JP3658637B2 - 演奏支援装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、演奏者の演奏技術の向上を支援する演奏支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
演奏支援装置として、例えば鍵盤を備えた装置において押鍵する鍵をガイドする機能を有するものが知られている。このような装置においては、各鍵に対応する位置にLED等の発光手段を設けて、次に押鍵する鍵に対応する発光手段を順次点灯させて、演奏を支援する構成になっている。あるいは他の構成として、押鍵位置が間違ったときだけ正しい押鍵位置をガイドするものや、一定時間押鍵がされないときに押鍵位置をガイドするものもある。このようなガイド機能を備えた装置は、音楽教室に出向かなくても一人で練習できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の演奏支援装置においては一人で練習する場合がほとんどであるため、音楽教室等のように集団で練習する場合と異なり、他者との競争や比較がないため演奏者に対する刺激がなく、演奏者の意欲や向上心を持続させることが困難であった。
この発明の課題は、個人で練習する場合でも仮想の他者との間で競争や比較ができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、模範演奏データを記憶する模範演奏データ記憶手段と、演奏者の実演奏により得られる実演奏データを記憶する実演奏データ記憶手段と、前記実演奏データ記憶手段に記憶された実演奏データと前記模範演奏データ記憶手段に記憶された模範演奏データとを比較し、両演奏データの一致率及び差分を分析するデータ分析手段と、過去の所定期間における演奏者の実演奏の演奏練習回数及び演奏練習時間に基づいて練習密度を算出する練習密度生成手段と、この練習密度生成手段にて生成された練習密度と予め設定された仮想の演奏者の練習密度との差分に基づいて前記データ分析手段により得られた一致率及び差分を変更するとともに、当該変更された一致率及び差分に基づいて前記模範演奏データを変更して仮想演奏データを生成する仮想演奏データ生成手段と、この仮想演奏データ生成手段により生成された仮想演奏データに基づいて自動演奏を行う演奏再生手段と、を備えた構成になっている。
この発明によれば、演奏者の実演奏データを分析し、その分析結果に応じて、仮想の競争者の仮想演奏データを生成して、その仮想演奏データに基づいて自動演奏を行うことにより、演奏者に対して自分の演奏を仮想の競争者の演奏と比較させる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について、鍵盤を備えた電子楽器を例に採って、図1〜図18を参照して説明する。図1は実施形態の電子楽器のシステムを示すブロック図、図2〜図13はこの電子楽器の動作を示すCPU1のフローチャート、図14〜図18は、各メモリに記憶されたデータや後述する実演奏の分析に関する図である。
【0006】
図1にしめすように、CPU1は、そのシステムバスに接続されている各部との間でコマンド及びデータの授受をしてこの電子楽器全体を制御する。以下、システムバスに接続された各部の機能について説明する。鍵盤情報生成装置2は、鍵盤3の操作に応じて鍵番号(キーナンバー)、ベロシティ、音長からなる楽音データをCPU1に入力する。コントロールスイッチ群4は、ピッチベンド、モジュレーション、MIDIオン・オフ等の制御をするスイッチ群である。鍵盤以外の演奏操作子5は、演奏モードや音色設定その他の演奏条件を入力するスイッチ群である。
【0007】
プログラムROM6は、CPU1の動作プログラムやイニシャライズの初期データを記憶している。ワークRAM7は、鍵盤2等から入力されたデータを一時的に記憶し、そのため各種のレジスタやフラグを備えている。模範演奏データメモリ8は、模範となる演奏データを記憶しているとともに、入力されたMIDIデータを記憶可能な不揮発性のメモリである。被験演奏データメモリ9は、演奏者の実演奏データを記録する。仮想演奏メモリ10は、演奏者に対抗する仮想の競争者の仮想演奏データを記憶し、演奏者の実演奏に応じて更新される。なお、被験演奏データメモリ9及び仮想演奏メモリ10は、不揮発性のメモリではないが、電源オフ後もデータが消去されないようにバックアップされている。
【0008】
独立時計ユニット11は、実時間を計時するとともに、演奏開始から演奏終了までの演奏時間を出力する。シリアルインタフェース12は、外部MIDI装置との間においてMIDIデータを送受信する。表示装置13は、演奏モードその他演奏状態等を表示する。発音手段14は、CPU1の発音指示又は消音指示及びワークRAM7から読み出された楽音データに基づいて発音処理又は消音処理を行う。
【0009】
以下、実施形態の動作について説明する。なお、複数の鍵が同時に押鍵されたり離鍵されたりすることも考えられるが、説明を簡単にするため、この実施形態においては任意の1つの鍵が押鍵されて離鍵された後に、他の鍵が押鍵されるものとする。したがってイベント情報は、図14に示すように、イベント開始時間、イベント時間(音長)、音高データ(ノート番号)、ベロシティデータで構成されている。
【0010】
図2はCPU1のメインフローであり、図3はタイマインタラプトのフローである。タイマインタラプトは3種類あり、図3(1)は練習時間をカウントしてTIMEにセットする。図3(2)はイベント開始時間をカウントしてEVSTにセットする。図3(3)はイベント時間(音長)をカウントしてEVTにセットする。メインフローにおいては、所定のイニシャライズ(ステップS1)の後、練習密度情報生成を実行する(ステップS2)。この練習密度情報生成では、図4に示すように、被験演奏データメモリ9の練習記録エリアの練習日時により、過去1週間の練習日数を割り出す(ステップS11)。練習記録エリアの練習記録データは、図15に示すように、練習日及びその日の練習時間の形式で被験演奏データメモリ9の練習記憶エリアに記憶されている。図4において、過去1週間の練習時間を累算して、それを練習日数で除算することにより、1回当たりの平均練習時間を得る(ステップS12)。
【0011】
次に、図16に示す変換テーブルにより、練習頻度及び平均練習時間に基づいて練習密度を得て、これをワークRAM7のレジスタZMDにストアする(ステップS13)。そして、図15に示した練習記憶エリアを更新し、新規記憶分を空ける(ステップS14)。また、現在の日時を時計ユニット11から取り出して、今回の練習日時として被験演奏データメモリ9の練習記憶エリアにストアする(ステップS15)。次に、時間計数タイマ割込禁止を解除して(ステップS16)、ワークRAM9の練習時間カウンタTIMEをクリアする(ステップS17)。そして、図2のメインフローに戻る。
【0012】
メインフローにおいては、スイッチ処理(ステップS3)、演奏処理(ステップS4)、演奏記録処理(ステップS5)、演奏データ生成処理(ステップS6)、演奏再生処理(ステップS7)、その他の処理(ステップS8)を行い、ステップS9において電源がオフされたか否かを判別し、電源がオフでない場合はステップS3〜ステップS9のループを繰り返し実行する。ステップS9において電源がオフされたと判別したときは、被験演奏データメモリ9の練習記録エリアに練習時間としてストアする(ステップS10)。
【0013】
メインフローのステップS3におけるスイッチ処理は、演奏操作子5の模範演奏スイッチ、実演奏スイッチ、仮想演奏スイッチ、スタートスイッチのオン・オフ状態を検出する。そして、図5のフローに示すように、模範演奏スイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS18)、オンであるときは模範演奏フラグMPFを1にセットし、実演奏フラグZPF及び仮想演奏フラグKPFを0にリセットする(ステップS19)。この場合には模範演奏モードになる。実演奏スイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS20)、オンであるときはZPFを1にセットし、MPF及びKPFを0にリセットする(ステップS21)。この場合には実演奏モードになる。仮想演奏スイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS22)、オンであるときはKPFを1にセットし、MPF及びZPFを0にリセットする(ステップS23)。この場合には仮想演奏モードになる。
【0014】
次に、スタートスイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS24)、オンであるときはスタートフラグSTFを反転するとともに、記録フラグRECFを0にリセットする(ステップS25)。そして、STFが1であるか否かを判別し(ステップS26)、このフラグが1でない場合には図3に示すEVSTタイマ割込みを禁止し(ステップS27)、EVTタイマ割込みを禁止して(ステップS28)、音源である発音手段14に対して消音指示をする(ステップS29)。
【0015】
図5のステップS26においてSTFが1すなわち演奏スタートであるときは、図6のフローにおいて、ポインタNを0にセットして(ステップS30)、演奏に関する各フラグを検索する。MPFが1であるか否かを判別し(ステップS31)、このフラグが1であるときは、アドレスレジスタADに模範演奏データの初期アドレスをセットする(ステップS32)。MPFが0であるときはZPFが1であるか否かを判別し(ステップS33)、このフラグが1であるときは、ADに実演奏データの初期アドレスをセットする(ステップS34)。MPF及びZPFがともに0であるときは、KPFが1であるか否かを判別し(ステップS35)、このフラグが1であるときは、ADに模範演奏データの初期アドレスをセットする(ステップS36)。次に、レジスタT1に(AD+N)のデータすなわち初期アドレスのイベント開始時間をセットする(ステップS37)。次に、EVSTに0をセットし(ステップS38)、EVSTタイマ割込み禁止を解除する(ステップS39)。そして、メインフローに戻る。
【0016】
図5のステップS24において、スタートスイッチがオンでない場合には、図7のフローにおいて、記録スイッチがオンであるか否かを判別する(ステップS40)。記録スイッチがオンであるときは、RECFを1にセットし(ステップS41)、STFを1にセットする(ステップS42)。この場合は自動的に実演奏モードになり、アドレスレジスタADに実演奏の初期アドレスをセットする(ステップS43)。次に、ポインタNを0にセットし(ステップS44)、EVSTに0をセットして(ステップS45)、EVSTタイマ割込み禁止を解除する(ステップS46)。この解除の後又はステップS40においてRECスイッチがオンでない場合は、仮想演奏データを生成するスイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS47)、オンであるときには仮想演奏データを生成するフラグGEFを1にセットする(ステップS48)。このフラグをセットした後又はステップS47において仮想演奏データを生成するスイッチがオンでない場合は、練習密度を入力するスイッチがオンであるか否かを判別し(ステップS49)、入力する場合にはレジスタKMDに予め設定してある仮想競争者の練習密度をストアする(ステップS50)。そして、メインフローに戻る。
【0017】
メインフローの演奏処理は、図8に示すように、ZPFが1であるか否かを判別して(ステップS51)、このフラグが0であるときはメインフローに戻るが、このフラグが1であるときには鍵盤走査を行う(ステップS52)。そして、鍵盤に変化があるか否かを判別する(ステップS53)。すなわち、押鍵イベント又は離鍵イベントがあるか否かを判別する。変化がない場合はメインフローに戻る。オフからオンに鍵変化があったときは、そのときのEVSTのデータをレジスタT1にセットする(ステップS54)。そして、EVTを0にリセットして(ステップS55)、EVTタイマ割込み禁止を解除する(ステップS56)。次に、鍵番号をレジスタNOTEにセットし(ステップS57)、ベロシティデータをレジスタVELにセットする(ステップS58)。そして、NOTE、VELのデータを発音手段14に送出して発音指示を行う(ステップS59)。次に、押鍵イベントフラグEVF1に1をセットして(ステップS60)、メインフローに戻る。
【0018】
ステップS53において、鍵変化がオンからオフに変化したときは、そのときのEVTのデータをレジスタT2にセットし(ステップS61)、EVTタイマ割込み禁止を解除する(ステップS62)。次に、鍵番号をNOTEにセットし(ステップS63)、VELに0をセットする(ステップS64)。そして、発音手段14に対して消音指示をして(ステップS65)、離鍵イベントフラグEVF2を1にセットする(ステップS66)。この後、メインフローに戻る。
【0019】
メインフローにおける演奏記録処理は、図9に示すように、RECFが1であるか否かを判別し(ステップS67)、このフラグが0であるときは演奏記録処理をすることなくメインフローに戻る。このフラグが1であるときは、押鍵イベントフラグEVF1が1であるか否かを判別する(ステップS68)。このフラグが1であるときは、このフラグを0にリセットして(ステップS69)、被験演奏データメモリ9の初期アドレス(AD+N)にT1のイベント開始時間をセットする(ステップS70)。次に、Nを2つインクリメントして(ステップS71)、音高データをストアするアドレス(AD+N)にNOTEの音高データをセットする(ステップS72)。
【0020】
次に、Nをインクリメントして(ステップS73)、ベロシティデータをストアするアドレス(AD+N)にVELのベロシティデータをセットする(ステップS74)。さらにNをインクリメントして(ステップS75)、そのアドレスAD+NがデータENDを超えたか否かを判別する(ステップS76)。アドレスAD+NがデータENDを超えていない場合はメインフローに戻り、データENDを超えたときはRECF及びSTFをともに0にリセットして(ステップS77)、演奏記録フラグFILFを1にセットする(ステップS78)。そしてメインフローに戻る。
【0021】
ステップS68において、押鍵イベントフラグEVF1が0であるときは、離鍵イベントフラグEVF2が1であるか否かを判別する(ステップS79)。このフラグが0であるとき、すなわち押鍵イベントも離鍵イベントもないときは、演奏記録処理をすることなくメインフローに戻る。EVF2が1であるときは、このフラグを0にリセットして(ステップS80)、アドレスのポインタNを2つデクリメントして(ステップS81)、イベント時間をストアするアドレス(AD+N)にT2のイベント時間をセットする(ステップS82)。そして、EVTタイマ割込みを禁止し(ステップS83)、メインフローに戻る。
【0022】
メインフローにおける演奏データ生成処理は、図10に示すように、仮想データ生成フラグGEFが1であるか否かを判別し(ステップS84)、このフラグが1であるときは、演奏記録フラグFILFが1であるか否か、すなわち被験演奏データメモリ9に実演奏データが記録されているか否かを判別し(ステップS85)、このフラグが1であるときは実演奏分析(ステップS86)、仮想演奏データ生成(ステップS87)を行う。ステップS84においてGEFが0であるとき、又は、ステップS85においてFILFが0であるときは、メインフローに戻る。
【0023】
図10のステップS86における実演奏分析は、図11に示すように、模範演奏と実演奏との比較を行う(ステップS88)。次に、ノートマッチ率の演算(ステップS89)、発音タイミングの演算(ステップS90)、ベロシティの演算(ステップS91)、音符長の演算(ステップS92)を行う。図17に示すように、ノートマッチ率は、一致した場合の係数を1(100%)とし、違う鍵を押鍵した場合、余分に押鍵した場合、抜けがあった場合等によって、演算係数が決定する。発音タイミング、ベロシティ及びノートオフタイミングで判定する音長は、差分の度数分布、差分の平均、差分の偏差によって演算する係数が決定する。
【0024】
図10のステップS87における仮想演奏データ生成処理は、図12に示すように、まず、実演奏の練習密度ZMDから予め設定してある仮想競争者の練習密度KMDを減算した差分値をレジスタDにセットする(ステップS93)。次に、差分値Dを加工率変換テーブルによって加工率KRに変換する(ステップS94)。加工率変換テーブルは、図18に示すように、練習密度の差分に対する加工率で表される。そして、KRに基づきノートマッチ率を変換し(ステップS95)、KRに基づき発音タイミングを変換し(ステップS96)、KRに基づきベロシティを変換する(ステップS97)。次に、変換されたデータに基づき模範演奏データを変更して、仮想演奏データを作成する(ステップS98)。そして、GEFを0にリセットして(ステップS99)、メインフローに戻る。
【0025】
メインフローにおける演奏再生処理は、図6において判別したフラグMPF、ZPF、KPFの値に応じて、模範演奏データ、実演奏データ、仮想演奏データを対応するメモリから読み出して再生する。すなわちこの処理では、図13に示すように、STFが1であるか否かを判別し(ステップS100)、このフラグが0であるときは演奏再生処理をすることなくメインフローに戻る。このフラグが1であるときは、図3(2)のタイマインタラプト(2)ごとにインクリメントされるEVSTの時間データが図6のステップS37においてセットしたT1のイベント開始時間に達したか否かを判別する(ステップS101)。イベント開始時間に達したときは、アドレスのポインタNをインクリメントして(ステップS102)、そのアドレス(AD+N)にセットされているイベント時間をT2にセットする(ステップS103)。次に、EVTを0にリセットして(ステップS104)、EVT割込み禁止を解除する(ステップS105)。
【0026】
次に、Nをインクリメントして(ステップS106)、アドレス(AD+N)の音高データをNOTEにセットする(ステップS107)。さらにNをインクリメントして(ステップS108)、アドレス(AD+N)のベロシティデータをVELにセットする(ステップS109)。さらにNをインクリメントして(ステップS110)、対応するアドレスAD+NがデータENDを超えたか否かを判別する(ステップS111)。データENDを超えていない場合には、アドレスのデータ(次のイベントのイベント開始時間)をT1にセットする(ステップS112)。そして、NOTE及びVELのデータを発音手段14に送出して発音指示をする(ステップS113)。ステップS111において、AD+NがデータENDを超えたときは、STFを0にリセットし(ステップS114)、ステップS113において発音指示をする。発音指示の後は、メインフローに戻る。
【0027】
ステップS101において、EVSTの時間データがT1のイベント開始時間に達していないときは、ステップS113において発音指示した音高の発音時間が終了したか否かを、EVTの値がT2のイベント時間に達したか否かによって判別する(ステップS115)。イベント時間に達していない場合には発音時間が終了していないのでメインフローに戻り、イベント時間に達したときは発音時間が終了したのでEVT割込みを禁止し(ステップS116)、発音手段14に対して消音指示をする(ステップS117)。
【0028】
このように上記実施形態によれば、CPU1は、演奏者の実演奏データを分析するデータ分析手段、演奏データ分析手段による分析結果に応じて演奏者に対抗する仮想の競争者の仮想演奏データを生成するデータ生成手段、及び、仮想演奏データに基づいて自動演奏を行う演奏再生手段を構成する。そして、演奏者の実演奏データを分析し、その分析結果に応じて、仮想の競争者の仮想演奏データを生成して、その仮想演奏データに基づいて自動演奏を行うことにより、演奏者に対して自分の演奏を仮想の競争者の演奏と比較させる。したがって、個人で練習する場合でも仮想の他者との間で競争や比較ができる。
【0029】
なお、上記実施形態においては、鍵盤を備えた電子楽器を例に採ったが、電子弦楽器や電子管楽器その他の電子楽器にもこの発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、演奏者の実演奏データを分析し、その分析結果に応じて、仮想の競争者の仮想演奏データを生成して、その仮想演奏データに基づいて自動演奏を行うことにより、演奏者に対して自分の演奏を仮想の競争者の演奏と比較させる。したがって、個人で練習する場合でも仮想の他者との間で競争や比較ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における鍵盤電子楽器のシステムを示すブロック図。
【図2】図1におけるCPUのメインフローチャート。
【図3】図1におけるタイマインタラプトのフローチャート。
【図4】図2における練習密度情報生成処理のフローチャート。
【図5】図2におけるスイッチ処理のフローチャート。
【図6】図5に続くスイッチ処理のフローチャート。
【図7】図5に続くスイッチ処理のフローチャート。
【図8】図2における演奏処理のフローチャート。
【図9】図2における演奏記録処理のフローチャート。
【図10】図2における演奏データ生成処理のフローチャート。
【図11】図10における実演奏分析処理のフローチャート。
【図12】図10における仮想演奏データ生成処理のフローチャート。
【図13】図2における演奏再生処理のフローチャート。
【図14】各メモリにおけるイベント情報のデータ形式を示す図。
【図15】被験演奏データメモリの練習記録エリアのデータを示す図。
【図16】実演奏の練習時間に対する練習密度の変換テーブルを示す図。
【図17】実演奏分析における演算の対象を示す図。
【図18】仮想演奏データ生成に用いる加工率変換テーブルを示す図。
【符号の説明】
1 CPU
3 鍵盤装置
5 演奏操作子
8 模範演奏データメモリ
9 被験演奏データメモリ
10 仮想演奏データメモリ
15 発音手段
Claims (1)
- 模範演奏データを記憶する模範演奏データ記憶手段と、
演奏者の実演奏により得られる実演奏データを記憶する実演奏データ記憶手段と、
前記実演奏データ記憶手段に記憶された実演奏データと前記模範演奏データ記憶手段に記憶された模範演奏データとを比較し、両演奏データの一致率及び差分を分析するデータ分析手段と、
過去の所定期間における演奏者の実演奏の演奏練習回数及び演奏練習時間に基づいて練習密度を算出する練習密度生成手段と、
この練習密度生成手段にて生成された練習密度と予め設定された仮想の演奏者の練習密度との差分に基づいて前記データ分析手段により得られた一致率及び差分を変更するとともに、当該変更された一致率及び差分に基づいて前記模範演奏データを変更して仮想演奏データを生成する仮想演奏データ生成手段と、
この仮想演奏データ生成手段により生成された仮想演奏データに基づいて自動演奏を行う演奏再生手段と、
を備えたことを特徴とする演奏支援装置。
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