JP4496772B2 - 音楽コンテンツ処理プログラム - Google Patents

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本発明は、音楽コンテンツ処理プログラム及び電子楽器に関し、より詳しくは、著作権保護が可能な音楽コンテンツ処理プログラム及び電子楽器に関する。
従来、ユーザーの演奏操作を支援する演奏ガイド機能を備えた電子楽器等において、通信インターフェイスを介して接続される外部装置からMIDI等の演奏情報を受信し、該受信した演奏情報に基づき、演奏ガイドを実行するものが知られている。(例えば特許文献1参照)
また、近年、著作権保護を目的として、ユーザーによる不正なコピー等を防止することの出来るセキュアな環境においてのみ利用可能な音楽コンテンツが知られている。例えば、ストリーム配信若しくは擬似ストリーム配信された音楽コンテンツや、所定の鍵(暗号鍵)により暗号化された音楽コンテンツなどである。ストリーム配信若しくは擬似ストリーム配信された音楽コンテンツは、再生終了後にバッファ等の一時的記憶手段から削除されるため、各種の記憶媒体に保存できない。また、暗号化された音楽コンテンツは、記憶媒体には保存できるが、鍵がわからないと復号化できないので、不正利用ができないようになっている。
特開2000-148143号公報
セキュアな環境においてのみ利用可能な音楽コンテンツを利用して、外部の電子楽器等に備えられている演奏ガイド機能を実行しようとした場合、上記のように記憶媒体経由では電子楽器等に音楽コンテンツを供給することが出来ない。そこで、セキュアな環境からリアルタイムに演奏情報を電子楽器等に送信出来るようにして、演奏ガイド機能を実行することも考えられるが、外部で演奏情報を録音されてしまい、著作権保護上、好ましくない。従って、セキュアな環境においてのみ利用可能な音楽コンテンツを演奏ガイドに利用することはできなかった。
本発明の目的は、著作権保護をしつつ演奏ガイド機能を実行することができる音楽コンテンツ処理プログラムを提供することである。
また、本発明の他の目的は、著作権保護をしつつ演奏ガイド機能を実行することができる電子楽器を提供することである。
本発明の一観点によれば、演奏情報を一時的にバッファに保存する保存手順と、前記バッファに保存された演奏情報に基づき、演奏ガイド制御情報を生成する生成手順と、ガイド制御情報に基づき演奏ガイドを実行する電子楽器に対して、当該ガイド制御情報の記録を禁止するためのコマンドを送信するコマンド送信手順と、前記生成したガイド制御情報のみを前記電子楽器に送信するガイド制御情報送信手順と前記演奏情報を再生する再生手順とをコンピュータに実行させるための音楽コンテンツ処理プログラムが提供される

本発明によれば、セキュアな環境からガイド制御情報を送信するので、演奏情報を録音されることがなく、著作権保護をしつつ演奏ガイド機能を実行することができる。
また、本発明によれば、音楽コンテンツの再生に先立ってガイド制御情報が送信されるので、前もって演奏操作すべき操作子を知ることができる。
図1は、本発明の実施例による音楽コンテツ処理システム100の概略を説明するための図である。図中、矢印で情報の流れを表す。
音楽コンテンツ処理システム100は、少なくともセキュアな環境を有するコンピュータ(PC)1及びセキュアな環境でない電子楽器2を、MIDI信号を送受信することの出来るインターフェイスを介して接続して構成される。
本明細書において、「セキュアな環境」とは、音楽コンテンツの著作権保護を考慮した環境であり、少なくとも何らかのコピー防止対策が採られている環境である。例えば、音楽コンテンツをサーバ5からコンピュータ1にストリーミング(擬似ストリーミングを含む)配信することで音楽コンテンツファイルをコンピュータ内に蓄積することなく再生するようにしたものや、音楽コンテンツファイルを暗号化して、外部の取り外し可能な記憶媒体(例えば、フロッピーディスク(登録商標)、半導体メモリ、CD−R等)に保存したとしても外部では復号化できないようにしたものなどが有る。これらの他にも、ユーザーによる不正コピーを防止する技術が採用された再生環境を「セキュアな環境」と呼ぶ。また、本実施例では、コンピュータ1がセキュアな環境であり、電子楽器2がセキュアではない環境である場合について説明をする。
コンピュータ1は、少なくとも、音楽コンテンツMDを擬似ストリーム配信で受信して(若しくは暗号化コンテンツを復号化して)一時的に保存する音楽コンテンツバッファ31、音楽コンテンツMDに基づきガイド制御情報SEを生成するガイド制御情報生成部32、及び音楽コンテンツMDを再生する楽音発生部33を含んで構成される。
電子楽器2は、少なくとも、ガイド制御情報SEに基づき演奏ガイドを実行する演奏ガイド部34、ユーザーの演奏操作を入力する演奏操作子35、入力される演奏操作(又は、自動演奏部37による自動演奏)に基づき楽音を発生する楽音発生部36、及び自動演奏を行う自動演奏部37を含んで構成される。
音楽コンテンツ処理システム100では、音楽コンテンツバッファ31に一時的に保存されている音楽コンテンツMDに基づきガイド制御情報SEを生成する。生成されたガイド制御情報SEは、電子楽器2の演奏ガイド部34に送信される。なお、音楽コンテンツMDは、コンピュータ1の楽音発生部33において再生することも出来るが、コンピュータ1の外部に送信することは出来ない。
ガイド制御情報SEは、例えば、MIDI規格のシステムエクスクルーシブメッセージを用いて送信されるデータであり、通常のノートイベント等々は異なる形式で構成される。ガイド制御情報生成部32は、図2(A)に示すように、音楽コンテンツMDに含まれるノートイベントNEのタイミング、ノートナンバー、ゲートタイムを参照し、演奏ガイドの音高情報、開始時間、終了時間を含むシステムエクスクルーシブメッセージ(ガイド制御情報)SEを生成する。なお、ガイド制御情報SEは、演奏ガイドの開始時間及び終了時間を含む代わりに、図2(B)に示すように当該演奏ガイドのON/OFFを指定するコマンドを含ませるようにしても良い。なお、演奏ガイド制御情報SEは、システムエクスクルーシブメッセージとして送信されるので、電子楽器2側では、自動演奏に用いることはできない。
電子楽器2では、受け取った演奏ガイド制御情報に基づき演奏ガイド部34において、演奏ガイドを実行する。実行される演奏ガイドの種類は、後に図3を用いて説明する。
ユーザーは、演奏ガイド部34によって実行される演奏ガイドを参考にして、演奏操作子35を用いて、演奏を行う。演奏操作子35により入力される演奏情報は、楽音発生部36に送られ、楽音発生部36では、該演奏操作に対応する楽音を発生する。
なお、電子楽器2の自動演奏部37は、例えば、シーケンサー等のソフトウェアで構成され、MIDIデータ等の自動演奏データ等を再生及び録音、編集することが出来る。本実施例では、後述するように、コンピュータ1から受け取ったガイド制御情報による演奏ガイド実行中は、自動演奏部(シーケンサー)37の録音機能は、使用不可能とすることが出来る。
演奏ガイドを行うために、セキュアな環境(コンピュータ1等)からMIDI等の音楽コンテンツMDを外部に出してしまうと、外部のセキュアでない環境(電子楽器2等)においてそれを自動演奏部によって録音されてしまい、音楽コンテンツMDを不正利用されてしまう虞がある。そこで、上述したように、セキュアな環境からは演奏ガイド部34を動作されるためのガイド制御情報SEのみを出力するようにした。こうすることで、音楽コンテンツMDの不正利用を防止しつつ、セキュアな環境における音楽コンテンツMDに基づいた演奏練習が可能になる。
図3(A)に、電子楽器2のディスプレイ14に表示されるピアノロールによる演奏ガイド34Pの例を示す。演奏ガイド34Pは、例えば、2小節分先読みされたガイド制御情報SEにより鍵盤35上部に表示されるピアノロールガイドである。この演奏ガイド34Pは、曲の進行に従い矢印方向にスクロールする。ユーザーは、ガイドGが、下端に達した時点で対応する鍵Kを操作することにより、演奏ガイドに従った演奏を行うことができる。
図3(B)は、電子楽器2の鍵盤35上方に鍵盤LED34Lを設けた場合の演奏ガイドの例を示す。この場合は、ガイド制御情報は、1音分先読みされる。現在演奏すべき鍵の上方のガイドG1とともに、ガイドG1とは例えば、照度又は色等を異ならせて1音分先読みしたガイド制御情報SEに対応する(次ぎに操作すべき鍵に対応する)ガイドG2を点灯する。ユーザーは、ガイドG1が、点灯している間、対応する鍵Kを操作することにより、演奏ガイドに従った演奏を行うことができる。
図4は、本発明の実施例によるコンピュータ1又は電子楽器2のハードウェア構成を示すブロック図である。
コンピュータ1(電子楽器2)はバス6、RAM7、ROM8、CPU9、タイマ10、検出回路11、パネル操作子12、演奏操作子35、表示回路13、ディスプレイ14、外部記憶装置15、MIDIインターフェイス16、音源回路18、効果回路19、サウンドシステム20、通信インターフェイス(I/F)21を含んで構成される。
バス6には、RAM7、ROM8、CPU9、外部記憶装置15、検出回路11、表示回路13、MIDIインターフェイス16、音源回路18、効果回路19、通信インターフェイス(I/F)21が接続される。
RAM7は、フラグ、レジスタ、各種パラメータ等を記憶するCPU9のワーキングエリアを有する。また、RAM7内には、サーバ5からストリーム配信又は擬似ストリーム配信される音楽コンテンツMDを一時的に保存するためのバッファのための領域が設けられる。または、暗号化された音楽コンテンツMDを復号化した後に一時的に保存するためのバッファのための領域が設けられる。
ROM8には、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。この場合、プログラム等を重ねて、外部記憶装置15に記憶する必要は無い。
CPU9は、ROM8又は、外部記憶装置15に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。タイマ10は、CPU9に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等をCPU9に供給する。
ユーザーは、検出回路11に接続されるパネル操作子12を用いて、各種入力及び設定をすることができる。パネル操作子12は、例えば、スイッチ、パッド、フェーダ、スライダ、文字入力用キーボード、マウス、ロータリーエンコーダ、ジョイスティック、ジョグシャトル等、ユーザーの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。また、パネル操作子12は、マウス等の他の操作子を用いて操作するディスプレイ14上に表示されるソフトスイッチ等でもよい。
演奏操作子35は、検出回路11に接続され、ユーザーの演奏動作に従い、演奏信号を供給する。演奏操作子35として、演奏用の鍵盤、パッド等を用いることができる。なお、演奏操作子35はこれらに限らず、ユーザーが演奏情報を入力できるものであればどのようなものでもよい。なお、コンピュータ1の場合は、演奏操作子35を省略してもよい。
表示回路13は、ディスプレイ14に接続され、演奏ガイドや、各種情報をディスプレイ14に表示することができる。ディスプレイ14は、各種パラメータを表示するためのもののほかに、ピアノロールによる演奏ガイド34P及び、又は鍵盤LED34Lを含んで構成される。ユーザーは、このディスプレイ14に表示される情報を参照して、各種入力及び設定を行うとともに、各種演奏ガイドを参照して演奏操作を行う。また、ディスプレイ14は、外部の表示装置を接続することにより構成してもよい。
外部記憶装置15は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバス6に接続される。外部記憶装置15は、例えばフレキシブルディスク又はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、半導体メモリ等である。
外部記憶装置15として、ハードディスクドライブ(HDD)が接続されている場合には、制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等は、外部記憶装置15内のハードディスク(HDD)に記憶させることもできる。ハードディスクからRAM7に制御プログラム等を読み出すことにより、ROM8に制御プログラム等を記憶させている場合と同様の動作をCPU9にさせることができる。このようにすると、制御プログラム等の追加やバージョンアップ等が容易に行える。
また、ハードディスクドライブに加えて、CD−ROMドライブが接続されている場合には、制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等をCD−ROMに記憶させることもできる。CD−ROMからハードディスクに制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をコピーすることができる。制御プログラム等の新規インストールやバージョンアップを容易に行うことができる。
なお、音楽コンテンツMDを一時的に保存するバッファは、HDD(外部記憶装置)15内に準備するようにしても良い。また、暗号化された音楽コンテンツは、HDD(外部記憶装置)15内に記録される。
MIDIインターフェイス(MIDI I/F)16は、MIDI機器17、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。MIDIインターフェイス16は、専用のMIDIインターフェイスに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェイスを用いて構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
MIDI機器17は、MIDIインターフェイス16に接続される音響機器及び楽器等である。MIDI機器17の形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信方法用いて各装置を接続するものであってもよい。
なお、本実施例では、上記のMIDIインターフェイス17を介して、コンピュータ1と電子楽器2が相互に接続されている。
音源回路18は、外部記憶装置15、ROM8又はRAM7等に記録された楽曲データ若しくは演奏操作子35又はMIDIインターフェイス16に接続されたMIDI機器17等から供給される演奏信号、MIDI信号等に応じて楽音信号を生成し、効果回路19を介して、サウンドシステム20に供給する。
効果回路19は、音源回路18から供給される楽音信号に対して、各種音楽的効果を付与する。
サウンドシステム20は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
なお、音源回路18は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO(Voltage Controlled Oscillator)+VCF(Voltage Controlled Filter)+VCA(Voltage Controlled Amplifier)のアナログシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。
また、音源回路18は、専用のハードウェアを用いて構成するものに限らず、DSP(Digital Signal Processor)+マイクロプログラムを用いて構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプログラムで構成するようにしてもよいし、サウンドカードのようなものでもよい。
さらに、1つの音源回路を時分割で使用することにより複数の発音チャンネルを形成するようにしてもよいし、複数の音源回路を用い、1つの発音チャンネルにつき1つの音源回路で複数の発音チャンネルを構成するようにしてもよい。
通信インターフェイス21は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク3に接続可能であり、該通信ネットワーク3を介して、サーバ5と相互に接続可能である。なお、本実施例では、コンピュータ1は、この通信インターフェイス21を介してサーバ5から音楽コンテンツMDの擬似ストリーム配信を受ける。
なお、通信インターフェイス21及び通信ネットワーク3は、有線のものに限らず無線でもよい。また双方を備えていてもよい。また、通信インターフェイス21は、コンピュータ1(電子楽器2)に内蔵のものでも良いし、PCカード等の着脱可能なものでも良い。
図5は、本発明の実施例による演奏ガイド実行処理の一例を示すフローチャートである。この例では、コンピュータ(PC)1が、サーバ5から音楽コンテンツMDを擬似ストリーム配信で受け取り、電子楽器2にガイド制御情報SEを送信する場合を説明する。図中点線の矢印でデータの流れを示す。
ステップSA1で、サーバにおける処理を開始し、ステップSA2では、後述のステップSA5でコンピュータ1から送信されるリクエストを受け取り、該リクエストに対応する音楽コンテンツMDを擬似ストリーム配信する。擬似ストリーム配信終了後、ステップSA3に進み、サーバ5での処理を終了する。
ステップSA4で、コンピュータ1での処理を開始し、ステップSA5で、サーバ5にユーザーが予め選択した楽曲に対応する音楽コンテンツMDの配信要求(リクエスト)を送信する。
ステップSA6では、ステップSA2でサーバ5から配信される音楽コンテツMDを受信し、該受信した音楽コンテンツMDをRAM7等に用意されるバッファに保存する。
ステップSA7では、電子楽器2の自動演奏部(シーケンサー)の録音機能をOFFにするためのコマンドを送信する。このコマンドは例えば、MIDI規格のシステムエクスクルーシブメッセージにより送信される。
ステップSA8では、後述するステップSA19で送信される確認情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、電子楽器2のシーケンサーの録音機能がOFFになったことを確認出来たので、YESの矢印で示すステップSA9に進み。受信しない場合は、NOの矢印に従いこのステップSA8を繰り返し、電子楽器2からの応答を待つ。
ステップSA9では、カウントインを開始し、ステップSA10では、ステップSA6でバッファリングした音楽コンテンツMDを先読みし、ガイド制御情報SEを生成して、電子楽器2にシステムエクスクルーシブメッセージとして送信する。なお、ここでの先読みは、図3(A)に示したピアノロール演奏ガイド34Pを実行する場合には、例えば、2小節分先読みすることとし、図3(B)に示したガイドLED34Lによる演奏ガイドを実行する場合には、少なくとも1音分先読みすることとする。その他の、演奏ガイドを実行する場合には、それぞれ音楽コンテンツMDの先読み分を適切な値に設定する。
ステップSA11では、カウントインが終了したか否かを判断する。終了した場合は、YESの矢印で示すステップSA12に進み、終了していない場合は、NOの矢印で示すようにステップSA11を繰り返す。
ステップSA12では、バッファリングされている音楽コンテンツを通常読みし(先読みせずに再生クロックに従い)、セキュアな環境で再生する。ステップSA13では、音楽コンテンツMDの再生が終了したか否かを判断する。再生が終了した場合は、YESの矢印で示すステップSA14に進み、終了していない場合は、NOの矢印で示すステップSA10に戻る。
ステップSA14では、電子楽器2の自動演奏部(シーケンサー)の録音機能をONにするためのコマンドを送信する。このコマンドは例えば、MIDI規格のシステムエクスクルーシブメッセージにより送信される。
なお、録音機能ONとは、その後のユーザによる炉億音スイッチ操作により録音が可能になった状態のことを言うのであって、直ちに録音を開始するのではない。また、録音機能OFFとは、その後のユーザによる録音スイッチ操作があったとしても録音状態にならないことを言う。なお、録音中に録音機能OFFが指示された場合は、その録音を中止し、録音機能OFFの状態にする。
ステップSA16では、ステップSA6でバッファリングした音楽コンテンツMDをバッファから消去する。その後、ステップSA17に進み、コンピュータ1での処理を終了する。
ステップSA18では、電子楽器2での処理を開始し、ステップSA19では、ステップSA7で送信されるコマンドを受信し、該受信したコマンドに基づきシーケンサーの録音機能をOFFにして、録音機能がOFFになったことを示す確認情報をコンピュータ1に送信する。
ステップSA20では、ステップSA10で送信されるガイド制御情報を受信して、該受信したガイド制御情報に基づき、演奏ガイドを実行する。ここで実行する演奏ガイドは、例えば、図3(A)に示すピアノロール演奏ガイド34P、ガイドLED34Lによる演奏ガイド等である。その後、ステップSA21で、ユーザーによる演奏操作子35の操作に応じた楽音を発生させる。
ステップSA22では、ステップSA14で送信されるコマンドに従い、シーケンサーの録音機能をONにして、ステップSA23に進み、電子楽器2での処理を終了する。
図6は、本発明の実施例による演奏ガイド実行処理の他の例を示すフローチャートである。この例では、コンピュータ(PC)1が、保存されている暗号化された音楽コンテンツMDを復号化し、電子楽器2にガイド制御情報SEを送信する場合を説明する。図中点線の矢印でデータの流れを示す。
ステップSB1では、コンピュータ1での処理を開始し、ステップSB2で、例えば、外部記憶装置15等に記憶されている暗号化された音楽コンテンツを復号化して、RAM7等に用意されるバッファに保存する。なお、暗号化された音楽コンテンツは、通信ネットワーク3等を介してサーバ5から配信されたものでも良い。
ステップSB3からステップSB7までの処理は、図5のステップSA9からステップSA13までの処理とほぼ同様なので、その説明を省略する。以上の処理の終了後、ステップSB8に進み、ステップSB2で復号化した音楽コンテンツMDをバッファから消去する。その後、ステップSB9に進み、コンピュータ1での処理を終了する。
ステップSB10では、電子楽器2での処理を開始し、ステップSB11で、シーケンサーの録音機能をOFFにして、ガイド制御情報の受信機能をONにする。その後のステップSB12及びステップSB13の処理は、図5のステップSA20及びステップ21の処理とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
ステップSB14では、シーケンサーの録音機能をONにして、ガイド制御情報の受信機能をOFFにする。その後、ステップSB15に進み、電子楽器2での処理を終了する。
なお、図6に示す例では、電子楽器2側で処理の開始とともにシーケンサーの録音機能をOFFにするようにしているが、図5に示す例のようにコンピュータ1からコマンドを受信して録音機能をOFFにするようにしても良い。同様に、図5に示す例においても、図6に示す例のように、電子楽器2側で録音機能のOFFを設定するようにしてもよい。
以上、本実施例によれば、音楽コンテンツに基づき演奏ガイドを実行するためだけに用いられるガイド制御情報を生成し、該生成したガイド制御情報のみを電子楽器2に送信するので、音楽コンテンツそのものは、コンピュータ1の外部に送出されない。よって、音楽コンテンツの不正コピー等を防ぐことが出来る。
さらに、シーケンサーの録音機能をOFFにしてからガイド制御情報を送信するので、ガイド制御情報が電子楽器2側に保存されることを防止することが出来る。
また、音楽コンテンツの再生に先立ってガイド制御情報が送信されるので、音楽コンテンツの再生以前に演奏ガイドを開始することができ、ユーザーは、前もって演奏操作すべき演奏操作子を知ることができる。
なお、音楽コンテンツの内容としては、MIDIデータ等の演奏情報のみに限らず、楽譜情報、動画情報、オーディオ情報等も含まれていて、それらを同時に再生するものであってもよい。その場合にも外部に出力するのはガイド制御情報のみとする。
また、MIDIデータ等の演奏情報を予め保存しておらず、楽譜情報に基づいてMIDIデータ等の演奏情報及びガイド制御情報を生成するものであってもよい。
また、ガイド対象となる演奏情報(音楽コンテンツ)が複数トラック存在する場合、いずれかのトラックをコンピュータ側で選択し、該選択されたトラックのガイド制御情報のみを外部に出力するようにしてもよいし、複数トラックのガイド制御情報を全て外部に出力し、ガイド機能を有した電子楽器等においていずれかのトラックのガイド制御情報を選択してもよい。また、複数トラックを全部ガイド機能に利用してもよい(例えば右手トラックと左手トラックなど)。
さらに、カウントインについては、セキュアな環境で発音するものに限らず、外部にカウントイン用の演奏情報を出力してもよい。カウントインは音楽コンテンツの著作権とは無関係だからである。
なお、本実施例は、本実施例に対応するコンピュータプログラム等をインストールした汎用のコンピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。
その場合には、本実施例に対応するコンピュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピーディスク等の、コンピュータが読み込むことが出来る記憶媒体に記憶させた状態で、ユーザーに提供してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の実施例による音楽コンテツ処理システム100の概略を説明するための図である。 本実施例による音楽コンテンツMD及びガイド制御情報SEのフォーマットを示す概念図である。 本発明の実施例による演奏ガイドの例を示す図である。 本発明の実施例によるコンピュータ1又は電子楽器2のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例による演奏ガイド実行処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例による演奏ガイド実行処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…コンピュータ、2…電子楽器、3…通信ネットワーク、5…サーバ、6…バス、7…RAM、8…ROM、9…CPU、10…タイマ、11…検出回路、12…操作子、13…表示回路、14…ディスプレイ、15…外部記憶装置、16…MIDI I/F、17…MIDI機器、18…音源回路、19…効果回路、20…サウンドシステム、21…通信I/F、31…音楽コンテンツバッファ、32…ガイド制御情報生成部、33…楽音発生部、34…演奏ガイド部、35…演奏操作子、36…楽音発生部、37…自動演奏部、100…音楽コンテンツ処理システム

Claims (4)

  1. 演奏情報を一時的にバッファに保存する保存手順と、
    前記バッファに保存された演奏情報に基づき、演奏ガイド制御情報を生成する生成手順と、
    ガイド制御情報に基づき演奏ガイドを実行する電子楽器に対して、当該ガイド制御情報の記録を禁止するためのコマンドを送信するコマンド送信手順と、
    前記生成したガイド制御情報のみを前記電子楽器に送信するガイド制御情報送信手順と
    前記演奏情報を再生する再生手順と
    コンピュータに実行させるための音楽コンテンツ処理プログラム。
  2. 前記保存手順は、外部から暗号化された演奏情報を取得し、該取得した演奏情報を復号化して一時的にバッファに保存する請求項1記載の音楽コンテンツ処理プログラム。
  3. 前記保存手順は、外部からストリーミング配信される演奏情報を一時的にバッファに保存する請求項1記載の音楽コンテンツ処理プログラム。
  4. さらに、前記バッファに保存された演奏情報を消去する消去手順を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の音楽コンテンツ処理プログラム。
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