JP3006136B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3006136B2
JP3006136B2 JP3093126A JP9312691A JP3006136B2 JP 3006136 B2 JP3006136 B2 JP 3006136B2 JP 3093126 A JP3093126 A JP 3093126A JP 9312691 A JP9312691 A JP 9312691A JP 3006136 B2 JP3006136 B2 JP 3006136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つのキーのキーオ
ン操作により、複数キーの順次キーオンされる操作を表
現するとともに、複数キー操作の音高を単一キーに基づ
き容易に変更することができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器においては、キーオンに
よって形成される複数の音をサンプリングして通常の音
色と同じように再生するもの、即ち、フレーズサンプリ
ングを行うものが知られている。また、1つの鍵に1つ
のシーケンスパターンを割り当て、1つのキーオンによ
ってメロディ演奏ができるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フレーズサンプリング
では、音高を変えると、再生スピードも変化し、非常に
多くのデータ量を必要とするという欠点があった。ま
た、1つの鍵に1つのシーケンスパターンを割り当てた
ものでは、1つのキーオンによってメロディ演奏ができ
るが、音高を変えることができないため、通常の音色と
同様に扱うことができなかった。
【0004】そこで、この発明は、1つのキーのキーオ
ン操作により、複数キーの順次キーオンされる操作を表
現するとともに、該表現される複数キー操作の音高を、
前記操作された単一キーに基づき容易(音高変更に用い
るデータ量を少なくして)に変更することができる電子
楽器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の電子楽器は、
発音の開始、発音の停止及び音高の指定をするための複
数の音高指定手段(鍵盤2)であって、各音高指定手段
はそれぞれ異なる音高を指定可能なものと、前記各音高
指定手段に共通に利用される演奏パターンデータを記憶
した記憶手段(ROM18、RAM20)と、何れかの
前記音高指定手段による発音の開始指示により、前記記
憶手段から演奏パターンデータの読み出しを開始する読
み出し手段(CPU14)であって、異なる前記音高指
定手段による発音の開始指示によっても、共通の演奏パ
ターンデータを読み出すものと、前記発音の開始指示が
なされた音高指定手段により指定された音高に応じて、
読み出した前記共通に利用される演奏パターンのノート
をシフトさせる手段(CPU14)と、前記発音の開始
指示がなされた音高指定手段による発音の停止指示によ
り、前記共通に利用される演奏パターンの読み出しを停
止する読み出し停止手段とを備えたことを特徴とする。
また、この発明の電子楽器は、発音の開始、発音の停止
及び音高の指定をするための複数の音高指定手段(鍵盤
2)であって、各音高指定手段はそれぞれ異なる音高を
指定可能なものと、前記各音高指定手段に共通に利用さ
れる演奏パターンデータを記憶した記憶手段(ROM1
8、RAM20)と、何れかの前記音高指定手段による
発音の開始指示により、前記記憶手段から演奏パターン
データの読み出しを開始する読み出し手段(CPU1
4)であって、異なる前記音高指定手段による発音の開
始指示によっても、共通の演奏パターンデータを読み出
すとともに、前記読み出しが前記共通に利用される演奏
パターンデータの最後まで達したとき、前記共通に利用
される演奏パターンの読み出しを先頭から繰り返すよう
制御するものと、前記発音の開始指示がなされた音高指
定手段により指定された音高に応じて、読み出した前記
共通に利用される演奏パターンのノートをシフトさせる
手段(CPU14)と、前記発音の開始指示がなされた
音高指定手段による発音の停止指示により、前記共通に
利用される演奏パターンの読み出しを停止する読み出し
停止手段とを備えたことを特徴とする。 また、この発明
の電子楽器は、発音の開始、発音の停止及び音高の指定
をする ための複数の音高指定手段(鍵盤2)であって、
各音高指定手段はそれぞれ異なる音高を指定可能なもの
と、前記各音高指定手段に共通に利用される演奏パター
ンデータを記憶した記憶手段(ROM18、RAM2
0)と、何れかの前記音高指定手段による発音の開始指
示により、前記記憶手段から演奏パターンデータの読み
出しを開始する読み出し手段(CPU14)であって、
異なる前記音高指定手段による発音の開始指示によって
も、共通の演奏パターンデータを読み出すとともに、あ
る前記音高指定手段による発音の開始指示に基づく前記
演奏パターンの読み出し中に他の前記音高指定手段によ
る発音の開始指示があった場合、前記演奏パターンの読
み出しと並行して前記演奏パターンの重複読み出しを開
始することにより、複数系列の演奏パターンデータの読
み出しをするものと、前記発音の開始指示がなされた音
高指定手段により指定された音高に応じて、読み出した
前記共通に利用される演奏パターンのノートをシフトさ
せる手段(CPU14)であって、前記重複読み出しさ
れた複数系列の演奏パターンデータに対して、それぞれ
異なるシフトをさせるものと、前記発音の開始指示がな
された音高指定手段による発音の停止指示により、前記
共通に利用される演奏パターンの読み出しを停止する読
み出し停止手段であって、前記発音の停止指示に係る音
高指定手段により読み出しが開始された系列の演奏パタ
ーンの読み出しを停止するものとを備えたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】複数の音高指定手段に共通に利用される演奏パ
ターンデータを記憶し、何れの音高指定手段による発音
開始指示によっても、この共通に利用される演奏パター
ンデータを読み出し、音高指定手段による発音の停止指
示により、共通に利用される演奏パターンデータの読み
出しを停止させるので、発音開始、発音停止の指示及び
音高指定が行われると、発音開始の指示により記憶手段
から演奏パターンデータの読出しが開始されるととも
に、指定された音高により演奏パターンのノートがシフ
トされる。この結果、通常の単音の指定によって複数の
キーオンと同等の複数の音高変化が得られるとともに、
音高の指定に応じてノートシフトされた演奏パターンが
得られる。また、共通に利用される演奏パターンデータ
の読み出しが最後まで達したとき、先頭から繰り返すこ
とにより、上記演奏パターンの繰返しが可能となる。
して、ある音高指定手段による共通に利用される演奏パ
ターンデータの読み出し中に、他の音高指定手段による
発音開始指示がなされると、前記読み出しと並行して演
奏パターンデータを重複読み出し、複数系列の演奏パタ
ーンデータを読み出すことにより、バリエーションに富
んだ演奏を得えらる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の電子楽器の一実施例を示
す。鍵盤2は、発生すべき楽音の発音の開始、終了及び
音高の指定を行う手段であり、複数のキーを備えてい
る。この鍵盤2に接続された押鍵検出回路4は、鍵盤2
の押鍵を検出し、その押鍵に応じてキーコードとともに
キーオン信号KON及びキーオフ信号KOFFを発生す
る。
【0008】パネルスイッチ6は、楽器本体の操作パネ
ル面に設置された複数のスイッチであって、音色選択ス
イッチ等を備えている。このパネルスイッチ6に接続さ
れたスイッチ(SW)検出回路8は、パネルスイッチ6
のオン、オフを検出するものであり、そのオン、オフを
検出したとき、スイッチ検出信号を発生する。
【0009】表示回路10は、楽器本体のパネル面に設
置されたLCD表示器等の表示器を備え、演奏データ
等、各種データを表示する。
【0010】これら押鍵検出回路4、スイッチ検出回路
8及び表示回路10は、中央処理装置(CPU)14に
バス12を介して接続されている。CPU14は、鍵盤
2の発音開始の指示により記憶手段に記憶されている演
奏パターンデータをタイマ16からクロックパルスに基
づいて読み出すとともに、その他各種のデータの読み出
しを行って演算処理を行い、指定された音高に基づいて
記憶手段から読み出された演奏パターンのノートをシフ
トする手段である。ROM18は、音色データや演奏パ
ターンデータ、シフト制御プログラム等、各種の固定デ
ータや制御プログラム等を記憶する記憶手段である。
【0011】また、RAM20は、キーコードKC、キ
ーオン信号KON、キーオフ信号KOFF、演奏パター
ンデータ、CPU14での演算途上のデータ等、各種の
データを記憶する随時書込み読出し可能な記憶手段であ
る。このRAM20に設置されるレジスタを列挙する
と、TC1〜TC16はテンポクロックを格納するレジ
スタ、NOTE1〜NOTE16はノートナンバ(キー
オン)を格納するレジスタ、KON1〜KON16はキ
ーオンフラッグを格納するレジスタ、OFNOTEはキ
ーオフナンバを格納するレジスタ等がある。
【0012】そして、音源回路22は、CPU14の演
算処理で得られた楽音データに基づいて発音すべき楽音
信号を発生する手段であって、波形メモリ等を備え、発
音すべき楽音信号波形を形成する。サウンドシステム
(SS)24は、音源回路22からの楽音信号を音とし
て発音する手段であって、楽音信号を増幅する増幅器や
その増幅出力を音に変換するスピーカ等で構成されてい
る。
【0013】次に、図2は、RAM20に記憶される演
奏データ、即ち、音色パターンデータのフォーマットを
示す。即ち、パターンデータは、ヘッダ、タイミング、
イベント、タイミング、イベント・・・・エンドで構成
される。タイミングはパターン先頭からのタイミングで
ある。「ヘッダ」は、基準ノート、テンポ、音色・・・
・・・で構成される。「基準ノート」は、押鍵されたキ
ーに応じてノートを変換するシフトの基準値である。
「音色」は、ピアノ等の波形指示データ等、音色に関す
るデータ等が格納される。また、「イベント」は、ノー
トオン、ノートナンバ、ベロシティ及びゲートタイムで
構成される。その他、「イベント」には、ピッチベン
ド、アフタタッチ、モジュレーション等、通常のシーケ
ンスデータを含ませてよい。また、「ゲートタイム」
は、ノートオンからオートオフまでの時間である。
【0014】このように構成すれば、キーC3に対して
して例えば、図3の(A)に示す演奏パターンを設定
し、基準ノートC3を設定する。そこで、キーC3を押
鍵すると、この押鍵によって発音開始の指示が与えら
れ、この演奏パターンデータの読出しが行われる。その
結果、キーC3では、図3の(A)の演奏パターンが演
奏されることになる。次に、キーD3を押鍵すると、図
3の(A)に示す演奏パターンは、図3の(B)に示す
ように、ノートシフトされて演奏される。即ち、音高の
指定により、その音高に応じたシフト値で演奏パターン
が演奏され、即ち、単一のキーオンで複数のキーオンと
等価な音色が得られる。このように1つのキーオンで複
数のキーオンがあるような音色の形成を図4ないし図7
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0015】即ち、図4は、メインルーチンを示す。こ
のメインルーチンでは、ステップS1でイニシャライズ
が行われる。このイニシャライズでは、電源スイッチの
投入に基づき、発音可能状態に設定される。次にステッ
プS2では図6に示す押鍵処理を行い、次にステップS
3では、図7に示すパターン読出処理を行い、次にステ
ップS4ではその他の処理、例えばパネルスイッチ6を
操作して音色等を設定する等の処理を行ってステップS
2に戻ることにより、演奏が行われる。
【0016】次に、図5は、タイマインタラプト処理を
示す。即ち、ステップS5ではレジスタTC1〜16の
それぞれに「1」をインクリメントして図4のメインル
ーチンに戻る。
【0017】次に、図6は、図4に示すメインルーチン
における押鍵処理を示す。この押鍵処理では、ステップ
S21でキーオンイベントが有ったか否かが判別され、
キーオンイベントが有った場合にはステップS22に移
行し、キーオンイベントがない場合にはステップS25
に移行する。ステップS22ではチャネルに対する割当
処理が行われ、1〜16チャネルのうち割り当てたチャ
ネルをiチャネルとする。次にステップS23ではレジ
スタNOTEi(i=1〜16)にノートナンバ、レジ
スタKONiに「1」、即ち、フラッグを立てるととも
に、レジスタTCiに「0」を入れる。ここで、レジス
タNOTEiに設定するノートナンバは、キーオンされ
たキーのノートナンバである。次に、ステップS24で
はiCHのパターン読出アドレスをパターンの先頭にセ
ットする。
【0018】ステップS25ではキーオフイベントが有
ったか否かが判別され、キーオフイベントが有った場合
にはステップS26に移行し、キーオフイベントがない
場合にはメインルーチンに戻る。ステップS26ではレ
ジスタOFNOTEにキーオフが有ったキーのノートナ
ンバが格納される。次に、ステップS27ではレジスタ
OFNOTEが割当てられているチャネルCHをサーチ
し、ステップS28に移行する。ステップS28では該
当するチャネルのレジスタKONに「0」を入れ、メイ
ンルーチンに戻る。
【0019】次に、図7は、図4のメインルーチンにお
けるパターン読出処理を示す。このパターン読出処理で
は、ステップS31でレジスタjに「1」を格納し、ス
テップS32に移行する。ステップS32ではレジスタ
KONj=1で有るか否かが判断され、KONj=1で
有る場合にはステップS33に移行し、KONj≠1で
有る場合にはステップS41に移行する。ステップS3
3では、レジスタTCjに基づいてRAM20から演奏
パターンデータを読み出す。ステップS34では読み出
したパターンデータがノートデータか否かが判断され、
ノートデータの場合にはステップS35に移行する。
【0020】ステップS35では読み出したデータのノ
ートナンバをレジスタNOTEjの値に応じてシフトさ
せる。即ち、基準ノートとNOTEjの差を読み出した
ノートナンバに加える。次に、ステップS36では音源
回路22に対してノートオン、ノートナンバ(シフト
後)、ベロシティ及びゲートタイムを出力する。
【0021】ステップS34でノートデータでないと判
断された場合、ステップS37に移行し、ステップS3
7ではエンドデータか否かが判断され、エンドデータで
ある場合、ステップS38に移行する。ステップS38
では読出しアドレスを先頭にセットし、ステップS39
に移行する。ステップS39では、レジスタTCjに
「0」を格納し、ステップS41に移行する。また、ス
テップS37でエンドデータでないと判断された場合に
はステップS40に移行し、データの出力を行った後、
ステップS41に移行する。
【0022】ステップS41では、レジスタjの値を
「1」だけインクリメントし、ステップS42に移行す
る。ステップS42ではレジスタjの値が17で有るか
否かを判断し、j≠17の場合には再びステップS32
に移行し、j=17になるまで処理が繰り返される。そ
して、j=17になると、パターン読出処理を終了して
メインルーチンのステップS4に戻る。
【0023】このような処理に基づいて、1つのキーオ
ンで複数のキーオンが有るような音色、即ち、複数の楽
音からなる演奏パターンが演奏されることになる。この
ような処理では、音色データとしてシーケンスパターン
を持ち、キーオンによりシーケンスデータを読み出すと
ともに、キーオンされたキーの音高に応じてノートをシ
フトするため、通常の音色と同じような扱いとなり、音
高によって楽音の再生スピードが変化するようなことが
なく、しかも、データ量もそれ程多くなく、扱い易いと
いう利点がある。
【0024】また、パターンによっては、ディレイのよ
うな効果も得られ、例えば、同じノートを等時間間隔で
音が漸減するように並べることにより等価的なディレイ
効果が得られる。
【0025】この発明の電子楽器の変形例を列挙すれば
次の通りである。 a.全鍵域に設定するパターンは同じパターンではな
く、例えば複数の音域に分け、各音域毎(例えば1オク
ターブ毎)に1つのパターンが割当てられているような
ものでもよいし、1部の鍵域のみパターンを持つような
ものでもよい。 b.実施例では、複音即ち、押した鍵の数だけ異なった
音高でパターンが演奏される発音の例を示したが、単音
発音でもよい。その場合、1つのキーを押しながら次の
キーを押すことにより新たに先頭から読出さずノートシ
フトのみ行うようにしてもよい。即ち、1つ目のキーを
オフしてから次のキーをオンしたときはパターンの先頭
からノートシフトを行う。 c.ループ即ち、パターンの最後まで行ったらそこで終
わらず、パターンの先頭に戻って続けるようにしたが、
パターンの先頭からに限らず、途中から始めるようにし
てもよい。又、ループなしでもよい。 d.パターンの途中で音色を変更させてもよいし、複数
の音色で構成させていてもよい。 e.パターンは予め曲として作成されているパターンの
中から切り取ってくるようにしてもよい。 f.キータッチを検出して音量や音色をリアルタイムで
制御してもよい。 g.鍵盤入力に限らずシーケンサやMIDI等の外部入
力で発音させるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次の効果が得られる。 a.複数の音高指定手段に共通に利用される演奏パター
ンデータを記憶し、何れの音高指定手段による発音開始
指示によっても、この共通に利用される演奏パターンデ
ータを読み出し、音高指定手段による発音の停止指示に
より、共通に利用される演奏パターンデータの読み出し
を停止させるので、共通に利用される演奏パターンデー
タの演奏時間長より短い演奏時間でも、音高指定手段で
発音停止指示により読み出しを停止させることができる
ことになり、演奏パターンの演奏時間長より短い演奏時
間でユーザの指定した音高に基づきシフトして演奏パタ
ーンデータを演奏させることができる。 b.共通に利用される演奏パターンデータの読み出しが
最後まで達したとき、先頭から繰り返すようにすれば、
ユーザの希望する演奏時間分を、共通に利用される演奏
パターンデータを読み出して、指定された音高に基づき
シフトして演奏させることができるので、演奏パターン
データの演奏時間長に制限されずに、単純な操作でバラ
エティに富んだ演奏を提供することができる。 c.1つの音高指定手段による発音開始指示と音高指示
により、共通に利用される演奏パターンデータの読み出
し中に、他の音高指定手段による発音開始指示がなされ
ると、前記読み出しと並行して新たな発音開始指示に基
づく演奏パターンデータの読み出しを開始するので、演
奏パターンデータを重複して読み出すことで、複数系列
の演奏パターンデータを読み出して複数系列分、並行し
て演奏することができる。したがって、よりバラエティ
に富んだ演奏を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子楽器の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1に示した電子楽器における音色データのフ
ォーマットを示す図である。
【図3】図1に示した電子楽器における演奏パターンの
シフトを示す図である。
【図4】図1に示した電子楽器の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1に示した電子楽器の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1に示した電子楽器の動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】図1に示した電子楽器の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2・・・鍵盤(発音開始及び音高指定を行う手段)、1
4・・・CPU(パターンデータの読出し手段及びノー
トシフト手段)、18・・・ROM(記憶手段)、20
・・・RAM(記憶手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/18 G10H 1/26 G10H 1/36 - 1/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音の開始、発音の停止及び音高の指定
    をするための複数の音高指定手段であって、各音高指定
    手段はそれぞれ異なる音高を指定可能なものと、 前記各音高指定手段に共通に利用される 演奏パターンデ
    ータを記憶した記憶手段と、何れかの前記音高指定手段による発音の開始指示によ
    り、前記記憶手段から演奏パターンデータの読み出しを
    開始する読み出し手段であって、異なる前記音高指定手
    段による発音の開始指示によっても、共通の演奏パター
    ンデータを読み出すものと、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段により指定
    された音高に応じて、読み出した前記共通に利用される
    演奏パターンのノートをシフトさせる手段と、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段による発音
    の停止指示により、前記共通に利用される演奏パターン
    の読み出しを停止する読み出し停止手段 とを備えたこと
    を特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 発音の開始、発音の停止及び音高の指定
    をするための複数の音高指定手段であって、各音高指定
    手段はそれぞれ異なる音高を指定可能なものと、 前記各音高指定手段に共通に利用される演奏パターンデ
    ータを記憶した記憶手段と、 何れかの前記音高指定手段による発音の開始指示によ
    り、前記記憶手段から演奏パターンデータの読み出しを
    開始する読み出し手段であって、異なる前記音高指定手
    段による発音の開始指示によっても、共通の演奏パター
    ンデータを読み出すとともに、前記読み出しが前記共通
    に利用される演奏パターンデータの最後まで達したと
    き、前記共通に利用される演奏パターンの読み出しを先
    頭から繰り返すよう制御するものと、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段により指定
    された音高に応じて、読み出した前記共通に利用される
    演奏パターンのノートをシフトさせる手段と、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段による発音
    の停止指示により、前 記共通に利用される演奏パターン
    の読み出しを停止する読み出し停止手段と を備えたこと
    を特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 発音の開始、発音の停止及び音高の指定
    をするための複数の音高指定手段であって、各音高指定
    手段はそれぞれ異なる音高を指定可能なものと、 前記各音高指定手段に共通に利用される演奏パターンデ
    ータを記憶した記憶手段と、 何れかの前記音高指定手段による発音の開始指示によ
    り、前記記憶手段から演奏パターンデータの読み出しを
    開始する読み出し手段であって、異なる前記音高指定手
    段による発音の開始指示によっても、共通の演奏パター
    ンデータを読み出すとともに、ある前記音高指定手段に
    よる発音の開始指示に基づく前記演奏パターンの読み出
    し中に他の前記音高指定手段による発音の開始指示があ
    った場合、前記演奏パターンの読み出しと並行して前記
    演奏パターンの重複読み出しを開始することにより、複
    数系列の演奏パターンデータの読み出しをするものと、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段により指定
    された音高に応じて、読み出した前記共通に利用される
    演奏パターンのノートをシフトさせる手段であって、前
    記重複読み出しされた複数系列の演奏パターンデータに
    対して、それぞれ異なるシフトをさせるものと、 前記発音の開始指示がなされた音高指定手段による発音
    の停止指示により、前記共通に利用される演奏パターン
    の読み出しを停止する読み出し停止手段であって、前記
    発音の停止指示に係る音高指定手段により読み出しが開
    始された系列の演奏パターンの読み出しを停止するもの
    を備えたことを特徴とする電子楽器。
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