JP2002297139A - 演奏データ変更処理装置 - Google Patents

演奏データ変更処理装置

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JP2002297139A
JP2002297139A JP2001095514A JP2001095514A JP2002297139A JP 2002297139 A JP2002297139 A JP 2002297139A JP 2001095514 A JP2001095514 A JP 2001095514A JP 2001095514 A JP2001095514 A JP 2001095514A JP 2002297139 A JP2002297139 A JP 2002297139A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い時間間隔で楽音信号を連続的に反復発音
させるときに、楽音信号の音色に広がり感を持たせる演
奏データ変更処理装置を提供する。 【解決手段】 ロール奏法を、図2(a)に示すトレモ
ロの記譜通りにシーケンサソフトウエアで打ち込めば、
図2(b)に示すように、音高、音長、音量が均一な8
個の16分音符12に対応する演奏データ列になる。こ
れを、図2(c)に示すように、1個おきに、元の音高
から上に半音ずれた16分音符13に変更することによ
り、全体として音高がばらついた音符列に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール奏法のよう
に、短い時間間隔で反復発音される楽音信号の音色に、
広がり感を持たせるようにする演奏データ変更処理技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子楽器において、操作子による1回の
発音指示により、所定の楽音信号を繰り返し発音させる
ものが、例えば、実公平7−31277号公報、特許第
2692675号明細書等で知られている。このような
所定の楽音信号を繰り返し発生させることにより、ロー
ル奏法を模擬することができる。ロール奏法とは、アコ
ースチック(自然楽器)のスネアドラム,ティンパニ等
のドラム系楽器で行われている奏法の1種であって、振
動膜をスティックで細かく連続的に叩いて演奏するもの
である。しかし、このような発音を行わせるための演奏
データを、シーケンサの打ち込みで作成する場合に、単
に細かな音符に対応する演奏データを自動的に連続的に
作成したり、細かな音符に対応する演奏データを個々に
そのまま打ち込んだりしたときには、この演奏データで
音源を鳴らしたときに、短い時間間隔で楽音信号が反復
して発音されるだけである。その結果、騒々しいだけの
音になってしまい、アコースチックドラムのような豊か
な音の広がり感が出ないという問題があり、特にPCM
音源において著しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、ロール奏法のよ
うに、短い時間間隔で楽音信号を連続的に反復発音させ
るときなどにおいて、楽音信号の音色に広がり感を持た
せるための演奏データ変更処理装置および演奏データ変
更処理プログラムが記録された記録媒体を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、演奏データ変更処理装置におい
て、楽音信号の各発音タイミングにおける音高を指定す
る音高指定データを含む演奏データ列を入力し、前記各
発音タイミングが短い時間間隔で連続的に発生しかつ前
記音高が一致している演奏区間に対して、一部の前記各
発音タイミングの前記音高を変更することにより、前記
音高が分散するように処理された前記演奏データ列を出
力する演奏データ処理手段を有するものである。したが
って、入力された演奏データ列に含まれる楽音信号の各
発音タイミングにおける音高が分散したものとなって、
単調な響きになりがちな連続音の楽音信号に簡単な構成
で新たな非調和成分を付加することができ、楽音信号の
音色に広がり感を持たせることができる。ある発音タイ
ミングにおける音高を変更するための具体的構成として
は、例えば、キーオンデータおよびキーオフデータ中の
ノートナンバを変更することにより、演奏データ列中の
音高指定データそのものを変更する。あるいは、音高指
定データの設定を演奏時に変更するための演奏データ、
例えば、ピッチベンドを挿入する。
【0005】請求項2に記載の発明においては、演奏デ
ータ変更処理装置において、楽音信号の各発音タイミン
グにおける音高を指定する音高指定データを含む演奏デ
ータ列を入力し、対応する楽音生成パラメータ列を作成
するとともに、前記各発音タイミングが短い時間間隔で
連続的に発生しかつ前記音高が一致している演奏区間に
対して、一部の前記各発音タイミングにおいては、前記
音高指定データにより指定された前記音高を変更して指
定する楽音生成パラメータを作成することにより、前記
音高が分散するように処理された楽音生成パラメータ列
を出力する演奏データ処理手段を有するものである。し
たがって、入力された演奏データ列に対応する楽音生成
パラメータ列に含まれる各発音タイミングの音高が分散
したものとなって、単調な響きになりがちな連続音の楽
音信号に簡単な構成で新たな非調和成分を付加すること
ができ、楽音信号の音色に広がり感を持たせることがで
きる。
【0006】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の演奏データ変更処理装置において、
入力する前記演奏データ列を、前記演奏データ処理手段
よりも先に入力し、前記演奏区間を設定する処理区間設
定手段を有するものである。したがって、演奏データを
処理するのに適した演奏データの処理区間を設定するこ
とができる。この手段は、ユーザが操作子を用いて手動
で設定するものであってもよいし、自動検出で設定する
ものであってもよい。
【0007】請求項4に記載の発明においては、演奏デ
ータ変更処理装置において、楽音信号の各発音タイミン
グにおける音高を指定する音高指定データを含む演奏デ
ータ列を入力し、所定の前記楽音信号の前記発音タイミ
ングから発音終了タイミングまでの発音区間に対して、
該所定の楽音信号の演奏データを出力する代わりに、複
数の前記楽音信号の前記発音タイミングを短い時間間隔
で連続的に作成し、かつ、当該複数の発音タイミングの
一部においては、前記音高を前記音高指定データにより
指定された前記音高から上方に変更するとともに、上方
に変更された前記発音タイミングの音量を、変更前の前
記音量よりも相対的に小さくすることにより、前記音高
が分散するように処理された前記演奏データ列を出力す
る演奏データ処理手段を有するものである。したがっ
て、短い時間間隔で連続的に作成された各発音タイミン
グにおける音高が分散したものとなって、単調な響きに
なりがちな連続音の楽音信号に簡単な構成で新たな非調
和成分を付加することができ、楽音信号の音色に広がり
感を持たせることができるとともに、自然な響きにな
る。ある発音タイミングにおける音高を変更するための
具体的構成としては、演奏データ列中の音高指定データ
そのものを変更するか、音高指定データの設定を演奏時
に変更するための演奏データを挿入する。
【0008】請求項5に記載の発明においては、演奏デ
ータ変更処理装置において、楽音信号の各発音タイミン
グにおける音高を指定する音高指定データを含む演奏デ
ータ列を入力し、対応する楽音生成パラメータ列を作成
するとともに、所定の前記楽音信号の前記発音タイミン
グから発音終了タイミングまでの発音区間に対して、複
数の前記楽音信号の前記発音タイミングを短い時間間隔
で連続的に作成し、かつ、当該複数の発音タイミングの
一部においては、前記音高を前記音高指定データにより
指定された前記音高から上方に変更して指定するととも
に、上方に変更された前記発音タイミングの音量を、変
更前の前記音量よりも相対的に小さくして指定する楽音
生成パラメータを作成することにより、前記音高が分散
するように処理された楽音生成パラメータ列を出力する
演奏データ処理手段を有するものである。したがって、
楽音生成パラメータ列に含まれる、短い時間間隔で連続
的に作成された各発音タイミングにおける音高が分散し
たものとなって、単調な響きになりがちな連続音の楽音
信号に簡単な構成で新たな非調和成分を付加することが
でき、楽音信号の音色に広がり感を持たせることができ
るとともに、自然な響きになる。
【0009】請求項6に記載の発明においては、演奏デ
ータ変更処理プログラムが記録された記録媒体におい
て、コンピュータに実行させるための演奏データ変更処
理プログラムが、楽音信号の各発音タイミングにおける
音高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入
力する入力ステップ、および、前記各発音タイミングが
短い時間間隔で連続的に発生しかつ前記音高が一致して
いる演奏区間に対して、一部の前記各発音タイミングの
前記音高を変更することにより、前記音高が分散するよ
うに処理された前記演奏データ列を出力する演奏データ
処理ステップを有するものである。したがって、演奏デ
ータ変更処理プログラムをコンピュータに実行させるこ
とにより、請求項1に記載の発明と同様の作用を奏す
る。
【0010】請求項7に記載の発明においては、演奏デ
ータ変更処理プログラムが記録された記録媒体におい
て、コンピュータに実行させるための演奏データ変更処
理プログラムが、楽音信号の各発音タイミングにおける
音高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入
力する入力ステップ、および、所定の前記楽音信号の前
記発音タイミングから発音終了タイミングまでの発音区
間に対して、該所定の楽音信号を出力する代わりに、複
数の前記楽音信号の前記発音タイミングを短い時間間隔
で連続的に作成し、かつ、当該複数の発音タイミングの
一部においては、前記音高を前記音高指定データにより
指定された前記音高から上方に変更するとともに、上方
に変更された前記発音タイミングの音量を、変更前の前
記音量よりも相対的に小さくすることにより、前記音高
が分散するように処理された前記演奏データ列を出力す
る演奏データ処理ステップを有するものである。したが
って、演奏データ変更処理プログラムをコンピュータに
実行させることにより、請求項4に記載の発明と同様の
作用を奏する。
【0011】上述した各発明において、音高の変更はわ
ずかな量でよい。半音に必ずしも限らないが、例えば、
半音上の音高、あるいは半音下の音高に変更する。ま
た、例えば、入力されたキーオンデータの1つおきに元
の音高から音高を変更させる。変更は、元の音高から音
高を上げる、音高を下げる、または音高を1つおきに交
互に上げ下げをする。なお、音高の変更と同時に、入力
されたキーオンデータの発音タイミングおよびまたは音
量を変更するとよい。すなわち、入力時の発音タイミン
グおよび音量から、所定のパターンあるいはランダムな
パターンで変更されるように演奏データを処理して、演
奏データを出力したり、楽音生成パラメータを出力した
りすることにより、人間の演奏に近い表情付けを加える
ことができる。さらに加えて、一部の発音タイミングの
音高を、音高指定データにより指定された音高から上方
に変更するとともに、上方に変更された発音タイミング
の音量を、変更前の音量よりも相対的に小さくすれば、
自然な響きになる。もともと非調和成分が比較的多く含
まれている打楽器音色の楽音信号を発音させるための演
奏データについて処理を行うことにより、音高の変化が
さほど目立たずに、楽音信号の音色に広がり感を持たせ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の演奏データ変更
処理装置の実施の一形態の説明図である。図1(a)
は、主として演奏データの編集モード等において、演奏
データを変更処理して出力する場合の機能構成図であ
る。1は曲データメモリであって、演奏データ列を出力
する。曲データは、曲全体のデータでも作成途中の部分
的なデータでもよい。曲データのファイル形式として
は、SMF(Standard MIDI File)、あるいは、メーカ独
自の各種のファイル形式が用いられるが、特に制約はな
い。各形式に応じて演奏データを変更すればよい。な
お、編集モードにおいては、元の曲データメモリから編
集作業用のメモリに曲データを全てロードしてから処理
をする場合もある。この場合、編集作業用のメモリを図
示の曲データメモリ1とする。
【0013】演奏データとして、MIDI(Musical Instru
ment Digital Interface)イベント等のイベントデータ
が、直前のイベントからの経過時間を表す時間情報とと
もに記録されている。MIDIイベントデータには、発音が
指示されるキーオン(ノートオン)データが含まれる。
キーオンデータは、各発音タイミングにおける楽音信号
の音高(音の高さ)を表すノートナンバ、および、発音
の強さを表すベロシティを有している。また、MIDIチャ
ンネル番号を含んでいる。音符の長さは、例えば、ある
音高のキーオン(ノートオン)データの発生タイミング
から同じ音高の次のキーオフ(ノートオフあるいはベロ
シティゼロのノートオン)データの発生タイミングまで
の経過時間(ゲートタイム)によって決定される。
【0014】2は演奏データ処理部であって、演奏デー
タ列を入力し、発音タイミングを示すキーオンデータ
が、短い時間間隔で連続的に発生し、かつ音高を指定す
るノートナンバの値が一致している区間に対し、一部の
キーオンデータを変更する。これにより、楽音信号の各
発音タイミングの音高が分散するように処理された演奏
データ列を曲データメモリ3に出力する。曲データメモ
リ3は、処理された演奏データ列を入力して、編集され
た曲データとして記憶する。キーオンデータの処理に伴
い、対応するキーオフ(ノートオフ)データあるいはベ
ロシティがゼロのキーオンデータについても同様に、音
高を指定するノートナンバの変更処理を行う。なお、発
音開始後、短時間で減衰する楽音の場合には、キーオフ
データあるいはベロシティがゼロのキーオンデータを省
略可能な仕様にしてもよい。
【0015】4は処理区間設定部であって、演奏データ
列を処理する区間を決める場合に使用する。処理区間設
定部4は、入力する演奏データ列を演奏データ処理部2
よりも先に入力し、キーオンデータが短い時間間隔で連
続的に発生し、かつ、同じ音高で発音される演奏区間を
検出する。処理すべき全区間を予め検出してもよいが、
連続する数個のキーオンデータの発生間隔を逐次検出す
るようにして、演奏データを処理すべき区間を検出して
もよい。図示のように曲データメモリ1から演奏データ
列を入力する場合には、曲データメモリ1から演奏デー
タ列を先読みすればよい。この検出は、自動的に行う
か、ユーザが設定操作子を用いて、表示器などで先読み
した演奏データ列を見ながら演奏区間を設定してもよ
い。表示形式としては、スタッフ(楽譜)形式、ピアノ
ロール形式、イベントデータリスト形式などがある。
【0016】5は処理チャンネル設定部であって、演奏
データ中に含まれるMIDIチャンネルに楽器音色が指定さ
れている場合、あるいは、演奏データが複数のトラック
に分けて記録され、各トラックに楽器音色が指定され、
各記録トラックからの演奏データ列が、対応するMIDIチ
ャンネルを通して入力される場合に、処理チャンネルを
設定することができる。MIDIチャンネルは、音源の任意
のパートに割り当て可能である。ユーザは、MIDIチャン
ネルあるいは記録トラックに、ティンパニ,スネアドラ
ム等のドラム系の打楽器音色を、バンクセレクト,プロ
グラムチェンジで設定している。あるいは、音源のパー
トに対し直接的に音色を設定する。演奏データ処理部2
で行う処理は、ティンパニ,スネアドラム等のドラム系
の打楽器の音色が設定されたMIDIチャンネルやパートに
対して行うと好適である。なお、あるMIDIチャンネルの
演奏データが全て処理すべき演奏データであることがわ
かっているときには、処理区間設定部4が不要である。
また、曲データメモリ3を一時記憶バッファとして、処
理済みの演奏データ列を一時記憶しておき、各処理区間
毎の編集処理が終了した後、元の編集作業用のメモリに
戻して記憶させるようにしてもよい。また、曲データの
自動演奏モードにおいては、処理された演奏データ列を
リアルタイムで楽音信号生成部6に出力して、楽音信号
の生成を行ってもよい。
【0017】図1(b)は、自動演奏モード等におい
て、演奏データを入力して楽音生成パラメータを出力す
る場合の機能構成図である。図1(a)と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。演奏データ処理部
7は、演奏データ列を入力し、入力された演奏データ列
に対応する楽音生成パラメータ列を作成して、楽音信号
生成部8に出力する。楽音信号生成部8は、出力された
楽音生成パラメータ列に基づいて楽音信号を生成する。
その際、演奏データ処理部7は、各発音タイミングが短
い時間間隔で連続的に発生しかつ音高指定データが一致
している演奏区間に対して、一部の各発音タイミングに
おいては、音高指定データにより指定された音高を変更
して指定する楽音生成パラメータを作成することによ
り、音高が分散するように処理された楽音生成パラメー
タ列を出力する。
【0018】図1(a),図1(b)を参照した説明で
は、入力される演奏データは、曲データメモリから読み
出していた。しかし、演奏データは、外部の演奏機器の
曲データメモリからも入力できる。特に、ネットワーク
上のサーバから、演奏データを入力しながら演奏するス
トリーミング再生モードで入力することもできる。これ
らの場合は、一時記憶バッファを曲データメモリ1とす
る。これに演奏データを書込むことにより先読みが可能
となり、処理する演奏区間を自動または手動で設定する
ことができる。上述した説明では、編集モードおよび自
動演奏モードに適用した場合を説明した。この他、ユー
ザが鍵盤やドラムパッド、フットペダル、フットスイッ
チ等の演奏操作子を用いてリアルタイムで実演奏するモ
ードにも適用が可能である。この場合、先読みができな
いので処理遅延が発生する。
【0019】上述した説明では、入力されたキーオンデ
ータが短い時間間隔で連続的に発生し、かつ、同じ音高
を指定している演奏区間内の各発音タイミングの一部に
おける音高を変更する処理を行った。一方、従来のシー
ケンサ・ソフトウエアにおいて、画面に表示された音符
に記号を付すことによって、音楽表現や演奏方法等(例
えば、トレモロ、トリル、ビブラート)を指示してい
る。したがって、同様にして、これまで説明したよう
な、短い時間間隔でキーオンデータを連続的に発生さ
せ、この間において音高の分散された発音をさせる奏法
に対して、プレイスタイル、例えば、「ロール奏法」を
定義し、この「ロール奏法」を指示する演奏データを、
曲データ中に挿入できるようにしてもよい。
【0020】図1(a)において、処理区間設定部4
が、ある音符に対して「ロール奏法」を指示する演奏デ
ータと、対象となるこの音符を指示する演奏データ(キ
ーオンデータ、および、キーオフデータまたはベロシテ
ィがゼロのキーオンデータ)を検出すると、演奏データ
処理部2では、音符の発音タイミングから発音終了タイ
ミングまでの発音区間に対し、この音符を指示する演奏
データを出力する代わりに、複数の楽音信号の発音タイ
ミングを短い時間間隔で連続的に作成し、かつ、当該複
数の発音タイミングの一部においては、音高をノートナ
ンバにより指定された音高から変更することにより、音
高が分散するように処理された前記演奏データ列を、曲
データメモリ3あるいは楽音信号生成部6に出力する。
一方、それぞれの発音終了タイミングは、ドラム系打楽
器音が減衰音であれば楽譜表示以外には余り意味がな
い。したがって、音長の短い音符になるように発音終了
タイミングを決めればよい。なお、この場合、曲データ
メモリ3に出力する演奏データについては、入力された
演奏データそのものを記憶させるようにしてもよい。言
い換えれば、ある音符に対して単に「ロール奏法」を指
示する演奏データを、その音符とともにそのまま記憶さ
せてもよい。
【0021】図1(b)でも同様であって、処理区間設
定部4が、「ロール奏法」を指示する演奏データと、こ
のロール奏法を適用する音符を指示するデータを検出す
ると、演奏データ処理部7では、入力された演奏データ
に対応する楽音生成パラメータ列を作成するとともに、
指示された音符の発音区間に対し、複数の楽音信号の発
音タイミングを短い時間間隔で連続的に作成し、かつ、
当該複数の発音タイミングの一部においては、音高をノ
ートナンバにより指定された音高から変更して指定する
楽音生成パラメータを作成して、楽音信号生成部8に出
力する。
【0022】この他、演奏データ列中に「ロール奏法」
を指示する演奏データが含まれていなくてもよい。この
場合、ユーザが、処理区間設定部4において、入力され
たある音符に対して「ロール奏法」を設定すると、図1
(a)において、演奏データ処理部2は、設定された音
符の発音区間に対し、この音符を指示する演奏データを
出力する代わりに、複数の楽音信号の発音タイミングを
短い時間間隔で連続的に作成し、かつ、当該複数の発音
タイミングの一部においては、音高を音高指定データに
より指定された前記音高から変更することにより、前記
音高が分散するように処理された前記演奏データ列を出
力する。同様に、図1(b)においては、ユーザが、処
理区間設定部4において、入力されたある音符に対する
「ロール」奏法を設定すると、演奏データ処理部7は、
指定された音符の発音区間内において、複数の楽音信号
の発音タイミングを短い時間間隔で連続的に作成し、か
つ、当該複数の発音タイミングの一部においては、音高
をノートナンバにより指定された音高から変更して指定
する楽音生成パラメータを作成する。
【0023】図2は、本発明の実施の一形態による演奏
データの一変換例の説明図である。図中、図2(a)は
ロール奏法を譜面上に表示したときの説明図、図2
(b)はロール奏法を実現するための従来の演奏データ
の説明図、図2(c)はロール奏法を実現するための本
発明の実施の一形態による演奏データの説明図である。
なお、図2(b),図2(c)は、ピアノロール表示で
あり、縦軸は音の高さを半音単位で示し、横軸は経過時
間を4分音符単位で示している。棒表示が各音符の発音
開始タイミングから発音終了タイミングまでの音長(ゲ
ートタイム)を表している。
【0024】図2(a)においては、「ロール奏法」
を、トレモロの記譜方法で表示している。2重斜線が引
かれた2分音符11は、同じ音名の16分音符を2分音
符の長さの期間において8回反復させることを表してい
る。この譜例を、シーケンサ・ソフトウエアで楽典通り
に打ち込めば、図2(b)に示すように、音高(音の高
さ、ピッチ)、音長、音量が均一な、8個の16分音符
12に対応する演奏データ列になる。しかし、このまま
では、短い時間で同じ楽音信号が反復して発音されるだ
けで、アコースチックドラムのような豊かな音の広がり
が出せない。これを少しでも自然な響きに修正するため
に、図2(b)に示すように、同じ音高で短い時間間隔
で連続した16分音符12の音高を、図2(c)に示す
ように、1個おきに、元の音高から上に半音ずれた16
分音符13に変更することにより、全体として、音高の
ばらついた音符列に変更する。
【0025】図1(a)の演奏データ処理部2は、演奏
データをこのような16分音符12,13に対応する演
奏データに変更し、図1(b)の演奏データ処理部7
は、このような16分音符12,13を発音させる楽音
生成パラメータを作成して出力する。図示の例では、予
め決まった音高の音符と、これより半音上の音高の音符
とを交互に鳴らすようにしている。この他、予め決まっ
た音高の音符と、これより半音下の音高の音符とを交互
に鳴らしてもよい。予め決まった音高の音符と、これよ
り半音上の音高の音符、これより半音下の音高の音符の
3つの音高を順次交互にピッチが上下に変化するように
鳴らしてもよい。各発音タイミングにおける音高を、元
の音高から全て変更して、元の音高を挟む上下の2つの
音高を順次交互に変化するようにしてもよい。また、数
個を単位に音高をずらせて数個続けて元の音高あるいは
変更後の音高となるようにしてもよい。
【0026】演奏データをこのように処理する第1の具
体例としては、一部の発音タイミングに対する音高指定
データを変更する。例えば、キーオンデータに含まれる
ノートナンバを、発音タイミングの1つおきに、元のノ
ートナンバから+1または−1変更する。なお、キーオ
ンデータに伴って、楽音信号の発音を終了させるキーオ
フデータまたはベロシティ0のキーオンデータがあるフ
ァイル形式では、呼応して、キーオフデータまたはベロ
シティ0のキーオンデータのノートナンバも同じものに
変更する。
【0027】第2の具体例としては、第1に、キーオン
データに含まれるノートナンバによる音高設定を演奏時
に変更するための演奏データ(ピッチベンド)を作成し
て、上述したキーオンデータの直前に挿入する。ピッチ
ベンドを挿入することにより、一部の発音タイミングに
おけるノートナンバにより指定された音高を変更する。
例えば、ある1つのキーオンデータの直前に、元の指定
された音高から+1半音または−1半音オフセットさせ
るピッチベンドを挿入する。第2に、その次のキーオン
データの直前に、元の指定された音高に戻すピッチベン
ド(オフセットを0にする)を挿入することにより、音
高指定データによる音高をそのまま演奏時に設定する。
この第1,第2の処理を、キーオンデータ毎に交互に行
う。
【0028】ドラム系の音色が割り当てられるMIDIチャ
ンネルの演奏データについて、このように加工された演
奏データを再生することにより、音色に広がり感のある
自然な響きになる。これは、非調和的な倍音を有する音
色が割り当てられるチャンネルの演奏データについて有
効である。これに対し、調和的な倍音を有する音色、例
えば、ストリングス系の音色では、交互の音の高さがそ
のまま聞こえやすいので、あまり有効でない。また、音
高の高い領域では、交互の音の高さが認識されやすくな
るが、低い音高の場合は、交互の音の高さが認識されに
くい。より好ましくは、元の音高から半音上げた音符に
ついて、ベロシティ(音量)を小さくするとよい。すな
わち、音高がノートナンバにより指定された音高から上
方に変更された発音タイミングのベロシティを、変更前
のベロシティよりも相対的に小さくすると自然な響きに
なる。
【0029】なお、従来、人が演奏するときの感情表現
を再現するために、発音のタイミングとベロシティとを
変化させて不均一に発音されるように、演奏データを変
更している。本発明の実施の形態においても、音の高さ
を分散させると同時に、発音タイミング間隔やベロシテ
ィなどを、全体的に不均一にさせるように演奏データを
処理することにより、人が演奏するときの表情付けをす
ることができる。しかも、このように発音タイミングや
音の強さを不均一にすることにより、音の高さの変化が
認識されにくくなる。
【0030】ベロシティを全体的に不均一にした場合に
は、音高がノートナンバにより指定された音高から上方
に変更された発音タイミングのベロシティを、ベロシテ
ィを全体的に不均一にさせた後の元のベロシティよりも
相対的に小さくすればよい。音高が上方に変更されたキ
ーオンデータのベロシティの設定は、元のベロシティか
ら、約8.5%程度小さくなるように設定するとよい。
さらに、生成された楽音信号に掛けるリバーブ効果を強
めに掛けると、より自然な響きになる。また、音高の変
更とともに、フィルター係数を変更して、音色を変化さ
せてもよい。音高以外の他の特性を、変化する音高と相
関関係を持たせて変化させてもよい。
【0031】なお、音高変更後の楽音信号は、従来「ト
リル」と呼ばれている音楽記号を付した音符の楽音信号
に似たものとなる。しかし、従来のシーケンサ・ソフト
ウエアにおいては、「トリル」を指定する演奏データを
作成して、トリル演奏を可能とするだけで、同じ音高の
音符の発音タイミングが短い時間間隔で連続的に発生し
ている区間の演奏データを変更処理するものではない。
また、トリルが対象とする楽音信号は、主としてピアノ
やギターのような調和音を持った音色の楽器において、
音高の変化を聴かせるためのものであって、音色の広が
りは目的とされていない。これに対し、本発明は、主と
して、ティンパニやスネアドラム等の急速に減衰する打
撃音であって、非調和成分を比較的多く含んだ音色を対
象とし、変更処理された演奏データあるいは、楽音生成
パラメータによって楽音信号の音色に広がりを持たせる
ものである。そのため、音高がノートナンバにより指定
された値から上方に変更された発音タイミングのベロシ
ティ(発音の強さ)は、変更前のベロシティよりも相対
的に小さくする工夫もしている。
【0032】図3は、本発明の実施の一形態を実現する
電子楽器のハードウエア構成図である。図中、21はバ
スであって、CPU(Central Processing Unit)22
をはじめとするハードウエアブロックが接続され、デー
タやアドレスが転送される。CPU22は、電子楽器全
体の操作入力や表示出力等の一般的な制御動作をすると
ともに、本発明の演奏データ変更処理を実行したり、演
奏データや設定データに基づいて楽音生成パラメータの
値を決定したりする。23はROM(Read Only Memor
y)であって、本発明の演奏データ変更処理プログラム
等、CPU22を動作させるためのプログラムのほか、
各種の楽音生成パラメータデータ、曲データ等が記憶さ
れている。24はRAM(Random Access Memory)であ
って、CPU22がプログラムを実行するときに必要と
するワーキングメモリとなる。演奏データや各種データ
を一時的に格納するレジスタやフラグを記憶する領域を
含む。25はタイマーであって、CPU22のタイマー
割り込みに用いられ、自動演奏のテンポクロックも供給
する。
【0033】26は外部接続されたMIDI鍵盤やシーケン
サ等の演奏機器であって、インターフェース27を介し
て演奏データを入力する。シリアルケーブルを介して接
続されるほか、ネットワークを介してインターネット上
のサーバに接続されて、サーバ側から演奏データを外部
記憶装置31にダウンロードする。演奏データを受信し
ながらストリーミング再生する場合もある。28はパネ
ルに設けられた設定操作子であって、電子楽器の動作モ
ードや楽音信号の音色,効果等、種々の設定を行う。2
9は鍵盤やドラムパッド等、音符の発音タイミング等を
入力する演奏指示操作子である。自動演奏専用装置の場
合は特に必要としない。30は表示器であって、演奏デ
ータや、現在の動作モード、設定状態等を表示する。3
1は曲データ等を記録再生、あるいは再生のみ可能な外
部記憶装置であって、例えば、FDD(フレキシブルデ
ィスク駆動装置)、半導体メモリカード記録再生装置、
HDD(ハードディスク駆動装置)等である。本発明の
演奏データ変更処理プログラムを格納したものでもよ
い。
【0034】32は音源であって、バス21を介して入
力された楽音生成パラメータに基づいて楽音信号を生成
する。33はDSP(Digital Signal Processor)であ
って、楽音信号にリバーブ等の効果音を付したり、複数
パートの楽音信号をミキシング処理したりする。DSP
33の出力は、図示しないD/A変換器を介し、アナロ
グの楽音信号にされて、サウンドシステム34に出力さ
れる。サウンドシステムでは、音量調整、音量増幅を行
ってスピーカ等から楽音信号を放音させる。
【0035】上述した説明では、本発明をコンピュータ
(CPU)により制御される電子楽器を用いて実施する
構成を説明したが、本発明は、パーソナルコンピュータ
を用いても実施することもできる。この場合、コンピュ
ータに実行させることにより本発明を実現する演奏デー
タ変更処理プログラムを、オペレーティングシステムの
下で動作するアプリケーションプログラムとして、CD-R
OM等の記録媒体に記録しておき、この記録媒体からハー
ドディスクにインストールする。あるいは、演奏データ
変更処理プログラムをネットワーク上のサーバに記録し
ておき、このサーバからハードディスクにダウンロード
する。音源部およびDSPは、サウンドカード上にハー
ドウエアとして備えて機能を実現させるか、ソフトウエ
ア音源としてCPUで音源機能および効果付加機能を実
現させる。処理された演奏データを記憶装置に記憶させ
るだけで発音させなくてもよい場合には、音源部および
DSPを必要としない。
【0036】図4ないし図7は、本発明の実施の一形態
の適用例を説明するためのフローチャートである。図4
は、メインルーチンのフローチャートである。まず、電
源投入により演奏処理プログラムの実行を開始し、S4
1において、RAM24の内容をクリアし、レジスタや
フラグ等の初期化を行う。S42において、パネル上の
設定操作子28の操作入力イベントを受け付け、電子楽
器の曲データの編集や自動演奏などの動作モードの設定
や、楽音信号の音色、効果等の種々の設定を行う。S4
3において、演奏データに基づいて楽音信号を生成す
る。自動演奏モードのときに、演奏データは、外部記憶
装置31あるいはROM23から読み出されたり、外部
の演奏機器26から送信されて来たりする。実演奏モー
ドにおいては、演奏指示操作子29を用いて、演奏者が
指示した演奏データが作成される。S44において発音
処理を行う。自動演奏再生あるいは実演奏を実行してい
るときには、演奏データに基づいて楽音信号を生成し、
これに効果処理を付して増幅しスピーカから出力させ
る。
【0037】図5は、図4におけるパネル処理の詳細を
示すフローチャートである。S51において、図3に示
したパネル上の設定操作子28に操作イベントが発生し
たか否かを判定し、何らかの操作イベントが発生したと
きには、S52に処理を進め、このフローの処理が行な
われる。操作イベントが発生していなければ、図4に示
したメインのフローチャートに戻る。S52において、
まず操作イベントが表情付けの設定処理に関するものか
否かを判定する。そうであれば、S53に処理を進め、
そうでなければS54に処理を進める。ここで、表情付
けとは、入力された演奏データに対し、人間が演奏する
ときのような表情を付けるものである。このフローチャ
ートでは、表情付けとして、ロール奏法の演奏区間に対
し、発音タイミング間隔やベロシティなどを、全体的に
不均一にさせる。そして、この表情付けの処理に合わせ
て、図1,図2を参照して説明したような、音の高さを
分散させることにより、楽音信号の音色に広がり感を持
たせる処理を行う。
【0038】S53において、ユーザが選択した表情付
けの受け付けを行う。ここで、ロール奏法をさせたいMI
DIチャンネル等の指定も行う。S55において、ユーザ
がリアルタイム処理の動作モードを設定しているか否か
を判定する。ここで、リアルタイム処理とは、ROM2
3や外部記憶装置31から自動演奏データを読み込んで
演奏する場合、あるいは、外部の演奏機器26から送信
されてきた演奏データをストリーミング再生する場合、
あるいは、演奏指示操作子29によって実演奏する場合
を意味する。言い換えれば、演奏データを直ちに処理し
て楽音信号の生成と発音処理とを行う場合である。これ
に対し、リアルタイム処理でない場合とは、演奏データ
の作成あるいは編集等の加工処理である。
【0039】リアルタイム処理であればS56に処理を
進め、ユーザが選択した表情付けに応じた設定を行い、
メインフローチャートに戻る。そうでなければ、S57
に処理を進め、表示器30に編集処理を行う曲データが
表示されていなければ、曲データを読み出してその表示
を行う。S58において、表情付けの処理を自動処理す
る選択がなされているか否かを判定し、自動処理が選択
されているときには、S59に処理を進め、曲データの
編集等の加工を自動的に行う。一方、自動処理が選択さ
れていないときには、S60に処理を進め、設定操作子
28により、ユーザが表情付けを行う範囲と表情付けの
具体的な内容を受け付け、S61において、受け付けた
範囲と内容とに応じて表情付けの処理を実行して、メイ
ンフローに戻る。
【0040】S52において、表情付けの設定処理がな
いときにはS54に処理を進め、パネル上の設定操作子
28の操作イベントが自動演奏モードを設定するもので
あるか否かを判定し、そうであればS62に処理を進め
る。そうでなければS63に処理を進め、操作イベント
に応じた処理を実行してメインフローに戻る。S62に
おいて、外部の演奏機器26からの演奏データを演奏す
る設定指示であるか否かを判定し、そうであれば、S6
4に処理を進め、そうでなければS65に処理を進め
る。S64において、このモードの具体的な設定内容に
関するユーザ選択を受け付け、S66において、外部か
ら入力される演奏データに関する処理を設定して、メイ
ンフローに戻る。
【0041】一方、S65においては、記憶装置に記憶
されている自動演奏曲の設定指示であるか否かを判定す
る。そうであればS67に処理を進め、ユーザが選択し
た曲を受け付けて、S69において自動演奏曲の演奏デ
ータを記憶装置から読み出す設定をし、メインフローに
戻る。一方、自動演奏曲の設定指示でなければS68に
処理を進め、ユーザによる再生開始指示であるか否かを
判定する。そうであればS70に処理を進め、指定され
た自動演奏曲の演奏データを読み出して再生を開始し、
メインフローに戻る。再生開始指示でなければ、ユーザ
による自動演奏中の停止指示であるか否かを判定する。
そうであれば、S72に処理を進め、自動演奏を停止す
る。一方、停止指示でなければ、S73に処理を進め、
自動演奏に関するその他の指示を実行してメインルーチ
ンに戻る。
【0042】図6は、図5における曲データ加工の処理
の詳細を示すフローチャートである。図示のフローチャ
ートでは、ロール奏法に対する表情付けという1個の表
情付けについてのみ説明する。そのため、この他の表情
付けも用意されている場合には、表情付けに応じて異な
る曲データ加工を行う。S81において、演奏データを
解析する。解析するMIDIチャネル(記録トラック)は、
図5のS53において、ユーザ選択により設定されてい
る。例えば、ティンパニの音色が指定されているMIDIチ
ャンネルが設定されている。このステップに置き換え
て、バンクセレクト、プログラムチェンジに設定されて
いる音色を自動検出することによって、処理することが
適切な、例えば、ティンパニの音色が設定されているMI
DIチャンネルを自動検出することも可能である。
【0043】S82において、解析の結果、自動演奏デ
ータの指定チャンネルの演奏データ列において、表情付
けを行う条件に適合した演奏区間を決定する。ロール奏
法の表情付けを行う対象区間とは、音符で説明すれば、
同じ音高の細かな音符、例えば、8分音符よりも短い発
音タイミングの音符、例えば、16分音符、32分音符
等、が所定個数、連続している期間である。検出方法と
しては、同じ音高の隣接するキーオンデータの発生タイ
ミングの間隔が所定以下(4分音符を480クロックに
対応させた場合、例えば、120クロック以下)である
ことを識別し、このキーオンデータが所定個数連続して
いることを検出する。音符のゲートタイムおよびクロッ
ク時間は、テンポによって変化するので、上述した判定
条件は、曲データ中のセット・テンポ情報に応じて変更
したり、あるいは、ユーザによって任意に設定できるよ
うにする。
【0044】S83において、ロール奏法の対象区間に
おいて、演奏データを修正処理することにより表情付け
を行う。具体的には、ロール奏法の演奏区間に対し、発
音タイミング間隔やベロシティなどを、全体的に不均一
にさせる。そして、この表情付けの処理に合わせて、図
1,図2を参照して説明したような、音の高さを分散さ
せることにより、楽音信号の音色に広がり感を持たせる
処理を行う。S84において、修正が終了した演奏デー
タ列を新たに楽曲データとして記憶装置に記憶する。S
85において、修正した演奏データ列を、スタッフ(譜
表)やピアノロール形式等で表示器30に表示して、図
5のパネル処理フローを経て、図4のメインフローに戻
る。
【0045】図7は、図4における楽音信号の生成処理
の詳細を説明するフローチャートである。S91におい
て、先に図5のS70で自動演奏が開始されて再生中で
あるか否かを判定し、再生中であればS92に処理を進
め、再生中でなければS93に処理を進める。S92に
おいて、選ばれている曲データを読み出す。曲データ
は、発音させるべき時間よりも前に先読みを行う。S9
4において、先に図5のS56において、リアルタイム
で表情付けを行う設定がされていたか否かを判定し、そ
うであれば、表情付けを行うフローに入って、S95に
処理を進め、そうでなければ、S93に処理を進め、曲
データをそのまま音源32で処理する。
【0046】S95において、表情付けの対象区間であ
るか否かを判定する。例えば、ロール奏法であると判定
する時間長以上の期間の先読みにより、演奏データを解
析することで、表情付けを行う対象区間であるか否かを
判定し、対象区間であればS96に処理を進め、対象区
間でなければS93に処理を進める。なお、この判定
は、図6のS82と同様な処理をリアルタイムで行うこ
とに相当する。S96において、対象区間の演奏データ
を、設定された特性条件に応じた表情になるように変更
して、S93に処理を進める。なお、この変更処理は、
図6のS83に対応した処理である。したがって、S8
3と同様に、変更された演奏データを作成してもよい。
あるいは、演奏データを作成することなく、音源部にお
いて楽音信号を生成するための楽音生成パラメータを直
接的に制御してもよい。
【0047】既に説明したS91において自動演奏の再
生中でなければ、S93に処理が進む。S93におい
て、外部の演奏機器から送信された演奏データを再生す
るように設定されているか否かを判定し、そうであれば
S97に処理を進め、そうでなければS98に処理を進
める。S97において、送信されている演奏データをバ
ッファに一時保持する。ストリーミング再生のために、
演奏データは発音すべき時間よりも以前に送信されてい
る。S99においては、図5のS56において、リアル
タイムで表情付けを行う設定がされていたか否かを判定
し、リアルタイムの表情付け処理が設定されているとき
にはS100に処理を進め、そうでなければ、保持され
ている演奏データをそのまま音源32で処理する。
【0048】S100において、バッファに保持されて
いる演奏データを解析し、表情付け処理をする区間であ
るか否かを判定し、そうであればS101に処理を進
め、そうでなければS98に処理を進める。なお、この
判定は、S95と同様の処理である。S101におい
て、対象区間の演奏データを、設定された特性条件に応
じた表情になるように変更し、S98に処理を進める。
なお、この変更処理は、上述したS96,図6のS83
に対応した処理であり、変更された演奏データ、あるい
は、変更が反映された楽音生成パラメータを作成する。
S98において、鍵盤やドラムパッド、フットペダル,
フットスイッチなどの演奏操作子の操作イベントがあっ
たか否かを判定し、操作イベントがあったときにはS1
02に処理を進め、操作イベントがなければメインルー
チンに戻る。
【0049】S102において、操作イベントがキーオ
ンイベントであるか否かを判定する。キーオンイベント
であればS103に処理を進め、そのキーオンに対応す
る楽音信号を生成してメインフローに戻る。S102に
おいてキーオンイベントでないと判定されたときには、
S104に処理を進め、操作イベントがキーオフイベン
トであるか否かを判定する。キーオフイベントであれ
ば、S105に処理を進め、キーオフイベントに対応す
る発音中の楽音信号の発音を停止するように処理を行
い、メインフローに処理を戻す。S104においてキー
オフイベントでないと判定されたときには、S106に
処理を進め、その他の演奏操作子の指示に応じた楽音の
処理を行い、メインのフローに戻る。
【0050】上述したフローチャートでは、演奏データ
変更処理は、表情付け処理に伴って、第1に、図5のS
59、図6のS81ないしS85の編集処理モードにお
いて実行される。予め記憶された曲データ中の演奏デー
タか、編集処理で作成され一時バッファに記憶されてい
る演奏データを元にして、音高を変更して、ロール奏法
の音色に広がり感を持たせる。第2に、図7のS96に
おいて、曲データを先読みしながら自動演奏するモード
で実行される。第3に、図7のS101において、外部
の演奏機器から入力される演奏データを先読みしながら
演奏するストリーミング再生モードで実行される。
【0051】上述した各動作モードにおいては、同一の
音高で長さの短い音符の連続性を検知することによっ
て、変更処理する演奏区間を自動検出したり、ユーザが
設定操作子を用いて、変更処理する演奏区間を設定した
りする。これに代えて、ロール奏法を指示する演奏デー
タを検出して、このロール奏法の対象とする音符の発音
タイミングから発音終了タイミングまでの区間を演奏処
理区間としてもよい。ユーザが実演奏しながら、ロール
奏法を指定する演奏操作子(例えば、フットスイッチあ
るいはドラムパッドを割り付ける)を操作することによ
り、ロール奏法による発音を開始させると同時に、音高
の変更処理を行い、次に、同じ演奏操作子を再操作する
ことにより、ロール奏法による発音を終了させるように
してもよい。この実演奏を記憶装置に記録するときに
は、発音される楽音信号に合わせてキーオンデータ、キ
ーオフデータを作成して記録してもよいし、ロール奏法
を指示する演奏データとともに、ロール奏法の対象とす
る音符に対応するキーオンデータ、キーオフデータを作
成して記録すればよい。
【0052】上述した説明では、ティンパニやスネアド
ラムなどのドラム系打楽器音色が、音高を指定できるメ
ロディチャンネル用の音色として音源に用意されている
場合について説明した。しかし、これ以外に、ドラム用
のMIDIチャンネル(通常第10チャンネル、ドラム用の
トラック、ドラム用のパート)を設け、このMIDIチャン
ネルにドラムキットの音色を指定する場合がある。この
ドラムキットで音高を分散させるには、このドラムキッ
ト内に、ティンパニやスネアドラム等のロール奏法用の
音色として、音高が異なる(±半音、あるいは±半音程
度)音源波形を少なくとも2種類、音源側に用意してお
く。
【0053】ドラム用のMIDIチャンネルに対する、キー
オンデータのノートナンバは、音高ではなく、ドラムキ
ットの音色を指定する番号である。したがって、例え
ば、ティンパニ音色として、音高が異なる第1,第2の
音色が用意されているとしたとき、キーオンデータのノ
ートナンバによって、直接的には第1,第2の音色を指
定することになる。しかし、実質的には、本来音高を指
定していたノートナンバで音高を指定していることにな
る。したがって、これまで説明したメロディチャンネル
用の演奏データ処理手段によって、ドラム用のMIDIチャ
ンネルについても、全く同様に、音高が分散するように
処理された演奏データ列を出力したり、音高が分散する
ように処理された楽音生成パラメータ列を出力すること
ができる。
【0054】上述した説明では、電子楽器、あるいは、
演奏データ変更処理をパーソナルコンピュータ上で実現
する場合について説明した。この他、CPUを内蔵し、
プログラムの実行によって機能を実現する電子楽器、ゲ
ーム機、携帯電話機、多機能加入電話機、PDA(Pers
onal Digital Assistant)等においても実現できる。楽
曲データ編集プログラムは、CD-ROM等の記録媒体に記録
され、コンピュータのハードディスク装置にインストー
ルされて使用される。あるいは、コンピュータや上述し
たCPU内蔵機器のROMにあらかじめ書き込まれて使
用される。ネットワーク上のサーバコンピュータ等から
コンピュータのハードディスク装置やCPU内蔵機器の
フラッシュROMにダウンロードされて使用される。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、短い時間間隔で楽音信号を連続的に反復して発音
させるときなどにおいて、音色に広がり感を持たせるこ
とができるという効果がある。特に、ドラム音色の割り
当てられるチャンネルに対するロール奏法を模擬した発
音をさせるときに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の演奏データ変更処理装置の実施の一
形態の説明図である。図1(a)は演奏データを変更処
理して出力する場合、図1(b)は演奏データを入力し
て楽音生成パラメータを出力する場合の機能構成図であ
る。
【図2】 本発明の実施の一形態による演奏データの説
明図である。図2(a)はロール奏法を譜面上に表示し
たときの説明図、図2(b)はロール奏法を実現するた
めの従来の演奏データの説明図、図2(c)はロール奏
法を実現するための本発明の実施の一形態による演奏デ
ータの説明図である。
【図3】 本発明の実施の一形態を実現する電子楽器の
ハードウエア構成図である。
【図4】 本発明の実施の一形態の適用例を説明するた
めのメインルーチンのフローチャートである。
【図5】 図4におけるパネル処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【図6】 図5における曲データ加工の処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図7】 図4における楽音信号の生成処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 曲データメモリ、2 演奏データ処理部、3 曲デ
ータメモリ、4 処理区間設定部、5 処理チャンネル
設定部、6 楽音信号生成部、7 演奏データ処理部、
8 楽音信号生成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    し、前記各発音タイミングが短い時間間隔で連続的に発
    生しかつ前記音高が一致している演奏区間に対して、一
    部の前記各発音タイミングの前記音高を変更することに
    より、前記音高が分散するように処理された前記演奏デ
    ータ列を出力する演奏データ処理手段、 を有することを特徴とする演奏データ変更処理装置。
  2. 【請求項2】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    し、対応する楽音生成パラメータ列を作成するととも
    に、前記各発音タイミングが短い時間間隔で連続的に発
    生しかつ前記音高が一致している演奏区間に対して、一
    部の前記各発音タイミングにおいては、前記音高指定デ
    ータにより指定された前記音高を変更して指定する楽音
    生成パラメータを作成することにより、前記音高が分散
    するように処理された楽音生成パラメータ列を出力する
    演奏データ処理手段、 を有することを特徴とする演奏データ変更処理装置。
  3. 【請求項3】 入力する前記演奏データ列を、前記演奏
    データ処理手段よりも先に入力し、前記演奏区間を設定
    する処理区間設定手段を有する、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の演奏データ
    変更処理装置。
  4. 【請求項4】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    し、所定の前記楽音信号の前記発音タイミングから発音
    終了タイミングまでの発音区間に対して、該所定の楽音
    信号の演奏データを出力する代わりに、複数の前記楽音
    信号の前記発音タイミングを短い時間間隔で連続的に作
    成し、かつ、当該複数の発音タイミングの一部において
    は、前記音高を前記音高指定データにより指定された前
    記音高から上方に変更するとともに、上方に変更された
    前記発音タイミングの音量を、変更前の前記音量よりも
    相対的に小さくすることにより、前記音高が分散するよ
    うに処理された前記演奏データ列を出力する演奏データ
    処理手段、 を有することを特徴とする演奏データ変更処理装置。
  5. 【請求項5】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    し、対応する楽音生成パラメータ列を作成するととも
    に、所定の前記楽音信号の前記発音タイミングから発音
    終了タイミングまでの発音区間に対して、複数の前記楽
    音信号の前記発音タイミングを短い時間間隔で連続的に
    作成し、かつ、当該複数の発音タイミングの一部におい
    ては、前記音高を前記音高指定データにより指定された
    前記音高から上方に変更して指定するとともに、上方に
    変更された前記発音タイミングの音量を、変更前の前記
    音量よりも相対的に小さくして指定する楽音生成パラメ
    ータを作成することにより、前記音高が分散するように
    処理された楽音生成パラメータ列を出力する演奏データ
    処理手段、 を有することを特徴とする演奏データ変更処理装置。
  6. 【請求項6】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    する入力ステップ、および、 前記各発音タイミングが短い時間間隔で連続的に発生し
    かつ前記音高が一致している演奏区間に対して、一部の
    前記各発音タイミングの前記音高を変更することによ
    り、前記音高が分散するように処理された前記演奏デー
    タ列を出力する演奏データ処理ステップ、 をコンピュータに実行させるための演奏データ変更処理
    プログラムが記録された記録媒体。
  7. 【請求項7】 楽音信号の各発音タイミングにおける音
    高を指定する音高指定データを含む演奏データ列を入力
    する入力ステップ、および、 所定の前記楽音信号の前記発音タイミングから発音終了
    タイミングまでの発音区間に対して、該所定の楽音信号
    の演奏データを出力する代わりに、複数の前記楽音信号
    の前記発音タイミングを短い時間間隔で連続的に作成
    し、かつ、当該複数の発音タイミングの一部において
    は、前記音高を前記音高指定データにより指定された前
    記音高から上方に変更するとともに、上方に変更された
    前記発音タイミングの音量を、変更前の前記音量よりも
    相対的に小さくすることにより、前記音高が分散するよ
    うに処理された前記演奏データ列を出力する演奏データ
    処理ステップ、 をコンピュータに実行させるための演奏データ変更処理
    プログラムが記録された記録媒体。
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