JPH06130959A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH06130959A
JPH06130959A JP4306210A JP30621092A JPH06130959A JP H06130959 A JPH06130959 A JP H06130959A JP 4306210 A JP4306210 A JP 4306210A JP 30621092 A JP30621092 A JP 30621092A JP H06130959 A JPH06130959 A JP H06130959A
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JP
Japan
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key
display
keys
chord
turned
Prior art date
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Pending
Application number
JP4306210A
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English (en)
Inventor
Ichiro Abe
一郎 阿部
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4306210A priority Critical patent/JPH06130959A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードを演奏した時に、その転回形がすぐに
わかる電子楽器を提供すること。 【構成】 キーボードの各鍵に対応する表示手段を持つ
電子楽器において、押下された鍵、および該鍵と同じ音
名の鍵に対応した表示手段を駆動する制御手段を備えた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特に、
演奏時にコード(和音)の転回形がすぐにわかる電子楽
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キーボードでコードを演奏する場合に、
同じコードであってもいろいろな押鍵位置のものがあ
る。すなわち複数のオクターブを持つキーボードにおい
ては、同じコードでも一部、または全部の構成音のオク
ターブを変えることによって押鍵の位置が変わる。元の
コードに対して、一部の構成音のオクターブを変えたも
のをコードの転回形と呼ぶ。
【0003】通常、楽曲を適切に演奏するためには、さ
まざまな転回形を使用する必要がある。しかし初心者に
とっては転回形の押さえ方(コードフォーム)を修得す
ることは容易ではなかった。
【0004】一方、例えば電子ピアノ、シンセサイザー
等の従来の電子楽器において、キーボードの各鍵に対応
する表示手段を備えたものがある。しかし、この表示手
段は、例えばメロディデータ等を予め記憶させておき、
該データによって自動演奏または伴奏させる場合に、演
奏者が弾くべきメロディの鍵の位置を曲の進行に従って
指示していくためのものであって、動作としては内蔵す
るデータを順に出力しているだけのものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
コードの転回形のコードフォームを修得することは、初
心者にとっては困難であるにもかかわらず、その修得の
手助けとなるような装置が無いという問題点があった。
本発明の目的は、前記のような従来の問題点に着目し、
コードを演奏した時に、その転回形がすぐにわかる電子
楽器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キーボードの
各鍵に対応する表示手段を持つ電子楽器において、押下
された鍵、および該鍵と同じ音名の鍵に対応した表示手
段を駆動する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような手段により、演奏者はコードを演奏
した場合に、そのコードの転回形として、どこを押さえ
ればよいかがすぐにわかる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明が適用される電子ピアノの
ハードウェア構成を表すブロック図である。CPU1は
電子ピアノ全体の制御を行う。ROM2には、アサイ
ナ、発音処理などに必要なプログラム、及びデータが格
納されている。RAM3には、各種制御用データが記憶
される。
【0009】パネルスイッチ4は、音色選択スイッチ等
の各種スイッチ、およびCPU1の制御により各種スイ
ッチの状態を読み込むパネルインタフェース回路から成
る。MIDIインタフェース5は、外部からのMIDI
入力信号、あるいは外部音源モジュール等へ出力するM
IDI出力信号のインタフェース回路である。
【0010】キーボード6は、スイッチを備えた複数の
鍵から成り、キーボードインターフェース7はCPU1
の制御により鍵スイッチの状態を読み込むスキャン回路
から成る。ディスプレイ8は、例えばLEDにより、電
子楽器の内部状態、あるいは押下すべき鍵などを表示す
る装置である。
【0011】音源回路9は、例えば波形メモリから波形
データを読み出し、エンベロープ信号を乗算して楽音信
号を発生させるような周知の構成のものであり、時分割
多重処理により、同時に例えば16チャネルの独立した
楽音信号を発生することが可能な構成になっている。
【0012】D/A変換器10は音源回路9から出力さ
れる複数チャネルの楽音信号を加算し、D/A変換す
る。アンプ11は、D/A変換器10からの出力信号を
増幅し、スピーカ12は楽音信号を楽音に変換する。バ
ス13は電子ピアノ内部の各回路を接続している。
【0013】図2は、電子ピアノのキーボード部を上部
からみた平面図である。キーボード6は複数の鍵21か
ら成っており、ディスプレイ8は複数の表示素子20か
ら成っている。図に示すように、各表示素子はそれぞれ
各鍵に対応した位置に近接して設けられている。表示素
子としてはLEDの他、LCD、電球など、鍵21に対
応した位置に設置可能な表示素子であれば、任意のもの
が利用可能である。なお表示素子の設置位置について
は、図のような鍵の上部のパネルの他、鍵の上面、ある
いは前面などでもよい。
【0014】つぎに動作について説明する。図3は上記
実施例の動作の概要を表すフローチャートである。電子
ピアノの電源を入れると、まずステップS10において
は、各種LSIやRAM内のレジスタや制御データエリ
ヤを初期化する。ステップS11においては、キーボー
ドの各鍵の状態(キーオンあるいはキーオフ)に変化が
あるか否かが調べられ、変化がある場合にはステップS
12に移行する。
【0015】ステップS12においては、変化がキーオ
ンか否かが調べられ、もしキーオンでない場合には、ス
テップS13に移行し、周知のキーオフ処理が行われ
る。また、キーオンであった場合にはステップS14に
移行し、やはり周知のキーオン処理が行われる。これら
の処理としては、電子楽器において、押下された鍵に対
して音源回路の発音チャネルを割り当てるキーアサイン
処理として、各種の方式が提案されている。そして、本
発明の実施例としては、任意の方式を採用可能である。
【0016】ステップS15においては、本発明の特徴
である表示処理が行われる。この詳細については後述す
る。またステップS16においては、表示用キーオフ処
理が行われる。この表示用キーオフ処理の内容は、具体
的にはキーオン数カウンタの値から1を減算することで
ある。
【0017】ステップS17においては、音色設定スイ
ッチ等のパネルスイッチが操作されたか否かが調べら
れ、もし操作された場合には、ステップS18に移行
し、音色設定処理など、操作されたスイッチに対応する
処理が行われる。ステップS19においては、その他の
処理、例えば変調効果の制御などがおこなわれ、再びス
テップS11に戻って処理を繰り返す。
【0018】図4は、表示処理の詳細を示すフローチャ
ートである。ステップS20においては、全てのキーが
キーオフの状態であるときに押下された最初のキーオン
であるか否かが調べられ、そうである場合には、ステッ
プS21に移行する。ステップS21においては、現在
オンになっている表示データを全てオフにする。
【0019】ステップS20において、1音目ではない
場合には、ステップS22に移行し、ステップS22に
おいては、表示制限モードが指定されているか否かが調
べられる。この表示制限モードとは、表示を見やすくす
るために、同時表示オン数の上限値である表示アサイン
数を設け、これを越えるキーオンに対しては、先押し優
先で表示することにより、表示数を制限するものであ
る。このモードの指定はパネルスイッチから表示アサイ
ン数を入力する事によって行う。
【0020】ステップS22において表示制限モードが
指定されていない場合には、ステップS27に移行する
が、指定されていた場合にはステップS23に移行す
る。ステップS23においては、キーオン数、すなわち
現在押下されている鍵の数が表示アサイン数をオーバー
フローしているか否かが調べられ、オーバーフローして
いる場合には、処理を終了する。なおキーオン数として
は、オクターブ違いの同音は何音でも1音と数える。
【0021】ステップS23において、オーバーフロー
していない場合には、ステップS24に移行し、表示オ
ン数が表示アサイン数に達しているか否かが調べられ、
達していない場合にはステップS27に移行するが、達
している場合には、ステップS25に移行する。
【0022】ステップS25においては、バリエーショ
ンモードが指定されているか否かが調べられる。バリエ
ーションモードとは、キーオン毎に、その時点でキーオ
フしており、表示のみオンになっているものを全て表示
オフにすることにより、押下した複数の鍵のうちの一部
のみを変化させるような演奏に対しても表示を追従させ
るようにしたものである。
【0023】このモードを用いれば、一定のコードを弾
いたままベースラインを動かすラインクリシェ、あるい
は逆に一定のベース音にのせるコードを変えていくペダ
ルトーンといった演奏の場合にも表示を追従させること
が可能となる。このバリエーションモードの指定はパネ
ルスイッチ等を用いて行う。
【0024】ステップS25において、バリエーション
モードが指定されていない場合には処理を終了するが、
指定されていた場合にはステップS26に移行する。ス
テップS26においては、キーオフしており、表示のみ
オンになっているものを全て表示オフにする。なおこの
ステップS26の前で、キーオフして表示のみオンにな
っているものが有るか否かを調べ、無い場合には処理を
終了するようにしてもよい。
【0025】ステップS27においては、キーオンされ
た鍵に対応する表示用データをオンにセットする。また
キーオンされた音と同じ音名(ドレミ…あるいはCDE
…)を持つ、1オクターブ上下の音のキー番号を演算に
より求め、それらのキー番号に該当する表示データもオ
ン(1)にセットする。なおパネルスイッチによって、
オクターブ違いの同音の表示を行わないモードを設けて
もよい。また実際の表示素子の駆動処理は、例えばLE
Dのダイナミック点灯回路の場合には、タイマ割り込み
によって起動される。このような処理により、ディスプ
レイの表示を見れば、演奏したコードの転回形として、
どの鍵を押さえればよいかがすぐにわかる。
【0026】図5は、コードを弾いたときの各鍵のオ
ン、オフの状態と、対応する表示素子の状態とを示すタ
イムチャートである。ここでは表示アサイン数を3と
し、バリエーションモードを指定した場合の例を示す。
【0027】時刻t1においては、鍵1が押下され、同
時に表示もオンになる。時刻t2においては鍵3が、時
刻t3においては鍵5が押下され、それぞれの表示もオ
ンになる。時刻t4においては鍵6がオンになるが、キ
ーオン数が4となり、表示アサイン数3を越えてしまう
ので、鍵6の表示はオンされない。
【0028】時刻t5においては、鍵5がキーオフとな
るが、表示はいずれかの鍵がキーオンになるまで更新さ
れないので、そのまま点灯している。鍵3はt6におい
て、鍵1はt7においてキーオフとなるが、やはり表示
は点灯したままである。従ってt7と次のキーオンt8
の間は全ての鍵がキーオフ状態になっているが、表示と
しては直前に弾かれたコードおよび1オクターブ上下の
同じコードの構成音が点灯している。
【0029】時刻t8においては鍵4がキーオンされ、
この時点で今までの表示データがクリヤされ、t8時点
でキーオン状態の鍵4に対応する表示のみがオンとな
る。また時刻t9においては、キーオンの2音目ではあ
るが、バリエーションモードであるので、キーオフして
おり、表示のみオンになっている鍵4と鍵6の表示がオ
フとなり、鍵1と鍵3の表示がオンとなる。
【0030】図6はCメジャーのコードを弾いた場合の
ディスプレイの表示を表す説明図である。演奏者はC
3、E3、G3の鍵を押下すると、それぞれC3、E
3、G3の鍵に対応した表示素子が点灯し、さらにその
上下のC4、E4、G4の鍵、C2、E2、G2の鍵に
対応する表示素子も点灯する。この表示は、つぎのキー
オンまでは手を離しても変わらない。従って、演奏者は
例えばC3、E3、G3の鍵を押下する替わりにE3、
G3、C4の鍵を押下してもよいことがすぐにわかる。
【0031】以上、実施例を説明したが、以下のような
変形例も考えられる。まず、表示範囲については、実施
例では上下1オクターブに限定したが、上下いずれか1
オクターブ、上下1音づつ、鍵盤のすべての範囲等に表
示するようにしてもよい。
【0032】また、表示のオフの方法については、実施
例では1音目のキーオン時(バリエーションモードにお
いては2音目以降のキーオン時にも)に行っているが、
各鍵のキーオフと同時に表示もオフするようなモードを
設けてもよい。
【0033】更に、両手を使ってコード演奏を行う場合
には、パネルからの操作により、キーボードにスプリッ
トポイント(分割点)を設けて、左右独立に、または片
方のみの表示制御を行うことも可能である。このように
すれば分数コードにも対応可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、演
奏者がコードを演奏した時に、その転回形がすぐにわか
り、コードの転回形のコードフォーム修得が容易になる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子ピアノのハードウェア構成を表すブロッ
ク図である。
【図2】 電子ピアノのキーボード部を上部からみた平
面図である。
【図3】 実施例の動作の概要を表すフローチャートで
ある。
【図4】 表示処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図5】 鍵の状態と表示素子の状態とを示すタイムチ
ャートである。
【図6】 Cメジャーのコードを弾いた場合の表示を表
す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…パネルスイ
ッチ、5…MIDIインタフェース、6…キーボード、
7…キーボードインターフェース、8…ディスプレイ、
9…音源回路、10…D/A変換器、11…アンプ、1
2…スピーカ、13…バス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードの各鍵に対応する表示手段を
    持つ電子楽器において、 押下された鍵、および該鍵と同じ音名の鍵に対応した表
    示手段を駆動する制御手段を備えたことを特徴とする電
    子楽器。
JP4306210A 1992-10-20 1992-10-20 電子楽器 Pending JPH06130959A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4306210A JPH06130959A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 電子楽器

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JP4306210A JPH06130959A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 電子楽器

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ID=17954321

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JP4306210A Pending JPH06130959A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 電子楽器

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JP (1) JPH06130959A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005084065A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd コード練習装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005084065A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd コード練習装置
JP4618704B2 (ja) * 2003-09-04 2011-01-26 株式会社河合楽器製作所 コード練習装置

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