JP3358292B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3358292B2
JP3358292B2 JP11307094A JP11307094A JP3358292B2 JP 3358292 B2 JP3358292 B2 JP 3358292B2 JP 11307094 A JP11307094 A JP 11307094A JP 11307094 A JP11307094 A JP 11307094A JP 3358292 B2 JP3358292 B2 JP 3358292B2
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    • G10H1/0008Associated control or indicating means
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    • G10H2220/021Indicator, i.e. non-screen output user interfacing, e.g. visual or tactile instrument status or guidance information using lights, LEDs, seven segments displays
    • G10H2220/026Indicator, i.e. non-screen output user interfacing, e.g. visual or tactile instrument status or guidance information using lights, LEDs, seven segments displays associated with a key or other user input device, e.g. key indicator lights
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍵盤などの演奏操作子を
備え、予め記憶されていて演奏操作子を表す一連の演奏
データを時間経過にしたがって順次読み出し、同読み出
した演奏データに基づいて演奏操作されるべき演奏操作
子を順次指示するようにした電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、演奏情報記憶手段に記憶され
ていて演奏操作子を表す一連の演奏データを楽曲の進行
にしたがって読み出し、同読み出した演奏データに基づ
いて鍵盤の各鍵に対応して設けた発光素子を点灯させ、
同点灯した鍵を演奏者が押鍵すると、次の音高を表す演
奏データを読み出して同演奏データに基づいて次に演奏
操作されるべき鍵を順次指示していくようにした押鍵指
示機能付きの電子楽器はよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあって、演奏者が演奏操作すべき鍵を正しく押鍵し
なくても、次に正しく押鍵し直せば演奏データの読み出
しは自動的に進んでしまい、演奏データの読み出し位置
を戻したりすることができない。すなわち、通常の楽曲
の演奏練習においては、演奏に失敗した箇所、演奏の難
しい箇所を繰り返し練習するものであるが、このような
場合にも上記従来の装置にあっては演奏データの再生を
楽曲の最初からやり直す必要がある。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
もので、その目的は演奏者の意志により演奏データの読
み出し位置を自由に戻して所望の箇所を繰り返し演奏練
習できるようにした電子楽器を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、演奏操作子を表す一連の
演奏データを予め決められた複数の区間にわたって記憶
する演奏情報記憶手段から演奏データを時間経過にした
がって順次読み出し、同読み出した演奏データに基づい
て演奏者が操作すべき演奏操作子を指示するようにした
演奏指示機能付きの電子楽器において、読み出し手段に
よる演奏データの読み出し中、各区間ごとの演奏データ
の読み出し終了を検出する区間終了検出手段(図11の
ステップ634)と、演奏データを繰り返して読み出す
ことを指示するための指示操作子と、指示操作子の操作
回数を各区間ごとにカウントするカウント手段(図5の
ステップ132,134および図11のステップ64
0)と、指示操作子が操作されたとき、区間終了検出手
段によって各区間ごとの演奏データの読み出しの終了が
検出された時点で、読み出し手段による演奏データの読
み出し位置をカウント手段によってカウントされた操作
回数に応じた区間だけ戻す読み出し位置変更手段(図
11のステップ638)とを設けたことにある。
【0006】前記本発明の構成上の特徴においては、例
えば、演奏操作子を手で操作される操作子で構成し、指
示操作子を足で操作される操作子で構成できる。また、
前記読み出し位置を変更するための区間は、例えば、楽
曲のフレーズを単位としたり、楽曲の小節を単位とする
ことができる。
【0007】
【0008】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した本発明に
おいては、演奏者が演奏指示にしたがって演奏練習して
いる最中に、指示操作子を操作することにより演奏者の
意志によって演奏データの読み出し位置を戻すことがで
きる。したがって、演奏者は演奏操作に失敗した箇所、
演奏の難しい箇所を何回でも簡単に繰り返し練習できる
ので、演奏練習の効果が向上する。そして、この場合、
指示操作子の操作回数が各区間ごとにカウントされ、各
区間ごとの演奏データの読み出し終了時点で、演奏デー
タの読み出し位置は各区間ごとの指示操作子の操作回数
に応じた区間数だけ戻されるので、指示操作子の簡単な
操作によって読み出し位置を任意の位置まで戻すことが
できるようになる。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は本発明に係る電子楽器の全体をブロック
図により示している。この電子楽器は、鍵盤10、指示
操作子としてのフット操作子20、操作パネル30、演
奏情報メモリ40、楽音信号形成回路50及びマイクロ
コンピュータを構成するCPU60を備えている。
【0012】鍵盤10は演奏操作子としての多数の鍵を
備えているとともに、各鍵に対応した多数の発光素子1
1を備えている。鍵盤10の各鍵の押離鍵は鍵スイッチ
回路10内に各鍵にそれぞれ対応して設けた鍵スイッチ
により検出されるようになっている。発光素子11は発
光素子制御回路13によりそれぞれ点灯又は点滅制御さ
れる。これらの鍵スイッチ回路12及び発光素子制御回
路12はバス70に接続されている。
【0013】フット操作子20は演奏者の足により操作
されるもので、その操作により通常オフ状態にあるフッ
トスイッチ21がオン状態になる。操作パネル30は電
子楽器の種々の動作態様を指示する複数の操作子(各操
作子については作動説明の項にて説明する)を備えてお
り、各操作子の操作は操作子スイッチ回路31内に各操
作子にそれぞれ対応して設けた操作子スイッチによって
検出されるようになっている。フットスイッチ21及び
操作子スイッチ回路31もバス70に接続されている。
【0014】演奏情報メモリ40はRAMにより構成さ
れており、楽曲の複数の演奏パート(本実施例で9パー
ト)に対応した複数のトラックの演奏情報(本実施例で
はトラック0〜8の演奏情報という)をそれぞれ独立し
て記憶する複数の記憶領域を有する。演奏情報について
説明しておくと、トラック0,1の演奏情報は、図2
(A)に示すように、点滅データ、デュレーションデー
タ、点灯データ、キーデータ、点滅データ、フレーズコ
ード、エンドコードなどの複数種類の一連の演奏データ
からなる。
【0015】点滅データは図2(B)に示すように識別コ
ードとしての点滅コード及び次に押鍵されるべき鍵を表
すキーコードからなり、図3に示すように演奏されるべ
き音符の1音符分前の時間位置に記憶されている。デュ
レーションデータは図2(C)に示すように識別コードと
してのデュレーションコード及び各音符間の時間間隔
(各音符の発音開始時刻から次の音符の発音開始時刻ま
での時間)を表すデュレーションタイムからなる。点灯
データは図2(D)に示すように識別コードとしての点灯
コード及び現在押鍵されるべき鍵を表すキーコードから
なる。キーデータは図2(E)に示すように識別コードと
してのキーオンコード、発音される楽音の音高を表すキ
ーコード及び各音符のキーオン時間を表すゲートタイム
からなる。これらのデュレーションデータ、点灯データ
及びキーデータは、図3に示すように、演奏されるべき
音符の時間位置に記憶されている。ただし、最初のデュ
レーションタイムは所定の音符長(例えば4分音符)に
設定され、最初の点滅データは実際の演奏開始から前記
所定の音符長前の時間位置に記憶されている。フレーズ
コードは楽曲の各フレーズの最後に記憶され、エンドコ
ードは楽曲の終わりに記憶されている。トラック2〜8
の各演奏情報は、トラック0,1の演奏情報の点滅デー
タ及び点灯データを除いたものと同じである。
【0016】この演奏情報メモリ40もバス70に接続
されており、同メモリ40には外部記憶媒体としてのフ
レキシブルディスクFDに記憶したトラック0〜8の演
奏情報がディスクドライバ41、インターフェース42
及びバス70を介して供給されるようになっている。な
お、フレキシブルディスクFDにも0〜8トラックの演
奏情報が1楽曲分の演奏情報として記憶されている。
【0017】楽音信号形成回路50は複数(本実施例で
は16個)の楽音信号形成チャンネルからなり、バス7
0を介して供給されるキーコード、キーオンデータ、キ
ーオフデータ、音色制御データなどの制御データに応じ
て楽音信号を発生する。楽音信号形成回路50にはアン
プ、スピーカなどからなるサウンドシステム51が接続
されている。
【0018】CPU60は、バス70に接続したワーキ
ングメモリ(RAM)61と協働して、同バス70に接
続したプログラムメモリ(ROM)62に記憶されてい
る図4〜11のフローチャートに対応したプログラムを
実行して、電子楽器の作動を制御する。CPU60には
タイマ63が接続されており、同タイマ63は所定時間
(例えば96分音符長に相当する時間)毎に割り込み信
号を発生して前記プログラム中の図7の割り込みプログ
ラムをCPU60に割り込み実行させる。
【0019】次に、上記のように構成した実施例の動作
を図4〜11のプログラムに沿って説明する。電源スイ
ッチ(図示しない)が投入されると、CPU60は図4
のステップ100にてメインプログラムの実行を開始
し、ステップ102にて各種変数を初期値に設定した
後、ステップ104〜136からなる処理を繰り返し実
行する。これらの処理中、ステップ136においては、
操作パネル20の音色、音量、効果などに関する操作子
の操作に応答して、音色、音量、効果などを制御するた
めの制御データを楽音信号形成回路50に出力する。楽
音信号形成回路50はこれらの制御データに基づいて発
生される楽音信号の音色、音量、効果などを制御するた
めの準備をする。以下、電子楽器の各動作態様毎にその
動作を説明する。
【0020】(A)鍵盤演奏 まず、演奏者が単に鍵盤10を演奏して同演奏に応じた
楽音信号を発生する動作について説明する。演奏者が鍵
盤10の各鍵を押離鍵すると、CPU60はステップ1
04にて「YES」すなわちキーイベント有りと判定し
て、プログラムをステップ106〜112に進める。
【0021】ステップ106にて前記キーイベントがキ
ーオンイベントであるか否かを判定する。キーオンイベ
ントであれば、ステップ106にて「YES」と判定し
て、ステップ108にて発音処理を実行する。この発音
処理においては、押鍵された鍵を楽音信号形成回路50
の空きチャンネルに割り当て、前記押鍵された鍵名を表
すキーコード及び鍵演奏データの割り当てチャンネルで
あることを表す識別データをワーキングメモリ61内に
設けた割り当てチャンネルリストに前記割り当てチャン
ネルに対応づけて記憶しておくとともに、同リスト内の
前記割り当てチャンネルに対応したキーオンオフデータ
をキーオンを表す値に変更する。そして、キーコード及
びキーオンデータを前記割り当てチャンネルを表すチャ
ンネルデータと共に楽音信号形成回路50に出力する。
楽音信号形成回路50は前記チャンネルデータにより指
定された楽音信号形成チャンネルにてキーコードに対応
した音高の楽音信号を形成して、サウンドシステム51
に出力する。
【0022】前記ステップ108の処理後、ステップ1
10にて比較進行ルーチンを実行する。この比較進行ル
ーチンは図8に詳細に示されており、同ルーチンの実行
はステップ400にて開始される。しかし、この場合、
自動演奏の作動状態を表すランフラグRUNは”0”に
初期設定されているので、ステップ402にて「NO」
と判定される。したがって、プログラムはステップ41
4に進められて比較進行ルーチンの実行が終了するの
で、同ルーチンにおいては実質的な処理は行われない。
【0023】一方、前記キーイベントがキーオンイベン
トでなければ、図4のステップ106にて「NO」すな
わちキーオフイベントであると判定して、ステップ11
2にて消音処理を実行する。この消音処理においては、
離鍵された鍵が割り当てられていた楽音信号形成チャン
ネルを前記割り当てチャンネルリストから捜し、同リス
ト内の該当チャンネルに関するキーオンオフデータをキ
ーオフを表す値に変更しておくとともに、該当チャンネ
ルを表すチャンネルデータとキーオフデータを楽音信号
形成回路50に出力する。楽音信号形成回路50はチャ
ンネルデータにより指定された楽音信号形成チャンネル
にて形成中の楽音信号を減衰させた後、その発生を停止
する。したがって、演奏者による鍵盤10の押離鍵に応
じた楽音がサウンドシステム51から発音される。
【0024】(B)演奏情報の転送 演奏情報の転送について説明すると、演奏者は演奏情報
の記憶されたフレキシブルディスクFDを用意してディ
スクドライバ41にセットした後、操作パネル20に設
けたロードスイッチをオン操作する。これにより、CP
U60は図4のステップ114にて「YES」と判定し
て、ステップ116にてフレキシブルディスクFDに記
憶されている1楽曲分の演奏情報すなわちトラック0〜
8の演奏情報を順次読み取って、インターフェース42
及びバス70を介して演奏情報メモリ40の各演奏パー
ト(各トラック)に割り当てられた領域にそれぞれ書き
込む。なお、フレキシブルディスクFDに複数楽曲分の
演奏情報が記憶されている場合には、演奏者が所望の楽
曲を指定し、ディスクドライバ41が前記指定された楽
曲に関する演奏情報を読み取って演奏情報メモリ40に
転送する。
【0025】(C)自動演奏 次に、演奏情報メモリ30に記憶されている演奏情報に
基づく自動演奏及び押鍵ガイドについて説明する。この
場合、演奏者はまず操作パネル20内のモード切り換え
操作子を操作する。このモード切り換え操作子の操作に
応答して、CPU60は図5のステップ118にて「Y
ES」と判定して、モードデータMODを順に切り換え
る。例えば、現在のモードデータMODが「0」であれ
ば「1」に変更し、「1」であれば「2」に変更し、
「2」であれば「3」に変更し、かつ「3」であれば
「0」に変更する。
【0026】このモードデータMODは、「0」により
トラック0〜8の演奏情報を単に自動再生する通常再生
モードを表し、「1」によりトラック1〜8の演奏情報
を単に自動再生するとともにトラック0の演奏情報を右
手用の押鍵指示に利用する右手ガイドモードを表し、
「2」によりトラック0,2〜8の演奏情報を単に再生
するとともにトラック1の演奏情報を左手用の押鍵指示
に利用する左手ガイドモードを表し、「3」によりトラ
ック2〜8の演奏情報を単に自動再生するとともにトラ
ック0,1の演奏情報を右手用及び左手用の押鍵指示に
それぞれ利用する両手ガイドモードを表す。
【0027】前記モードの設定後、演奏者は操作パネル
20のスタート/ストップ操作子を操作する。このスタ
ート/ストップ操作子の操作に応答して、CPU60は
ステップ122にて「YES」と判定して、ステップ1
24にて”1”により自動演奏の動作中であることを表
すランフラグRUNを反転、すなわち現ランフラグRU
Nが”0”であれば”1”に変更し、現ランフラグRU
Nが”1”であれば”0”に変更する。前記反転の結
果、ランフラグRUNが”1”になると、ステップ12
6にて「YES」と判定してステップ128にて自動演
奏スタートルーチンを実行した後、図7の割り込みプロ
グラムの実行により後述する演奏情報の再生を前記設定
したモードデータMDに応じて行う。一方、前記反転の
結果、ランフラグRUNが”0”になると、ステップ1
26にて「NO」と判定してステップ130にて自動演
奏の再生を停止させる。
【0028】自動演奏スタートルーチンは図6に詳細に
示されており、CPU60はその実行をステップ200
にて開始する。この開始後、ステップ202にて全ての
トラック0〜8のための各読み出しポインタを演奏情報
メモリ40の各演奏パート(各トラック0〜8)に割り
当てられた各領域の先頭アドレス値に設定し、ステップ
204にて各トラック毎の音符の時間間隔(音長)を計
測するためのデュレーションタイムカウント値TM(0)
〜TM(8)を「0」に初期設定する。次に、ステップ2
06にて演奏情報により指示された鍵が正しく押鍵され
るまで自動演奏の進行を一時的に停止させるための待ち
フラグWAITを”0”に初期設定し、ステップ208
にて自動演奏の再生における戻し先を指定するための戻
し先指定カウント値BCNTを「0」に初期設定し、ス
テップ210にてトラック0,1の演奏情報により指定
されて演奏者が押鍵すべき鍵を表す1つ又は複数のキー
コードを記憶するための指示キーコードリストをクリア
する。なお、この指示キーコードリストはワーキングメ
モリ61内に設けられている。そして、ステップ212
にてこの自動演奏スタートルーチンの処理を終了する。
【0029】以下、モードデータMDに応じて各自動演
奏について説明する。 (C1)通常再生モード まず、モードデータMDが「0」に設定されている通常
演奏モードについて説明する。タイマ63から割り込み
信号がCPU60に到来する毎に、CPU60は図7の
割り込みプログラムを実行する。この割り込みプログラ
ムの実行はステップ300にて開始され、ステップ30
2にてランフラグRUNが”1”であるか否かを判定す
るとともに、ステップ304にて待ちフラグWFLG
が”1”であるか否かを判定する。この場合、ランフラ
グRUNは”1”に設定されているとともに待ちフラグ
WFLG”0”に設定されているので、同ステップ30
2にて「YES」と判定するとともにステップ304に
て「NO」と判定してプログラムをステップ306の再
生ルーチンに進める。
【0030】この再生ルーチンは図9に詳細に示されて
おり、CPU60はステップ500にてその実行を開始
し、ステップ502にてトラック番号TRを「0」に設
定した後、ステップ504にてトラック番号TRにより
指定されるデュレーションタイムカウント値TM(TR)
(=TM(0))が「0」以下であるか否かを判定する。
このデュレーションタイムカウント値TM(TR)は最初前
述の自動演奏スタートルーチンにて「0」に設定されて
いるので、同ステップ504にて「YES」と判定し
て、ステップ506にてトラック番号TRの読み出しポ
インタ(トラック0の先頭アドレス)によりアドレス指
定される自動演奏メモリ40内の演奏データを読み出
す。そして、ステップ510,512にて、前記読み出
した演奏データがエンドコードであるか否か、デュレー
ションデータであるか否かをそれぞれ判定する。トラッ
ク0の最初の演奏データは図2(A)に示すように点滅デ
ータであるので、前記ステップ510,512にて共に
「NO」と判定してプログラムをステップ514のデー
タ処理ルーチンに進める。
【0031】このデータ処理ルーチンは図10,11に
詳細に示されており、CPU60はその実行をステップ
600にて開始し、ステップ602にて前記読み出した
演奏データがキーデータであるか否かを判定する。前述
のように読み出された演奏データは点滅データであるの
で、ステップ602にて「NO」と判定してプログラム
をステップ618に進める。ステップ618において
は、モードデータMODが「1」若しくは「3」かつト
ラック番号TRが「0」、又はモードデータMODが
「2」若しくは「3」かつトラック番号TRが「1」で
あるか否かを判定する。この場合、モードデータMOD
は「0」であるので、ステップ618にて「NO」と判
定してプログラムを図11のステップ628に進める。
ステップ628においては前記読み出した演奏データが
フレーズコードであるか否かを判定する。同演奏データ
は点滅データであるので、ステップ628においても
「NO」と判定し、ステップ632にてトラック番号T
R(=0)により指定される読み出しポインタを次の演
奏データの記憶アドレスに進めてステップ642にてデ
ータ処理ルーチンの実行を終了する。これにより、プロ
グラムは図9の再生ルーチンのステップ504に進めら
れる。
【0032】CPU60はステップ504にて前記と同
様「YES」と判定し、ステップ506にて次の演奏デ
ータを読み出す。次の演奏データは図2(A)に示すよう
にデュレーションデータであるので、ステップ510に
おける「NO」との判定後、ステップ512にて「YE
S」と判定し、ステップ516にてトラック番号TR
(=0)により指定されるデュレーションタイムカウン
ト値TM(TR)を前記読み出したデュレーションデータ中
のデュレーションタイムに設定し、ステップ518にて
同トラック番号TRにより指定される読み出しポインタ
を次の演奏データの記憶アドレス値に設定する。
【0033】次に、ステップ520にてトラック番号T
Rに「1」を加算し、ステップ522にて前記加算され
たトラック番号TRが「9」に等しいか否かを判定す
る。この場合、前記加算によりトラック番号TRは
「1」になっているので、ステップ522にて「NO」
と判定してプログラムをステップ504に戻す。トラッ
ク1の演奏情報も最初点滅データで次にデュレーション
データとなっているので、前記トラック0の場合と同様
なステップ504,506,510〜518の処理によ
り、トラック番号TR(=1)により指定されるデュレ
ーションタイムカウント値TM(TR)が前記デュレーショ
ンデータを構成するデュレーションタイムに設定される
とともに、同トラック番号TR(TR)により指定される読
み出しポインタが次の演奏データの記憶アドレス値に設
定される。
【0034】そして、CPU60はステップ520にて
トラック番号TRを「2」に変更してプログラムをステ
ップ504に戻す。トラック2の演奏情報は最初デュレ
ーションデータになっているので、ステップ504,5
06,510〜518の処理により、トラック番号TR
(=2)により指定されるデュレーションタイムカウン
ト値TM(TR)が前記デュレーションデータを構成するデ
ュレーションタイムに設定されるとともに、同トラック
番号TR(TR)により指定される読み出しポインタが次の
演奏データの記憶アドレス値に設定される。そして、C
PU60は、トラック番号TRが「9」になるまでこれ
らの処理を繰り返す。トラック3〜8の演奏情報も前記
トラック2の演奏情報と同様に最初デュレーションデー
タになっているので、トラック3〜8に関するデュレー
ションタイムカウント値TMも読み出したデュレーショ
ンタイムに設定されるとともに、同トラック3〜8に関
する読み出しポインタも次の演奏データの記憶アドレス
値に設定される。なお、各トラック0〜8の最初のデュ
レーションデータ値は同じに設定されている。
【0035】そして、トラック番号TRが「9」になる
と、CPU60はステップ522にて「YES」と判定
し、ステップ524にこの再生ルーチンの実行を終了す
る。次に、CPU60は図8のステップ308の比較進
行ルーチンを実行する。比較進行ルーチンの実行は前述
のように図8のステップ400にて開始されるが、モー
ドデータMODは「0」に設定されているので、CPU
60はステップ402にて「NO」と判定して、ステッ
プ414にて比較進行ルーチンの実行を終了する。
【0036】前記図7のステップ308の処理後、CP
U60はステップ310にてチャンネル番号CHを
「0」に初期設定して、ステップ312にてチャンネル
番号CHがキーオン中のチャンネルであって自動演奏デ
ータの割り当てチャンネルを示しているか否かを判定す
る。この判定は、ワーキングメモリ61内に設けた割り
当てチャンネルリスト内のチャンネル番号CHにより指
定されるキーオンオフデータがキーオンを表しおりかつ
同指定される識別データが自動演奏データの割り当てら
れたチャンネルを示しているか否かにより行われる。こ
の場合、自動演奏データは未だ楽音信号形成チャンネル
のいずれにも割り当てられていないので、全てのチャン
ネルに関するキーオンオフデータはキーオフを表しかつ
識別データは自動演奏データの割り当てチャンネルを示
していない。したがって、ステップ312にて「NO」
と判定してプログラムをステップ320に進める。ステ
ップ320にてチャンネル番号CHに「1」を加算し
て、ステップ322にてチャンネル番号CHが「16」
であるか否かを判定する。チャンネル番号CHが「1
6」でなければ、同ステップ322にて「NO」と判定
してプログラムをステップ312に戻す。そして、ステ
ップ312にて「NO」と判定し続けて、ステップ32
0の処理によりチャンネル番号CHが「16」になる
と、ステップ322にて「YES」と判定してステップ
324にて割り込みプログラムの実行を終了する。
【0037】次に、割り込みプログラムが実行された際
にも、ステップ302における「YES」及びステップ
304における「NO」との判定後、CPU60はステ
ップ306にて図9の再生ルーチンを実行する。この場
合、デュレーションタイムカウント値TM(0)〜(8)は
「0」より大きな同一の所定値にそれぞれ設定されてい
るので、全てのトラック番号TR(0〜8)に対してス
テップ504にてそれぞれ「NO」と判定してプログラ
ムをステップ508に進める。ステップ508にてトラ
ック番号TRにより指定されるデュレーションタイムカ
ウント値TM(TR)から「1」を減算し、プログラムをス
テップ520に進める。ステップ502,520,52
2の処理により、ステップ504,508の処理は全て
のトラック番号TR(0)〜TR(8)に対して行われるの
で、全てのデュレーションタイムカウント値TM(0)〜
TM(8)は割り込みプログラムの実行毎に「1」ずつ減
算される。そして、トラック番号TRが「9」になる
と、CPU60はステップ522にて「YES」と判定
してこの再生ルーチンの実行を終了する。再生ルーチン
の実行後、図7のステップ310の比較進行ルーチンの
処理及びステップ310〜322の処理が行われるが、
前述の場合と同様にこれらの処理では実質的に何も行わ
れない。
【0038】このようにして、割り込みプログラムの実
行毎にデュレーションタイムカウント値TM(0)〜TM
(8)が「1」ずつ減算されて、同カウント値TM(0)〜
TM(8)が「0」になると(最初の各トラックのデュレ
ーションデータは同一値であるので同カウント値TM
(0)〜TM(8)は同時に「0」になる)、全てのトラッ
ク0〜8に対して前記図9のステップ504にて「YE
S」と判定する。したがって、図9の再生ルーチンの実
行により、全てのトラック0〜8に対して、次のデュレ
ーションデータが読み出されるまで演奏データが次々に
読み出される。
【0039】トラック0に関しては、まず点灯データ
(図2(A)参照)がステップ506の処理により読み出
される。したがって、CPU60は図9のステップ51
0,512にて共に「NO」と判定し、ステップ514
におけるデータ処理ルーチンのステップ602(図1
0)においても「NO」と判定する。そして、モードデ
ータMODは「0」であるので、ステップ618におい
ても「NO」と判定し、さらに図11のステップ62
8,630においても共に「NO」と判定して、ステッ
プ632にて読み出しポインタを次の演奏データの記憶
アドレス値に設定する。これにより、次のステップ50
6の処理によりキーデータが読み出される。したがっ
て、この場合には、CPU60はステップ510,51
2における「NO」との判定した後、ステップ514の
データ処理ルーチンのステップ602にて「YES」と
判定してプログラムをステップ604に進める。
【0040】ステップ604においてはモードデータM
ODが「0」であるので「NO」と判定してプログラム
をステップ606に進め、同ステップ606にて発音処
理を実行する。この発音処理においては、読み出された
キーコードを楽音信号形成回路50の空きチャンネルに
割り当て、前記キーコード及び自動演奏データの割り当
てチャンネルであることを表す識別データをワーキング
メモリ61内に設けた割り当てチャンネルリストに前記
割り当てチャンネルに対応づけて記憶しておくととも
に、同リスト内の前記割り当てチャンネルに対応したキ
ーオンオフデータをキーオンを表す値に設定する。そし
て、キーコード及びキーオンデータを前記割り当てチャ
ンネルを表すチャンネルデータと共に楽音信号形成回路
50に出力する。楽音信号形成回路50は前記チャンネ
ルデータにより指定された楽音信号形成チャンネルにて
キーコードに対応した音高の楽音信号を形成して、サウ
ンドシステム51に出力する。前記ステップ606の処
理後、ステップ608にて前記割り当てチャンネルを表
す値をチャンネル番号CHとして設定し、ステップ61
0にて同チャンネル番号CHにより指定されるゲートタ
イムカウント値GT(CH)を読み出したキーデータ中のゲ
ートタイムに設定して、プログラムをステップ632に
進める。ステップ632にて読み出しポインタを次の演
奏データの記憶アドレス値に設定する。
【0041】次のステップ506(図9)の処理により
点滅データが読み出される。この場合も、前記点灯デー
タと同様に、読み出した点滅データに関する処理は実質
的にはなにも行われず、CPU60はステップ632に
て読み出しポインタを次の演奏データの記憶アドレス値
に設定する。CPU60は次のステップ506の処理に
よりデュレーションデータを読み出し、ステップ510
における「NO」との判定処理後、ステップ512にて
「YES」と判定してプログラムをステップ516に進
める。ステップ516においては、トラック番号TR
(=1)により指定されるデュレーションタイムカウン
ト値TM(TR)を読み出したデュレーションデータ中のデ
ュレーションタイムに設定する。次に、ステップ518
にて読み出しポインタを次の演奏データの記憶アドレス
値に設定する。
【0042】そして、このステップ518の処理後、ス
テップ520にてトラック番号TRが「1」に変更され
る。トラック0の演奏情報もトラック1の演奏情報も同
種類であり、前述の場合と同様に、読み出されたキーコ
ードを楽音信号形成回路50の空きチャンネルに割り当
て、前記キーコード及び自動演奏データの割り当てチャ
ンネルであることを表す識別データをワーキングメモリ
61内に設けた割り当てチャンネルリストに記憶してお
くとともに、同リスト内の割り当てチャンネルに対応し
たキーオンオフデータをキーオン表す値に設定する。そ
して、キーコード及びキーオンデータを前記割り当てチ
ャンネルを表すチャンネルデータと共に楽音信号形成回
路50に出力する。楽音信号形成回路50は前記チャン
ネルデータにより指定された楽音信号形成チャンネルに
てキーコードに対応した音高の楽音信号を形成して、サ
ウンドシステム51に出力する。また、前記割り当てチ
ャンネルを表す値をチャンネル番号CHにより指定され
るゲートタイムカウント値GT(CH)を読み出したキーデ
ータ中のゲートタイムに設定して、トラック1に関する
読み出しポインタを次の演奏データの記憶アドレス値に
設定する。そして、デュレーションタイムカウント値T
M(1)を読み出したデュレーションデータ中のデュレー
ションタイムに設定した後、読み出しポインタを次の演
奏データの記憶位置まで進めて、トラック2に関する演
奏データの読み出しに移る。
【0043】トラック2に関しては、まずキーデータ
(図2(A)参照)がステップ506の処理により読み出
される。したがって、この場合も、CPU60は、図1
0のステップ606の処理により、前述した読み出した
キーコードのチャンネル割り当て、キーコード及び識別
データの割り当てチャンネルリストへの記憶と、同リス
ト内のキーオンオフデータのキーオンを表す値への設定
を行う。そして、前記キーコードに対応した音高の楽音
信号を楽音信号形成回路50の割り当てチャンネルにて
発生させ、かつ割り当てチャンネルを示すチャンネル番
号CHにより指定されるゲートタイムカウント値GT(C
H)を読み出したゲートタイムに設定する。次に、ステッ
プ632の処理によって読み出しポインタを次の演奏デ
ータの記憶位置まで進めた後、ステップ506の処理に
よりトラック2の次の演奏データすなわちデュレーショ
ンデータを読み出して、ステップ516の処理により割
り当てチャンネル番号CHにより指定されたデュレーシ
ョンタイムカウント値TM(TR)を読み出したデュレーシ
ョンタイムに設定する。そして、ステップ518の処理
により読み出しポインタを次の演奏データの記憶位置ま
で進めて、トラック3に関する演奏データの読み出しに
移る。
【0044】トラック3〜8の演奏情報はトラック2の
演奏情報と同一データフォーマットを有している。した
がって、トラック3〜8に関しても、CPU60は前述
した読み出したキーコードのチャンネル割り当て、キー
コード及び識別データの割り当てチャンネルリストへの
記憶と、同リスト内のキーオンオフデータのキーオンを
表す値への設定を行い、同キーコードに対応した音高の
楽音信号を楽音信号形成回路50の割り当てチャンネル
にて発生させる。そして、割り当てチャンネルを表すチ
ャンネル番号CHにより指定されるゲートタイムカウン
ト値GT(CH)を読み出したゲートタイムに設定し、読み
出しポインタを次の演奏データの記憶アドレス値に設定
する。このようにしてトラック3〜8の演奏データが読
み出されると、ステップ522における「YES」との
判定の基に、ステップ524にて再生ルーチンの実行を
終了する。
【0045】再生ルーチンの終了後、CPU60はステ
ップ308にて比較進行ルーチン(図8)の処理を実行
するが、この場合も、モードデータMODが「0」に設
定されているので、同ルーチンにおいては実質的な処理
は行われない。次に、CPU60は図7のステップ31
0〜322の処理を実行する。この処理においては、ス
テップ310,320,322の処理により、チャンネ
ル番号CHが「0」から順次「1」ずつ「15」まで増
加され、「0」〜「15」の各チャンネル番号CHに対
してステップ312〜320の処理が実行される。ステ
ップ312においては、CPU60は割り当てチャンネ
ルリストを参照して、チャンネル番号CHにより指定さ
れるキーオンオフデータがキーオンを表しており、かつ
同番号CHにより指定される識別データが自動演奏デー
タの割り当てチャンネルであることを示しているか否か
を判定する。
【0046】前記条件に合致すれば、CPU60はステ
ップ312にて「YES」と判定してプログラムをステ
ップ314に進める。そうでなければ、CPU60はス
テップ312にて「NO」と判定してプログラムをステ
ップ320に進める。ステップ314においてはチャン
ネル番号CHにより指定されるゲートタイムカウント値
GT(CH)が「0」以下であるか否かを判定する。同カウ
ント値GT(CH)が「0」以下でなければステップ314
にて「NO」と判定し、ステップ318にてチャンネル
番号CHにより指定されるゲートタイムカウント値GT
(CH)から「1」を減算する。前記ステップ310〜32
2の処理後、ステップ324にて割り込みプログラムの
実行を終了する。
【0047】そして、割り込みプログラムが実行される
毎に、CPU60は図7のステップ306の再生ルーチ
ン(図9のステップ504,508)の処理によりデュ
レーションタイムカウント値TM(0)〜TM(8)から
「1」を減算するとともに、ステップ310〜322の
処理によりゲートタイムカウント値GT(0)〜GT(1
5)のうちでキーオン中であって自動演奏データが割り
当てられているチャンネルのゲートタイムカウント値G
T(CH)から「1」を減算する。その結果、ゲートタイム
カウント値GT(CH)が「0」になると、ステップ314
にて「YES」と判定してプログラムをステップ316
の消音処理に進める。
【0048】この消音処理においては、割り当てチャン
ネルリスト内のチャンネル番号CHにより指定されるキ
ーオンオフデータをキーオフを表す値に変更するととも
に、該当チャンネルを表すチャンネルデータとキーオフ
データを楽音信号形成回路50に出力する。楽音信号形
成回路50はチャンネルデータにより指定された楽音信
号形成チャンネルにて形成中の楽音信号を減衰させた
後、その発生を停止する。
【0049】そして、トラック番号TRにより指定され
るデュレーションタイムカウント値TM(TR)が”0”に
なると、前述のようなステップ504,506の処理に
より次のキーデータ及びデュレーションデータが読み出
され(トラック0,1の点滅データ及び点灯データは無
視される)、図10のステップ606の処理により読み
出したキーコードのチャンネル割り当て、キーコード及
び識別データの割り当てチャンネルリストへの記憶と、
同リスト内のキーオンオフデータのキーオンを表す値へ
の設定を行い、同キーコードに対応した音高の楽音信号
を楽音信号形成回路50の割り当てチャンネルにて発生
させる。そして、前述のようなステップ608,610
の処理により、割り当てチャンネルを表すチャンネル番
号CHにより指定されるゲートタイムカウント値GT(C
H)の設定を読み出したゲートタイムに設定しておく。
【0050】このような動作により、自動演奏情報メモ
リ30に記憶されているトラック0〜8の各演奏情報が
順次自動的に再生され、楽音信号形成回路50から同演
奏情報に基づく楽音信号が発生される。このような演奏
情報の読み出し中、図9のステップ506の処理によっ
てフレーズコード(図2(A)参照)が読み出されると、
CPU60はステップ514のデータ処理ルーチン中の
ステップ628(図11)にて「YES」と判定すると
ともに、ステップ630にて「NO」と判定して、ステ
ップ632にて読み出しポインタを次の演奏データの記
憶アドレス値に設定する。したがって、この場合には、
フレーズコードを飛ばして他の演奏データが順次読み出
される。また、ステップ506の処理によってエンドコ
ード(図2(A)参照)が読み出されると、ステップ51
0にて「YES」と判定してプログラムをステップ52
0に進めて、次のトラックの演奏データの読み出しに移
る。この場合、読み出しポインタは次の演奏データの記
憶位置に進められないので、一旦エンドコードが読み出
されると、同エンドコードが読み出されたトラックの演
奏情報の再生は終了する。以上のようにして、トラック
0〜8の演奏情報に基づく自動再生がなし遂げられる。
【0051】(C2)右手ガイドモード 次に、モードデータMDが「1」であって、当該電子楽
器が右手ガイドモードに設定されている場合の動作につ
いて説明する。このモードにおいても、トラック1〜8
に関する演奏情報の再生は上記通常再生モードの場合と
同じであるので、その説明を省略する。
【0052】トラック0の演奏情報の最初の演奏データ
は図2(A)に示すように点滅データであるので、図7の
割り込みプログラムが実行されると、CPU60はステ
ップ306の再生ルーチンにおける図9のステップ50
6にて前記点滅データを読み出し、ステップ510,5
12における「NO」との判定後、ステップ514のデ
ータ処理ルーチンを実行する。このデータ処理ルーチン
においては、CPU60はステップ618にて「YE
S」と判定し、プログラムをステップ620,624に
進める。ステップ620においては読み出した演奏デー
タが点灯データであるか否かが判定され、ステップ62
4においては読み出した演奏データが点滅データである
か否かが判定される。この場合、読み出した演奏データ
は点滅データであるので、ステップ624にて「YE
S」と判定してプログラムをステップ626に進める。
【0053】ステップ626においては、点滅データ中
のキーコード及び点滅を表す制御データを発光素子制御
回路13に出力する。発光素子制御回路13はキーコー
ドにより表された鍵に対応する発光素子11を点滅させ
る。これにより、次に演奏すべき鍵が演奏者に指示され
る。前記ステップ626の処理後、ステップ632にて
読み出しポインタを次の演奏データの記憶アドレス値に
設定してデータ処理ルーチンの実行を終了する。そし
て、次のステップ506の処理によりデュレーションデ
ータが読み出され、同データ中のデュレーションタイム
により表された時間が経過すると、ステップ506の処
理により点灯データが読み出される。
【0054】この場合も、ステップ514のデータ処理
ルーチン中のステップ618(図10)にて「YES」
と判定される。そして、ステップ620にて「YES」
と判定してプログラムをステップ622に進める。ステ
ップ622においては、点灯データ中のキーコード及び
点灯を表す制御データを発光素子制御回路13に出力す
る。発光素子制御回路13はキーコードにより表された
鍵に対応する発光素子11を点灯させる。これにより、
現在演奏すべき鍵が演奏者に指示される。前記ステップ
622の処理後、前記と同様にしてステップ632,5
06(図9)の処理によりキーデータが読み出される。
【0055】この場合、CPU60は図10のデータ処
理ルーチンのステップ602,604にて「YES」と
判定してプログラムをステップ614に進める。ステッ
プ614においては読み出したキーデータ中のキーコー
ド(前記点灯データ中のキーコードと同一値)をワーキ
ングメモリ61内に設けた指示キーコードリストに追加
して書き込んでおく。次に、ステップ616にて待ちフ
ラグWFLGを”1”に設定して、プログラムを図11
のステップ632に進める。そして、ステップ632,
506(図9)の処理により点滅データが読み出され
る。この場合も、前述の図10のステップ618,62
4における「YES」との判定の基に、ステップ626
の処理により点滅データ中のキーコードに基づいて同キ
ーコードにより表される鍵に対応した発光素子11が点
滅する。この点滅データ中のキーコードは次の音符の音
高を表しているので、この状態では現在押鍵されるべき
鍵に対応した発光素子11が点灯しているとともに、次
に押鍵されるべき鍵に対応した発光素子11が点滅して
いる。前記ステップ626の処理後、ステップ632,
506(図9)の処理により前述のようにデュレーショ
ンデータが読み出されて、トラック番号TRが「1」に
変更される。
【0056】そして、トラック8の演奏情報の読み出し
が終了して図9の再生ルーチンの実行が終了すると、C
PU60は図7のステップ308にて比較進行ルーチン
の実行に移る。比較進行ルーチン(図8)においては、
ステップ402にて「YES」と判定するとともに、ス
テップ404にて待ちフラグWFLGが”1”に設定さ
れているか否かを判定する。待ちフラグWFLGは前記
図10のステップ616の処理によって”1”に設定さ
れているので、CPU60は同ステップ404にて「Y
ES」と判定してプログラムをステップ406に進め
る。ステップ406においては、指示キーコードリスト
中の1つ又は複数のキーコードにより表される全ての鍵
が押鍵中であるか否か、すなわち点灯している発光素子
11に対応した全ての鍵が押鍵中であるか否かが判定さ
れる。この判定は、指示キーコードリスト中のキーコー
ドと割り当てチャンネルリスト中のキーオン状態を表す
鍵演奏データ(キーオンオフデータ及び識別データによ
り判別)に係るキーコードとを比較することにより行わ
れ、指示キーコードリスト中の全てのキーコードが割り
当てチャンネルリスト中の前記キーコードに一致すると
き、指示されている全ての鍵が押鍵中であると判定す
る。
【0057】指示キーコードリスト中の全てのキーコー
ドにより表される鍵が既に押鍵中であれば、CPU60
はステップ406にて「YES」と判定し、ステップ4
08にて指示キーコードリスト中の全てのキーコード及
び発光素子11を消灯するための制御データを発光素子
制御回路13に出力する。発光素子制御回路13は前記
全てのキーコードに対応した発光素子11を消灯する。
前記ステップ408の処理後、CPU60はステップ4
10にて待ちフラグWFLGを”0”に変更し、ステッ
プ412にて指示キーコードリスト中の記憶キーコード
をクリアして、ステップ414にて比較進行ルーチンの
実行を終了する。そして、待ちフラグWFLGが”0”
に変更されたので、CPU60は上述のようにして所定
時間毎に割り込みプログラムを実行してトラック0の演
奏情報に基づいて点滅及び点灯による押鍵指示を行って
いく。
【0058】一方、前記図8の比較進行ルーチンのステ
ップ406の判定処理において、指示キーコードリスト
中の全てのキーコードにより表される鍵が押鍵中ではな
いと判定されると、CPU60はステップ406におけ
る「NO」との判定の基にステップ414にて比較進行
ルーチンの実行を終了する。この場合、キーコードリス
ト中のキーコードがそのままに保たれ、同キーコードに
対応した発光素子11は点灯し続け、かつ待ちフラグW
FLGは”1”に維持される。そして、図7の割り込み
プログラムがふたたび実行されても、CPU60は、”
1”に設定されている待ちフラグWFLGに基づき、ス
テップ304にて「YES」と判定してステップ324
にて同割り込みプログラムの実行を終了する。その結
果、トラック0〜8の全ての演奏情報の読み出しが一時
中断される。
【0059】一方、このような状態で、鍵盤10にてい
ずれかの鍵が押鍵されると、CPU60は図4のステッ
プ104,106にて「YES」と判定した後、ステッ
プ108の発音処理及びステップ110の比較進行ルー
チンを実行する。発音処理においては、上述のように、
押鍵された鍵のチャンネル割り当て、割り当てチャンネ
ルリストの更新、楽音信号の発生などが制御される。比
較進行ルーチンにおいては、待ちフラグWFLGが”
1”に設定されているので、ステップ406〜412の
処理がなされる。そして、前記押鍵により点灯指示され
ている全ての鍵が押鍵されれば、ステップ406におけ
る「YES」との判定の基に、ステップ408〜412
の処理により点灯している全ての発光素子11が消灯さ
れ、待ちフラグWFLGが”0”に変更され、かつ指示
キーコードリスト中の記憶キーコードがクリアされる。
したがって、前記一時中断した自動演奏の再生が再び再
開される。
【0060】以上の説明のように、この右手ガイドモー
ドにおいては、トラック1〜8の演奏情報が自動的に再
生されながら、トラック0の演奏情報を用いて次に右手
で押鍵されるべき鍵が一音符分前に発光素子11の点滅
によって指示されるとともに、現在右手で押鍵されるべ
き鍵が発光素子11の点灯によって指示されるので、演
奏者は右手の演奏練習を自動的に再生される他の演奏パ
ートに属する楽音を聴きながら行うことができる。ま
た、この演奏練習において、トラック0の演奏情報に基
づき指示されている鍵が正しく押鍵されなければ、自動
演奏の進行が一時中断され、正しい押鍵がなされた時点
で自動演奏の進行が再開されるので、前記演奏練習効果
を高めることができる。
【0061】(C3)左手ガイドモード 次に、モードデータMDが「2」であって、当該電子楽
器が左手ガイドモードに設定されている場合の動作につ
いて説明する。このモードにおいても、トラック0,2
〜8に関する演奏情報の再生が上記通常再生モードと同
じように行われる。このモードにおいては、図10のデ
ータ処理ルーチンのステップ604,618の判定処理
によりトラック1の演奏情報に関して上述のステップ6
14,616,620〜626の処理が行われる。
【0062】したがって、この左手ガイドモードにおい
ては、トラック0,2〜8の演奏情報が自動的に再生さ
れながら、トラック1の演奏情報を用いて次に左手で押
鍵されるべき鍵が一音符分前に発光素子11の点滅によ
って指示されるとともに、現在左手で押鍵されるべき鍵
が発光素子11の点灯によって指示されるので、演奏者
は左手の演奏練習を自動的に再生される他の演奏パート
に属する楽音を聴きながら行うことができる。また、こ
の演奏練習においても、トラック1の演奏情報に基づき
指示されている鍵が正しく押鍵されなければ、自動演奏
の進行が一時中断され、正しい押鍵がなされた時点で自
動演奏の進行が再開されるので、前記演奏練習効果を高
めることができる。
【0063】(C4)両手ガイドモード 次に、モードデータMDが「3」であって、当該電子楽
器が両手ガイドモードに設定されている場合の動作につ
いて説明する。このモードにおいても、トラック2〜8
に関する演奏情報の再生は上記通常再生モードの場合と
同じように行われる。このモードにおいては、図10の
データ処理ルーチンのステップ604,618の判定処
理によりトラック0,1の演奏情報に関して上述のステ
ップ614,616,620〜626の処理が行われ
る。
【0064】したがって、この両手ガイドモードにおい
ては、トラック2〜8の演奏情報が自動的に再生されな
がら、トラック0,1の演奏情報を用いて次に右手又は
左手で押鍵されるべき鍵が一音符分前に発光素子11の
点滅によって指示されるとともに、現在右手又は左手で
押鍵されるべき鍵が発光素子11の点灯によって指示さ
れるので、演奏者は左右両手の演奏練習を自動的に再生
される他の演奏パート属する楽音を聴きながら行うこと
ができる。また、この演奏練習においても、トラック
0,1の演奏情報に基づき指示されている鍵が正しく押
鍵されなければ、自動演奏の進行が一時中断され、正し
い押鍵がなされた時点で自動演奏の進行が再開されるの
で、前記演奏練習効果を高めることができる。
【0065】(D)繰り返し練習 上記のように各モードによる自動演奏情報の再生及び鍵
盤10の演奏中、演奏者がフット操作子20を操作する
と、同操作によってフットスイッチ21がオンする。こ
れにより、図4,5のメインプログラムの繰り返し実行
中、CPU60はステップ132にて「YES」と判定
して戻し先指定カウント値BCNTに「1」を加算す
る。このカウント値BCNTは図6の自動演奏スタート
ルーチンのステップ208にて自動演奏の開始前に
「0」に設定されている。したがって、フット操作子2
0が1回操作されると戻し先指定カウント値BCNTに
「1」になり、同操作子20が2回操作されると戻し先
指定カウント値BCNTに「2」になる。すなわち、戻
し先指定カウント値BCNTはフット操作子20の操作
回数に設定される。
【0066】一方、モードデータMODが「1」、
「2」又は「3」のいずれかに設定されている状態で、
図7の割り込みプログラムの実行中にステップ306の
再生ルーチン中のステップ506(図9)の処理によっ
て読み出された全トラック0〜8の演奏データがフレー
ズコードを示すと、CPU60は図11のデータ処理ル
ーチンのステップ634にて「YES」と判定してプロ
グラムをステップ638に進める。全トラック0〜8の
読み出し演奏データがフレーズコードになるまでは、ス
テップ634にて「NO」と判定してステップ642に
てデータ処理ルーチンの実行を終了する。各トラック0
〜8のフレーズコードは各演奏情報中の同じ時間位置に
記憶されているので、トラック8の演奏データがフレー
ズコードになった時点で、CPU60は前記ステップ6
34にて「YES」と判定してプログラムをステップ6
38に進める。
【0067】ステップ638においては、全トラック0
〜8の読み出しポインタを現在のフレーズより(BCN
T−1)個前のフレーズの先頭アドレス値に設定する。
この場合、「−1」は全トラック0〜8の読み出しポイ
ンタを次のフレーズの先頭アドレス値に設定し、「0」
は同読み出しポインタを現フレーズの先頭アドレス値に
設定することを意味する。いま、読み出しポインタはフ
レーズコードの記憶位置すなわち現フレーズの最後の記
憶位置を示しているので、フット操作子20がなにも操
作されなければ、読み出しポインタは次のフレーズの先
頭アドレス値に設定されて、自動演奏及び押鍵指示はそ
のまま連続して進行する。一方、フット操作子20が1
回操作された場合には、読み出しポインタは現フレーズ
の先頭アドレス値に設定されて、自動演奏及び押鍵指示
は現フレーズの先頭まで戻された後同フレーズを繰り返
し行うことになる。フット操作子20が2回以上操作さ
れた場合には、読み出しポインタは現フレーズより(B
CNT−1)個前のフレーズの先頭アドレス値に設定さ
れて、自動演奏及び押鍵指示は同(BCNT−1)個前の
フレーズの先頭まで戻されて同フレーズを繰り返し行う
ことになる。
【0068】前記ステップ638の処理後、ステップ6
40にて戻し先指定カウント値BCNTを「0」に初期
設定する。したがって、同カウント値BCNTはフレー
ズ毎にフット操作子20の操作回数に応じて設定される
ことになる。このようにして、同一部分の自動演奏及び
押鍵指示がフット操作子の操作及び操作回数に応じて繰
り返し行われるので、演奏者は難しいフレーズを集中的
に何回でも演奏練習することができ、同演奏練習が効率
よく行われる。
【0069】(E)変形例 上記実施例においては、フット操作子20の操作による
演奏データの読み出し位置の戻し先をフレーズ単位に行
うようにしたが、これを小節単位に行うようにしてもよ
い。この場合、上記実施例のフレーズコードに代えて小
節の区切りを表す小節コードを演奏情報中に含ませてお
くようにしてよいが、あるタイミングから逆方向に所定
音符長分だけ戻したアドレス値に読み出しポインタを変
更するようにしてもよい。所定時間(例えば、10秒、
20秒)毎に自動演奏中の読み出しアドレス値を記憶し
ておき、前記所定時間を単位として演奏データの読み出
し位置を戻すようにしてもよい。
【0070】また、上記実施例においてはフット操作子
20の操作に応じて演奏データの読み出し位置を戻すこ
とを指定するとともに前記操作回数に応じて戻し位置を
指定するようにしたが、ダンパペダル、ソステヌートペ
ダルなどペダル操作子を持つ電子ピアノなどにおいては
同ペダルに上記実施例のフット操作子20の機能を選択
的にもたせるようにしてもよい。また、フット操作子2
0に代えて、手により操作される操作子を用いてもよい
し、赤外線、超音波、CCDカメラなどを利用し演奏者
の身体の一部の動きを検出して作動するスイッチを用い
るようにしてもよい。さらに、これらのフット操作子2
0又はその他のスイッチにより、戻し位置を選択するこ
となく、単に操作に応答して演奏情報の読み出し位置を
所定の区間だけ戻すようにしてもよい。この場合、フッ
ト操作子20又はその他のスイッチの作動時に、即座に
演奏情報の読み出し位置を戻すようにしてもよい。さら
に、上記実施例においては、1フレーズの間における指
示操作子の操作回数に応じて演奏データの読み出しにお
ける戻し先を指定するようにしたが、フット操作子の短
時間(例えば5秒)内の操作子の操作回数に応じて前記
戻し先位置を指定するようにしてもよい。
【0071】また、上記実施例においては、押鍵位置を
指示する手段として鍵盤10の各鍵に対応させて配置し
た発光素子10を用いたが、鍵盤の形をディスプレイ上
に表示して同ディスプレイ上の鍵盤にて押鍵を指示する
ようにしてもよい。また、音階名を表示して押鍵指示し
たり、音階名を音声により発音させて押鍵指示するよう
にしてもよい。これらの場合、演奏情報中のキーコード
を用いて表示データを合成したり、音声データを合成し
たりすればよい。
【0072】また、上記実施例においては外部記録媒体
としてはフレキシブルディスクFDを用いたが、同ディ
スクFDに代えて、ハードディスク、光ディスクなどを
用いることもできるし、他のコンピュータ内のメモリ装
置を外部記録媒体として利用することもできる。
【0073】さらに、上記実施例は本発明を鍵盤型の電
子楽器に適用した例について説明したが、鍵盤型の電子
楽器に代えて、電子管楽器、電子ドラム、電子ギターな
どの他の電子楽器にも適用できる。この場合、演奏操作
子としての鍵が、単に各楽器に固有の操作子に代わるだ
けである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る電子楽器の全体ブロ
ック図である。
【図2】 (A)は図1の演奏情報メモリに記憶されてい
る演奏情報のデータフォーマット図、(B)は同演奏情報
中の点滅データのデータフォーマット図、(C)は同演奏
情報中のデュレーションデータのデータフォーマット
図、(D)は同演奏情報中の点灯データのデータフォーマ
ット図、及び(E)は同演奏情報中のキーデータのデータ
フォーマット図である。
【図3】 音符列と演奏情報の時間関係を示すタイムチ
ャートである。
【図4】 図1のプログラムメモリに記憶されているメ
インプログラムのフローチャートの前半部分を示す図で
ある。
【図5】 同メインプログラムのフローチャートの後半
部分を示す図である。
【図6】 図5の自動演奏スタートルーチンの詳細フロ
ーチャートである。
【図7】 図1のプログラムメモリに記憶されている割
り込みプログラムのフローチャートである。
【図8】 図4及び図7の比較進行ルーチンの詳細フロ
ーチャートである。
【図9】 図7の再生ルーチンの詳細フローチャートで
ある。
【図10】 図9のデータ処理ルーチンの詳細フローチ
ャートの前半部分を示す図である。
【図11】 同データ処理ルーチンの詳細フローチャー
トの後半部分を示す図である。
【符号の説明】
10…鍵盤、11…発光素子、12…鍵スイッチ回路、
20…フット操作子、21…フットスイッチ、30…操
作パネル、40…演奏情報メモリ、FD…フレキシブル
ディスク、50…楽音信号形成回路、60…CPU、6
1…ワーキングメモリ、62…プログラムメモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−176791(JP,A) 特開 平5−297795(JP,A) 特開 平3−105396(JP,A) 特開 平5−188944(JP,A) 特開 平6−124094(JP,A) 特開 平6−19389(JP,A) 特公 平4−28114(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 1/00 - 1/04 G09B 15/00 G10H 1/00 101 - 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の演奏操作子と、 演奏操作子を表す一連の演奏データを予め決められた複
    数の区間にわたって記憶する演奏情報記憶手段と、 前記演奏情報記憶手段から演奏データを時間経過にした
    がって順次読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段による演奏データの読み出し中、前記
    各区間ごとの演奏データの読み出し終了を検出する区間
    終了検出手段と、 前記読み出し手段により読み出された演奏データに基づ
    いて演奏者が操作すべき演奏操作子を指示する指示手段
    と、 演奏データを繰り返して読み出すことを指示するための
    指示操作子と、 前記指示操作子の操作回数を前記各区間ごとにカウント
    するカウント手段と、前記指示操作子が操作されたとき、前記区間終了検出手
    段によって各区間ごとの演奏データの読み出しの終了が
    検出された時点で、前 記読み出し手段による演奏データ
    の読み出し位置を前記カウント手段によってカウントさ
    れた操作回数に応じた区間だけ戻す読み出し位置変更
    手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
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