JP2879948B2 - 音声処理装置 - Google Patents
音声処理装置Info
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Description
声処理装置に関する。
演奏すれば、これに合った付加音を自動的に発音する電
子楽器が実用化されている。また、発音する楽音の拡が
り感や面白さを増すため、発音すべき音声の音高を変換
して出力する装置も実用化されている。
音を発音する電子楽器では、メロディ用の音源(楽音波
形成形回路)に加えて付加音用の別音源が必要となり、
回路構成が複雑になる欠点がある。
は、入力された音声を指定された音程(下5度,上3度
等)だけ単純に上下するのみであったため、長いメロデ
ィで使用すると単調さが目立ったり、また、メロディ音
のほかに和音が発音している場合等には、和との調和が
考えられていないため不協和になってしまう欠点があっ
た。
声の音高を変換するようにしたことにより、上記課題を
解決した音声処理装置を提供することを目的とする。
声入力手段とは別に、伴奏和音を表す伴奏和音情報を入
力する伴奏和音情報入力手段と、前記音声入力手段より
入力された音声を前記伴奏和音情報が表す伴奏和音のう
ち1音の音名で該伴奏和音の音域より高い音域の音高を
有するハーモニー音声に変換して出力する音高変換手段
と、前記音声入力手段から入力された音声とともに前記
音高変換手段によって音高を変換されたハーモニー音声
の双方を出力する出力手段と、を設けたことを特徴とす
る。
が入力されるとともにキーボード等の伴奏和音情報入力
手段から伴奏和音情報が入力される。音声入力手段はマ
イクやライン入力装置等で構成することができる。伴奏
和音情報は、和音タイプ(メイジャ,マイナ,7th等)情
報や根音情報を含んでいる。音声入力手段から入力され
た音声の音高は、前記伴奏和音情報が表す伴奏和音のう
ち1音の音名を有し、且つ、伴奏音域よりも高い音域の
音高を有するハーモニー音声に変換される。このように
音高を変換することにより、常に曲の進行にあった音高
変換をすることができる。
ック図である。この装置は、マイク1から入力される音
声を音高変換LSI5で音高変換したのち、ミキサ6で元の
音声と一緒にして出力する装置である。
る。マイク1から入力された音声はアンプ2で増幅され
たのちA/D変換回路3でディジタル信号に変換される。A
/D変換回路3で変換されたディジタル信号は音高検出回
路4,音高変換LSI5,ミキサ6に入力される。音高検出回
路4および音高変換LSI5はCPU10に接続されている。CPU
10にはこのほか、ROM11,RAM12,外部記憶装置13,パネル
スイッチ14およびMIDIコネクタ15が接続されている。RO
M11には入力されたディジタルデータを処理するための
プログラムが記憶されている。外部記憶装置13は、フロ
ッピィディスク装置またはカラオケセットで構成され、
セットされるフロッピィディスクにはコードシーケンス
データ(和音進行のデータ)があらかじめ記憶されてい
る。また、MIDIコネクタ15には、キーボード等の演奏装
置(電子楽器)が接続され、和音検出装置17で入力され
たキーデータから和音のタイプ・根音を検出したのちCP
U10に和音情報を出力する。音声の音高は音高検出回路
4によって検出され、CPU10にその音高情報が出力され
る。CPU10は、外部記憶装置13に記憶されている、また
はMIDIコネクタ15を介して入力される和音情報に基づ
き、マイク1から入力された音声の音高をどれだけ(何
セント)変換すればよいかを判断し、そのパラメータを
音高変換LSI5に出力する。音高変換LSI5はCPU10から入
力されたパラメータに基づいて音高の音高を変換する。
ここで、音高の変換は変換比に合わせてデータを補間す
る周知の方式で行われるもので、音高変換LSI5はそのた
めのバッファ,クロック,演算回路を内蔵している。
に入力される。ミキサにはマイク1から入力されてディ
ジタル変換された音声(直接音声)も入力されている。
ミキサ6は、これらハーモニー音声,直接音声を加算し
てD/A変換回路7に入力する。D/A変換回路7は加算され
た信号をアナログ変換する。アナログ変換された音声は
アンプ8で増幅されスピーカ9から出力される。
チャートである。第2図の動作は和音情報をコードシー
ケンサ(外部記憶装置13)から入力する場合の動作であ
り、第3図の動作は和音情報(キーデータ)を、MIDIコ
ネクタ15に接続された演奏装置から入力する場合の動作
である。この動作は、CPU10が数ms毎に実行する動作で
ある。
み取る(n1)。音高検出回路4が入力された音声の音高
を検出できた場合にはバッファにその音高が記憶され
る。音高を検出できなかった場合または音声が入力され
なかった場合には、バッファには音高検出無しのデータ
(FFH)が記憶される。音高が検出されている場合にはn
2からn3に進み、音高が検出されていない場合にはn2か
ら直接リターンする。n3では現在(そのタイミング)に
指定されている和音情報を外部記憶装置13から読み出
す。外部に接続されている音源装置にこの和音を発音さ
せるため、MIDIコネクタ15はこの和音情報を出力する
(n4)。この和音に協和するような付加音を旋律音域内
で発音するため音高変換のパラメータを算出する(n
5)。音高の変換は、旋律音域内(伴奏音域よりも高い
音域)の和音の構成音名の音高のうち直接音声に最も近
い音高(ただし、同一音高でない)に変換するようにす
る。例えば、直接音声の音高がC4で、和音構成音がG1,C
2,E2とすれば、旋律音域内の和音構成音名に対応する音
高なG3,C4,E4となり、音高変換パラメータの音高として
E4が選択される。このパラメータを音高変換LSI5に出力
する(n6)。このパラメータを受信した音高変換LSI5が
直接音声をハーモニー音声に変換する。
み取る(n11)。音高が検出されている場合にはn12から
n13に進み、音高が検出されていない場合にはn12から直
接リターンする。n13ではMIDIコネクタ15で接続されて
いる演奏装置(電子楽器)でそのとき演奏されている和
音を読み取る。この場合、演奏装置が和音情報を出力す
る装置であれば、その和音情報を直接使用すればよい
が、和音情報を出力しない演奏装置の場合、入力された
押鍵パターン等に基づいて和音検出装置17で和音を判定
する(n14)。和音判定の方式は、従来より周知の和音
構成音を記憶したテーブルに当てはめる方式等種々適用
することが可能である。和音判定ができた場合には、そ
の和音に協和するような付加音を旋律音域内で発音する
ため音高変換のパラメータを算出する(n15→n16)。こ
の変換方法は前述の第2図で説明した方法と同様である
ため、ここでは説明を省略する。このパラメータを音高
変換LSI5に出力する(n17)。このパラメータを受信し
た音高変換LSI5が直接音声を変換音声に変換する。な
お、判定された和音は演奏装置(電子楽器)ですでに発
音されているため、改めてMIDI出力する必要はない。な
お、n14で和音を判定できなかった場合には、音高変換
をすることができないため、n15から直接リターンす
る。
としては、直接入力音声の音域に関連した音高とした
が、これ以外にも、伴奏者として発音される和音の根音
(メロディ音よりも2オクターブ程度低音)から整数倍
の音の音高へ直接音の音域に拘らずハーモニー音の音高
を変換させる等、種々変換の方式を考えることができ
る。
された音声を伴奏和音に基づいたハーモニー音声へ変換
するようにしたことにより、単純な音高変換ではなく、
伴奏和音に調和するハーモニー音声を発音させることが
できる。
ク図、第2図および第3図は同音声処理装置の動作を示
すフローチャートである。 1……マイク、4……音高検出回路、 5……音高変換LSI、10……CPU、 13……外部記憶装置(コードシーケンサ)、 15……MIDIコネクタ。
Claims (1)
- 【請求項1】音声を入力する音声入力手段と、 この音声入力手段とは別に、伴奏和音を表す伴奏和音情
報を入力する伴奏和音情報入力手段と、 前記音声入力手段より入力された音声を、前記伴奏和音
情報が表す伴奏和音のうち1音の音名で該伴奏和音の音
域より高い音域の音高を有するハーモニー音声に変換し
て出力する音高変換手段と、 前記音声入力手段から入力された音声とともに前記音高
変換手段によって音高を変換されたハーモニー音声の双
方を出力する出力手段と、 を設けたことを特徴とする音声処理装置。
Priority Applications (3)
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- 1990-06-08 JP JP2150256A patent/JP2879948B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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