JP3747758B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動演奏装置に関し、より詳しくは、楽曲データの再生態様を自動的に変更することの出来る自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動演奏装置にMIDI(MUSICAL INSTRUMENT DIGITAL INTERFACE)形式の楽曲データ等を演奏させ、その自動演奏に合わせて楽器の演奏練習(以下、単に練習とする)をすることがよく行われている。
【0003】
自動演奏に合わせて楽器の練習をする場合、通常、ユーザが練習する楽器に対応するパート(以下、練習パートと呼ぶ)だけを音量を0にミュートするいわゆるマイナス・ワン演奏を自動演奏装置にさせる。
【0004】
また、楽曲全体を通して自動演奏させることも出来るが、ユーザが特に練習を望む楽曲中の特定区間(以下、練習区間と呼ぶ)だけを繰り返して自動演奏させて、それに合わせてユーザが楽器を演奏して練習をするということが行われている。
【0005】
さらに、MIDI出力の出来る電子楽器等を練習する場合には、自動演奏装置と電子楽器を接続して、ユーザの演奏情報を自動演奏装置に送信し、自動演奏装置では、その送信された演奏情報と練習パートの楽曲データを比較して、ユーザの演奏を評価するということが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動演奏装置でも特定のパートのミュートの有無を設定して、楽曲データを繰り返し再生することは可能であるが、繰り返し再生中は、設定された再生態様が持続され、該特定パートを常に再生するか、常にミュートするかのどちらかを選択するしかなかった。
【0007】
また、繰り返し再生に限らず、通常の再生中にミュートの有無を自動で切り替えることは出来なかった。さらに、ユーザの演奏評価の有無を自動で切り替えることも不可能である。
【0008】
本発明の目的は、ユーザに効果的な演奏練習を行わせることの出来る自動演奏装置を提供することである。
【0009】
また、本発明の他の目的は、ユーザの演奏練習を効果的に評価することの出来る自動演奏装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、自動演奏装置は、複数のパートを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを読み出す読出し手段と、前記読出し手段が読み出した特定区間の楽曲データを繰り返し再生する再生手段と、前記再生手段の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生態様変更手段と、ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手段と、前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを有し、前記再生態様変更手段は、前記演奏評価手段の行う演奏評価の有無も繰り返し毎に変更可能である。
【0012】
さらに、本発明の他の観点によれば、自動演奏装置は、複数のパートを含む楽曲データと該楽曲データの再生態様を指示する再生態様データとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを繰り返して読み出す読出し手段と、ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手段と、前記再生態様データに基づき、前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に再生テンポを設定するとともに、前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを有し、前記演奏評価手段は、前記演奏評価の有無も前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に変更可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例による自動演奏装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0014】
自動演奏装置1はバス11、ROM12、RAM13、CPU14、タイマ15、外部記憶装置16、検出回路17、操作子18、表示回路19、ディスプレイ20、音源回路21、サウンドシステム22、MIDIインターフェイス23、通信インターフェイス25で構成される。
【0015】
バス11には、ROM12、RAM13、CPU14、タイマ15、外部記憶装置16、検出回路17、表示回路19、音源回路21、MIDIインターフェイス23、通信インターフェイス25が接続される。
【0016】
ユーザは、検出回路17に接続される操作子(入力手段)18を用いて、再生態様を変更するための各種設定やその他必要な情報を入力することができる。操作子18は、例えば、マウス、キーボード、鍵盤、ジョイスティック、スイッチ等、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。また、複数の入力手段が接続されていてもよい。
【0017】
表示回路19は、ディスプレイ20に接続され、各種情報をディスプレイ20に表示することができる。
【0018】
外部記憶装置16は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバス11に接続される。外部記憶装置16は、例えばフロッピディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ等である。外部記憶装置16には、複数の楽曲データ、及び本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。
【0019】
RAM13は、フラグ、レジスタ又はバッファ、楽曲データ等を記憶するCPU14用のワーキングエリアを有する。ROM12には、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。この場合、プログラム等を重ねて、外部記憶装置16に記憶する必要は無い。CPU14は、ROM12又は、外部記憶装置16に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。
【0020】
タイマ15は、CPU14及びバス11に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等をCPU14に指示する。
【0021】
MIDIインターフェイス23は、ユーザが演奏練習に用いる電子楽器、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。MIDIインターフェイス23は、専用のMIDIインターフェイスに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェイスを用いて構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0022】
電子楽器2は、MIDIインターフェイス23に接続される音響機器及び楽器等である。電子楽器の形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。ユーザは、この電子楽器2を演奏することにより演奏練習を行う。
【0023】
また、電子楽器2は、後述する再生態様データ等の各種設定を入力するための操作子としても用いることが出来る。
【0024】
音源回路21は、供給されるMIDI信号等に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム22に供給する。サウンドシステム22は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
【0025】
なお、音源回路21は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO(Voltage Controlled Oscillator)+VCF(Voltage Controlled Filter)+VCA(Voltage Controlled Amplifier)のアナログシンセサイザ方式等、どのような方式であってもよい。
【0026】
また、音源回路21は、専用のハードウェアを用いて構成するものに限らず、DSP(Degital Signal Processor)+マイクロプログラムを用いて構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプログラムで構成するようにしてもよいし、サウンドカードのようなものでもよい。
【0027】
さらに、1つの音源回路を時分割で使用することにより複数の発音チャンネルを形成するようにしてもよいし、複数の音源回路を用い、1つの発音チャンネルにつき1つの音源回路で複数の発音チャンネルを構成するようにしてもよい。
【0028】
制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等を外部記憶装置16内のハードディスク(HDD)に記憶させることもできる。ハードディスクからRAM13に制御プログラム等を読み出すことにより、ROM12に制御プログラム等を記憶させている場合と同様の動作をCPU14にさせることができる。このようにすると、制御プログラム等の追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0029】
また、制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等をCD−ROMに記憶させることもできる。CD−ROMからハードディスクに制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をコピーすることができる。制御プログラム等の新規インストールやバージョンアップを容易に行うことができる。
【0030】
通信インターフェイス25は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク3に接続可能であり、該通信ネットワーク3を介して、サーバと接続し、HDD等外部記憶装置16、又はRAM13等内に、サーバから制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をダウンロードすることができる。
【0031】
図2は、本実施例による楽曲データMDの構成例を示す概念図である。楽曲データMD、及び後述の再生態様データSQは、図1の外部記録装置16、RAM13、又はROM12に記憶される。また、楽曲データMD及び再生態様データSQは、図1の通信インターフェイス25を介して、外部に対して入出力可能である。
【0032】
楽曲データMDは、例えばMIDI形式のSMF(Standard MIDI File)ファイルであり、自動演奏装置などのMIDIデータに基づいて発音することが可能な各種MIDI機器に自動演奏をさせるためのデータである。図2に示すように、楽曲データMDは、設定情報IF、メロディパートMP、コードパートCP、リズムパートRPなどで構成されている。
【0033】
設定情報IFは、楽曲データMDを自動演奏する自動演奏装置1の初期設定情報である。初期設定情報には、例えば、楽曲データMDの再生テンポ、各パートの音色(リズムパートRPは除く)、音量などの設定情報が含まれる。
【0034】
メロディパートMPは、楽曲データMDに対応する楽曲のメロディパートを再生するためのイベントをそれぞれ演奏順(時系列)に記憶している。このメロディパートMPのイベントとしては、楽音を発音させるためのノート・オン・イベント及び発音を停止するためのノート・オフ・イベントが含まれ、さらに、楽音の音高、発音長、ベロシティ等を表すデータが含まれる。
【0035】
コードパートCPは、楽曲データMDに対応する楽曲のコード(和音)パートを再生するためのイベントをそれぞれ演奏順(時系列)に記憶している。このコードパートCPのイベントとしては、楽音を発音させるためのノート・オン・イベント及び発音を停止するためのノート・オフ・イベントが含まれ、さらに、楽音の音高、発音長、ベロシティ等を表すデータが含まれる。
【0036】
リズムパートRPは、楽曲データMDに対応する楽曲のリズムパートを再生するためのイベントをそれぞれ演奏順(時系列)に記憶している。リズムパートは、例えば、ドラム、パーカッション等の主にリズムを刻む打楽器の演奏を再生するためのパートである。本実施例では、リズムパートには、ドラムの演奏が記録されている。このリズムパートRPのイベントMEとしては、楽音を発音させるためのノート・オン・イベントが含まれ、さらに、発音させる打楽器の種類、ベロシティ等を表すデータが含まれる。
【0037】
例えば、図2に示すように、リズムパートRP中には、イベントMEの処理タイミングをクロック数等で表したデータであるロケーションL1からLnまでのロケーションのそれぞれに対応付けてイベントME1からMEnまでが記録されている。
【0038】
なお、本実施例では、メロディパートMP、コードパートCP、リズムパートRPは、説明の便宜上楽曲データMD中に1つずつ含まれるが、複数のメロディパートMP1からMPn、コードパートCP1からCPn、リズムパートRP1からRPnが含まれるようにしてもよい。
【0039】
図3は、図1のCPU14で行う本発明の実施例によるメイン処理を表すフローチャートである。
【0040】
ステップSA1では、メイン処理を開始する。その後、次のステップSA2に進む。
【0041】
ステップSA2では、ユーザによる演奏練習開始の指示の有無が判断される。演奏練習の開始が指示された場合は、YESの矢印で示す次のステップSA3に進む。演奏練習開始の指示がない場合には、NOの矢印で示すステップSA7に進む。
【0042】
ステップSA3では、再生態様データを作成する。再生態様データは楽曲データの再生時に再生態様を指示(設定)するためのデータである。ここで作成される再生態様データは、再生時に楽曲データと共に読み出される。再生態様データの形式及び作成処理については後述する。その後次のステップSA4に進む。
【0043】
ステップSA4では、ステップSA3で作成する再生態様データを参照して繰り返し再生を行うか否かを判断する。繰り返し再生を行う場合は、YESの矢印で示すステップSA5に進む、繰り返し再生を行わない場合は、NOの矢印で示すステップSA6に進む。
【0044】
このステップSA4での判断は、再生態様データを参照して自動的に行っているが、ユーザが手動で入力するようにしてもよい。その場合は、再生態様データに、繰り返し再生を行う旨のデータを含ませる必要はない。
【0045】
ステップSA5では、後述の繰り返し再生処理を行い、ステップSA7に進む。
【0046】
ステップSA6では、後述の通常再生処理を行い、次のステップSA7に進む。
【0047】
ステップSA7では、楽曲データを用いての通常の自動演奏、楽曲データの作成編集などのその他処理を行う。通常の自動演奏とは、再生態様データを利用せず楽曲データのみを読み出して行う再生のことである。その他処理が終了したら次のステップSA8に進む。
【0048】
ステップSA8では、メイン処理を終了するか否かを判断する。メイン処理終了の判断は、ユーザの入力により行う。メイン処理を終了する場合は、YESの矢印で示す次のステップSA9に進み、メイン処理を終了する。メイン処理を終了しない場合は、NOの矢印で示すステップSA2に戻る。
【0049】
図4は図3のステップSA3で行う再生態様データ作成処理を表すフローチャートである。
【0050】
この再生態様データ作成処理での各種設定及び指定は、ユーザが図1のディスプレイ20に表示される各種情報を参照して、操作子18又は電子楽器2を用いて入力する。
【0051】
ステップSB1では、再生態様データ作成処理を開始する。その後次のステップSB2に進む。
【0052】
ステップSB2では、演奏練習を繰り返し再生で行うか否かを指定する。繰り返し再生で行う場合は、次のステップSB3に進む。繰り返し再生をしない場合には、ステップSB5に進む。
【0053】
ステップSB3では、繰り返し再生で繰り返す区間を指定する。その後次のステップSB4に進む。繰り返し区間の指定は、繰り返す区間の始点と終点を絶対時間又は相対時間で指定してもよいし、小節番号や、MIDIデータのロケーションで指定してもよい。
【0054】
ステップSB4では、繰り返し再生において繰り返し区間を何回再生するかを指定する。その後、次のステップSB5に進む。
【0055】
ステップSB5では、再生態様を変更するパートを選択する。その後次のステップSB6に進む。
【0056】
ステップSB6では、再生態様を変更するタイミングを指定する。繰り返し再生での演奏練習を行う場合には何回目の繰り返し再生時の再生態様を変更するかを指定し、通常再生での演奏練習を行う場合には再生態様を変更したい楽曲データ中の位置を小節数やロケーションなどで指定する。その後、次のステップSB7に進む。
【0057】
ステップSB7では、ステップSB6で指定されたタイミングでの再生態様の変更内容を設定する。その後、次のステップSB8に進む。このステップSB7で設定する内容は、例えば、指定タイミングにおいて、ステップSB5で選択されたパートをミュートするか否かを設定する。さらに、指定タイミングからテンポを減速するように設定することも出来る。また、指定タイミングから、ユーザの演奏と楽曲データの前記選択されたパートを比較することによりユーザの演奏を評価するように設定することも出来る。
【0058】
ステップSB8では、再生態様の変更が決定したか否かを判断する。再生態様の変更の決定は、ユーザが確定スイッチとして割り当てられる操作子18を操作するか、ディスプレイ20上に表示される確定スイッチを押すことにより行われ、このステップSB8では、ユーザが確定スイッチを押したか否かが検出される。再生態様の変更が決定した場合は、YESの矢印で示す次のステップSB9に進む。再生態様の変更がまだ終了していないときは、NOの矢印で示すステップSB6に戻り、他のタイミングにおける再生態様を設定する。
【0059】
ステップSB9では、上記ステップSB3からSB7で指定又は設定された内容に基づいて、後述の再生態様データSQを作成する。その後次のステップSB10に進み、再生態様データ作成処理を終了する。
【0060】
図5は、再生態様データSQの構成例を表す概念図である。
【0061】
再生態様データSQは、図4に示す再生態様データ作成処理のステップSB3からSB7で指定又は設定される再生態様変更内容がステップSB9で記録されるものである。
【0062】
図5(A)は、図8に示すような繰り返し再生時の再生態様の制御を行うための再生態様データSQ1であり、パート指定、繰り返し区間、繰り返し区間の再生回数、及び各タイミングAからnまでの(繰り返し区間毎の)イベント(再生態様)SEが記録されている。
【0063】
図5(B)は、図9に示すような繰り返し再生時の再生態様の制御を行うための再生態様データSQ2であり、パート指定、繰り返し区間、繰り返し区間の再生回数、及び各タイミングAからnまでの(繰り返し区間毎の)イベント(再生態様)SEが記録されている。
【0064】
図5(C)は、図10に示すような通常再生による演奏練習時の再生態様の制御を行うための再生態様データSQ3であり、パート指定、繰り返し区間、繰り返し区間の再生回数、及び各ロケーションL1からLnまでのイベント(再生態様)SEが記録されている。
【0065】
図6は、図3のステップSA5で行う繰り返し再生処理を表すフローチャートである。
【0066】
ステップSC1では、繰り返し再生処理を開始する。ここでは、今回利用する再生態様データSQ(図3のステップSA3で作成される再生態様データSQ)の読出しを開始すると共に、該再生態様データSQ内に記憶されている繰り返し区間を参照して楽曲データMD中の繰り返し再生する区間を設定し、該設定された繰り返し区間の先頭から楽曲データMDの読出しを開始する。その後次のステップSC2に進む。
【0067】
ステップSC2では、再生態様データSQを参照し、今回のタイミング(繰り返し再生の第1回目)におけるイベントSEがあればそれを処理する。その後次のステップSC3に進む。
【0068】
各イベントの処理の具体的内容としては、まず、ミュート・オンのイベントがあれば指定パートがミュートされるように設定し、ミュート・オフのイベントがあれば指定パートがミュートされないように設定する。
【0069】
また、テンポ減速のイベントSEがあれば再生テンポを減速させるためにタイマ15(図1)から供給されるクロックの発生タイミングを制御し、テンポ復帰のイベントSEがあれば再生テンポを減速前のテンポに戻すためにタイマ15(図1)から供給されるクロックの発生タイミングを減速前のものに復帰させる。
【0070】
さらに、評価実施のイベントSEがあればユーザの演奏評価を行うように設定し、評価終了イベントSEがあればユーザの演奏の評価を終了するよう演奏評価の実施設定を解除する。
【0071】
ステップSC3では、タイマ15(図1)から供給されるクロックにより表される現在の再生ロケーションに相当する各パートのイベントMEを、ステップSC1で設定された繰り返し区間内のロケーションLを参照して、楽曲テータMDから読み出す。そして、その読み出されたイベントMEのうち、ミュート・オンされていないパートのイベントMEに基づく発音や消音などの処理を行う。その後次のステップSC4に進む。
【0072】
ステップSC4では、ステップSC2(又はステップSC10)で演奏評価を行うように設定したか否かを検出する。演奏評価を行うように設定してあるときは、ユーザの演奏を評価するため、次のステップSC5に進む。演奏評価を行うように設定していないときは、ステップSC6に進む。
【0073】
ステップSC5では、ユーザの演奏を評価する。その後、次のステップSC6に進む。演奏評価は、現在の再生ロケーションに相当するユーザの演奏を評価するものであって、現在の再生ロケーションでのユーザの演奏(図1の電子秦器2を利用しての演奏)に対応して入力される楽曲データと、楽曲テータMD中の練習バート(再生態様データSQで指定されている指定パート)の現在の再生ロケーションでのイベントME(ステップSC3で読み出されたイベントME)とを比較することによって行われる。
【0074】
具体的には、演奏タイミング(鍵盤や打楽器の押鍵開始や終了のタイミング)や打撃の強さ(ベロシティ値の大きさ)などを比較して評価する。そして、演奏評価の結果は、ディスプレイ20(図1)に表示される。
【0075】
なお、演奏評価及び結果の表示はリアルタイムで行ってもよいし、演奏評価区間終了ごとに一括して行ってもよい。
【0076】
ステップSC6では、繰り返し区間を再生態様データSQで指定された回数繰り返し再生したか否かが判断される。指定回数再生したときはYESの矢印で示すステップSC7に進む。まだ、指定回数再生していない時は、NOの矢印で示すステップSC9に進む。
【0077】
ステップSC7では、繰り返し再生の終了処理を行い、次のステップSC8に進み、繰り返し再生処理を終了する。
【0078】
ステップSC9では、繰り返し区間の再生が終了したか(再生が繰り返し区間の終点に達したか)否かが判断される。繰り返し区間の再生が終了した場合は、YESの矢印で示すステップSC10に進み、終了していない場合は、NOの矢印で示すステップSC3に戻る。
【0079】
ステップSC10では、再生態様データSQから次回の繰り返し区間に相当するタイミングのイベントSEを読み出し、該読み出されたイベントSEを処理することにより各種の再生態様を設定する。イベントSEの処理についてはステップSC2と同様である。その後次のステップSC11に進む。
【0080】
ステップSC11では、楽曲テータMDの読み出し位置を、繰リ返し区間の先頭に相当する位置にセットしてステップSC3に戻る。
【0081】
図7は、図3のステップSA6で行う通常再生処理を表すフローチャートである。
【0082】
ステップSD1では、通常再生処理を開始し、今回利用する再生態様データSQ(図3のステップSA3で作成された再生態様データSQ)の読み出しを始めると共に、楽曲データMDの先頭から読出しを始める。その後次のステップSD2に進む。
【0083】
ステップSD2では、タイマ15(図1)から供給されるクロックにより表される現在の再生ロケーションに相当する楽曲データMD中の各パートのイベントMEと、再生態様テータSQ中のイベントSEがあれば、それらを読み出す。
【0084】
そして、読み出されたイベントSEがあるか否かを判断し、イベントSEがあれば、YESの矢印で示すステップSD3に進み、イベントSEがなければ、NOの矢印で示すステップSD4に進む。
【0085】
ステップSD3では、ステップSD2で読み出された再生態様テータSQのイベントSEを処理することにより再生態様を設定する。イベントSEの処理については図6のステップSC2やステップSC10と同様である。その後次のステップSD4に進む。
【0086】
ステップSD4では、ステップSD2で読み出されたイベントMEのうち、ミュート・オンされていないパートのイベントMEに基づく発音や消音などの処理を行う。その後次のステップSD5に進む。
【0087】
ステップSD5では、現在、演奏評価を行うように設定されているか否かを検出する。演奏評価の実施有無の設定はステップSD3におけるイベントSEの処理で実施される。そして、現在、演奏評価を行うように設定されていれば、ユーザの演奏を評価するため、YESの矢印で示す次のステップSD6に進む。演奏評価を行うように設定されていなければ、NOの矢印で示すステップSD7に進む。
【0088】
ステップSD6では、ユーザの演奏を評価する。その後次のステップSD7に進む。演奏評価については、図6のステップSC5と同様である。
【0089】
ステップSD7では、楽曲テータMDからのイベントMEの読み出しが最終位置まで進行し、再生が終了したか否かが判断される。再生が終了した場合は、通常再生処理を終了させるために、YESの矢印で示すステップSD8に進み、終了していない場合は、引き続き通常再生処理を行うために、NOの矢印で示すステップSD2に戻る。
【0090】
ステップSD8では、現在発音中の楽音を全て消音させるなどの通常再生処理の終了処理を行い、その後次のステップSD9に進んで通常再生処理を終了する。
【0091】
図8は、本実施例による繰り返し再生の第1の例を表す概念図である。繰り返し再生は、上述の図6に示す繰り返し再生処理によって行われる。第1の例では、図5(A)に示す再生態様データSQ1に基づいて処理する場合を示す。
【0092】
楽曲テータMDは図2に示すものと同様であり、メロディパートMP、コードパートCP及びドラムパート(リズムパート)RPを有している。また、1回目の繰り返し再生の先頭タイミングをタイミングAとして、それ以降の繰り返し再生の先頭タイミングを順次タイミングBからタイミングnとする。これらのタイミングは図5(A)の再生態様テータSQ1に記憶されている各タイミングの情報に対応している。
【0093】
繰り返し再生処理が開始されると、まず、図6のステップSC1において、再生態様データSQに記憶されている繰り返し区間に従って、楽曲データMD中のロケーションL1からロケーションL2までが各パートの繰り返し区間として設定される。
【0094】
次に、図6のステップSC2に進み、再生態様テータSQ1から1回目の繰り返し再生のイベントSE(タイミングAにおけるイベントSE)が読み出される。しかし、ここではタイミングAにおけるイベントSEは存在しないので、再生態様の設定は変更されないまま(指定パートのミュート・オフ、テンポ通常、演奏評価なしの初期設定で)繰り返し再生が開始される。
【0095】
その後、図6のステップSC3からステップSC9の処理を繰リ返して、楽曲データMDの設定された繰り返し区間の情報に基づいた1回目の繰り返し再生が行われる。そして、タイマ15(図1)から供給されたクロックにより表される再生ロケーションがタイミングBに達すると、1回分の繰り返し区間の再生が終了するため、図6のステップSC9でYESと判断される。
【0096】
この判断を受けて、図6のステップSC10に処理が進み、次回の繰り返し区間に相当するタイミングのイベント、つまり、タイミングBにおけるイベントSEが再生態様データSQ1から読み出されて処理される。
【0097】
図5(A)のように、タイミングBにおいてはミュート・オンとテンポ減速と評価実施のイベントSEが記憶されているので、タイミングBから始まる2回目の繰り返し再生では、指定パート(ここではドラムパート)がミュートされ、再生テンポが減速され、ユーザの演奏の評価が行われることになる。これらの再生態様の設定が終了した後に、再び図6のステップSC3からステップSC9の処理を繰り返して2回目の繰り返し再生が行われる。
【0098】
このようにして、図6のステップSC3からステップSC11の処理を繰り返すことにより順次繰り返し再生が進行し、再生態様データSQ1の各タイミングにおけるイベントSEに従って、タイミングCから始まる3回目の繰り返し再生ではミュート・オフ、テンポ復帰、評価解除、という再生態様の設定で再生が進行し、タイミングDから始まる4回目の繰り返し再生ではミュート・オン、テンポ減速、評価実施、という再生態様の設定で再生が進行し、タイミングE以降の繰り返し再生でも同様に処理が行われる。
【0099】
最後に、再生ロケーションがタイミングnに達すると、再生態様データSQ1の再生回数で指定された回数の線リ返し再生が終了したことになり、図6のステップSC6でYESと判断され、図6のステップSC7とステップSC8を経由して繰り返し再生処理が終了する。
【0100】
この第1の例のように、通常の再生と、演奏練習区間を交互に繰り返すことにより、ユーザは手本となる演奏を聞いた後、直ぐに練習をすることができ、効果的な演奏練習を行えることになる。
【0101】
図9は、本実施例による繰り返し再生の第2の例を表す概念図である。繰り返し再生は、上述の図6に示す繰り返し再生処理によって行われる。第2の例では、図5(B)に示す再生態様データSQ2に基づいて処理する場合を示す。
【0102】
第2の例における楽曲データMDと各タイミングと繰り返し区間の設定については第1の例と同じなので説明を省略する。
【0103】
図6のステップSC1での処理が終了した後、図6のステップSC2に進むと、再生態様データSQ2から1回目の繰り返し再生のイベントSE(タイミングAにおけるイベントSE)が読み出される。ここでは、図5(B)のように、タイミングAにおいてはテンポ減速のイベントSEが記憶されているので、タイミングAから始まる1回目の繰り返し再生では再生テンポが減速されるように設定されて繰り返し再生が開始される。
【0104】
その後、図6のステップSC3からステップSC9の処理を繰り返して、楽曲データMDの設定された繰り返し区間の情報に基づいた1回目の繰り返し再生が行われる。
【0105】
そして、タイマ15(図1)から供給されるクロックにより表される再生ロケーションがタイミングBに達すると、1回分の繰リ返し区間の再生が終了するため、図6のステップSC9でYESと判断される。この判断を受けて図6のステップSC10に処理が進み、次回の繰り返し区間に相当するタイミングのイベント、つまり、タイミングBにおけるイベントSEが再生態様データSQ2から読み出されて処理される。
【0106】
図5(B)のように、タイミングBにおいてはミュート・オンのイベントSEが記憶されているので、タイミングBから始まる2回目の繰り返し再生では、指定パート(ここではメロディパート)がミュートされることになる。
【0107】
また、この2回目の繰り返し再生での再生テンポは、タイミングBにおいてテンポ復帰のイベントSEが記憶されていないため、1回目と同様に減速されたままとなる。これらの再生態様の設定が終了した後に、再び図6のステップSC3からステップSC9の処理を繰リ返して2回目の繰り返し再生が行われる。
【0108】
このようにして、図6のステップSC3からステップSC11の処理を繰り返すことにより順次繰り返し再生が進行し、再生態様データSQ2の各タイミングにおけるイベントSEに従って、タイミングCから始まる3回目の繰り返し再生では新たに評価実施が設定されて再生が進行し、タイミングDから始まる4回目の繰り返し再生では再生態様がミュート・オフ、テンポ復帰、評価終了、というように全ての設定が初期状態に戻された状態で再生が進行する。タイミングEから始まる5回目の繰り返し再生ではミュート・オンのみが設定されて再生が進行し、タイミングFから始まる6回目の繰り返し再生では新たに評価実施が設定されて再生が進行し、タイミングG以降の繰り返し再生でも同様に処理が行われる。
【0109】
最後に、再生ロケーションがタイミングnに達すると、再生態様テータSQ2の再生回数で指定された回数の繰り返し再生が終了したことになり、図6のステップSC6でYESと判断され、図6のステップSC7とステップSC8を経由して繰り返し再生処理が終了する。
【0110】
上記第2の例のように、ユーザが再生テンポを減速する繰り返し区間、ミュートを行う繰り返し区間、評価を行う繰り返し区間を、繰り返し区間毎に自由に設定できることで、効果的な演奏練習を行えるようになる。
【0111】
図10は、本実施例による通常再生の例を表す概念図である。通常再生は、上述の図7に示す通常再生処理によって行われる。ここでは、図5(C)に示す再生態様データSQ3に基づいて処理する場合を示す。
【0112】
楽曲データMDは図2に示すものと同様であり、メロディパートMP、コードパートCP及びドラムパート(リズムパート)RPを有している。
【0113】
通常再生処理が開始されると、ロケーションL1に相当する再生ロケーションまでは、図7のステップSD2〜ステップSD7の処理を繰り返して楽曲データMDの各パートのイベントMEだけが順次処理される。このロケーションL1までは再生態様テータSQ3から読み出されるイベントSEがないため初期設定の再生態機(指定パートのミュート・オフ、テンポ通常、演奏評価なしの設定)で楽曲の再生が行われる。
【0114】
そして、再生ロケーションがロケーションL1に達すると、図7のステップSD2において再生態様データSQ3からミュート・オンとテンポ減速のイベントSEが読み出され、これを受けてイベントSEがあると判断されて図7のステップSD3に処理が進む。
【0115】
図7のステップSD3では、ステップSD2で読み出されたミュート・オンとテンポ減速のイベントSEに従って、指定パート(ここではドラムパート)がミュート設定され、再生テンポが減速されるように設定される。この設定後は、設定された再生態様の状態でロケーションL2まで楽曲データMDの各パートのイベントMEに従った楽曲の再生が行われる。
【0116】
このようにして、図7のステップSD2〜ステップSD7の処理を繰り返すことにより順次再生が進行し、再生態様データSQ3の各ロケーションにおけるイベントSEに従って、ロケーションL2からロケーションL3までの間はミュート・オフとテンポ復帰が設定された再生態様(初期設定の再生態様)で再生が進行し、ロケーションL3からロケーションL4までの間はミュート・オンと評価実施が設定された再生態様で再生が進行し、ロケーションL4以降の再生でも同様に処理が行われる。
【0117】
最後に、楽曲テータMDからのイベントMEの読み出しが最終位置まで進行すると、図7のステップSD7で再生が終了したと判断され、図7のステップSD8とステップSD9を経由して通常再生処理が終了する。
【0118】
この第3の例のように、ユーザが各パートのミュートの有無や演奏評価の有無を演奏進行に沿った自由な区間に設定できることで、演奏練習をしてみたい区間、演奏評価をしてみたい区間を自由に設定できることになり、楽曲の進行の流れに沿った、効果的な演奏練習を行えるようになる。
【0119】
なお、本実施例では、ユーザが演奏練習するパートを音量を0にミュートするようにしたが、音量を小さくするようにミュートしてもよい。このようにすると、ユーザは、練習中にも手本となる楽曲を聞くことが出来る。
【0120】
また、本実施例では、1つのパートだけを指定するようにしたが、複数のパートを同時に指定できるようにしてもよい。このようにすると、複数のユーザが同時に練習することが出来る。
【0121】
さらにまた、演奏評価も複数のパートについて同時に出来るようにしてもよい。
【0122】
また、ユーザの練習するパートを繰り返し回毎に変更して違うパートを指定してもよいし、順次違うパートを指定するようにしてもよい。
【0123】
さらに、本実施例では、ユーザが、図4の再生態様データ作成処理により再生態様データを作成するようにしたが、予め作成された再生態様データをプリセットとして記憶しておき、それをユーザが選択又は編集するようにしてもよい。
【0124】
また、本実施例では再生態様データと楽曲データが1つずつしか記憶されていないため必然的にこの2つのデータが対応付けられていることになっているが、複数の楽曲データに対して1つの再生態様テータを利用するようにしてもよいし、設定された繰り返し回数毎に再生態様データを用意しておいてもよい。さらに、再生態様データと楽曲データを複数ずつ記憶しておき、ユーザが自由に対応付けられるようにしてもよい。
【0125】
また、本実施では全ての繰り返し区間についての再生熊様の設定を記憶するようにしているが、1つの再生態様の状態を全ての偶数回目の区間(あるいは奇数回目の区間)で利用するようにしたり、所定回おきの区間で利用するようにしたりしてもよい。こうすれば、より簡単な設定だけで効果的な演奏練習が行えるようになる。
【0126】
又は、1つの繰り返し区間用の再生態様のみを記録しておき、繰り返し回数ごとに再生態様の変更のオン・オフ(再生態様データの適用の有無)を自動的に繰り返すようにしてもよい。この場合には、演奏練習を開始するためのスイッチ等を設けて、ユーザがそれを操作することにより簡単に演奏練習することが出来る。さらに、テンポの減速の有無、ミュートの有無、演奏評価の有無等のそれぞれに対応したスイッチ等を設けておき、ユーザはそれを押すだけで各種再生態様を変更できるようにしてもよい。このようにすると、ユーザは、ワンタッチで演奏練習を行うことが出来る。また、それぞれの再生態様に対応するスイッチを設けることにより、さらに簡単に、様々な再生態様での演奏練習を行うことが出来る。
【0127】
なお、本実施例は、本実施例に対応するコンピュータプログラム等をインストールした市販のコンピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。
【0128】
その場合には、本実施例に対応するコンピュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピーディスク等の、コンピュータが読み込むことが出来る記憶媒体に記憶させた状態で、ユーザに提供してもよい。
【0129】
その汎用コンピュータ又はコンピュータ等が、LAN、インターネット、電話回線等の通信ネットワークに接続されている場合には、通信ネットワークを介して、コンピュータプログラムや各種データ等を汎用コンピュータ又はコンピュータ等に提供してもよい。
【0130】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザに効果的な演奏練習を行わせることができる。
【0132】
また、本発明によれば、ユーザの演奏練習を効果的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による自動演奏装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 楽曲データMDの構成例を示す概念図である。
【図3】 メイン処理を表すフローチャートである。
【図4】 再生態様データ作成処理を表すフローチャートである。
【図5】 再生態様データSQの構成例を表す概念図である。
【図6】 繰り返し再生処理を表すフローチャートである。
【図7】 通常再生処理を表すフローチャートである。
【図8】 繰り返し再生の第1の例を表す概念図である。
【図9】 繰り返し再生の第2の例を表す概念図である。
【図10】 通常再生の例を表す概念図である。
【符号の説明】
1…自動演奏装置、2…電子楽器、3…通信ネットワーク、11…バス、12…ROM、13…RAM、14…CPU、15…タイマ、16…外部記憶装置、17…検出回路、18…操作子、19…表示回路、20…ディスプレイ、21…音源回路、22…サウンドシステム、23…MIDI I/F、25…通信I/F

Claims (9)

  1. 複数のパートを含む楽曲データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを読み出す読出し手段と、
    前記読出し手段が読み出した特定区間の楽曲データを繰り返し再生する再生手段と、
    前記再生手段の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生態様変更手段と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手段と、
    前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを有し、
    前記再生態様変更手段は、前記演奏評価手段の行う演奏評価の有無も繰り返し毎に変更可能である自動演奏装置。
  2. 前記再生態様変更手段の行う変更可能な再生態様は、さらに前記複数のパートを含む楽曲データの特定パートのミュートの有無を含む請求項1記載の自動演奏装置。
  3. 前記再生態様変更手段の行う変更可能な再生態様は、さらに前記楽曲データのテンポの変更を含む請求項1又は2記載の自動演奏装置。
  4. さらに、前記再生態様の設定を入力する再生態様入力手段を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の自動演奏装置。
  5. 複数のパートを含む楽曲データと該楽曲データの再生態様を指示する再生態様データとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを繰り返して読み出す読出し手段と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手段と、
    前記再生態様データに基づき、前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に再生テンポを設定するとともに、前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを有し、
    前記演奏評価手段は、前記演奏評価の有無も前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に変更可能である自動演奏装置。
  6. 複数のパートを含む楽曲データの特定区間だけを読み出す読出し工程と、
    前記読出し工程が読み出した特定区間の楽曲データを繰り返し再生する再生工程と、
    前記再生工程の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生態様変更工程と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力工程と、
    前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価工程とを有し、
    前記再生態様変更工程は、前記演奏評価手段の行う演奏評価の有無も繰り返し毎に変更可能である自動演奏方法。
  7. 複数のパートを含む楽曲データと該楽曲データの再生態様を指示する再生態様データとを記憶する記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを繰り返して読み出す読出し工程と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力工程と、
    前記再生態様データに基づき、前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に再生テンポを設定するとともに、前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価工程とを有し、
    前記演奏評価工程は、前記演奏評価の有無も前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に変更可能である自動演奏方法。
  8. 複数のパートを含む楽曲データの特定区間だけを読み出す読出し手順と、
    前記読出し手順が読み出した特定区間の楽曲データを繰り返し再生する再生手順と、
    前記再生手順の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生態様変更手順と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手順と、
    前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手順とを有し、
    前記再生態様変更手順は、前記演奏評価手段の行う演奏評価の有無も繰り返し毎に変更可能であるを有する自動演奏をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 複数のパートを含む楽曲データと該楽曲データの再生態様を指示する再生態様データとを記憶する記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを繰り返して読み出す読出し手順と、
    ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入力手順と、
    前記再生態様データに基づき、前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に再生テンポを設定するとともに、前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手順とを有し、
    前記演奏評価手順は、前記演奏評価の有無も前記楽曲データの特定区間の繰り返し毎に変更可能である自動演奏手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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