JP2018072443A - ハーモニー情報生成装置、ハーモニー情報生成プログラムおよびハーモニー情報生成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コード取得部21は、コード情報を順次取得し、基準音取得部22は、基準音の音高情報を順次取得する。対応情報取得部23は、記憶装置に記憶された第1および第2のハーモニーテーブルを取得する。選択部24は、各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、第1および第2のハーモニーテーブルのうち一方を選択する。生成部25は、選択されたハーモニーテーブルに基づいて、ハーモニー音の音高情報を含むハーモニー情報を生成する。
【選択図】図4
Description
(1)電子音楽装置の構成
図1は本発明の第1の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置を含む電子音楽装置の構成を示すブロック図である。図1の電子音楽装置1によれば、ユーザは演奏および曲の制作等を行うことができる。また、電子音楽装置1は、ハーモニー情報を生成するハーモニー情報生成装置100を含む。ハーモニー情報は、ユーザの演奏に付加すべき1以上のハーモニー音の音高情報を含む。
本例では、コード毎に第1および第2のハーモニーテーブルが用意される。第1のハーモニーテーブルに基づいて特定されるハーモニー音は、第2のハーモニーテーブルに基づいて特定されるハーモニー音に比べて、対象のコードに対して高い協和性を有する。コードに対するハーモニー音の協和性とは、コードの構成音とハーモニー音とが同時に鳴らされた場合の聴感的な安定性を意味する。
本実施の形態では、各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、第1および第2のハーモニーテーブルのうちの一方が選択される。時間的な関係とは、順序および経過時間等を含む。
図4は第1の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100の機能的な構成を示すブロック図である。図4に示すように、ハーモニー情報生成装置100は、コード取得部21、基準音取得部22、対応情報取得部23、選択部24、生成部25および出力制御部26を含む。図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたハーモニー情報生成プログラムを実行することにより、図4の各機能部が実現される。これらの機能部は、電子回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
図5および図6は、図4の各機能部によるハーモニー情報生成処理の一例を示すフローチャートである。図5および図6のハーモニー情報生成処理は、図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたハーモニー情報生成プログラムを実行することにより行われる。また、本例では、図1の記憶装置13に、取得されているコード情報を表す「現在のコード」、ならびに取得されているコード情報に対応する第1および第2のハーモニーテーブルを表す「対応テーブル」が記憶される。
第1の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100においては、第1および第2のハーモニーテーブルが選択的に用いられることにより、対象のコードに対して異なる協和性を有するハーモニー音が基準音に付加される。そのため、ハーモニーが単調となることが防止される。また、各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、第1および第2のハーモニーテーブルのうち一方が選択される。それにより、ハーモニーが不安定となりやすいタイミングで、協和性の低いハーモニー音が付加されることを防止し、聴感的に不自然とならないようにハーモニー音を付加することが可能となる。また、ユーザの演奏動作によってリアルタイムで基準音が取得される場合でも、異なる協和性のハーモニー音を付加するためにユーザが特定の演奏動作を行う必要がないので、ユーザの演奏の自由度が確保される。
本発明の第2の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100について、上記第1の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100と異なる点を説明する。
図7は、第2の実施の形態で用いられる第1および第2のハーモニーテーブルについて説明するための図である。図7(a)は、第1のハーモニーテーブルの例を示し、図7(b)は、第2のハーモニーテーブルの例を示す。図7(a)および図7(b)の第1および第2のハーモニーテーブルは、Cシックス(C6)コードに対応しており、Cシックスコードを示すコード情報が取得されている場合に用いられる。
図8は、第2の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100の機能的な構成を示すブロック図である。図8の例について、図4の例と異なる点を説明する。図8のハーモニー情報生成装置100は、図4の選択部24および生成部25に代えて、判定部24Aおよび生成部25Aを含む。
第2の実施の形態に係るハーモニー情報生成装置100においては、ハーモニー音として特定音を付加可能であると判定された場合に、特定音の音高情報を含むハーモニー情報が生成される。ハーモニー音として特定音が付加されることにより、ハーモニーが単調となることが防止される。また、各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、ハーモニー音として特定音を付加可能であるか否かが判定される。それにより、ハーモニーが不安定となりやすいタイミングで、特定音が付加されることを防止し、聴感的に不自然とならないようにハーモニー音を付加することが可能となる。また、ユーザの演奏動作によってリアルタイムで基準音が取得される場合でも、特定音のハーモニー音を付加するためにユーザが特定の演奏動作を行う必要がないので、ユーザの演奏の自由度が確保される。
判定部24Aは、上記時間的な関係に加えて、対応するコード情報がテンション音を含むコードを表すか否かに基づいて、特定音を付加可能であるか否かを判定してもよい。さらに、判定部24Aは、上記時間的な関係に加えて、対応するコード情報がテンション音を含むコードに変換可能なコードを表すか否かに基づいて、テンション音を付加可能であるか否かを判定してもよい。テンション音を含むコードに変換可能であるか否かは、コードの変換によって音楽的な破綻が生じるか否かによる。変換の可否の判定は、キーおよび前の区間のコード等に基づいて行われてもよく、あるいはコード毎に変換パターンを定めた変換テーブルに基づいて行われてもよい。
第1および第2の対応情報として用いられる第1および第2のハーモニーテーブルは、上記の例に限定されない。第1および第2の対応情報として、以下のようなハーモニーテーブルが用いられてもよい。
上記実施の形態では、ユーザの演奏時にリアルタイムでハーモニー情報が生成されるが、演奏データの取得後に非リアルタイムでハーモニー情報が生成されてもよい。
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
Claims (8)
- コード情報を順次取得するコード取得手段と、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得する基準音取得手段と、
コード毎に基準音の音高と付加すべきハーモニー音の音高との対応関係をそれぞれ示す第1および第2の対応情報を取得する対応情報取得手段と、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、前記第1および第2の対応情報のうち一方の対応情報を選択する選択手段と、
選択された対応情報に基づいて、各基準音に対して付加すべきハーモニー音を特定し、特定されたハーモニー音の音高情報を含むハーモニー情報を生成する生成手段とを備え、
前記第1の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音は、前記第2の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音に比べて、対象のコードに対して高い協和性を有する、ハーモニー情報生成装置。 - 前記選択手段は、共通のコード情報に対応する複数の基準音のうち、当該コード情報の取得時点から順に取得された予め定められた数の基準音に対して、前記第1の対応情報を選択する、請求項1記載のハーモニー情報生成装置。
- コード情報を順次取得するコード取得手段と、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得する基準音取得手段と、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、特定条件を満たす特定音をハーモニー音として付加可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記特定音を付加可能であると判定された場合に、前記特定音の音高情報を含むハーモニー情報を生成し、前記特定音を付加可能でないと判定された場合に、前記特定音の音高情報を含まないハーモニー情報を生成する生成手段とを備え、
前記特定条件は、対応するコード情報に対して使用可能な複数のスケールのうち少なくとも1つのスケールに含まれかつ他の少なくとも1つのスケールに含まれないことである、ハーモニー情報生成装置。 - 前記判定手段は、共通のコード情報に対応する複数の基準音のうち、当該コード情報の取得時点から順に取得された予め定められた数の基準音に対して、前記特定音を付加可能でないと判定する、請求項3記載のハーモニー情報生成装置。
- コード情報を順次取得するステップと、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得するステップと、
コード毎に基準音の音高と付加すべきハーモニー音の音高との対応関係をそれぞれ示す第1および第2の対応情報を取得するステップと、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、前記第1および第2の対応情報のうち一方の対応情報を選択するステップと、
選択された対応情報に基づいて、各基準音に対して付加すべきハーモニー音を特定し、特定されたハーモニー音の音高情報を含むハーモニー情報を生成するステップとを、
コンピュータに実行させ、
前記第1の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音は、前記第2の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音に比べて、対象のコードに対して高い協和性を有する、ハーモニー情報生成プログラム。 - コード情報を順次取得するステップと、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得するステップと、
コード毎に基準音の音高と付加すべきハーモニー音の音高との対応関係をそれぞれ示す第1および第2の対応情報を取得するステップと、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、前記第1および第2の対応情報のうち一方の対応情報を選択するステップと、
選択された対応情報に基づいて、各基準音に対して付加すべきハーモニー音を特定し、特定されたハーモニー音の音高情報を含むハーモニー情報を生成するステップとを含み、
前記第1の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音は、前記第2の対応情報に基づいて特定されるハーモニー音に比べて、対象のコードに対して高い協和性を有する、ハーモニー情報生成方法。 - コード情報を順次取得するステップと、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得するステップと、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、特定条件を満たす特定音をハーモニー音として付加可能であるか否かを判定するステップと、
前記特定音を付加可能であると判定された場合に、前記特定音の音高情報を含むハーモニー情報を生成し、前記特定音を付加可能でないと判定された場合に、前記特定音の音高情報を含まないハーモニー情報を生成するステップとを、
コンピュータに実行させ、
前記特定条件は、対応するコード情報に対して使用可能な複数のスケールのうち少なくとも1つのスケールに含まれかつ他の少なくとも1つのスケールに含まれないことである、ハーモニー情報生成プログラム。 - コード情報を順次取得するステップと、
取得されるコード情報と対応するように、ハーモニーの基準となる基準音の音高情報を順次取得するステップと、
各コード情報の取得時点と各基準音の音高情報の取得時点との時間的な関係に基づいて、各基準音に対して、特定条件を満たす特定音をハーモニー音として付加可能であるか否かを判定するステップと、
前記特定音を付加可能であると判定された場合に、前記特定音の音高情報を含むハーモニー情報を生成し、前記特定音を付加可能でないと判定された場合に、前記特定音の音高情報を含まないハーモニー情報を生成するステップとを含み、
前記特定条件は、対応するコード情報に対して使用可能な複数のスケールのうち少なくとも1つのスケールに含まれかつ他の少なくとも1つのスケールに含まれないことである、ハーモニー情報生成方法。
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