このパラメータに基づいてテンポ周期Tが算出され
る。算出されたテンポ周期TはCPU1に送出され、そのテ
ンポに従った時間間隔でRAM2から演奏情報が読出され、
発生楽音のテンポあ制御されることとなる。
次に、本実施例の動作を第3図を参照し説明する。
図において処理が開始されると、まずステップSP1に
おいて、パラメータ指定回路3で指定された楽音信号の
パラメータが、バス9を介してパラメータ抽出回路4に
抽出される。次に、抽出されたパラメータに基づいて、
テンポ制御部7において、テンポ周期Tが算出される
(ステップSP2)。このテンポ周期Tの算出は種々の方
法によって可能であるが、ステップSP1で抽出されたパ
ラメータが「ピッチ」であれば、例えば下式(1)によ
って計算することができる。
T=120+(P−60)×k[msec] ……式(1) 式(1)においてPは楽音のピッチであり、音高の低
い順に「1」〜「120」の自然数となる変数である。ま
た、kは影響度を示す定数であり、「0」〜「5」程度
に設定すると好適である。式(1)によれば、ピッチP
が「60」であるとき(すなわち、中程度の音高であると
き)にはテンポ周期Tが120msecに設定されることが判
る。また、ピッチPが大となるにつれて(音高が高くな
るにつれて)テンポ周期Tが長くなり、その変化の度合
いは定数kを適宜設定することにより設定できることも
判る。
次に、処理がステップSP3に進むと、式(1)によっ
て算出されたテンポ周期TはCPU1に出力される。そし
て、CPU1は、テンポ制御部7において指定された時間間
隔に従ってRAM2から演奏データを読出すことにより、楽
曲のテンポ周期Tを、所定のパラメータの変化に応じて
変化させることができる。したがって、楽音発生回路6
から出力される楽音信号は、ピッチが大となるにつれて
演奏速度が遅くなることが判る。以降、上記と同様に、
ステップSP1〜3が繰り返し実行される。
なお、本実施例においては、演奏データをRAM2から、
あるいは外部からMIDI信号として得たが、鍵盤、パネル
スイッチ等から直接演奏データを入力してもよいことは
勿論である。また、パラメータ指定回路3で指定される
パラメータはピッチ以外にも種々のものが可能であり、
パラメータ抽出回路4で実行される演算も式(1)で示
すものに限定されず、使用者が任意に設定することがで
きるようにしてもよい。したがって、本実施例は、例え
ば下記のような種々の変形が可能である。
パラメータ指定回路3において「音の数」を選択し、
所定区間(例えば1小節)内の音の数に比例して演奏速
度を上げるようにパラメータ抽出回路4を設定(例え
ば、音の数が「4」の場合の演奏速度を、音の数が
「1」の場合の演奏速度の2倍になるように設定する)
すると、個性的な演奏が可能である。
パラメータ指定回路3において「ブレスコントロール
(吹込み量)」を選択し、楽音信号発数回路6をスネア
のみの4ビートのリズムマシーンとすると、管楽器等の
息を吹き込むタイミングでリズムを変化させることがで
きる。その一例を第2図に示す。第2図においては、下
向きの矢印で示すタイミングでリズム音が発音される。
パラメータ指定回路3において「アフタタッチ」を選
択し、アフタタッチが大となるほど演奏速度を下げるよ
うにパラメータ抽出回路4を設定すると、ピアノ等の鍵
盤が強く押されたタイミングで演奏速度が下がり、リタ
ルダンドやフェルマータを実現することができる。
「発明の効果」 以上説明した通り本発明のテンポコントローラによれ
ば、パラメータ抽出手段から抽出されたパラメータの値
に応じて、テンポ制御手段が楽曲の読出しテンポを設定
するから、楽曲の進行につれて演奏速度を自動的に変更
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は一実
施例の変形例の動作説明図、第3図は一実施例の動作を
示すフローチャートである。 1……中央処理装置(読出し手段)、2……読出し/書
込み記憶装置(記憶手段)、3……パラメータ指定手段
(パラメータ指定回路)、4……パラメータ抽出回路
(パラメータ抽出手段)、周期情報発生手段)、7……
テンポ制御部(テンポ制御手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽曲の演奏データを記憶する記憶手段と、 該記憶手段から所定のテンポで演奏データを読出す読出
    し手段と、 前記演奏データのパラメータの中から楽音制御用の所定
    のパラメータを指定するパラメータ指定手段と、 該パラメータ指定手段で指定されたパラメータを演奏デ
    ータから抽出する抽出手段と、 該パラメータ抽出手段を介して抽出されたパラメータの
    値に応じて前記テンポを設定するテンポ制御手段と、 を具備することを特徴とするテンポコントローラ。
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