JP3577852B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏データファイルに記憶されている演奏データを試聴することができる自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動演奏機能を備えた電子楽器や自動演奏プログラムを起動したパーソナルコンピュータ(以下、自動演奏装置という。)では、演奏データファイルをリスト形式で表示することができる。表示された演奏データファイルのなかから所望の演奏データをカーソルやマウスで指定すると、その指定された演奏データの楽音を発音することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動演奏装置では、複数の演奏データを同時に連続して指定した場合でも、最後に指定された演奏データの楽音のみが発音され、複数音を同時に発音して和音などの響きを確認することができなかった。
【0004】
また、複数の楽音を同時に発音可能にし、和音などの響きの確認ができるようにすることも考えられるが、このようにすると順次指定した演奏データの楽音が重なって発音されてしまうため、メロディなどの単音のフレーズの流れを確認しづらくなってしまうという欠点があった。
【0005】
この発明は、メロディなどの単音の流れの確認と和音などの響きの確認を両方ともできるようにした自動演奏装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、楽音の発音を指示するデータである発音指示データおよび楽音の発音を指示するデータ以外のデータである非発音指示データを含む演奏データを時系列に複数配列した演奏データファイルを記憶する演奏データ記憶手段と、前記演奏データファイル中の演奏データを表示する演奏データ表示手段と、該表示された演奏データのなかから所望のデータを指定する演奏データ指定操作子と、単音試聴モードと複音試聴モードを切り換えるモード切換手段と、前記演奏データ指定操作子により奏データが指定されたとき、この指定された演奏データが発音指示データであるか非発音指示データであるかを判断し、発音指示データであった場合にはさらに単音視聴モードまたは複音視聴モードであるかを判断し、単音試聴モード時には、前記演奏データ指定時点で発音中の楽音を消音したのちこの発音指示データの楽音を発音し、複音試聴モード時には、前記演奏データ指定時点で発音中の楽音を発音させたまま該指定された発音指示データの楽音を発音し、前記指定されたデータが非発音指示データであった場合には上記発音および消音の処理をスキップする演奏データ発音手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この発明では、演奏データファイルとして記憶されている複数の演奏データを試聴することができる。演奏データ指定操作子で演奏データファイル中の演奏データを指定すると、その演奏データの(演奏データで指示される)楽音が発音する。演奏データ指定手段が複数の演奏データを連続して指定した場合、単音試聴モードであれば、先に指定・発音している楽音、すなわち後の演奏データの指定時点で発音中の楽音を消音したのち、新たに指定された演奏データの楽音を発音する。これにより、単音で進行するメロディなどの流れを確認することができる。また、複音試聴モードであれば、演奏データの指定時点で発音中の楽音があっても連続して指定された演奏データの楽音を一緒に発音する。これにより、和音などの複数音による響きを確認することができる。この単音試聴モードと複音試聴モードはモード切換手段によって切り換えることができるため、確認したい内容に応じてユーザが切り換えればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明を適用した自動演奏機能を備えた電子楽器のブロック図である。この電子楽器は、演奏データファイルに基づいて自動演奏をすることができるとともに、演奏データファイル中の各演奏データが指示する楽音を試聴することができる。
【0009】
図1において、電子楽器の全体動作を制御するCPU10にはバスを介して、ROM11,RAM12,タイマ13,外部記憶装置14,外部インタフェース17,押鍵検出回路19,操作検出回路21,表示回路23,音源回路24および効果回路25が接続されている。押鍵検出回路19には鍵盤20が接続されている。操作検出回路21にはスイッチ群22およびマウス15が接続されている。また、外部記憶装置としては、ハードディスクドライブ,フロッピィディスクドライブ,光ディスクドライブなど種々の装置を適用することができる。また、外部インタフェース17としては、MIDIインタフェースや通信インタフェースがある。また、効果回路25にはサウンドシステム26が接続されている。
【0010】
ROM11はこの電子楽器の動作を制御するプログラムを記憶している。RAM12には、後述の表示切換データリストや発音データリストなど各モード動作実行時に必要な記憶エリアが設定される。
【0011】
外部記憶装置14には、自動演奏を実行するための演奏データファイルが記憶されている。自動演奏を行うときには、このデータをRAM12に読み込む。
【0012】
なお、図4〜図8に示すプログラムおよび演奏データファイルは、ROM11,外部記憶装置14のいずれの記憶媒体に記憶されていてもよく、外部記憶装置14に記憶している場合には、RAM12に読み込んで実行される。また、外部インタフェース17を介して外部記憶装置からプログラムおよび演奏データファイルを受信し、外部記憶媒体14やRAM12に記憶させてもよい。
【0013】
タイマ13は、自動演奏のテンポを制御するためのタイマであり、このタイマからの割り込みによって、自動演奏が進行する。
【0014】
鍵盤20は5オクターブ(61鍵)程度の鍵数を有し、各鍵毎にオン/オフや押鍵速度,押鍵後の押圧力を検出するスイッチ・センサを有している。これらのスイッチ・センサのオン/オフや検出値は押鍵検出回路19が検出し、CPU10に入力する。スイッチ群22は、音色選択スイッチやシフトキー,カーソルキーを含んでいる。また、マウス15は、マウスボタン15aを備え、表示回路23に表示されるカーソルを移動し、カーソルが指定するオブジェクトを指定する機能を有する。
【0015】
音源回路24はCPU10から入力された音色データ,音高データなどの発音データに基づいて楽音信号を形成する回路である。音源回路24が形成した楽音信号は効果回路25に入力される。効果回路25は楽音信号に対してリバーブなどの効果を付与する。効果回路25によって効果を付与された楽音信号はサウンドシステム26に入力される。サウンドシステム26は入力されたディジタルの楽音信号をアナログ信号に変換したのち増幅して放音する。
【0016】
図2はRAM12に設定される表示切換データリストおよび発音データリストを示す図である。表示切換データリストは、図3に示す演奏データリスト230において、マウス15やカーソルキーによって指定され、表示を反転する演奏データを記憶するエリアである。この表示切換データリストに記憶されている演奏データは、上述のように表示が反転されるほか、エディットや削除などの対象として指定される。すなわち、これらの演奏データは、エディットモード動作において内容の変更や削除などの対象となる。なお、シフトキーを併用することによって、図3のように複数の演奏データの表示を指定する(表示切換データリストに登録する)ことができるが、このことと試聴モードで単音のみ発音する単音試聴モード,複音発音可能な複音試聴モードとは無関係である。すなわち、単音モードであっても複数の演奏データを同時に指定可能であり、また、1音ずつ指定したとしても複音モードであれば、複数の音が重なって発音されることもある。なお、複音モードにおいて、複数の演奏データを同時に指定したときは、エディットや削除の対象と発音される音は一致する。したがって、この場合はエディットや削除の対象となる演奏データの確認に適している。
【0017】
また、発音データリストは、試聴モードにおいて、試聴のために楽音を発音している演奏データを記憶するリストである。試聴のための発音は、その演奏データのゲートタイムと同じ時間継続して消音するため、各演奏データに対応して残りゲートタイムを記憶するエリアが設けられ、タイマ割込動作(図8参照)において、この残りゲートタイムが減算される。
【0018】
図3は、前記表示回路23における演奏データファイルのリスト表示の例を示す図である。演奏データは、上から順に時系列に表示されており、演奏データの内容は、発音開始タイミングLocation、音高Note、音符長ST、ゲートタイムGT、ベロシティVelからなっている。発音開始タイミングは、小節番号,拍番号,拍内のクロック数で表示されている。1拍(4分音符)は、クロックの480カウントであり、例えば、240カウントは8分音符経過の時刻を表している。音高Noteは、オクターブ,音名表示(例えば、G♯5)とノートナンバ(例えば、80)の両方で表示されている。音符長およびゲートタイムも上記カウント数で示されている。すなわち480が4分音符、240が8分音符である。また、ゲートタイムは実際の発音時間の長さを示しており、通常は音符長の80パーセント程度である。ベロシティは、0〜127の値をとり、この値が音量制御などに用いられる。
【0019】
また、表示回路23の表示においてリストの上部に単音試聴モードスイッチ231および複音試聴モードスイッチ232が設けられている。これは、ソフトスイッチであり、マウス15でいずれかのスイッチをクリックすることによって、そのモードが設定される。
【0020】
図4〜図8は同自動演奏装置の動作を示すフローチャートである。
【0021】
図4(A)はマウスボタン15aのオンイベント対応処理動作を示すフローチャートである。この動作は、マウスボタン15aがオンされたとき起動実行される動作である。まず、ボタン15aがオンされたとき、マウス15によって移動されるカーソルがどの位置にあったかを判断する(s1〜s3)。単音試聴スイッチ231上であった場合(s1)には、単音試聴スイッチ処理(s4)を実行する。また、複音試聴スイッチ232上であった場合(s2)には、複音試聴スイッチ処理(s5)を実行する。演奏データリスト230上であった場合(s3)にはデータ選択処理(s6)を実行する。これ以外の位置にカーソルがあった場合には、この位置に対応するその他処理を実行する(s7)。
【0022】
同図(B)はシフトキーが操作されたときの動作を示すフローチャートである。この動作はスイッチ群22に含まれるシフトキーがオンまたはオフされたとき起動実行される動作である。まず、この操作がシフトキーのオンイベントであるかオフイベントであるかを判断する(s10)。オンイベントであればシフトフラグSHIFTをセットし(s11)、オフイベントであればシフトフラグSHIFTをリセットする(s12)。
【0023】
図5は単音試聴スイッチ231および複音試聴スイッチ232のオン動作に対応する動作を示すフローチャートである。
同図(A)は単音試聴スイッチがオンされたときの動作を示している。まず、このとき単音試聴モードフラグMONOがセットしているかリセットしているかを判断する(s20)。セットしていれば、1音ずつ確認発音する単音試聴モードである。リセットしていれば、複数音を同時に確認発音することができる複音試聴モードまたは試聴モード以外のモードのいずれかである。
【0024】
単音試聴モードフラグMONOがリセットしていれば、この単音試聴モードフラグMONOをセットして単音試聴モードを設定し(s21)、現在、複音試聴モードフラグPOLYがセットしているか否かを判断する(s22)。ここで、複音試聴モードフラグPOLYがセットしていなければ試聴モード以外のモードから単音試聴モードに入ったことを示すためこのままリターンする。複音試聴モードフラグPOLYがセットしてれば(s22)、今回の単音試聴モードフラグ231のオンによって複音試聴モードから単音試聴モードに切り換えられたことを示すため、この複音試聴モードフラグPOLYをリセットし(s23)、発音データリストに登録されている演奏データを消去するとともに、音源に対してオールノートオフ信号または発音データリストに登録されていた全演奏データに対するノートオフ信号を出力することによって、複音試聴モード時の処理をリセットする(s24)。
【0025】
一方、s20で単音試聴モードフラグMONOがオンしている場合には、今回の単音試聴モードスイッチ231のオンは単音試聴モードの終了を意味するため、単音試聴モードフラグMONOをリセットし(s25)、発音リストに登録されている演奏データを消去するとともに音源に対してオールノートオフ信号または発音データリストに登録されていた全演奏データに対するノートオフ信号を出力することによって単音試聴モードの処理をリセットする(s26)。
【0026】
同図(B)は複音試聴スイッチがオンされたときの動作を示している。まず、複音試聴モードフラグPOLYがセットしているかリセットしているかを判断する(s30)。セットしていれば複音試聴モードである。リセットしていれば、単音試聴モードまたは試聴モード以外のモードのいずれかである。
【0027】
複音試聴モードフラグPOLYがリセットしていれば、この複音試聴モードフラグPOLYをセットして複音試聴モードを設定したのち(s31)、単音試聴モードフラグMONOがセットしているか否かを判断する(s32)。ここで、単音試聴モードフラグMONOがセットしていなければ他のモードから複音試聴モードに入ったことを示すためこのままリターンする。単音試聴モードフラグMONOがセットしてれば(s32)、単音試聴モードから複音試聴モードに切り換えられたことを示すため、この単音試聴モードフラグMONOをリセットし(s33)、発音リストに登録されている演奏データを消去するとともに音源に対してオールノートオフ信号または発音データリストに登録されていた全演奏データに対するノートオフ信号を出力することによって単音試聴モードの処理をリセットする(s34)。
【0028】
一方、s30で複音試聴モードフラグPOLYがセットしている場合には、今回の複音試聴モードスイッチ232のオンは複音試聴モードの終了の指示であるため、複音試聴モードフラグPOLYをリセットし(s35)、発音リストに登録されている演奏データを消去するとともに音源に対してオールノートオフ信号または発音データリストに登録されていた全演奏データに対するノートオフ信号を出力することによって複音試聴モードの処理をリセットする(s36)。
【0029】
図6はデータ選択処理動作を示すフローチャートである。この動作はマウスボタン15aが、表示回路23の演奏データリスト230上でクリックされたとき実行される動作である。まず、マウス15によって移動されたカーソルの位置にポインタを移動し(s40)、現在シフトキーがオンしているかすなわちシフトフラグSHIFTがセットしているかを判断する(s41)。シフトキーがオンしていなければ現在表示切換データリストに登録されている演奏データを消去して(s42)、s43に進む。シフトキーがオンしていればこの消去動作をスキップしてs43に進む。s43では、表示切換データリストにポインタ位置の演奏データを登録する。すなわち、シフトキーがオンしていれば、以前から登録されている内容を消去せずに複数の演奏データを表示切換データリストに登録する。そして、表示回路23に表示されている演奏データリスト230のうち、表示切換データリストに登録されている演奏データの欄を反転表示する(s44)。この反転表示で指定されている演奏データがエディットや削除などの対象となるが、このエディット動作や削除動作はこの説明では省略する。
【0030】
そして、ポインタで指定されたデータが発音を指示する演奏データ以外の小節線などのデータであるかを判断する(s45)。発音を指示する演奏データ以外のデータであればそのままリターンする。発音を指示する演奏データであれば、現在単音試聴モードであるか複音試聴モードであるかを判断する(s46,s47)。単音試聴モードであれば(s46)、現在発音データリストに登録されている演奏データに対応する発音のノートオフを音源に送信してこの演奏データをリストから消去したのち(s48)、発音データリストにポインタ位置の演奏データを登録し、音源に対してこの演奏データの楽音の発音を指示する(s49)。一方、複音試聴モードであれば上記s48の演奏データ消去動作をスキップしてs49に進む。これにより、複数の楽音を一緒に発音することができる。さらに、単音試聴モードでも複音試聴モードでもない場合、すなわち、試聴モード以外のモードであればs46,s47の判断でそのままリターンする。
【0031】
図7はカーソルキーのオン対応動作を示すフローチャートである。この動作は上向きまたは下向きのカーソルキーがオンされたとき起動・実行され、その後もカーソルキーがオンされたままの場合には、所定時間毎に繰り返し実行される動作である。
【0032】
まず、オンされたカーソルキーが示す方向(上または下)にポインタを1つ移動し(s50)、現在シフトキーがオンしているかすなわちシフトフラグSHIFTがセットしているかを判断する(s51)。シフトキーがオンしていなければ現在表示切換データリストに登録されている演奏データを消去して(s52)、s53に進む。シフトキーがオンしていればこの消去動作をスキップしてs53に進む。s53では、表示切換データリストにポインタ位置の演奏データを追加登録する。そして、表示回路23に表示されている演奏データリストのうち、表示切換データリストに登録されている演奏データの欄を反転表示する(s54)。
【0033】
そして、ポインタで指定されたデータが発音を指示する演奏データであるかを判断する(s55)。発音を指示する演奏データ以外が指定されている場合にはそのままリターンする。発音を指示する演奏データが指定されている場合には、単音試聴モードであるか複音試聴モードであるかを判断する(s56,s57)。単音試聴モードであれば(s56)、現在発音データリストに登録されている演奏データに対応する発音のノートオフを音源に送信してこの演奏データをリストから消去したのち(s58)、発音データリストにポインタ位置の演奏データを登録し、音源に対してこの演奏データの楽音の発音を指示する(s59)。一方、複音試聴モードであればs58の先に登録されている演奏データの消去動作をスキップしてs59に進む。さらに、試聴モード以外のモードであればs56,s57の判断でそのままリターンする。
【0034】
図8はタイマ割込動作を示すフローチャートである。この動作は、自動演奏のテンポを制御するタイマ13の割り込みによって実行される動作である。この自動演奏装置では4分音符の480分の1を基本クロックとして動作しており、自動演奏動作時には、この基本クロック毎にタイマ割込が実行されるが、この試聴モードにおいては、これよりもラフな間隔で割込が実行される。たとえば、基本クロック10カウントに1回程度の間隔で実行し、1回の割込動作毎にゲートタイムを10カウント減算するようにすればよい。この場合には、4分音符あたり48回の処理が実行される。また、このタイマ割込動作は演奏データファイルにおいて指定されている演奏テンポは考慮しておらず、一律に4分音符=120(1分間に4分音符を120回演奏するテンポ)でタイマ13を動作させる。したがって、この動作は1秒間に96回行われることになる。
【0035】
まず、発音データリストに演奏データが登録されているかを判断する(s61)。発音データリストに演奏データが登録されていなければ、ゲートタイム制御が不要であるためそのままリターンする。発音データリストに演奏データが登録されていれば、この登録されている演奏データのゲートタイムを所定カウント(10カウント)だけ減算する(s62)。そして、ゲートタイムが0以下になった演奏データがあるか否かを判断し(s63)、ある場合には、この演奏データのノートオフ信号を音源に出力するとともに、この演奏データを発音データリストから消去する(s64)。
【0036】
なお、上記実施形態では、マウスボタン15aが押されたときにカーソルが位置しているリスト上の演奏データを試聴ために発音をする例を示したが、マウスボタン15aを押しながらマウス15を移動(ドラッグ)させたときにカーソルがリスト上で横切った演奏データを発音をするようにしてもよい。
【0037】
また、上記実施形態は、自動演奏機能を備えた電子楽器について説明したが、この発明は、パーソナルコンピュータでアプリケーションプログラムを動作させる形態で実現することもできる。この場合において、アプリケーションプログラムは磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ等の記憶媒体に記憶して、パーソナルコンピュータ等の本体装置に供給するようにしてもよいし、ネットワークを介して外部装置から供給するようにしてもよい。
【0038】
また、上記電子楽器は、音源装置,自動演奏装置等を一体に内蔵した構成になっているが、それぞれを別体の装置として構成し、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いてそれぞれの装置を接続するように構成してもよい。
【0039】
上記実施形態では、演奏データを、発音開始タイミングLocation,発音時間であるゲートタイムGTで記述するようにし、ノートオンイベント中にノートオフのタイミングに関するデータを含ませているが、これに限らず、ノートオンイベント,ノートオフイベントを別々に記憶するようにしてもよい。また、演奏データのフォーマットは、「イベント+相対時間」、「イベント+絶対時間」、「音高+符長」、「ベタ方式」等どのような形式でもよい。
【0040】
自動演奏データは、複数チャンネル(パート)のものであってもよい。このとき、複数のチャンネルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に別れているような形式であってもよい。
【0041】
また、音源回路の方式は、波形メモリ方式,FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式等どのような方式であってもよい。また、音源回路は、専用のハードウェアを用いて構成したものに限らず、DSP+マイクロプログラムを用いて構成したもの、CPU+音源アプリケーションプログラムでソフト的に音源回路を構成するようにしてもよい。また、1つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で構成されるような形式のものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、複数の演奏データを連続して同時に指定したとき、これを同時に発音する複音試聴モードと、最後に指定された1つの演奏データの楽音のみを発音する単音試聴モードとを切り換え可能としたことにより、和音など複数の楽音の響きを確認したいときは複音試聴モードに、メロディなど単音フレーズの流れを確認したいときは単音試聴モードにすればよいので、利用者の用途にあった確認をすることができ、自動演奏データの確認が確実且つ容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である自動演奏機能を備えた電子楽器のブロック図
【図2】同電子楽器のメモリの一部構成を示す図
【図3】同電子楽器の表示器の表示例を示す図
【図4】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図5】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図6】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図7】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図8】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
10…CPU、11…ROM、12…RAM、
15…マウス、15a…マウスボタン、
22…スイッチ群、23…表示回路、230…演奏データリスト、
231…単音試聴モードスイッチ、232…複音試聴モードスイッチ

Claims (1)

  1. 楽音の発音を指示するデータである発音指示データおよび楽音の発音を指示するデータ以外のデータである非発音指示データを含む演奏データを時系列に複数配列した演奏データファイルを記憶する演奏データ記憶手段と、
    前記演奏データファイル中の演奏データを表示する演奏データ表示手段と、
    該表示された演奏データのなかから所望のデータを指定する演奏データ指定操作子と、
    単音試聴モードと複音試聴モードを切り換えるモード切換手段と、
    前記演奏データ指定操作子により奏データが指定されたとき、この指定された演奏データが発音指示データであるか非発音指示データであるかを判断し、発音指示データであった場合にはさらに単音視聴モードまたは複音視聴モードであるかを判断し、単音試聴モード時には、前記演奏データ指定時点で発音中の楽音を消音したのちこの発音指示データの楽音を発音し、複音試聴モード時には、前記演奏データ指定時点で発音中の楽音を発音させたまま該指定された発音指示データの楽音を発音し、前記指定されたデータが非発音指示データであった場合には上記発音および消音の処理をスキップする演奏データ発音手段と、
    を備えたことを特徴とする自動演奏装置。
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