JP3632551B2 - 演奏データ作成装置と演奏データ作成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動演奏等に用いるに好適な演奏データを作成する方法及び装置に関し、特にトリル演奏区間の演奏データを生演奏に基づいて作成された基準演奏データに従って書換えることにより表情性豊かな演奏データを簡単に作成可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、所望の楽曲に関するゆらぎ性の演奏データに基づいて楽譜通りの演奏データを修正してゆらぎの程度を変更した自動演奏用の演奏データを作成する方法が知られている(例えば、特開平10−20856号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術によると、ゆらぎ性の演奏データを作成可能であるものの、例えばトリル等の奏法が指示された演奏区間について前打音区間や後打音区間を付加することはできなかった。
【0004】
この発明の目的は、前打音区間や後打音区間を付加することができる新規な演奏データ作成装置及び演奏データ作成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る演奏データ作成装置は、
トリル演奏区間を有する楽曲を自動演奏するための演奏データを記憶すると共に、前記トリル演奏区間の長さを表わす第1の長さデータを記憶する第1の記憶手段と、
生のトリル演奏に基づいて作成されたゆらぎ性の基準演奏データであって前記トリル演奏の進行に従って区分された複数区間の演奏データからなるものを記憶すると共に、前記複数区間のうちの各区間の長さを表わす第2の長さデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記トリル演奏区間を前記複数区間にそれぞれ対応した複数の部分区間に区分すると共に該複数の部分区間のうちの各部分区間の長さを前記第1及び第2の長さデータに基づいて決定する区分手段であって、各部分区間の長さを決定する際には前記複数区間のうちで該部分区間に対応する区間の長さをAとし、前記第1の長さデータにより表わされる前記トリル演奏区間の長さをKとし、前記第2の長さデータに基づいて求められる前記複数区間の合計長さをQとしたときKA/Qとなるように各部分区間の長さを決定するものと、
前記複数区間のうちの各区間毎に該区間の長さを該区間に対応する部分区間の長さに一致させるように該区間の演奏データを修正する修正手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された演奏データのうち前記トリル演奏区間の演奏データを前記修正手段で修正された前記複数区間の演奏データに従って書換える書換手段と
を備えたものである。
【0006】
この発明に係る演奏データ作成装置によれば、第1の記憶手段には、トリル演奏区間を有する楽曲を自動演奏するための演奏データが記憶されると共に、トリル演奏区間の長さを表わす第1の長さデータが記憶され、第2の記憶手段には、生のトリル演奏に基づいて作成されたゆらぎ性の基準演奏データであってトリル演奏データからなるものが記憶されると共に、複数区間のうちの各区間の長さを表わす第2の長さデータが記憶される。区分手段では、トリル演奏区間が基準演奏データの複数区間にそれぞれ対応した複数の部分区間に区分されると共に、各部分区間の長さが第1及び第2の長さデータに基づいてKA/Qとして決定される。修正手段では、複数区間のうちの各区間毎に該区間の長さを該区間に対応する部分区間の長さに一致させるように該区間の演奏データが例えばタイミング値の修正あるいはデータの削除、追加等により修正される。書換手段では、トリル演奏区間の演奏データが修正手段での修正に係る複数区間の演奏データ(基準演奏データ)に従って書換えられる。例えば、複数の区間を前打音区間、トリル本体区間及び後打音区間とすれば、トリル演奏区間の演奏データとして、前打音区間、トリル本体区間及び後打音区間からなる表情性豊かな演奏データを簡単に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下では、トリル奏法による演奏を例にとってこの発明を詳細に説明する。図1(A)は、音高Cの2分音符Nにトリル記号Mを付した楽譜を示している。図1(A)の楽譜は、図1(B)に示すように音高C、D、C…を有する32分音符N、N、N…を16個並べた楽譜と等価である。図1(C)は、演奏者が図1(A)又は(B)の楽譜に従って実際に演奏を行なったときの演奏内容をバーグラフ形式で示したもので、横軸が拍頭タイミングB、B、B…に従って時間を示し、縦軸がC、D等の音高を示す。黒バーT、T、T…は、音符N、N、N…にそれぞれ対応した楽音を表わし、各黒バーの縦方向の位置が音高を表わし、各黒バーの横方向の長さが音長を表わす。
【0010】
図1(C)によれば、実際の演奏(生演奏)では、図1(B)の楽譜通りに等しい音符長で演奏されるとは限らず、発音開始タイミングや音長にばらつきがあることがわかる。また図1(C)には示されていないが、演奏音の音量にもばらつきがある。このように、生演奏では、演奏者が意識した又しないテンポのゆらぎ、音量のゆらぎ等の様々な不均一性や不安定性が生々しさや自然らしさに寄与している。
【0011】
楽曲の自動演奏において、自然な演奏、美しい演奏、生々しい演奏を実現するために、生演奏に基づいて自動演奏用のゆらぎ性の演奏データを作成することが考えられる。しかし、楽曲毎あるいは演奏区間毎に生演奏に基づいてゆらぎ性の演奏データを作成するのは煩雑さを免れない。そこで、この発明では、図1(C)に示したような生演奏に基づいてゆらぎ性の基準演奏データを作成すると共にこの基準演奏データを図1(A)に示したように奏法が指示された音符又は図1(B)に示したように奏法を表わす音符群に従って音高、演奏タイミング、区間長等を修正することにより種々の演奏区間のゆらぎ性の演奏データを簡単に作成可能としたものである。
【0012】
図2は、この発明の一実施形態に係る表情付与装置を備えた編集機能付きの自動演奏装置の回路構成を示すもので、この自動演奏装置は、パーソナルコンピュータPCに音楽情報編集・再生用のソフトウェア(プログラム)をインストールすることにより構成されるものである。
【0013】
バス10には、CPU(中央処理装置)12、ROM(リード・オンリィ・メモリ)14、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)16、検出回路18、表示回路20、外部記憶装置22、タイマ24、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェイス26、通信インターフェース28等が接続されている。
【0014】
CPU12は、ROM14にストアされたプログラムに従って音楽情報の編集(表情付与を含む)や再生(自動演奏)のための各種処理を実行するもので、これらの処理に付いては図5〜18を参照して後述する。
【0015】
ROM14は、プログラムの他に、多数曲分の楽曲演奏データや複数の基準演奏データ(表情付与情報)が記憶されているが、これらのデータについては図3、4を参照して後述する。
【0016】
RAM16は、CPU12による各種処理に際して利用される多数の記憶部を含むもので、この発明の実施に関係する記憶部としては、楽曲演奏データ記憶部MA、基準演奏データ記憶部RA、ライブラリ記憶部LM、作成演奏データ記憶部RB等が設けられている。
【0017】
検出回路18は、マウス及びキーボード30から操作情報を検出するものである。キーボードは、文字及び数値を入力可能である。マウスやキーボードは、楽曲演奏データや基準演奏データの選択操作、奏法記号の指定操作等に用いられる。
【0018】
表示回路20は、陰極線管又は液晶等からなるディスプレイ32の表示動作を制御することにより楽譜表示等の各種の表示を可能にするものである。
【0019】
外部記憶装置22は、HD(ハードディスク)、FD(フロッピーディスク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(ディジタル多目的ディスク)、MO(光磁気ディスク)等のうち1又は複数種類の記憶媒体を着脱可能なものである。記憶装置22に所望の記憶媒体を装着した状態では、記憶媒体からRAM16へデータを転送可能である。また、装着した記憶媒体がHDやFDのように書込可能なものであれば、RAM16のデータを記憶媒体に転送可能である。この実施形態では、ROM14の代りに記憶装置22の記憶媒体に多数曲分の楽曲演奏データ及び複数の基準演奏データを記憶させるようにしてもよい。
【0020】
プログラム記憶手段としては、ROM14の代りに記憶装置22の記憶媒体(前述のHD、CD、DVD、MO等)を用いることができる。この場合、記憶媒体に記憶したプログラムは、記憶装置22からRAM16へ転送する。そしてRAM16に記憶したプログラムに従ってCPU12を動作させる。このようにすると、プログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行なうことができる、記憶装置22を通信ネットワーク38に接続することにより、編集対象とする楽曲演奏データや基準演奏データの取得が可能になると共に、プログラムの更新も容易になる。
【0021】
タイマ24は、与えられるテンポデータTDに対応する周期でテンポクロック信号TCLとしてのクロックパルスを発生するもので、各クロックパルスは割込命令信号としてCPU12に供給される。テンポクロック信号TCLとしてのクロックパルスが発生されるたびに割込処理を実行することにより記憶部MAの楽曲演奏データに基づいて楽曲の自動演奏を行なうことができる。自動演奏のテンポは、テンポデータTDに応じて決定される。
【0022】
MIDIインターフェース26から音源装置34には、ノートナンバ(音高情報)、ベロシティ値(音量情報)、発音命令信号、消音命令信号等が供給される。音源装置34は、多数(例えば64個)の楽音発生チャンネルを有するものである。
【0023】
記憶部MAからのデータ読出しに基づいて発音要求があると、CPU12は、発音要求に対応する発音命令信号とノートナンバとベロシティ値とを空き状態のいずれかの楽音発生チャンネルに割当てる。割当てに係る楽音発生チャンネルからは、割当てに応じてノートナンバに対応した音高を有する楽音信号がベロシティ値に対応した音量で発生される。また、記憶部MAからのデータ読出しに基づいて消音要求があると、CPU12は、消音要求に係るノートナンバに対応した楽音信号を発生中である楽音発生チャンネルに消音命令信号を供給して発生中の楽音信号の減衰を開始させる。音源装置34から発生される楽音信号は、サウンドシステム36に供給され、楽音として発音される。
【0024】
通信インターフェース28は、通信ネットワーク38(例えばLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、インターネット、電話回線等)を介してサーバコンピュータ(図示せず)と情報通信を行なうために設けられたものである。この発明の実施に必要なプログラムや各種データは、サーバコンピュータから通信ネットワーク38及び通信インターフェース28を介してRAM16又は外部記憶装置22へダウンロード要求に応じて取込むようにしてもよい。
【0025】
図3は、所定の楽曲に関する楽曲演奏データのフォーマットを示すものである。設定情報SAとしては、曲名を表わす曲名データSA1、曲の調(例えばハ調長)を表わす調データSA2、曲のテンポを毎分当りの4分音符数(例えば120)で表わすテンポデータSA3、演奏音色(例えばピアノ音色)をあらわす音色データSA4、トリル演奏区間毎にトリル関連パラメータを表わすトリルデータSA5等が記憶される。
【0026】
一例として、図5(A)に示すようなトリル演奏区間が楽曲中に存在した場合、トリルデータSA5としては、全音符Ntに付されたトリル記号Mtを表わすトリル記号データTR、音符Ntの音高Cを表わす音高データTP、音符Ntの長さをテンポクロック信号TCLのクロックパルス数(カウント値)で表わす音長データTL、トリル演奏の速さ(例えば高速、中速、低速のいずれか)を表わす速さデータTS等が記憶される。自動演奏の際には、テンポデータSA3がテンポデータTDとしてタイマ24に供給されると共に、音色データSA4に応じて音源装置34にて自動演奏音の音色が設定される。
【0027】
設定情報SAの後には、楽曲の演奏進行に従ってオンイベントデータ、オフイベントデータ等の演奏データが記憶される。一例として、図5(A)のトリル演奏区間については、トリル記号Mt付きの音符Ntを示す楽譜を図1(B)で述べたと同様にして多数の32分音符を示す楽譜に変換し、変換後の楽譜に従って演奏データが記憶される。すなわち、最初の音符に対応する楽音TNについては、タイミングデータTM11、ノートオンイベントデータNE11及びベロシティデータVL11を含むオンイベントデータと、タイミングデータTM12及びノートオフイベントデータNE12を含むオフイベントデータとが記憶される。2番目以降の各音符に対応する各楽音についてもTNと同様にしてオンイベントデータ及びオフイベントデータが記憶される。トリル演奏区間における最後のイベントデータとしては、最後の音符に対応した楽音TNMに関するタイミングデータTMNM及びノートオフイベントデータNENMを含むオフイベントデータが記憶され、このオフイベントデータの次には図5(A)に示す音符NNに対応した楽音TNNに関するタイミングデータTMNN、ノートオンイベントデータNENN及びベロシティデータVLNNを含むオンイベントデータが記憶される。
【0028】
TM11、TMNN等の各タイミングデータは、対応する楽音の発音タイミングを表わす。NE11、NENN等の各ノートオンイベントデータは、対応する楽音の音高をノートナンバで表わす。VL11、VLNN等のベロシティデータは、対応する楽音の音量をベロシティ値(例えば0〜127のいずれか)で表わす。TM12、TMNM等の各タイミングデータは、対応する楽音の消音タイミングを表わす。NE12、NENM等の各ノートオフイベントデータは、対応する楽音の音高をノートナンバで表わす。TM11、TM12等の各タイミングデータは、前のイベント(前のイベントがなければ拍頭)からの時間をテンポクロック信号TCLのクロックパルス数(カウント値)で表わす。
【0029】
図3に関して上記したトリル演奏区間の演奏データは、楽譜通りのものであるため、このような演奏データに基づいて楽曲の自動演奏を行なうと、機械的で無表情な演奏になってしまう。この発明に係る表情付与処理では、楽音TN1〜TNMを含むトリル演奏区間の演奏データを新たに作成したゆらぎ性の演奏データに従って書換えることにより表情豊かな自動演奏を可能としている。
【0030】
図4は、所定のトリル演奏区間に対応する基準演奏データのフォーマットを示すものである。設定情報SBとしては、識別データSB1、調データSB2、テンポデータSB3、区間データSB4、音高データSB5、トリル速さデータSB6等が記憶される。識別データSB1は、この基準演奏データがトリル演奏に関するものであることを表わす。調データSB2は、一例としてハ長調を表わす。テンポデータSB3は、トリル演奏区間のテンポを毎分当りの4分音符数で表わす。
【0031】
区間データSB4は、トリル演奏区間の区間構成及び区間長を表わす。トリル演奏区間は、図1(C)に示したようにトリル本体区間のみからなることもあれば、図5(B)に示すように前打音区間a、トリル本体区間b、後打音区間c等の複数区間からなることもある。図5(B)は、図1(C)と同様にして所定のトリル演奏区間における生演奏状況を示すものである。図4の基準演奏データを図5(B)の生演奏に基づいて作成する場合、区間データSB4は、前打音区間a、トリル本体区間b及び後打音区間cを表わすと共に各区間毎に区間長をテンポクロック信号TCLのクロックパルス数(カウント値)で表わす。
【0032】
音高データSB5は、図5(B)に示すように中心音CT、上音UT及び下音LTに関してそれぞれ音高を表わす。図5(B)の例では、ハ長調の音階において、中心音CTの音高がCとされており、上音UTは、音階上で中心音CTより1つ上の音Dとされ、下音LTは、音階上で中心音CTより1つ下の音Bとされる。このように、中心音CTの音高が判明すれば、上音UT及び下音LTの音高は自動的に決定できるので、音高データB5としては、中心音CTの音高のみを表わすものを用いてもよい。
【0033】
トリル速さデータSB6は、トリル演奏区間におけるトリル演奏の速さ(例えば高速、中速、低速のいずれか)を表わす。このように基準データにトリル速さデータを含ませておくのは、楽曲の演奏テンポとは別にトリル演奏の速さを再現するためである。すなわち、実際のトリル演奏(生演奏)では、トリル演奏の速さは、曲の演奏テンポにあまり影響されず、同じ曲を異なるテンポで演奏しても、トリル演奏の速さがある程度の範囲内であまり変化しないことがわかった。そこで、この実施形態では、トリル演奏区間毎に高速、中速、低速の3通りのトリル演奏の速さの基準演奏データを用意しておき、表情を付与すべき楽曲に適合したトリル演奏速さを有する基準演奏データを選択し、選択に係る基準演奏データに基づいて楽曲演奏データのトリル演奏区間に表情を付与するようにしている。
【0034】
基準演奏データにおいては、一部の演奏区間の演奏データのコピーを繰返すことがあるので、設定情報SBとしては、コピーの繰返区間を表わすデータを記憶しておいてもよい。
【0035】
設定情報SBの後には、トリル演奏区間内の演奏進行に従ってオンイベントデータ、オフイベントデータ等の演奏データが記憶される。一例として、図5(B)のトリル演奏に関しては、最初の楽音T11に対応するオンイベントデータNO11及びオフイベントデータNF11が記憶される。オンイベントデータ及びオフイベントデータのフォーマットは、図3で述べたと同様である。2番目以降の各楽音についてもT11と同様にしてオンイベントデータ及びオフイベントデータが記憶される。トリル演奏区間の最後のイベントデータとしては、最後の楽音T27に対応するオフイベントデータNF27が記憶される。
【0036】
オフイベントデータNF27の後には、楽音T27の消音タイミングからの時間(次の楽音の発音タイミング)を表わすタイミングデータFTを記憶すると共にタイミングデータFTの後に終端マークデータFMを記憶する。タイミングデータFTを付加することでトリル演奏区間に続く無音時間を再現することができる。終端マークデータFMを付加することでデータ接続時に終端確認が容易となる。
【0037】
図5を参照して表情付与処理の概要を説明する。図3の楽曲演奏データにおいて図5(A)に示すようなトリル演奏区間(図3のTN1〜TNMの区間に対応)に対して表情付与を行なう場合、図5(B)に示すような生演奏に基づいて図4に示したようなゆらぎ性の基準演奏データを用意する。図5(B)の生演奏に基づく基準演奏データは、前打音区間a、トリル本体区間b、及び後打音区間cの演奏データからなっている。このような基準演奏データについて音符Ntに従って音高、区間長等を修正することにより図5(A)のトリル演奏区間に対応したゆらぎ性の演奏データを作成する。作成した演奏データを図3の楽曲演奏データにおいてTN1〜TNMの区間の演奏データとして用いることにより図5(A)のトリル演奏区間への表情付与が可能となる。
【0038】
図5(C)は、作成したゆらぎ性の演奏データを楽譜として表示したものであり、作成した演奏データが前打音区間Sa、トリル本体区間Sb及び後打音区間Scの演奏データからなる様子が示されている。図5(C)では、楽譜表示のため、Sa〜Scの各区間毎に音長が均一に示されているが、実際には図5(B)のa〜cの各区間のように音長が不均一となっている。図5(B)の楽音T11,T12,N23〜N27は、図5(C)の音符N11,N12,N23〜N27にそれぞれ対応する。図5(A)のトリル演奏区間の長さが図5(B)のa〜cの合計区間長より長い場合、図5(B)のトリル本体区間bの演奏データをコピーして接続することによりトリル本体区間bより長いトリル本体区間Sbを実現可能である。この場合、トリル本体区間Sbには、トリル本体区間aの楽音T13〜T22にそれぞれ対応する音符より多くの音符N13〜Nが含まれることになる。
【0039】
図6は、表情付与処理のルーチンを示すものである。音楽情報編集・再生用のプログラムにあっては、マウス及びキーボード30における選択操作によりデータベース(ROM14又は記憶装置22)から所望の楽曲演奏データを選択して記憶部MAに読出し、記憶部MAのデータをディスプレイ32に表示して編集したり、記憶部MAのデータに基づいて楽曲の自動演奏を行なったりすることができる。編集処理においては、記憶部MAのデータに基づいてディスプレイ32の画面上に図5(A)に示すような楽譜を表示することができる。
【0040】
ユーザは、図5(A)のトリル演奏区間に対して表情付与を望むときは、マウス及びキーボード30における選択操作により表情付与処理を選択する。このときの選択操作に応じて図6のルーチンがスタートする。ステップ40では、マウス及びキーボード30においてトリル記号の指定操作ありか判定する。このときの指定操作は、図5(A)に示すように音符Ntに付加されたトリル記号を指定する操作でもよいし、音符Ntにトリル記号が付加されていないときにトリル記号を付加する操作でもよいし、音符Ntにトリル記号が付加されているときにそのトリル記号を他のトリル記号に変更する操作でもよい。所定時間内にいずれかの指定操作もなされなければステップ40の判定結果が否定的(N)となり、編集処理にリターンする。
【0041】
ステップ40の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ42で図7の準備処理を実行する。この準備処理では、記憶部MAの楽曲演奏データ(選択曲)に対応するトリル演奏速さを有する基準演奏データ(図4に示したようなフォーマットを有するデータ)がデータベースから記憶部RAに読出される。
【0042】
次に、ステップ44では、記憶部RAの区間データSB4を参照して基準演奏データに前打音区間aありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ46で図8の前打音区間処理を実行する。この前打音区間処理では、基準演奏データに基づいて図5(C)の前打音区間Saの演奏データが作成され、記憶部RBに書込まれる。
【0043】
ステップ44の判定結果が否定的(N)であったとき又はステップ46の処理が終わったときは、ステップ48で図10のトリル本体区間処理を実行する。このトリル本体区間処理では、基準演奏データに基づいて図5(C)のトリル本体区間Sbの演奏データが作成され、記憶部RBに書込まれる。
【0044】
次に、ステップ50では、記憶部RAの区間データSB4を参照して基準演奏データに後打音区間cありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ52で図11の後打音区間処理を実行する。この後打音区間処理では、基準演奏データに基づいて図5(C)の後打音区間Scの演奏データが作成され、記憶部RBに書込まれる。
【0045】
ステップ50の判定結果が否定的(N)であったとき又はステップ52の処理が終わったときは、ステップ54に移る。ステップ46、48、52で作成されたゆらぎ性の演奏データは、記憶部RBにストアされており、ステップ54では、記憶部RBの演奏データ中のベロシティ値(音量情報)を修正する。すなわち、生演奏に基づく演奏データ中のベロシティ値は、自動演奏で求められるベロシティ値と必ずしも一致しないので、トリル演奏区間の先頭音のベロシティ値(図3のVL11に対応)に従って記憶部RBの演奏データ中のベロシティ値を修正する。トリル演奏区間の先頭音のベロシティ値は、図5(A)の音符Ntに関して表示される。
【0046】
ベロシティ値修正処理では、音符Ntに関して表示されたベロシティ値(図3のVL11に対応)と記憶部RBの演奏データ中の先頭音のベロシティ値との差を求めた後、記憶部RBの演奏データ中の先頭音のベロシティ値を音符Ntに関して表示されたベロシティ値に修正する。そして、記憶部RBの演奏データ中の2番目以降の各音のベロシティ値を先に求めたベロシティ値の差に応じて加減算処理により修正する。この結果、記憶部RBの演奏データ中の先頭音の音量がベロシティ値にして「20」増大(又は減少)したのであれば、該先頭音に続く2番目以降の各音の音量もベロシティ値にして「20」増大(又は減少)することになり、しかも記憶部RBの演奏データにあっては生演奏時のトリル演奏音の音量のばらつき状態が維持される。
【0047】
次に、ステップ56では、記憶部RBのゆらぎ性の演奏データに従って記憶部MAのトリル演奏区間の演奏データ(図3のTN1〜TNMのデータに対応)を書換える。この書換処理については図14を参照して後述する。ステップ56の後、編集処理にリターンする。
【0048】
図7は、準備処理のサブルーチンを示すものである。ステップ60では、記憶部MAの楽曲演奏データ(選択曲)中の速さデータ(図3のTSに対応)と基準演奏データ中のトリル速さデータ(図4のSB6に対応)とを比較することにより選択曲に対応するトリル演奏速さを有する基準演奏データをデータベースから選択して記憶部RAに読出す。この場合、ユーザが調、テンポ、トリル演奏区間の区間構成及び区間長等の条件を指示し、その条件に適合した基準演奏データを選択して読出すようにしてもよい。また、ユーザがトリル演奏速さを指示したときは、指示に係るトリル演奏速さの基準演奏データを選択して読出すようにしてもよい。さらに、選択可能ないくつかの基準データをディスプレイ32の画面に表示し、表示データ中からユーザが選択した基準演奏データを読出すようにしてもよい。
【0049】
次に、ステップ62では、記憶部MAの調データSA2が示す調と記憶部RAの調データSB2が示す調とが一致し且つ記憶部MAの音高データTPが示す音高(図5(A)の音符Ntの音高に対応)と記憶部RAの音高データSB5が示す中心音CTの音高とが一致するか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ64で調データSA2及び音高データTPに応じて記憶部RAの演奏データ中のノートナンバ(音高情報)を修正する。
【0050】
一例として、調データSA2がハ長調を示すと共に音高データTPが図5(A)の音符Ntの音高Cを示し、調データSB2がハ長調を示すものとする。ノートナンバ修正処理では、記憶部RAの演奏データにおいて中心音CTの音高を音符Ntに従ってCに修正すると共に上音UT及び下音LTの音高をそれぞれD及びBに修正する。このときの音高修正は、図5(B)に示す音高状態を図5(C)に示す音高状態に変更したものに相当する。
【0051】
他の例として、図15(A)に示すようにトリル記号Mtが付された音符Ntの音高がAであったときは、記憶部RAの演奏データにおいて中心音CTの音高はAに修正され、上音UT及び下音LTの音高はそれぞれB及びGに修正される。更に他の例として、図15(B)に示すようにトリル記号に臨時記号としてフラットが付されたときは、上音UTの音高を半音下げてB とすればよい。
【0052】
図15(A)の場合において、音符Ntに臨時記号としてフラットが付されることがあり、音高はA となる。この場合、中心音CTの音高はA に修正され、上音UT及び下音LTの音高はそれぞれB及びGに修正される。また、音符NtをAからGに変更すると共にGの音符に臨時記号としてシャープを付した場合、音高はG となる。この場合、中心音CTの音高はG に修正され、上音UT及び下音LTの音高はそれぞれA及びFに修正される。A とG とは、中心音CTとしては同一音高であるが、上音UT及び下音LTのいずれについても異なる音高を生ずる(UTについてはBとAであり、LTについてはGとFである)。従って、音高修正の際には、トリル記号に付された臨時記号のみならず、トリル対象音符に付された臨時記号も考慮して音高を決定する必要がある。
【0053】
上記した例では、調データSA2、SB2がいずれもハ長調で同一であるため、比較的簡単に音高修正を行なうことができる。しかし、調によっては簡単に音高修正を行なえないこともある。そこで、基準演奏データをすべてハ長調のデータとしてデータベースに記憶しておくと共に調毎にハ長調からの音高変換テーブルをROM14等の記憶手段に記憶しておき、例えばト長調の楽曲演奏データについてはハ長調からト長調への音高変換テーブルを参照して音高修正を行なうようにしてもよい。このようにすると、基準演奏データの記憶量を低減することができる。別の方策としては、調毎に基準演奏データを記憶しておき、調データSA2の示す調と同一の調の基準演奏データを読出すようにしてもよい。この場合、音高変換テーブルを省略することができる。
【0054】
ステップ62の判定結果が肯定的(Y)であったとき又はステップ64の処理が終わったときは、ステップ66で記憶部RAの区間データSB4を参照して基準演奏データに前打音区間aありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ68で記憶部MAの音長データTLと記憶部RAの区間データSB4とに応じて前打音区間Saの区間長を決定し、記憶部LMの記憶領域Laにセットする。
【0055】
一例として、音長データTLが図5(A)に示すように全音符の長さを表わすと共に区間データSB4が図5(B)に示すように前打音区間a、トリル本体区間b及び後打音区間cを表わすものとする。a〜cの合計区間長Sに占める区間aの長さQaの割合は、Qa/Sとなり、S及びQaは、区間データSB4から求められる。全音符の長さをKとすると、前打音区間Saの区間長は、K×Qa/Sとなる。このようにして求めた前打音区間Saの区間長を記憶領域Laにセットする。
【0056】
ステップ66の判定結果が否定的(N)であったとき又はステップ68の処理が終わったときは、ステップ70で記憶部MAの音長データTLと記憶部RAの区間データSB4とに応じてトリル本体区間Sbの区間長を決定し、記憶部LMの記憶領域Lbにセットする。ステップ68に関して前述した例では、トリル本体区間bの長さをQbとすると、トリル本体区間Sbの区間長は、K×Qb/Sとなる。
【0057】
次に、ステップ72では、記憶部RAの区間データSB4を参照して基準演奏データに後打音区間cありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ74で記憶部MAの音長データTLと記憶部RAの区間データSB4とに応じて後打音区間Scの区間長を決定し、記憶部LMの記憶領域Lcにセットする。ステップ68に関して前述した例では、後打音区間cの長さをQcとすると、後打音区間Scの区間長は、K×Qc/Sとなる。
【0058】
ステップ72の判定結果が否定的(N)であったとき又はステップ74の処理が終わったときは、ステップ76に移り、記憶部RAの前打音区間a、トリル本体区間b及び後打音区間cの演奏データを読出して記憶部LMの記憶領域La、Lb及びLcにそれぞれ書込む。この後、図6のルーチンにリターンする。
【0059】
図12は、ステップ76により記憶部LMに演奏データを書込んだ状態を図1(C)と同様にして示すものである。記憶部LMにおいて、記憶領域Laには、前打音区間aの楽音T11、T12の演奏データが書込まれ、記憶領域Lbには、トリル本体区間bの楽音T13、T14〜T22の演奏データが書込まれ、記憶領域Lcには、後打音区間cの楽音T23〜T27の演奏データが書込まれる。図7のステップ64で音高を修正したので、図12に示される楽音T11〜T27の音高は、図5(B)に示したものとは異なり、図5(C)に示したものとなっている。
【0060】
図8は、前打音区間処理のサブルーチンを示すものである。ステップ80では、記憶領域Laの演奏データ中のタイミング値に基づいて区間長を求め、求めた区間長が先に記憶領域Laにセットされている前打音区間Saの区間長と一致するか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ82に移り、一致が得られるように記憶領域Laの演奏データのタイミング値を修正する。例えば、求めた区間長が前打音区間Saの区間長より短い(又は長い)場合には、両者が一致するようにタイミング値を大きく(又は小さく)修正する。この修正の例を図13(A)に示す。楽音Tn1、Tn2は、それぞれT11,T12に対応し、Kは、図5(A)の全音符Ntの長さ(トリル演奏区間長)を表わす。
【0061】
ステップ80の判定結果が肯定的(Y)であったとき又はステップ82の処理が終わったときは、ステップ84に移り、記憶領域Laの演奏データを記憶部RBに転送する。この後、図6のルーチンにリターンする。
【0062】
ステップ82の処理においては、図9に示すように前打音区間Saの最後のデータとして、楽音T12のオフイベントデータNF12の次のタイミングデータFTa及び終端マークデータFMaを付加してもよい。タイミングデータFTaは、楽音T12の消音タイミングからの無音時間を表わすもので、トリル本体区間Sbの最初の楽音T13のオンイベントデータにおいてタイミングデータTMb(発音タイミングを表わすもの)として用いることができる。このようにすると、楽音T12の消音タイミングの後タイミングデータFTa(TMb)の示す無音時間を経て楽音T13が発音開始されることになる。なお、終端マークデータFMaは、終端確認用であり、記憶部RBにおいてタイミングデータFTaをタイミングデータTMbの代りとして楽音T12のオフイベントデータNF12に楽音T13のオンイベントデータを接続した後で削除される。
【0063】
図10は、トリル本体区間処理のサブルーチンを示すものである。ステップ90では、記憶部RAの区間データSB4を参照して基準演奏データに前打音区間aありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ92に移る。
【0064】
ステップ92では、記憶領域Laの演奏データ中の最後のノートナンバと記憶領域Lbの演奏データ中の最初のノートナンバとを比較し、一致していれば異なるようにLaの最初のノートナンバを決定する。これは、前打音区間Saの最後の音とトリル本体区間Sbの最初の音とで音高を異ならせるためである。具体的には、Laの最後のノートナンバとLbの最初のノートナンバとを比較して一致したときは、Lbの最初の音に対応するオンイベントデータ及びオフイベントデータを削除し、2番目の音に対応する演奏データをLbの最初の演奏データとすればよい。図12に示した例のようにLaの最後の音の音高(C)とLbの最初の音の音高(D)とが異なるときは、音高決定処理が不要である。
【0065】
ステップ92の音高決定処理としては、例えば図16(A)に示すようなトリル記号Mt及び音符Ntに関して図16(B)に示すような下からトリル方式の演奏データ及び図16(C)に示すような上からトリル方式の演奏データ(トリル演奏の速さが同じで向きのみ異なる2つの演奏データ)を1対のデータとして扱い、一方の演奏データについてLaの最後のノートイベントと一致するLbの最初のノートイベントが検出されたときは、一方の演奏データの代りに他方の演奏データを用いるようにしてもよい。
【0066】
ステップ90の判定結果が否定的(N)であったときは又はステップ92の処理が終わったときは、ステップ94に移り、記憶領域Lbの演奏データ中のタイミング値に基づいて区間長を求め、求めた区間長が先に記憶領域Lbにセットされているトリル本体区間Sbの区間長と一致するか判定する。この判定結果が否定的(N)であれば、ステップ96に移る。
【0067】
ステップ96では、トリル本体区間Sbに対応して記憶領域Lbの演奏データを一部削除するか又はコピーし、接続する。Lbの演奏データの一部を削除するのは、トリル本体区間Sbの区間長に比べてLbの演奏データから求めた区間長が長い場合である。また、Lbの演奏データをコピーして接続するのは、トリル本体区間Sbの区間長に比べてLbの演奏データから求めた区間長が短い場合であり、この場合の処理結果を図13(B)に示す。図13(B)において、RPがコピーして接続した区間を示し、図12に示す記憶領域Lbにおいて楽音T13〜T22の演奏データをコピーしてT22の演奏データに接続し、更にT13から4分音の演奏データをコピーして先にコピーしたT22の演奏データに接続した例が示されている。楽音Tn3、Tn4…は、それぞれT13、T14…に対応する。
【0068】
ステップ96の処理では、記憶領域Lcを参照して最初の音T23の音高を求め、求めた音高と異なる音高の音がトリル本体区間Sbの最後の音となるように処理を行なう。このようにした場合、図13(B)に示す楽音Tのようにトリル本体区間Sbから後打音区間Scに跨る音が生ずることがある。
【0069】
次に、ステップ98では、後打音区間Scに跨る音ありか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ100でLbの演奏データに基づく区間長がトリル本体区間Sbの区間長に一致するようにLbの演奏データ中のタイミング値を修正する。この修正の例を図13(C)に示す。図13(C)には、楽音Tの消音タイミングがトリル本体区間Sb内に入っている様子(時間が圧縮された様子)が示されている。なお、ステップ100の処理では、図9に関して前述したと同様に無音時間に対応するタイミングデータ及び終端マークデータ
を付加してもよい。
【0070】
ステップ100の処理によると、トリル演奏の速さは、時間圧縮の結果として図12のLbの演奏データに比べてわずかに速くなる。トリル演奏の速さを所望のものからわずかに速くした場合と、わずかに遅くした場合とを比較すると、速くした場合の方が聴感上全く気にならないことが判明しているので、ステップ100の処理でトリル演奏の速さをわずかに速くしても実際上不都合は生じない。
【0071】
ステップ94の判定結果が肯定的(Y)であったとき、ステップ98の判定結果が否定的(N)であったとき又はステップ100の処理が終わったときは、ステップ102に移り、記憶領域Lbの演奏データを記憶部RBに転送する。このとき、図9に関して前述したように前打音区間Saの演奏データにトリル本体区間Sbの演奏データを接続する。この後、図6のルーチンにリターンする。
【0072】
図11は、後打音区間処理のサブルーチンを示すものである。ステップ110では、記憶領域Lcの演奏データ中のタイミング値に基づいて区間長を求め、求めた区間長が先に記憶領域Lcにセットされている後打音区間Scの区間長と一致するか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ112に移り、一致が得られるように記憶領域Lcのタイミング値をステップ82で述べたと同様にして修正する。この修正の例を図13(C)に示す。楽音Tnc〜Tnmは、それぞれT23〜T27に対応する。
【0073】
ステップ110の判定結果が肯定的(Y)であったとき又はステップ112の処理が終わったときは、ステップ114に移り、記憶領域Lcの演奏データを記憶部RBに転送する。このとき、後打音区間Scの演奏データは、トリル本体区間Sbの演奏データに接続される。
【0074】
上記した図7〜11の処理によれば、記憶部RBには、図14に示すように楽音Tn1〜Tnmに対応した演奏データが書込まれる。図5(C)は、図14のTn1〜Tnmの演奏データを楽譜表示したもので、N11,N12はTn1,Tn2に、N13,N14〜NはTn3,Tn4〜に、N23〜N27はTnc〜Tnmにそれぞれ対応する。図4で述べたように基準演奏データにタイミングデータFTc及び終端マークデータFMcを付加した場合には、これらのデータも記憶部RBに書込まれる。
【0075】
図6のステップ56では、記憶部MAの楽曲演奏データのうちトリル演奏区間の演奏データが図14に示すようにして書換えられる。すなわち、楽音TN1のタイミングデータTM11は、直前の楽音の消音タイミングから拍頭までの時間を表わし、楽音Tn1のタイミングデータTMaは、拍頭からの時間を表わすものとすると、TM11のタイミング値にTMaのタイミング値を加算したものを、TM11の新たなタイミング値とする。また、TN1のノートオンイベントデータから楽音TNMのノートオフイベントデータまでのデータをTn1のノートオンイベントデータから楽音Tnmのノートオフイベントデータまでのデータに従って書換える。さらに、TNMの次の楽音TNNのタイミングデータをタイミングデータFTcに従って書換える。このようにすると、トリル演奏区間最後の無音時間を自動演奏に反映させることができる。終端マークデータFMcは、記憶部MAに書込まず、削除する。
【0076】
上記した実施形態では、記憶部MAの楽曲演奏データ中のテンポデータSA3と記憶部RAの基準演奏データ中のテンポデータSB3とを考慮しなかった。これは、テンポの違いはトリル演奏の回数で吸収する方が自然であるとの考えに基づくものである。しかし、テンポデータSA3、SB3を考慮するようにしてもよい。例えば図7の処理において、ステップ76の次のステップ(図示せず)で図12のLa〜Lcの演奏データ中のタイミング値をテンポの違いを反映するように修正する。すなわち、テンポデータSA3、SB3の指示するテンポ値をそれぞれTa、Tbとした場合、テンポデータSA3、SB3を比較し、SA3の方が速ければテンポ値の比Tb/Taに従ってLa〜Lcのタイミング値を小さくするように修正し、SA3の方が遅ければテンポ値の比Tb/Taに従ってLa〜Lcのタイミング値を大きくするように修正する。例えば、Tb/Ta=120/160=3/4であれば、La〜Lcの各タイミング値に3/4を乗算して時間を圧縮し、逆にTb/Ta=4/3であれば時間を伸長する。このようなタイミング値修正処理は、Lbの演奏データ(トリル本体区間bの演奏データ)だけに施すようにしてもよい。
【0077】
上記した実施形態では、基準演奏データに前打音区間や後打音区間を設けておかなかったときは、トリル本体区間のみの処理となる(図6参照)。たとえば、マウス及びキーボード30から前打音区間や後打音区間の情報を入力することにより前打音区間処理や後打音区間処理を可能としてもよい。また、中心音CTの音高を指示する音高データSB5が基準演奏データにない場合は、最も出現頻度の高い音高を中心音の音高として決定するようにしてもよい。この場合、出現する音高の中で中心音の音高より1つ上の音高を上音とすると共に、中心音の音高より1つ下の音高を下音とする。
【0078】
図10のステップ96の処理において、Sbの区間長に対応してLbの演奏データを一部削除した結果、トリル演奏が1度も入らないことになったときは、1往復のトリル演奏を時間圧縮して加入すればよい。
【0079】
図6のステップ40に関しては、図17に例示するようにトリル記号にシャープ、フラット等の臨時記号をマウス及びキーボード30での操作により付すことができる。ユーザの便宜のためには、図17に例示したような種々の臨時記号付きのトリル記号をディスプレイ32の画面に一覧表示し、ユーザが任意の臨時記号付きトリル記号を選択して所望の音符に付加するようにしてもよい。
【0080】
次に、図18を参照してプラルトリラー(上方回音)に関するゆらぎ性演奏データ作成処理を説明する。図18(A)に示すようなプラルトリラー記号Mpを有する音符Npについてゆらぎ性の演奏データを作成する場合、図18(B)に示すようなプラルトリラーの生演奏に基づいて基準演奏データを用意する。図18(B)は、図1(C)と同様にして生演奏状況を示すもので、この例では、中心音CTとしての音T31を演奏した後上音UTとしての音T32を演奏し、更に中心音CTとしての音T33(音T31と同一音高の音)を伸ばして演奏している。
【0081】
用意した基準演奏データについて音符Npに従って音高、区間長等を修正することにより音符Npに対応し且つ修正された基準演奏データからなるゆらぎ性の演奏データを作成する。図18(C)は、作成された演奏データを楽譜として表示したものである。音符N31、N32、N33にそれぞれ対応する楽音は、音T31、T32,T33にそれぞれ対応する生々しさを有する。音符Npに従って音高、区間長等を修正する処理としては、トリル演奏に関して前述した処理のうちから適当なものを採用することができる。区間長修正処理としては、図10のステップ96ではなくステップ100のようなタイミング値修正処理を用いるとよい。
【0082】
モルデント(下方回音)は、図18(B)において、上音UTの代りに下音LTを演奏する点がプラルリトラーと異なるだけであるから、図18に関して上記したと同様にモルデントに関するゆらぎ性の演奏データを作成することができる。
【0083】
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば次のような変更が可能である。
【0084】
(1)基準演奏データに設ける区間の数は3つに限らず、2つでも、3つ以上でもよい。また、本体区間を複数に分けて処理するようにしてもよい。
【0085】
(2)演奏データは、複数パートからなる構成にしてもよい。また、基準演奏データとしても、複数パートにそれぞれ対応するものを用意してもよい。例えば、メロディパートのほかに和音等の伴奏パートを設け、伴奏パートの基準演奏データとしては、本体区間に前打音区間や後打音区間を付加したものを用意してもよい。
【0086】
(3)基準演奏データとしては、予めファクトリセットで用意したものに限らず、ユーザが作成したもの、通信ネットワークから取得したものなどを利用してもよい。
【0087】
(4)基準演奏データとしては、種々の臨時記号を有するトリル演奏区間にそれぞれ対応したものを用意しておき、臨時記号付きのトリル記号の指定操作に応答して該臨時記号付きトリル記号に対応したトリル演奏区間の基準演奏データを自動的に選択するようにしてもよい。
【0088】
(5)基準演奏データにおける音高指定は、例えば中心音等の基準音からの音程を指示することで行なうようにしてもよい。
【0089】
(6)前打音区間や後打音区間については基準演奏データの前打音区間や後打音区間の演奏タイミング情報を修正せずにそのまま用い、トリル本体区間についてだけ基準演奏データのトリル本体区間の長さを調整するようにしてもよい。
【0090】
(7)表情付与処理は、楽曲演奏データ中からトリル演奏区間等の被処理区間を自動検出して行なうようにしてもよい。
【0091】
(8)この発明は、トリル、プラルトリラー、モルデントに限らず、装飾音符、アルペジオ、シェイク、ターン、ベンド、グリッサンド等の装飾音について自然感のある演奏データを作成する際に利用可能である。
【0092】
(9)音量設定のための演算処理としては、加減算処理に限らず、乗除算処理を用いるようにしてもよい。但し、1箇所の処理において、加減算処理と乗除算処理とを併用しない方がよい。
【0093】
(10)記憶部MAの演奏データは、記憶装置22の記憶媒体に転送し、他 の機会に本演奏装置又は他の演奏装置で該記憶媒体の演奏データに基づいて自動演奏を行うようにしてもよい。
【0094】
(11)演奏データのフォーマットは、イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの相対時間で表わす「イベント+相対時間」方式に限らず、イベントの発生時刻を曲や小節内の絶対時間で表わす「イベント+絶対時間」方式、音符の音高と音符長及び休符と休符長で曲の内容を表わす「音高(休符)+符長」方式、イベント発生の最小時間単位毎に記憶領域を確保し、イベントの発生時刻に対応する記憶領域にイベントを記憶する方式等の任意の方式を用いることができる。
【0095】
(12)この発明は、パーソナルコンピュータにアプリケーションソフトウェアをインストールする形態に限らず、処理装置、記憶装置、音源装置等を別体装置として備え、これらの装置をMIDIインターフェース又は通信ネットワーク等の通信手段で接続する形態、あるいは音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子楽器の形態でも実施可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、生のトリル演奏に基づいて作成されたゆらぎ性の基準演奏データの複数区間にそれぞれ対応して楽曲演奏用の演奏データのトリル演奏区間を複数の部分区間に区分すると共に各部分区間の長さを前述したKQ/Sとなるように決定し、複数区間のうちの各区間毎に該区間の長さを該区間に対応する部分区間の長さに一致させるように該区間の演奏データを修正し、トリル演奏区間の演奏データを修正に係る複数区間の基準演奏データに従って書換えるようにしたので、本体区間に前打音区間や後打音区間を付加するなどして変化に富んだ表情性豊かな演奏データを簡単に作成できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トリル記号付き音符に基づく楽譜通りの演奏及び生演奏を示す図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る表情付与装置を備えた自動演奏装置を示すブロック図である。
【図3】楽曲演奏データのフォーマットを示す図である。
【図4】基準演奏データのフォーマットを示す図である。
【図5】表情付与処理の概要を説明するための図である。
【図6】表情付与処理を示すフローチャートである。
【図7】準備処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】前打音区間処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】前打音区間及びトリル本体区間の演奏データ接続状況を示す図である。
【図10】トリル本体区間処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】後打音区間処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】記憶部LMにおける記憶状況を示す図である。
【図13】前打音区間、トリル本体区間及び後打音区間の演奏データ作成状況を示す図である。
【図14】記憶部RBの演奏データに従って記憶部MAの演奏データ中のトリル演奏区間の演奏データを書換える様子を示す図である。
【図15】トリル記号付き音符を例示する図である。
【図16】トリル記号付き音符に基づく2通りのトリル演奏を示す図である。
【図17】臨時記号付きトリル記号を例示する図である。
【図18】プラルトリラーに関する演奏データ作成処理を説明するための図である。
【符号の説明】
10:バス、12:CPU、14:ROM、16:RAM、18:検出回路、20:表示回路、22:外部記憶装置、24:タイマ、26:MIDIインターフェイス、28:通信インターフェイス、30:マウス及びキーボード、32:ディスプレイ、34:音源装置、36:サウンドシステム、38:通信ネットワーク。

Claims (3)

  1. トリル演奏区間を有する楽曲を自動演奏するための演奏データを記憶すると共に、前記トリル演奏区間の長さを表わす第1の長さデータを記憶する第1の記憶手段と、
    生のトリル演奏に基づいて作成されたゆらぎ性の基準演奏データであって前記トリル演奏の進行に従って区分された複数区間の演奏データからなるものを記憶すると共に、前記複数区間のうちの各区間の長さを表わす第2の長さデータを記憶する第2の記憶手段と、
    前記トリル演奏区間を前記複数区間にそれぞれ対応した複数の部分区間に区分すると共に該複数の部分区間のうちの各部分区間の長さを前記第1及び第2の長さデータに基づいて決定する区分手段であって、各部分区間の長さを決定する際には前記複数区間のうちで該部分区間に対応する区間の長さをAとし、前記第1の長さデータにより表わされる前記トリル演奏区間の長さをKとし、前記第2の長さデータに基づいて求められる前記複数区間の合計長さをQとしたときKA/Qとなるように各部分区間の長さを決定するものと、
    前記複数区間のうちの各区間毎に該区間の長さを該区間に対応する部分区間の長さに一致させるように該区間の演奏データを修正する修正手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された演奏データのうち前記トリル演奏区間の演奏データを前記修正手段で修正された前記複数区間の演奏データに従って書換える書換手段と
    を備えた演奏データ作成装置。
  2. 前記第1の記憶手段には前記トリル演奏区間の調を表わす第1の調データを記憶させると共に前記第2の記憶手段には前記トリル演奏に係る調を表わす第2の調データを記憶させ、前記修正手段では前記第1及び第2の調データを比較して調が不一致であれば前記第1の調データに基づいて前記複数区間の演奏データの音高を修正する請求項1記載の演奏データ作成装置。
  3. トリル演奏区間を有する楽曲を自動演奏するための演奏データを記憶すると共に、前記トリル演奏区間の長さを表わす第1の長さデータを記憶する第1の記憶手段と、生のトリル演奏に基づいて作成されたゆらぎ性の基準演奏データであって前記トリル演奏の進行に従って区分された複数区間の演奏データからなるものを記憶すると共に、前記複数区間のうちの各区間の長さを表わす第2の長さデータを記憶する第2の記憶手段とを用い、前記第1の記憶手段に記憶された演奏データを前記第2の記憶手段に記憶された基準演奏データに基づいて修正する演奏データ作成方法であって、
    前記トリル演奏区間を前記複数区間にそれぞれ対応した複数の部分区間に区分すると共に該複数の部分区間のうちの各部分区間の長さを前記第1及び第2の長さデータに基づいて決定する区分ステップであって、各部分区間の長さを決定する際には前記複数区間のうちで該部分区間に対応する区間の長さをAとし、前記第1の長さデータにより表わされる前記トリル演奏区間の長さをKとし、前記第2の長さデータに基づいて求められる前記複数区間の合計長さをQとしたときKA/Qとなるように各部分区間の長さを決定するものと、
    前記複数区間のうちの各区間毎に該区間の長さを該区間に対応する部分区間の長さに一致させるように該区間の演奏データを修正する修正ステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶された演奏データのうち前記トリル演奏区間の演奏データを前記修正ステップで修正された前記複数区間の演奏データに従って書換える書換ステップと
    を含む演奏データ作成方法。
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