JP3379414B2 - パンチイン装置、パンチイン方法及びプログラムを記録した媒体 - Google Patents

パンチイン装置、パンチイン方法及びプログラムを記録した媒体

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JP3379414B2 JP34164197A JP34164197A JP3379414B2 JP 3379414 B2 JP3379414 B2 JP 3379414B2 JP 34164197 A JP34164197 A JP 34164197A JP 34164197 A JP34164197 A JP 34164197A JP 3379414 B2 JP3379414 B2 JP 3379414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏データに対す
るパンチイン技術に関し、特にユーザが使い勝手よく演
奏データ中にパンチイン記録を行うことができるパンチ
イン技術に関する。
【0002】
【従来の技術】演奏データを記録する方式の一つに、パ
ンチイン記録がある。パンチイン記録は、既に記録され
ている演奏データの一部の区間を書き換え区間(パンチ
イン記録区間)として設定し、その書き換え区間のみに
ついてユーザが新たに演奏データを記録する記録方式で
ある。
【0003】パンチイン装置は、書き換え区間の少し前
から既に記録されている演奏データの再生を開始し、書
き換え区間に達したら記録を開始する。ユーザは、鍵盤
等を用いて演奏を行うことにより、その演奏に応じた演
奏データを当該書き換え区間に記録することができる。
書き換え区間が終了すると、再び既に記録されている演
奏データの再生を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パンチイン記録は、原
則として、ユーザが演奏を行うと、その演奏に応じた演
奏データが記録されるので、やり直しがきかない。ユー
ザが演奏を間違えたときには、例外的に、アンドゥ機能
を用いることにより、記録前の演奏データに戻すことが
できるが、その操作は煩雑である。
【0005】パンチイン記録は、リアルタイム記録であ
る。ユーザは、記録された演奏データを書き換えること
を意識するあまり緊張して、上手く演奏できないことが
多い。何回かパンチイン記録の練習を行うことができれ
ばよいが、その手段がないため、ユーザはいきなりパン
チイン記録の本番を行わざるをえない。
【0006】パンチイン記録は、通常、複数のトラック
を有する記録媒体のうち一のトラックのみについて記録
を行うことが多い。例えば、他のパートの演奏を聴きな
がら、自分のパートのみを記録することができる。
【0007】その場合、実際にパンチイン記録を行って
みないと、パンチイン記録区間の前後又はパンチイン記
録区間中における演奏の雰囲気を知ることができない。
【0008】例えば、ある小節までは他のパートの演奏
があり、この小節から自分の演奏が始まり、その時には
他のパートのある演奏が発音される等、全体の演奏の雰
囲気が分かりにくい。
【0009】ユーザは、通常、パンチイン記録時に、初
めて演奏の雰囲気を知ることができるので、記録のため
の演奏を失敗しやすい。
【0010】本発明の目的は、パンチイン記録のための
効果的な練習を行うことができるパンチイン装置、パン
チイン方法又はコンピュータプログラムの記録媒体を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、既に記憶されている演奏データの一部の区間を書き
換えるためのパンチイン装置であって、演奏者が記録を
行いたい記録トラックを複数のトラックの中から指定す
るトラック指定手段と、前記記録トラックに記録された
演奏データの再生を行うための再生区間を指定する再生
区間指定手段と、前記記録トラックに記録された演奏デ
ータの書き換えを行うための記録区間を指定する記録区
間指定手段と、演奏者の演奏操作に応じて発音を行うた
めの演奏データを生成する演奏データ生成手段と、前記
演奏データ生成手段により生成された複数のリハーサル
の演奏データを記録できる複数の記録バッファと、各リ
ハーサルにおいて、前記再生区間では前記記録トラック
に記録されている演奏データを再生し、前記記録区間で
は前記記録トラックの前記記録区間に記録されている演
奏データをミュートし前記演奏データ生成手段により生
成される演奏データをリハーサル演奏データとして前記
記録バッファの1つに記録する、演奏データ処理手段
と、前記記録バッファのうち1つを選択して前記リハー
サル演奏データの1つを書き換え用演奏データとして選
択する記録バッファ選択手段と、前記書き換え用演奏デ
ータを前記記録トラックの前記記録区間に記録する記録
手段と、を有するパンチイン装置が提供される。
【0012】再生区間では、記録トラックに記憶されて
いる演奏データが再生され、記録区間では、記録トラッ
クに記憶されている演奏データがミュートされる。演奏
者の演奏操作に応じて生成される演奏データは、記録ト
ラックには記録されないので、パンチイン記録の演奏の
練習を行うことができる。また、パンチイン記録の本番
を行う前に、記録区間の前後又は記録区間中における演
奏の雰囲気を予め知ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、パンチイン記録の第1の
リハーサル機能を説明するための図である。
【0014】ユーザは、パンチイン記録を行う前にその
リハーサルを行うことができる。リハーサル機能は、ユ
ーザがパンチイン記録に慣れるために練習を行うための
機能である。
【0015】記録媒体は、例えば第1トラック(TR
1)から第16トラックまでの計16トラックを有す
る。記録媒体は、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、
磁気テープ等である。ユーザは、例えば第2トラック
(TR2)にパンチイン記録を行うことができる。ユー
ザは、パンチイン記録を行う前に以下の設定を行う。
【0016】(1)パンチイン記録を行うトラックの番
号を設定する。例えば、当該トラック番号を2に設定す
る。
【0017】(2)パンチイン記録を行う区間T2を設
定する。例えば、記録区間T2の開始位置t2及び終了
位置t3の小節番号を設定する。リハーサル時には、実
際の記録は行われないが、記録区間T2の設定を行う。
設定は小節の単位に限定されず、拍やフレーズの単位で
もよい。曲が予め複数のフレーズに区分されている場合
は、フレーズを指定することにより、そのフレーズを記
録区間として設定することができる。また、再生しなが
ら、開始位置又は終了位置をスイッチ操作等により指定
することもできる。さらに、開始位置のみ指定し、その
開始位置から演奏データの最後までを記録区間としても
よい。
【0018】(3)再生区間T1を設定する。再生区間
T1についても、記録区間T2と同様にして、開始位置
t1と終了位置t4を設定する。再生区間T1は、記録
区間T2を含めてその前後に張り出すように設定する。
すると、パンチイン記録が設定されたトラックにおいて
は、記録区間の前後に張り出した区間が再生する区間を
示す。他のトラックにおいて再生区間全てが記録を再生
する区間となる。各トラックの再生区間の再生方法は、
後に説明する。
【0019】次に、ユーザが記録スタートスイッチを押
した後の動作を説明する。スイッチが押されると、トラ
ックTR1及びトラックTR3〜TR16においては、
時刻t1からt4までの間、既に記録されている演奏デ
ータの再生を行う。
【0020】記録トラックTR2においては、時刻t1
からt2までは既に記録されている演奏データの再生を
行い、時刻t2からt3まではミュートを行い、時刻t
3からt4までは再び既に記録されている演奏データの
再生を行う。ここで、ミュートは、無音状態または音量
を小さくした状態を言う。
【0021】時刻t1からt2までは全トラックTR1
〜TR16の再生が行われる。時刻t2からt3まで
は、トラックTR1及びTR3〜TR16の再生が行わ
れ、トラックTR2のミュートが行われる。時刻t3か
らt4までは再び全トラックTR1〜TR16の再生が
行われる。
【0022】ユーザは、時刻t2からt3までの間、他
のトラックTR1及びTR3〜TR16の再生音を聴き
ながら、例えば鍵盤等により自分のパートの演奏を行う
ことができる。リハーサル時には、当該演奏に応じた演
奏データは、記録トラックTR2に記録されない。ユー
ザは、パンチイン記録時と同じ環境で練習を行うことが
できる。
【0023】再生区間T1を設ける理由を説明する。記
録区間T2だけを設定した場合には、ユーザが記録スタ
ートスイッチを押すと、時刻t2から演奏が開始する
か、あるいは曲の先頭から演奏が始まることになる。
【0024】演奏が時刻t2から始まるとなると、ユー
ザは、その前の演奏とのつながりがわからないため、な
めらかな演奏を行うことが困難になる。また、演奏が曲
の先頭から始まるとなると、ユーザは、記録区間T2が
始まるまで長期間待たなければならない場合がある。長
時間待つとなると、その待つ時間は無駄な時間であり、
ユーザは煩わしく感じる。待つ時間が長いと、記録を開
始するタイミングt2を見逃し易い。
【0025】図2は、本発明の実施例によるパンチイン
装置を含む電子楽器のハードウエアの構成を示す。
【0026】鍵盤検出回路28は、鍵盤27における鍵
操作を検出し、ノートオンまたはノートオフ信号等を生
成する。ユーザは、鍵盤27を用いてパンチイン記録の
リハーサル又は本番ための演奏を行うことができる。
【0027】スイッチ検出回路30は、スイッチ29に
おけるスイッチ操作を検出し、スイッチ信号を生成す
る。ユーザは、スイッチ29を用いて、パンチイン記録
のリハーサル又は本番を行うトラック番号、再生区間T
1及び記録区間T2を設定することができる。
【0028】表示回路31には、当該トラック番号、再
生区間T1及び記録区間T2を表示することができる。
【0029】バス35には、鍵盤検出回路28、スイッ
チ検出回路30、表示回路31の他、音源回路32、効
果回路33、RAM21、ROM22、CPU23、外
部記憶装置25、インターフェース26が接続される。
【0030】RAM21は、フラグまたはバッファ等を
記憶するCPU23用のワーキングエリアを有する。R
OM22は、各種パラメータ及びコンピュータプログラ
ムを記憶する。CPU23は、ROM22に記憶されて
いるコンピュータプログラムに従い、演算または制御を
行う。
【0031】タイマ24は、CPU23に接続される。
CPU23は、タイマ24から時間情報を得ることがで
きる。インターフェース26は、MIDIインターフェ
ースまたはその他の通信ネットワーク用のインターフェ
ースである。
【0032】外部記憶装置25は、外部記憶装置用のイ
ンターフェースを含み、そのインターフェースを介して
バス35に接続される。外部記憶装置25は、例えばフ
ロッピディスクドライブ(FDD)、ハードディスクド
ライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、
CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメ
モリ)ドライブ等である。
【0033】RAM21、ROM22又は外部記憶装置
25には、例えば16トラックからなる演奏データを記
憶することができる。ただし、ROM22等のように書
き換えができない記憶媒体の場合は、記憶されている演
奏データをRAM21等に転送してから、RAM21等
においてパンチイン記録を行う必要がある。
【0034】パンチイン装置は、再生区間T1の間、当
該演奏データを再生し、記録区間T2の間、指定された
記録トラックをミュートの状態にする。具体的には、C
PU23が以下の処理を行い、演奏データの再生を行
う。CPU23は、RAM21又は外部記憶装置25に
記憶されている演奏データを読み出し、楽音パラメータ
および効果パラメータをそれぞれ音源回路32および効
果回路33に供給する。
【0035】リハーサルモードでは、ユーザが鍵盤27
等を操作することにより、パンチイン記録のための演奏
の練習を行うことができる。もちろん、記録区間T2だ
けでなくその前後においても演奏を行ってもよい。ユー
ザの演奏操作による演奏音は、サウンドシステム34か
ら発音される。
【0036】具体的には、以下の処理がなされる。CP
U23は、鍵盤検出回路28で生成されるノートオン信
号等やスイッチ検出回路30で生成されるスイッチ信号
に応じて、楽音パラメータおよび効果パラメータを生成
し、それぞれ音源回路32および効果回路33に供給す
る。
【0037】ユーザは、リハーサルモードで何回か練習
を行った後、本番モードで実際にパンチイン記録を行う
ことができる。本番モードでは、記録区間T2の間、ユ
ーザの演奏操作に応じた演奏データを生成し、記録トラ
ックに記録する。
【0038】音源回路32は、供給される楽音パラメー
タに応じて楽音信号を生成する。効果回路33は、供給
される効果パラメータに応じて、音源回路32で生成さ
れる楽音信号に、例えばディレイやリバーブ等の効果を
付与し、サウンドシステム34に供給する。サウンドシ
ステム34は、D/A変換器およびスピーカを含み、供
給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換
し、発音する。
【0039】なお、音源回路32は、波形メモリ方式、
FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマ
ント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシン
セサイザ方式等、どのような方式であってもよい。
【0040】また、音源回路32は、専用のハードウエ
アを用いて構成するものに限らず、DSP+マイクロプ
ログラムを用いて構成してもよいし、CPU+ソフトウ
ェアのプログラムで構成するようにしてもよい。
【0041】さらに、1つの音源回路を時分割で使用す
ることにより複数の発音チャンネルを形成するようにし
てもよいし、複数の音源回路を用い、1つの発音チャン
ネルにつき1つの音源回路で複数の発音チャンネルを構
成するようにしてもよい。
【0042】コンピュータプログラム、又は演奏データ
等をROM22に記憶させずに、HDD25内のハード
ディスクに記憶させることもできる。ハードディスクか
らRAM21にコンピュータプログラム等を読み出すこ
とにより、ROM22にコンピュータプログラム等を記
憶させている場合と同様の動作をCPU23にさせるこ
とができる。このようにすると、コンピュータプログラ
ム等の追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0043】また、コンピュータプログラム、又は演奏
データ等をCD−ROM等の外部記憶装置に記憶させる
こともできる。外部記憶装置からハードディスクにコン
ピュータプログラムや演奏データ等をコピーすることが
できる。コンピュータプログラム等の新規インストール
やバージョンアップを容易に行うことができる。
【0044】通信インターフェース26は、LAN(ロ
ーカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回
線等の通信ネットワーク36に接続されており、該通信
ネットワーク36を介して、サーバコンピュータ37と
接続される。ROM22や外部記憶装置25内にコンピ
ュータプログラムや演奏データ等が記憶されていない場
合、サーバコンピュータ37からコンピュータプログラ
ムや演奏データ等をダウンロードすることができる。ク
ライアントとなる電子楽器は、通信インターフェース2
6及び通信ネットワーク36を介してサーバコンピュー
タ37へとコンピュータプログラムや演奏データ等のダ
ウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコン
ピュータ37は、このコマンドを受け、要求されたコン
ピュータプログラムや演奏データ等を、通信ネットワー
ク36を介して電子楽器へと配信し、電子楽器が通信イ
ンターフェース26を介して、これらコンピュータプロ
グラムや演奏データ等を受信して外部記憶装置25の例
えばHDD25内に蓄積することにより、ダウンロード
が完了する。
【0045】図3は、パネル表示画面及びパネルスイッ
チの構成を示す。表示画面11は、表示回路31(図
2)に含まれる。パネルスイッチは、スイッチ29(図
2)に含まれており、スイッチ1、2、3、4、5、6
を有する。
【0046】ユーザは、パンチイン記録モードスイッチ
2を押すことにより、パンチイン記録のリハーサル又は
本番を行うことができる。表示画面11には、記録トラ
ック、記録区間、及び再生区間の各設定値が表示され
る。ユーザは、各設定値を入力又は変更することができ
る。ユーザは、カーソル移動用スイッチ6を用いて、設
定を行いたい項目までカーソルを移動させることができ
る。そして、数値変更用スイッチ5を用いて、当該設定
値を変更することができる。例えば、記録トラックを2
に設定し、記録区間を17小節〜24小節に設定し、再
生区間を15小節〜25小節に設定する。
【0047】リハーサルを行いたい場合には、リハーサ
ルモードスイッチ3を押すことにより、リハーサルを開
始することができる。表示画面11には、現在リハーサ
ルモードであることを示す強調表示(又は色付き表示)
12が表示される。
【0048】スタートスイッチ1を押すと、上記の設定
に従ったリハーサルが開始する。ユーザは、パンチイン
記録の練習を行うことができる。リハーサルが終了した
後、再度スタートスイッチ1を押すと、上記のリハーサ
ルを繰り返し行うことができる。
【0049】必要な回数だけリハーサルを行った後、リ
ハーサル終了スイッチ4を押し、リハーサルモードを終
了する。その後、スタートスイッチ1を押すことによ
り、パンチイン記録の本番を開始することができる。ユ
ーザは、記録トラックにパンチイン記録することができ
る。
【0050】図4は、CPUが行うパンチイン記録処理
を示すフローチャートである。ユーザがパンチイン記録
モードスイッチ2(図3)を押すことにより、以下の処
理が開始する。
【0051】ステップSA1では、ユーザの指示により
記録トラックを設定する。例えば、記録トラックを第2
トラックとする。
【0052】ステップSA2では、ユーザの指示により
パンチイン記録区間を設定する。例えば、記録区間の開
始小節と終了小節を設定する。
【0053】ステップSA3では、ユーザの指示により
再生区間を設定する。例えば、再生区間の開始小節と終
了小節を設定する。
【0054】ステップSA4では、再生区間の開始位置
にポインタをセットする。ステップSA5では、スター
トスイッチが押されているか否かをチェックする。スタ
ートスイッチが押されていないときには、ステップSA
6へ進み、リハーサルスイッチが押されているか否かを
チェックする。スタートスイッチも、リハーサルスイッ
チも押されていないときには、ステップSA5へ戻り、
上記のループを繰り返す。
【0055】リハーサルスイッチが押されたときには、
ステップSA7へ進み、リハーサルモード処理を行う。
リハーサルモード処理では、ユーザが所望の回数だけリ
ハーサルを繰り返し行うことができる。その詳細は、後
に図5のフローチャートを参照しながら説明する。リハ
ーサル終了スイッチが押されると、リハーサルモード処
理を終了し、ステップSA5へ戻る。
【0056】その後、スタートスイッチを押すと、ステ
ップSA8へ進み、パンチイン記録再生処理を行う。パ
ンチイン記録再生処理は、パンチイン記録の本番を行う
処理であり、ユーザは実際にパンチイン記録を行うこと
ができる。その後、パンチイン記録の処理を終了する。
【0057】図5は、図4のステップSA7に示すリハ
ーサルモード処理の詳細を示すフローチャートである。
【0058】ステップSB1では、リハーサルモードに
移行したことを示す表示を行う。例えば、図3に示す強
調表示(又は色付き表示)12を行う。
【0059】ステップSB2では、スタートスイッチが
押されたか否かをチェックする。スタートスイッチが押
されるまで待機し、スタートスイッチが押されると、ス
テップSB3へ進む。
【0060】ステップSB3では、再生処理を行う。再
生処理は、再生区間の再生を行う。ただし、記録トラッ
クについては、記録区間の間、ミュートする。ユーザ
は、記録のための演奏を練習することができる。また、
演奏を行わなくても、パンチイン記録を行う際の演奏状
態を確認することができる。その詳細は、後に図6を参
照しながら説明する。
【0061】ステップSB4では、リハーサル終了スイ
ッチが押されているか否かをチェックする。リハーサル
終了スイッチが押されていないときには、ステップSB
5へ進み、スタートスイッチが押されているか否かをチ
ェックする。リハーサル終了スイッチも、スタートスイ
ッチも押されていないときには、ステップSB4へ戻
り、上記のループを繰り返す。スタートスイッチが押さ
れたときには、ステップSB3へ戻り、再びリハーサル
のための再生処理を行う。このように何度でもリハーサ
ルを繰り返すことができる。
【0062】リハーサル終了スイッチが押されると、ス
テップSB6へ進み、リハーサルモードを終了し、ステ
ップSB1で表示したリハーサルモードの表示を解除す
る。その後、図4のフローチャートの処理に戻る。
【0063】図6は、図5のステップSB3に示す再生
処理の詳細を示すフローチャートである。
【0064】ステップSC1では、処理対象のトラック
番号を1に設定する。以下、第1トラックから第16ト
ラックまで順番に処理を行う。
【0065】ステップSC2では、対象トラック番号が
記録トラックであるか否かをチェックする。記録トラッ
クは、例えば第2トラックである。対象トラックが第1
トラックの場合は、対象トラックが記録トラックでない
ので、ステップSC4へ進む。
【0066】ステップSC4では、現在の進行位置(ポ
インタ位置)における演奏データを読み出して、音源回
路へ供給する。音源回路は、発音又は消音等の処理を行
う。その後、ステップSC5へ進む。
【0067】ステップSC5では、対象トラック番号が
最終トラックであるか否かをチェックする。最終トラッ
クは、例えば第16トラックである。対象トラックが第
1トラックであるときには、対象トラックが最終トラッ
クではないので、ステップSC6へ進む。
【0068】ステップSC6では、対象トラック番号を
インクリメントする。例えば、対象トラック番号を第1
トラックから第2トラックにインクリメントする。その
後、ステップSC2へ戻る。
【0069】対象トラック番号が記録トラック番号であ
るときには、ステップSC3へ進む。ステップSC3で
は、現在ポインタが記録区間内にあるか否かをチェック
する。記録区間内でなくかつ再生区間内であるときに
は、ステップSC4へ進み、上記と同様に演奏データの
再生処理を行う。その後、ステップSC5へ進む。
【0070】以後、同様に、第3トラックから第16ト
ラックまでの処理を繰り返す。第16トラック(最終ト
ラック)の処理を終了すると、ステップSC7へ進む。
【0071】ステップSC7では、テンポに応じた所定
時間が経過するのを待って、進行位置(ポインタ位置)
を更新する(進める)。すなわち、次のタイミングの演
奏データの処理の準備を行う。
【0072】ステップSC8では、ポインタが再生区間
内にあるか否かをチェックする。再生区間内であるとき
には、ステップSC1へ進み、次のタイミングにおける
第1〜第16トラックの処理を繰り返す。
【0073】次に、ポインタが記録区間内にある場合を
説明する。ステップSC2において、対象トラックが記
録トラックでないと判断されたときには、ステップSC
4へ進み、再生処理を行う。対象トラックが記録トラッ
クと判断され、かつポインタが記録区間内であるときに
は、ステップSC4に示す再生処理を行わず(ミュート
する)、ステップSC5へ進む。この際、対象トラック
において発音中の音があれば消音させる。なお、小音量
で再生処理を行い、ミュートを行ってもよい。
【0074】以後、同様にして、再生区間が終了するま
で上記の処理を繰り返す。ステップSC8において再生
区間が終了したと判断されると、図5のフローチャート
の処理に戻る。
【0075】図7は、パンチイン記録の第2のリハーサ
ル機能を説明するための図である。第2のリハーサル機
能は、2つの記録バッファ41と42を用いる。ユーザ
が行う演奏は、本番となると上手く行かないが、リハー
サルとなると上手く行くことがある。第2のリハーサル
機能を用いれば、リハーサル中に上手くいった演奏を記
録することができる。
【0076】リハーサルモードでは、ユーザが行った演
奏に基づく演奏データを、直接記録トラックTR2に書
き込まず、記録バッファ41に書き込む。ただし、演奏
を行った後、演奏が上手くいったと判断すれば、採用ス
イッチを押すことにより、記録バッファ41に書き込ま
れている演奏データを記録トラックTR2の記録区間T
2にコピーすることができる。
【0077】ユーザが再度リハーサルのスタートスイッ
チを押すと、記録バッファ41の演奏データが記録バッ
ファ42にコピーされる。その後、ユーザが演奏を行う
と、その新たな演奏に基づく演奏データが記録バッファ
41に書き込まれる。
【0078】記録バッファ41には、今回の演奏に基づ
く演奏データが記憶され、記録バッファ42には、前回
の演奏に基づく演奏データが記憶される。ユーザは、記
録バッファ41と42のいずれかを選択して、演奏デー
タを記録トラックTR2にコピーすることができる。
【0079】なお、記録バッファの数は、2つに限定さ
れない。記録バッファは1つであってもよいし、3つ以
上でもよい。記録バッファを3つ以上にすれば、前々回
以前の演奏をも記録トラックに記録することができる。
【0080】図8は、第2のリハーサル機能を実現する
ためのパネル表示画面及びパネルスイッチの構成を示
す。
【0081】図3と同じ符号を付した部分は、図3にお
ける説明と同じである。新たに、第1の採用スイッチ7
と第2の採用スイッチ8が付加されている。第1の採用
スイッチ7は、第1の記録バッファ41(図7)に記憶
されている演奏データを記録トラックTR2に書き込む
ためのスイッチである。第2の採用スイッチ8は、第2
の記録バッファ42(図7)に記憶されている演奏デー
タを記録トラックTR2に書き込むためのスイッチであ
る。
【0082】図9は、第2のリハーサル機能を実現する
ためのリハーサルモード処理の詳細を示すフローチャー
トである。図4のパンチイン記録処理は、上記の説明と
同じである。図9のフローチャートは、図4のステップ
SA7に示すリハーサルモード処理の詳細を示す。
【0083】第1のリハーサル機能(図5)と同様に、
ステップSD1では、リハーサルモードに移行したこと
を示す表示を行い、ステップSD2では、スタートスイ
ッチが押されるまで待機し、スタートスイッチが押され
ると、ステップSD3へ進む。
【0084】ステップSD3では、記録再生処理を行
う。記録再生処理は、再生区間の演奏データを再生する
と共に、ユーザの演奏による演奏データを記録バッファ
に記録する処理である。その詳細は、後に図10を参照
しながら説明する。
【0085】ステップSD4では、第1又は第2の採用
スイッチが押されているか否かをチェックする。ユーザ
は、リハーサル時の演奏を採用したい場合には第1又は
第2の採用スイッチを押せばよい。第1又は第2の採用
スイッチが押されたときには、ステップSD5へ進む。
【0086】ステップSD5では、記録トラックのパン
チイン記録区間のデータを、記録バッファ41又は記録
バッファ42(図7)のうちの選択された方のデータと
差し替える。第1の採用スイッチが押されると、記録バ
ッファ41が選択され、第2の採用スイッチが押される
と、記録バッファ42が選択される。その後、図4のフ
ローチャートの処理に戻る。
【0087】第1又は第2の採用スイッチのいずれも押
されていないときには、ステップSD6へ進む。
【0088】ステップSD6では、リハーサル終了スイ
ッチが押されているか否かをチェックする。リハーサル
終了スイッチが押されていないときには、ステップSD
8へ進み、スタートスイッチが押されているか否かをチ
ェックする。リハーサル終了スイッチも、スタートスイ
ッチも押されていないときには、ステップSD4へ戻
り、上記のループを繰り返す。
【0089】スタートスイッチが押されたときには、ス
テップSD9へ進み、第1の記録バッファ41の演奏デ
ータを第2の記録バッファ42へ転送する。その後、ス
テップSD3の記録再生処理に戻る。
【0090】リハーサル終了スイッチが押されると、ス
テップSD7へ進み、リハーサルモードを終了し、ステ
ップSD1で表示したリハーサルモードの表示を解除す
る。その後、図4のフローチャートの処理に戻る。
【0091】図10は、図9のステップSD3に示す記
録再生処理の詳細を示すフローチャートである。
【0092】ステップSC1〜SC6の処理は、図6に
示した処理と同じである。ここでは、ステップSC5の
後の処理について説明する。ステップSC5において最
終トラックの処理が終了すると、ステップSE7へ進
む。
【0093】ステップSE7では、現在ポインタが記録
区間内であるか否かをチェックする。記録区間内である
ときには、ステップSE8へ進み、ユーザの演奏操作に
より入力された演奏データがあれば第1の記録バッファ
41(図7)に書き込む。演奏データは、ノートオンや
ノートオフなどのイベントと該イベントの発生時刻を1
組にして構成される。例えば、スタンダードMIDIフ
ァイルの形式である。その後、ステップSE9へ進む。
記録区間内でないときには、ステップSE8の処理を飛
び越して、ステップSE9へ進む。
【0094】ステップSE9では、テンポに応じた所定
時間が経過するのを待って、進行位置(ポインタ位置)
を更新する(進める)。
【0095】ステップSE10では、ポインタが再生区
間内にあるか否かをチェックする。再生区間内であると
きには、ステップSC1へ戻り、次のタイミングにおけ
る第1〜第16トラックの処理を繰り返す。再生区間が
終了したときには、図9のフローチャートの処理に戻
る。
【0096】第1又は第2のリハーサル機能では、ユー
ザは、実際にパンチイン記録を行う前に、パンチイン記
録の練習を行うことができる。いきなりパンチイン記録
の本番を行うとなると、ユーザは、記録することを意識
するあまり緊張して、上手く演奏できないことが多い
が、練習を行うことにより、慣れてからパンチイン記録
の本番を行うことができる。
【0097】また、パンチイン記録の本番を行う前に、
リハーサル機能を使うと、パンチイン区間の前後又はパ
ンチイン区間中における演奏の雰囲気を予め知ることが
でき、パンチイン記録の本番を行い易い。
【0098】第2のリハーサル機能では、ユーザがリハ
ーサル時における演奏がたまたま上手くいった場合に、
採用スイッチを用いて、リハーサル中の演奏による演奏
データを記録することができる。
【0099】なお、リハーサル機能は、パンチイン記録
モードの中で実行する場合に限らず、リハーサル機能を
単独で実行するようにしてもよい。
【0100】また、パンチイン記録するトラックが1つ
である場合に限定されない。複数トラックの内の任意の
複数のトラックを同時にパンチイン記録することもでき
る。例えば、複数の電子楽器を用いて、あるいは1つの
電子楽器の音域を複数に分割して(例えば右手パートと
左手パート)、複数の演奏パートを同時に演奏すれば、
複数のトラックを同時にパンチイン記録することができ
る。この際、トラック毎にパンチイン記録区間が異なっ
ていてもよい。
【0101】再生区間又は記録区間において、記録トラ
ックの音量を、他のトラックよりも大きくして、記録す
る音を確認し易くすることができる。例えば、記録トラ
ックの音量を大きくしたり、他のトラックの音量を小さ
くすればよい。この際、ボリュームの値を変更したり、
ベロシティの値を変更することによって、音量差をつけ
ることができる。
【0102】パンチイン記録のリハーサル又は本番にお
いて、記録トラック以外のトラックのうち、再生するト
ラックと再生しないトラックとを設定できるようにして
もよい。
【0103】記録トラック以外のトラックは、自動伴奏
(基本パターンの音高を指定した和音に応じて変更、か
つ演奏の進行に従って基本パターンを切り換えていく)
であってもよいし、オーディオデータの再生であっても
よい。また、記録トラック以外のトラックがない場合
(例えば、複数トラックのうちの最初のトラックに記録
する場合)は、演奏するテンポを維持するためにメトロ
ノームをならすようにしてもよい。この場合、メトロノ
ームの音は、記録トラック以外のトラックの再生音と同
じ役割を果たす。
【0104】本実施例によるパンチイン装置は、電子楽
器の形態に限らず、パソコンとアプリケーションソフト
ウエアとによる形態でもよい。アプリケーションソフト
ウエアは、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等
の記憶媒体に記憶させ、パソコンに供給するようにして
もよいし、ネットワークを介して供給するようにしても
よい。
【0105】また、本パンチイン装置は、音源装置や電
子楽器に内蔵されている場合に限らず、それぞれが別体
の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手
段を用いて各装置を接続するようなものであってもよ
い。さらに、鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器
タイプ、打楽器タイプ等に適用することもできる。パン
チイン記録するトラックの音色は、これら種々の楽器で
あり、演奏操作子(例えば鍵盤)がこれらの楽器タイプ
のものになる。自動演奏ピアノの演奏データを記録する
装置に適用してもよい。
【0106】演奏データのフォーマットは、スタンダー
ドMIDIファイル等の、演奏イベントの発生時刻を1
つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時
間」の他、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内におけ
る絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音
高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した
「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリ
の領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応す
るメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等
の形式でもよい。
【0107】自動演奏のテンポを変更する方法は、テン
ポクロックの周期を変更するものや、テンポクロックの
周期をそのままにしてタイミングデータの値を修正する
ものや、1回の処理においてタイミングデータをカウン
トする値を変更するものであってもよい。
【0108】演奏データは、複数のチャンネルのデータ
が混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデー
タがトラック毎に別れているような形式であってもよ
い。
【0109】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
演奏者の演奏操作に応じて生成される演奏データは、記
録トラックには記録されないので、パンチイン記録の演
奏の練習を行うことができる。また、パンチイン記録の
本番を行う前に、記録区間の前後又は記録区間中におけ
る演奏の雰囲気を予め知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パンチイン記録の第1のリハーサル機能を説
明するための図である。
【図2】 本発明の実施例によるパンチイン装置を含む
電子楽器のハードウエアの構成を示す図である。
【図3】 パネル表示画面及びパネルスイッチの構成を
示す図である。
【図4】 CPUが行うパンチイン記録処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 図4のステップSA7に示すリハーサルモー
ド処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】 図5のステップSB3に示す再生処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図7】 パンチイン記録の第2のリハーサル機能を説
明するための図である。
【図8】 第2のリハーサル機能を実現するためのパネ
ル表示画面及びパネルスイッチの構成を示す図である。
【図9】 第2のリハーサル機能を実現するためのリハ
ーサルモード処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】 図9のステップSD3に示す記録再生処理
の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スタートスイッチ、 2 パンチイン記録モード
スイッチ、 3 リハーサルモードスイッチ、 4
リハーサル終了スイッチ、 5 数値変更用スイッ
チ、 6 カーソル移動用スイッチ、 7 第1の
採用スイッチ、8 第2の採用スイッチ、 11 表
示画面、 12 リハーサルモード表示、 21
RAM、 22 ROM、 23 CPU、 2
4タイマ、 25 外部記憶装置、 26 インタ
ーフェース、 27 鍵盤、 28 鍵盤検出回
路、 29 スイッチ、 30 スイッチ検出回
路、 31 表示回路、 32 音源回路、 3
3 効果回路、 34サウンドシステム、 35
バス、 36 通信ネットワーク、 37サーバコ
ンピュータ、 41 第1の記録バッファ、 42
第2の記録バッファ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−197095(JP,A) 特開 平3−126084(JP,A) 特開 平9−101784(JP,A) 実用新案登録2519622(JP,Y2) 株式会社河合楽器製作所,K5000W 取扱説明書,日本,株式会社河合楽器製 作所,第21頁、第119頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に記録されている演奏データの一部の
    区間を書き換えるためのパンチイン装置であって、 演奏者が記録を行いたい記録トラックを複数のトラック
    の中から指定するトラック指定手段と、 前記記録トラックに記録された演奏データの再生を行う
    ための再生区間を指定する再生区間指定手段と、 前記記録トラックに記録された演奏データの書き換えを
    行うための記録区間を指定する記録区間指定手段と、 演奏者の演奏操作に応じて発音を行うための演奏データ
    を生成する演奏データ生成手段と、 前記演奏データ生成手段により生成された複数のリハー
    サルの演奏データを記録できる複数の記録バッファと、 各リハーサルにおいて、前記再生区間では前記記録トラ
    ックに記録されている演奏データを再生し、前記記録区
    間では前記記録トラックの前記記録区間に記録されてい
    る演奏データをミュートし前記演奏データ生成手段によ
    り生成される演奏データをリハーサル演奏データとして
    前記記録バッファの1つに記録する、演奏データ処理手
    段と、 前記記録バッファのうち1つを選択して前記リハーサル
    演奏データの1つを書き換え用演奏データとして選択す
    る記録バッファ選択手段と、 前記書き換え用演奏データを前記記録トラックの前記記
    録区間に記録する記録手段と、 を有するパンチイン装置。
  2. 【請求項2】 既に記録されている演奏データの一部の
    区間を書き換えるためのプログラムの記録媒体であっ
    て、 演奏者が記録を行いたい記録トラックを複数のトラック
    の中から設定する手順と、 前記記録トラックに記録された演奏データの再生を行う
    ための再生区間を設定する手順と、 前記記録トラックに記録された演奏データの書き換えを
    行うための記録区間を設定する手順と、 演奏者の演奏操作に応じて発音を行うための演奏データ
    を生成する手順と、 各リハーサルにおいて、前記再生区間では前記記録トラ
    ックに記録されている演奏データを再生し、前記記録区
    間では前記記録トラックの前記記録区間に記録されてい
    る演奏データをミュートし前記演奏データ生成手段によ
    り生成される演奏データをリハーサル演奏データとして
    複数設けられた記録バッファの1つに記録する手順と、 前記記録バッファのうち1つを選択して前記リハーサル
    演奏データの1つを書き換え用演奏データとして選択す
    る手順と、 前記書き換え用演奏データを前記記録トラックの前記記
    録区間に記録する手順と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    た媒体。
  3. 【請求項3】 既に記録されている演奏データの一部の
    区間を書き換えるためのパンチイン方法であって、 演奏者が記録を行いたい記録トラックを複数のトラック
    の中から設定する工程と、 前記記録トラックに記録された演奏データの再生を行う
    ための再生区間を設定する工程と、 前記記録トラックに記録された演奏データの書き換えを
    行うための記録区間を設定する工程と、 演奏者の演奏操作に応じて発音を行うための演奏データ
    を生成する工程と、 各リハーサルにおいて、前記再生区間では前記記録トラ
    ックに記録されている演奏データを再生し、前記記録区
    間では前記記録トラックの前記記録区間に記録されてい
    る演奏データをミュートし前記演奏データ生成手段によ
    り生成される演奏データをリハーサル演奏データとして
    複数設けられた記録バッファの1つに記録する工程と、 前記記録バッファのうち1つを選択して前記リハーサル
    演奏データの1つを書き換え用演奏データとして選択す
    る工程と、 前記書き換え用演奏データを前記記録トラックの前記記
    録区間に記録する工程と、 を含むパンチイン方法。
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