JP2940043B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2940043B2 JP2015339A JP1533990A JP2940043B2 JP 2940043 B2 JP2940043 B2 JP 2940043B2 JP 2015339 A JP2015339 A JP 2015339A JP 1533990 A JP1533990 A JP 1533990A JP 2940043 B2 JP2940043 B2 JP 2940043B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は電子楽器に関し、特に、電子楽器が発音す
る楽音の表情づけの改良に関する。
(b)従来の技術 電子楽器は電子的に楽音波形を合成して音響として発
音する装置である。ところで、単に電子的に発振された
のみの信号は変化に乏しく楽音として好ましくないもの
である。そこで、この信号に種々の装飾をすることによ
って楽音として好ましい音色にしたのち発音する。この
ため、電子楽器には種々の装飾手段が備えられている。
たとえば、楽音の立ち上がりにピッチや発音レベルを変
動させたり、発音中に徐々に音色が変化してゆくように
されているものもある。また、演奏者の操作によって楽
音を装飾する機能を有している電子楽器も実用化されて
いる。このような電子楽器では、たとえば、タッチレス
ポンスセンサ(イニシャルタッチセンサ,アフタータッ
チセンサなど)を備え、演奏者のタッチ(押鍵やブレス
の強さ)によって音色や発音レベルを制御している。
(c)発明が解決しようとする課題 しかし、電子楽器が自動的に行う楽音の装飾は一律で
あり、何度も楽音を聴いているとそれが単調になってく
る場合があり、また、タッチセンサはそれほど分解能が
細かくないため同じようなタッチで演奏すれば同じ楽音
が発音されてしまい、微妙なタッチの変化を与えること
ができない欠点があった。また、演奏によって楽音に表
情づけをしようとすれば十分な演奏技量を有している必
要があった。
このため、従来の電子楽器の発生する楽音は、変化に
乏しく温かみに乏しいものとなってしまう欠点があっ
た。
この発明は乱数によって楽音にゆらぎを発生させるこ
とにより、上記単調さを解消した電子楽器を提供するこ
とを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 この発明は、複数の乱数発生手段と、これらの乱数発
生手段を異なる頻度で動作させるトリガ手段と、前記複
数の乱数発生手段が発生した乱数を、各乱数発生手段の
動作頻度に応じた重みづけで合成する合成手段と、この
合成手段の出力に基づき、発生する楽音のパラメータを
変化させるゆらぎ手段と、を設けたことを特徴とする。
(e)発明の作用 この発明の電子楽器では、それぞれ異なる頻度で複数
の乱数発生手段を動作させ、乱数発生手段の動作頻度に
応じた重み付けで合成する。たとえば、動作頻度の低い
乱数発生手段が発生したものほど大きい重みを付けるな
どの処理を行う。この合成された内容に基づいて楽音の
パラメータ(音高(ピッチ),音色,音量を決定するパ
ラメータ)を変化させる。このような方式で楽音に変化
を与えると、聴感上ごく自然に楽音に変化がつけられる
ため、単調さがなくなり温かい音色にすることができ
る。また、演奏の技量に関係なく表情ゆたかな楽音を発
音することができる。
(f)実施例 第2図はこの発明の実施例である電子楽器のブロック
図である。この電子楽器は、楽音情報発生装置2−合成
回路3−楽音信号発生装置4−乗算回路6−サウンドシ
ステム8と接続されている。楽音情報発生装置2は鍵盤
や自動演奏装置(シーケンサ)等で構成され、曲の進行
に伴って音高や発音レベルを指示する情報を発生する。
この楽音情報発生装置2が発生した楽音情報は合成回路
3,音色パラメータ発生装置5およびエンベロープジェネ
レータ7に供給される。合成回路3には楽音情報発生装
置2からの音高に応じた周波数情報が入力されるととも
にゆらぎ信号発生装置1からのゆぎ信号が入力され、音
高に対応した周波数情報をゆらぎ信号に基づいて装飾す
る(微少ピッチ変化させる。)。合成回路3の周波数情
報は楽音信号発生手段4に入力され、発音する楽音の音
高が指示される。また、この楽音信号発生手段3には音
色パラメータ発生装置5が接続されている。音色パラメ
ータ発生装置5には楽音情報発生装置2からの音高、発
音レベル等の楽音情報およびゆらぎ信号発生装置1から
のゆらぎ信号とが入力され、これらの情報で予め記憶し
ている音色情報をゆらぎ信号に基づいて装飾したのち楽
音信号発生装置4に指示する。楽音信号発生装置4は与
えられた周波数情報および音色情報に基づいて楽音波形
を形成している乗算回路6に出力する。乗算回路6にお
いては、この楽音波形にエンブロープ(発音レベルの経
時的変化)が付加される。エンベロープはエンベロープ
ジェネレータ(EG)7から入力される。このエンベロー
プジェネレータ7には楽音情報発生装置2から発音レベ
ル制御情報(タッチデータ等)が入力されるとともに、
ゆらぎ信号発生装置1からゆらぎ信号が入力される。こ
れらの情報にもとづきアタック部,ディケイ部等からな
るエンベロープを生成して乗算回路6に入力する。エン
ベロープを付加された楽音はサウンドシステム8に入力
され、増幅されて音響として出力される。
第1図は前記ゆらぎ信号発生装置1の構成を示す図で
ある。この回路はリズム音源をも兼ねている。リズム選
択装置10は前記楽音情報発生装置2と同様演奏者が直接
操作するキースイッチであってもよく、シーケンサから
リズム指定情報の入力を受け付けるインターフェイスで
あってもよい。リズム選択装置10はテンポ指定装置を兼
ねており、指定されたリズム番号(リズムパターン番号
はリズムパターンメモリ12に送られ、テンポスピードデ
ータはテンポクロック発生器11および分周器13,14,15に
送られる。テンポクロック発生器11は入力されたテンポ
でテンポクロック信号を出力する。出力されたテンポク
ロック信号はリズムパターンメモリ12に読み出し信号と
して送られるとともに、分周器13および乱数発生回路16
に乱数発生のトリガとして入力される。リズムパターン
12は、テンポカウンタと各パード毎のリズムパターンを
記憶したリズムパターンメモリで構成され、テンポカウ
ンタの値にしたがい各パターンのオン・オフパターンを
発生する。分周器13,14,15は直列に接続されており、テ
ンポクロック信号を順次分周してゆく、分周器13,14,15
のそれぞれの出力は乱数発生回路17,18,19に入力されて
いる。乱数発生回路16〜19はトリガパルスが入力される
毎に1つの乱数が発生する回路である。したがって、乱
数発生回路16はテンポクロック信号に基づいて乱数を発
生し、乱数発生回路17,18,19はそれぞれテンポクロック
を1段,2段,3段分周したタイミング毎に乱数を発生す
る。乱数発生回路16〜19はそれぞれ乗算回路20〜23に接
続されている。乗算回路20〜23にはそれぞれ係数a〜d
が入力されており、入力された乱数はこの係数が掛けら
れたのち加算回路24に出力される。加算回路では全ての
乱数値を加算したのちこれを音高,音色,音量の1また
は複数の制御情報として出力する。一方リズムパターン
メモリ12から読み出されたリズムパターン信号はリズム
音源回路25に入力されてリズム音が発音される。
ここで、分周回路13〜15の分周比率は、リズムパター
ン毎に定められた所定値であるが、例えば、 n/200 (n=テンポスピード) であり、テンポが速いリズムパターンを選択するほど
短い周期でゆらぎが生じることになる。また、乗算回路
20〜23に入力される係数の関係は、 a<b<c<d である。なお、分周比率の設定は専用の操作子により任
意に行えるようにしてもよい。このような関係にするこ
とにより、長い間隔で(少ない頻度で)かけられる揺ら
ぎほど大きいゆらぎとなる。
このように構成することで、曲の始めと途中で、同じ
ように演奏しても、その楽音を自然な感じで微妙に変化
させることが可能である。
第4図はこの発明の他の実施例の電子楽器のブロック
図である。この電子楽器は波形メモリ型の電子楽器であ
り、波形メモリの読み出しテンポを変化させることによ
り、発音される楽音の音高が変化する方式のものであ
る。鍵盤31には読出クロック発生器32が接続されてい
る。読出クロック発生器32は鍵盤31から入力されたキー
コートKCに対応した周期で波形メモリの読出クロック信
号を発生する。この読出クロック信号は乗算回路33で変
調されて「ゆらぎ」を付加されたのち累算器34に入力さ
れる。累算器34はクロックパルス数をカウンする回路で
あり、キーオン信号KONが入力されたのちのクロックパ
ルス数をカウントすることにより波形メモリ35の読出ア
ドレスを決定する。累算器34が出力するアドレス信号は
波形メモリ35に入力される。波形メモリ35は入力された
アドレスに対応した2つの異なる音色の波形データ(発
音レベル)を補間回路36に出力する、補間回路36は波形
メモリから波形データが読み出されるタイミングの間隙
を滑らかにつなぐ機能を有している。補間回路36によっ
てアナログの楽音波形を生成させる。この楽音波形信号
が乗算回路38においてエンベロープジェネレータ37が発
生したエンベロープ信号と乗算されてエンベロープ(発
音レベルの経時変化)が付加されて楽音として出力され
る。
このような電子楽器において前記乗算回路33,補間回
路36,およびエンベロープジェネレータ37にゆらぎ信号
発生装置30から制御信号が入力される。乗算回路33にお
いてはこの信号はピッチゆらぎ制御信号として用いら
れ、補間回路36においては音色ゆらぎ制御信号として用
いられ、エンベロープジェネレータ37では音量ゆらぎ制
御信号として用いられる。
第3図にゆらぎ信号発生装置30の構成図を示す。この
ゆらぎ信号発生装置は読出クロック発生器32が発生した
クロック信号に基づいてゆらぎ信号を発生する回路であ
る。読出クロック発生器32から入力される読出クロック
信号は分周器41に入力される。分周器41,42,43は直列に
接続されており、入力されたクロック信号は分周器41→
分周器42→分周器43により順次分周されてゆく、入力さ
れたクロック信号,分周器41の出力,分周器42の出力,
分周器43の出力はそれぞれ乱数発生回路44〜47に入力さ
れている。乱数発生回路44〜47はパルスが入力されたと
き1個の乱数を発生する。したがって、乱数発生回路4
4,45,46,47の順に高い頻度で乱数を発生することにな
る。乱数発生回路44〜47はそれぞれ乗算回路48〜51に接
続されている。乗算回路48〜51にそれぞれ係数e〜hが
入力されており、入力された乱数はこの係数が掛けられ
たのち加算回路52に出力される。加算回路では全ての乱
数値を加算したのちこれを音高,音色,音量の1または
複数の制御信号として出力する。
ここで、分周回路13〜15の分周比率は、 n/C (n=読出クロックスピード,C=定数) である。このため、音高に比例した速さのゆらぎが付
加されることになる。また、乗算回路20〜23に入力され
る係数の関係は、 e<f<g<h である。このような関係にすることにより、長い関係
でかれられる揺らぎのほうが大きいゆらぎとなる。
以上のようにこの実施例では、分周器で分周してゆら
ぎを発生するようにしたが、乱数によるゆらぎを発生す
るタイミングに関しても乱数を用いて決定してもよい。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明の電子楽器によれば、複数の乱
数発生手段が発生した乱数で楽音にゆらぎを発生するよ
うにしたことにより、楽音に自然なゆらぎを発生するこ
とができる。また、各乱数を乱数発生手段の動作頻度に
応じた重み付けで合成するようにしたことにより、楽音
が単調にならず、温かい楽音を生成することができる。
また、楽器演奏の技量にかかわらず楽音の表情づけをす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である電子楽器のゆらぎ発生
装置のブロック図、第2図は同電子楽器のブロック図で
ある。 第3図はこの発明の他の実施例である電子楽器のゆらぎ
発生装置のブロック図、第4図は同電子楽器のブロック
図である。 1,30……ゆらぎ信号発生装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の乱数発生手段と、 これらの乱数発生手段を異なる頻度で動作させるトリガ
    手段と、 前記複数の乱数発生手段が発生した乱数を、各乱数発生
    手段の動作頻度に応じた重みづけで合成する合成手段
    と、 この合成手段の出力に基づき、発生する楽音のパラメー
    タを変化させるゆらぎ手段と、 を設けたことを特徴とする電子楽器。
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