JP2643581B2 - 発音時間の実時間制御用コントローラ - Google Patents

発音時間の実時間制御用コントローラ

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JP2643581B2 JP2282851A JP28285190A JP2643581B2 JP 2643581 B2 JP2643581 B2 JP 2643581B2 JP 2282851 A JP2282851 A JP 2282851A JP 28285190 A JP28285190 A JP 28285190A JP 2643581 B2 JP2643581 B2 JP 2643581B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、演奏データメモリを備える、特にシーケ
ンサ等と共に使用される発音時間の実時間制御用コント
ローラに関する。
(b)従来の技術 演奏データメモリ中に記憶された演奏データを所定の
テンポに従い読み出す自動演奏装置において、実時間
(リアルタイム)で発音時間を制御できるコントローラ
については従来提案されていないものと思われる。演奏
データ中に発音時間データを含む形式、例えば、ゲート
タイムデータを含む形式で演奏データを記憶する従来の
シーケンサでは、発音時間はデータの作成時、編集時に
決定されてしまい、演奏中にリアルタイムで変更するこ
とができないのが通常である。
(c)発明が解決しようとする課題 しかし、実際に演奏データを出力しようとする場合、
楽譜を少しモディファイした形式、例えばスタッカート
やレガートの状態にして演奏したいことがある。このよ
うな場合に、従来のシーケンサでは演奏データの再レコ
ードが必要であり、元の演奏データに戻そうとする場合
には更に再レコードしなければならないという問題があ
った。
この発明は、演奏データメモリから読み出した演奏デ
ータ中の発音時間データを実時間で制御することにより
上記の問題を解決することを目的としている。
(d)課題を解決するための手段 この発明は、オン/オフ操作を行うスイッチ手段と、
このスイッチ手段による1つのオン操作とそれに対応す
るオフ操作の時間間隔に応じた第1の時間データと、1
つのオン操作と該オン操作の次のオン操作の時間間隔に
応じた第2の時間データとを検出する検出手段と、少な
くとも発音開始時間データと発音時間長データを含む演
奏データを記憶した演奏データメモリと、前記発音開始
時間データに基づいて前記演奏データメモリから前記演
奏データを読み出し、該読み出された演奏データ中の発
音時間長データが示す発音時間長を前記検出手段により
検出された前記第1および第2の時間データに基づいて
変更制御した長さを有する楽音を発生させる制御手段と
を備え、前記演奏データに基づく演奏中に、前記スイッ
チ手段のオン/オフ操作をすることにより、演奏データ
に基づいて発生される楽音の発音開始時間はそのままに
発音時間長を変更制御することを特徴とする。
また、この発明は、前記時間データ又は前記発音時間
データの制御データを、前記スイッチ手段の次のオンオ
フ操作があるまで保持する手段を備えることを特徴とす
る。
(e)作用 この発明では、スイッチのオンオフ操作によって演奏
データメモリから読み出された演奏データ中の発音時間
データが制御される。つまり、スイッチのオンオフ操作
を速くしたり遅くしたりすることで演奏データの発音時
間は実時間で制御される。
また、請求項(2)の発明では時間データまたは発音
時間データの制御データがスイッチ手段の次のオンオフ
操作があるまで保持されるため、演奏者は各音毎にタイ
ミングを合わせてスイッチを操作する必要がなく、演奏
状態を変えたい時に操作すればよい。
(f)実施例 第1図はこの発明の実施例の発音時間制御用コントロ
ーラとシーケンサとのブロック図を示している。
図中1は発音時間制御用コントローラである。この実
施例のコントローラ1は、スイッチ10と時間比率測定部
11と、ホールド回路12と、変換関数13と、乗算機14とで
構成されている。
スイッチ10は演奏者が手または足の上下動作等によっ
て操作することのできる簡単な構造のものである。時間
比率測定部11はスイッチ10の1つの操作のオンからその
操作の次のオンまでの時間(T2)およびオンからオフま
での時間(T1)を測定し、T1/T2を、スイッチ10のオン
オフ操作に応じた時間データとして計算する。この値を
ここではスタッカート率と呼ぶ。スタッカート率T1/T2
はホールド回路12にホールドされる。このホールドされ
た値が変更される時は、次に新たなスタッカート率が時
間比率測定部11で計算された時である。つまり、ホール
ド回路12はスイッチ10によってオンオフ操作が再び行わ
れるまで、今回行われたスタッカート率を保持する。な
お、第2図はスタッカート率T1/T2を求める際のスイッ
チ10のオンオフタイミングを示している。スイッチが押
されるとオンし、スイッチの押圧を解除するとオフす
る。実際にはスイッチがオフするタイミングと演奏者が
スイッチ押圧部を完全に離すタイミングとが一致しない
場合があるため、これらのタイミングを一致させるよう
オフセット時間を設定するようにしてもよい。
スタッカート率T1/T2は更に変換関数13によって上限
を決めたり、実際の演奏により近づくように変換され
る。この変換関数を決定するに対しては、スイッチ10の
特性や演奏者の癖等が考慮される。第3図はこの変換関
数の一例である。
上記変換関数13を通したスタッカート率T1/T2は乗算
器14に導かれ、ここで演奏データ中の発音時間データと
掛け合わされる。ここで、シーケンサ内の演奏データメ
モリに記憶される演奏データは第4図に示すフォーマッ
トを持っている。即ち、一つの音符データは音高と発音
タイミングとゲートタイムとの組み合わせで構成され
る。発音タイミングは発音開始の楽譜時間を表すデータ
である。また、ゲートタイムは実際に発音する時間を表
すデータである。このゲートタイムは鍵盤楽器に例える
と、鍵盤を実際に押圧している時間を表すデータに等し
い。
シーケンサは演奏データメモリ20とシーケンサ本体21
とを備え、更にこのシーケンサ本体21にタイマ22やノー
トオフリスト23が接続されている。タイマ22はシーケン
サ本体21内でノートオンのタイミングやノートオフのタ
イミングを決めたりするためのランニングカウンタ計数
用に使用される。また、ノートオフリスト23はノートオ
フのイベントデータをMIDIインタフェースに出力するタ
イミングを決めるのに使用される。シーケンサ本体21は
データポインタによって演奏データメモリ20のアドレス
を指定し、その指定されたアドレスの演奏データがシー
ケンサ本体21に対応して出力される。この時、演奏デー
タ中の発音時間データであるゲートタイムデータが上記
コントローラ1の乗算器14に導かれる。そして、この乗
算器14において演奏データメモリ20から読み出されたゲ
ートタイムデータと変換関数13を通過したスタッカート
率とが乗算されて、その結果が最終的なゲートタイムデ
ータとしてシーケンサ本体21に渡される。シーケンサ本
体21では、このゲートタイムに基づいてノートオフを出
力するべきタイミングを計算してノートオフリスト23に
記録し、ランニングカウンタの計数値がそのタイミング
の時間になったときにノートオフをMIDIインタフェース
に出力する。
上記の構成において、演奏者は演奏データの発音時間
が極く短くなるように実時間制御したい場合、つまりス
タッカートぎみに演奏されるように制御したい場合に
は、スイッチ10をスタッカートぎみに数回オンオフ操作
する。すると、時間比率測定部11で測定されるスタッカ
ート率T1/T2がより小さな値となってホールド回路12に
ホールドされる。この値は変換関数13で少し修正され、
乗算器14において演奏データメモリ20から読み出された
ゲートタイムデータと掛け合わされ、その結果がシーケ
ンサ本体21に送られる。また、上記の演奏状態を元の通
常の状態に戻したい場合には、演奏者はスイッチ10を通
常の演奏状態となるようにオンオフ期間がやや長くなる
ように1,2回操作する。すると、ホールド回路12でホー
ルドされているスタッカート率T1/T2の値が大きくな
り、これによってシーケンサ本体に出力されるゲートタ
イムが大きくなる。つまり、スタッカートがない状態で
演奏が継続されていく。このように、時間比率測定部11
で計算されるスタッカート率T1/T2は、次に演奏者がス
イッチ10を操作するまで保持されるために、求められた
スターカット率は一つ一つの音に対応するのではなく、
全体の演奏を制御するものとなる。この状態は、丁度指
揮者がスタッカートぎみに振っているのを見て各演奏者
がそれぞれの音をスタッカートに演奏する状態を模倣し
たものである。演奏者は各音毎にタイミングを合わせて
スイッチ操作する必要がないために、操作性は非常に良
くなる利点がある。
なお、ホールド部12や変換関数13は必ずしも無くても
よい。また、ホールドする値はスタッカート率でなく、
スイッチ10の出力T1,T2であってもよい。また、上記の
実施例では演奏データのフォーマットとしてゲートタイ
ムを含むものとしたが、このゲートタイムがなくてもノ
ートオフデータを記憶するタイプのものではノートオフ
のタイミングをスタッカート率に応じて変えるようにし
てもよい。
(g)発明の効果 この発明によれば、音の長さを実時間で演奏者の意図
するとおりに決めることができ、同じ演奏データであっ
てもスタッカートぎみにしたりレガートぎみにしたりす
ることができる。このため1種類の演奏データで幅の広
い演奏出力を行わせることができる。また、演奏者によ
るスイッチの叩き方で演奏状態がコントロールされるた
めに、演奏者にとっては感覚的にコントロールし易いと
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の発音時間制御用コントロー
ラとシーケンサとのブロック図である。第2図はスタッ
カート率を求める時のスイッチのオンオフ状態を示し、
第3図は変換関数の1例を示し、第4図は演奏時データ
のフォーマットを示す図である。 1……発音時間制御用コントローラ、 10……スイッチ、 11……時間比率測定部、 12……ホールド回路、 13……変換関数、 14……乗算部、 20……演奏データメモリ、 21……シーケンサ本体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オン/オフ操作を行うスイッチ手段と、 このスイッチ手段による1つのオン操作とそれに対応す
    るオフ操作の時間間隔に応じた第1の時間データと、1
    つのオン操作と該オン操作の次のオン操作の時間間隔に
    応じた第2の時間データとを検出する検出手段と、 少なくとも発音開始時間データと発音時間長データを含
    む演奏データを記憶した演奏データメモリと、 前記発音開始時時間データに基づいて前記演奏データメ
    モリから前記演奏データを読み出し、該読み出された演
    奏データ中の発音時間長データが示す発音時間長を前記
    検出手段により検出された前記第1および第2の時間デ
    ータに基づいて変更制御した長さを有する楽音を発生さ
    せる制御手段とを備え、 前記演奏データに基づく演奏中に、前記スイッチ手段の
    オン/オフ操作をすることにより、演奏データに基づい
    て発生される楽音の発音開始時間はそのままに発音時間
    長を変更制御することを特徴とする発音時間の実時間制
    御用コントローラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記時間データまたは
    前記発音時間データの制御データを、前記スイッチ手段
    の次のオン/オフ操作があるまで保持する手段を備える
    ことを特徴とする発音時間の実時間制御用コントロー
    ラ。
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