JP4618704B2 - コード練習装置 - Google Patents

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本発明は、コード練習装置に関し、特に、練習者が自分のペースで確実にしかもスムーズにコードを覚えることができるコード練習装置に関する。
従来、鍵盤の近傍に配置したLEDを順次点灯させたり、鍵盤とともに運指の画像を表示し、これをガイドとして演奏者が押鍵を練習する電子鍵盤楽器は周知である。また、キーボードや電子ピアノなどの音楽機器をコンピュータ装置に接続し、コンピュータ装置の表示部に鍵盤とともに運指の画像を表示させ、練習者がそれを見ながら練習できるようにしたレッスン方式も知られている。
特許文献1には、伴奏すべきコードのコード種を判定し、判定したコード種に基づいてルートとその他の押鍵すべき鍵の発光色を異ならせるようにしてコード演奏を視覚的に押鍵案内する自動伴奏装置が記載されている。
また、特許文献2には、演奏時に、旋律や伴奏中の所望パートの自動演奏データのタイミングと演奏者の演奏操作タイミングとのズレがある所定時間よりも大きいとき、自動演奏データによる発音処理を一旦停止させる演奏練習装置が記載されている。
特開2000−259151号公報 特開平11−288281号公報
しかしながら、特許文献1や周知技術による演奏ガイドを用いてある楽曲をピアノやギターなどの楽器でコード伴奏による弾き語りをする場合、練習者がコードを瞬時に弾けなかったとしても、メロディやベース、リズムなどのバック演奏の再生およびコードを弾くための演奏ガイド表示はどんどん先へ進んでしまうため、練習者は自分が苦手とするコードはいつまで経っても弾けるようにならないという問題がある。しかも、例えば鍵盤楽器の鍵盤を画面表示する場合、練習者は演奏ガイドの画面と鍵盤の両方を交互に見ながらコードを練習しなければならず、ほとんどブラインドタッチに近い形での練習を強いられる。
特許文献2に記載された演奏練習装置の場合には、演奏データのタイミングと演奏者の演奏操作タイミングとが大きくズレると、演奏データによる発音処理が一旦停止されるので、練習者は自分のペースで練習することができることになるが、これは演奏データ中の旋律や伴奏中の1つの特定パートについてのタイミングのズレを問題にするものである。コード練習の場合には、コードは複数の構成音を含み、しかもその構成音が同時に弾かれたり、分散して弾かれたりする場合があるので、そのような場合にどのように制御や演奏ガイド表示を行って、練習者が確実にしかもスムーズにコードを覚えられるようにするかが問題になる。
本発明の目的は、上記課題にかんがみなされたものであり、練習者が自分のペースで確実にしかもスムーズにコードを覚えられるようにしたコード練習装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、次に弾くべきコードの構成音の指示情報を演奏ガイドとして画面上に表示するコード練習装置において、楽曲についてのコード練習用データとバック演奏用データを含む演奏データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出された演奏データに含まれるコード練習用データに基づいて、次に弾くべきコードの構成音および該構成音とオクターブ違いの楽音の指示情報を表示する表示手段と、前記記憶手段から読み出された演奏データに含まれるバック演奏用データに基づいて、バック演奏を再生する再生手段と、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音あるいは該構成音とオクターブ違いの楽音が、演奏操作により入力されたか否かにより該構成音に対応する楽音が入力されたか否かを判断する判断手段と、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音が、予め設定された最低限弾くべき構成音全てについていずれか1つでもまだ入力されていないと判断したときには、バック演奏の再生を一時停止させ、予め設定された最低限弾くべき構成音全てについて入力されたと判断したときには、バック演奏の再生の一時停止を解除する制御手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、指示情報には、コード名を含ませることができる。また、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音のうち、入力されたと判断した構成音に対応する楽音の指示情報とまだ入力されていないと判断した構成音に対応する楽音の指示情報を、表示色を異ならせるなどして表示形態を異ならせることができ、さらに、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音の指示情報を、それ以外の楽音の指示情報と異なる表示態様にすることもできる。
本発明によれば、次に弾くべきコードの構成音に対応する楽音の指示情報が表示され、練習者が該コードにおける最低限弾くべき構成音全てについての楽音を弾き終えるまで、メロディやベース、リズムなどのバック演奏の再生が一時停止され、構成音全てについての楽音が弾かれた時点で一時停止が解除されて次に弾くべきコードについての指示情報が表示されるので、練習者は自分のペースでコードを覚えることができるとともに、楽曲全体についての練習をスムーズに行うことができる。また、次に弾くべきコードの構成音および該構成音とオクターブ違いの楽音の指示情報を表示し、オクターブ違いの楽音の入力によっても演奏再生の一時停止、一時停止解除を制御するので、練習者は、コード進行に従っていろいろな転回形を使って練習することができる。
また、コード名も合わせて表示することにより、コードの構成音の指示情報とコード名との対応の理解が容易になる。
また、練習者が弾いた構成音に対応する楽音とまだ弾いていない構成音に対応する楽音が区別されるように異なる態様で表示することにより、練習者は、あとどの構成音に対応する楽音を弾けばよいのかを容易に判別でき、これによりコードの構成音を同時に弾く練習だけでなく、分散して弾く分散コードの練習も効果的に行うことができる。
さらに、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音の指示情報を、それ以外の楽音の指示情報と異なる表示態様で表示することにより、練習者は、コードの構成音全体の構成を理解できるとともに、最低限弾くべき構成音を理解しつつ、それに絞って練習することができる。
以下、図面を参照して本発明について説明する。図1は、本発明に係るコード練習装置の一実施形態を示すブロック図であり、キーボード、ピアノ、オルガンなどの鍵盤楽器のコード練習装置として構成した場合の例である。パソコン1は、パソコン本体11と、キーボードやマウスなどの入力部12と、LCDなどの表示部13とを備える。パソコン本体11は、CPU14、ROMやRAMやハードディスクなどの記憶部15を有する周知のものを使用できるが、MIDI信号を入出力できるインタフェースを備えるのが好ましい。
鍵盤楽器2は、鍵盤部21とサウンドシステム22とを備える。鍵盤部21は、鍵盤23と、鍵盤23における押鍵および離鍵を検出する検出回路24と、押鍵および離鍵の検出に応じて楽音を生成する音源回路25とを備える。鍵盤楽器2もMIDIインタフェースを備えるのが好ましい。鍵盤楽器2の全体動作は、図示しないCPUで制御される。
パソコン本体11の記憶部15には、本発明に従った処理を実行するコード練習用プログラムが予めインストールされ、パソコン1と鍵盤楽器2は、互いに信号を送受信することができるように、図示しないインタフェース(例えば、MIDIインタフェース)を介して接続される。
上記コード練習装置において、楽曲の演奏データは、外部から供給することができ、また、記憶部15に予め格納しておくことができる。楽曲の演奏データは、コード練習用データと、メロディやベース、リズムなどのバック演奏用データを含む。
バック演奏用データは、通常の自動演奏における演奏データと同様に、音高データ(ノート番号)、押鍵情報(発音開始時刻、発音終了時刻)、ベロシティ、テンポなどのデータを含む。コード練習用データは、1つのコードごとに、コード情報、構成音情報、ヒット情報、時間情報を持ち、楽曲中の全コード分が配列される。
まず、本発明における全体的な動作を説明するが、この動作は、入力部12での所定操作に基づいて、記憶部15に格納されているコード練習用プログラムおよび演奏データが読み出されることによって実行される。
まず、表示部13にメニュー画面が表示され、このメニュー画面において、入力部12により、練習しようとする楽曲の選曲および練習開始などの指示をすると、記憶部15から演奏データが読み出され、読み出された演奏データに基づいてサウンドシステム22より、お手本のコード演奏とバック演奏が再生される。
同時に、表示部13に鍵盤の画面が表示されるとともに、コード練習用データに基づいて、練習者が次に弾くべきコードの構成音の指示情報が演奏ガイドとして表示される。例えば、表示部13に表示された鍵盤において、練習者が次に弾くべきコードの構成音に対応する鍵全体あるいは鍵の一部の表示色を変える(例えば緑色から赤色)ことにより、演奏がガイドされる。なお、本発明では、後述するように、コードの転回形を使ってコード練習することができるようにするため、コードの構成音および該構成音とオクターブ違いの全ての鍵を指示するようにする。したがって、単に構成音を言っても、コードの構成音と該構成音とオクターブ違いの楽音を含む。
練習者は、指示情報による演奏ガイドと再生されたコード演奏およびバック演奏とに倣って鍵盤23の対応する鍵を押鍵することによりコード練習を行う。
パソコン本体11のCPU14は、コード練習用データにおける最低限弾くべき構成音のノート番号と鍵盤23で押鍵された鍵のノート番号とを比較し、一致したノート番号に対する表示部13上の鍵部分の指示情報の表示形態を変化させる。例えば指示情報の表示色を赤色から青色に変える。
続く演奏データによる再生は、現在のコードにおける最低限弾くべき構成音全てのノート番号と押鍵された鍵のノート番号との一致が得られるまで、すなわち、コードにおける最低限弾くべき構成音の全てが弾き終えるまで一時停止される。
コードにおける最低限弾くべき構成音全てのノート番号と押鍵された鍵のノート番号との一致が得られると、再生一時停止は解除されて続く演奏データによる再生が行われ、以下、同様の動作が繰り返される。再生が楽曲の終わりに達するか、または練習者により途中で練習中止操作がなされるかしたときには、動作を終了する。
コードにおける最低限弾くべきコードの構成音とその他の構成音とを区別する情報を持たせ、両者の指示情報を異なる表示態様、例えば表示色を異ならせるなどしてもよく、このようにすれば練習者は、必ず押鍵しなければならない鍵を視覚的に認識できる。
本発明における、コードにおける最低限弾くべき構成音とは、コードの構成音全てであってもよく、コードの全ての構成音から省略可能な音を除いたものであってもよい。また、コードにおける最低限弾くべき構成音をコードの構成音全てとしたり、コードの全ての構成音から省略可能な構成音を除いたものとしたり適宜設定できるようにしてもよい。
ここで、省略可能な構成音は、以下の(1)〜(7)で定義され、コードにおける最低限弾かれるべき構成音は、(1)〜(7)の音のいくつか、あるいは全ての音を除いたものとすることができる。
(1)バック演奏用データ中にベースパートが存在する場合、あるいは「ベースを弾かない練習モード」の場合、分数コードにおけるベース音、分数なしコードにおけるルート音。なお、「ベースを弾かない練習モード」は選曲時などに設定可能にする。
(2)ナインス系のコードにおけるルート音。
(3)イレブンス系のコードにおけるルート音。
(4)イレブンス系のメジャーコードにおけるサード音。
(5)サーティーンス系のコードにおけるルート音。
(6)サーティーンス系のマイナーコード以外におけるサード音。
(7)サーティーンス系の♭フィフスコードにおけるフィフス音。
なお、この定義に限らず、例えばセブンスコードのフィフスの音を省略するなど、音楽の専門家などにより一般的に行われている省略方法を用いてもよい。
図2は、本発明における全体的な動作の一例を示すメインフローチャートである。パソコン本体11の記憶部15に格納されているコード練習用プログラムが読み出されて実行されると、メインフローにおける各処理が順次行われる。
まず、各種初期化(S21)が行われた後、選曲(S22)に従って記憶部15から当該楽曲の演奏データが順次読み出される。演奏データは、コード練習用データとバック演奏用データを含み、コード練習用データは、例えば、図3に示すように、1つのコードごとに、コード情報、構成音情報、ヒット情報、時間情報を持つ。
ここで、コード情報は、コードのルート、タイプ、ベース、オクターブ、転回形、調などの情報であり、構成音情報は、コードを構成するコード構成音のノート番号配列である。ヒット情報は、構成音情報における各構成音ごとに、該構成音が鍵盤23で弾かれたか否かを表すヒットフラグの配列あるいは演奏されたノート番号配列である。
また、時間情報は、表示部13に指示情報を表示するための表示開始時刻および表示終了時刻、お手本となるコードの発音制御のための発音開始時刻および発音終了時刻、該コードについての練習が済んだことを示す練習済みフラグを含む。
入力部12での所定操作に基づいて練習開始処理(S23)が実行され、割り込み処理(S23)に進む。割り込み処理(S23)は、表示ルーチン、再生ルーチン、および入力ルーチンを含む。
図4は、表示ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図5は表示部13で表示される画面の例を示す。コードには楽曲の先頭から順にコード番号が付されている。まず、コード番号を「0」(コード番号=0)とし(S41)、コード番号「0」のコード練習用データの再生時刻が表示時間内か否かを判断する(S42)。ここで「Y」と判断すれば、該コードのコードネームを表示する(S43)。
次に、該コードが次に弾くべきコードか否かを判断する(S44)。ここで「Y」と判断すれば、該コードのコードネームを四画で囲んだり、その表示色を変えたりするとともに、表示された鍵盤における次に弾くべきコードの構成音に対応する鍵全体あるいは鍵の一部の表示色を変える(S45)。
また、このコード情報表示のステップ(S45)では、後述するヒットフラグに応じて表示色を変えることにより、鍵盤23で押鍵された鍵の部分が他から区別されて表示される。
次に、コード番号を1だけインクリメントし(S46)、処理すべきコードが残っていないか否かを判断する(S47)。処理すべきコードがあり、データデータエンドでなければS42からのステップを繰り返すが、データエンドであれリターンする。
なお、S42やS44で「N」と判断した場合には、S46に進んで次のコードについての処理に移る。
以上の表示ルーチンにより、図5に具体例を示すように、現在の再生時刻が表示開始時刻から表示終了時刻の間にあるコードについてのみのコードネームFm6、Cm7、Gが表示され、さらにその中で次に弾くべきコードのコードネームCm7がほかのコードネームと区別されて表示される。
さらに、表示部13で表示された鍵盤において、練習者が次に弾くべきコードCm7の構成音「ド,♭ミ,ソ,♭シ」の鍵はその他の鍵とは異なる表示色となり、鍵盤23で弾かれた鍵はさらに異なる表示色となる。
本発明では、表示部13に表示された鍵盤上でコードの構成音を指示するときに、図5に示すように、コードの構成音および該構成音とオクターブ違いの全ての鍵を指示するようにする。これにより、練習者は、コード進行に従っていろいろな転回形を使って練習できる。
図6は、再生ルーチンのフローチャートの一例を示す。再生ルーチンでは、まず、バック演奏の再生が一時停止中であるか否かを判断する(S61)。なお、バック演奏の再生の一時停止は、現在の再生時刻の更新をさせないことによりなされる。ここで一時停止中と判断すれば、リターンするが、一時停止中でないと判断すれば、再生時刻を更新し(S62)、再生時刻以前のバック演奏の再生を行う(S63)。
次に、次に弾くべきコードの表示終了時刻が再生時刻以下であるか否かを判断し(S64)、[Y」と判断すれば、練習済みフラグを「オン」とする(S65)。この練習済みフラグは、次に弾くべきコードのコード名や鍵の表示を、その他のコード名や鍵の表示と同じように戻し、次に弾くべきコードを次のコードへ送るために用いられる。
続いて、お手本となるコードが発音中であるか否かを判断し(S66)、「N」と判断すれば、次に弾くべきコードの発音開始時刻が再生時刻以下であるか否かを判断する(S67)。ここで[Y」と判断すれば、該コードのコード情報あるいは構成音情報を参照して該コードのノート群の発音処理(お手本となるコードの発音)(S68)を実行し、それと同時に現在の再生時刻を更新させないことでバック演奏の再生を一時停止させる(S69)。なお、S66で「Y」と判断した場合には、直接S70に進む。
次に、次に弾くべきコードの発音終了時刻が再生時刻以下であるか否かを判断する(S70)。ここで「N」と判断すれば、リターンするが、[Y」と判断すれば、該コードのノート群の消音処理(お手本となるコードの消音)(S71)を実行する。なお、S68での発音処理から一定時間経過したときに消音処理するようにしてもよい。S64で「N」と判断した場合には、直接S66に進み、S67で「N」と判断した場合には、直接S70に進む。
以上の再生ルーチンにより、メロディやリズム、ベースなどのバック演奏のMIDI再生が行われるとともに、お手本となるコードの発音処理が行われる。お手本となるコードの発音処理では、楽曲中の全コード配列の中で次のコードについて、再生時刻が時間情報の発音開始時刻に到達した時点において、コード情報あるいは構成音情報を参照して該当するノート群の発音処理が行われる。それと同時に現在の再生時刻を更新させないことでバック演奏の再生が一時停止される。
なお、お手本となるコードの発音と鍵盤23での押鍵によるコードの発音とが重ならないように、お手本となるコードの発音を一定時間遅らせ、練習者による演奏後にお手本となるコードの発音を行わせるようにしてもよい。
図7は、入力ルーチンのフローチャートの一例を示す。表示部13で表示された指示情報に従って鍵盤23が押鍵されると、押鍵された鍵のノート番号がパソコン1に入力される。CPU14は、押鍵された鍵のノート番号とコード練習データにおける最低限弾かれるべき構成音のノート番号とを比較し、一致するものがあるか否かを判断する(S71)。
ここで「N」と判断すればリターンするが、「Y」と判断すれば、該構成音に対するヒットフラグを「オン」にする(S72)。ヒットフラグが「オン」であることは、該構成音の鍵が鍵盤23ですでに押鍵されたことを意味する。このヒットフラグは、図4のS45で、押鍵された鍵の部分を他から区別して表示するために使用される。
次に、コードにおける最低限弾くべき構成音全てに対するヒットフラグが「オン」であるか、すなわちコードにおける最低限弾くべき構成音全ての鍵が押鍵されたか否かを判断する(S73)。ここで「N」と判断すればリターンするが、「Y」と判断すれば、次に弾くべきコードの練習が完了したことになるので、該コードに対する練習済みフラグを「オン」(S74)にし、該コードのコード名や鍵の表示を、その他のコード名や鍵の表示と同じように戻し、次に弾くべきコードを次のコードに送った後、バック演奏の再生一時停止を解除する(S75)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々に改変できる。例えば、コードの構成音中で最低限弾くべき構成音の指示情報と弾いても弾かなくてもどちらでもよい構成音(上記(1)〜(7)の音。例えば7コードの5度の音。)の指示情報を別の表示色にするなどして、異ならせてもよい。
また、演奏データと演奏操作により入力された演奏データとでコードの構成音が一致するか否かの判断は、ノート番号に限らず、オクターブを無視した半音単位の比較で行うこともでき、そのようにすればオープン/クローズボイシング、転回形の練習に効果がある。なお、コードの構成音にはベース音も含まれてもよい。
さらに、以上では、本発明を鍵盤楽器のコード練習に適用した場合について説明したが、本発明は、その他の楽器、例えばギターなどの弦楽器のコード練習にも適用できる。
本発明に係るコード練習装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明における全体的な動作の一例を示すメインフローチャートである。 コード練習用データの構造を示す図である。 表示ルーチンの一例を示すフローチャートである。 表示ルーチンにより表示される画面の例を示す図である。 再生ルーチンの一例を示すフローチャートである。 入力ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・パソコン、2・・・鍵盤楽器、11・・・パソコン本体、12・・・入力部、13・・・表示部、14・・・CPU、15・・・記憶部、21・・・鍵盤部、22・・・サウンドシステム、23・・・鍵盤、24・・・検出回路、25・・・音源回路

Claims (5)

  1. 次に弾くべきコードの構成音の指示情報を演奏ガイドとして画面上に表示するコード練習装置において、
    楽曲についてのコード練習用データとバック演奏用データを含む演奏データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出された演奏データに含まれるコード練習用データに基づいて、次に弾くべきコードの構成音および該構成音とオクターブ違いの楽音の指示情報を表示する表示手段と、
    前記記憶手段から読み出された演奏データに含まれるバック演奏用データに基づいて、バック演奏を再生する再生手段と、
    次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音あるいは該構成音とオクターブ違いの楽音が、演奏操作により入力されたか否かにより該構成音に対応する楽音が入力されたか否かを判断する判断手段と、
    次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音が、予め設定された最低限弾くべき構成音全てについていずれか1つでもまだ入力されていないと判断したときには、バック演奏の再生を一時停止させ、予め設定された最低限弾くべき構成音全てについて入力されたと判断したときには、バック演奏の再生の一時停止を解除する制御手段とを備えたことを特徴とするコード練習装置。
  2. 前記指示情報は、コード名を含むことを特徴とする請求項に記載のコード練習装置。
  3. 前記制御手段は、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音のうち、入力されたと判断した構成音に対応する楽音の指示情報とまだ入力されていないと判断した構成音に対応する楽音の指示情報の表示形態を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載のコード練習装置。
  4. 前記制御手段は、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音のうち、入力されたと判断した構成音に対応する楽音の指示情報とまだ入力されていないと判断した構成音に対応する楽音の指示情報の表示色を異ならせることを特徴とする請求項3に記載のコード練習装置。
  5. 前記制御手段は、次に弾くべきコードにおける、予め設定された最低限弾くべき構成音に対応する楽音の指示情報を、それ以外の楽音の指示情報と異なる表示態様で表示することを請求項1ないし4のいずれかに記載のコード練習装置。
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