JP3398554B2 - 自動アルペジオ演奏装置 - Google Patents

自動アルペジオ演奏装置

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JP3398554B2 JP32111396A JP32111396A JP3398554B2 JP 3398554 B2 JP3398554 B2 JP 3398554B2 JP 32111396 A JP32111396 A JP 32111396A JP 32111396 A JP32111396 A JP 32111396A JP 3398554 B2 JP3398554 B2 JP 3398554B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/26Selecting circuits for automatically producing a series of tones
    • G10H1/28Selecting circuits for automatically producing a series of tones to produce arpeggios

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押鍵によって自動
的にアルペジオを演奏する自動アルペジオ演奏装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ピアノ、電子キーボード、シ
ンセサイザ等の電子楽器では、鍵盤部の鍵操作により演
奏を行うことができるようになされている。そして、こ
の演奏の際に電子楽器が発音する楽音の音色、音量、効
果などは、設定されている楽音パラメータ情報に応じて
その制御がなされるように構成されている。
【0003】すなわち、鍵盤部の鍵を演奏者が操作する
と、その操作状態を表す鍵情報や、操作パネル部の各操
作子により設定されている音色、音量、効果などの楽音
パラメータ情報に基づいて、波形データメモリの中から
対応する楽音波形データが読み出される。そして、この
読み出された楽音波形データが加工されて所望とする楽
音が生成されるようになされている。
【0004】このような電子楽器の中には、鍵盤の押鍵
によって自動的にアルペジオを演奏する自動アルペジオ
演奏装置(アルペジエーター)を備えたものがある。ア
ルペジオとは、コードの構成音が分散して配置される型
の分散和音およびその奏法のことを言う。例えば、鍵盤
でドミソと同時に押さえた場合、アルペジエーターは、
鍵盤が押さえられている間ドミソドミソ・・・と1音ず
つ順に発音するように演奏を制御する。
【0005】通常、アルペジエーターが持つ演奏パター
ンには、アップ(ドミソドミソ・・・の順)、ダウン
(ソミドソミド・・・の順)、ランダムなどがあり、音
域、スピードなどもコントロールできるようになってい
る。アルペジオのパターンデータはあらかじめプリセッ
トデータとして用意され、押鍵に応じて上記プリセット
データを読み出して楽音発生回路に供給することによ
り、アルペジオ演奏を制御するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動アルペジオ演奏装置では、一度に1音しか発音
しない基本的なモノフォニックのアルペジオ演奏を行う
ことができるのみであった。そのため、通常のアルペジ
オ演奏では和音の構成音を2音ずつ同時に発音する場合
があるのに、従来の自動アルペジオ演奏装置では、その
ような演奏は行うことができなかった。また、押鍵中の
鍵盤の音を全て同時に発音することもできなかった。
【0007】さらに、音の切り換えがノートOn/Of
fによって行われるので、1つの音高の中で音色が変化
するような楽音を得ようとすると、ノートOn/Off
の刻みによって音が途切れて聞こえてしまうという不都
合もあった。また、従来の自動アルペジオ演奏装置で
は、プリセットデータとして用意されているパターンデ
ータを編集することができず、ユーザが好むアルペジオ
パターンを作ることはできなかった。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みて成された
ものであり、基本的なモノフォニックのアルペジオ演奏
に加えて、和音の構成音の2音以上を同時に発音するポ
リフォニックのアルペジオ演奏、押鍵中の鍵盤の音を全
て同時に発音するアルペジオ演奏、1つの音高の中で音
色をスムーズに変化させることを可能にするアルペジオ
演奏など、様々なモードでアルペジオ演奏を行えるよう
にして演奏表現の幅を広げられるようにすることを目的
とする。
【0009】また、本発明は、演奏表現の幅を更に広げ
るべく、ユーザが好むアルペジオパターンを任意に作る
ことができるようにすることも目的とする。その際、上
記種々の演奏モードのアルペジオパターンのエディット
処理を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動アルペジオ
演奏装置は、鍵盤の押鍵によって自動的にアルペジオを
演奏する自動アルペジオ演奏装置において、上記鍵盤上
で押鍵された音を2音以上同時に発音させるシーケンス
を有する第1のアルペジオパターンデータをあらかじめ
記憶して成る第1の記憶手段と、上記鍵盤上で押鍵中の
音を全て同時に発音させる第2のアルペジオパターンデ
ータをあらかじめ記憶して成る第2の記憶手段と、上記
鍵盤上で押鍵された音のボリュームを時間と共に変化さ
せて発音させる第3のアルペジオパターンデータをあら
かじめ記憶して成る第3の記憶手段と、上記第1ないし
第3の記憶手段の中から選択されたアルペジオパターン
データを一時格納するバッファ手段と、上記バッファ手
段内に格納されたアルペジオパターンデータに基づいて
楽音発生を行う楽音発生手段と、上記第1ないし第3の
記憶手段に記憶されている上記第1ないし第3のアルペ
ジオパターンデータを編集するエディット手段とを備
え、上記第1、第2及び第3のアルペジオパターンデー
の構造は、ゲートタイム格納領域を含む同一の構造で
あり、上記エディット手段は、ゲートタイム格納領域に
格納するゲートタイムを編集することを特徴とする。
【0011】本発明の他の特徴とするところは、上記ゲ
ートタイム格納領域に格納するゲートタイムの情報は、
当該ゲートタイムを基準時間長に対する比率で表した情
報を含むことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の特徴とするところは、上
記第1ないし第3のアルペジオパターンデータは、複数
ステップの繰り返しパターンで構成され、パンニング情
報を1ステップごとに有する構造であることを特徴とす
る。
【0013】本発明のその他の特徴とするところは、上
記エディット手段は、上記第1ないし第3のアルペジオ
パターンデータをエディット用の第2のバッファ手段に
格納して編集し、上記楽音発生手段は、上記第2のバッ
ファ手段に格納され編集されたアルペジオパターンデー
タに基づいて楽音発生を行うことを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】このように構成した本発明によれば、同時
に1音のみを発音する基本的なモノフォニックのアルペ
ジオ演奏の他に、和音の構成音の2音以上を同時に発音
するポリフォニックのアルペジオ演奏、押鍵中の音を全
て同時に発音するアルペジオ演奏、1つの音高の中でボ
リュームを徐々に変化させるようにしたアルペジオ演奏
など、様々な演奏モードでアルペジオ演奏を行うことが
可能となる。また、第1ないし第3のアルペジオパター
ンデータが有するゲートタイム格納領域に格納されるゲ
ートタイムにより、発音に関する不都合を防止すること
ができる。例えば、ゲートタイム格納領域に格納するゲ
ートタイムの情報として、ゲートタイムを基準時間長に
対する比率で表した情報を用いることで、所望する音が
発音されない等の不都合を防ぐことができる。
【0018】本発明の他の特徴によれば、第1ないし
3の記憶手段にあらかじめ記憶されている第1ないし
3のアルペジオパターンデータを、エディット用の第2
のバッファ手段を用いて任意に編集することが可能とな
る。その際、上記第1ないし第3のアルペジオパターン
データを全て同一の構造で持つようにした場合には、第
ないし第3のアルペジオパターンデータを相互に利用
してデータ編集を行うことが容易にできるようになる。
さらに、パターンデータの編集時に、エディット用の第
2のバッファ手段内に書かれている内容に従ってアルペ
ジオ演奏を行うようにした場合には、アルペジオパター
ンデータの編集を行っているときにリアルタイムにその
アルペジオ演奏が実行されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る自動アルペジオ演奏装置の主要構成を示すブロック図
であり、図2は、上記自動アルペジオ演奏装置を実施し
た電子楽器の全体構成を示す概略ブロック図である。本
実施形態の自動アルペジオ演奏装置では、アルペジオ演
奏がマイクロコンピュータによって成される。なお、図
1と図2とで共通するブロックには同一の符号を付して
いる。
【0020】図2において、鍵盤部21、操作パネル部
22、CPU23、ROM24、RAM25、不揮発性
のフラッシュメモリ26、タイマ27および楽音信号発
生回路28は、それぞれデータバス、アドレスバス等の
バスライン20に接続され、相互にデータの送受信が行
われるように構成されている。
【0021】ここで、鍵盤部21は、複数の鍵とその鍵
の各々に対応して設けられた鍵スイッチとを含む1つま
たは複数の鍵盤から成っている。上記鍵スイッチは、押
鍵、離鍵を検出するとともに、鍵の動作スピードも検出
することができるように構成されている。
【0022】操作パネル部22には、音色、リズム、音
量、効果等を設定するための各種操作子の他、アルペジ
オパターンデータに基づく自動アルペジオ演奏を行う際
に使用する操作子(例えば、種々の演奏モードを選択す
るための操作子や、アルペジオパターンを選択するため
の操作子、およびテンポを設定するための操作子な
ど)、アルペジオパターンデータの編集を行う際に使用
する操作子、各種操作子による設定状態等を表示するた
めの表示器などが配置されている。
【0023】CPU23は、ROM24に格納されてい
る制御プログラムに従って、RAM25をワークメモリ
として使用しながら電子楽器全体の制御を行う。例え
ば、CPU23は、鍵盤部21の各鍵スイッチのスキャ
ン処理および操作パネル部22の各操作子のスキャン処
理を行って、鍵盤部21における各鍵の操作状態(押
鍵、離鍵、操作された鍵の鍵スイッチ番号(キーナン
バ)、鍵の動作スピードに関するベロシティ等)および
操作パネル部22における各操作子の操作状態を検出
し、各鍵または各操作子の操作に応じて後述する各種処
理を実行する。
【0024】ROM24には、CPU23の作業プログ
ラムや、楽音信号発生回路28で楽音信号を形成する際
に使用されるPCM楽音波形データが格納されるととも
に、自動アルペジオ演奏を行う際に使用されるアルペジ
オパターンデータがプリセットデータとして数種類格納
されている。
【0025】本実施形態では、図1に示すように、鍵盤
操作による基本的なモノフォニックのアルペジオ演奏の
他に、和音の構成音の2音以上を同時に発音するポリフ
ォニックのアルペジオ演奏(シーケンスパターン1)、
押鍵中の音を全て同時に発音するトリガー演奏(トリガ
ーパターン2)、押鍵された音のボリュームを時間と共
に変化させて発音するゲーター演奏(ゲーターパターン
3)などの様々な演奏モードでアルペジオ演奏を行える
ように、各演奏モードに対応したアルペジオパターンデ
ータをそれぞれ複数種類ROM24内に備えている。
【0026】RAM25は、CPU23のプログラム実
行過程において各種の必要なデータを一時的に記憶した
り、各種処理の結果得られるデータを記憶したりする記
憶領域を有している。特に、本実施形態では、図1に示
すように、楽音信号発生回路28に供給するアルペジオ
データを格納するための記憶領域として、プレイバッフ
ァ4、エディットバッファ5および音名指定バッファ6
を備えている。
【0027】ここで、プレイバッファ4は、現在選択さ
れている演奏モードに応じたアルペジオパターンのデー
タを格納するものであり、通常の再生時には、楽音信号
発生回路28はこのプレイバッファ4の内容に従ってア
ルペジオ演奏を行う。なお、基本的なモノフォニックの
アルペジオ演奏を行う基本モードでは、鍵盤部21にお
ける鍵操作に応じてパターンジェネレータ8により生成
されたアルペジオパターンデータがプレイバッファ4に
格納される。
【0028】また、ポリフォニックのアルペジオ演奏を
行うシーケンスモード、押鍵中の音を全て同時に発音す
るトリガーモード、押鍵された音のボリュームを時間と
共に変化させて発音するゲーターモードでは、シーケン
スパターン1、トリガーパターン2、ゲーターパターン
3あるいはユーザパターン10の中からパターン選択部
9(操作パネル部22上のモード選択用操作子やパター
ン選択用操作子、CPU23などにより構成される)に
よって選択されたアルペジオパターンデータが格納され
る。
【0029】エディットバッファ5は、データ編集部1
1(操作パネル部22上の各種編集用操作子やCPU2
3などにより構成される)においてアルペジオパターン
データの編集を行う際に使用するものであり、ユーザが
データ編集を行うことを指示すると、そのときプレイバ
ッファ4に格納されていたアルペジオパターンデータが
エディットバッファ5にコピーされる。ユーザは、この
エディットバッファ5上でアルペジオパターンデータの
編集を行うことができる。
【0030】パターンデータの編集時には、楽音信号発
生回路28は、エディットバッファ5の内容に従ってア
ルペジオ演奏を行う。これにより、アルペジオパターン
データの編集を行いながらリアルタイムにそのアルペジ
オ演奏を実行することができる。よって、エディットの
内容を聴覚的に確認しながら編集を行うことができ、編
集作業をより効率的に行うことができるようになる。ま
た、データ編集部11によりエディットしたアルペジオ
パターンデータは、ユーザパターン10としてフラッシ
ュメモリ26に保存し、その後いつでも利用することが
できる。
【0031】音名指定バッファ6は、鍵盤操作により指
定された実際に鳴らす音の音名情報を格納するためのも
のであり、この音名指定バッファ6へ音名情報を書き込
む際のデータフローが図3に示されている。図3に示す
ように、本実施形態では、鍵盤部21のキーOn/Of
f時に指定された音名情報を音名指定バッファ6へ書き
込む際には、押鍵順バッファと音高順バッファとの2つ
のバッファを必ず書き換えて、そのどちらかの内容を音
名指定バッファ6に書き込むようにしている。
【0032】押鍵順バッファは、鍵盤部21で鍵が押さ
れた順にそれらのキーナンバとベロシティとを格納する
ものであり、本実施形態ではノートNo.1〜No.12ま
での12個のバッファが設けられている。また、音高順
バッファは、鍵盤部21で押された鍵に対応するキーナ
ンバとベロシティとを音高の低い順に格納するものであ
り、本実施形態ではノートNo.1〜No.12までの12
個のバッファが設けられている。ノートNo.1〜No.1
2の数字は優先順位を示している。
【0033】なお、音高順バッファの内容を書き換える
ときは、まず、鍵盤部21上の全ての鍵(本実施形態で
はキーナンバ0〜127の128鍵)をスキャンした結
果をマッピングする。その後、キーOn/Offが確定
したときに、音高の低い順にキーナンバとベロシティと
を格納するようになっている。このように時間差をおい
てキーOn/Offを確定するようにしているのは、鍵
盤を離しても演奏を続けるホールドモードに対応するた
めである。
【0034】本実施形態の自動アルペジオ演奏装置は、
押さえた音符の順番でアルペジオ演奏を行うキーオーダ
ーモードを有しており、このモードが指定されていると
きは押鍵順バッファの内容が音名指定バッファ6に書き
込まれる。また、キーオーダーモードが指定されていな
いときは、音高順バッファの内容が音名指定バッファ6
に書き込まれる。なお、例えばトリガー演奏を行う際
は、押鍵した鍵の音を全て発音するので、押鍵順バッフ
ァの内容と音高順バッファの内容とのどちらを用いても
良いが、一例として音高順バッファの内容を用いるもの
とする。
【0035】再び図1および図2に戻り、タイマ27
は、自動アルペジオ演奏のテンポを制御するためのタイ
ミング・クロックを発生するものである。操作パネル部
22上の図示しないパターン選択用操作子を操作して任
意のアルペジオパターンを選択するとともに、図示しな
いテンポ操作子を操作して当該選択したパターンに対応
するテンポを設定すると、アルペジオデータ読み出し部
7(CPU23などにより構成される)により、RAM
25から当該選択されたアルペジオパターンデータが設
定されたテンポで繰り返し読み出される。
【0036】楽音信号発生回路28は、複数の楽音発生
チャンネルを備え、複数の楽音を同時に発生できるよう
に構成されている。この楽音信号発生回路28では、C
PU23から送られてくる各鍵を表すキーナンバ情報
や、各操作子の操作などにより設定された楽音パラメー
タ情報等に基づいて、ROM24からPCM楽音波形デ
ータを読み出し、その振幅やエンベロープを加工した
後、設定されている効果を付与してディジタル形式の楽
音データを形成し、それをD/A変換してアナログの楽
音信号を形成する。この楽音信号発生回路28で形成さ
れたアナログの楽音信号は、増幅器29で増幅された
後、スピーカ30に与えられて放音される。
【0037】図4は、上記プレイバッファ4(あるいは
エディットバッファ5)に格納されるアルペジオパター
ンデータの構造を示す図である。図4(a)に示すデー
タ構造は、ROM24やフラッシュメモリ26から読み
出されるシーケンスパターン1、トリガーパターン2、
ゲーターパターン3、ユーザパターン10の何れにも共
通であり、また、鍵盤操作に応じてパターンジェネレー
タ8により生成されるアルペジオパターンも同じデータ
構造を有している。
【0038】つまり、本実施形態では、基本モード、シ
ーケンスモード、トリガーモード、ゲーターモードのど
の演奏モードでも同じ構造体でパターンデータを持って
いる。ただし、データ構造自体はどの演奏モードでも同
じであるが、図4(b)に示しているように、各演奏モ
ードで使用するデータは相異なっている。以下、この図
4(a)および(b)について詳しく説明する。
【0039】図4(a)に示すように、本実施形態のア
ルペジオパターンデータは、タイマ27からのクロック
に従って繰り返し再生するパターンを全部で32個のス
テップ分だけ有しており、1step目〜32step目までの
各ステップごとに、Level,Gate,Pan,N
ote1〜4の情報を持っている。また、ヘッダ情報と
して、演奏モード、トータルステップ、キーオーダー、
1ステップ音符長の各情報を持っている。
【0040】ヘッダ情報中の演奏モードは、基本モー
ド、シーケンスモード、トリガーモード、ゲーターモー
ドの別を表す情報である。この演奏モード情報に基づい
て、各ステップ内のデータの中から使用するデータが決
定される(図4(b)参照)。トータルステップは、ア
ルペジオパターンのトータルの長さ(総ステップ数)を
表す情報であり、本例では1〜32の値をとる。例え
ば、トータルステップが“16”であれば、アルペジオ
データ読み出し部7は、1step目〜16step目までのデ
ータを読み出した後に1step目に戻る。
【0041】また、ヘッダ情報中のキーオーダーは、キ
ーオーダーモードが指定されているか否かを表す情報
(すなわち、図3に示した押鍵順バッファの内容を用い
るか音高順バッファの内容を用いるかの切換情報)であ
る。1ステップ音符長は、1ステップ当りのクロック数
を表す情報であり、例えば96クロックで1つの4分音
符を構成するものとする。
【0042】次に、各ステップ内のデータのうち、Le
velは、押鍵スピード(発音の大きさ)を示すベロシ
ティやボリューム情報を表すものであり、例えば1〜1
27の値をとる。図4(b)に示すように、このLev
elデータは全ての演奏モードで使用されるが、1〜1
27の値はゲーターモードのときはボリュームを示し、
それ以外のモードのときはベロシティを示す。
【0043】さらに本実施形態では、このLevelの
情報として、上記したベロシティやボリューム情報の他
に、emp/rep (エンプティ/リピート)情報も持たせて
いる。リピート情報が書かれているときは、そのステッ
プから強制的に1step目に戻ることを示す。例えば、3
step目のLevelデータにリピート情報が書かれてい
るときは、トータルステップがそれ以上に設定されてい
ても、4step目以降のデータは無視して1step目に戻
る。一方、エンプティ(実際には何も書かれていない状
態)のときは、トータルステップに従って通常通り繰り
返す。
【0044】このエンプティ/リピート情報は、データ
編集部11を用いてユーザが任意に書き換えることが可
能である。これにより、トータルステップの範囲内に既
に存在するデータを一々消去しなくても、所望のステッ
プ位置にリピート情報を書き込むだけでアルペジオパタ
ーンを簡単に編集することができる。
【0045】また、Gateは、発音時間を示すゲート
タイムを表す情報であり、例えば1〜250%の値をと
る。ここで注目すべきは、ゲートタイムを具体的な時間
値として格納しているのではなく、基準のゲートタイム
(例えば4分音符の長さ)を100%として、それに対
してどれくらい長いかあるいは短いかをパーセンテージ
で格納している点である。
【0046】上述のように、1つのステップの音符長は
ヘッダ情報で決められている。そのため、ゲートタイム
を具体的な時間値として書き込むようにしている場合
は、ゲートタイムを長く設定すると、ゲートタイムが1
ステップ音符長よりも長くなって次のステップの音と重
なってしまうことがある。このとき、重なった部分につ
いては次のステップの音が優先して発音されるので、結
局、ゲートタイムを長くしても次のステップと重なった
部分は音が発音されなくなってしまう。これに対して、
ゲートタイムをパーセンテージで表すようにすると、こ
のような不都合を防止することができる。
【0047】次に、Panは、例えば左右のスピーカか
らステレオ音を出す場合における左右の音の振り方を表
す情報であり、左に対して1L〜63L、右に対して1
R〜63Rの値をとる。例えば、左に対する値が設定さ
れているときは、楽音信号発生回路28は、そのステッ
プでは左のスピーカから音を出すように制御する。な
お、ncは前のステップで設定されている情報をそのま
ま活かすという意味の情報である。
【0048】Note1〜4は、図3に示したノートN
o.1〜No.12の中の何れかのナンバーを表す情報であ
る。ノートNo.1〜No.12で表される音名指定バッフ
ァ6には、鍵盤操作により指定された各音の種類を特定
するためのキーナンバおよびベロシティが格納されてい
るので、このNote1〜4は、格納されたノートNo.
に対応するキーナンバおよびベロシティを表すことにな
る。
【0049】これによれば、Levelとして格納され
ているベロシティと、Note1〜4として格納されて
いるベロシティとが重複することになるが、どちらを使
用するかはベロシティモード(鍵盤を押したときの強さ
を活かしてアルペジオ演奏をするか、あらかじめパター
ンにセットされたベロシティでアルペジオ演奏をするか
を示すモードで、ユーザが設定できる)が鍵盤ONにな
っているかどうかによってCPU23が決めている。
【0050】なお、図4(b)に示すように、Note
2〜4には、ノートNo.1〜No.12のナンバーの他に
何れのノートNo.も格納されていないことを表すncの
情報が格納されることもあるが、Note1にはノート
No.1〜No.12の中の何れかのナンバーが必ず格納さ
れる。
【0051】図4(b)に示すように、シーケンスモー
ドおよび基本モード(アップ、ダウン、ランダムなど)
では、Level,Gate,Pan,Note1〜4
の情報を全て使っている。一方、トリガーモードでは、
押鍵された音(図3のノートNo.1〜No.12に格納さ
れた情報)は全て発音するので、Note1〜4の情報
は使っていない。
【0052】また、ゲーターモードでは、1つの音高の
ボリュームを徐々に変化させることによって音色変化を
スムーズに行えるようにしたものであるので、Leve
l,Gate以外の情報は使っていない。すなわち、ゲ
ーターパターン3を読み出して演奏を行っているとき、
ノートOn/Offはそのゲーターパターン3では制御
しない。ノートOn/Offは鍵盤部21の鍵盤操作に
従って制御し、その発音された音のボリュームをLev
elデータに従って制御する。
【0053】このように、本実施形態では、使用するデ
ータの如何にかかわらず、図4(a)のように各演奏モ
ードでデータ構造を全く同じにしている。これにより、
各演奏モードのアルペジオパターンデータを相互に利用
してデータ編集を容易に行うことができるようになる。
例えば、ゲーターパターンのリズムだけが気に入ってい
て、それをトリガーパターンとして発音したければ、ヘ
ッダ情報内の演奏モードの情報を書き換えるだけで実現
することができる。
【0054】また、上述したように、Note1に関し
てはncの情報が格納されることはなく、Note1〜
4の情報を全く使っていないトリガーパターン2やゲー
ターパターン3でも、形としては少なくとも1音分のデ
ータを持っている。したがって、これらのパターンのヘ
ッダ情報を書き換えてNote1〜4の情報を全て使う
シーケンスパターン1に切り換えるときに、少なくとも
Note1に対応する音だけは必ず発音されるようにな
る。これにより、各演奏モードのアルペジオパターンデ
ータを相互に利用して、しかもリアルタイムにアルペジ
オ演奏を行いながらデータ編集を行うことを可能にして
いる。
【0055】また、図3で説明したように、本実施形態
では、鍵盤部21の鍵盤操作があったときに、押鍵順バ
ッファと音高順バッファとの2つのバッファを共に必ず
書き換えるようにしているので、アルペジオパターンデ
ータのエディット中にヘッダ情報を書き換えることによ
り、キーオーダーモードの指定を演奏中にリアルタイム
に切り換えることもできる。
【0056】次に、各演奏モードにおけるアルペジオ演
奏を行う際の動作を、図1および図4に従って説明す
る。まず、基本モードにおいて例えばアップパターンの
アルペジオ演奏を行う際の動作を説明する。
【0057】この基本モードでは、まず、鍵盤部21で
の押鍵に応じて押された音のキーナンバおよびベロシテ
ィを音名指定バッファ6に書き込む。その際、音高順バ
ッファを用いる。例えば、ドミソの鍵盤が押されたら、
音名指定バッファ6のノートNo.1に“ド”のキーナン
バとベロシティを、ノートNo.2に“ミ”のキーナンバ
とベロシティを、ノートNo.3に“ソ”のキーナンバと
ベロシティをそれぞれ書き込む。なお、音名指定バッフ
ァ6への書き込み動作は、後に述べるその他の演奏モー
ドでも同様である。
【0058】次に、パターンジェネレータ8は、RAM
25のプレイバッファ4中にアップパターンのアルペジ
オデータを作成する。ここでは、図4(a)に示す1st
ep目のNote1の領域にノートNo.1のナンバー情報
を格納し、Note2〜4の領域にはncの情報を格納
する。2step目については、Note1の領域にNo.2
というナンバー情報を格納し、Note2〜4の領域に
はncの情報を格納する。同様に、3step目について
は、Note1の領域にNo.3というナンバー情報を格
納し、Note2〜4の領域にはncの情報を格納す
る。なお、各ステップにおけるLevel,Gate,
Panの領域には固定値が格納される。
【0059】次に、アルペジオデータ読み出し部7は、
上述のようにしてプレイバッファ4上にロードされたア
ルペジオパターンデータをヘッダ情報内の1ステップ音
符長(1ステップのクロック)に従って読み出す。さら
にアルペジオデータ読み出し部7は、この読み出したア
ルペジオパターンデータ中のNote1〜4に格納され
たノートNo.により指定されるキーナンバとベロシティ
とを音名指定バッファ6から読み出し、楽音信号発生回
路28に供給する。
【0060】楽音信号発生回路28は、ベロシティモー
ドが鍵盤ONに設定されているならば音名指定バッファ
6内のベロシティを利用し、OFFに設定されているな
らば読み出したアルペジオパターンデータのLevel
データとして格納されているベロシティを利用して楽音
発生を行う。その際、アルペジオパターンデータとして
格納されている1ステップ音符長にGateデータを掛
け算して得られるクロック数をセットし、そのクロック
をカウント後にノートOffする。Panデータがあれ
ば、それも同時にセットする。これにより、1step目〜
3step目までのパターンが順次繰り返して発音されるこ
とにより、ドミソドミソ・・・というモノフォニックの
アルペジオ演奏が実行される。
【0061】次に、シーケンスモードでアルペジオ演奏
を行う際の動作を説明する。このシーケンスモードで
は、ユーザにより選択されたシーケンスパターン1のア
ルペジオデータがROM24から読み出され、RAM2
5内のプレイバッファ4に書き込まれる。
【0062】アルペジオデータ読み出し部7は、このよ
うにしてプレイバッファ4上にロードされたアルペジオ
パターンデータをヘッダ情報内の1ステップ音符長(1
ステップのクロック)に従って読み出す。さらにアルペ
ジオデータ読み出し部7は、この読み出したアルペジオ
パターンデータ中のNote1〜4に格納されたノート
No.により指定されるキーナンバとベロシティとを音名
指定バッファ6から読み出し、楽音信号発生回路28に
供給する。
【0063】楽音信号発生回路28は、ベロシティモー
ドが鍵盤ONに設定されているならば音名指定バッファ
6内のベロシティを利用し、OFFに設定されているな
らば読み出したアルペジオパターンデータのLevel
データとして格納されているベロシティを利用して楽音
発生を行う。その際、アルペジオパターンデータとして
格納されている1ステップ音符長にGateデータを掛
け算して得られるクロック数をセットし、そのクロック
をカウント後にノートOffする。Panデータがあれ
ば、それも同時にセットする。
【0064】これにより、ユーザが選択したシーケンス
パターンデータ中に2音以上を同時に発音させるような
シーケンスが含まれている場合(図4(a)に示した1
ステップ中のNote1〜4に2以上のノートNo.が格
納されている場合)は、そのシーケンス部分では2音以
上を同時に発音するポリフォニックのアルペジオ演奏が
行われ、1ステップ中のNote1〜4に1つのノート
No.しか格納されていない場合は、単音によるモノフォ
ニックのアルペジオ演奏が行われる。
【0065】次に、トリガーモードでアルペジオ演奏を
行う際の動作を説明する。このトリガーモードでは、ユ
ーザにより選択されたトリガーパターン2のアルペジオ
データがROM24から読み出され、RAM25内のプ
レイバッファ4に書き込まれる。
【0066】アルペジオデータ読み出し部7は、このよ
うにしてプレイバッファ4上にロードされたアルペジオ
パターンデータをヘッダ情報内の1ステップ音符長(1
ステップのクロック)に従って読み出す。さらにアルペ
ジオデータ読み出し部7は、音名指定バッファ6内のデ
ータ(キーナンバとベロシティ)を全て読み出し、楽音
信号発生回路28に供給する。なお、このトリガーモー
ドでは、音名指定バッファ6へのデータの書き込みは、
押鍵順バッファ、音高順バッファのどちらを用いても良
い。
【0067】楽音信号発生回路28は、ベロシティモー
ドが鍵盤ONに設定されているならば音名指定バッファ
6内のベロシティを利用し、OFFに設定されているな
らば読み出したアルペジオパターンデータのLevel
データとして格納されているベロシティを利用して楽音
発生を行う。その際、アルペジオパターンデータとして
格納されている1ステップ音符長にGateデータを掛
け算して得られるクロック数をセットし、そのクロック
をカウント後にノートOffする。Panデータがあれ
ば、それも同時にセットする。
【0068】これにより、押鍵した鍵の全てを、選択し
たトリガーパターンに従って発音するようなアルペジオ
演奏が行われる。このトリガーモードを利用すれば、ギ
ターのコードカッティングのような従来は行うことがで
きなかった演奏を行うことができるようになる。
【0069】次に、ゲーターモードでアルペジオ演奏を
行う際の動作を説明する。このゲーターモードでは、ユ
ーザにより選択されたゲーターパターン3のアルペジオ
データがROM24から読み出され、RAM25内のプ
レイバッファ4に書き込まれる。
【0070】アルペジオデータ読み出し部7は、このよ
うにしてプレイバッファ4上にロードされたアルペジオ
パターンデータをヘッダ情報内の1ステップ音符長(1
ステップのクロック)に従って読み出す。このゲーター
モードでは、ノートOn/Offは鍵盤部21の押鍵/
離鍵に従って行う。
【0071】楽音信号発生回路28は、プレイバッファ
4から読み出したLevelデータをボリュームデータ
として利用し、ベロシティについては押鍵により検出さ
れた値を利用して、楽音発生を行う。その際、アルペジ
オパターンデータとして格納されている1ステップ音符
長にGateデータを掛け算して得られるクロック数を
セットし、そのクロックをカウント後にボリューム値を
0にする。これにより、1つの音高のボリュームを徐々
に変化させるようなアルペジオ演奏が行われ、このゲー
ターモードを利用すれば、音が途切れて聞こえることな
く音色変化をスムーズに行うことができるようになる。
【0072】
【発明の効果】本発明は上述したように、押鍵された音
を2音以上同時に発音させるシーケンスを有する第1の
アルペジオパターンデータと、押鍵中の音を全て同時に
発音させる第2のアルペジオパターンデータと、押鍵さ
れた音のボリュームを時間と共に変化させて発音させる
第3のアルペジオパターンデータとをあらかじめ記憶し
て成る第1ないし第3の記憶手段と、第1ないし第3の
アルペジオパターンデータに基づいて楽音発生を行う楽
音発生手段と、さらに、第1ないし第3のアルペジオパ
ターンデータを編集するエディット手段とを備え、エデ
ィット手段により、第1ないし第3のアルペジオパター
ンデータに含まれるゲートタイム格納領域を編集するよ
うに構成したので、同時に1音のみを発音する基本的な
モノフォニックのアルペジオ演奏の他に、和音の構成音
の2音以上を同時に発音するポリフォニックのアルペジ
オ演奏、押鍵中の音を全て同時に発音するアルペジオ演
奏、1つの音高の中でボリュームを徐々に変化させるよ
うにしたアルペジオ演奏など、様々な演奏モードでアル
ペジオ演奏を行うことができ、モノフォニックのアルペ
ジオ演奏しかできなった従来に比べて演奏表現の幅を広
げることができる。また、1つの音高で音色をスムーズ
に変化させるような楽音を得ることもできる。さらに、
エディット手段により、第1ないし第3の記憶手段にあ
らかじめ記憶されている第1ないし第3のアルペジオパ
ターンデータを編集して、ユーザが好むパターンデータ
自由に作成することができると共に、第1ないし第3の
アルペジオパターンデータに含まれるゲートタイム格納
領域の編集(基準時間長に対する比率で表したゲートタ
イム等の編集)により、発音に関する不都合を防止する
ことができ、良好なアルペジオ演奏を行える。
【0073】
【0074】本発明のその他の特徴によれば、上記第1
ないし第3のアルペジオパターンデータを全て同一の構
造で持つようにしたので、パターンデータの編集を行う
際に、例えば、あるパターンデータの中身をそのまま活
かして異なるパターンのデータとして作成することがで
き、第1ないし第3のアルペジオパターンデータを相互
に利用してデータ編集を行うことが容易にできるように
なる。
【0075】本発明のその他の特徴によれば、パターン
データの編集時に、エディット用の第2のバッファ手段
内に書かれている内容に従ってアルペジオ演奏を行うよ
うにしたので、アルペジオパターンデータの編集を行い
ながらリアルタイムにそのアルペジオ演奏を行うことが
でき、エディットの内容を聴覚的に確認しながらパター
ンデータの編集を行うことができ、編集作業をより効率
的に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動アルペジオ演奏
装置の主要構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の自動アルペジオ演奏装置を実施し
た電子楽器の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図3】鍵盤操作により指定された音の音名情報を音名
指定バッファに格納する際のデータフローを示す図であ
る。
【図4】RAM内のプレイバッファ(あるいはエディッ
トバッファ)に格納されるアルペジオパターンデータの
構造を示す図である。
【符号の説明】
1 シーケンスパターン 2 トリガーパターン 3 ゲーターパターン 4 プレイバッファ 5 エディットバッファ 6 音名指定バッファ 7 アルペジオデータ読み出し部 8 パターンジェネレータ 9 パターン選択部 10 ユーザパターン 11 データ編集部 21 鍵盤部 22 操作パネル部 23 CPU 24 ROM 25 RAM 26 フラッシュメモリ 27 タイマ 28 楽音信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/28 G10H 1/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤の押鍵によって自動的にアルペジオ
    を演奏する自動アルペジオ演奏装置において、 上記鍵盤上で押鍵された音を2音以上同時に発音させる
    シーケンスを有する第1のアルペジオパターンデータを
    あらかじめ記憶して成る第1の記憶手段と、 上記鍵盤上で押鍵中の音を全て同時に発音させる第2の
    アルペジオパターンデータをあらかじめ記憶して成る第
    2の記憶手段と、 上記鍵盤上で押鍵された音のボリュームを時間と共に変
    化させて発音させる第3のアルペジオパターンデータを
    あらかじめ記憶して成る第3の記憶手段と、上記第1ないし第3の記憶手段の中から 選択されたアル
    ペジオパターンデータを一時格納するバッファ手段と、 上記バッファ手段内に格納されたアルペジオパターンデ
    ータに基づいて楽音発生を行う楽音発生手段と、上記第1ないし第3の記憶手段に記憶されている 上記第
    ないし第3のアルペジオパターンデータを編集するエ
    ディット手段とを備え、 上記第1、第2及び第3のアルペジオパターンデータ
    構造は、ゲートタイム格納領域を含む同一の構造であ
    り、 上記エディット手段は、ゲートタイム格納領域に格納す
    るゲートタイムを編集することを特徴とする自動アルペ
    ジオ演奏装置。
  2. 【請求項2】 上記ゲートタイム格納領域に格納するゲ
    ートタイムの情報は、当該ゲートタイムを基準時間長に
    対する比率で表した情報を含むことを特徴とする請求項
    1記載の自動アルペジオ演奏装置。
  3. 【請求項3】 上記第1ないし第3のアルペジオパター
    ンデータは、複数ステップの繰り返しパターンで構成さ
    れ、パンニング情報を1ステップごとに有する構造であ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動アルペジオ演奏
    装置。
  4. 【請求項4】 上記エディット手段は、上記第1ないし
    第3のアルペジオパターンデータをエディット用の第2
    のバッファ手段に格納して編集し、 上記楽音発生手段は、上記第2のバッファ手段に格納さ
    れ編集されたアルペジオパターンデータに基づいて楽音
    発生を行うことを特徴とする請求項1記載の自動アルペ
    ジオ演奏装置。
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