JPH04247493A - 電子楽器の音楽的ファクタ変更装置 - Google Patents

電子楽器の音楽的ファクタ変更装置

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Publication number
JPH04247493A
JPH04247493A JP3012325A JP1232591A JPH04247493A JP H04247493 A JPH04247493 A JP H04247493A JP 3012325 A JP3012325 A JP 3012325A JP 1232591 A JP1232591 A JP 1232591A JP H04247493 A JPH04247493 A JP H04247493A
Authority
JP
Japan
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data
musical
key
tempo
performance
Prior art date
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Pending
Application number
JP3012325A
Other languages
English (en)
Inventor
Shu Nagataki
周 永瀧
Noboru Akagawa
赤川 登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器の音楽的ファ
クタ変更装置に関し、特に演奏の繰り返しに応じて音楽
的ファクタを変更するものに関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子楽器の分野において、演奏情報
、例えばシーケンス情報を記憶しておき、このシーケン
ス情報を順次読み出して、自動的に演奏を行うものが実
現されている。このシーケンス情報は例えば複数列のキ
ーナンバデータとステップタイムデータとよりなり、キ
ーナンバデータは楽音の音高を示し、ステップタイムデ
ータは曲の先頭または小節の先頭から楽音の発音の開始
までの時間を示している。この場合、各楽音の音色デー
タ及び移調データ、演奏のテンポデータは、自動演奏の
前にあらかじめ演奏者が電子楽器に設定しておくもので
ある。つまり、自動演奏前に所望の音色スイッチをオン
し、移調つまみやテンポつまみを所望のデータに設定し
ておくのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに自動演奏前に各音楽的ファクタを設定すると、この
後、演奏終了までこの音楽的ファクタは変化せず固定し
たものとなってしまう。そのため、自動演奏の内容が単
調なものになってしまうという問題があった。
【0004】そこで、自動演奏の最中に音色スイッチを
切り換えたり、移調つまみやテンポつまみを操作したり
することも考えられるが、演奏の途中にこれを行うこと
は非常に面倒なことである。また、このような操作は演
奏の切れ目、例えば小節の終わりに行わないと演奏内容
が不自然になってしまい、操作のタイミングが非常に難
しいものであった。
【0005】このほか、電子楽器にはフィルイン機能と
いって、自動演奏中にフルインボタンを操作すると、1
フレーズ乃至2フレーズ演奏内容が変化するものである
。しかし、このフィルイン演奏の後は再び元の演奏内容
に戻ってしまうものであった。このフィルイン機能もボ
タン操作によらなくてはならず、やはり非常に面倒なも
のであった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、面倒な操作をしなくとも、自動
的に自動演奏に係る音色、音高、テンポ等の音楽的ファ
クタを変更させることができ、変化に富んだ自動演奏を
行うことのできる電子楽器の音楽的ファクタ変更装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明は、自動演奏の繰り返し状態に応じて、自動演
奏情報に係る音楽的ファクタを変更するようにしたもの
である。ここで、音楽的ファクタとは、テンポ、音高、
音色等である。また、自動演奏とは、一曲分の演奏のほ
か、1乃至数小節、1乃至数フレーズ、1乃至数モチー
フの自動演奏までも含む。
【0008】
【作用】これにより、自動演奏が繰り返されるごとに音
楽的ファクタが順次自動的に変化してゆき、面倒な操作
をしなくとも自動的に変化に富んだ自動演奏を行うこと
ができる。
【0009】
【実施例】1.全体回路 図2は電子楽器の全体回路を示している。キーボード1
の各キーは、キースキャン回路2によってスキャンされ
、キーオン、キーオフを示すデータが検出され、CPU
5によってワーキングRAM6に書き込まれる。そして
、それまでワーキングRAM6に記憶されていた各キー
のオン、オフの状態を示すデータと比較され、各キーの
オンイベント、オフイベントの判別が、CPU5によっ
て行われる。なお、上記キーボード1は、電子弦楽器、
電子吹奏(管)楽器、電子打楽器(パッド等)、コンピ
ュータのキーボード等で代用してもよい。
【0010】パネルスイッチ群3の各キーは、パネルス
キャン回路4によって、スキャンされる。このスキャン
により、各キーのオン、オフを示すデータが検出され、
CPU5によってワーキングRAM6に書き込まれる。 そして、それまでワーキングRAM6に記憶されていた
各キーのオン、オフの状態を示すデータと比較され、各
キーのオンイベント、オフイベントの判別が、CPU5
によって行われる。ワーキングRAM6に記憶されてい
る上述したデータや各種処理データは、LCD(液晶表
示装置)7またはLED(発光ダイオード)8に送られ
、データ内容に応じた表示が行われる。
【0011】パターンROM9には、自動演奏のための
リズム、ベース、バッキング、アルペジオ、コード、メ
ロディ等のシーケンス情報が複数曲分あらかじめ記憶さ
れている。また、ROM/RAMカード12は、内部に
ROMまたはRAMを内蔵したカードであり、上述した
シーケンス情報や波形データ等が記憶される。データR
AM10にもシーケンス情報が記憶されており、このシ
ーケンス情報は、パターンROM9またはROM/RA
Mカード12から転送されるもののほか、この転送され
たデータを書き換えて編曲したデータや、演奏者が新た
に作成したデータ等である。後述するステップ05のシ
ーケンス演奏処理は、これらパターンROM9、データ
RAM10またはROM/RAMカード12に記憶され
たシーケンス情報に基づいて行われる。
【0012】プログラムROM11には、CPU5が各
種処理を行うためのプログラムが記憶されている。この
プログラムROM11には、さらにコードデコーダが形
成されるほか、その他の情報が記憶されている。コード
デコーダはコードタイプ及びコードルートを示すコード
データが与えられると、このコードの各構成音のキーナ
ンバデータに応じたデータが読み出されるものである。
【0013】サウンドシステム13は、上記キーボード
1のオンキーに応じた音高、キーオンまたはキーオフの
ベロシティ、パネルスイッチ群3のオンスイッチに応じ
た音色等に応じた楽音信号を生成する。ここでベロシテ
ィとは、キーボード1の各キーの発音操作の速さまたは
強さを示すデータである。このサウンドシステム13に
は、複数チャンネル分、例えば16チャンネル分の楽音
生成系が時分割処理により形成されており、楽音をポリ
フォニックに発音させることができる。この各チャンネ
ルに割り当てられる楽音に関するデータはアサインメン
トメモリ(図示せず)に記憶される。
【0014】このサウンドシステム13によって、波形
ROM14から各種波形データの読み出しが行われる。 この波形データは、上記音高、ベロシティ、音色に応じ
たものとなっている。ミディインタフェース15は、外
部接続された電子楽器との間で楽音データの送受を行う
ためのインタフェースである。この楽音データはMID
I(ミュージカルインスツルメントデジタルインタフェ
ース)規格のもので、この楽音データに基づいた発音も
行われる。
【0015】2.パネルスイッチ群3 図3はパネルスイッチ群3、LCD7及びLED8を示
している。パネルスイッチ群3は、オーバドライブキー
(OVERDRIVE)21、ベースキー(BASS)
22、コードキー(CHORD)23、テンポキー(T
EMPO)24、−キー25a、+キー25b、スター
ト/ストップキー(START/STOP)26、フィ
ルイン/コンティニューキー(FILL  IN/CO
NT)27、イントロ/エンディングキー(INTRO
/ENDING)28、エディットキー(EDIT)2
9、カードキー(CARD)30、デモキー(DEMO
)31、「0〜9」のテンキー32、スペシャルキー(
SPECIAL)33、エンターキー(ENTER)3
4及び4つのボリューム35、36、37、38等より
なっている。
【0016】オーバドライブキー21は接続された電子
楽器のオーバドライブのオン/オフを切り換えるキーで
ある。オーバドライブは、音楽的効果の1つであり、楽
音波形のピークをクリップさせるクリッピングひずみを
発生させるものである。ベースキー22は、演奏のベー
スパートの音量を調整するキーである。コードキー23
は、演奏のコードパート及びバッキングパートの音量を
調整するキーである。テンポキー24は、設定テンポの
値を表示させるキーである。
【0017】−キー25a及び+キー25bは、上記キ
ーボード1全体の音域を半音単位で移調するほか、LC
D7の表示カーソルを移動したり、各種処理で「YES
(実行)」「NO(不実行)」の機能を指示するキーで
ある。スタート/ストップキー26は、シーケンス情報
に基づく自動演奏をスタートさせたりストップさせたり
するキーである。フィルイン/コンティニューキー27
は、演奏中にベースやコードを短いフレーズだけ変化さ
せたり、演奏停止中に自動演奏を継続して再開させるキ
ーである。イントロ/エンディングキー28は、演奏開
始時に曲のイントロフレーズを演奏したり、演奏終了時
に曲のエンディングフレーズを演奏するキーである。エ
ディットキー29は、自動演奏のためのシーケンス情報
の入力または修正のモードを指定するキーである。
【0018】カードキー30は、上述のROM/RAM
カード12へのアクセスを指定するキーである。デモキ
ー31は、デモ演奏を指定するキーである。テンキー3
2は、複数曲分のシーケンス情報のソングナンバの選択
等、コードの種類、音色の種類等の各種データ及び各種
コマンドの値の入力を行うキーである。スペシャルキー
33は、テンキー32と組み合せ操作されて、各種モー
ドを指定したり、これを解除するキーである。エンター
キー34は、入力したデータまたはコマンドの処理を指
示するキーである。ボリューム35〜38は、リズム音
の音量、接続された電子楽器の音量、上記オーバドライ
ブの深さ、テンポ値を設定するものである。
【0019】上記スペシャルキー33とテンキー32の
1つの同時押しにより、音楽的ファクタの変更内容を設
定するモードとなり、スペシャルキー33のみのオンに
より、このモードが解除される。この音楽的ファクタの
変更は、自動演奏のリターンごとに音楽的ファクタを変
更するものである。このモードでは、ボリューム38ま
たは−キー25aもしくは+キー25bを操作すること
により、音楽的ファクタの変更内容がテンポデータのア
ップ、テンポデータのダウン、テンポデータへのランダ
ム値の加算、トランスポーズデータのアップ、トランス
ポーズデータのダウン、トランスポーズデータへのラン
ダム値の加算またはトーンナンバ(音色)データのラン
ダム値への変更が選択される。この設定及び選択の方法
は上記のものに限られない。
【0020】LCD7には、上記各キー21〜34、ボ
リューム35〜38の操作から一定時間のみ、操作キー
に応じた入力データまたは入力コマンドが切換表示され
る。このLCD7には、自動演奏中には現在のコードと
次のコードとが表示される。LED8は、設定テンポに
応じた速さで点滅するようになっている。このほか、図
示しないが、上記ROM/RAMカード12が挿入され
るスロット、上記ミディインタフェース15用のコネク
タ等も設けられている。
【0021】3.データRAM10 図4は、データRAM10を示すものである。このデー
タRAM10には、ソングナンバ「90」から「99」
までの10曲分のシーケンス情報が記憶される。このシ
ーケンス情報はリズムパート及びコードパートのコード
進行データであるが、メロディ、ベース、バッキング、
アルペジオ等のパートについても記憶可能である。また
、ソングナンバも「90」〜「99」に限定されないし
、曲数も10曲に限定されない。なお、ソングナンバ「
0」〜「89」のシーケンス情報は、上述したパターン
ROM9やROM/RAMカード12に記憶されており
、このシーケンス情報をそのままソングナンバ「90」
〜「99」のシーケンス情報としたり、修正編曲してソ
ングナンバ「90」〜「99」のシーケンス情報とした
りすることができる。また、演奏者が新たに入力したシ
ーケンス情報をソングナンバ「90」〜「99」とする
こともできる。
【0022】このシーケンス情報は、コードデータとス
テップタイムデータからなるコードデータ群、バーマー
クデータ及びリターンコマンド等の特殊コマンド等から
なっている。コードデータはコードタイプ及びコードル
ートとを示すデータであり、このコードの構成音の楽音
データがアサインメントメモリ(図示せず)にセットさ
れて楽音が発音される。ステップタイムデータは、曲の
先頭または小節の先頭すなわちバーマークデータからコ
ードデータに応じた楽音の発音開始またはコマンド実行
までの時間を示すデータである。このステップタイムデ
ータに対し、後述するシーケンスクロックカウンタ66
の値が一致すると、上記コードデータに応じた楽音が発
音されたり、コマンドが実行されたりする。このシーケ
ンスクロックカウンタ66は、設定テンポに応じた速度
でインクリメントされ、1小節分のカウントごとにクリ
アされる。バーマークデータは各小節の区切りを示すデ
ータである。
【0023】またシーケンス情報の先頭には、インデッ
クスデータが記憶されており、このインデックスデータ
は、リズムナンバデータ、ソングネームデータ、拍子デ
ータ、テンポデータなどからなっている。リズムナンバ
データは、上記パターンROM9に記憶されているリズ
ムパターンのナンバデータを示しており、このシーケン
ス情報による自動演奏でこのリズムパターンが演奏され
る。拍子データ、テンポデータはこのシーケンス情報に
よる自動演奏の拍子、テンポを示すデータである。この
拍子データは、最大ビート数として最大ビート数レジス
タ51に記憶されるし、テンポデータはテンポデータレ
ジスタ46に記憶される。なお、上記インデックスデー
タにトランスポーズデータ等も含めてもよく、このトラ
ンスポーズデータは、トランスポーズデータレジスタ4
5に記憶される。
【0024】上記リターンコマンドは、曲の先頭の戻っ
て曲を繰り返すためのコマンドである。リターンコマン
ドは、上述したようにテンポデータのアップ、テンポデ
ータのダウン、テンポデータへのランダム値の加算、ト
ランスポーズデータのアップ、トランスポーズデータの
ダウン、トランスポーズデータへのランダム値の加算ま
たはトーンナンバ(音色)データのランダム値への変更
の7種類ある。このリターンコマンドが読み出されるご
とに、それぞれテンポデータ、トランスポーズデータ、
トーンナンバデータが変更される。
【0025】特殊コマンドには、上記リターンコマンド
のほか、ストップコマンド、エンディングコマンド、パ
ートオン/オフコマンド、バリエーションチェンジコマ
ンドチェインソングコマンド、フィルインコマンド等が
ある。ストップコマンドは、ここで直ちに自動演奏を終
了するためのコマンドである。エンデイングコマンドは
、自動演奏を終了するにあたり、上記パターンROM9
に記憶されているエンディングパターンを演奏して自動
演奏を終了するためのコマンドである。パートオン/オ
フコマンドは、後述するメロディ、リズム、ベース、ド
ラム、ハット、ピアノ、バイオリン、フルート等の演奏
パートそれぞれにつき、発音をマスキングしたり、マス
キングを解除したりするためのコマンドである。バリエ
ーションチェンジコマンド及びチェインソングコマンド
は、読み出しているシーケンス情報を他のシーケンス情
報に変更するコマンドである。フィルインコマンドは、
フィルイン演奏を1乃至数フレーズ演奏するコマンドで
ある。
【0026】4.シーケンス情報 図5は上記シーケンス情報の別の例を示すものである。 図5(1)のシーケンス情報は、キーナンバ(音高)デ
ータ、ゲートタイムデータ、ベロシティデータ、パート
データ及びステップタイムデータからなる音符データ群
と、この音符データ群の間に挿入されるバーマークデー
タ、トーンナンバデータ、パートデータ及びステップタ
イムデータ等からなっている。図5(2)のシーケンス
情報は、ベロシティデータとステップタイムデータから
なるビートデータ群と、このビートデータ群の間に挿入
されるバーマークデータ、トーンナンバデータ、パート
データ及びステップタイムデータ等からなっている。図
5(3)のシーケンス情報は、1拍につき48ステップ
分のステップエリア群よりなり、各ステップエリアのう
ちコードが発音または変更するステップエリアにコード
データが記憶されている。各ステップエリアはデータの
有無に関係なく、1/48拍ごとに読み出される。また
これらコードデータの間には、バーマークデータ等が挿
入される。
【0027】ステップタイムデータは、上述した通りで
ある。またゲートタイムデータは楽音の発音開始から発
音終了までの時間を示すデータである。ゲートタイムデ
ータは、後述するシーケンスクロックカウンタ66がイ
ンクリメントされると、逆にデクリメントされ、「0」
になると消音処理される。パートデータは、メロディ、
コード、リズム、ベース、バッキング、アルペジオ、ド
ラム、ハット、ピアノ、バイオリン、フルート等の演奏
パートを示すデータである。トーンナンバナンバデータ
は、音色を示すデータであり、自動演奏時に後述するワ
ーキングRAM6のトーンナンバナンバデータレジスタ
47にセットされる。インデックスデータは上記図4の
ものと同じである。上記ステップタイムデータは省略し
て、図5(3)のシーケンス情報の形式で記憶するよう
にしてもよい。なお、これらシーケンス情報には、上述
した特殊コマンドを記憶するようにしてもよい。
【0028】5.ワーキングRAM6 図6は、ワーキングRAM6の一部を示すものである。 このワーキングRAM6には、書き込みプロテクトフラ
グレジスタ41、モードフラグレジスタ42、エフェク
トフラグレジスタ43、オーバドライブデータレジスタ
44、トランスポーズデータレジスタ45、テンポデー
タレジスタ46、トーンナンバデータレジスタ47…、
リターン数レジスタ48、LEDカウンタ50、最大ビ
ート数レジスタ51、LCD常時表示レジスタ61、L
CD一時表示レジスタ62、表示タイマレジスタ63、
テンポカウンタ65、シーケンスクロックカウンタ66
、バーカウンタ67等が形成されている。
【0029】書き込みプロテクトフラグレジスタ41は
10ビットレジスタであり、各ビットエリアに上述の1
0曲のソングのシーケンス情報に対応した書き込みプロ
テクトフラグが記憶される。この書き込みプロテクトフ
ラグが「1」でシーケンス情報の書き換えにプロテクト
がかかり、「0」で書き換えのプロテクトが解除される
。この1/0は逆特性であってもよい。
【0030】モードフラグレジスタ42には、各種モー
ドが設定されたとき、例えば上記自動演奏の音楽的ファ
クタの変更内容設定モード等が設定されたときにフラグ
がセットされる。このレジスタ42には、他のモードフ
ラグもセットされる。エフェクトフラグレジスタ43に
は、上記オーバドライブキー21によって設定されるオ
ーバドライブ等、各種エフェクトが設定されたときに各
ビットがセットされる。
【0031】オーバドライブデータレジスタ44には、
上記ボリューム37によって入力されたオーバドライブ
の深さを示すデータがセットされる。トランスポーズデ
ータレジスタ45には、上記−キー25a、+キー25
bによって入力されたトランスポーズデータがセットさ
れる。テンポデータレジスタ46には、上記ボリューム
38によって入力されたテンポの値を示すデータがセッ
トされる。このテンポデータレジスタ46には、上記テ
ンポデータを例えば1拍の1/48の時間長の216分
の1の値に変換したデコードテンポデータも記憶される
【0032】トーンナンバデータレジスタ47…には、
自動演奏中のシーケンス情報の演奏楽音の音色を示しト
ーンナンバデータとメロディ、コード、リズム等の演奏
パートを示すパートデータがセットされる。このトーン
ナンバデータは、発音タイミングごとに他のデータとと
もにアサインメントメモリに転送される。
【0033】リターン数レジスタ48には、上記リター
ンコマンドに基づいた、シーケンス情報の自動演奏の繰
り返し回数が記憶される。LEDカウンタ50は、LE
D8の点灯時間をカウントするためのカウンタである。 最大ビート数レジスタ51には、自動演奏されるシーケ
ンス情報の拍子データがセットされる。この拍子データ
は、48倍した値としてもよい。
【0034】LCD常時表示レジスタ61には、上記L
CD7に常時表示される常時表示データが記憶される。 LCD一時表示レジスタ62には、上記LCD7に一時
的に表示される一時表示データが記憶される。これらレ
ジスタ61、62はLCD7に表示される文字分の記憶
エリアを有している。一時表示データは、上記各キー2
1〜34、ボリューム35〜38の操作に応じた入力デ
ータまた入力コマンドの表示データであり、この操作か
ら一定時間、例えば5秒間表示され、この後は上記常時
表示データが表示される。表示タイマレジスタ63は、
一時表示データの表示時間のタイムカウントを行うため
のレジスタである。
【0035】テンポカウンタ65には、上記テンポデー
タレジスタ46内のデコードテンポデータが一定時間ご
とに累算され、1/48拍分の値すなわち216を越え
てオーバフローすると、シーケンスクロックカウンタ6
6が+1される。このとき、シーケンス演奏処理が実行
される。シーケンスクロックカウンタ66が最大ビート
数データの48倍の値を越えると、1小節の時間長のカ
ウントがおこなわれたことになり、バーカウンタ67が
+1される。このほか、ワーキングRAM6には、上記
リズムナンバデータ、現在自動演奏中のシーケンス情報
のソングナンバ等も記憶される。
【0036】6.メインルーチン 図7はメインルーチンのフローチャートを示すものであ
る。この処理は、電源投入によりスタートする。この処
理では、CPU5はまず、ワーキングRAM6のクリア
等のイニシャライズ処理を行い(ステップ01)、パネ
ルスイッチ群3の各キー21〜34、ボリューム35〜
38のオンイベントまたはオフイベントがあれば(ステ
ップ02)、各キー21〜34、ボリューム35〜38
の入力データまたは入力コマンドに応じたパネルスイッ
チ処理を行う(ステップ03)。そして、テンポカウン
タ65がオーバフローしていれば(ステップ04)、シ
ーケンス演奏処理を行う(ステップ05)。次に、ミデ
ィデータがミディI/O15に受信蓄積されているか否
かを判別し(ステップ06)、受信蓄積されていればこ
のミディデータに応じた処理を行う(ステップ07)。 さらに、キーボード1にてキーオンイベントまたはキー
オフイベントがあれば(ステップ08)、このイベント
に応じたキー処理を行う(ステップ09)。
【0037】7.シーケンス演奏処理 図8は上記ステップ05のシーケンス演奏処理のフロー
チャートを示すものである。この処理は、テンポカウン
タ65がオーバフローして1/48拍の時間が経過した
ときに行われる。このシーケンス演奏処理は、コードの
シーケンス演奏処理と、コード以外のリズム、メロディ
、ベース等のシーケンス演奏処理とがあり、一方の処理
の後、他方の処理が行われるが、両者はほぼ同じ処理で
あるので、以下コードのシーケンス演奏処理についての
み詳述する。
【0038】この処理では、CPU5は、テンポカウン
タ65をクリアし(ステップ84)、シーケンスクロッ
クカウンタ66を+1する(ステップ85)。そして、
このシーケンスクロックカウンタ66の値が「48」で
割り切れるか否か判別する(ステップ86)。1拍分の
時間が経過すると、シーケンスクロックカウンタ66の
値が「48」で割り切れることになる。シーケンスクロ
ックカウンタ66の値が「48」で割り切れると、LE
Dカウンタ50に「11…1」をセットして(ステップ
87)、LED8を点灯させる(ステップ88)。これ
により、シーケンスクロックカウンタ66が48ずつイ
ンクリメントされるごと、すなわち1拍分の時間ごとに
LED8が消灯から点灯に切り換えられる。
【0039】次いで、上記シーケンスクロックカウンタ
66の値が、最大ビート数レジスタ51内の最大ビート
数データの48倍の値を越えれば(ステップ89)、シ
ーケンスクロックカウンタ66をクリアして(ステップ
90)、バーカウンタ67を+1する(ステップ91)
。そして、シーケンス情報の処理を行う(ステップ92
)。このシーケンス情報処理は、シーケンス情報内のコ
ードデータ等を読み出し、その構成音のキーナンバデー
タに応じたデータをアサインメントメモリ及びLCD7
に転送したりする処理等である。
【0040】8.シーケンス情報処理 図1は上記ステップ92のシーケンス情報処理のフロー
チャートを示すものである。この処理では、演奏のリタ
ーンごとに音楽的ファクタを変更するものである。この
処理では、CPU5はシーケンス情報の中の次の情報の
ステップタイムデータが、上記シーケンスクロックカウ
ンタ66の値に一致した時、この次の楽音情報を読み出
す(ステップ11)。一致していなければリターンする
。この読み出した楽音情報がシーケンス情報の末尾の情
報であり(ステップ12)、しかもリターンコマンドで
あれば(ステップ13)、上記バーカウンタ67、シー
ケンスクロックカウンタ66、テンポカウンタ65をす
べてクリアして初期状態とする(ステップ14)。
【0041】そして、上記リターンコマンドがテンポ変
更コマンドタイプのものであって(ステップ15)、し
かもテンポデータアップタイプのものであれば(ステッ
プ21)、テンポデータレジスタ46のテンポデータを
+5し(ステップ22)、テンポデータダウンタイプの
ものであれば、テンポデータレジスタ46のテンポデー
タを−5し(ステップ23)、テンポデータにランダム
値を加算するタイプのものであれば、テンポデータレジ
スタ46のテンポデータにランダム値を加算する(ステ
ップ24)。このランダム値は−10〜+10の値を発
生する乱数発生回路または乱数発生処理により決定され
る。
【0042】そしてステップ22〜24の演算後のテン
ポデータが「30」より小さければ、「30」とし、「
240」より大きければ、「240」とする(ステップ
25)。テンポデータを「30」〜「240」に限定す
るのは、これ以外の値は演奏のテンポとして不適当なた
めである。むろん「30」〜「240」の範囲以外の値
までとしてもよい。このようにして、テンポデータが変
更されると、実際のテンポに応じた速度を実現するため
のデコードテンポデータも変更されるので、後述するス
テップ101のテンポカウンタのインクリメントステッ
プも変更されて、演奏のテンポが変更されることになる
【0043】また、上記リターンコマンドがトランスポ
ーズ変更コマンドタイプのものであって(ステップ16
)、しかもトランスポーズデータアップタイプのもので
あれば、トランスポーズデータレジスタ45のトランス
ポーズデータを+1し(ステップ32)、トランスポー
ズデータダウンタイプのものであれば、トランスポーズ
データレジスタ45のトランスポーズデータを−1し(
ステップ33)、トランスポーズデータランダムタイプ
のものであれば、トランスポーズデータレジスタ45の
トランスポーズデータにランダム値を加算する(ステッ
プ34)。このランダム値は、例えば−1、0、+1の
値を発生する乱数発生回路または乱数発生処理により決
定される。
【0044】そして、上記ステップ32〜34の演算後
のテンポデータが−12より小さければ、−12とし、
+12より大きければ、+12とする(ステップ35)
。むろんトランスポーズデータを−12〜+12の範囲
以外の値をとるようにしてもよい。このようにして、ト
ランスポーズデータが変更されると、次の楽音発音開始
時には、この変更後のトランスポーズデータがキーナン
バデータに加算され、トーンナンバデータ、タッチデー
タ等とともにアサインメントメモリに送られて、楽音の
音高が変更されて発音されることになる。なお、上記ス
テップ22〜24、32〜34の演算は、加算のほか、
減算、乗算、除算、演算式例えばD+an、D+sin
(an)(D:それまでのデータ、a:定数、n:リタ
ーン回数)に基づいたもの等であってもよい。
【0045】さらに、上記リターンコマンドがトーンナ
ンバ変更コマンドタイプのものであれば(ステップ17
)、ランダム値に基づいて、ベース、コード、メロディ
等の演奏パートのいずれかを選択し(ステップ41)、
さらに選択された演奏パートに応じたトーンナンバレジ
スタ47に別のランダム値をセットする(ステップ42
)。これらのランダム値は乱数発生回路または乱数発生
処理により決定される。そして、このようにして、トー
ンナンバが変更されると、次の楽音発生開始時には、こ
の変更後のトーンナンバデータとともに、キーナンバデ
ータ、タッチデータ等がアサインメントメモリに送られ
て、楽音の音色が変更されて発音されることになる。
【0046】なおこのトーンナンバの変更は、ドラム、
ハット、シンバル等のリズム音のトーンナンバの変更に
ついて行うようにしてもよいし、全演奏パートについて
一律に行うようにしてもよい。このような音色変更は、
上記ステップ21〜25、31〜35の形式の処理で行
うようにしてもよい。逆に、テンポ変更、トランスポー
ズ変更は、ステップ41、42の形式の処理で行うよう
にしてもよい。なお、上記ステップ24、34、42で
のランダム値は、「0」またはそれまでのトーンナンバ
と同じ値となることもあり、このような場合にはデータ
値の変更は行われない。
【0047】上記ステップ12で、読み出したシーケン
ス情報の楽音情報が、シーケンス情報の末尾の情報でな
ければ、この楽音情報に応じた発音処理を行う(ステッ
プ18)。この発音処理は、楽音情報に応じたキーナン
バデータ、トーンナンバデータ、ベロシティデータ、パ
ートデータ、オン/オフデータ等をアサインメントメモ
リに書き込んで発音させる処理である。この発音時には
、上記オン/オフデータはオン状態となり、ゲートタイ
ム分の時間が経過して消音するときにはオフ状態となる
。コードデータの場合には、このコードの構成音のキー
ナンバデータへの変更が行われる。バーマークデータの
場合には、フラグがたてられ、シーケンス演奏処理が行
われなくなり、次の小節の先頭でシーケンスクロックカ
ウンタ66がクリアされると、上記フラグもクリアされ
、シーケンス演奏処理が再開される。
【0048】また、上記ステップ13で、シーケンス情
報の末尾の楽音情報がリターンコマンドでなければ、そ
の他の演奏終了処理を行う(ステップ19)。この演奏
終了処理は、コマンドがストップであれば、直ちに演奏
を終了し、コマンドがエンディングであれば、パターン
ROM9に記憶されている1乃至数フレーズのエンディ
ングのシーケンス情報を読み出して、エンディング演奏
を行って終了する。
【0049】9.パネルスイッチ処理 図9は上記ステップ03のパネルスイッチ処理のフロー
チャートを示すものである。この処理では、CPU5は
イベントキーがスタート/ストップキー26であれば(
ステップ51)、バーカウンタ67、シーケンスクロッ
クカウンタ66、テンポカウンタ65をすべてクリアし
(ステップ52)、リターン数レジスタ48のリターン
数データnをクリアする(ステップ53)。そして、上
記ステップ18と同じシーケンス発音処理を行い(ステ
ップ54)、その他のキーに応じた処理を行う(ステッ
プ55)。
【0050】10.シーケンス情報処理図10は上記ス
テップ92のシーケンス情報処理の別の例のフローチャ
ートを示すものである。この処理は、演奏のリターン回
数に応じて音楽的ファクタを変更するものである。この
図10の処理のフローチャートは上述の図1のステップ
15〜42に置き換わるもので、ステップ11〜14、
18、19は本例でも実行される。
【0051】この処理では、CPU5はリターン数レジ
スタ48のリターン数データnを+1し(ステップ61
)、上記リターンコマンドがテンポ変更コマンドタイプ
のものであれば(ステップ62)、テンポデータレジス
タ46のテンポデータにf(n)の値を加算する(ステ
ップ63)。このf(n)は、リターン回数データnを
変数とする演算式であり、例えばf(n)=anb 、
=cn、=SQR(dn)、=e/SQR(fn)、=
g/n、=h/ni 、=logj(kn)、=l/l
ogm(pn)、=sin(qn)(SQR:平方根式
、a〜q:定数)等である。この後、上記図1のステッ
プ25と同じ処理を行う(ステップ64)。
【0052】また、上記リターンコマンドがトランスポ
ーズ変更コマンドタイプのものであれば(ステップ65
)、トランスポーズデータレジスタ45のトランスポー
ズデータにg(n)の値を加算する(ステップ66)。 このg(n)も上記f(n)と同様、種々の演算式が用
いられる。この後、上記図1のステップ35と同じ処理
を行う(ステップ67)。
【0053】さらに、上記リターンコマンドがトーンナ
ンバ変更コマンドタイプのものであれば(ステップ68
)、トーンナンバデータレジスタ47のトーンナンバデ
ータにh(n)の値をセットする(ステップ69)。 このh(n)も上記f(n)と同様、種々の演算式が用
いられる。他の処理は、上記図1の処理と同じである。 なお、テンポ変更、トランスポーズ変更は、ステップ6
9の形式の処理で行うようにしてもよいし、音色変更は
ステップ63、64、66、67の形式の処理で行うよ
うにしてもよい。
【0054】また、上記リターンコマンドは、一曲分の
シーケンス情報の途中に記憶してもよいし、リターンコ
マンドによるリターン先は曲の先頭でなくてもよい。こ
の場合、リターンコマンドにリターン先の小節ナンバ等
を記憶しておき、図1、図10のフローチャートで、リ
ターン前にバーカウンタ67にリターン先の小節ナンバ
をセットすることになる。また、リターンコマンドによ
るリターン回数mは、予め設定した値であってもよい。 この場合、リターンコマンドにリターン回数mを記憶し
ておき、図10のフローチャートでリターン前にリター
ン数レジスタ48のリターン数データnがリターン回数
mを越えているか判別することになる。越えていれば、
リターンせずリターンコマンド以降の情報を読み出すこ
とになる。越えていなければ、そのままリターンするこ
とになる。
【0055】また、上記リターンで上記テンポ、トラン
スポーズ、トーンナンバが変更されても、シーケンス情
報の途中に、テンポデータ、トランスポーズ、トーンナ
ンバが挿入されている場合には、テンポ、トランスポー
ズ、トーンナンバが再度変更されることになる。さらに
、上述のステップ41、42、68、69でのトーンナ
ンバ変更は、ランダム値で選んだパートの楽音をマスキ
ングするようにしてもよい。このパートは、メロディ、
コード、リズム等の演奏パートやピアノ、バイオリン、
ドラム、ハット、シンバル等の楽器音パートでもよい。 この場合、マスキングにあたっては、該当するトーンナ
ンバ、パートナンバがシーケンス情報の中から読み出さ
れてもアサインメントメモリにはこの楽音データを書き
込まないことになる。なお、パートナンバはシーケンス
情報のインデックスデータの1つである。
【0056】11.一定時間ごとのインタラプト処理図
11は一定時間ごとのインタラプト処理を示すものであ
る。この処理は、電子楽器全体を制御するクロック信号
をカウントするタイマ処理により、設定テンポに関係な
く、一定時間ごとに周期的に出力されるインタラプト信
号が、CPU5に与えられたときに行われる。この処理
では、CPU5は、テンポカウンタ65にテンポデータ
レジスタ46内のデコードテンポデータを累算し(ステ
ップ101)、LEDカウンタ50の上記ステップ87
でセットされたデータを−1する(ステップ102)。 このデクリメントは、インタラプト処理ごとに行われる
ので、一定時間後に、LEDカウンタ50の値は「0」
になる。LEDカウンタ50の値が「0」になると(ス
テップ103)、LED8を消灯させる(ステップ10
4)。これにより、LED8の点灯から消灯への切り換
えは設定テンポに関係なく、一定時間ごとに行われるこ
とになる。
【0057】次いで、CPU5は上記表示タイマレジス
タ63の上記ステップ14、18でセットされたタイム
データをデクリメントする(ステップ105)。このデ
クリメントも、インタラプト処理ごとに行われるので、
一定時間後すなわち5秒後に、表示タイマレジスタ63
の値は「0」になる。表示タイマレジスタ63の値が「
0」になると(ステップ106)、上記ステップ13、
17でLCD一時表示レジスタ62にセットしたデータ
をクリアし、LCD常時表示レジスタ61内のデータを
LCD7に送出する(ステップ107)。これにより、
−キー25a、+キー25bまたはオーバドライブキー
21の操作から5秒間だけトランスポーズデータが表示
され、この後、元のデータが表示される。
【0058】12.LCD7の表示例 図12は、上述のLCD7の一時表示切換を示すもので
ある。自動演奏モード設定時には、(1)のように選択
したシーケンス情報のソングナンバ「00」とソングネ
ーム「Z&Roll」と最初のコード「A7」が表示さ
れる。自動演奏中には、(2)のように現在演奏中のコ
ード「Am」と次に演奏するコード「Eaug」が表示
される。自動演奏中に同じコード例えば「E7」が続く
ときには、この「E7」のみ表示される。この(1)(
2)においては、ソングナンバ「00」も表示される。 −キー25a、+キー25bが操作されたときには、(
4)のように「Transpose」と「+1」のトラ
ンスポーズデータが一時表示される。オーバドライブキ
ー21が操作されたときには、(5)のように「Ove
rdrive」と「on」のオン/オフを示すデータが
一時表示される。書き込みプロテクト設定モードが選択
されたときには、(6)のように各シーケンス情報の書
き込みプロテクト状態が表示される。この表示例では、
ソングナンバ「91」「97」「99」に書き込みプロ
テクトがかかっている。この表示は継続的な表示である
【0059】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば
、上述のステップ21〜25、31〜35、41、42
で行った音楽的ファクタの変更は、図5のシーケンス情
報についても行ってもよいし、ほかにもタッチデータ(
ベロシティデータ)、音量データ、変調の深さを示すデ
ータ、高調波成分含有率の変化、エフェクト内容、楽音
波形を選択するデータ、エンベロープ波形を選択するデ
ータ等についても適用可能である。また、データRAM
10に記憶されるシーケンス情報は、1曲分のデータだ
けでなく、1乃至数小節、1乃至数フレーズ、1乃至数
モチーフのシーケンス情報であってもよい。さらに、サ
ウンドシステム13はなくてもよく、この場合ミディイ
ンタフェース15を通じてアサインメントメモリに書き
込むデータまたはシーケンス情報を出力することになる
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、自動演
奏の繰り返し状態に応じて、自動演奏情報に係る音楽的
ファクタを変更するようにした。従って、自動演奏が繰
り返されるごとに音楽的ファクタが順次自動的に変化し
てゆき、面倒な操作をしなくとも自動的に変化に富んだ
自動演奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シーケンス情報処理(ステップ92)のフロー
チャート図である。
【図2】電子楽器の全体回路図である。
【図3】パネルスイッチ群の各キー21〜34、ボリュ
ーム35〜38等を示す図である。
【図4】データRAM10を示す図である。
【図5】シーケンス情報の別の例を示す図である。
【図6】ワーキングRAM6を示す図である。
【図7】メインルーチンのフローチャート図である。
【図8】シーケンス演奏処理(ステップ05)のフロー
チャート図である。
【図9】パネルスイッチ処理(ステップ03)のフロー
チャート図である。
【図10】シーケンス情報処理(ステップ92)の別の
例のフローチャート図である。
【図11】一定時間ごとのインタラプト処理のフローチ
ャート図である。
【図12】LCD7の表示例を示す図である。
【符号の説明】
3…パネルスイッチ群、5…CPU、6…ワーキングR
AM、10…データRAM、25a…−キー、25b…
+キー、32…テンキー、33…スペシャルキー、41
…書き込みプロテクトフラグレジスタ、42…モードフ
ラグレジスタ、43…エフェクトフラグレジスタ、44
…オーバドライブデータレジスタ、45…トランスポー
ズデータレジスタ、46…テンポデータレジスタ、47
…トーンナンバデータレジスタ、48…リターン数レジ
スタ、50…LEDカウンタ、61…LCD常時表示レ
ジスタ、62…LCD一時表示レジスタ、63…表示タ
イマレジスタ、65…テンポカウンタ、66…シーケン
スクロックカウンタ、67…バーカウンタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏情報を記憶する記憶手段と、この記憶
    手段により演奏情報を読み出す読み出し手段と、この読
    み出し手段によって読み出された演奏情報に基づいて演
    奏を行う演奏手段と、上記読み出し手段による読み出し
    を、上記演奏情報について繰り返し行わせる繰り返し手
    段と、この繰り返し手段の繰り返しごとに、上記演奏情
    報に係る音楽的ファクタを変更する変更手段とを備えた
    ことを特徴とする電子楽器の音楽的ファクタ変更装置。
  2. 【請求項2】上記変更手段は、演奏情報に係る音楽的フ
    ァクタを記憶し、この記憶した音楽的ファクタを上記繰
    り返し手段の繰り返しごとに変更し、この変更した音楽
    的ファクタを上記演奏手段に送出する手段であることを
    特徴とする請求項1記載の電子楽器の音楽的ファクタ変
    更装置。
  3. 【請求項3】上記変更手段は繰り返し手段の繰り返し回
    数に応じて音楽的ファクタを変更する手段であることを
    特徴とする請求項1記載の電子楽器の音楽的ファクタ変
    更装置。
  4. 【請求項4】音楽的ファクタは、演奏のテンポであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子楽器の音楽的ファク
    タ変更装置。
  5. 【請求項5】上記音楽的ファクタは、演奏される楽音の
    音高であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の
    音楽的ファクタ変更装置。
  6. 【請求項6】上記音楽的ファクタは、演奏される楽音の
    音色であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器の
    音楽的ファクタ変更装置。
JP3012325A 1991-02-01 1991-02-01 電子楽器の音楽的ファクタ変更装置 Pending JPH04247493A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030080116A (ko) * 2002-04-03 2003-10-11 송문규 반복 재생 시 일정 템포가속에 의한 반복 학습 기능을갖춘 디지털피아노
JP2004500588A (ja) * 1999-07-30 2004-01-08 シャンドア メスター ジュニア 即興でミュージックを創作するための装置及び方法
JP2010032704A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Brother Ind Ltd カラオケ装置
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JPS59113491A (ja) * 1982-12-20 1984-06-30 松下電器産業株式会社 音楽演奏装置

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