JP2011099895A - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の鍵域の演奏のみを簡単に再生することのできる電子鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】 電子鍵盤楽器は、複数の鍵を有し、演奏操作に対応する演奏データを入力する鍵盤と、前記鍵盤の鍵域を分割する分割手段と、前記分割された各鍵域の少なくとも一部の音域が重複するように、各鍵域の音高を変換する変換手段と、前記分割された各鍵域の少なくとも一方を選択する選択手段と、前記鍵盤の各鍵域から入力される演奏データのうち、前記選択手段で選択された鍵域から入力される演奏データのみを記録する記録手段とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子鍵盤楽器に関する。
従来、1台の電子鍵盤楽器において、鍵盤をほぼ中央で左右にスプリット(分割)し、左右の鍵域をほぼ同じ音域に設定し、二人並んで演奏できるようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、1台の電子鍵盤楽器において、鍵盤を所定の位置で左右にスプリット(分割)し、左右の鍵域の音色を異ならせた状態で、演奏者による左右鍵域の演奏を記録する際に、それぞれの鍵域の演奏を独立のトラックに記録する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
上述した従来の技術を組み合わせると、左右の鍵域をほぼ同じ音域に設定可能な電子鍵盤楽器において、二人の演奏者が演奏した内容を記録する際に、左右の鍵域における演奏を独立のトラックに記録することが考えられる。独立のトラックに記録することで、後に、左右いずれかの鍵域で演奏した内容のみを再生したり、両方の鍵域の演奏を合わせて再生したりすることが可能となる。
特開2008−52118号公報 特許第2836258号公報
電子鍵盤楽器を用いて、楽器の教習を行う場合など、一方の鍵域で演奏した内容をもっぱら再生したいケースがある。例えば、演奏指導者(先生)と生徒が二人で演奏した場合の先生の演奏を生徒が後で再生したいようなケースである。
このようなケースでは、後で先生の演奏を再生するためには、生徒の演奏内容を記録したトラックの音量を下げるかもしくはミュートするか、再生するトラックとして先生の演奏内容を記録したトラックのみを選択するなど、所定の操作が必要となる。
また、どのトラックに先生の演奏内容を記録したのかが不明となった場合、再生すべきトラックを選択する際に所望のトラックを発見するまで複数のトラックを順次再生して聴いてみる必要があるなどの手間がかかる。
本発明の目的は、所望の鍵域の演奏のみを簡単に再生することのできる電子鍵盤楽器を提供することである。
本発明の一観点によれば、電子鍵盤楽器は、複数の鍵を有し、演奏操作に対応する演奏データを入力する鍵盤と、前記鍵盤の鍵域を分割する分割手段と、前記分割された各鍵域の少なくとも一部の音域が重複するように、各鍵域の音高を変換する変換手段と、前記分割された各鍵域の少なくとも一方を選択する選択手段と、前記鍵盤の各鍵域から入力される演奏データのうち、前記選択手段で選択された鍵域から入力される演奏データのみを記録する記録手段とを有する。
本発明によれば、所望の鍵域の演奏のみを簡単に再生することのできる電子鍵盤楽器を提供することができる。
本発明の実施例による電子鍵盤楽器100のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。 本発明の実施例による連弾モードにおける鍵域分割と音域設定を説明するための鍵盤22の概略平面図である。 本発明の実施例による各演奏モードにおける演奏記録を説明するための概念図である。 本発明の実施例による電子鍵盤楽器100で実行されるメイン処理を表すフローチャートである。 図4のステップSA3で実行される押鍵・ペダル処理を表すフローチャートである。 図4のステップSA4で実行される設定処理を表すフローチャートである。 図4のステップSA5で実行される記録処理を表すフローチャートである。 図4のステップSA6で実行される再生処理を表すフローチャートである。
図1は、本発明の実施例による電子鍵盤楽器100のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。
電子鍵盤楽器100のバス6には、RAM7、ROM8、CPU9、検出回路11、表示回路13、記憶装置15、音源・効果回路18、通信インターフェイス(I/F)21が接続される。
RAM7は、再生バッファ等のバッファ領域、フラグ、レジスタ、各種パラメータ等を記憶するCPU9のワーキングエリアを有する。
ROM8には、各種データファイル、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。この場合、プログラム等を重ねて、記憶装置15に記憶する必要は無い。
CPU9は、ROM8又は、記憶装置15に記憶されている制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等に従い、演算又は装置の制御を行う。タイマが、CPU9に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等がCPU9に供給される。
ユーザは、検出回路11に接続されるパネル操作子12を用いて、各種入力及び設定、選択をすることができる。パネル操作子12は、例えば、スイッチ、パッド、フェーダ、スライダ、ロータリーエンコーダ、ジョイスティック、ジョグシャトル、文字入力用キーボード、マウス等、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。また、パネル操作子12は、カーソルスイッチ等の他の操作子を用いて操作する表示装置14上に表示されるソフトスイッチ等でもよい。
表示回路13は、ディスプレイ14に接続され、各種情報をディスプレイ14に表示することができる。ディスプレイ14は、電子鍵盤楽器100の設定のための各種情報等を表示することができる。
記憶装置15は、ハードディスク、FD(フレキシブルディスク又はフロッピーディスク(登録商標))、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多目的ディスク)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の記憶媒体とその駆動装置の組み合わせの少なくとも1つで構成される。記憶媒体は、着脱可能であってもよいし、内蔵されていてもよい。記憶装置15及び(または)ROM8には、自動演奏データ、楽曲データ等の各種データ、本発明の各実施例を実現するためのプログラムや、その他の制御プログラムを記憶することができる。なお、本発明の各実施例を実現するためのプログラムや、その他の制御プログラムを記憶装置15に記憶する場合は、これらをROM8に合わせて記憶する必要はない。また、一部のプログラムのみを記憶装置15に記憶し、その他のプログラムをROM8に記憶するようにしてもよい。
音源・効果回路18は、記憶装置15、ROM8又はRAM7等に記録された自動演奏データ又は鍵盤22あるいは通信インターフェイス21に接続された外部機器等から供給される演奏信号、MIDI信号等に応じて楽音信号を生成し、各種音楽的効果を付与して、サウンドシステム19に供給する。サウンドシステム19は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
通信インターフェイス21は、USBやIEEE1394等の汎用近距離有線I/F、Ethernet(登録商標)等の汎用ネットワークI/F等の通信インターフェイス、MIDI I/Fなどの汎用I/F、無線LANやBluetooth(登録商標)等の汎用近距離無線I/F等の通信インターフェイス及び音楽専用無線通信インターフェイスのうち少なくとも1つで構成され、外部機器、サーバ等との通信が可能である。
鍵盤(演奏操作子)22は、検出回路11に接続され、ユーザの演奏動作に従い、演奏情報(演奏データ)を供給する。本実施例では、鍵盤楽器型の演奏操作子を用いる。鍵盤22は、ユーザの演奏を入力するための操作子であり、ユーザが操作した操作子に対応する音高で、該ユーザの操作子に対する操作開始タイミング及び終了タイミングをそれぞれキーオン及びキーオフ信号として入力する。なお、本実施例では鍵盤22は88個の鍵を有するが、鍵数はこれに限るものではなく、少なくとも二人の演奏者が左右に並んで演奏可能な鍵数を有するものであればよい。
また、演奏操作子22として、鍵盤22に加えてペダル(ダンパー、ソステヌート、ソフトの3本ペダルもしくは、ダンパー、ソステヌートの2本ペダル)を有していることが好ましい。
図2は、本発明の実施例による連弾モードにおける鍵域分割と音域設定を説明するための鍵盤22の概略平面図である。
本発明の実施例による電子鍵盤楽器100は、演奏モードとして、通常モード、スプリットモード、連弾モード(DUETモード)が用意されている。
通常モードは、鍵盤22の鍵域の分割を行わずに、全鍵域を1つの鍵域として扱う演奏モードである。スプリットモードは、鍵盤22の鍵域を左右に2分割して、それぞれの鍵域に任意の音色を割り当てるモードであり、各鍵域の音高変換(オクターブシフト)は行わない。スプリットモードは、一般的には低音域(左鍵域22L)と高音域(右鍵域22R)で音色を異ならせて一人の演奏者が演奏する演奏モードである。
連弾モードは、最低音高に対応する鍵(鍵盤22の最も左側に配置された鍵)から所定の分割ポイント(本実施例では、通常モードでの音高「C3」に対応する鍵)までを左鍵域22Lとし、所定の分割ポイントの右隣の鍵から最高音高に対応する鍵(鍵盤22の最も右側に配置された鍵)までを右鍵域22Rとして、鍵盤22の鍵を左右に二分割する。さらに、各鍵域の鍵に対応する音高を、左右鍵域で少なくとも一部の音域が重複するようにオクターブシフトする。
本実施例では、図2に示すように、左鍵域22Lについて+2オクターブシフトさせ、右鍵域22Rについて−2オクターブシフトさせることにより、各鍵域で少なくとも音高「C2」から音高「C5」までを発音指示可能としている。なお、オクターブシフトの量は、鍵盤22の有する鍵数及び分割ポイントの音高により最適値が異なるが、一般的な楽曲でよく使用される音高「C3」から音高「C4」までを含むようにすることが好ましい。また、低音部としてよく使用される音高「C2」から音高「C4」までを含むようにすることがさらに好ましい。なお、音名のオクターブ表記は楽器メーカーにより異なることがあり、中央の「C」を上記例では、「C3」と表記しているが「C4」と表記する場合は、上記各音名のオクターブを適宜読みかえる必要がある。
なお、ペダルについては、電子鍵盤楽器100が3本ペダルを備えている場合には、右端のダンパーペダルを右鍵域22R用のダンパーペダルとし、左端のソフトペダルを左鍵域22L用のダンパーペダルとする。この場合、中央のペダルは機能しないようにするか、又は、右鍵域22R用のソステヌートペダルとして機能するようにしてもよい。2本ペダルの場合は、右側のダンパーペダルを右鍵域22R用のダンパーペダルとし、左側のソフトペダルを左鍵域22L用のダンパーペダルとする。
本実施例による連弾モードでは、上述のように、鍵盤22を左右鍵域に分割して、各鍵域に割り当てられる音高がほぼ等しくなるように、オクターブシフトを行うので、二人の演奏者が1つの鍵盤22で同一の楽曲を演奏することが可能となる。
図3は、本発明の実施例による各演奏モードにおける演奏記録を説明するための概念図である。
演奏記録は、MIDIデータ等の自動演奏データとして、1〜複数のトラックに記録される。例えば、タイミングデータと、当該タイミングに再生されるイベントデータとで構成される。
タイミングデータは、例えば、所定音符長を所定数(分解能)で割ったTick(Clockともいう)で表されるデータであり、一例として、四分音符を1920で割ったものとする。なお、この場合は、「分解能=1920」といい、1920Tickで四分音符1つ分の長さに相当する。なお、Tickは、四分音符を分解能で割ったものなので、Tickの時間的長さは、テンポによって変化する。タイミングデータは、曲データの先頭等の所定位置からの絶対タイミング(Tick数)で表してもよいし、1つ前のイベントデータのタイミングからの相対タイミング(Tick数)で表してもよい。
イベントデータは、少なくともノート情報を含む。ノート情報は、ノートオンイベント(キーオン)及びノートオフイベント(キーオフ)であり、それぞれが、音高情報を含む。また、ノート情報として、例えば、ゲートタイム、ベロシティ等を含むようにしてもよい。イベントデータとしては、ノート情報の他に、テンポ情報、音色情報、音量情報等を含むようにしてもよい。
図3(A)は、通常モードにおける鍵盤22を用いた演奏の演奏データへの記録対応を示す概念図である。
通常モードでは、図3(A)に示すように、鍵盤22の全鍵域に渡る演奏が1つの演奏データとして、ユーザ指定のトラック(トラック1及び/又はトラック2)に記録される。記録される鍵域は自動的に全鍵域に設定される。
図3(B)は、スプリットモードにおける鍵盤22を用いた演奏の演奏データへの記録対応を示す概念図である。
スプリットモードでは、鍵盤22の左鍵域22Lと右鍵域22Rの両方の演奏を、それぞれトラック2とトラック1に記録する。記録する鍵域は、自動的に左鍵域22Lと右鍵域22Rの両方が設定され、片方の鍵域のみを記録鍵域として設定することはできない。なお、トラック数が3トラック以上ある場合、スプリットモードにおいて記録するトラックはトラック1及びトラック2に限らず、双方の鍵域を独立して同時に記録できれば、任意の2トラックを用いることができる。
図3(C)は、連弾モードにおける鍵盤22を用いた演奏の演奏データへの記録対応を示す概念図である。
連弾モードでは、演奏を記録する鍵域として、左鍵域22L、右鍵域22R及び左右鍵域22LRのいずれか一つを設定可能である。左鍵域22Lが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック1に左鍵域22Lを用いた演奏のみが記録される。右鍵域22Rが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック1に右鍵域22Rを用いた演奏のみが記録される。左右鍵域22LRが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック2に左鍵域22Lが、トラック1に右鍵域22Rを用いた演奏が記録される。
演奏を記録する鍵域として、左鍵域22L又は右鍵域22Rのいずれか一方のみを選択した場合、選択されなかった鍵域の演奏は記録されないので、例えば、先生と生徒が左右の鍵域で同時に演奏した場合に、先生又は生徒の演奏のみを記録することができる。例えば、先生の演奏のみを記録して後で再生したい場合に、先生が右鍵域22Rを用いて演奏する際は、右鍵域22Rを選択すればよい。そして、本実施例の場合、一方の鍵域のみを記録するように設定した場合は、どちらの鍵域を選択したとしても記録されるトラックはトラック1となるため、再生する際にトラックの選択で混乱する恐れはない。なお、先生と生徒の演奏を同時に記録したい場合には、左右鍵域22LRを選択する。
本実施例では、上述したように、一方の鍵域のみを記録するように設定した場合は、どちらの鍵域を選択したとしても記録されるトラックはトラック1となり、左右鍵域22LRを選択した場合には、それぞれトラック1及びトラック2に記録されるが、記録するトラックはトラック1及びトラック2以外でもよい。例えば、左右鍵域22LRを選択した場合には、パート1やパート2、あるいはメインパートやサブパートなどのようにパートを識別する情報を各鍵域の演奏データに含ませて、この情報により再生すべきパートを区別するようにしてひとつのトラックに双方のトラックを記録するようにしてもよい。また、トラックナンバーはユーザが選択できるようにしてもよい。なお、一方の鍵域のみを記録するように設定した場合は、どちらの鍵域を選択したとしても同一のトラックに記録されるようにすることが、再生時の混乱を避けるためには好ましい。
図4は、本発明の実施例による電子鍵盤楽器100で実行されるメイン処理を表すフローチャートである。このメイン処理は、ユーザの開始指示(例えば、電子鍵盤楽器100の電源投入)により開始され、終了指示(例えば、電源切断)により終了する。
ステップSA1でメイン処理を開始し、ステップSA2では、各種フラグ、レジスタ等の初期化を行う。
ステップSA3では、後に図5を参照して説明する押鍵・ペダル処理を実行する。押鍵・ペダル処理は、ユーザの演奏操作による押鍵及びペダル操作を検出し、演奏モードに従い、音高変換(オクターブシフト)を行い、演奏情報を音源18に供給する処理である。演奏モードが、連弾モードである場合には、例えば、図2に示すように、左鍵域22Lを用いて入力された演奏信号(ノート情報)を+2オクターブシフトさせ、右鍵域22Rを用いて入力された演奏信号(ノート情報)を−2オクターブシフトさせる。すなわち、連弾モードにおいては、左鍵域22Lの音域と右鍵域22Rの音域とが少なくともその一部において重複するように入力演奏信号(ノート情報)の音高変換を行う。また、右側のダンパーペダルを右鍵域22R用のダンパーペダルとし、左側のソフトペダルを左鍵域22L用のダンパーペダルとする。なお、3本ペダルである場合には、中央のペダルは機能しないようにするか、又は、右鍵域22R用のソステヌートペダルとして機能するようにしてもよい。
ステップSA4では、後に図6を参照して説明する設定処理を実行する。設定処理は、演奏モードの設定・解除、記録モードの設定、再生モードの設定等を行う処理である。演奏モードは、例えば、通常モード、スプリットモード、連弾モードの中から選択する。また、このステップで、連弾モードかつ記録モード時の記録鍵域及び記録トラックの設定を行うことができる。
ステップSA5では、後に図7を参照して説明する記録処理を実行する。記録処理は、ステップSA4で実行する設定処理において記録モードに設定されたか否かを判断し、記録モードである場合には、演奏モードに従って、ユーザの演奏操作子22による演奏信号をシーケンサの所定トラックに記録する処理である。連弾モードかつ記録モード時には、ステップSA4で記録するように設定した鍵域のみを所定のトラックに記録する。
ステップSA6では、後に図8を参照して説明する再生処理を実行する。再生処理は、ステップSA4で実行する設定処理において再生モードに設定されたか否かを判断し、再生モードである場合には、再生対象トラックを再生する。
ステップSA7では、その他の処理を実行する。ここで、その他の処理とは、ステップSA3〜ステップSA6に含まれない電子鍵盤楽器100の機能を実行するための処理である。例えば、記録した演奏データ等の管理や、他の電子楽器やサーバ等との通信設定等である。なお、ステップSA5の記録処理において所定トラックに記録した演奏データは、このステップSA7の処理において、記録メディア(記憶装置15)に書き出したり、通信I/F21を介して外部機器に転送したりすることが可能である。
ステップSA8では、メイン処理を終了するか否かを判断する。メイン処理の終了は、例えば、ユーザが電子鍵盤楽器100の電源を切断することにより行われる。メイン処理を終了する場合は、YESの矢印で示すステップSA9に進み、メイン処理を終了する。終了しない場合は、NOの矢印で示すステップSA3に戻り、以降の処理を繰り返す。
図5は、図4のステップSA3で実行される押鍵・ペダル処理を表すフローチャートである。
ステップSB1で、押鍵・ペダル処理を開始し、ステップSB2では、キーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータを検出したか否かを判断する。キーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータを検出した場合は、YESの矢印で示すステップSB3に進む。検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSB8に進み、押鍵・ペダル処理を終了して図4のステップSA4に戻る。なお、キーオンは、ユーザが鍵盤22を押鍵操作することにより発生する信号(イベントデータ)であり、キーオフは離鍵操作をすることにより発生する信号(イベントデータ)である。
ステップSB3では、図4のステップSA4で設定される現在の演奏モードが連弾モードであるか否かを判断する。連弾モードである場合には、音高変換(オクターブシフト)等を行うためYESの矢印で示すステップSB4に進む。連弾モードでない場合(通常モード又はスプリットモードである場合)には、NOの矢印で示すステップSB7に進む。
ステップSB4では、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)が右鍵域22R(図2)の鍵の操作によるもの(音高「C♯3」以上のノート情報)か否かを判断する。または、ステップSB2で検出したペダル操作が右ペダルの操作か否かを判断する。右鍵域22Rの鍵の操作によるもの又は右ペダルの操作である場合は、YESの矢印で示すステップSB5に進み、左鍵域22L(図2)の鍵の操作によるもの又は左ペダルの操作である場合は、NOの矢印で示すステップSB6に進む。
ステップSB5では、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)の音高変換処理を行う。具体的には、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)のノートナンバー(音高)を2オクターブ下げる。または、ステップSB2で検出したペダル操作に対応するイベントデータを右鍵域22Rのダンパーペダル操作に対応するイベントデータに変換する。その後、ステップSB7に進む。
ステップSB6では、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)の音高変換処理を行う。具体的には、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)のノートナンバー(音高)を2オクターブ上げる。または、ステップSB2で検出したペダル操作に対応したイベントデータを左鍵域22Lのダンパーペダル操作に対応したイベントデータに変換する。その後、ステップSB7に進む。
ステップSB7では、ステップSB2で検出したキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作(ステップSB3で演奏モードが通常モード又はスプリットモードであると判断された場合)に対応したイベントデータ、ステップSB5又はSB6で変換したキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作(ステップSB3で演奏モードが連弾モードであると判断された場合)に対応したイベントデータを音源(例えば、図1の音源・効果回路18)に供給する。なお、演奏モードが、スプリットモード又は連弾モードである場合は、音源・効果回路18はマルチパート音源として機能し、演奏データを左鍵域22Lと右鍵域22Rとで独立したパートとして発音する。その後、ステップSB8に進み、押鍵・ペダル処理を終了して図4のステップSA4に戻る。
なお、上記説明においては、3本のペダルのうちの中央ペダルに連弾モードでは機能しないものとしたが、右左鍵域のソステヌートペダルとして機能させる場合は、ステップSB4〜SB5において、中央ペダルを右鍵域のソステヌートペダル操作とすればよい。
図6は、図4のステップSA4で実行される設定処理を表すフローチャートである。設定処理は、例えば、図1の設定操作子12を用いてユーザが各種設定を行うための処理である。
ステップSC1で、設定処理を開始し、ステップSC2で、例えば、図1の設定操作子12を用いたユーザの設定操作に基づき、各種設定を行う。各種設定の終了後及びユーザの設定操作がない場合には、ステップSC3に進み、設定処理を終了して図4のステップSA5に戻る。
ここで行われる設定は、例えば、演奏モード(通常モード、スプリットモード、連弾モード)の設定、記録モードの設定及び解除、連弾モードかつ記録モード時の記録鍵域の設定(右鍵域22R、左鍵域22L、左右鍵域22LR)、通常モード及びスプリットモードかつ記録モード時の記録トラック(チャンネル)の設定、再生モードの設定及び解除、再生モード時の再生対象トラックの設定等である。
図7は、図4のステップSA5で実行される記録処理を表すフローチャートである。この処理では、ユーザの演奏操作子22を用いた演奏による演奏信号を、所定のトラックに記憶する処理である。具体的には、図1の記憶装置15内の所定の領域に記憶する。
ステップSD1で記録処理を開始し、ステップSD2では、図4のステップSA4で記録モードが設定されているか否かを判断する。記録モードである場合には、YESの矢印で示すステップSD3に進む。記録モードでない場合には、NOの矢印で示すステップSD7に進み、図4のステップSA6に戻る。
ステップSD3では、図5のステップSB2でキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータを検出したか否かを判断する。キーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータを検出した場合は、YESの矢印で示すステップSD4に進む。検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSD7に進み、記録処理を終了して図4のステップSA6に戻る。
ステップSD4では、図4のステップSA4で設定される現在の演奏モードが連弾モードであるか否かを判断する。連弾モードである場合には、YESの矢印で示すステップSD5に進む。連弾モードでない場合(通常モード又はスプリットモードである場合)には、NOの矢印で示すステップSD6に戻る。
ステップSD5では、記録が指定されている鍵域(図2の鍵域22R、22L、22LRのいずれか)に対応するキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータであって、図4のステップSB5又はSB6で変換されたキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータに、時間データ(タイミングデータ)を付与して、シーケンサの所定トラック(チャンネル)に記録する。その後、ステップSD7に進み、記録処理を終了して図4のステップSA6に戻る。
なお、本実施例では、上述したように、左鍵域22Lが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック1に左鍵域22Lを用いた演奏のみが記録される。右鍵域22Rが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック1に右鍵域22Rを用いた演奏のみが記録される。左右鍵域22LRが演奏を記録する鍵域として設定された場合、例えば、トラック2に左鍵域22Lが、トラック1に右鍵域22Rを用いた演奏が記録される。
ステップSD6では、全鍵域に対応するキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータに、時間データ(タイミングデータ)を付与して、図3(A)及び(B)に示したシーケンサの所定トラック(チャンネル)に記録する。その後、ステップSD7に進み、記録処理を終了して図4のステップSA6に戻る。
なお、設定操作子12(図1)として、ミュートスイッチを設けて、ユーザがミュート指示をしている期間は記録をしないようにしてもよい。また、左右両鍵域を同時に記録する場合は、いずれか一方の鍵域のみをミュートできるようにしてもよい。
図8は、図4のステップSA6で実行される再生処理を表すフローチャートである。再生処理は、ステップSA4で実行する設定処理において再生モードに設定されたか否かを判断し、再生モードである場合には、再生対象トラックを再生する処理である。
ステップSE1で再生処理を開始し、ステップSE2では、図4のステップSA4で再生モードが設定されているか否かを判断する。再生モードである場合には、YESの矢印で示すステップSE3に進む。再生モードでない場合には、NOの矢印で示すステップSE4に進み、図4のステップSA7に戻る。
ステップSE3では、図4のステップSA4で再生対象としたトラックのキーオン/キーオフ(ノート情報)又はペダル操作に対応するイベントデータ等を時間データ(タイミングデータ)に従ってシーケンサ(図1の記憶装置15又はRAM7内の再生バッファ等)から読み出して音源(図1の音源・効果回路18)に供給する。その後、ステップSE4に進み、図4のステップSA7に戻る。
なお、図4のステップSA4で再生対象トラックが指定されていない場合には、演奏データが記録されている全トラック(チャンネル)が再生対象となる。また、1トラック(チャンネル)しか演奏データが記録されていない場合には、再生対象トラックを指定する必要は無く、当該トラック(チャンネル)に記録されている演奏データが再生される。このため、演奏モードが連弾モードで、右鍵域22R又は左鍵域22Lのみが記録鍵域として設定されている場合には、トラック(チャンネル)選択の必要が無く、簡単に所望の鍵域での演奏を再生することができる。
以上、本発明の実施例によれば、連弾モードでは、ひとつの鍵盤22を左右の鍵域22L及び22Lに分割し、左鍵域22Lの音域と右鍵域22Rの音域とが少なくともその一部において重複するように入力演奏信号(ノート情報)の音高変換を行うので、二人の演奏者が同時に同じ音域の演奏を行うことができる。
また、連弾モードでは、演奏を記録する鍵域として、左鍵域22L、右鍵域22R及び左右鍵域22LRのいずれか一つを設定可能である。演奏を記録する鍵域として、左鍵域22L又は右鍵域22Rのいずれか一方のみを選択した場合、選択されなかった鍵域の演奏は記録されないので、例えば、先生と生徒が左右の鍵域で同時に演奏した場合に、先生又は生徒の演奏のみを記録することができる。
また、連弾モードで左鍵域22L又は右鍵域22Rのみを記録した場合、いずれの鍵域を記録したとしても同じトラック(チャンネル)に当該鍵域の演奏データが記録されるので、当該演奏データを再生する場合に、トラックの選択が不必要となり、簡単に所望の演奏を再生することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。以下に、本発明の実施例に変形例を示す。
6…バス、7…RAM、8…ROM、9…CPU、10…タイマ、11…検出回路、12…パネル操作子、13…表示回路、14…ディスプレイ、15…外部記憶装置、18…音源・効果回路、19…サウンドシステム、21…通信I/F、22…演奏操作子(鍵盤)、100…電子鍵盤楽器

Claims (2)

  1. 複数の鍵を有し、演奏操作に対応する演奏データを入力する鍵盤と、
    前記鍵盤の鍵域を分割する分割手段と、
    前記分割された各鍵域の少なくとも一部の音域が重複するように、各鍵域の音高を変換する変換手段と、
    前記分割された各鍵域の少なくとも一方を選択する選択手段と、
    前記鍵盤の各鍵域から入力される演奏データのうち、前記選択手段で選択された鍵域から入力される演奏データのみを記録する記録手段と
    を有する電子鍵盤楽器。
  2. さらに、前記記録手段に記録した演奏データを外部に出力する出力手段を有する請求項1記載の電子鍵盤楽器。
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