JPH0822282A - ギター自動伴奏装置 - Google Patents
ギター自動伴奏装置Info
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- JPH0822282A JPH0822282A JP6180729A JP18072994A JPH0822282A JP H0822282 A JPH0822282 A JP H0822282A JP 6180729 A JP6180729 A JP 6180729A JP 18072994 A JP18072994 A JP 18072994A JP H0822282 A JPH0822282 A JP H0822282A
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- Japan
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- sound
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ギター奏法を模擬した自動伴奏を行
うギター自動伴奏装置に関し、カッティング奏法を容易
に実現できるギター自動伴奏装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は、少なくとも発音タイミング、弦番
号、ベロシティ及び音長を指定するデータが含まれた自
動伴奏データが複数記憶された記憶手段12と、鍵盤装
置16と、該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する押
鍵検出手段10と、該押鍵検出手段で検出された音に弦
番号を割り当てる割当手段10と、前記鍵盤装置の押鍵
に応じて前記記憶手段から自動伴奏データを順次読み出
す読出手段10と、該読出手段で読み出された自動伴奏
データ中の弦番号に一致する弦番号を有する前記割当手
段で割り当てられた音の音高を有する伴奏音を、当該読
み出された自動伴奏データに基づいて発生する伴奏音発
生手段10、17〜20、とを具備したことを特徴とす
る。
うギター自動伴奏装置に関し、カッティング奏法を容易
に実現できるギター自動伴奏装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明は、少なくとも発音タイミング、弦番
号、ベロシティ及び音長を指定するデータが含まれた自
動伴奏データが複数記憶された記憶手段12と、鍵盤装
置16と、該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する押
鍵検出手段10と、該押鍵検出手段で検出された音に弦
番号を割り当てる割当手段10と、前記鍵盤装置の押鍵
に応じて前記記憶手段から自動伴奏データを順次読み出
す読出手段10と、該読出手段で読み出された自動伴奏
データ中の弦番号に一致する弦番号を有する前記割当手
段で割り当てられた音の音高を有する伴奏音を、当該読
み出された自動伴奏データに基づいて発生する伴奏音発
生手段10、17〜20、とを具備したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギター奏法を模擬した
自動伴奏を行うギター自動伴奏装置に関する。
自動伴奏を行うギター自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動伴奏装置が組み込まれた鍵盤
型の電子楽器が開発され実用に供されている。かかる電
子楽器では、種々の音色(楽器音)で自動伴奏を行わせ
ながら、鍵盤でメロディを弾いて演奏を楽しむことがで
きる。
型の電子楽器が開発され実用に供されている。かかる電
子楽器では、種々の音色(楽器音)で自動伴奏を行わせ
ながら、鍵盤でメロディを弾いて演奏を楽しむことがで
きる。
【0003】かかる自動伴奏装置で発生できる音色とし
て、例えばギター音がある。ところが、鍵盤型電子楽器
でギター音を模擬して自動伴奏音を発生させるには、ギ
ターと鍵盤楽器との構造上の相違から次の問題があっ
た。
て、例えばギター音がある。ところが、鍵盤型電子楽器
でギター音を模擬して自動伴奏音を発生させるには、ギ
ターと鍵盤楽器との構造上の相違から次の問題があっ
た。
【0004】例えば、ギターでメロディを弾く場合のよ
うに、単音を順次発生させる奏法(単音奏法)による音
は、従来の鍵盤型電子楽器で鍵を順次操作することによ
り模擬することができる。同様に、アルペジオや複数音
の同時発音も模擬することがができる。
うに、単音を順次発生させる奏法(単音奏法)による音
は、従来の鍵盤型電子楽器で鍵を順次操作することによ
り模擬することができる。同様に、アルペジオや複数音
の同時発音も模擬することがができる。
【0005】しかしながら、ギター独特の奏法であるカ
ッティング奏法を模擬することは困難であった。カッテ
ィング奏法とは、例えば左手でコードを押さえ、右手で
全弦をなぞるように振り下ろし(ダウンストローク)又
は振り上げ(アップストローク)て和音を発生させると
いう奏法である。カッティング奏法により発生される音
は、一般に、最初に触れた弦の音が最も大きく、以下順
次小さくなり、最後に触れた弦の音が最も小さくなると
共に、これら複数の音が短時間で順次(同時ではない)
発音されるという特性を有する。
ッティング奏法を模擬することは困難であった。カッテ
ィング奏法とは、例えば左手でコードを押さえ、右手で
全弦をなぞるように振り下ろし(ダウンストローク)又
は振り上げ(アップストローク)て和音を発生させると
いう奏法である。カッティング奏法により発生される音
は、一般に、最初に触れた弦の音が最も大きく、以下順
次小さくなり、最後に触れた弦の音が最も小さくなると
共に、これら複数の音が短時間で順次(同時ではない)
発音されるという特性を有する。
【0006】かかる特性を有する楽音を鍵盤型電子楽器
で発生させようとすれば、最初に触れる鍵の打鍵強度が
最も大きく、以下順次打鍵強度を小さくしながら、最後
に触れる鍵の打鍵強度が最も小さくなるように演奏者は
鍵操作する必要があり、しかも、これを短時間で順次
(同時ではなく)に行う必要がある。しかしながら、か
かる鍵操作は人間にとっては不可能である。従って、従
来の鍵盤型電子楽器では、たとえギターの音色で上記の
ような操作を試みても、カッティング奏法でギターを演
奏しているようには聞こえなかった。鍵盤型電子楽器
は、音程は確実に制御できるが、楽音情報1つ1つの音
長や音量を正確に制御できないからである。
で発生させようとすれば、最初に触れる鍵の打鍵強度が
最も大きく、以下順次打鍵強度を小さくしながら、最後
に触れる鍵の打鍵強度が最も小さくなるように演奏者は
鍵操作する必要があり、しかも、これを短時間で順次
(同時ではなく)に行う必要がある。しかしながら、か
かる鍵操作は人間にとっては不可能である。従って、従
来の鍵盤型電子楽器では、たとえギターの音色で上記の
ような操作を試みても、カッティング奏法でギターを演
奏しているようには聞こえなかった。鍵盤型電子楽器
は、音程は確実に制御できるが、楽音情報1つ1つの音
長や音量を正確に制御できないからである。
【0007】また、カッティング奏法によれば、例えば
1小節を16分音符で刻むことは、ダウンストロークと
アップストロークを交互に繰り返すことにより容易に実
現できる。しかしながら、鍵盤型電子楽器で1小節を1
6分音符で刻もうとすれば、1小節で16回の押鍵/離
鍵を所定のコードフォームで繰り返すことが必要であ
り、非常に高等な技術を要するという問題があった。た
とえかかる高等技術を習得したとしても、上記のような
問題があるので、やはりギターのカッティング奏法を鍵
盤型電子楽器で模擬することは困難であった。
1小節を16分音符で刻むことは、ダウンストロークと
アップストロークを交互に繰り返すことにより容易に実
現できる。しかしながら、鍵盤型電子楽器で1小節を1
6分音符で刻もうとすれば、1小節で16回の押鍵/離
鍵を所定のコードフォームで繰り返すことが必要であ
り、非常に高等な技術を要するという問題があった。た
とえかかる高等技術を習得したとしても、上記のような
問題があるので、やはりギターのカッティング奏法を鍵
盤型電子楽器で模擬することは困難であった。
【0008】ところで、近年はギター型電子楽器が開発
され実用に供されている。このギター型電子楽器は、ギ
ターのように弦を有し、ギターと同様の奏法で演奏でき
るようにしたものである。このギター型電子楽器は、弦
の振動を分析して音程を検出し、これを例えばMIDI
ノートデータに変換して出力する。そして、このMID
Iノートデータに基づき音源を駆動して音を発生させ
る。このギター型電子楽器では、単音奏法や、比較的ゆ
っくりした和音を伴う奏法は実現可能であるが、リズミ
カルな和音を伴うカッティング奏法で演奏すると、音程
の検出処理が間に合わず、所望のMIDIノートデータ
を出力することができない。かかる理由により、カッテ
ィング奏法により発生される音をMIDIノートデータ
に変換して出力するギター型電子楽器は現在でも実現さ
れていない。
され実用に供されている。このギター型電子楽器は、ギ
ターのように弦を有し、ギターと同様の奏法で演奏でき
るようにしたものである。このギター型電子楽器は、弦
の振動を分析して音程を検出し、これを例えばMIDI
ノートデータに変換して出力する。そして、このMID
Iノートデータに基づき音源を駆動して音を発生させ
る。このギター型電子楽器では、単音奏法や、比較的ゆ
っくりした和音を伴う奏法は実現可能であるが、リズミ
カルな和音を伴うカッティング奏法で演奏すると、音程
の検出処理が間に合わず、所望のMIDIノートデータ
を出力することができない。かかる理由により、カッテ
ィング奏法により発生される音をMIDIノートデータ
に変換して出力するギター型電子楽器は現在でも実現さ
れていない。
【0009】そこで、ギター音を伴奏音として使用する
場合はシーケンサやコンピュータが用いられている。即
ち、シーケンサやコンピュータに予めギターの音を模擬
した楽音データを記憶しておき、これを再生して伴奏音
とする方法が用いられている。しかしながら、楽音デー
タを作成するにあたり、上述した理由により鍵盤型電子
楽器やギター型電子楽器ではギターの音を模擬した楽音
データを発生することができない。従って、ステップ入
力で1音ずつ楽音データを作成せざるを得ず、しかも当
該曲に特有のコード進行に対応して1曲分の全ての楽音
データを作成する必要があるので、膨大な時間がかかる
という問題があった。従って、現実には自動伴奏に頼る
ことなく、ギター演奏者に伴奏してもらって演奏を行う
というのが最も合理的である。
場合はシーケンサやコンピュータが用いられている。即
ち、シーケンサやコンピュータに予めギターの音を模擬
した楽音データを記憶しておき、これを再生して伴奏音
とする方法が用いられている。しかしながら、楽音デー
タを作成するにあたり、上述した理由により鍵盤型電子
楽器やギター型電子楽器ではギターの音を模擬した楽音
データを発生することができない。従って、ステップ入
力で1音ずつ楽音データを作成せざるを得ず、しかも当
該曲に特有のコード進行に対応して1曲分の全ての楽音
データを作成する必要があるので、膨大な時間がかかる
という問題があった。従って、現実には自動伴奏に頼る
ことなく、ギター演奏者に伴奏してもらって演奏を行う
というのが最も合理的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みてなされたものであり、カッティング奏法を容易
に実現できるギター自動伴奏装置を提供することを目的
とする。
に鑑みてなされたものであり、カッティング奏法を容易
に実現できるギター自動伴奏装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記目的を達成するために、少なくとも発音タイミ
ング、弦番号、ベロシティ及び音長を指定するデータが
含まれた自動伴奏データが複数記憶された記憶手段と、
鍵盤装置と、該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する
検出手段と、該検出手段で検出された音に弦番号を割り
当てる割当手段と、前記鍵盤装置の押鍵に応じて前記記
憶手段から自動伴奏データを順次読み出す読出手段と、
該読出手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に
一致する弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた
音の音高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏
データに基づいて発生する伴奏音発生手段、とを具備し
たことを特徴とする。
は、上記目的を達成するために、少なくとも発音タイミ
ング、弦番号、ベロシティ及び音長を指定するデータが
含まれた自動伴奏データが複数記憶された記憶手段と、
鍵盤装置と、該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する
検出手段と、該検出手段で検出された音に弦番号を割り
当てる割当手段と、前記鍵盤装置の押鍵に応じて前記記
憶手段から自動伴奏データを順次読み出す読出手段と、
該読出手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に
一致する弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた
音の音高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏
データに基づいて発生する伴奏音発生手段、とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、上記と同様の目
的で、少なくとも発音タイミング、弦番号、ベロシティ
及び音長を指定するデータが含まれた自動伴奏データが
複数記憶された記憶手段と、鍵盤装置と、該鍵盤装置の
押鍵に対応する音を検出する検出手段と、該検出手段で
検出された音に弦番号を割り当てる割当手段と、前記鍵
盤装置の押鍵に応じて前記記憶手段から自動伴奏データ
を順次読み出す読出手段と、該読出手段で読み出された
自動伴奏データ中の弦番号に一致する弦番号を有する前
記割当手段で割り当てられた音の音高を有する伴奏音
を、当該読み出された自動伴奏データに基づいて発生す
る伴奏音発生手段と、を具備し、前記鍵盤装置の離鍵が
検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の
発生を停止することを特徴とする。
的で、少なくとも発音タイミング、弦番号、ベロシティ
及び音長を指定するデータが含まれた自動伴奏データが
複数記憶された記憶手段と、鍵盤装置と、該鍵盤装置の
押鍵に対応する音を検出する検出手段と、該検出手段で
検出された音に弦番号を割り当てる割当手段と、前記鍵
盤装置の押鍵に応じて前記記憶手段から自動伴奏データ
を順次読み出す読出手段と、該読出手段で読み出された
自動伴奏データ中の弦番号に一致する弦番号を有する前
記割当手段で割り当てられた音の音高を有する伴奏音
を、当該読み出された自動伴奏データに基づいて発生す
る伴奏音発生手段と、を具備し、前記鍵盤装置の離鍵が
検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の
発生を停止することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記検出手段は、前記鍵盤装置の何れかの鍵の押
下から所定時間内に押下された鍵を検出し、前記割当手
段は、該検出手段で検出された各鍵に対応する音に弦番
号を割り当てるように構成したことを特徴とする。
的で、前記検出手段は、前記鍵盤装置の何れかの鍵の押
下から所定時間内に押下された鍵を検出し、前記割当手
段は、該検出手段で検出された各鍵に対応する音に弦番
号を割り当てるように構成したことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記検出手段は、前記鍵盤装置の所定数の鍵が押
下されたことを検出し、前記割当手段は、該検出手段で
検出された各鍵に対応する音に弦番号を割り当てるよう
に構成したことを特徴とする。
的で、前記検出手段は、前記鍵盤装置の所定数の鍵が押
下されたことを検出し、前記割当手段は、該検出手段で
検出された各鍵に対応する音に弦番号を割り当てるよう
に構成したことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記鍵盤装置の1つの鍵の離鍵が検出された場合
に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停止する
ように構成されている。
的で、前記鍵盤装置の1つの鍵の離鍵が検出された場合
に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停止する
ように構成されている。
【0016】請求項6に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離鍵が検出され
た場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停
止するように構成されている。
的で、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離鍵が検出され
た場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停
止するように構成されている。
【0017】請求項7に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記鍵盤装置の所定数より少ない数の離鍵が検出
された場合は、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生
を継続し、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離鍵が検出
された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生
を停止するように構成されている。
的で、前記鍵盤装置の所定数より少ない数の離鍵が検出
された場合は、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生
を継続し、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離鍵が検出
された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生
を停止するように構成されている。
【0018】請求項8に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記鍵盤装置の所定数より少ない鍵の離鍵が検出
された場合は、前記割当手段は押鍵中の鍵に対応する音
に弦番号を割り当て、前記伴奏音発生手段は、前記読出
手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に一致す
る弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた音の音
高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏データ
に基づいて発生し、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離
鍵が検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏
音の発生を停止するように構成されている。
的で、前記鍵盤装置の所定数より少ない鍵の離鍵が検出
された場合は、前記割当手段は押鍵中の鍵に対応する音
に弦番号を割り当て、前記伴奏音発生手段は、前記読出
手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に一致す
る弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた音の音
高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏データ
に基づいて発生し、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離
鍵が検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏
音の発生を停止するように構成されている。
【0019】請求項9に記載の発明は、上記と同様の目
的で、前記所定数の鍵は、全ての鍵であることを特徴と
する。
的で、前記所定数の鍵は、全ての鍵であることを特徴と
する。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明においては、鍵盤装置で
例えばコードが押された場合に、そのコードを構成する
各音を検出し、検出された各音に対してギターの各弦に
対応する弦番号を割り当てる。例えば検出されたコード
構成音のうち最も高い音を第1弦(最も細い弦)に割り
当て、以下音が低くなるに従って、順次第2弦、第3弦
・・・(順次弦は太くなる)と割り当てる。
例えばコードが押された場合に、そのコードを構成する
各音を検出し、検出された各音に対してギターの各弦に
対応する弦番号を割り当てる。例えば検出されたコード
構成音のうち最も高い音を第1弦(最も細い弦)に割り
当て、以下音が低くなるに従って、順次第2弦、第3弦
・・・(順次弦は太くなる)と割り当てる。
【0021】一方、記憶手段に記憶された自動伴奏デー
タは、通常の自動伴奏データが有する音高を指定するた
めの「キーナンバ」の代わりに「弦番号」を有してい
る。そして、鍵盤装置の鍵が押されると記憶手段から自
動伴奏データが読み出されて自動伴奏音の発生が開始さ
れる。この際、記憶手段から読み出された自動伴奏デー
タに含まれる弦番号が参照され、この弦番号に一致する
弦番号を有するコード構成音が音高を決定するために使
用される。即ち、上記キーナンバの代わりに弦番号に対
応する音の音高が使用される。
タは、通常の自動伴奏データが有する音高を指定するた
めの「キーナンバ」の代わりに「弦番号」を有してい
る。そして、鍵盤装置の鍵が押されると記憶手段から自
動伴奏データが読み出されて自動伴奏音の発生が開始さ
れる。この際、記憶手段から読み出された自動伴奏デー
タに含まれる弦番号が参照され、この弦番号に一致する
弦番号を有するコード構成音が音高を決定するために使
用される。即ち、上記キーナンバの代わりに弦番号に対
応する音の音高が使用される。
【0022】従って、ダウンストローク又はアップスト
ロークによるカッティング奏法を模擬するような発音タ
イミング、ベロシティを有する複数の自動伴奏データ、
つまり、発音タイミングが微小時間で増加し、ベロシテ
ィが順次大きく(又は小さく)なるような複数の自動伴
奏データを作成し、更に所定のリズムを形成するべく各
自動伴奏データの音長を決定して記憶手段に格納してお
けば、鍵盤装置で指定されたコード構成音が自動伴奏デ
ータに応じた発音タイミング、ベロシティ、音長(リズ
ム)で発音される。これにより、恰もギターによるカッ
ティング奏法のような自動伴奏が行われることになる。
また、音高つまりコード構成音は、自動伴奏データで指
定するのではなく鍵盤装置で指定するので、従来のよう
に、コード進行に応じた全曲分の楽音データを作成して
おく必要がなく、例えば数小節分の自動伴奏データを作
成しておくだけで種々の自動伴奏に対応できる。
ロークによるカッティング奏法を模擬するような発音タ
イミング、ベロシティを有する複数の自動伴奏データ、
つまり、発音タイミングが微小時間で増加し、ベロシテ
ィが順次大きく(又は小さく)なるような複数の自動伴
奏データを作成し、更に所定のリズムを形成するべく各
自動伴奏データの音長を決定して記憶手段に格納してお
けば、鍵盤装置で指定されたコード構成音が自動伴奏デ
ータに応じた発音タイミング、ベロシティ、音長(リズ
ム)で発音される。これにより、恰もギターによるカッ
ティング奏法のような自動伴奏が行われることになる。
また、音高つまりコード構成音は、自動伴奏データで指
定するのではなく鍵盤装置で指定するので、従来のよう
に、コード進行に応じた全曲分の楽音データを作成して
おく必要がなく、例えば数小節分の自動伴奏データを作
成しておくだけで種々の自動伴奏に対応できる。
【0023】請求項2に記載の発明においては、上記請
求項1に記載の発明に加えて、離鍵が検出された場合に
自動伴奏音の発生を停止するようにしている。従って、
鍵盤装置で例えばコードが押された場合に、所定のリズ
ムでカッティング奏法を模擬した自動伴奏が開始され、
離鍵することによりこの自動伴奏が停止される。従っ
て、演奏者は、任意のタイミングでカッティング奏法に
より自動伴奏を開始させ、また、停止させることができ
るので使い勝手に優れたものとなっている。
求項1に記載の発明に加えて、離鍵が検出された場合に
自動伴奏音の発生を停止するようにしている。従って、
鍵盤装置で例えばコードが押された場合に、所定のリズ
ムでカッティング奏法を模擬した自動伴奏が開始され、
離鍵することによりこの自動伴奏が停止される。従っ
て、演奏者は、任意のタイミングでカッティング奏法に
より自動伴奏を開始させ、また、停止させることができ
るので使い勝手に優れたものとなっている。
【0024】請求項3に記載の発明においては、鍵盤装
置の何れかの鍵の押下から所定時間内に押下された鍵に
対応する音を検出し、この検出された音に弦番号を割り
当てるようにしている。演奏者は、通常は同時に複数の
鍵を押下することによりコードを押さえるので、所定時
間内に鍵が押された場合にコードが指定されたことを認
識してコード構成音に対応する伴奏音を発生する。従っ
て、順次コードを押さえることにより所定のコード進行
に従ったカッティング奏法の自動伴奏を行わせることが
できる。
置の何れかの鍵の押下から所定時間内に押下された鍵に
対応する音を検出し、この検出された音に弦番号を割り
当てるようにしている。演奏者は、通常は同時に複数の
鍵を押下することによりコードを押さえるので、所定時
間内に鍵が押された場合にコードが指定されたことを認
識してコード構成音に対応する伴奏音を発生する。従っ
て、順次コードを押さえることにより所定のコード進行
に従ったカッティング奏法の自動伴奏を行わせることが
できる。
【0025】請求項4に記載の発明においては、鍵盤装
置の所定数の鍵が押下された場合に、各鍵に対応する音
に弦番号を割り当てるようにしている。演奏者は、通常
は同時に複数の鍵を押下することによりコードを押さえ
るので、所定数以上の鍵が押された場合にコードが指定
されたことを認識してコード構成音に対応する伴奏音を
発生する。従って、順次コードを押さえることにより所
定のコード進行に従ったカッティング奏法の自動伴奏を
行わせることができる。
置の所定数の鍵が押下された場合に、各鍵に対応する音
に弦番号を割り当てるようにしている。演奏者は、通常
は同時に複数の鍵を押下することによりコードを押さえ
るので、所定数以上の鍵が押された場合にコードが指定
されたことを認識してコード構成音に対応する伴奏音を
発生する。従って、順次コードを押さえることにより所
定のコード進行に従ったカッティング奏法の自動伴奏を
行わせることができる。
【0026】請求項5に記載の発明においては、押鍵中
の鍵の1つを離鍵した場合に伴奏音の発生を停止するよ
うにしている。従って、発生中のカッティング奏法によ
る自動伴奏の停止又は次のコードへの移行が容易になっ
ている。
の鍵の1つを離鍵した場合に伴奏音の発生を停止するよ
うにしている。従って、発生中のカッティング奏法によ
る自動伴奏の停止又は次のコードへの移行が容易になっ
ている。
【0027】請求項6に記載の発明においては、押鍵中
の鍵のうち所定数以上の鍵が離鍵された場合に伴奏音の
発生を停止するようにしている。従って、何本かの指を
動かして(押鍵パターンを変えて)コードを移行するよ
うな場合に、発音中の伴奏音が途切れることがなく、音
楽性に富んだ自動伴奏ができる。
の鍵のうち所定数以上の鍵が離鍵された場合に伴奏音の
発生を停止するようにしている。従って、何本かの指を
動かして(押鍵パターンを変えて)コードを移行するよ
うな場合に、発音中の伴奏音が途切れることがなく、音
楽性に富んだ自動伴奏ができる。
【0028】請求項7に記載の発明においては、押鍵中
の鍵のうち、所定数より少ない数の鍵が離鍵された場合
に、従前の伴奏音の発生を継続し、所定数以上の鍵が離
鍵された場合に伴奏音の発生を停止するようにしてい
る。従って、何本かの指を動かして(押鍵パターンを変
えて)コードを移行するような場合に、発音中の従前の
伴奏音は途切れることがなく継続されるので、コード移
行をスムーズに行うことができる。
の鍵のうち、所定数より少ない数の鍵が離鍵された場合
に、従前の伴奏音の発生を継続し、所定数以上の鍵が離
鍵された場合に伴奏音の発生を停止するようにしてい
る。従って、何本かの指を動かして(押鍵パターンを変
えて)コードを移行するような場合に、発音中の従前の
伴奏音は途切れることがなく継続されるので、コード移
行をスムーズに行うことができる。
【0029】請求項8に記載の発明においては、押鍵中
の鍵のうち、所定数より少ない数の鍵が離鍵された場合
に、離鍵された鍵を除く押下中の鍵のみで弦番号の再割
り当てを行い、この割り当てに従って新たな伴奏音を発
生し、所定数以上の鍵が離鍵された場合に伴奏音の発生
を停止するようにしている。従って、押鍵中の音のみに
よる伴奏音が発生されるので、演奏者の感覚とマッチし
た自動伴奏ができるものとなっている。
の鍵のうち、所定数より少ない数の鍵が離鍵された場合
に、離鍵された鍵を除く押下中の鍵のみで弦番号の再割
り当てを行い、この割り当てに従って新たな伴奏音を発
生し、所定数以上の鍵が離鍵された場合に伴奏音の発生
を停止するようにしている。従って、押鍵中の音のみに
よる伴奏音が発生されるので、演奏者の感覚とマッチし
た自動伴奏ができるものとなっている。
【0030】請求項9に記載の発明においては、上記
「所定数の鍵」が「全ての鍵」であるので、全ての鍵が
離鍵された場合に自動伴奏が停止される。また、離鍵さ
れた鍵が全鍵でなければ従前の伴奏音の発生が継続さ
れ、全鍵が離鍵された場合に伴奏音の発生が停止され
る。更に、離鍵された鍵が全鍵でなければ、離鍵された
鍵を除く押下中の鍵のみで弦番号の再割り当てを行い、
この割り当てに従って新たな伴奏音が発生され、全鍵が
離鍵された場合に伴奏音の発生が停止される。
「所定数の鍵」が「全ての鍵」であるので、全ての鍵が
離鍵された場合に自動伴奏が停止される。また、離鍵さ
れた鍵が全鍵でなければ従前の伴奏音の発生が継続さ
れ、全鍵が離鍵された場合に伴奏音の発生が停止され
る。更に、離鍵された鍵が全鍵でなければ、離鍵された
鍵を除く押下中の鍵のみで弦番号の再割り当てを行い、
この割り当てに従って新たな伴奏音が発生され、全鍵が
離鍵された場合に伴奏音の発生が停止される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は、本発明のギター自動伴奏
装置が適用された電子楽器の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。本ギター自動伴奏装置は電子楽器と一体と
なって構成されているが、ギター自動伴奏装置としての
機能は、主として鍵盤装置16とCPU10の処理とに
より実現されている。なお、ギター自動伴奏装置を別体
で構成することも勿論可能である。
がら詳細に説明する。図1は、本発明のギター自動伴奏
装置が適用された電子楽器の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。本ギター自動伴奏装置は電子楽器と一体と
なって構成されているが、ギター自動伴奏装置としての
機能は、主として鍵盤装置16とCPU10の処理とに
より実現されている。なお、ギター自動伴奏装置を別体
で構成することも勿論可能である。
【0032】本ギター自動伴奏装置が適用された電子楽
器は、中央処理装置(以下、「CPU」という。)1
0、リードオンリメモリ(以下、「ROM」という。)
11、ランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」とい
う。)12、入出力ポート(I/Oポート)13がシス
テムバス30で相互に接続されて構成されている。シス
テムバス30は、例えばアドレス信号、データ信号又は
制御信号等を送受するバスラインである。
器は、中央処理装置(以下、「CPU」という。)1
0、リードオンリメモリ(以下、「ROM」という。)
11、ランダムアクセスメモリ(以下、「RAM」とい
う。)12、入出力ポート(I/Oポート)13がシス
テムバス30で相互に接続されて構成されている。シス
テムバス30は、例えばアドレス信号、データ信号又は
制御信号等を送受するバスラインである。
【0033】CPU10は、検出手段、割当手段、読出
手段及び伴奏音発生手段の一部に対応するものであり、
ROM11に記憶されている制御プログラムに従って当
該電子楽器の各部を制御する。このCPU10によって
行われる処理の詳細については後述する。
手段及び伴奏音発生手段の一部に対応するものであり、
ROM11に記憶されている制御プログラムに従って当
該電子楽器の各部を制御する。このCPU10によって
行われる処理の詳細については後述する。
【0034】本ギター自動伴奏装置では、ROM11と
RAM12で形成されるメモリを有している。このメモ
リのアドレス空間は、図3のメモリマップに示されるよ
うに分割されている。即ち、0000H〜3FFFH番
地(末桁の「H」は16進数であることを示す。以下同
じ。)の領域はROM11で構成される。このROM1
1には、上述したように、CPU10の制御プログラム
が格納される他、CPU10が各種処理のために使用す
る種々の固定データが記憶されている。また、このRO
M11には、所定の音色の楽音を発生させるための音色
パラメータが音色毎に記憶されている。音色パラメータ
は、例えば波形アドレス、周波数データ、エンベロープ
データ、フィルタ係数等で構成されている。更に、この
ROM11には、自動伴奏データが記憶されている。
RAM12で形成されるメモリを有している。このメモ
リのアドレス空間は、図3のメモリマップに示されるよ
うに分割されている。即ち、0000H〜3FFFH番
地(末桁の「H」は16進数であることを示す。以下同
じ。)の領域はROM11で構成される。このROM1
1には、上述したように、CPU10の制御プログラム
が格納される他、CPU10が各種処理のために使用す
る種々の固定データが記憶されている。また、このRO
M11には、所定の音色の楽音を発生させるための音色
パラメータが音色毎に記憶されている。音色パラメータ
は、例えば波形アドレス、周波数データ、エンベロープ
データ、フィルタ係数等で構成されている。更に、この
ROM11には、自動伴奏データが記憶されている。
【0035】4000H〜FFFFH番地の領域はRA
M12で構成される。このRAM12領域は、更に40
00H〜7FFFH番地のワークエリアと8000H〜
FFFFH番地の自動伴奏データエリアに分割されてい
る。ワークエリアは、CPU10が各種処理に使用する
種々のデータを一時的に記憶するために使用される。こ
のワークエリアには、当該電子楽器を制御するための各
種レジスタ、カウンタ、フラグ等が定義されている。自
動伴奏データエリアは記憶手段に対応するものであり、
自動伴奏に使用される自動伴奏データが記憶される。即
ち、後述する電源投入時の初期化処理において、ROM
11に記憶されている自動伴奏データがこの自動伴奏デ
ータエリアに転送される。後述する自動伴奏処理は、こ
の自動伴奏データエリアに記憶されている自動伴奏デー
タに基づいて行われる。
M12で構成される。このRAM12領域は、更に40
00H〜7FFFH番地のワークエリアと8000H〜
FFFFH番地の自動伴奏データエリアに分割されてい
る。ワークエリアは、CPU10が各種処理に使用する
種々のデータを一時的に記憶するために使用される。こ
のワークエリアには、当該電子楽器を制御するための各
種レジスタ、カウンタ、フラグ等が定義されている。自
動伴奏データエリアは記憶手段に対応するものであり、
自動伴奏に使用される自動伴奏データが記憶される。即
ち、後述する電源投入時の初期化処理において、ROM
11に記憶されている自動伴奏データがこの自動伴奏デ
ータエリアに転送される。後述する自動伴奏処理は、こ
の自動伴奏データエリアに記憶されている自動伴奏デー
タに基づいて行われる。
【0036】なお、自動伴奏データエリアには、ROM
11からだけではなく、例えばシステムバス30に接続
された図示しないフロッピーディスク、光ディスク、磁
気テープ、カード型メモリ、その他の種々の記憶媒体か
ら自動伴奏データをロードするように構成することもで
きる。また、MIDIインタフェースや各種インタフェ
ースを通じてRAM12へ自動伴奏データを転送するよ
うに構成しても良い。
11からだけではなく、例えばシステムバス30に接続
された図示しないフロッピーディスク、光ディスク、磁
気テープ、カード型メモリ、その他の種々の記憶媒体か
ら自動伴奏データをロードするように構成することもで
きる。また、MIDIインタフェースや各種インタフェ
ースを通じてRAM12へ自動伴奏データを転送するよ
うに構成しても良い。
【0037】自動伴奏データのフォーマットは図2
(A)に示されている。本実施例で使用する自動伴奏デ
ータは、小節データ(BAR)、エンドデータ(EN
D)、制御データ(CTR)及びトーンデータ(TON
E)の4種類である。
(A)に示されている。本実施例で使用する自動伴奏デ
ータは、小節データ(BAR)、エンドデータ(EN
D)、制御データ(CTR)及びトーンデータ(TON
E)の4種類である。
【0038】小節データ(BAR)は小節の区切りを示
すものであり、1バイトのヘッダ「FFH」と3バイト
の不定データとで構成されている。不定データの部分
は、通常は拍子データとして使用されるが、本実施例で
は使用しない。エンドデータ(END)は自動伴奏デー
タの終わりを示すものであり、1バイトのヘッダ「FE
H」と3バイトの不定データとで構成されている。不定
データの部分は使用されないので、如何なるデータであ
っても良い。
すものであり、1バイトのヘッダ「FFH」と3バイト
の不定データとで構成されている。不定データの部分
は、通常は拍子データとして使用されるが、本実施例で
は使用しない。エンドデータ(END)は自動伴奏デー
タの終わりを示すものであり、1バイトのヘッダ「FE
H」と3バイトの不定データとで構成されている。不定
データの部分は使用されないので、如何なるデータであ
っても良い。
【0039】制御データ(CTR)は各種制御に使用さ
れるものであり、1バイトのヘッダ「FDH」と3バイ
トのデータバイト(D1〜D3)とで構成されている。
3バイトのデータバイトは、例えばMIDI規格に準拠
して構成することができる。例えば、データバイトが
「B0 07 7FH」であれば、D1の上位4ビット
はステータス(「B」はコントロールチェンジ)を表わ
し、D1の下位4ビットはチャンネル(「0」はチャン
ネル0)を表わし、D2はコントロールナンバ(「0
7」はボリューム)を表わし、D3はデータ(「7F」
はボリューム値)を表わす。即ち、上記のデータバイト
(D1〜D3)は、チャンネル0の音源の音量を127
(最大値)にセットすべきことを表わす。
れるものであり、1バイトのヘッダ「FDH」と3バイ
トのデータバイト(D1〜D3)とで構成されている。
3バイトのデータバイトは、例えばMIDI規格に準拠
して構成することができる。例えば、データバイトが
「B0 07 7FH」であれば、D1の上位4ビット
はステータス(「B」はコントロールチェンジ)を表わ
し、D1の下位4ビットはチャンネル(「0」はチャン
ネル0)を表わし、D2はコントロールナンバ(「0
7」はボリューム)を表わし、D3はデータ(「7F」
はボリューム値)を表わす。即ち、上記のデータバイト
(D1〜D3)は、チャンネル0の音源の音量を127
(最大値)にセットすべきことを表わす。
【0040】トーンデータ(TONE)は、それぞれが
1バイトで構成される、弦番号(GNO)、ステップタ
イム(STP)、ゲートタイム(GATE)及びタッチ
データ(TD)で構成されている。
1バイトで構成される、弦番号(GNO)、ステップタ
イム(STP)、ゲートタイム(GATE)及びタッチ
データ(TD)で構成されている。
【0041】弦番号(GNO)は、ギターの弦を指定す
るために使用される。なお、通常の自動伴奏データで
は、この弦番号のフィールドは、音高を指示するための
キーナンバが定義される。本実施例では、図2(B)に
示されるような6弦のギターの音で自動伴奏を行う場合
について説明するが、本発明では6弦のギターに限定さ
れず、任意の数の弦を有するギターに適用できる。本実
施例では、最も細い弦(高音を発生する弦)を第1弦と
し、以下太くなるに連れて順次第2弦、第3弦、・・・
とし、最も太い弦を第6弦とする。各弦と弦番号の対応
は以下の通りである。 GNO=00H・・・第1弦(最も細い弦) GNO=01H・・・第2弦 GNO=02H・・・第3弦 GNO=03H・・・第4弦 GNO=04H・・・第5弦 GNO=05H・・・第6弦(最も太い弦)
るために使用される。なお、通常の自動伴奏データで
は、この弦番号のフィールドは、音高を指示するための
キーナンバが定義される。本実施例では、図2(B)に
示されるような6弦のギターの音で自動伴奏を行う場合
について説明するが、本発明では6弦のギターに限定さ
れず、任意の数の弦を有するギターに適用できる。本実
施例では、最も細い弦(高音を発生する弦)を第1弦と
し、以下太くなるに連れて順次第2弦、第3弦、・・・
とし、最も太い弦を第6弦とする。各弦と弦番号の対応
は以下の通りである。 GNO=00H・・・第1弦(最も細い弦) GNO=01H・・・第2弦 GNO=02H・・・第3弦 GNO=03H・・・第4弦 GNO=04H・・・第5弦 GNO=05H・・・第6弦(最も太い弦)
【0042】ステップタイム(STP)は、発音タイミ
ングを小節の区切りからのクロック数で表わしたもので
ある。このステップタイムのレンジは、00H〜BFH
(0〜191)である。上記クロックの周波数は、テン
ポに応じて可変である。ゲートタイム(GATE)は、
発音持続時間をクロック数で表わしたものである。この
ゲートタイムのレンジは00H〜FFH(0〜255)
である。このクロックは、上記ステップタイムを規定す
るクロックと同じである。タッチデータ(TD)は、押
鍵の強さ(速さ)を表わす。このタッチデータのレンジ
は00H〜7FH(00〜127)である。
ングを小節の区切りからのクロック数で表わしたもので
ある。このステップタイムのレンジは、00H〜BFH
(0〜191)である。上記クロックの周波数は、テン
ポに応じて可変である。ゲートタイム(GATE)は、
発音持続時間をクロック数で表わしたものである。この
ゲートタイムのレンジは00H〜FFH(0〜255)
である。このクロックは、上記ステップタイムを規定す
るクロックと同じである。タッチデータ(TD)は、押
鍵の強さ(速さ)を表わす。このタッチデータのレンジ
は00H〜7FH(00〜127)である。
【0043】上記入出力ポート13は、CPU10と周
辺装置とのデータの送受を制御するものである。この入
出力ポート13には、パネル操作子14、表示装置1
5、鍵盤装置16及び楽音発生装置17が接続されてい
る。
辺装置とのデータの送受を制御するものである。この入
出力ポート13には、パネル操作子14、表示装置1
5、鍵盤装置16及び楽音発生装置17が接続されてい
る。
【0044】パネル操作子14には、詳細は図示しない
が、例えば音色選択スイッチ、リズム選択スイッチ、音
量選択スイッチ、音響効果スイッチ等の各種スイッチが
含まれている。また、このパネル操作子14には自動伴
奏を開始させるためのスタートスイッチ(図示しない)
が設けられている。このスタートスイッチが押下される
ことにより電子楽器は自動伴奏モードに移り、後述する
鍵盤装置16は自動伴奏のコードを指定するために使用
される。即ち、自動伴奏モードでは、押鍵に対応する単
音は発生されず、その時点で選択されているリズム音が
押鍵に対応した音高で発音されることになる。なお、上
記スタートスイッチを押下することによりスプリット機
能を働かせ、鍵盤装置16の例えば下側半分をコードを
指定のために使用し、上側半分を通常の単音を発生する
ために使用するように構成することもできる。このパネ
ル操作子14の設定状態は、入出力ポート13を介して
CPU10に送られる。
が、例えば音色選択スイッチ、リズム選択スイッチ、音
量選択スイッチ、音響効果スイッチ等の各種スイッチが
含まれている。また、このパネル操作子14には自動伴
奏を開始させるためのスタートスイッチ(図示しない)
が設けられている。このスタートスイッチが押下される
ことにより電子楽器は自動伴奏モードに移り、後述する
鍵盤装置16は自動伴奏のコードを指定するために使用
される。即ち、自動伴奏モードでは、押鍵に対応する単
音は発生されず、その時点で選択されているリズム音が
押鍵に対応した音高で発音されることになる。なお、上
記スタートスイッチを押下することによりスプリット機
能を働かせ、鍵盤装置16の例えば下側半分をコードを
指定のために使用し、上側半分を通常の単音を発生する
ために使用するように構成することもできる。このパネ
ル操作子14の設定状態は、入出力ポート13を介して
CPU10に送られる。
【0045】表示装置15は、例えば各種メッセージを
表示するLCD表示器、上記各スイッチの設定状態を表
示するために各スイッチに対応して設けられたLED表
示器等で構成される。
表示するLCD表示器、上記各スイッチの設定状態を表
示するために各スイッチに対応して設けられたLED表
示器等で構成される。
【0046】鍵盤装置16は、音程を指示するための複
数の鍵を有している。この鍵盤装置16としては、例え
ば2接点方式の鍵盤を用いることができる。即ち、鍵盤
装置16の各鍵は、押鍵・離鍵動作に連動して異なる押
圧深さで開閉する2個のキースイッチを有している。こ
れにより、キータッチ(ベロシティ)の検出が可能にな
っている。
数の鍵を有している。この鍵盤装置16としては、例え
ば2接点方式の鍵盤を用いることができる。即ち、鍵盤
装置16の各鍵は、押鍵・離鍵動作に連動して異なる押
圧深さで開閉する2個のキースイッチを有している。こ
れにより、キータッチ(ベロシティ)の検出が可能にな
っている。
【0047】この鍵盤装置16と入出力ポート13との
間には、図示しない鍵盤スキャン回路が設けられてお
り、鍵盤装置16とCPU10との間のデータ送受を制
御する。即ち、鍵盤スキャン回路は、鍵盤装置16から
受け取った第1及び第2のキースイッチの開閉状態を示
す信号から、鍵イベントの有無と鍵イベントの種類(オ
ンイベント又はオフイベント)とを示すイベント信号を
生成してCPU10に送る。また、鍵盤スキャン回路
は、鍵盤装置16から受け取った第1及び第2のキース
イッチの開閉状態を示す信号から、押鍵又は離鍵された
鍵のキーナンバを検出してCPU10に送る。
間には、図示しない鍵盤スキャン回路が設けられてお
り、鍵盤装置16とCPU10との間のデータ送受を制
御する。即ち、鍵盤スキャン回路は、鍵盤装置16から
受け取った第1及び第2のキースイッチの開閉状態を示
す信号から、鍵イベントの有無と鍵イベントの種類(オ
ンイベント又はオフイベント)とを示すイベント信号を
生成してCPU10に送る。また、鍵盤スキャン回路
は、鍵盤装置16から受け取った第1及び第2のキース
イッチの開閉状態を示す信号から、押鍵又は離鍵された
鍵のキーナンバを検出してCPU10に送る。
【0048】更に、鍵盤スキャン回路は、第1のキース
イッチがオンになってから第2のキースイッチがオンに
なるまでの時間を計測することにより、押鍵の速度を示
すタッチデータを生成してCPU10に送る。キータッ
チの検出技術は周知であるので詳細な説明はしないが、
例えば、特開平3−171197号公報に記載の技術を
用いることができる。
イッチがオンになってから第2のキースイッチがオンに
なるまでの時間を計測することにより、押鍵の速度を示
すタッチデータを生成してCPU10に送る。キータッ
チの検出技術は周知であるので詳細な説明はしないが、
例えば、特開平3−171197号公報に記載の技術を
用いることができる。
【0049】楽音発生装置17は、複数チャンネルを有
する音源である。上述した各弦(第1弦〜第6弦に対応
する音は、それぞれ独立のチャンネルで発音するように
構成することができる。かかる構成によれば、各弦固有
の音色で複数弦に対応する音を同時発音することができ
る。この楽音発生装置17は、詳細は図示しないが、波
形データを記憶した波形メモリ、この波形メモリから波
形データを読み出す波形読出回路、この波形読出回路で
読み出された波形データにエンベロープを付加するため
のエンベロープ生成回路等により構成されている。この
楽音発生装置17は、CPU10から音色パラメータを
受け取ることによりデジタル楽音信号の生成を開始す
る。この楽音発生装置17で生成されたデジタル楽音信
号はD/A変換器18に送られる。
する音源である。上述した各弦(第1弦〜第6弦に対応
する音は、それぞれ独立のチャンネルで発音するように
構成することができる。かかる構成によれば、各弦固有
の音色で複数弦に対応する音を同時発音することができ
る。この楽音発生装置17は、詳細は図示しないが、波
形データを記憶した波形メモリ、この波形メモリから波
形データを読み出す波形読出回路、この波形読出回路で
読み出された波形データにエンベロープを付加するため
のエンベロープ生成回路等により構成されている。この
楽音発生装置17は、CPU10から音色パラメータを
受け取ることによりデジタル楽音信号の生成を開始す
る。この楽音発生装置17で生成されたデジタル楽音信
号はD/A変換器18に送られる。
【0050】D/A変換器18はデジタル楽音信号をア
ナログ楽音信号に変換する周知のものである。このD/
A変換器18が出力するアナログ楽音信号は増幅器19
に送られる。増幅器19はD/A変換器18から送られ
てきたアナログ楽音信号を所定の増幅率で増幅するもの
である。この増幅器19で増幅された楽音信号はスピー
カ20に送られる。スピーカ20は、アナログ楽音信号
を音響信号に変換する周知のものである。このスピーカ
20により鍵盤装置16の操作に応じた楽音や自動伴奏
音が放音される。
ナログ楽音信号に変換する周知のものである。このD/
A変換器18が出力するアナログ楽音信号は増幅器19
に送られる。増幅器19はD/A変換器18から送られ
てきたアナログ楽音信号を所定の増幅率で増幅するもの
である。この増幅器19で増幅された楽音信号はスピー
カ20に送られる。スピーカ20は、アナログ楽音信号
を音響信号に変換する周知のものである。このスピーカ
20により鍵盤装置16の操作に応じた楽音や自動伴奏
音が放音される。
【0051】次に、上記構成において、図4〜図6に示
したフローチャートを参照しながら本ギター自動伴奏装
置が適用された電子楽器の動作について説明する。な
お、上記フローチャートに示された動作は、何れもCP
U10の処理により実現されるものである。
したフローチャートを参照しながら本ギター自動伴奏装
置が適用された電子楽器の動作について説明する。な
お、上記フローチャートに示された動作は、何れもCP
U10の処理により実現されるものである。
【0052】図4は本ギター自動伴奏装置が適用された
電子楽器のメインルーチンを示すフローチャートであ
り、電源の投入により起動される。即ち、電源が投入さ
れると、先ず、初期化処理が行われる(ステップS1
0)。この初期化処理では、CPU10の内部のハード
ウエアが初期状態に設定され、入出力ポートが初期化さ
れると共に、RAM12に定義されているレジスタ、カ
ウンタ或いはフラグ等が初期状態に設定される。この
際、自動伴奏フラグはゼロにクリアされ、電子楽器は通
常モード(自動伴奏モードでないモード)に設定され
る。また、この初期化処理では、楽音発生装置17に所
定のデータを送ることにより、電源投入時に不要な音が
発生されるのを防止する処理が行われる。更に、ROM
11内の自動伴奏データをRAM12の自動伴奏データ
エリアに転送する処理も行われる。
電子楽器のメインルーチンを示すフローチャートであ
り、電源の投入により起動される。即ち、電源が投入さ
れると、先ず、初期化処理が行われる(ステップS1
0)。この初期化処理では、CPU10の内部のハード
ウエアが初期状態に設定され、入出力ポートが初期化さ
れると共に、RAM12に定義されているレジスタ、カ
ウンタ或いはフラグ等が初期状態に設定される。この
際、自動伴奏フラグはゼロにクリアされ、電子楽器は通
常モード(自動伴奏モードでないモード)に設定され
る。また、この初期化処理では、楽音発生装置17に所
定のデータを送ることにより、電源投入時に不要な音が
発生されるのを防止する処理が行われる。更に、ROM
11内の自動伴奏データをRAM12の自動伴奏データ
エリアに転送する処理も行われる。
【0053】この初期化処理が終了すると、次いで、パ
ネル処理が行われる(ステップS11)。このパネル処
理では、パネル操作子14の各スイッチの操作に対応し
た処理が行われる。
ネル処理が行われる(ステップS11)。このパネル処
理では、パネル操作子14の各スイッチの操作に対応し
た処理が行われる。
【0054】このパネル処理では、先ず、パネル操作子
14のイベントの有無が調べられる。即ち、CPU10
は、パネル操作子14から各スイッチの開閉状態を示す
パネルデータ(以下、「新パネルデータ」という。)を
取り込む。パネルデータは、各スイッチに対応したビッ
ト列で構成されている。CPU10は、この新パネルデ
ータをRAM12に記憶する。そして、前回のパネル処
理で取り込んだパネルデータ(以下、「旧パネルデー
タ」という。)をRAM12から読み出して新パネルデ
ータと比較し、相違するビットをオンにしたパネルイベ
ントマップを作成する。このパネルイベントマップ中に
オンになっているビットが1つ以上存在する場合にパネ
ルイベントがあったことが判断される。
14のイベントの有無が調べられる。即ち、CPU10
は、パネル操作子14から各スイッチの開閉状態を示す
パネルデータ(以下、「新パネルデータ」という。)を
取り込む。パネルデータは、各スイッチに対応したビッ
ト列で構成されている。CPU10は、この新パネルデ
ータをRAM12に記憶する。そして、前回のパネル処
理で取り込んだパネルデータ(以下、「旧パネルデー
タ」という。)をRAM12から読み出して新パネルデ
ータと比較し、相違するビットをオンにしたパネルイベ
ントマップを作成する。このパネルイベントマップ中に
オンになっているビットが1つ以上存在する場合にパネ
ルイベントがあったことが判断される。
【0055】このパネルイベントマップを参照すること
によりパネル操作子14のイベントがあったことが判断
されると、そのイベントのあったスイッチに対応する処
理が行われる。例えば、音色選択スイッチのイベントに
対応する音色選択処理、音量選択スイッチのイベントに
対応する音量選択処理、リズム選択スイッチのイベント
に対応するリズム変更処理、音響効果スイッチのイベン
トに対応する所定の音楽効果を付与する処理等が行われ
る。
によりパネル操作子14のイベントがあったことが判断
されると、そのイベントのあったスイッチに対応する処
理が行われる。例えば、音色選択スイッチのイベントに
対応する音色選択処理、音量選択スイッチのイベントに
対応する音量選択処理、リズム選択スイッチのイベント
に対応するリズム変更処理、音響効果スイッチのイベン
トに対応する所定の音楽効果を付与する処理等が行われ
る。
【0056】また、スタートスイッチのイベントがある
と、RAM12に設けられた自動伴奏フラグの反転処理
が行われる。自動伴奏フラグは、本電子楽器が自動伴奏
モードにあるかどうかを記憶するために使用されるもの
であり、後述する自動伴奏処理(ステップS13)にお
いて参照される。この自動伴奏フラグはスタートスイッ
チが押下する度に反転され、自動伴奏モードと通常演奏
モード(自動伴奏モードでないモード)とが交互に切り
換えられる。
と、RAM12に設けられた自動伴奏フラグの反転処理
が行われる。自動伴奏フラグは、本電子楽器が自動伴奏
モードにあるかどうかを記憶するために使用されるもの
であり、後述する自動伴奏処理(ステップS13)にお
いて参照される。この自動伴奏フラグはスタートスイッ
チが押下する度に反転され、自動伴奏モードと通常演奏
モード(自動伴奏モードでないモード)とが交互に切り
換えられる。
【0057】メインルーチンでは、次いで、鍵盤処理が
行われる(ステップS12)。この鍵盤処理では、先
ず、鍵イベントの有無が調べられる。即ち、CPU10
は、鍵盤スキャン回路から鍵イベントの有無と鍵イベン
トの種類(オンイベント又はオフイベント)とを示すイ
ベント信号、押鍵又は離鍵された鍵のキーナンバ及びタ
ッチデータを取り込む。そして、上記イベント信号を調
べ、そのイベント信号が、鍵イベントがなかったことを
示していれば、押鍵又は離鍵処理を行わずに鍵盤処理を
終了する。一方、上記イベント信号が、鍵イベントがあ
ったことを示していれば、イベントの種類がオンイベン
トであるかオフイベントであるかに応じて押鍵処理又は
離鍵処理が行われる。
行われる(ステップS12)。この鍵盤処理では、先
ず、鍵イベントの有無が調べられる。即ち、CPU10
は、鍵盤スキャン回路から鍵イベントの有無と鍵イベン
トの種類(オンイベント又はオフイベント)とを示すイ
ベント信号、押鍵又は離鍵された鍵のキーナンバ及びタ
ッチデータを取り込む。そして、上記イベント信号を調
べ、そのイベント信号が、鍵イベントがなかったことを
示していれば、押鍵又は離鍵処理を行わずに鍵盤処理を
終了する。一方、上記イベント信号が、鍵イベントがあ
ったことを示していれば、イベントの種類がオンイベン
トであるかオフイベントであるかに応じて押鍵処理又は
離鍵処理が行われる。
【0058】押鍵処理では、その時点で選択されている
音色、鍵盤スキャン回路から得られたキーナンバ及びタ
ッチデータに基づきROM11から音色パラメータが読
み出され、楽音発生装置17に送られる。楽音発生装置
17は、受け取った音色パラメータに基づきデジタル楽
音信号を生成し、D/A変換器18に送る。D/A変換
器18は、入力されたデジタル楽音信号をアナログ楽音
信号に変換して増幅器19に送る。増幅器19はこれを
所定の増幅率で増幅してスピーカ20に送る。これによ
り、押鍵に応じた音高の楽音が、その時点で選択されて
いる音色で発生される。
音色、鍵盤スキャン回路から得られたキーナンバ及びタ
ッチデータに基づきROM11から音色パラメータが読
み出され、楽音発生装置17に送られる。楽音発生装置
17は、受け取った音色パラメータに基づきデジタル楽
音信号を生成し、D/A変換器18に送る。D/A変換
器18は、入力されたデジタル楽音信号をアナログ楽音
信号に変換して増幅器19に送る。増幅器19はこれを
所定の増幅率で増幅してスピーカ20に送る。これによ
り、押鍵に応じた音高の楽音が、その時点で選択されて
いる音色で発生される。
【0059】一方、離鍵処理では、生成中の楽音信号を
減衰させるべく、所定の速度で減衰する音色パラメータ
が楽音発生装置17に送られる。楽音発生装置17は、
受け取った音色パラメータに基づき生成中の楽音信号を
減衰させる。これにより、その時点で発生されている楽
音が消音されることになる。
減衰させるべく、所定の速度で減衰する音色パラメータ
が楽音発生装置17に送られる。楽音発生装置17は、
受け取った音色パラメータに基づき生成中の楽音信号を
減衰させる。これにより、その時点で発生されている楽
音が消音されることになる。
【0060】以上の鍵盤処理が終了すると、メインルー
チンでは、次いで、自動伴奏処理が行われる。この自動
伴奏処理の詳細は後述する。次いで、「その他の処理」
が行われる(ステップS14)。この「その他の処理」
では、例えばペダル処理、MIDI処理等が行われる
が、本発明とは直接関係しないので説明は省略する。そ
の後ステップS11に戻り、上述したと同様の処理を繰
り返す。このようにして、ステップS11〜S14の繰
り返し実行の過程で、パネル操作又は鍵盤操作に基づく
イベントが発生すると、そのイベントに対応する処理を
行うことにより電子楽器の各種機能が実現され、また、
自動伴奏の機能が実現されている。
チンでは、次いで、自動伴奏処理が行われる。この自動
伴奏処理の詳細は後述する。次いで、「その他の処理」
が行われる(ステップS14)。この「その他の処理」
では、例えばペダル処理、MIDI処理等が行われる
が、本発明とは直接関係しないので説明は省略する。そ
の後ステップS11に戻り、上述したと同様の処理を繰
り返す。このようにして、ステップS11〜S14の繰
り返し実行の過程で、パネル操作又は鍵盤操作に基づく
イベントが発生すると、そのイベントに対応する処理を
行うことにより電子楽器の各種機能が実現され、また、
自動伴奏の機能が実現されている。
【0061】次に、自動伴奏処理の詳細について、図5
及び図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。この自動伴奏処理ルーチンは、メインルーチンから
所定周期で呼び出される。
及び図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。この自動伴奏処理ルーチンは、メインルーチンから
所定周期で呼び出される。
【0062】自動伴奏処理では、先ず、現在自動伴奏中
であるかどうかが調べられる(ステップS20)。これ
は、自動伴奏フラグを調べることにより行われる。ここ
で自動伴奏中でないことが判断されると、以下の処理を
行わずにメインルーチンに戻る。このように、「自動伴
奏フラグがオフであれば実質的な自動伴奏処理を行わな
い」という処理により自動伴奏の停止機能が実現されて
いる。
であるかどうかが調べられる(ステップS20)。これ
は、自動伴奏フラグを調べることにより行われる。ここ
で自動伴奏中でないことが判断されると、以下の処理を
行わずにメインルーチンに戻る。このように、「自動伴
奏フラグがオフであれば実質的な自動伴奏処理を行わな
い」という処理により自動伴奏の停止機能が実現されて
いる。
【0063】一方、自動伴奏中であることが判断される
と、次いで、キーオンがあるかどうかが調べられる(ス
テップS21)。これは、鍵盤装置16から受け取った
イベント信号を調べることにより行われる。ここでキー
オンがないことが判断されると、自動演奏モードに入っ
ているものの押鍵がないことが認識され、以下の処理を
行わずにメインルーチンに戻る。
と、次いで、キーオンがあるかどうかが調べられる(ス
テップS21)。これは、鍵盤装置16から受け取った
イベント信号を調べることにより行われる。ここでキー
オンがないことが判断されると、自動演奏モードに入っ
ているものの押鍵がないことが認識され、以下の処理を
行わずにメインルーチンに戻る。
【0064】一方、キーオンがあることが判断される
と、押鍵検出処理が行われる(ステップS22)。この
押鍵検出処理は、周知のコード検出処理と同様の方法で
行うことができる。ここでは、次の2つの方法を例示す
る。
と、押鍵検出処理が行われる(ステップS22)。この
押鍵検出処理は、周知のコード検出処理と同様の方法で
行うことができる。ここでは、次の2つの方法を例示す
る。
【0065】(1)第1の方法は、ステップS21で何
れかの鍵のキーオンがあったことが判断されてから微小
時間ΔT内に発生した全てのキーオンイベントを検出す
る方法である。この押鍵検出処理で検出された全ての鍵
に対応するキーナンバは、例えばRAM12のワークエ
リアに記憶される。通常、演奏者がコードを押さえる場
合は、多少の時間差はあるものの複数鍵を略同時に押下
する。従って、最初の押鍵が検出されてから微小時間Δ
T内押された全ての鍵を検出することにより、演奏者が
意図したコード(コードとして成立するかどうかは問わ
ない。)を検出することができる。
れかの鍵のキーオンがあったことが判断されてから微小
時間ΔT内に発生した全てのキーオンイベントを検出す
る方法である。この押鍵検出処理で検出された全ての鍵
に対応するキーナンバは、例えばRAM12のワークエ
リアに記憶される。通常、演奏者がコードを押さえる場
合は、多少の時間差はあるものの複数鍵を略同時に押下
する。従って、最初の押鍵が検出されてから微小時間Δ
T内押された全ての鍵を検出することにより、演奏者が
意図したコード(コードとして成立するかどうかは問わ
ない。)を検出することができる。
【0066】(2)第2の方法は、ステップS21で何
れかの鍵のキーオンがあったことが判断されてから所定
数(例えば3)のキーオンイベントが検出されるまで検
出処理を行う方法である。この押鍵検出処理で検出され
た所定数の鍵に対応するキーナンバは、例えばRAM1
2のワークエリアに記憶される。通常、演奏者がコード
を押さえる場合は、3〜4の鍵を略同時に押下する。従
って、最初の押鍵が検出されてから所定数の押鍵がある
まで検出処理を継続することにより、演奏者が意図した
コード(コードとして成立するかどうかは問わない。)
を検出することができる。
れかの鍵のキーオンがあったことが判断されてから所定
数(例えば3)のキーオンイベントが検出されるまで検
出処理を行う方法である。この押鍵検出処理で検出され
た所定数の鍵に対応するキーナンバは、例えばRAM1
2のワークエリアに記憶される。通常、演奏者がコード
を押さえる場合は、3〜4の鍵を略同時に押下する。従
って、最初の押鍵が検出されてから所定数の押鍵がある
まで検出処理を継続することにより、演奏者が意図した
コード(コードとして成立するかどうかは問わない。)
を検出することができる。
【0067】以上のようにして押鍵に係る鍵のキーナン
バが検出されると、次いで、アドレス初期化が行われる
(ステップS23)。このアドレス初期化では、読出ア
ドレスが自動伴奏データエリアの先頭に設定される。こ
れにより、押鍵に応じて自動伴奏データの先頭から読み
出しが開始され、自動伴奏が初期状態から開始されると
いう機能が実現されている。
バが検出されると、次いで、アドレス初期化が行われる
(ステップS23)。このアドレス初期化では、読出ア
ドレスが自動伴奏データエリアの先頭に設定される。こ
れにより、押鍵に応じて自動伴奏データの先頭から読み
出しが開始され、自動伴奏が初期状態から開始されると
いう機能が実現されている。
【0068】次いで、自動伴奏データの読み出しが行わ
れる(ステップS24)。即ち、上記ステップS23で
設定した読出アドレスから4バイトの自動伴奏データが
読み出される。次いで、読み出された自動伴奏データに
基づいて発音処理が行われる(ステップS25)。即
ち、押鍵検出処理で検出された全ての鍵に対応する音が
後述する自動伴奏データに従って発音される。この発音
処理の詳細については後述する。
れる(ステップS24)。即ち、上記ステップS23で
設定した読出アドレスから4バイトの自動伴奏データが
読み出される。次いで、読み出された自動伴奏データに
基づいて発音処理が行われる(ステップS25)。即
ち、押鍵検出処理で検出された全ての鍵に対応する音が
後述する自動伴奏データに従って発音される。この発音
処理の詳細については後述する。
【0069】次いで、キーオフイベントがあるかどうか
が調べられる(ステップS26)。ここでキーオフイベ
ントでないことが判断されると、読出アドレスに「4」
が加えられ(ステップS27)、その後ステップS26
に戻る。以下、ステップS24→S25→S26→S2
7→S24・・・のループを繰り返し実行する。これに
より、キーオフが検出されるまで、換言すれば演奏者が
押鍵を解除するまで自動伴奏データエリア内の自動伴奏
データに基づく自動伴奏が継続される。
が調べられる(ステップS26)。ここでキーオフイベ
ントでないことが判断されると、読出アドレスに「4」
が加えられ(ステップS27)、その後ステップS26
に戻る。以下、ステップS24→S25→S26→S2
7→S24・・・のループを繰り返し実行する。これに
より、キーオフが検出されるまで、換言すれば演奏者が
押鍵を解除するまで自動伴奏データエリア内の自動伴奏
データに基づく自動伴奏が継続される。
【0070】上記ステップS26でキーオフがあったこ
とが判断されると、自動伴奏を終了させるかどうかが調
べられる(ステップS28)。この自動伴奏を終了させ
るかどうかを判断するにあたって、以下のような条件を
設けることができる。
とが判断されると、自動伴奏を終了させるかどうかが調
べられる(ステップS28)。この自動伴奏を終了させ
るかどうかを判断するにあたって、以下のような条件を
設けることができる。
【0071】第1は、無条件に自動伴奏を終了させ
る。この構成によれば、例えば複数の鍵が押されている
状態で最初の1つの鍵が離されると、つまりステップS
26でキーオフがあったことが判断されると自動伴奏は
終了する。
る。この構成によれば、例えば複数の鍵が押されている
状態で最初の1つの鍵が離されると、つまりステップS
26でキーオフがあったことが判断されると自動伴奏は
終了する。
【0072】第2は、全ての押鍵が解除、つまり離鍵
された場合に自動伴奏を終了させる。即ち、ワークエリ
アに記憶されている押鍵中を示すキーナンバが全てなく
なったときに自動伴奏の終了であることを認識する。従
って、複数の鍵が押されている状態で1つの鍵が離され
ても自動伴奏は終了せず、ステップS27へ分岐して自
動伴奏を継続する。この場合は、発音処理(ステップS
25)では従前の音をそのまま発音しても良いし、ま
た、離された鍵以外の鍵に対応する音に変更して発音す
るように構成しても良い。
された場合に自動伴奏を終了させる。即ち、ワークエリ
アに記憶されている押鍵中を示すキーナンバが全てなく
なったときに自動伴奏の終了であることを認識する。従
って、複数の鍵が押されている状態で1つの鍵が離され
ても自動伴奏は終了せず、ステップS27へ分岐して自
動伴奏を継続する。この場合は、発音処理(ステップS
25)では従前の音をそのまま発音しても良いし、ま
た、離された鍵以外の鍵に対応する音に変更して発音す
るように構成しても良い。
【0073】第3は、押鍵数が所定数以下になった時
に自動伴奏を終了させる。即ち、ワークエリアに記憶さ
れている押鍵中を示すキーナンバの数が所定数以下にな
ったときに自動伴奏の終了であることを認識する。この
場合も、発音処理(ステップS25)では従前の音をそ
のまま発音しても良いし、また、離された鍵以外の鍵に
対応する音に変更して発音するように構成しても良い。
に自動伴奏を終了させる。即ち、ワークエリアに記憶さ
れている押鍵中を示すキーナンバの数が所定数以下にな
ったときに自動伴奏の終了であることを認識する。この
場合も、発音処理(ステップS25)では従前の音をそ
のまま発音しても良いし、また、離された鍵以外の鍵に
対応する音に変更して発音するように構成しても良い。
【0074】このステップS28において、終了でない
ことが判断されるとステップS27へ分岐して発音を継
続する。一方、終了であることが判断されると、自動伴
奏処理を終了し、メインルーチンに戻る。
ことが判断されるとステップS27へ分岐して発音を継
続する。一方、終了であることが判断されると、自動伴
奏処理を終了し、メインルーチンに戻る。
【0075】次に、自動伴奏処理ルーチンの発音処理
(ステップS25)の詳細について、図6のフローチャ
ートを参照しながら詳細に説明する。
(ステップS25)の詳細について、図6のフローチャ
ートを参照しながら詳細に説明する。
【0076】発音処理では、先ず、自動伴奏データエリ
アから読み出された自動伴奏データが小節データ(BA
R)であるかどうかが調べられ(ステップS30)、小
節データであることが判断されると小節先頭処理が行わ
れる(ステップS31)。即ち、ステップタイムを計数
するカウンタの初期化処理等が行われる。その後自動伴
奏処理ルーチンに戻る。
アから読み出された自動伴奏データが小節データ(BA
R)であるかどうかが調べられ(ステップS30)、小
節データであることが判断されると小節先頭処理が行わ
れる(ステップS31)。即ち、ステップタイムを計数
するカウンタの初期化処理等が行われる。その後自動伴
奏処理ルーチンに戻る。
【0077】上記ステップS30で小節データでないこ
とが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出さ
れた自動伴奏データがエンドデータ(END)であるか
どうかが調べられ(ステップS32)、エンドデータで
あることが判断されるとアドレス初期化が行われる(ス
テップS33)。即ち、読出アドレスが、自動伴奏デー
タエリアの先頭アドレスに再設定される。その後自動伴
奏処理ルーチンに戻る。これにより、再度自動伴奏デー
タの先頭から自動伴奏が繰り返されることになる。
とが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出さ
れた自動伴奏データがエンドデータ(END)であるか
どうかが調べられ(ステップS32)、エンドデータで
あることが判断されるとアドレス初期化が行われる(ス
テップS33)。即ち、読出アドレスが、自動伴奏デー
タエリアの先頭アドレスに再設定される。その後自動伴
奏処理ルーチンに戻る。これにより、再度自動伴奏デー
タの先頭から自動伴奏が繰り返されることになる。
【0078】上記ステップS32でエンドデータでない
ことが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出
された自動伴奏データが制御データ(CTR)であるか
どうかが調べられ(ステップS34)、制御データであ
ることが判断されると制御処理が行われる(ステップS
35)。この制御処理では、データバイト(D1〜D
3)の内容に応じて、例えば、音量変更処理、音色変更
処理等が行われる。その後自動伴奏処理ルーチンに戻
る。
ことが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出
された自動伴奏データが制御データ(CTR)であるか
どうかが調べられ(ステップS34)、制御データであ
ることが判断されると制御処理が行われる(ステップS
35)。この制御処理では、データバイト(D1〜D
3)の内容に応じて、例えば、音量変更処理、音色変更
処理等が行われる。その後自動伴奏処理ルーチンに戻
る。
【0079】上記ステップS34で制御データでないこ
とが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出さ
れた自動伴奏データがトーンデータ(TONE)である
かどうかが調べられ(ステップS36)、トーンデータ
であることが判断されるとステップS37以下の発音処
理が行われる。
とが判断されると、自動伴奏データエリアから読み出さ
れた自動伴奏データがトーンデータ(TONE)である
かどうかが調べられ(ステップS36)、トーンデータ
であることが判断されるとステップS37以下の発音処
理が行われる。
【0080】即ち、先ず、変数iが「1」に初期設定さ
れる(ステップS37)。次いで、自動伴奏データエリ
アから読み出された自動伴奏データのGNOフィールド
の内容がGiであるかどうかが調べられる(ステップS
38)。従って、最初はGNOフィールドでG1、つま
り第1弦が指定されているかどうかが調べられることに
なる。ここで、GNOフィールドの内容がGiでないこ
とが判断されると、変数iがインクリメントされ(ステ
ップS41)、変数iが定数nより大きくなったかどう
かが調べられる(ステップS42)。ここで定数nは、
自動伴奏データの作成方法に応じて予め決定される値で
ある。例えば、図8に示されるように4音のカッティン
グ奏法による伴奏音を実現するべく作成された自動伴奏
データの場合は、n=4となる。
れる(ステップS37)。次いで、自動伴奏データエリ
アから読み出された自動伴奏データのGNOフィールド
の内容がGiであるかどうかが調べられる(ステップS
38)。従って、最初はGNOフィールドでG1、つま
り第1弦が指定されているかどうかが調べられることに
なる。ここで、GNOフィールドの内容がGiでないこ
とが判断されると、変数iがインクリメントされ(ステ
ップS41)、変数iが定数nより大きくなったかどう
かが調べられる(ステップS42)。ここで定数nは、
自動伴奏データの作成方法に応じて予め決定される値で
ある。例えば、図8に示されるように4音のカッティン
グ奏法による伴奏音を実現するべく作成された自動伴奏
データの場合は、n=4となる。
【0081】ここで変数iが定数nより大きくないこと
が判断されると、ステップS38に戻り、上述したと同
様の処理を繰り返す。上記ステップS38→S41→S
42→S38・・・のループの過程において、ステップ
S38でGNOフィールドの内容がGiであることが判
断されると、トーンデータ修飾が行われる(ステップS
39)。即ち、ワークエリアに格納されている押鍵中の
キーナンバのうち、最高音から第i番目のキーナンバが
トーンデータのGNOフィールドに埋め込まれた新しい
トーンデータが作成される。
が判断されると、ステップS38に戻り、上述したと同
様の処理を繰り返す。上記ステップS38→S41→S
42→S38・・・のループの過程において、ステップ
S38でGNOフィールドの内容がGiであることが判
断されると、トーンデータ修飾が行われる(ステップS
39)。即ち、ワークエリアに格納されている押鍵中の
キーナンバのうち、最高音から第i番目のキーナンバが
トーンデータのGNOフィールドに埋め込まれた新しい
トーンデータが作成される。
【0082】次いで、発音処理が行われる(ステップS
40)。即ち、上記ステップS39で作成された新しい
トーンデータが楽音発生装置17に送られる。これによ
り、楽音発生装置17でデジタル楽音信号が生成され、
D/A変換器18でアナログ楽音信号に変換され、増幅
器19で増幅されてスピーカ20から放音される。その
後、この発音処理ルーチンから自動伴奏処理ルーチンに
戻る。
40)。即ち、上記ステップS39で作成された新しい
トーンデータが楽音発生装置17に送られる。これによ
り、楽音発生装置17でデジタル楽音信号が生成され、
D/A変換器18でアナログ楽音信号に変換され、増幅
器19で増幅されてスピーカ20から放音される。その
後、この発音処理ルーチンから自動伴奏処理ルーチンに
戻る。
【0083】一方、上記ステップS38→S41→S4
2→S38・・・のループの過程において、ステップS
42で変数iが定数nより大きいことが判断されると自
動伴奏処理ルーチンに戻る。この場合は、処理しようと
するトーンデータのGNOフィールドに、処理すべき弦
番号(上記例では、G1〜G4)が存在しなかったこと
を意味し、この場合は発音が行なわれないことになる。
2→S38・・・のループの過程において、ステップS
42で変数iが定数nより大きいことが判断されると自
動伴奏処理ルーチンに戻る。この場合は、処理しようと
するトーンデータのGNOフィールドに、処理すべき弦
番号(上記例では、G1〜G4)が存在しなかったこと
を意味し、この場合は発音が行なわれないことになる。
【0084】上述した処理により実現される自動伴奏の
動作を、楽譜及び自動伴奏データの一例を参照しながら
更に説明する。図7は、自動伴奏が行われるコードとリ
ズムを示す楽譜である。なお、本発明では自動伴奏デー
タの長さ(単位)は任意であるが、説明を簡単にするた
めに1小節分だけを示している。
動作を、楽譜及び自動伴奏データの一例を参照しながら
更に説明する。図7は、自動伴奏が行われるコードとリ
ズムを示す楽譜である。なお、本発明では自動伴奏デー
タの長さ(単位)は任意であるが、説明を簡単にするた
めに1小節分だけを示している。
【0085】図7は、例えばギターでカッティング奏法
による伴奏を行うための楽譜である。かかる楽譜に従っ
て、ギターでカッティング奏法で演奏するについては何
等の問題もない。しかし、鍵盤型電子楽器で上記楽譜に
従って演奏しようとすると、1小節で15回もの押鍵/
離鍵の繰り返しを行う必要があり、相当の技術を習得し
た者でなければ演奏することができない。
による伴奏を行うための楽譜である。かかる楽譜に従っ
て、ギターでカッティング奏法で演奏するについては何
等の問題もない。しかし、鍵盤型電子楽器で上記楽譜に
従って演奏しようとすると、1小節で15回もの押鍵/
離鍵の繰り返しを行う必要があり、相当の技術を習得し
た者でなければ演奏することができない。
【0086】本発明のギター自動伴奏装置を用いる場合
は、演奏者は、小節の先頭で音名ド(C4)、ミ(E
4)、ソ(G4)及びシ(B4)の構成音でなるコード
を押し続けるだけで、図示するコード及びリズムの音が
自動伴奏される。この際、各コード構成音は同一のタイ
ミングで同時に発生されるのではなく、恰もギターによ
るカッティング奏法が行われたかの如く、発音タイミン
グが微妙にズレて発音される。また、各コード構成音の
ベロシティも、ギターによるカッティング奏法が行われ
たかの如く、それぞれ異なる。
は、演奏者は、小節の先頭で音名ド(C4)、ミ(E
4)、ソ(G4)及びシ(B4)の構成音でなるコード
を押し続けるだけで、図示するコード及びリズムの音が
自動伴奏される。この際、各コード構成音は同一のタイ
ミングで同時に発生されるのではなく、恰もギターによ
るカッティング奏法が行われたかの如く、発音タイミン
グが微妙にズレて発音される。また、各コード構成音の
ベロシティも、ギターによるカッティング奏法が行われ
たかの如く、それぞれ異なる。
【0087】図8は、かかる本発明に適用される自動伴
奏データの一例を示すものであり、図7に示した楽譜に
対応している。図8の最初の4個のデータ(データ番号
1〜4)は、楽譜の最初のコード(4個の16分音符)
に対応するものである。ステップタイム計算用のクロッ
クは、16分音符当り12個で構成されるものとする。
奏データの一例を示すものであり、図7に示した楽譜に
対応している。図8の最初の4個のデータ(データ番号
1〜4)は、楽譜の最初のコード(4個の16分音符)
に対応するものである。ステップタイム計算用のクロッ
クは、16分音符当り12個で構成されるものとする。
【0088】データ番号1からデータ番号4になるに連
れてステップタイムSTPが1クロック分ずつ増加して
いる。同様に、弦番号はG1、G2、G3及びG4の順
で選択される。従って、最初の16分休符の後(略12
クロックが経過した後)に第1弦から発音タイミングが
順次1クロックずつズレた4音が発生される。これによ
り、カッティング奏法のアップストロークで演奏した場
合と同様の音が発生される。また、タッチデータTD
は、最初に弾かれる弦、つまりデータ番号1のタッチデ
ータから順次小さい値(85→83→82→81)とな
るように作成されている。これより、最初に触れた弦の
ベロシティが最も強く、以下、順次小さくなるような音
が発生され、カッティング奏法を行った場合と同様の音
が発生される。アクセントを付ける場合は、例えばデー
タ番号21〜24に見られるように、このタッチデータ
の値を相対的に大きくすれば良い。また、ゲートタイム
GATEは16分休符の長さ、つまり12クロック分の
長さである。スタッカート的に演奏しようとすれば、例
えばデータ番号17〜20に見られるように、このゲー
トタイムGATEの値を短くすれば良い。
れてステップタイムSTPが1クロック分ずつ増加して
いる。同様に、弦番号はG1、G2、G3及びG4の順
で選択される。従って、最初の16分休符の後(略12
クロックが経過した後)に第1弦から発音タイミングが
順次1クロックずつズレた4音が発生される。これによ
り、カッティング奏法のアップストロークで演奏した場
合と同様の音が発生される。また、タッチデータTD
は、最初に弾かれる弦、つまりデータ番号1のタッチデ
ータから順次小さい値(85→83→82→81)とな
るように作成されている。これより、最初に触れた弦の
ベロシティが最も強く、以下、順次小さくなるような音
が発生され、カッティング奏法を行った場合と同様の音
が発生される。アクセントを付ける場合は、例えばデー
タ番号21〜24に見られるように、このタッチデータ
の値を相対的に大きくすれば良い。また、ゲートタイム
GATEは16分休符の長さ、つまり12クロック分の
長さである。スタッカート的に演奏しようとすれば、例
えばデータ番号17〜20に見られるように、このゲー
トタイムGATEの値を短くすれば良い。
【0089】同様に、データ番号5〜8はカッティング
奏法のダウンストロークを実現するためのトーンデータ
である。ステップタイムの増加方向に対する弦番号が、
上記データ番号1〜4の場合と逆になっている。
奏法のダウンストロークを実現するためのトーンデータ
である。ステップタイムの増加方向に対する弦番号が、
上記データ番号1〜4の場合と逆になっている。
【0090】以上説明したように、この実施例によれ
ば、鍵盤装置16で例えばコードが押された場合に、そ
のコードを構成する各音を検出し、検出された各音に対
してギターの各弦に対応する弦番号を割り当てる。例え
ば検出されたコード構成音のうち最も高い音を第1弦
(最も細い弦)に割り当て、以下音が低くなるに従っ
て、順次第2弦、第3弦・・・(順次弦は太くなる)と
割り当てる。
ば、鍵盤装置16で例えばコードが押された場合に、そ
のコードを構成する各音を検出し、検出された各音に対
してギターの各弦に対応する弦番号を割り当てる。例え
ば検出されたコード構成音のうち最も高い音を第1弦
(最も細い弦)に割り当て、以下音が低くなるに従っ
て、順次第2弦、第3弦・・・(順次弦は太くなる)と
割り当てる。
【0091】一方、RAM12の自動伴奏データエリア
に記憶された自動伴奏データは、通常の自動伴奏データ
が有する音高を指定するための「キーナンバ」の代わり
に「弦番号」を有している。そして、鍵盤装置16の鍵
が押されると自動伴奏データエリアから自動伴奏データ
が読み出されて自動伴奏音の発生が開始される。この
際、自動伴奏データエリアから読み出された自動伴奏デ
ータに含まれる弦番号が参照され、この弦番号に一致す
る弦番号を有するコード構成音が音高を決定するために
使用される。即ち、上記キーナンバの代わりに弦番号に
対応する音の音高が使用される。
に記憶された自動伴奏データは、通常の自動伴奏データ
が有する音高を指定するための「キーナンバ」の代わり
に「弦番号」を有している。そして、鍵盤装置16の鍵
が押されると自動伴奏データエリアから自動伴奏データ
が読み出されて自動伴奏音の発生が開始される。この
際、自動伴奏データエリアから読み出された自動伴奏デ
ータに含まれる弦番号が参照され、この弦番号に一致す
る弦番号を有するコード構成音が音高を決定するために
使用される。即ち、上記キーナンバの代わりに弦番号に
対応する音の音高が使用される。
【0092】従って、ダウンストローク又はアップスト
ロークによるカッティング奏法を模擬するような発音タ
イミング、ベロシティを有する複数の自動伴奏データ、
つまり、発音タイミングが微小時間で増加し、ベロシテ
ィが順次大きく(又は小さく)なるような複数の自動伴
奏データを作成し、更に所定のリズムを形成するべく各
自動伴奏データの音長を決定して記憶手段に格納してお
けば、鍵盤装置16で指定されたコード構成音が自動伴
奏データに応じた発音タイミング、ベロシティ、音長
(リズム)で発音される。これにより、恰もギターによ
るカッティング奏法のような自動伴奏が行われることに
なる。また、音高つまりコード構成音は、自動伴奏デー
タで指定するのではなく鍵盤装置で指定するので、従来
のように、コード進行に応じた全曲分の楽音データを作
成しておく必要がなく、例えば数小節分の自動伴奏デー
タを作成しておくだけで種々の自動伴奏に対応できる。
ロークによるカッティング奏法を模擬するような発音タ
イミング、ベロシティを有する複数の自動伴奏データ、
つまり、発音タイミングが微小時間で増加し、ベロシテ
ィが順次大きく(又は小さく)なるような複数の自動伴
奏データを作成し、更に所定のリズムを形成するべく各
自動伴奏データの音長を決定して記憶手段に格納してお
けば、鍵盤装置16で指定されたコード構成音が自動伴
奏データに応じた発音タイミング、ベロシティ、音長
(リズム)で発音される。これにより、恰もギターによ
るカッティング奏法のような自動伴奏が行われることに
なる。また、音高つまりコード構成音は、自動伴奏デー
タで指定するのではなく鍵盤装置で指定するので、従来
のように、コード進行に応じた全曲分の楽音データを作
成しておく必要がなく、例えば数小節分の自動伴奏デー
タを作成しておくだけで種々の自動伴奏に対応できる。
【0093】また、離鍵が検出された場合は自動伴奏音
の発生が停止される。従って、鍵盤装置16で例えばコ
ードが押された場合に、所定のリズムでカッティング奏
法を模擬した自動伴奏が開始され、離鍵することにより
この自動伴奏が停止される。従って、演奏者は、任意の
タイミングでカッティング奏法により自動伴奏を開始さ
せ、また、停止させることができるので使い勝手に優れ
たものとなっている。
の発生が停止される。従って、鍵盤装置16で例えばコ
ードが押された場合に、所定のリズムでカッティング奏
法を模擬した自動伴奏が開始され、離鍵することにより
この自動伴奏が停止される。従って、演奏者は、任意の
タイミングでカッティング奏法により自動伴奏を開始さ
せ、また、停止させることができるので使い勝手に優れ
たものとなっている。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
カッティング奏法を容易に実現できるギター自動伴奏装
置を提供できる。
カッティング奏法を容易に実現できるギター自動伴奏装
置を提供できる。
【図1】本発明のギター自動伴奏装置が適用された電子
楽器の実施例の構成を示すブロック図である。
楽器の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は本発明の実施例における自動伴奏デー
タのフォーマットを示す図であり、(B)はギターの弦
と弦番号の対応を説明するための図である。
タのフォーマットを示す図であり、(B)はギターの弦
と弦番号の対応を説明するための図である。
【図3】本発明の実施例のメモリマップを示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(メインルーチン)である。
(メインルーチン)である。
【図5】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(自動伴奏処理ルーチン)である。
(自動伴奏処理ルーチン)である。
【図6】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(発音処理ルーチン)である。
(発音処理ルーチン)である。
【図7】本発明の実施例の動作を説明するためのコード
とリズムの一例を示す楽譜である。
とリズムの一例を示す楽譜である。
【図8】図7の楽譜に示された伴奏を実現するための自
動伴奏データの一例を示す図である。
動伴奏データの一例を示す図である。
【符号の説明】 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 入出力ポート 14 パネル操作子 15 表示装置 16 鍵盤装置 17 楽音発生装置 18 D/A変換器 19 増幅器 20 スピーカ 30 システムバス
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも発音タイミング、弦番号、ベ
ロシティ及び音長を指定するデータが含まれた自動伴奏
データが複数記憶された記憶手段と、 鍵盤装置と、 該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する検出手段と、 該検出手段で検出された音に弦番号を割り当てる割当手
段と、 前記鍵盤装置の押鍵に応じて前記記憶手段から自動伴奏
データを順次読み出す読出手段と、 該読出手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に
一致する弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた
音の音高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏
データに基づいて発生する伴奏音発生手段、 とを具備したことを特徴とするギター自動伴奏装置。 - 【請求項2】 少なくとも発音タイミング、弦番号、ベ
ロシティ及び音長を指定するデータが含まれた自動伴奏
データが複数記憶された記憶手段と、 鍵盤装置と、 該鍵盤装置の押鍵に対応する音を検出する検出手段と、 該検出手段で検出された音に弦番号を割り当てる割当手
段と、 前記鍵盤装置の押鍵に応じて前記記憶手段から自動伴奏
データを順次読み出す読出手段と、 該読出手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号に
一致する弦番号を有する前記割当手段で割り当てられた
音の音高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴奏
データに基づいて発生する伴奏音発生手段と、 を具備し、前記鍵盤装置の離鍵が検出された場合に、前
記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停止することを
特徴とするギター自動伴奏装置。 - 【請求項3】 前記検出手段は、前記鍵盤装置の何れか
の鍵の押下から所定時間内に押下された鍵を検出し、前
記割当手段は、該検出手段で検出された各鍵に対応する
音に弦番号を割り当てることを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載のギター自動伴奏装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、前記鍵盤装置の所定数
の鍵が押下されたことを検出し、前記割当手段は、該検
出手段で検出された各鍵に対応する音に弦番号を割り当
てることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のギ
ター自動伴奏装置。 - 【請求項5】 前記鍵盤装置の1つの鍵の離鍵が検出さ
れた場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を
停止することを特徴とする請求項2に記載のギター自動
伴奏装置。 - 【請求項6】 前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離鍵が
検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の
発生を停止することを特徴とする請求項2に記載のギタ
ー自動伴奏装置。 - 【請求項7】 前記鍵盤装置の所定数より少ない数の離
鍵が検出された場合は、前記伴奏音発生手段による伴奏
音の発生を継続し、前記鍵盤装置の所定数以上の鍵の離
鍵が検出された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏
音の発生を停止することを特徴とする請求項2に記載の
ギター自動伴奏装置。 - 【請求項8】 前記鍵盤装置の所定数より少ない鍵の離
鍵が検出された場合は、前記割当手段は押鍵中の鍵に対
応する音に弦番号を割り当て、前記伴奏音発生手段は、
前記読出手段で読み出された自動伴奏データ中の弦番号
に一致する弦番号を有する前記割当手段で割り当てられ
た音の音高を有する伴奏音を、当該読み出された自動伴
奏データに基づいて発生し、前記鍵盤装置の所定数以上
の鍵の離鍵が検出された場合に、前記伴奏音発生手段に
よる伴奏音の発生を停止することを特徴とする請求項2
に記載のギター自動伴奏装置。 - 【請求項9】 前記所定数の鍵は、全ての鍵であること
を特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載のギ
ター自動伴奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6180729A JPH0822282A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | ギター自動伴奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6180729A JPH0822282A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | ギター自動伴奏装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0822282A true JPH0822282A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16088289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6180729A Pending JPH0822282A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | ギター自動伴奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822282A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100409577C (zh) * | 1997-12-02 | 2008-08-06 | 三星电子株式会社 | 通信终端的乐曲输入方法 |
JP2009157051A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yamaha Corp | 自動演奏装置 |
JP2009157052A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yamaha Corp | 自動演奏装置 |
CN104050952A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 卡西欧计算机株式会社 | 演奏装置及演奏方法 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP6180729A patent/JPH0822282A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100409577C (zh) * | 1997-12-02 | 2008-08-06 | 三星电子株式会社 | 通信终端的乐曲输入方法 |
JP2009157051A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yamaha Corp | 自動演奏装置 |
JP2009157052A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yamaha Corp | 自動演奏装置 |
CN104050952A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 卡西欧计算机株式会社 | 演奏装置及演奏方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010406 |