JPH0720868A - 発音指示装置 - Google Patents
発音指示装置Info
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- JPH0720868A JPH0720868A JP5160715A JP16071593A JPH0720868A JP H0720868 A JPH0720868 A JP H0720868A JP 5160715 A JP5160715 A JP 5160715A JP 16071593 A JP16071593 A JP 16071593A JP H0720868 A JPH0720868 A JP H0720868A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えば電子鍵盤楽器等において、
演奏者により押鍵された鍵に対応する2つの階名の何れ
かを指定し、指定された階名を発音できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 ハ長調の場合において、まず、新たに黒鍵が
押されたか否かが判定され、判定がYESの場合は、♯
/♭選択スイッチの操作状態が判定される。判定の結
果、♯スイッチが押されていた場合は、ステップS80
4で、発音すべき階名として、♯系の階名が選択され、
♭スイッチが押されていた場合は、ステップS805
で、発音すべき階名として♭系の階名が選択される。ま
た、その他の場合は、ステップS803で、発音すべき
階名として所定の階名が選択される。その後、押鍵され
た黒鍵により指定された音高で、上述の選択された階名
の発音が指示される。
演奏者により押鍵された鍵に対応する2つの階名の何れ
かを指定し、指定された階名を発音できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 ハ長調の場合において、まず、新たに黒鍵が
押されたか否かが判定され、判定がYESの場合は、♯
/♭選択スイッチの操作状態が判定される。判定の結
果、♯スイッチが押されていた場合は、ステップS80
4で、発音すべき階名として、♯系の階名が選択され、
♭スイッチが押されていた場合は、ステップS805
で、発音すべき階名として♭系の階名が選択される。ま
た、その他の場合は、ステップS803で、発音すべき
階名として所定の階名が選択される。その後、押鍵され
た黒鍵により指定された音高で、上述の選択された階名
の発音が指示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば押鍵された鍵に
対応する階名の発音を指示する電子鍵盤楽器の発音指示
装置に関する。
対応する階名の発音を指示する電子鍵盤楽器の発音指示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば押鍵された鍵に対応す
る階名を発音する電子鍵盤楽器などが、メロディ等を階
名で歌う階名唱法の教育に用いられている。
る階名を発音する電子鍵盤楽器などが、メロディ等を階
名で歌う階名唱法の教育に用いられている。
【0003】図9に、ハ長調のメロディの各音の階名が
示されている。同図において、階名の「ソ」の半音上が
った「ソ#」と「ラ」の半音下がった「ラ♭」は、鍵盤
では同じ鍵であるが、階名で発音する場合、「ソ」と
「ラ」のように2とおりがあるが、「ソ#」は「ソ」の
半音高いピッチで「ソ」を発音し、また、「ラ♭」は、
「ラ」の半音下がったピッチで「ラ」を発音するよう
に、臨時記号の#や♭が付かない元の音符の階名で発音
することが自然で好ましい。
示されている。同図において、階名の「ソ」の半音上が
った「ソ#」と「ラ」の半音下がった「ラ♭」は、鍵盤
では同じ鍵であるが、階名で発音する場合、「ソ」と
「ラ」のように2とおりがあるが、「ソ#」は「ソ」の
半音高いピッチで「ソ」を発音し、また、「ラ♭」は、
「ラ」の半音下がったピッチで「ラ」を発音するよう
に、臨時記号の#や♭が付かない元の音符の階名で発音
することが自然で好ましい。
【0004】しかし、従来は、例えばハ長調で、臨時記
号により黒鍵が押鍵される場合、その黒鍵の音高より半
音高い鍵に対応する階名が発音される方式と、反対に押
鍵された黒鍵より半音低い鍵に対応する階名が発音され
る方式と、更に、押鍵された黒鍵より半音低い鍵、また
は高い鍵のいずれかに対応する階名が発音される方式が
あった。
号により黒鍵が押鍵される場合、その黒鍵の音高より半
音高い鍵に対応する階名が発音される方式と、反対に押
鍵された黒鍵より半音低い鍵に対応する階名が発音され
る方式と、更に、押鍵された黒鍵より半音低い鍵、また
は高い鍵のいずれかに対応する階名が発音される方式が
あった。
【0005】以上、いずれの方式においても、演奏者
が、臨時記号によって音高が半音程変化された鍵を押鍵
する場合、その鍵に対応して発音される階名は、固定さ
れており、押鍵した鍵より半音低い鍵、または高い鍵の
いずれかに対応する上記2通りの階名のいずれかを、演
奏者が選択することは不可能であった。
が、臨時記号によって音高が半音程変化された鍵を押鍵
する場合、その鍵に対応して発音される階名は、固定さ
れており、押鍵した鍵より半音低い鍵、または高い鍵の
いずれかに対応する上記2通りの階名のいずれかを、演
奏者が選択することは不可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
のような問題点を解決し、例えばハ長調で、演奏者がD
4♯の鍵またはE4♭の鍵を押鍵する場合に、その鍵に
対応する階名を、「レ」で発音させるか、「ミ」で発音
させるかを、演奏者が自由に選択できるようにすること
にある。
のような問題点を解決し、例えばハ長調で、演奏者がD
4♯の鍵またはE4♭の鍵を押鍵する場合に、その鍵に
対応する階名を、「レ」で発音させるか、「ミ」で発音
させるかを、演奏者が自由に選択できるようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず、音高を
指定する音高指定手段を有する。この手段は、例えば電
子鍵盤楽器における鍵である。
指定する音高指定手段を有する。この手段は、例えば電
子鍵盤楽器における鍵である。
【0008】次に、臨時記号を指定する臨時記号指定手
段を有する。この手段は、例えば上述のように演奏者が
押鍵した鍵の階名を発音させる場合に、その押鍵された
鍵より半音高い鍵と、半音低い鍵のそれぞれに対応する
階名のいずれを発音させるかを指定する手段で、例え
ば、演奏者がハ長調の曲で、図10に示す黒鍵のD4♯
鍵(E4♭鍵)を押鍵した場合、その鍵の階名を臨時記
号の♯が付かないD4鍵の階名(レ)とするか、または
臨時記号の♭が付かないE4鍵の階名(ミ)とするかを
指定する手段である。
段を有する。この手段は、例えば上述のように演奏者が
押鍵した鍵の階名を発音させる場合に、その押鍵された
鍵より半音高い鍵と、半音低い鍵のそれぞれに対応する
階名のいずれを発音させるかを指定する手段で、例え
ば、演奏者がハ長調の曲で、図10に示す黒鍵のD4♯
鍵(E4♭鍵)を押鍵した場合、その鍵の階名を臨時記
号の♯が付かないD4鍵の階名(レ)とするか、または
臨時記号の♭が付かないE4鍵の階名(ミ)とするかを
指定する手段である。
【0009】更に、音高指定手段により指定された音高
と臨時記号指定手段により指定された臨時記号とに基づ
いて階名を決定する階名決定手段を有する。この手段
は、例えば、演奏者がハ長調の曲で、図10に示す黒鍵
のD4♯鍵(E4♭鍵)を押鍵した場合、音高指定手段
であるD4♯鍵の音高と、臨時記号指定手段により指定
された、例えば臨時記号の♯とに基づいて、上述のよう
にD4鍵に対応する階名の「レ」を決定する手段であ
る。
と臨時記号指定手段により指定された臨時記号とに基づ
いて階名を決定する階名決定手段を有する。この手段
は、例えば、演奏者がハ長調の曲で、図10に示す黒鍵
のD4♯鍵(E4♭鍵)を押鍵した場合、音高指定手段
であるD4♯鍵の音高と、臨時記号指定手段により指定
された、例えば臨時記号の♯とに基づいて、上述のよう
にD4鍵に対応する階名の「レ」を決定する手段であ
る。
【0010】続いて、階名決定手段により決定された階
名を音高指定手段にて指定された音高で発音するように
指示する発音指示手段を有する。この手段は、上述の例
では、階名の「レ」がD4♯の音高で発音するように指
示する手段である。
名を音高指定手段にて指定された音高で発音するように
指示する発音指示手段を有する。この手段は、上述の例
では、階名の「レ」がD4♯の音高で発音するように指
示する手段である。
【0011】
【作用】音高指定手段により音高が、臨時記号指定手段
により臨時記号がそれぞれ指定されると、その指定され
た音高と臨時記号とに基づいて、階名決定手段により階
名が決定される。
により臨時記号がそれぞれ指定されると、その指定され
た音高と臨時記号とに基づいて、階名決定手段により階
名が決定される。
【0012】次に、階名決定手段により決定された階名
が音高指定手段にて指定された音高で発音するように、
発音指示手段により指示される。そのため、例えば演奏
者が演奏操作した鍵の音高で、階名決定手段により決定
された階名を発音させることができる。
が音高指定手段にて指定された音高で発音するように、
発音指示手段により指示される。そのため、例えば演奏
者が演奏操作した鍵の音高で、階名決定手段により決定
された階名を発音させることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を電子鍵
盤楽器に適用した1実施例につき詳細に説明する。な
お、本実施例では、すべてハ長調の場合とし、他の調の
場合は、後述するように、それぞれに対応する処理が行
われる。
盤楽器に適用した1実施例につき詳細に説明する。な
お、本実施例では、すべてハ長調の場合とし、他の調の
場合は、後述するように、それぞれに対応する処理が行
われる。
【0014】<構成>図1は、本発明の実施例の一部を
示す外観図である。同図に示されるように、本発明の実
施例は、鍵盤101を有する電子鍵盤楽器として実現さ
れており、鍵盤101の上部には、次に説明する♯スイ
ッチと♭スイッチからなる♯/♭選択スイッチ102
や、特には図示しない音色指定スイッチなどの機能スイ
ッチが配置されている。
示す外観図である。同図に示されるように、本発明の実
施例は、鍵盤101を有する電子鍵盤楽器として実現さ
れており、鍵盤101の上部には、次に説明する♯スイ
ッチと♭スイッチからなる♯/♭選択スイッチ102
や、特には図示しない音色指定スイッチなどの機能スイ
ッチが配置されている。
【0015】次に、上記♯/♭選択スイッチ102につ
いて説明する。図3は、黒鍵が押された時点で操作され
る♯/♭選択スイッチ102に対応する動作を説明する
図である。同図に示すように、最上段は、♯/♭選択ス
イッチ102のいずれも押されない場合で、従来の所定
系統の、前述の“固定された”階名で発音される。
いて説明する。図3は、黒鍵が押された時点で操作され
る♯/♭選択スイッチ102に対応する動作を説明する
図である。同図に示すように、最上段は、♯/♭選択ス
イッチ102のいずれも押されない場合で、従来の所定
系統の、前述の“固定された”階名で発音される。
【0016】即ち、図1において、C4鍵から順に所定
系統の階名、即ち白鍵のC4、D4、E4、F4、G
4、A4、B4は「ド」、「レ」、「ミ」、「ファ」、
「ソ」、「ラ」、「シ」で発音され、黒鍵のC4♯は
「ド」、D4♯は「ミ」、F4♯は「ファ」、G4♯は
「ラ」、A4♯は「シ」で発音される。
系統の階名、即ち白鍵のC4、D4、E4、F4、G
4、A4、B4は「ド」、「レ」、「ミ」、「ファ」、
「ソ」、「ラ」、「シ」で発音され、黒鍵のC4♯は
「ド」、D4♯は「ミ」、F4♯は「ファ」、G4♯は
「ラ」、A4♯は「シ」で発音される。
【0017】次に、♯スイッチが押された場合は、♯系
統の階名、つまり♯が付かない元の音名の階名、例え
ば、ハ長調の場合、図1のC4♯鍵が押鍵されたとき
は、♯が付かないC4の階名の「ド」が発音され、G4
♯鍵が押鍵されたときは、「ソ」が発音される。
統の階名、つまり♯が付かない元の音名の階名、例え
ば、ハ長調の場合、図1のC4♯鍵が押鍵されたとき
は、♯が付かないC4の階名の「ド」が発音され、G4
♯鍵が押鍵されたときは、「ソ」が発音される。
【0018】また、次の♭スイッチが押された場合は、
♭系統の階名、例えば図1のD4♭鍵が押鍵されたとき
は「レ」が発音され、A4♭鍵が押鍵されたときは、
「ラ」が発音される。
♭系統の階名、例えば図1のD4♭鍵が押鍵されたとき
は「レ」が発音され、A4♭鍵が押鍵されたときは、
「ラ」が発音される。
【0019】最下段の♯と♭の両方のスイッチが押され
る場合は、前述のいずれのスイッチも押されない場合と
同じように、所定の系統の階名で発音される。次に、図
2は、本発明の実施例の全体構成図である。
る場合は、前述のいずれのスイッチも押されない場合と
同じように、所定の系統の階名で発音される。次に、図
2は、本発明の実施例の全体構成図である。
【0020】マイクロコンピュータ201は、それが内
蔵するROM202に記憶されている制御プログラムに
基づいて、それが内蔵するRAM203をワークメモリ
として使用しながら動作し、図1♯/♭選択スイッチ1
02や特には図示しない音色指定スイッチなどの機能ス
イッチ、及び鍵盤101を走査して各スイッチや鍵の操
作状態を取り込み、それらの操作状態に応じて、ROM
202から波形データを読み出して、楽音の生成動作を
行う。
蔵するROM202に記憶されている制御プログラムに
基づいて、それが内蔵するRAM203をワークメモリ
として使用しながら動作し、図1♯/♭選択スイッチ1
02や特には図示しない音色指定スイッチなどの機能ス
イッチ、及び鍵盤101を走査して各スイッチや鍵の操
作状態を取り込み、それらの操作状態に応じて、ROM
202から波形データを読み出して、楽音の生成動作を
行う。
【0021】各サンプリング周期内で生成される楽音波
形データは、ラッチ信号COMに基づいてRAM203
内の累算用レジスタRから第1ラッチ204にラッチさ
れた後に、サンプリング周期に正確に同期したインタラ
プト信号INTに基づいて第2ラッチ205にラッチさ
れ、マイクロコンピュータ201が内蔵するD/A変換
器206に出力される。
形データは、ラッチ信号COMに基づいてRAM203
内の累算用レジスタRから第1ラッチ204にラッチさ
れた後に、サンプリング周期に正確に同期したインタラ
プト信号INTに基づいて第2ラッチ205にラッチさ
れ、マイクロコンピュータ201が内蔵するD/A変換
器206に出力される。
【0022】上述の楽音波形データは、D/A変換器2
06でアナログの楽音波形信号に変換され、その信号が
ローパスフィルタ(LPF)207で整形された後、ア
ンプ208で増幅され、スピーカ209から放音され
る。
06でアナログの楽音波形信号に変換され、その信号が
ローパスフィルタ(LPF)207で整形された後、ア
ンプ208で増幅され、スピーカ209から放音され
る。
【0023】図4は、マイクロコンピュータ201内の
ROM202に記憶されている階名を発音するための音
声と、ピアノ等の楽音のPCM波形データの構成を示す
図で、階名はC1からC6までの5オクターブの範囲の
各音名に対応する階名である。 <実施例の動作>上述の構成を有する本実施例の動作に
ついて、以下に詳細に説明する。
ROM202に記憶されている階名を発音するための音
声と、ピアノ等の楽音のPCM波形データの構成を示す
図で、階名はC1からC6までの5オクターブの範囲の
各音名に対応する階名である。 <実施例の動作>上述の構成を有する本実施例の動作に
ついて、以下に詳細に説明する。
【0024】図5は、図2のマイクロコンピュータ20
1において実行される制御動作の全体的な動作を示すメ
イン動作フローチャートである。このフローは、マイク
ロコンピュータ201がROM202に記憶された制御
プログラムを実行する動作として実現される。
1において実行される制御動作の全体的な動作を示すメ
イン動作フローチャートである。このフローは、マイク
ロコンピュータ201がROM202に記憶された制御
プログラムを実行する動作として実現される。
【0025】始めに、装置の電源が投入されると、ステ
ップS501において、図2のRAM203の内容、マ
イクロコンピュータ201内の第1ラッチ204、第2
ラッチ205の内容などが初期化される。
ップS501において、図2のRAM203の内容、マ
イクロコンピュータ201内の第1ラッチ204、第2
ラッチ205の内容などが初期化される。
【0026】以後、ステップS502〜S506の各処
理が繰り返し実行される。ステップS502の機能キー
取込み処理では、図1の♯/♭選択スイッチ102、及
び特には図示しない音色指定スイッチなどの機能スイッ
チの設定状態が走査され、その設定状態がRAM203
などに取り込まれる。
理が繰り返し実行される。ステップS502の機能キー
取込み処理では、図1の♯/♭選択スイッチ102、及
び特には図示しない音色指定スイッチなどの機能スイッ
チの設定状態が走査され、その設定状態がRAM203
などに取り込まれる。
【0027】ステップS503の機能キー処理では、♯
/♭選択スイッチ102及び上記音色指定スイッチなど
の各機能キーの操作に対応する処理が実行される。ステ
ップS504の鍵盤取り込み処理では、図1の鍵盤10
1の鍵の押鍵状態が走査され、その押鍵状態がRAM2
03などに取り込まれる。
/♭選択スイッチ102及び上記音色指定スイッチなど
の各機能キーの操作に対応する処理が実行される。ステ
ップS504の鍵盤取り込み処理では、図1の鍵盤10
1の鍵の押鍵状態が走査され、その押鍵状態がRAM2
03などに取り込まれる。
【0028】ステップS505の鍵盤処理では、上述の
押鍵状態に対応して、図2のRAM203に設けられる
特には図示しない発音制御データ領域に、必要な発音制
御データが設定される。
押鍵状態に対応して、図2のRAM203に設けられる
特には図示しない発音制御データ領域に、必要な発音制
御データが設定される。
【0029】ステップS506のその他各種処理では、
例えば種々の音響効果を付加するための処理が実行され
る。図6は、前述の図4に示した階名を発音するための
音声と、ピアノ等の楽音のPCM波形データを生成する
ためのタイマーインタラプトルーチンの動作フローチャ
ートである。このルーチンは、特には図示しないマイク
ロコンピュータ201内のハードウエアタイマーにおい
てサンプリング周期に対応する時間が経過する毎に、図
5のメイン動作フローチャートのルーチンに割込みをか
けることにより実行される。
例えば種々の音響効果を付加するための処理が実行され
る。図6は、前述の図4に示した階名を発音するための
音声と、ピアノ等の楽音のPCM波形データを生成する
ためのタイマーインタラプトルーチンの動作フローチャ
ートである。このルーチンは、特には図示しないマイク
ロコンピュータ201内のハードウエアタイマーにおい
てサンプリング周期に対応する時間が経過する毎に、図
5のメイン動作フローチャートのルーチンに割込みをか
けることにより実行される。
【0030】ステップS601では、4発音チャネル分
の波形データが生成される。このステップS601の詳
細を図7の動作フローチャートとして示す。図7におい
て、ステップS701では、RAM203内の累算用レ
ジスタRの内容がクリアされる。
の波形データが生成される。このステップS601の詳
細を図7の動作フローチャートとして示す。図7におい
て、ステップS701では、RAM203内の累算用レ
ジスタRの内容がクリアされる。
【0031】ステップS702では、ユーザによる演奏
に基づき、図2のRAM203内の発音制御データ領域
に設定された1チャネル目の発音制御データに基づい
て、1チャネル目の発音チャネルの波形データを生成す
る処理が実行される。ここでは、図2のROM202に
記憶された階名を発音するためのPCM音声波形データ
(図4参照)が読み出されることにより、階名音声波形
データが生成される。この場合、PCM波形データの読
出し時の歩進幅は、ステップS505の鍵盤処理におい
て、演奏者により押鍵された鍵盤101(図1)の鍵に
対応して、RAM203内の発音制御データ領域に設定
されている。このようにして生成された波形データは、
RAM203内の累算用レジスタRに累算される。
に基づき、図2のRAM203内の発音制御データ領域
に設定された1チャネル目の発音制御データに基づい
て、1チャネル目の発音チャネルの波形データを生成す
る処理が実行される。ここでは、図2のROM202に
記憶された階名を発音するためのPCM音声波形データ
(図4参照)が読み出されることにより、階名音声波形
データが生成される。この場合、PCM波形データの読
出し時の歩進幅は、ステップS505の鍵盤処理におい
て、演奏者により押鍵された鍵盤101(図1)の鍵に
対応して、RAM203内の発音制御データ領域に設定
されている。このようにして生成された波形データは、
RAM203内の累算用レジスタRに累算される。
【0032】ステップS703では、ユーザによる演奏
に基づいて図5のメイン動作フローチャートのステップ
S505でRAM203内の発音制御データ領域に設定
された2チャネル目の発音制御データに基づいて、2チ
ャネル目の発音チャネルの波形データを生成する処理
が、1チャネル目と同様の方式により実行され、その結
果得られた波形データは、1チャネル目の波形データが
格納されている累算用レジスタRに累算される。
に基づいて図5のメイン動作フローチャートのステップ
S505でRAM203内の発音制御データ領域に設定
された2チャネル目の発音制御データに基づいて、2チ
ャネル目の発音チャネルの波形データを生成する処理
が、1チャネル目と同様の方式により実行され、その結
果得られた波形データは、1チャネル目の波形データが
格納されている累算用レジスタRに累算される。
【0033】ステップS704、ステップS705で
は、それぞれ、ユーザによる演奏に基づいて図5のメイ
ン動作フローチャートのステップS505でRAM20
3内の発音制御データ領域に設定された3チャネル目及
び4チャネル目の各発音制御データに基づいて、3チャ
ネル目及び4チャネル目の各発音チャネルの楽音波形デ
ータを生成する処理が、1チャネル目などと同様の方式
により実行され、その結果得られた各楽音波形データ
は、累算用レジスタRに順次累算される。
は、それぞれ、ユーザによる演奏に基づいて図5のメイ
ン動作フローチャートのステップS505でRAM20
3内の発音制御データ領域に設定された3チャネル目及
び4チャネル目の各発音制御データに基づいて、3チャ
ネル目及び4チャネル目の各発音チャネルの楽音波形デ
ータを生成する処理が、1チャネル目などと同様の方式
により実行され、その結果得られた各楽音波形データ
は、累算用レジスタRに順次累算される。
【0034】以上の処理として図6のステップS601
の音源処理が実行される。図6のステップS602で
は、ラッチ信号COMが出力されることにより、RAM
203内の累算用レジスタRに得られた1〜4チャネル
目までの波形データの累算値が、マイクロコンピュータ
201内の第1ラッチ204(図2)にラッチされる。
の音源処理が実行される。図6のステップS602で
は、ラッチ信号COMが出力されることにより、RAM
203内の累算用レジスタRに得られた1〜4チャネル
目までの波形データの累算値が、マイクロコンピュータ
201内の第1ラッチ204(図2)にラッチされる。
【0035】ここで、第1ラッチ204にデータがラッ
チされるタイミングは、音源処理の条件によってサンプ
リング周期内でばらつくため、第1ラッチ204にラッ
チされた波形データの累算値は、更に、サンプリング周
期に正確に同期したインタラプト信号INTに基づいて
第2ラッチ205にラッチされ、D/A変換器206を
介して出力される。
チされるタイミングは、音源処理の条件によってサンプ
リング周期内でばらつくため、第1ラッチ204にラッ
チされた波形データの累算値は、更に、サンプリング周
期に正確に同期したインタラプト信号INTに基づいて
第2ラッチ205にラッチされ、D/A変換器206を
介して出力される。
【0036】次に、図8は階名の発音に関する動作フロ
ーチャートで、図5のステップS505の鍵盤処理の一
部である。まず、新しく黒鍵が押鍵されたか否かが判定
される(ステップS801)。判定がNOの場合は、メ
インフローに戻る。また判定がYESの場合は、♯/♭
選択スイッチ102がどのように押されたかが判定され
る。判定の結果、♯スイッチが押されていた場合は、ス
テップS804において、発音すべき階名として、図3
に示す♯系の階名が選択され、♭スイッチが押されてい
た場合は、ステップS805において、発音すべき階名
として、図3に示す♭系の階名が選択される。また、そ
の他の場合として♯/♭選択スイッチ102の両方のス
イッチが押されたり、またはいずれのスイッチも押され
ない場合は、ステップS803において、発音すべき階
名として、図3に示す所定の階名がNewキーオンされ
た黒鍵の前後から選択される。
ーチャートで、図5のステップS505の鍵盤処理の一
部である。まず、新しく黒鍵が押鍵されたか否かが判定
される(ステップS801)。判定がNOの場合は、メ
インフローに戻る。また判定がYESの場合は、♯/♭
選択スイッチ102がどのように押されたかが判定され
る。判定の結果、♯スイッチが押されていた場合は、ス
テップS804において、発音すべき階名として、図3
に示す♯系の階名が選択され、♭スイッチが押されてい
た場合は、ステップS805において、発音すべき階名
として、図3に示す♭系の階名が選択される。また、そ
の他の場合として♯/♭選択スイッチ102の両方のス
イッチが押されたり、またはいずれのスイッチも押され
ない場合は、ステップS803において、発音すべき階
名として、図3に示す所定の階名がNewキーオンされ
た黒鍵の前後から選択される。
【0037】次に、押鍵された黒鍵により指定された音
高で、上述の選択された階名の発音が指示される(ステ
ップS806)。なお、本実施例はハ長調の場合として
説明しているため、ステップS801では黒鍵のNew
キーオンの操作を判定したが、他の調、例えばニ長調の
第3音である「ミ」は、図10に示すように、元々黒鍵
のF4♯であるので、臨時記号の♯が付くと白鍵のG4
音に変わる。
高で、上述の選択された階名の発音が指示される(ステ
ップS806)。なお、本実施例はハ長調の場合として
説明しているため、ステップS801では黒鍵のNew
キーオンの操作を判定したが、他の調、例えばニ長調の
第3音である「ミ」は、図10に示すように、元々黒鍵
のF4♯であるので、臨時記号の♯が付くと白鍵のG4
音に変わる。
【0038】そのため、このような場合は、ステップS
801は黒鍵に限定されず、白鍵が押された時点で♯/
♭選択スイッチ102が操作された場合にも、同様な処
理が行われる。
801は黒鍵に限定されず、白鍵が押された時点で♯/
♭選択スイッチ102が操作された場合にも、同様な処
理が行われる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、例えばハ長調の曲で、
D4♯またはE4♭の音符に対応する鍵を押鍵する場
合、その階名をD4鍵の階名である「レ」と発音させる
か、E4鍵の階名である「ミ」と発音させるかを、演奏
者が自由に選択することが可能となる。
D4♯またはE4♭の音符に対応する鍵を押鍵する場
合、その階名をD4鍵の階名である「レ」と発音させる
か、E4鍵の階名である「ミ」と発音させるかを、演奏
者が自由に選択することが可能となる。
【0040】そのため、本発明を適用した、例えば歌曲
の練習装置等を用いて、移動Do(いどうド)による階
名唱法などの教育に大きく寄与することができる。
の練習装置等を用いて、移動Do(いどうド)による階
名唱法などの教育に大きく寄与することができる。
【図1】本発明による一実施例の一部を示す外観図であ
る。
る。
【図2】本発明による実施例の全体構成図である。
【図3】操作される♯/♭選択スイッチに対応する動作
を示す図である。
を示す図である。
【図4】階名を発音するための音声と楽音のPCM波形
データの構成図である。
データの構成図である。
【図5】メイン動作フローチャートである。
【図6】タイマーインタラプトルーチンの動作フローチ
ャートである。
ャートである。
【図7】音源処理の動作フローチャートである。
【図8】階名の発音に関する動作フローチャートであ
る。
る。
【図9】本発明による階名の発音の一例を示す図であ
る。
る。
101 鍵盤 102 ♯/♭選択スイッチ 201 マイクロコンピュータ 202 ROM 203 RAM 204 第1ラッチ 205 第2ラッチ 206 D/A変換器 207 ローパスフィルタ(LPF) 208 アンプ 209 スピーカ
Claims (1)
- 【請求項1】 音高を指定する音高指定手段と、 臨時記号を指定する臨時記号指定手段と、 前記音高指定手段により指定された音高と前記臨時記号
指定手段により指定された臨時記号とに基づいて階名を
決定する階名決定手段と、 該階名決定手段により決定された階名を前記音高指定手
段にて指定された音高で発音するように指示する発音指
示手段と、 を有することを特徴とする発音指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160715A JPH0720868A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 発音指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160715A JPH0720868A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 発音指示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720868A true JPH0720868A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15720909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5160715A Withdrawn JPH0720868A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 発音指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720868A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5730386A (en) * | 1995-09-04 | 1998-03-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cable reel |
JP2007086243A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Casio Comput Co Ltd | 臨時記号表示装置および臨時記号表示プログラム |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5160715A patent/JPH0720868A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5730386A (en) * | 1995-09-04 | 1998-03-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cable reel |
JP2007086243A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Casio Comput Co Ltd | 臨時記号表示装置および臨時記号表示プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |