JP2000148143A - 演奏ガイド装置 - Google Patents

演奏ガイド装置

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JP2000148143A
JP2000148143A JP11324678A JP32467899A JP2000148143A JP 2000148143 A JP2000148143 A JP 2000148143A JP 11324678 A JP11324678 A JP 11324678A JP 32467899 A JP32467899 A JP 32467899A JP 2000148143 A JP2000148143 A JP 2000148143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種類の演奏指示を切り換えることができる
演奏ガイド装置を提供する。 【解決手段】鍵盤の各鍵に対応してLEDを設け、曲の
演奏をガイドするとき押鍵タイミングの前にその鍵に対
応するLEDを予告点灯(点滅)させる。いつ予告点灯
させるかは、押鍵タイミングの所定時間前、または、そ
のフレーズの最初からなど複数の態様のなかから選択す
ることができ、これを外部から入力されるシステムエク
スクルーシブメッセージなどで指示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、押鍵ガイドなど
の演奏ガイドを行う演奏ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】初心者でも曲を演奏できるように、どの
鍵をオンすればよいかを順番に指示する押鍵ガイド機能
を備えた電子鍵盤楽器が実用化されている。一般的な押
鍵ガイド機能は、鍵をオンするタイミングに押鍵すべき
鍵に対応するLEDを点灯させるものであるが、さらに
高機能なものは、押鍵すべき鍵に対応するLEDを事前
に点滅させ、押鍵タイミングになったときこのLEDを
継続点灯させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の演奏ガ
イド機能は、上記のような「事前に点滅、タイミングに
継続点灯」などの指示態様を1種類しか備えておらず、
どのような曲に対しても同じ態様で押鍵指示をするよう
になっていたため、曲の種類や演奏者の好みなどに応じ
てこれを切り換えることができないという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、複数種類の演奏指示を切り換
えることができる演奏ガイド装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、演奏者に対
して演奏装置の操作を指示する操作指示手段と、前記操
作指示手段を制御する制御手段であって、所定の音符に
対応して前記操作指示手段を複数の態様で制御可能であ
り、インタフェースを介して外部から入力されたガイド
設定情報に基づいて前記複数の態様の中の1つで前記操
作指示手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0006】この発明は、演奏者に対して演奏装置の操
作を指示する操作指示手段を備えている。この操作指示
手段は、たとえば鍵盤楽器の場合には各鍵に対応して設
けられたLEDなどの表示素子で構成することができ
る。演奏する曲の各音符の発音タイミングにその音符の
鍵に対応するLEDを点灯するなどの動作によって演奏
操作を指示することができる。そして、この発明では、
「発音の所定時間前にLEDを点滅させ発音タイミング
に該LEDを継続点灯させる」、「曲のフレーズ毎にそ
のフレーズで押鍵する全ての鍵のLEDを事前に点滅さ
せ、各鍵の押鍵タイミングに対応するLEDを継続点灯
させる」などの複数の態様で演奏操作の指示を行うこと
ができる。また、各指毎に別の表示でガイドを行うか否
か、全ての音符についてガイドを行うか否かなどのつい
ても切り換えることができるようにすることもできる。
そして、この切り換えをインタフェースを介した外部か
らの指示入力で行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
電子鍵盤楽器のブロック図である。この電子鍵盤楽器は
鍵盤16の操作によって通常の演奏をすることができる
ほか、外部装置から演奏データを入力することにより、
または、記憶装置から演奏データを読み出すことによ
り、曲の自動演奏をすることができる。また、自動演奏
時に、利用者が曲に合わせて鍵盤を操作できるように、
鍵盤16の奥パネル面に設けられた各鍵毎の鍵盤LED
19aを点灯して演奏者にどの鍵を押下すべきかを指示
する押鍵ガイド機能を備えている。
【0008】この電子鍵盤楽器の動作を制御するCPU
10には、バスを介して、ROM11、RAM12、外
部記憶装置13、インタフェース14、検出回路15、
検出回路17、表示回路19、タイマ20、音源回路2
1、効果回路22、および、サウンドシステム23が接
続されている。タイマ20は、自動演奏のテンポを制御
するための回路であり、CPU10の割込端子に接続さ
れている。外部記憶装置13はハードディスク記憶装
置,フロッピィディスクドライブ,CD−ROMドライ
ブ,MOドライブなどどのようなものであってもよい。
また、インタフェース14は、MIDIインタフェース
あるいは他のコンピュータとの通信インタフェースなど
どのようなものであってもよい。
【0009】外部記憶装置13として接続されるハード
ディスク記憶装置は制御プログラムや各種データを記憶
しておく記憶装置である。この電子鍵盤楽器ではROM
11に制御プログラムを記憶しているが、ROM11に
制御プログラムを記憶していないパーソナルコンピュー
タなどの場合、このハードディスク記憶装置に制御プロ
グラムを記憶させておき、それをRAM12に読み込む
ことにより、ROM11に制御プログラムを記憶してい
る場合と同様の動作をCPU10に実行させることがで
きる。このようにすると、制御プログラムの追加やバー
ジョンアップなどが容易に行える。
【0010】外部記憶装置13として接続されるCD−
ROMドライブは、セットされたCD−ROMに記憶さ
れている制御プログラムや各種データを読み出す装置で
ある。読み出された制御プログラムや各種データは、ハ
ードディスク記憶装置などにストアされる。これによ
り、制御プログラムの新規インストールやバージョンア
ップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドライ
ブ以外にも、外部記憶装置として、フロッピィディスク
装置、光磁気ディスク(MO)装置など、様々な形態の
メディアを利用するための装置を設けるようにしてもよ
い。
【0011】通信インタフェースはLAN(ローカルエ
リアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通
信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介し
て、サーバコンピュータと接続される。通信インタフェ
ースはハードディスク記憶装置内に制御プログラムや各
種データが記憶されていない場合にサーバコンピュータ
からプログラムやデータをダウンロードするために用い
られる。クライアントとなる本装置は、通信インタフェ
ースおよび通信ネットワークを介してサーバコンピュー
タへとプログラムやデータのダウンロードを要求するコ
マンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマン
ドを受け、要求されたプログラムやデータを通信ネット
ワークを介して本装置へと配信し、本装置が通信インタ
フェースを介して、これらプログラムやデータを受信し
てハードディスク装置に蓄積することにより、ダウンロ
ードが完了する。
【0012】図1において、前記検出回路15には鍵盤
16が接続されている。鍵盤16は、61鍵(C1〜C
6)、76鍵(E0〜G6)、または、88鍵(A-1〜
C7)のいずれを用いてもよい。前記鍵盤LED19a
は、使用される鍵盤16に対応して61個、76個また
は88個設けられている。また、検出回路17にはスイ
ッチ群18が接続されている。スイッチ群18には、プ
レイ/ストップスイッチ18a,ガイドモードスイッチ
18bなどが含まれている。表示回路19は、前記鍵盤
LED19aの点灯を制御するとともに現在選択されて
いるモードや音色などを表示する表示器を備えている。
また、音源回路21は効果回路22に接続されており、
効果回路22にはサウンドシステム23が接続されてい
る。
【0013】鍵盤16の鍵をオンすると、このオンイベ
ントが検出回路15によって検出され、鍵オン信号がC
PU10に伝達される。CPU10はこの鍵オンに基づ
く楽音信号を形成するため、発音イベントデータを音源
回路21に送信する。音源回路21はこのデータに基づ
いて楽音信号を形成し、効果回路22に出力する。効果
回路22は、楽音信号に対してリバーブなどの効果を付
与する回路であり、どのような効果をどの程度付与する
かはCPU10から入力されるパラメータによって設定
されている。効果回路22は音源回路21から入力され
た楽音信号に対して上記効果を付与したのち、この楽音
信号をサウンドシステム23に出力する。サウンドシス
テム23はこの楽音信号を増幅して音響として出力す
る。
【0014】前記プレイ/ストップスイッチ18aをオ
ンすると、そのとき指定されている曲のデータに基づく
自動演奏がスタートする。再度プレイ/ストップスイッ
チ18aをオンするとその自動演奏が停止する。この自
動演奏は、インタフェース14を介して外部装置からリ
アルタイムに受信した演奏データを用いて実行すること
もでき、また、装置の外部記憶装置13に記憶されてい
る演奏データを読み出して実行することもできる。
【0015】また、この自動演奏中にガイドモードスイ
ッチ18bを操作してガイドモードをオンすると押鍵ガ
イド機能がオンする。押鍵ガイドは、自動演奏の進行に
合わせて鍵盤16に設けられている鍵盤LED19aを
点灯/消灯させ、演奏者にどの鍵をオンすべきかを指示
するものである。この押鍵ガイドは、通常メロディを演
奏する鍵について実行される。鍵オンタイミングにその
鍵に対応するLEDを第2の態様で点灯させ、この押鍵
タイミングの所定時間前に該LEDを第1の態様で点灯
させる。この第1の点灯により、利用者はもうすぐ当該
鍵の押鍵タイミングであることを知ることができる。こ
の実施形態において、第1の態様の点灯は常時点灯方式
であり、第2の態様の点灯は短い間隔(数百ミリ秒程
度)で点滅させる点灯方式である。この予告点灯は、図
3(A),(B)で説明するように、先の鍵オフののち
押鍵タイミングまでの間点灯する方式、1フレーズ毎に
そのフレーズで押鍵する鍵のLEDを全て事前点灯する
方式、押鍵タイミングの所定時間前に事前点灯する方式
など種々の方式を採用することができる。なお、第1の
態様と第2の態様は逆であってもよい。
【0016】図2は同電子鍵盤楽器で用いられる演奏デ
ータのフォーマットを示す図である。この演奏データ
は、インタフェース14を介して外部装置から入力され
ているか、または、前記外部記憶装置13に記憶されて
いる。演奏データは複数トラックからなっており、各ト
ラックのデータはイベントデータと、このイベントデー
タの読み出しタイミングを指示するタイミングデータか
らなっている。イベントデータには、ノートオンデー
タ,ノートオフデータ,システムエクスクルーシブメッ
セージなどが含まれる。ノートオンデータは、発音開始
を指示するデータであり、ノートオンデータであること
を示すコード、MIDIチャンネル番号、ノートナン
バ、ベロシティからなっている。また、ノートオフデー
タは、発音終了を指示するデータであり、ノートオフデ
ータであることを示すコード、MIDIチャンネル番
号、ノートナンバ、ベロシティからなっている。ノート
ナンバは音高を表す数値データであり、0/127であ
るが、61鍵の鍵盤の場合、36(C1)〜96(C
6)が押鍵ガイドの対象となる。ベロシティは形成する
楽音信号を制御するためのパラメータであり、主として
音量レベル制御に用いられるものである。鍵盤楽器の場
合、ベロシティは押鍵速度に対応して生成され、音源回
路において、このベロシティが音量およびフィルタ制御
(倍音成分のレベル制御)に用いられる。
【0017】また、システムエクスクルーシブメッセー
ジは、MIDIフォーマットを用いて演奏情報以外の情
報を伝送するときに用いられるデータ形式であり、押鍵
ガイドのガイドモードのオン/オフやガイドレベルの設
定変更をインタフェース14を介して接続された外部装
置から制御したり、外部記憶装置13から読み出された
演奏データ毎に制御する場合に用いられる。
【0018】なお、演奏データのフォーマットは、演奏
イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表
した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻
を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶
対時間」、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演
奏データを表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小
分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生
する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶し
たいわゆる「ベタ方式」等どのような形式であってもよ
い。また、自動演奏データは、各チャンネルのデータが
トラック毎に別れているような形式以外に、複数のチャ
ンネルデータが混在した形式であってもよい。
【0019】図3はこの電子鍵盤楽器で用いられる演奏
データを時間軸に展開した図である。この図において、
点線で示した棒はベロシティが1のノートオン区間を示
しており、実線で示した棒はベロシティが2以上のノー
トオン区間を示している。ノートオン区間は、ノートオ
ンデータからノートオフデータまでの時間を示すもので
ある。自動演奏が実行されているとき、ノートデータは
音源回路21に入力されるが、ベロシティが1や2など
極めて小さい場合、形成される楽音信号は可聴レベルに
達しない。したがって、ベロシティがある程度より大き
いノートデータが実際に自動演奏の楽音として聴取され
る信号となる。可聴レベルと非可聴レベルの境界値は、
聴取者により異なるため一概には決まらないが、ベロシ
ティが10未満であれば非可聴レベルとして差し支えな
い。そこで、この電子鍵盤楽器では、ベロシティ1のデ
ータをガイドモード時の予告点灯用のデータとして用い
る。すなわち、実際に楽音を発音するためのノートデー
タ(ベロシティが2以上)よりも所定タイミング前の位
置に、同じノートナンバ(音高)のベロシティ=1のノ
ートデータを書き込んでおき、ベロシティ=1のノート
オンデータによって、そのノートナンバに対応する鍵の
LEDを第1の態様で点灯させてもうすぐ鍵オンタイミ
ングであることを予告する。この第1の態様の点灯を予
告点灯という。そして、実際に発音するためのノートオ
ンデータによって該LEDを第2の態様で点灯させる。
この第2の態様の点灯をタイミング点灯という。第1の
態様,第2の態様は、上述したように常時点灯と短時間
の点滅などである。このように予告点灯とタイミング点
灯で点灯の態様を異ならせることにより、点灯の態様に
よってもうすぐ鍵オンタイミングであるか現在鍵オンタ
イミングであるかを区別して告知することができる。
【0020】同図(A)の演奏データは、1つのノート
指示が終了したとき次のノートを指示するよう構成した
演奏データの例である。すなわち、実際に楽音を発音す
るためのノートデータの切れ目(ノートオフタイミング
の直後)に次のノートデータの予告点灯用のベロシティ
1のノートデータを埋め込んでおき、ガイドする楽音の
発音が終了したのち次にガイドする楽音のLEDを予告
点灯する。また、同図(B)の演奏データは、曲をフレ
ーズ毎に区切り、各フレーズ毎にそのフレーズ内でオン
する鍵のLEDを全て予告点灯するように構成した演奏
データの例である。すなわち、フレーズ内で実際に発音
される全てのノートデータと同じノートナンバのノート
データをベロシティ=1で該フレーズの開始から終了に
かけての全区間に書き込んでおく。これにより、このフ
レーズ内でオンすべき全ての鍵のLEDをフレーズ開始
時に予告点灯することができ、これにより該フレーズの
演奏の際に手を置く位置を把握することができる。な
お、この図では、発音終了後(実際に発音するためのノ
ートオン区間終了後)も該ノートナンバのLEDを予告
点灯(第2の態様で点灯)するようになっているが発音
終了後は予告点灯をしないようにしてもよい。
【0021】なお、同図(A)の演奏データは、実際の
あるノートの発音と次のノートの発音の間に予告点灯を
するため1音ずつ発音する必要があり、ノートオンが連
続したり、ノートオフが連続したりしないようにする必
要がある。このため、ノートオン−ノートオンやノート
オフ−ノートオフが連続するような演奏データを用いる
場合には、イベントデータを出力する装置(外部装置)
やイベントデータを受信する装置(電子鍵盤楽器)で、
ノートオン→ノートオンやノートオフ→ノートオフが続
かないように演奏データを加工するようにすればよい。
例えばノートオンデータを2つ連続して受信した場合ま
たは読み出した場合、2つ目のノートオンデータの前に
1つ目のノートオンに対応するノートオフをデータを強
制的に発生するようにすればよい。この処理は、各ノー
ト毎にノートオン/オフ状態を記憶しておくことによっ
て処理することができる。また、ベロシティ1のノート
オンイベントは、対応するノートオフイベントのベロシ
ティも1にしておくようにしてもよい。
【0022】このほか、実際に発音するノートデータの
一定タイミング前(例えば4分音符)にベロシティ1の
ノートデータを埋め込んでおいてもよく、予告点灯の時
間的形態は適宜設定することができる。
【0023】図4はMIDI受信処理を示すフローチャ
ートである。この処理は、自動演奏プログラムの一部で
あり、演奏データであるMIDIデータをインタフェー
スを介して外部装置から受信したとき実行されるプログ
ラムである。また、電子鍵盤楽器の外部記憶装置やRA
M,ROMに記憶している演奏データを自動演奏のため
に読み出したときもこれと同様の動作が実行される。
【0024】まず受信したデータがシステムエクスクル
ーシブメッセージであるか否かを判断する(s1)。シ
ステムエクスクルーシブメッセージであれば、このメッ
セージの内容に従った処理を実行する(s2)。自動演
奏時に予告点灯,タイミング点灯を行うガイドモードの
設定を変更するデータもシステムエクスクルーシブメッ
セージで構成されており、このガイドモード設定変更デ
ータを含むシステムエクスクルーシブメッセージを外部
装置から入力することにより、外部装置からガイドモー
ドのオン/オフなどの制御をすることができる。
【0025】システムエクスクルーシブメッセージでな
い場合にはノートオンイベントデータかノートオフイベ
ントデータかを判断する(s3,s4)。ノートオンイ
ベントデータであれば、その内容に応じて発音処理を実
行する(s5)。ただし、ノートオンイベントデータの
ベロシティデータが1など極めて小さい値のときは可聴
レベルの楽音信号が形成されないため、実際には発音さ
れないのと同じことである。なお、この発音処理動作に
おいて、ベロシティを判断し、1など極めて小さい値の
データについては発音処理を実行しないようにして音源
の負荷を軽くすることも可能である。
【0026】こののち、ガイドモードがオンであるかを
判断する(s6)。ガイドモードがオンしていれば、こ
のノートオンデータのベロシティが1であるかを判断す
る(s7)。ベロシティ=1であれば、LED制御モー
ドに応じて鍵盤LED19aを第1の態様で点灯(予告
点灯)させる(s8)。この予告点灯により、もうすぐ
押鍵すべき鍵を事前に指示することができる。一方、ベ
ロシティ≧2であれば、LED制御モードに応じて鍵盤
LEDを第2の態様で点灯(タイミング点灯)させる
(s9)。このタイミング点灯により、押鍵タイミング
を指示することができる。LED制御モードとは、LE
Dの点灯・点滅の態様を種々設定するモードであり、た
とえば、上述の常時点灯方式と点滅方式のどちらを予告
点灯に用いるかを決定するものである。たとえば、LE
D制御モード=1の場合は、予告点灯を常時点灯方式
(第1の態様)とし、タイミング点灯を点滅方式(第2
の態様)とし、LED制御モード=2の場合は、その逆
とする。LED制御モードを選択することにより、演奏
者は自分の好みにあった点灯方式で、予告点灯やタイミ
ング点灯をさせることができる。なお、ガイドモードが
オフの場合にはs6から直接リターンする。
【0027】また、受信したMIDIデータがノートオ
フメッセージであれば、このメッセージで指示される楽
音の消音処理を実行したのち(s12)、ガイドモード
がオンであるかを判断する(s13)。ガイドモードが
オンであれば、このノートオフデータのノートナンバに
対応する鍵盤LED19aを消灯する(s14)。ま
た、ノートオンデータ,ノートオフデータ以外のデー
タ、たとえば、音色変更のためのプログラムチェンジデ
ータなどの場合には、対応するその他処理を実行して
(s11)リターンする。
【0028】図3に示す演奏データを受信して図4の動
作を実行することにより、押鍵タイミングに第2の態様
で音高に対応する鍵盤LEDが点灯し、その所定時間前
に該鍵盤LEDが第1の態様で予告点灯する。
【0029】なお、上述したようにこの電子鍵盤楽器
は、外部装置から演奏データリアルタイムに入力して図
4の動作によって自動演奏することができ、この場合に
は、図5(A)に示すように、外部装置とこの装置がM
IDIケーブルなどで接続され、該ケーブルを介してシ
ステムエクスクルーシブメッセージを含む演奏データを
受信する。そして、外部装置は同図(B)に示すような
動作で電子鍵盤楽器に対して演奏データを送信する。
【0030】同図(B)において、この外部記憶装置が
自動演奏中であるか、すなわち、演奏データの再生中で
あるか否かを判断する(s20)。再生中であれば再生
・MIDI出力処理を実行する(s21)。この再生・
MIDI出力処理とは、この外部装置に記憶されている
演奏データを所定のテンポに従って読み出し、イベント
データが読み出されたとき、このイベントデータをMI
DIデータとして電子鍵盤楽器に出力する処理である。
【0031】こののち、ガイドモードの変更があるか否
かを判断する(s22)。ガイドモードの変更は、たと
えば外部装置に設けられたガイドモードスイッチなどに
よって行われる。ガイドモードの変更があったときに
は、その変更内容に応じて、ガイドモード自体のオン/
オフまたはLED制御モードの変更を指示するシステム
エクスクルーシブメッセージを構成して電子鍵盤楽器に
対して出力する(s23)。さらに、その他処理を実行
する(s24)。その他処理とは、たとえば再生の開始
・停止などの処理である。
【0032】以上の動作により、外部装置から自動演奏
装置である電子鍵盤楽器に対して演奏データを入力する
ことができ、且つ、外部装置からシステムエクスクルー
シブメッセージを送信することによって本発明の電子鍵
盤楽器のガイドモードの設定を変更することができる。
【0033】なお、上記図5のフローチャートでは、利
用者によるガイドモードスイッチの操作によってガイド
モードを変更するようにしているが、演奏データ中にガ
イドモードの変更を指示するシステムエクスクルーシブ
メッセージを埋め込んでおき、演奏データの読み出しに
よってこのシステムエクスクルーシブメッセージが送信
されるようにしてもよい。
【0034】また、上記実施形態では、ベロシティ=1
のノートデータを予告点灯用のデータとして用いている
が、ベロシティ=1のデータのみでなく、実質的に可聴
レベルの楽音を発音しない程度のベロシティのデータで
あれば予告点灯用のデータとして用いることができる。
この場合、そのベロシティ値に応じて点灯態様を変更す
るなどより複雑な制御が可能になる。
【0035】図6はベロシティ=1,2,3を異なる制
御に用いる例を示すフローチャートである。この動作は
図4のs7〜s9に差し換えて実行されるものである。
【0036】図4および図6において、ノートオンデー
タが入力され(s3)、ガイドモードがオンであれば
(s6)、入力されたノートオンデータのベロシティが
1,2,3のどれか、または、それ以上であるかを判断
する(s30,s31,s32)。ベロシティ=1であ
れば(s30)、ガイドレベルが1〜3のどの場合でも
(s33)、第1の態様で該ノートオンデータのノート
ナンバに対応する鍵盤LEDを点灯させる(s34)。
ベロシティ=2であれば(s31)、ガイドレベルが2
または3のとき(s35)、第1の態様でノートナンバ
に対応する鍵盤LEDを点灯させる(s36)。また、
ベロシティ=3であれば(s32)、ガイドレベルが3
のときのみ(s37)、第1の態様でノートナンバに対
応する鍵盤LEDを点灯させる(s38)。ベロシティ
がこれ以上であれば、実際に発音するノートデータであ
るため第2の態様でこのノートオンデータのノートナン
バに対応する鍵盤LEDを点灯させる(s39)。
【0037】以上の動作において、4拍子の曲の場合、
例えば各小節の1拍目のノートに対してベロシティ1の
予告点灯用のデータを書き込んでおき、3拍目のノート
に対してベロシティ2の予告点灯用のデータを書き込ん
でおき、残り全てのノートに対してベロシティ3の予告
点灯用のデータを書き込んでおくことにより、ガイドレ
ベルが1のときは1小節に1つ(1拍目)の鍵オンのみ
予告点灯で予告し、ガイドレベルが2のときは1小節に
2つ(1拍目,3拍目)の鍵オンを予告点灯で予告し、
ガイドレベルが3のときは全ての音符の鍵オンを予告点
灯で予告する。このようにすることにより、1小節に1
音符程度自動演奏に合わせて弾ければよいという超初心
者はガイドレベルを1にして押鍵ガイドを実行させれば
よく、全ての音符を合わせて弾きたいという初級者はガ
イドレベルを3にして、全ての音符について対応する鍵
盤LED19aを点灯させればよい。また、これとは逆
に、1小節に1音程度のガイドで全ての音符を弾ける
(すなわち、一部分の音符のみガイドがあれば、残りの
音符はガイドが無くても弾ける)中級者がガイドレベル
1で練習するようにしてもよい。◇なお、このガイドレ
ベルの変更も上述のガイドモードの設定変更に含まれ、
システムエクスクルーシブメッセージによって外部装置
から変更することができる。
【0038】また、このようにベロシティ値を異なるガ
イドレベルに対応させる方式以外に、ベロシティ値に応
じてガイド内容(次のノートを指示/1フレーズ中の全
ノートを指示/指を開いたときの範囲を指示など)を変
えるようにしてもよく、複数のベロシティ値をそれぞれ
指に対応させ、値に応じて運指を表示するようにしても
よく、ベロシティ値で右手/左手を区別し、右手ガイド
・左手ガイドを切り換えるようにしてもよい。この場
合、ベロシティ値の異なるノートデータを、各ガイド内
容に対応させて演奏データ内に埋め込んでおく。
【0039】また、ガイドに用いる表示手段としては、
鍵盤LEDに限らず、LCDや外部ディスプレイに鍵盤
の絵などを表示し、その表示形態をベロシティ値の小さ
なノートイベントに基づいて制御するようにしてもよ
い。また、鍵盤LEDを用いた場合でも、第1の態様の
点灯、第2の態様の点灯は、常時点灯および短時間点滅
に限定されるものではなく、デューティ比制御などによ
り発光輝度を変化させることで第1,第2の態様を区別
するようにしてもよく、2色発光のLEDを用いた場合
には発光色を変更することで第1,第2の態様を区別す
るようにしてもよい。
【0040】また、この実施の形態においては、予告点
灯を行う演奏データには、図3の破線で示すようなベロ
シティ=1(図6の場合にはベロシティ=2,3を含
む)の予告点灯用のノートイベントデータ(先行ノート
データ)が、ベロシティが10程度よりも大きい実際に
発音するためのノートイベントデータ(実ノートデー
タ)とともに書き込まれているが、このような予め先行
ノートデータが書き込まれている演奏データを記憶媒体
に記憶しておき、これを読み出して押鍵ガイドをする方
式以外に、実ノートデータのみの演奏データを読み込ん
で、先行ノートデータを自動的に生成して書き足したの
ち、押鍵ガイドをするようにしてもよい。
【0041】図7および図8は、実ノートデータ(可聴
レベルのベロシティ値を有するノートデータ)のみの演
奏データを読み込んで先行ノートデータを自動的に生成
する第1の先行ノート生成処理を示すフローチャートで
ある。この処理は図3(A)に示した先の鍵オフののち
押鍵タイミングまでの間点灯する方式に対応した先行ノ
ートを自動生成する処理であり、外部装置において、自
動演奏に先立ってその他の処理(s24)として実行さ
れる処理である。
【0042】図7および図8において、外部装置内の演
奏データ記憶装置内に記憶されているガイドトラックの
演奏データを、外部装置内に設けられているRAMの作
業領域にロードする(s40)。そして、ロードした演
奏データ内の先頭の演奏データを読む(s41)。先頭
の演奏データがノートオンデータであるか否かを判断し
(s42)、ノートオンデータであると判断されるまで
後続する演奏データを読む(s43)。読み出した演奏
データがノートオンデータであると判断されると、該ノ
ートオンデータのノートナンバを有し、かつベロシティ
の値が「1」であるノートオンデータを生成して、演奏
データの先頭に挿入する(s44)。その後、該ノート
オンデータのノートナンバを有するノートオフデータを
生成して、該ノートオンデータの直前に挿入する(s4
5)。
【0043】そして次の演奏データを読む(s46)。
該次の演奏データがノートオンデータであるか否かを判
断し(s47)、ノートオンデータであると判断される
まで後続する演奏データを読む(s51)。読み出した
演奏データがノートオンデータであると判断されると、
同時にオンされている他のノートデータがないかどうか
を判断し(s48)、同時にオンされている他のノート
データがなければ、該ノートオンデータのノートナンバ
を有し、かつベロシティの値が「1」であるノートオン
データを生成する。そして、1つ前のノートオフデータ
をサーチし、見つかったノートオフデータの直後に前記
生成したノートオンデータを挿入する(s49)。その
後、該ノートオンデータのノートナンバを有するノート
オフデータを生成して、該ノートオンデータの直前に挿
入する(s50)。なお、同時にオンされている他のノ
ートデータがあった場合は、先の鍵オフが発生する前に
今回の押鍵タイミングに達していることになるため、ガ
イド用のノートデータは挿入しない。以上のs47から
s51の処理を演奏データ中のエンドデータが読み出さ
れるまで繰り返し、エンドデータが読み出された時点で
(s52)、演奏データをセーブ、すなわち元の演奏デ
ータと置き換えて(s53)、この処理を終了する。
【0044】図9および図10は実ノートデータのみの
演奏データを読み込んで先行ノートデータを自動的に生
成する第2の先行ノート生成処理を示すフローチャート
である。この処理は図3(B)に示した1フレーズ毎に
そのフレーズで押鍵する鍵のLED全てを事前点灯する
方式に対応した先行ノートを自動生成する処理であり、
外部装置において、自動演奏に先立ってその他の処理
(s24)として実行される処理である。
【0045】図9および図10において、外部装置内の
演奏データ記憶装置内に記憶されているガイドトラック
の演奏データを、外部装置内に設けられているRAMの
作業領域にロードする(s60)。そして、ロードした
演奏データを複数のフレーズに分割する(s61)。分
割の方法としては、演奏データを解析して自動的に複数
フレーズに分割する方法(例えば特開平8−29276
2号参照)や、ユーザがスイッチ装置などによって分割
位置を指定することにより複数フレーズに分割する方法
などがあり、何れかの方法を適宜採用すればよい。この
後、分割された複数フレーズのうちの先頭フレーズの中
に含まれる全てのノートオンデータをサーチし、見つか
った全ノートオンデータの各ノートナンバを有し、ベロ
シティの値が「1」である複数のノートオンデータを生
成して、フレーズの先頭に挿入する(s62)。
【0046】次に該ノートオンデータ挿入位置の次の演
奏データを読み(s63)、該次の演奏データがノート
オンデータであるか否かを判断し(s64)、ノートオ
ンデータであれば、該ノートオンデータのノートナンバ
を有するノートオフデータを生成して、該ノートオンと
データの直前に挿入する(s65)。一方、該次の演奏
データがノーオンデータでない場合は、ノートオフデー
タであるか否かを判断し(s66)、ノートオフデータ
であれば、該ノートオフデータのノートナンバを有し、
かつベロシティの値が「1」であるノートオンデータを
生成して、該ノートオフデータの直後に挿入する(s6
7)。これらの後、あるいはノートオンデータやノート
オフデータではない場合は、さらに次の演奏データを読
む(s68)。以上のs64からs68の処理をフレー
ズの末尾に達するまで繰り返し、該フレーズの末尾に達
したら(s69)、該フレーズ中で見つかった全ノート
オンデータの各ノートナンバを有する複数のノートオフ
データを生成して、フレーズの末尾に挿入する(s7
0)。そして、s68で読み出した演奏データがエンド
データでなけれは、さらに次のフレーズについて、フレ
ーズ中に含まれる全てのノートオンデータをサーチし、
見つかった全ノートオンデータの各ノートナンバを有
し、ベロシティの値が「1」である複数のノートオンデ
ータを生成して、該フレーズの先頭に挿入する(s7
2)。そして該ノートオンデータ挿入位置の次の演奏デ
ータを読み(s73)、s64以降の処理を繰り返す。
s68で読み出した演奏データがエンドデータであると
判断された時点で(s71)、演奏データをセーブして
(s74)この処理を終了する。
【0047】図11は実ノートデータのみの演奏データ
を読み込んで先行ノートデータを自動的に生成する第3
の先行ノート生成処理を示すフローチャートである。こ
の処理は押鍵タイミングの所定時間前に事前点灯する方
式に対応した先行ノートを自動生成する処理であり、外
部装置において、自動演奏に先立ってその他の処理(s
24)として実行される処理である。
【0048】図11において、外部装置内の演奏データ
記憶装置内に記憶されているカイドトラックの演奏デー
タを、外部装置内に設けられているRAMの作業領域に
ロードする(s80)。そして、ロードした演奏データ
内の先頭の演奏データを読む(s81)。該演奏データ
がノートオンデータであるか否かを判断し(s82)、
ノートオンデータであると判断されるまで後続する演奏
データを読む(s85)。続み出した演奏データがノー
トオンデータであると判断されると、該ノートオンデー
タのノートナンバを有し、かつベロシティの値が「1」
であるノートオンデータを生成して、該ノートオンデー
タの所定タイミング(例えば4分音符)前に挿入する
(s83)。この所定タイミングをユーザが適宜変更可
能としてもよい。その後、該ノートオンデータのノート
ナンバを有するノートオフデータを生成して、該ノート
オンデータの直前に挿入する(s84)。以上のs82
からs85の処理を演奏データ中のエンドデータが読み
出されるまで繰り返し、エンドデータが読み出された時
点で(s86)、演奏データをセーブして(s87)こ
の処理を終了する。
【0049】なお、上記部7から図11の処理において
は、実ノートデータのみの演奏データを先行ノートデー
タを含む演奏ヂータに置き換えるようにしたが、元の演
奏データはそのまま保存しておき、先行ノートデータを
含む演奏データを新たに別途記憶するようにしてもよ
い。また、上記図7から図11の処理を外部装置が実行
するものに限らず、本装置(押鍵ガイド機能を有した電
子鍵盤楽器などの装置)において図7から図11の処理
を実行し、生成した先行ノートデータを含んだ演奏デー
タを本装置において再生して押鍵カイド機能を実行する
ようにしてもよい。また、予め先行ノートデータを含ん
だ演奏データを本装置において再生し、押鍵ガイド機能
を実行するものであってもよい。
【0050】また、上記図7から図11の処理において
は、1つの音に対応するデータをノートオンデータとノ
ートオフデータとして別々に管理する方式の演奏データ
を処理するようにしたが、1つの音に対応するデータを
ノートデータ(ノートナンバ)+ゲートタイムとして一
括して管理する方式の演奏データを処理するようにして
もよい。すなわち、図7から図11の処理におけるノー
トオフデータを生成する処理に代えて、ノートオンタイ
ミングからノートオフタイミングまでの聞隔をゲートタ
イムとして生成し、ノートオンデータに付与する処理を
実行すればよい。
【0051】また、図7と図8の処理、図9と図10の
処理、図11の処理の何れかをユーザが任意に選択でき
るようにして、所望の押鍵ガイド形式で演奏を行えるよ
うにしてもよく、あるいは、これら複数の処理を並列し
て実行し、異なる押鍵ガイド形式の演奏データを生成し
た後、何れかの演奏データをユーザが任意に選択できる
ようにしてもよい。
【0052】また、この発明は、一体型の電子鍵盤楽器
に限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各
種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続する
ものであってもよい。また、パソコン+アプリケーショ
ンプログラムの形態でもよい。この場合、アプリケーシ
ョンプログラムは磁気ディスク,光ディスク,半導体メ
モリなどの記憶媒体に記憶させ、パソコンに供給するよ
うにしてもよいし、ネットワークを介してパソコンに供
給するようにしてもよい。
【0053】また、自動演奏のテンポを変更する方法
は、テンポクロックの周期を変更するものや、テンポク
ロックの周期はそのままでタイミングデータの値を修正
するもの、1回の処理においてタイミングデータをカウ
ントする値を変更するもの等どのようなものであっても
よい。
【0054】音源回路の楽音形成方式は、波形メモリ方
式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォ
ルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログ
シンセサイザ方式などどのような方式であってもよい。
また、専用のハードウェアを用いて音源回路を構成する
ものに限らず、DSP+マイクロプログラムを用いて音
源回路を構成するようにしてもよいし、CPU+音源プ
ログラムでソフトウェア的に音源回路を構成するように
してもよい。また、複数の発音チャンネルを有する音源
を構成する場合、1つの回路を時分割で使用することに
よって複数の発音チャンネルを形成するようにしてもよ
く、1つの発音チャンネル毎に1つの回路を設けるよう
にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、複数の態様で演奏指
示をすることにより、曲や演奏者の好みで指示態様を選
択することができ、これを外部装置から入力されるガイ
ド設定情報によって選択できるようにしたことにより、
演奏用のデータや演奏ガイド用のデータを外部装置から
入力して演奏指示を行う場合にこの外部装置の指示で指
示態様を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である電子鍵盤楽器のブロ
ック図
【図2】同電子鍵盤楽器で用いられる演奏データのフォ
ーマットを示す図
【図3】同電子鍵盤楽器で用いられる演奏データを時間
軸に展開した図
【図4】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート
【図5】同電子鍵盤楽器に演奏データを送信する外部装
置を説明する図
【図6】同電子鍵盤楽器の他の実施形態を示す図
【図7】先行ノートデータ生成処理を示すフローチャー
【図8】先行ノートデータ生成処理を示すフローチャー
【図9】先行ノートデータ生成処理を示すフローチャー
【図10】先行ノートデータ生成処理を示すフローチャ
ート
【図11】先行ノートデータ生成処理を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
13…外部記憶装置、14…インタフェース、16…鍵
盤、19a…鍵盤LED

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏者に対して演奏装置の操作を指示す
    る操作指示手段と、 前記操作指示手段を制御する制御手段であって、所定の
    音符に対応して前記操作指示手段を複数の態様で制御可
    能であり、インタフェースを介して外部から入力された
    ガイド設定情報に基づいて前記複数の態様の中の1つで
    前記操作指示手段を制御する制御手段と、 を備えた演奏ガイド装置。
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