JP2002091443A - 自動演奏装置 - Google Patents
自動演奏装置Info
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Abstract
出来る自動演奏装置を提供する 【解決手段】 自動演奏装置は、複数のパートを含む楽
曲データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記
楽曲データの特定区間だけを読み出す読出し手段と、前
記読出し手段が読み出した特定区間の楽曲データを繰り
返し再生する再生手段と、前記再生手段の再生態様を繰
り返し毎に変更可能な再生態様変更手段とを有する。
Description
し、より詳しくは、楽曲データの再生態様を自動的に変
更することの出来る自動演奏装置に関する。
SICAL INSTRUMENTDIGITAL I
NTERFACE)形式の楽曲データ等を演奏させ、そ
の自動演奏に合わせて楽器の演奏練習(以下、単に練習
とする)をすることがよく行われている。
合、通常、ユーザが練習する楽器に対応するパート(以
下、練習パートと呼ぶ)だけを音量を0にミュートする
いわゆるマイナス・ワン演奏を自動演奏装置にさせる。
とも出来るが、ユーザが特に練習を望む楽曲中の特定区
間(以下、練習区間と呼ぶ)だけを繰り返して自動演奏
させて、それに合わせてユーザが楽器を演奏して練習を
するということが行われている。
を練習する場合には、自動演奏装置と電子楽器を接続し
て、ユーザの演奏情報を自動演奏装置に送信し、自動演
奏装置では、その送信された演奏情報と練習パートの楽
曲データを比較して、ユーザの演奏を評価するというこ
とが行われている。
も特定のパートのミュートの有無を設定して、楽曲デー
タを繰り返し再生することは可能であるが、繰り返し再
生中は、設定された再生態様が持続され、該特定パート
を常に再生するか、常にミュートするかのどちらかを選
択するしかなかった。
中にミュートの有無を自動で切り替えることは出来なか
った。さらに、ユーザの演奏評価の有無を自動で切り替
えることも不可能である。
習を行わせることの出来る自動演奏装置を提供すること
である。
練習を効果的に評価することの出来る自動演奏装置を提
供することである。
ば、自動演奏装置は、複数のパートを含む楽曲データを
記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記楽曲データ
の特定区間だけを読み出す読出し手段と、前記読出し手
段が読み出した特定区間の楽曲データを繰り返し再生す
る再生手段と、前記再生手段の再生態様を繰り返し毎に
変更可能な再生態様変更手段とを有する。
奏装置は、複数のパートを含む楽曲データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段から前記楽曲データを読み出す
読出し手段と、前記読出し手段が読み出した楽曲データ
を再生する再生手段と、前記複数のパートを含む楽曲デ
ータの特定パートの特定区間をミュートする再生態様変
更手段とを有する。
演奏装置は、複数のパートを含む楽曲データを記憶する
記憶手段と、前記記憶手段から前記楽曲データを読み出
す読出し手段と、ユーザの演奏を演奏データとして入力
する演奏データ入力手段と、前記楽曲データの特定区間
でのみ、前記入力された演奏データと前記楽曲データを
比較して前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを
有する。
動演奏装置1のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。
RAM13、CPU14、タイマ15、外部記憶装置1
6、検出回路17、操作子18、表示回路19、ディス
プレイ20、音源回路21、サウンドシステム22、M
IDIインターフェイス23、通信インターフェイス2
5で構成される。
CPU14、タイマ15、外部記憶装置16、検出回路
17、表示回路19、音源回路21、MIDIインター
フェイス23、通信インターフェイス25が接続され
る。
子(入力手段)18を用いて、再生態様を変更するため
の各種設定やその他必要な情報を入力することができ
る。操作子18は、例えば、マウス、キーボード、鍵
盤、ジョイスティック、スイッチ等、ユーザの入力に応
じた信号を出力できるものならどのようなものでもよ
い。また、複数の入力手段が接続されていてもよい。
され、各種情報をディスプレイ20に表示することがで
きる。
ンターフェイスを含み、そのインターフェイスを介して
バス11に接続される。外部記憶装置16は、例えばフ
ロッピディスクドライブ(FDD)、ハードディスクド
ライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、
CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメ
モリ)ドライブ、DVD(Digital Versa
tile Disc)ドライブ等である。外部記憶装置
16には、複数の楽曲データ、及び本実施例を実現する
ためのプログラム等を記憶することができる。
ファ、楽曲データ等を記憶するCPU14用のワーキン
グエリアを有する。ROM12には、各種パラメータ及
び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプロ
グラム等を記憶することができる。この場合、プログラ
ム等を重ねて、外部記憶装置16に記憶する必要は無
い。CPU14は、ROM12又は、外部記憶装置16
に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制
御を行う。
接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイ
ミング等をCPU14に指示する。
が演奏練習に用いる電子楽器、その他の楽器、音響機
器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくと
もMIDI信号を送受信できるものである。MIDIイ
ンターフェイス23は、専用のMIDIインターフェイ
スに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・
シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイ
ー1394)等の汎用のインターフェイスを用いて構成
してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデー
タをも同時に送受信するようにしてもよい。
23に接続される音響機器及び楽器等である。電子楽器
の形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイ
プ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、
自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに
限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種
ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するも
のであってもよい。ユーザは、この電子楽器2を演奏す
ることにより演奏練習を行う。
ータ等の各種設定を入力するための操作子としても用い
ることが出来る。
等に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム22に
供給する。サウンドシステム22は、D/A変換器及び
スピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号を
アナログ形式に変換し、発音する。
FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマ
ント合成方式、VCO(Voltage Contro
lled Oscillator)+VCF(Volt
age Controlled Filter)+VC
A(Voltage Controlled Ampl
ifier)のアナログシンセサイザ方式等、どのよう
な方式であってもよい。
アを用いて構成するものに限らず、DSP(Degit
al Signal Processor)+マイクロ
プログラムを用いて構成してもよいし、CPU+ソフト
ウェアのプログラムで構成するようにしてもよいし、サ
ウンドカードのようなものでもよい。
ることにより複数の発音チャンネルを形成するようにし
てもよいし、複数の音源回路を用い、1つの発音チャン
ネルにつき1つの音源回路で複数の発音チャンネルを構
成するようにしてもよい。
めのプログラム等を外部記憶装置16内のハードディス
ク(HDD)に記憶させることもできる。ハードディス
クからRAM13に制御プログラム等を読み出すことに
より、ROM12に制御プログラム等を記憶させている
場合と同様の動作をCPU14にさせることができる。
このようにすると、制御プログラム等の追加やバージョ
ンアップ等が容易に行える。
するためのプログラム等をCD−ROMに記憶させるこ
ともできる。CD−ROMからハードディスクに制御プ
ログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をコ
ピーすることができる。制御プログラム等の新規インス
トールやバージョンアップを容易に行うことができる。
ーカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回
線等の通信ネットワーク3に接続可能であり、該通信ネ
ットワーク3を介して、サーバと接続し、HDD等外部
記憶装置16、又はRAM13等内に、サーバから制御
プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等を
ダウンロードすることができる。
構成例を示す概念図である。楽曲データMD、及び後述
の再生態様データSQは、図1の外部記録装置16、R
AM13、又はROM12に記憶される。また、楽曲デ
ータMD及び再生態様データSQは、図1の通信インタ
ーフェイス25を介して、外部に対して入出力可能であ
る。
SMF(Standard MIDI File)ファ
イルであり、自動演奏装置などのMIDIデータに基づ
いて発音することが可能な各種MIDI機器に自動演奏
をさせるためのデータである。図2に示すように、楽曲
データMDは、設定情報IF、メロディパートMP、コ
ードパートCP、リズムパートRPなどで構成されてい
る。
奏する自動演奏装置1の初期設定情報である。初期設定
情報には、例えば、楽曲データMDの再生テンポ、各パ
ートの音色(リズムパートRPは除く)、音量などの設
定情報が含まれる。
対応する楽曲のメロディパートを再生するためのイベン
トをそれぞれ演奏順(時系列)に記憶している。このメ
ロディパートMPのイベントとしては、楽音を発音させ
るためのノート・オン・イベント及び発音を停止するた
めのノート・オフ・イベントが含まれ、さらに、楽音の
音高、発音長、ベロシティ等を表すデータが含まれる。
応する楽曲のコード(和音)パートを再生するためのイ
ベントをそれぞれ演奏順(時系列)に記憶している。こ
のコードパートCPのイベントとしては、楽音を発音さ
せるためのノート・オン・イベント及び発音を停止する
ためのノート・オフ・イベントが含まれ、さらに、楽音
の音高、発音長、ベロシティ等を表すデータが含まれ
る。
応する楽曲のリズムパートを再生するためのイベントを
それぞれ演奏順(時系列)に記憶している。リズムパー
トは、例えば、ドラム、パーカッション等の主にリズム
を刻む打楽器の演奏を再生するためのパートである。本
実施例では、リズムパートには、ドラムの演奏が記録さ
れている。このリズムパートRPのイベントMEとして
は、楽音を発音させるためのノート・オン・イベントが
含まれ、さらに、発音させる打楽器の種類、ベロシティ
等を表すデータが含まれる。
RP中には、イベントMEの処理タイミングをクロック
数等で表したデータであるロケーションL1からLnま
でのロケーションのそれぞれに対応付けてイベントME
1からMEnまでが記録されている。
P、コードパートCP、リズムパートRPは、説明の便
宜上楽曲データMD中に1つずつ含まれるが、複数のメ
ロディパートMP1からMPn、コードパートCP1か
らCPn、リズムパートRP1からRPnが含まれるよ
うにしてもよい。
実施例によるメイン処理を表すフローチャートである。
る。その後、次のステップSA2に進む。
習開始の指示の有無が判断される。演奏練習の開始が指
示された場合は、YESの矢印で示す次のステップSA
3に進む。演奏練習開始の指示がない場合には、NOの
矢印で示すステップSA7に進む。
成する。再生態様データは楽曲データの再生時に再生態
様を指示(設定)するためのデータである。ここで作成
される再生態様データは、再生時に楽曲データと共に読
み出される。再生態様データの形式及び作成処理につい
ては後述する。その後次のステップSA4に進む。
成する再生態様データを参照して繰り返し再生を行うか
否かを判断する。繰り返し再生を行う場合は、YESの
矢印で示すステップSA5に進む、繰り返し再生を行わ
ない場合は、NOの矢印で示すステップSA6に進む。
データを参照して自動的に行っているが、ユーザが手動
で入力するようにしてもよい。その場合は、再生態様デ
ータに、繰り返し再生を行う旨のデータを含ませる必要
はない。
処理を行い、ステップSA7に進む。
を行い、次のステップSA7に進む。
の通常の自動演奏、楽曲データの作成編集などのその他
処理を行う。通常の自動演奏とは、再生態様データを利
用せず楽曲データのみを読み出して行う再生のことであ
る。その他処理が終了したら次のステップSA8に進
む。
るか否かを判断する。メイン処理終了の判断は、ユーザ
の入力により行う。メイン処理を終了する場合は、YE
Sの矢印で示す次のステップSA9に進み、メイン処理
を終了する。メイン処理を終了しない場合は、NOの矢
印で示すステップSA2に戻る。
様データ作成処理を表すフローチャートである。
及び指定は、ユーザが図1のディスプレイ20に表示さ
れる各種情報を参照して、操作子18又は電子楽器2を
用いて入力する。
処理を開始する。その後次のステップSB2に進む。
再生で行うか否かを指定する。繰り返し再生で行う場合
は、次のステップSB3に進む。繰り返し再生をしない
場合には、ステップSB5に進む。
返す区間を指定する。その後次のステップSB4に進
む。繰り返し区間の指定は、繰り返す区間の始点と終点
を絶対時間又は相対時間で指定してもよいし、小節番号
や、MIDIデータのロケーションで指定してもよい。
て繰り返し区間を何回再生するかを指定する。その後、
次のステップSB5に進む。
パートを選択する。その後次のステップSB6に進む。
タイミングを指定する。繰り返し再生での演奏練習を行
う場合には何回目の繰り返し再生時の再生態様を変更す
るかを指定し、通常再生での演奏練習を行う場合には再
生態様を変更したい楽曲データ中の位置を小節数やロケ
ーションなどで指定する。その後、次のステップSB7
に進む。
定されたタイミングでの再生態様の変更内容を設定す
る。その後、次のステップSB8に進む。このステップ
SB7で設定する内容は、例えば、指定タイミングにお
いて、ステップSB5で選択されたパートをミュートす
るか否かを設定する。さらに、指定タイミングからテン
ポを減速するように設定することも出来る。また、指定
タイミングから、ユーザの演奏と楽曲データの前記選択
されたパートを比較することによりユーザの演奏を評価
するように設定することも出来る。
定したか否かを判断する。再生態様の変更の決定は、ユ
ーザが確定スイッチとして割り当てられる操作子18を
操作するか、ディスプレイ20上に表示される確定スイ
ッチを押すことにより行われ、このステップSB8で
は、ユーザが確定スイッチを押したか否かが検出され
る。再生態様の変更が決定した場合は、YESの矢印で
示す次のステップSB9に進む。再生態様の変更がまだ
終了していないときは、NOの矢印で示すステップSB
6に戻り、他のタイミングにおける再生態様を設定す
る。
からSB7で指定又は設定された内容に基づいて、後述
の再生態様データSQを作成する。その後次のステップ
SB10に進み、再生態様データ作成処理を終了する。
す概念図である。
様データ作成処理のステップSB3からSB7で指定又
は設定される再生態様変更内容がステップSB9で記録
されるものである。
再生時の再生態様の制御を行うための再生態様データS
Q1であり、パート指定、繰り返し区間、繰り返し区間
の再生回数、及び各タイミングAからnまでの(繰り返
し区間毎の)イベント(再生態様)SEが記録されてい
る。
再生時の再生態様の制御を行うための再生態様データS
Q2であり、パート指定、繰り返し区間、繰り返し区間
の再生回数、及び各タイミングAからnまでの(繰り返
し区間毎の)イベント(再生態様)SEが記録されてい
る。
生による演奏練習時の再生態様の制御を行うための再生
態様データSQ3であり、パート指定、繰り返し区間、
繰り返し区間の再生回数、及び各ロケーションL1から
Lnまでのイベント(再生態様)SEが記録されてい
る。
返し再生処理を表すフローチャートである。
開始する。ここでは、今回利用する再生態様データSQ
(図3のステップSA3で作成される再生態様データS
Q)の読出しを開始すると共に、該再生態様データSQ
内に記憶されている繰り返し区間を参照して楽曲データ
MD中の繰り返し再生する区間を設定し、該設定された
繰り返し区間の先頭から楽曲データMDの読出しを開始
する。その後次のステップSC2に進む。
を参照し、今回のタイミング(繰り返し再生の第1回
目)におけるイベントSEがあればそれを処理する。そ
の後次のステップSC3に進む。
まず、ミュート・オンのイベントがあれば指定パートが
ミュートされるように設定し、ミュート・オフのイベン
トがあれば指定パートがミュートされないように設定す
る。
再生テンポを減速させるためにタイマ15(図1)から
供給されるクロックの発生タイミングを制御し、テンポ
復帰のイベントSEがあれば再生テンポを減速前のテン
ポに戻すためにタイマ15(図1)から供給されるクロ
ックの発生タイミングを減速前のものに復帰させる。
ユーザの演奏評価を行うように設定し、評価終了イベン
トSEがあればユーザの演奏の評価を終了するよう演奏
評価の実施設定を解除する。
から供給されるクロックにより表される現在の再生ロケ
ーションに相当する各パートのイベントMEを、ステッ
プSC1で設定された繰り返し区間内のロケーションL
を参照して、楽曲テータMDから読み出す。そして、そ
の読み出されたイベントMEのうち、ミュート・オンさ
れていないパートのイベントMEに基づく発音や消音な
どの処理を行う。その後次のステップSC4に進む。
はステップSC10)で演奏評価を行うように設定した
か否かを検出する。演奏評価を行うように設定してある
ときは、ユーザの演奏を評価するため、次のステップS
C5に進む。演奏評価を行うように設定していないとき
は、ステップSC6に進む。
する。その後、次のステップSC6に進む。演奏評価
は、現在の再生ロケーションに相当するユーザの演奏を
評価するものであって、現在の再生ロケーションでのユ
ーザの演奏(図1の電子秦器2を利用しての演奏)に対
応して入力される楽曲データと、楽曲テータMD中の練
習バート(再生態様データSQで指定されている指定パ
ート)の現在の再生ロケーションでのイベントME(ス
テップSC3で読み出されたイベントME)とを比較す
ることによって行われる。
器の押鍵開始や終了のタイミング)や打撃の強さ(ベロ
シティ値の大きさ)などを比較して評価する。そして、
演奏評価の結果は、ディスプレイ20(図1)に表示さ
れる。
イムで行ってもよいし、演奏評価区間終了ごとに一括し
て行ってもよい。
態様データSQで指定された回数繰り返し再生したか否
かが判断される。指定回数再生したときはYESの矢印
で示すステップSC7に進む。まだ、指定回数再生して
いない時は、NOの矢印で示すステップSC9に進む。
処理を行い、次のステップSC8に進み、繰り返し再生
処理を終了する。
が終了したか(再生が繰り返し区間の終点に達したか)
否かが判断される。繰り返し区間の再生が終了した場合
は、YESの矢印で示すステップSC10に進み、終了
していない場合は、NOの矢印で示すステップSC3に
戻る。
Qから次回の繰り返し区間に相当するタイミングのイベ
ントSEを読み出し、該読み出されたイベントSEを処
理することにより各種の再生態様を設定する。イベント
SEの処理についてはステップSC2と同様である。そ
の後次のステップSC11に進む。
読み出し位置を、繰リ返し区間の先頭に相当する位置に
セットしてステップSC3に戻る。
再生処理を表すフローチャートである。
し、今回利用する再生態様データSQ(図3のステップ
SA3で作成された再生態様データSQ)の読み出しを
始めると共に、楽曲データMDの先頭から読出しを始め
る。その後次のステップSD2に進む。
から供給されるクロックにより表される現在の再生ロケ
ーションに相当する楽曲データMD中の各パートのイベ
ントMEと、再生態様テータSQ中のイベントSEがあ
れば、それらを読み出す。
か否かを判断し、イベントSEがあれば、YESの矢印
で示すステップSD3に進み、イベントSEがなけれ
ば、NOの矢印で示すステップSD4に進む。
み出された再生態様テータSQのイベントSEを処理す
ることにより再生態様を設定する。イベントSEの処理
については図6のステップSC2やステップSC10と
同様である。その後次のステップSD4に進む。
み出されたイベントMEのうち、ミュート・オンされて
いないパートのイベントMEに基づく発音や消音などの
処理を行う。その後次のステップSD5に進む。
うように設定されているか否かを検出する。演奏評価の
実施有無の設定はステップSD3におけるイベントSE
の処理で実施される。そして、現在、演奏評価を行うよ
うに設定されていれば、ユーザの演奏を評価するため、
YESの矢印で示す次のステップSD6に進む。演奏評
価を行うように設定されていなければ、NOの矢印で示
すステップSD7に進む。
する。その後次のステップSD7に進む。演奏評価につ
いては、図6のステップSC5と同様である。
のイベントMEの読み出しが最終位置まで進行し、再生
が終了したか否かが判断される。再生が終了した場合
は、通常再生処理を終了させるために、YESの矢印で
示すステップSD8に進み、終了していない場合は、引
き続き通常再生処理を行うために、NOの矢印で示すス
テップSD2に戻る。
全て消音させるなどの通常再生処理の終了処理を行い、
その後次のステップSD9に進んで通常再生処理を終了
する。
1の例を表す概念図である。繰り返し再生は、上述の図
6に示す繰り返し再生処理によって行われる。第1の例
では、図5(A)に示す再生態様データSQ1に基づい
て処理する場合を示す。
あり、メロディパートMP、コードパートCP及びドラ
ムパート(リズムパート)RPを有している。また、1
回目の繰り返し再生の先頭タイミングをタイミングAと
して、それ以降の繰り返し再生の先頭タイミングを順次
タイミングBからタイミングnとする。これらのタイミ
ングは図5(A)の再生態様テータSQ1に記憶されて
いる各タイミングの情報に対応している。
図6のステップSC1において、再生態様データSQに
記憶されている繰り返し区間に従って、楽曲データMD
中のロケーションL1からロケーションL2までが各パ
ートの繰り返し区間として設定される。
態様テータSQ1から1回目の繰り返し再生のイベント
SE(タイミングAにおけるイベントSE)が読み出さ
れる。しかし、ここではタイミングAにおけるイベント
SEは存在しないので、再生態様の設定は変更されない
まま(指定パートのミュート・オフ、テンポ通常、演奏
評価なしの初期設定で)繰り返し再生が開始される。
プSC9の処理を繰リ返して、楽曲データMDの設定さ
れた繰り返し区間の情報に基づいた1回目の繰り返し再
生が行われる。そして、タイマ15(図1)から供給さ
れたクロックにより表される再生ロケーションがタイミ
ングBに達すると、1回分の繰り返し区間の再生が終了
するため、図6のステップSC9でYESと判断され
る。
0に処理が進み、次回の繰り返し区間に相当するタイミ
ングのイベント、つまり、タイミングBにおけるイベン
トSEが再生態様データSQ1から読み出されて処理さ
れる。
てはミュート・オンとテンポ減速と評価実施のイベント
SEが記憶されているので、タイミングBから始まる2
回目の繰り返し再生では、指定パート(ここではドラム
パート)がミュートされ、再生テンポが減速され、ユー
ザの演奏の評価が行われることになる。これらの再生態
様の設定が終了した後に、再び図6のステップSC3か
らステップSC9の処理を繰り返して2回目の繰り返し
再生が行われる。
らステップSC11の処理を繰り返すことにより順次繰
り返し再生が進行し、再生態様データSQ1の各タイミ
ングにおけるイベントSEに従って、タイミングCから
始まる3回目の繰り返し再生ではミュート・オフ、テン
ポ復帰、評価解除、という再生態様の設定で再生が進行
し、タイミングDから始まる4回目の繰り返し再生では
ミュート・オン、テンポ減速、評価実施、という再生態
様の設定で再生が進行し、タイミングE以降の繰り返し
再生でも同様に処理が行われる。
に達すると、再生態様データSQ1の再生回数で指定さ
れた回数の線リ返し再生が終了したことになり、図6の
ステップSC6でYESと判断され、図6のステップS
C7とステップSC8を経由して繰り返し再生処理が終
了する。
奏練習区間を交互に繰り返すことにより、ユーザは手本
となる演奏を聞いた後、直ぐに練習をすることができ、
効果的な演奏練習を行えることになる。
2の例を表す概念図である。繰り返し再生は、上述の図
6に示す繰り返し再生処理によって行われる。第2の例
では、図5(B)に示す再生態様データSQ2に基づい
て処理する場合を示す。
ミングと繰り返し区間の設定については第1の例と同じ
なので説明を省略する。
後、図6のステップSC2に進むと、再生態様データS
Q2から1回目の繰り返し再生のイベントSE(タイミ
ングAにおけるイベントSE)が読み出される。ここで
は、図5(B)のように、タイミングAにおいてはテン
ポ減速のイベントSEが記憶されているので、タイミン
グAから始まる1回目の繰り返し再生では再生テンポが
減速されるように設定されて繰り返し再生が開始され
る。
プSC9の処理を繰り返して、楽曲データMDの設定さ
れた繰り返し区間の情報に基づいた1回目の繰り返し再
生が行われる。
るクロックにより表される再生ロケーションがタイミン
グBに達すると、1回分の繰リ返し区間の再生が終了す
るため、図6のステップSC9でYESと判断される。
この判断を受けて図6のステップSC10に処理が進
み、次回の繰り返し区間に相当するタイミングのイベン
ト、つまり、タイミングBにおけるイベントSEが再生
態様データSQ2から読み出されて処理される。
てはミュート・オンのイベントSEが記憶されているの
で、タイミングBから始まる2回目の繰り返し再生で
は、指定パート(ここではメロディパート)がミュート
されることになる。
テンポは、タイミングBにおいてテンポ復帰のイベント
SEが記憶されていないため、1回目と同様に減速され
たままとなる。これらの再生態様の設定が終了した後
に、再び図6のステップSC3からステップSC9の処
理を繰リ返して2回目の繰り返し再生が行われる。
らステップSC11の処理を繰り返すことにより順次繰
り返し再生が進行し、再生態様データSQ2の各タイミ
ングにおけるイベントSEに従って、タイミングCから
始まる3回目の繰り返し再生では新たに評価実施が設定
されて再生が進行し、タイミングDから始まる4回目の
繰り返し再生では再生態様がミュート・オフ、テンポ復
帰、評価終了、というように全ての設定が初期状態に戻
された状態で再生が進行する。タイミングEから始まる
5回目の繰り返し再生ではミュート・オンのみが設定さ
れて再生が進行し、タイミングFから始まる6回目の繰
り返し再生では新たに評価実施が設定されて再生が進行
し、タイミングG以降の繰り返し再生でも同様に処理が
行われる。
に達すると、再生態様テータSQ2の再生回数で指定さ
れた回数の繰り返し再生が終了したことになり、図6の
ステップSC6でYESと判断され、図6のステップS
C7とステップSC8を経由して繰り返し再生処理が終
了する。
ポを減速する繰り返し区間、ミュートを行う繰り返し区
間、評価を行う繰り返し区間を、繰り返し区間毎に自由
に設定できることで、効果的な演奏練習を行えるように
なる。
表す概念図である。通常再生は、上述の図7に示す通常
再生処理によって行われる。ここでは、図5(C)に示
す再生態様データSQ3に基づいて処理する場合を示
す。
あり、メロディパートMP、コードパートCP及びドラ
ムパート(リズムパート)RPを有している。
ンL1に相当する再生ロケーションまでは、図7のステ
ップSD2〜ステップSD7の処理を繰り返して楽曲デ
ータMDの各パートのイベントMEだけが順次処理され
る。このロケーションL1までは再生態様テータSQ3
から読み出されるイベントSEがないため初期設定の再
生態機(指定パートのミュート・オフ、テンポ通常、演
奏評価なしの設定)で楽曲の再生が行われる。
L1に達すると、図7のステップSD2において再生態
様データSQ3からミュート・オンとテンポ減速のイベ
ントSEが読み出され、これを受けてイベントSEがあ
ると判断されて図7のステップSD3に処理が進む。
2で読み出されたミュート・オンとテンポ減速のイベン
トSEに従って、指定パート(ここではドラムパート)
がミュート設定され、再生テンポが減速されるように設
定される。この設定後は、設定された再生態様の状態で
ロケーションL2まで楽曲データMDの各パートのイベ
ントMEに従った楽曲の再生が行われる。
ステップSD7の処理を繰り返すことにより順次再生が
進行し、再生態様データSQ3の各ロケーションにおけ
るイベントSEに従って、ロケーションL2からロケー
ションL3までの間はミュート・オフとテンポ復帰が設
定された再生態様(初期設定の再生態様)で再生が進行
し、ロケーションL3からロケーションL4までの間は
ミュート・オンと評価実施が設定された再生態様で再生
が進行し、ロケーションL4以降の再生でも同様に処理
が行われる。
Eの読み出しが最終位置まで進行すると、図7のステッ
プSD7で再生が終了したと判断され、図7のステップ
SD8とステップSD9を経由して通常再生処理が終了
する。
のミュートの有無や演奏評価の有無を演奏進行に沿った
自由な区間に設定できることで、演奏練習をしてみたい
区間、演奏評価をしてみたい区間を自由に設定できるこ
とになり、楽曲の進行の流れに沿った、効果的な演奏練
習を行えるようになる。
るパートを音量を0にミュートするようにしたが、音量
を小さくするようにミュートしてもよい。このようにす
ると、ユーザは、練習中にも手本となる楽曲を聞くこと
が出来る。
指定するようにしたが、複数のパートを同時に指定でき
るようにしてもよい。このようにすると、複数のユーザ
が同時に練習することが出来る。
いて同時に出来るようにしてもよい。
回毎に変更して違うパートを指定してもよいし、順次違
うパートを指定するようにしてもよい。
再生態様データ作成処理により再生態様データを作成す
るようにしたが、予め作成された再生態様データをプリ
セットとして記憶しておき、それをユーザが選択又は編
集するようにしてもよい。
データが1つずつしか記憶されていないため必然的にこ
の2つのデータが対応付けられていることになっている
が、複数の楽曲データに対して1つの再生態様テータを
利用するようにしてもよいし、設定された繰り返し回数
毎に再生態様データを用意しておいてもよい。さらに、
再生態様データと楽曲データを複数ずつ記憶しておき、
ユーザが自由に対応付けられるようにしてもよい。
いての再生熊様の設定を記憶するようにしているが、1
つの再生態様の状態を全ての偶数回目の区間(あるいは
奇数回目の区間)で利用するようにしたり、所定回おき
の区間で利用するようにしたりしてもよい。こうすれ
ば、より簡単な設定だけで効果的な演奏練習が行えるよ
うになる。
みを記録しておき、繰り返し回数ごとに再生態様の変更
のオン・オフ(再生態様データの適用の有無)を自動的
に繰り返すようにしてもよい。この場合には、演奏練習
を開始するためのスイッチ等を設けて、ユーザがそれを
操作することにより簡単に演奏練習することが出来る。
さらに、テンポの減速の有無、ミュートの有無、演奏評
価の有無等のそれぞれに対応したスイッチ等を設けてお
き、ユーザはそれを押すだけで各種再生態様を変更でき
るようにしてもよい。このようにすると、ユーザは、ワ
ンタッチで演奏練習を行うことが出来る。また、それぞ
れの再生態様に対応するスイッチを設けることにより、
さらに簡単に、様々な再生態様での演奏練習を行うこと
が出来る。
ンピュータプログラム等をインストールした市販のコン
ピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。
ュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピー(登
録商標)ディスク等の、コンピュータが読み込むことが
出来る記憶媒体に記憶させた状態で、ユーザに提供して
もよい。
が、LAN、インターネット、電話回線等の通信ネット
ワークに接続されている場合には、通信ネットワークを
介して、コンピュータプログラムや各種データ等を汎用
コンピュータ又はコンピュータ等に提供してもよい。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明
であろう。
ユーザに効果的な演奏練習を行わせることができる。
を効果的に評価することができる。
ウェア構成を示すブロック図である。
る。
トである。
ある。
る。
る。
る。
ク、11…バス、12…ROM、13…RAM、14…
CPU、15…タイマ、16…外部記憶装置、17…検
出回路、18…操作子、19…表示回路、20…ディス
プレイ、21…音源回路、22…サウンドシステム、2
3…MIDI I/F、25…通信I/F
Claims (13)
- 【請求項1】 複数のパートを含む楽曲データを記憶す
る記憶手段と、 前記記憶手段から前記楽曲データの特定区間だけを読み
出す読出し手段と、 前記読出し手段が読み出した特定区間の楽曲データを繰
り返し再生する再生手段と、 前記再生手段の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生
態様変更手段とを有する自動演奏装置。 - 【請求項2】 前記再生態様変更手段の行う変更可能な
再生態様は、前記複数のパートを含む楽曲データの特定
パートのミュートの有無である請求項1記載の自動演奏
装置。 - 【請求項3】 前記再生態様変更手段の行う変更可能な
再生態様は、前記楽曲データのテンポの変更である請求
項1又は2記載の自動演奏装置。 - 【請求項4】 さらに、ユーザの演奏を演奏データとし
て入力する演奏データ入力手段と、 前記入力された演奏データと前記楽曲データを比較して
前記ユーザの演奏を評価する演奏評価手段とを有し、 前記再生態様変更手段は、前記演奏評価手段の行う演奏
評価の有無も繰り返し毎に変更可能である請求項1から
3のいずれかに記載の自動演奏装置。 - 【請求項5】 さらに、前記再生態様の設定を入力する
再生態様入力手段を有する請求項1から4のいずれかに
記載の自動演奏装置。 - 【請求項6】 複数のパートを含む楽曲データを記憶す
る記憶手段と、 前記記憶手段から前記楽曲データを読み出す読出し手段
と、 前記読出し手段が読み出した楽曲データを再生する再生
手段と、 前記複数のパートを含む楽曲データの特定パートの特定
区間をミュートする再生態様変更手段とを有する自動演
奏装置。 - 【請求項7】 複数のパートを含む楽曲データを記憶す
る記憶手段と、 前記記憶手段から前記楽曲データを読み出す読出し手段
と、 ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入
力手段と、 前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏
データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を
評価する演奏評価手段とを有する自動演奏装置。 - 【請求項8】 複数のパートを含む楽曲データの特定区
間だけを読み出す読出し工程と、 前記読出し工程が読み出した特定区間の楽曲データを繰
り返し再生する再生工程と、 前記再生工程の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生
態様変更工程とを有する自動演奏方法。 - 【請求項9】 複数のパートを含む楽曲データを読み出
す読出し工程と、 前記読出し工程が読み出した楽曲データを再生する再生
工程と、 前記複数のパートを含む楽曲データの特定パートの特定
区間をミュートする再生態様変更工程とを有する自動演
奏方法。 - 【請求項10】 複数のパートを含む楽曲データを記憶
する記憶工程と、 前記記憶工程から前記楽曲データを読み出す読出し工程
と、 ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入
力工程と、 前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏
データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を
評価する演奏評価工程とを有する自動演奏方法。 - 【請求項11】 複数のパートを含む楽曲データの特定
区間だけを読み出す読出し手順と、 前記読出し手順が読み出した特定区間の楽曲データを繰
り返し再生する再生手順と、 前記再生手順の再生態様を繰り返し毎に変更可能な再生
態様変更手順とを有する自動演奏をコンピュータに実行
させるためのプログラムを記録した媒体。 - 【請求項12】 複数のパートを含む楽曲データを読み
出す読出し手順と、 前記読出し手順が読み出した楽曲データを再生する再生
手順と、 前記複数のパートを含む楽曲データの特定パートの特定
区間をミュートする再生態様変更手順とを有する自動演
奏をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した媒体。 - 【請求項13】 複数のパートを含む楽曲データを記憶
する記憶手順と、 前記記憶手順から前記楽曲データを読み出す読出し手順
と、 ユーザの演奏を演奏データとして入力する演奏データ入
力手順と、 前記楽曲データの特定区間でのみ、前記入力された演奏
データと前記楽曲データを比較して前記ユーザの演奏を
評価する演奏評価手順とを有する自動演奏手順をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録した媒体。
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