JP2732725B2 - 水なし平版印刷版の廃液処理装置 - Google Patents

水なし平版印刷版の廃液処理装置

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JP2732725B2
JP2732725B2 JP3143113A JP14311391A JP2732725B2 JP 2732725 B2 JP2732725 B2 JP 2732725B2 JP 3143113 A JP3143113 A JP 3143113A JP 14311391 A JP14311391 A JP 14311391A JP 2732725 B2 JP2732725 B2 JP 2732725B2
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誠司 繁高
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3092Recovery of material; Waste processing

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  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
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  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像後に発生する現像
かすを含む廃液を排出処理するための水なし平版印刷版
の廃液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーン層をインキ反撥層とする水な
しPS版については、特公昭44−23042号、特公
昭46−16044号に記載された、基板上に光可溶性
あるいは光不溶化性感光層とシリコーンゴム層を積層し
た水なしPS版や、特開昭48−94504号、特開昭
50−50102号に記載された、基板上に光接着性感
光層とシリコーンゴム層を積層した水なしPS版が提案
されている。これらは、湿し水を用いることなくして数
万枚の印刷が可能である。
【0003】上記した水なしPS版はアルミ等の支持体
上に感光層及びシリコーンゴム層が積層され、これらの
上面は、保護フイルムがラミネートされて、表面が保護
されている。この水なしPS版へ画像を焼き付けると露
光量に応じて感光層は硬化して、より支持体上に接着す
る。この状態で、現像液が表面に塗布されると現像液に
よって、未露光部分及び露光量が少ない部分ほど感光層
が膨潤してシリコーンゴム層と共に支持体上から剥離す
る。この剥離した感光層及びシリコーンゴム層のかす
は、余剰の現像液と共に現像液回収槽内へ回収され、再
び循環ポンプによって循環されて水なし平版印刷版へ塗
布される。
【0004】ところで、現像処理に使用される現像液
は、様々な処方がある。例えば、 現像液−1 ・ジエチレングリコール−モノ−n−ヘキシルエーテル 15重量部 ・ジエチレングリコール−モノ−エチルエーテル 17重量部 ・純水 68重量部 現像液−2 ・ジエチレングリコール−モノ−ヘキシルエーテル 10重量部 ・ニューコールB4SN(60%水溶液) 「日本乳化剤製」 4.5重量% ・純水 85.5重量部 等が挙げられる。
【0005】ここで、水なし現像に使用する現像液とし
て、有機物を含まない処理液(以下、現像水という)に
よって処理することが提案されている(特願平3−95
581号公報参照)。これは、PS版自体の品質の向上
から、有機物を含まなくても処理が可能となったためで
ある。このため、水道水をそのまま使用することがで
き、有機物の廃棄がなくなるので、環境汚染もない。
【0006】ところが、有機物はなくなるものの余剰の
現像水と共に現像液回収槽内へ回収される現像かすは依
然として存在し、現像水回収槽内に付着して現像水回収
槽内を汚すという問題が生じる。このため現像水回収槽
内を定期的に清掃しなければならず現像水回収槽内のメ
ンテナンスが煩雑であった。
【0007】また、循環経路の途中にフイルタを配設し
て、循環する現像液から現像かすを取り除くことが考え
られるが、この場合にはフイルタが目詰まりして所定の
量の現像液を循環することが出来なくなるという問題が
生じる。このためフイルタを定期的に交換する必要があ
り、この作業は手間がかかる。
【0008】これを解消するため、現像水回収槽内の現
像水の表層部を別の槽(捕集槽)へ送り込み、現像水回
収槽の現像水と分離することが考えられている。分離さ
れた現像水の表層部は、現像かすを含む所謂廃液とな
り、これを液面近傍で開口する排出管の管路内へ流入さ
せて現像かすを排出する。残った現像水は、再び循環利
用されるため、現像水の中から無駄なく廃液のみを排出
させることができる。
【0009】なお、排出管は、コスト及び成型のし易さ
からその材質が塩化ビニル製のパイプで形成されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排出管
へ流入しようとする現像かすが、排出管との接触抵抗に
よって滞留し、円滑に排出管内へ流れ込まないことがあ
る。
【0011】図6に示される如く、水なしPS版の処理
量に応じた、現像かす(シリコーンかす)の残存率の関
係は、処理量が10m2にでは5%、20m2では40%、30m2
は50%と、処理量に応じて現像かすの残存率が常に上昇
傾向にある。
【0012】この原因として、排出管の材質の表面張力
の影響によることが大きいことが挙げられる。すなわ
ち、従来の排出管の材質は、前述の通り塩化ビニル製で
あり、この塩化ビニルの表面張力(Surface Tension)
は、41.9mN/m(dyn/cm)となっている。表面張力の値が高
いと、その分排出管周りに浮遊する現像かすとの接触抵
抗が高くなり、滞留し易くなる。
【0013】また、他の原因として、従来の排出管の開
口端面は、軸直角方向に切断されているため、開口面が
真上を向いている。すなわち、現像かすは、ある程度厚
みがあるため、この現像かすの下方が、開口端面の最外
周の角部を乗り越えるときの抵抗力が原因となって、滞
留を招いていることが考えられる。
【0014】本発明は上記事実を考慮し、現像かすの排
出管周りでの滞留を防止し、円滑に排出管内へ流入さ
せ、廃液を処理することができる水なし平版印刷版の廃
液処理装置を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、収容槽内の処理液を循環ポンプで循環させると共に
定期的に補充液を補充しながら水なし平版印刷版を現像
する水なし平版印刷版現像装置に用いられて、現像後に
発生する現像かすを含む廃液を排出処理するための水な
し平版印刷版の廃液処理装置であって、前記収容槽内へ
配設されて表層部に浮遊する現像かすを含む廃液が流れ
込み収容槽の外方へ排出する管路が設けられた排出管
と、を有し前記排出管の少なくとも開口部近傍の材質が
表面張力の低い材質とされ、現像かすの排出管への流入
時の抵抗を緩和したことを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明は、収容槽内の処理
液を循環ポンプで循環させると共に定期的に補充液を補
充しながら水なし平版印刷版を現像する水なし平版印刷
版現像装置に用いられて、現像後に発生する現像かすを
含む廃液を排出処理するための水なし平版印刷版の廃液
処理装置であって、処理液が収容される処理液収容槽内
の処理液の表層部が流入し前記処理液に浮遊する現像か
すと共に処理液を捕集するための捕集槽と、前記捕集槽
内へ配設されて表層部の処理液と共に捕集された現像か
すを含む廃液が流れ込み捕集槽の外方へ排出する管路が
設けられた排出管と、を有し前記排出管の少なくとも開
口部近傍の材質が表面張力の低い材質とされ、現像かす
の排出管への流入時の抵抗を緩和したことを特徴として
いる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記排出管の表
面張力が37mN/m(dyn/cm)以下の材質で形成されている
ことを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明は、収容槽内の処理
液を循環ポンプで循環させると共に定期的に補充液を補
充しながら水なし平版印刷版を現像する水なし平版印刷
版現像装置に用いられて、現像後に発生する現像カスを
含む廃液を排出処理するための水なし平版印刷版の廃液
処理装置であって、処理液が収容される処理液収容槽内
の処理液の表層部が流入し前記処理液に浮遊する現像か
すと共に処理液を補集するための補集槽と、前記補集槽
内へ配設されて表層部の処理液と共に補集された現像か
すを含む廃液が流れ込み補集槽の外方へ排出する管路が
設けられた排出管と、この排出管の管路の円形開口端周
りに形成され、先端にいくに従い徐々に小径となるテー
パ部とされて、前記廃液の流入を案内する案内部と、
有している。
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、収容槽内へ回
収された処理液中には現像かすが混ざっており、この収
容槽内の処理液中の現像かすは処理液の表層部に浮遊し
ている。収容槽内の処理液は、再び水なし平版印刷版を
現像処理した後に収容槽内へ回収される。
【0022】収容槽内の処理液の表層部は、排出管が液
面近傍で開口されているため、この排出管内に流れ込
み、現像かすを含む廃液のみが外方向へ排出される。
【0023】ここで、前記排出管を表面張力に低い材質
とし、現像かすとの接触抵抗を低くすることで、現像か
すの排出管周りでの滞留を抑制している。このため、廃
液を円滑に排出管内に案内することができる。
【0024】すなわち、液面位差による排出管への現像
かすを含む廃液の流入が助長され、現像かすが排出管周
りで滞留するようなことはなく、廃液の流入が円滑に行
われ、廃液の排出効率を向上することができる。
【0025】このように、処理液の表層部に浮遊する現
像かすを効率よく取り除くので、循環経路の途中に配設
されるフイルタの目詰まりが低減され、処理液回収槽内
の汚れが少なくなり、長期に亘り安定した現像処理が可
能となる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、収容槽中
の表層部(現像かすを含む処理液)が捕集槽内へ流れ込
み、その後に排出管へと案内されるため、現像かすの排
出効率が良く、フイルタの目詰まり等がさらに低減され
る。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、排出管
は、表面張力が37mN/m(dyn/cm)以下の材質で形成する
ことが望ましい。すなわち、排出管の材質として、従来
一般的に適用される塩化ビニル(表面張力41.9mN/m(dyn
/cm)よりも低いことが第1の条件であり、さらに、液中
での劣化や変形等が生じにくいことも第2の条件として
考慮すると、最も安価で生産性の高いポリエチレンの表
面張力である、37mN/m(dyn/cm)以下が、本発明の目的
が達成可能な適用範囲となる。
【0028】他に適用可能な材質としては、ポリプロピ
レン(表面張力29.4〜30.1mN/m(dyn/cm)、テフロン(
録商標:表面張力21.5〜23.9mN/m(dyn/cm)等が挙げられ
る。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、現像かす
には厚みがあり、この現像かすの下部が排出管の円形開
口端の周縁角部に当接して、流入抵抗を高くしている。
このため、案内部によって現像かすを円滑に管路内へ案
内させることにより、流入時の抵抗力を緩和し、現像か
すの滞留を防止している。
【0030】上記案内部は、前記開口端外径を先端にい
くに従い徐々に小さくなるテーパ状とする。これによ
り、現像かすと排出管との接触抵抗がさらに緩和し、排
出管周りの滞留を防止することができる。
【0031】
【実施例】図1には本実施例に係る水なし平版印刷版処
理機200の全体構成が示されている。露光済の水なし
PS版12は、箱型のフィーダ202に積層されてい
る。水なしPS版12を支持する受け台214は、圧縮
コイルばね206を介してフィーダ202の底部に支持
されている。これにより、最上層の水なしPS版12の
高さ位置がほぼ一定に保たれるようになっている。
【0032】ここで使用される水なしPS版12は、基
板上に、プライマー層、感光層、シリコーンゴム層、保
護フイルムが順次積層されたものが使用される。
【0033】フィーダ202の上方には、給版機構部2
08が配設されている。給版機構部208は、水なしP
S版12を吸着する吸盤部210とこの吸盤部を支持す
るレール部212とで構成されており、レール部212
には、長手方向に沿って長孔214が形成され、吸盤部
210の基部が軸216を介して収容されている。この
ため、図示しない駆動手段の駆動力で、軸216が長孔
214に沿って移動することにより、吸盤部210に吸
着された水なしPS版12が現像装置10方向へ搬送さ
れるようになっている。
【0034】フィーダ202と現像装置10との間に
は、ガイド板218が設けられ、このガイド板218の
搬送方向先端部近傍には、一対のローラ220が設けら
れている。このローラ220に挟持されて水なしPS版
12は、さらに搬送され、剥離爪222によって、表面
に貼付けられた保護フィルムが剥がされて、現像装置1
0へと至るようになっている。
【0035】現像装置10の詳細な構成については、後
述する。現像装置10によって現像処理された水なしP
S版12は、水洗乾燥装置224を経て排出口に設けら
れた、オートスタッカ226へと案内される。
【0036】オートスタッカ226は、略V字形状とさ
れており、排出口から排出された水なしPS版12が図
1の左側側壁228に寄り掛かるように配置される。こ
の状態で、この左側側壁228が下端部を中心に回動す
ることにより、水なしPS版12が図1の右側側壁23
0に寄り掛かるように層状にストックされる構成であ
る。
【0037】図2には本発明が適用された水なし平版印
刷版現像装置10の実施例が示されている。この水なし
平版印刷版現像装置10は現像部14と染色部16から
なり、水なしPS版12を現像処理した後に、検版作業
を容易にするための染色処理を行う装置である。
【0038】染色部16で使用される染色液17として
は、クリスタルバイオレツト、アストラゾンレツド等を
含む染色液17が用いられている。
【0039】現像部14の現像槽本体20は、上方に向
けて開口し、底部が逆山形状に形成されて底部中央部に
現像水回収槽22が形成されている。現像水回収槽22
内には現像水18が収容される。
【0040】現像水18は、前述したように、その成分
に有機物が含まれておらず、水道水等の単純な水を適用
することができる。また、水に消泡剤を混ぜて循環時の
泡の発生を防止したり、キレート剤を入れることによ
り、水の硬度を調整するようにしてもよい。さらに、防
腐剤を入れることにより、循環利用の使用回数を増加さ
せてもよい。防腐剤と同等の効果を得るものとして、オ
ゾン発生装置を装着してもよい。
【0041】現像槽本体20の上部には、水なしPS版
12の入側から順に搬送ローラ対24、26、28が配
置されている。搬送ローラ対24、26、28は、図示
しないラツク側板に支持され、図示しない駆動手段の駆
動力が伝達されて回転し、水なしPS版12を図2矢印
A方向へ挟持搬送するようになっている。
【0042】搬送ローラ対24の上側ローラには、逆流
防止ローラ25が接触され、現像水18の逆流を防止し
ている。なお、この逆流防止ローラ25は、他の搬送ロ
ーラ対26、28にも設けてもよい。
【0043】搬送ローラ対28は、現像部14内の水な
しPS版12の搬送経路の最後部に配置されて水なしP
S版12から現像水を絞り取るスクイズローラの役目を
有している。
【0044】搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との
間にはブラシローラ30が配置されている。このブラシ
ローラ30は、搬送される水なしPS版12の版面上を
擦ることによって版面上の画像部に相当する感光層及び
シリコーン層を掻き取るためのものである。ブラシロー
ラ30も搬送ローラ対24、26、28と同様に図示し
ない側板に支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝
達されて、回転するようになっている。
【0045】ブラシローラ30はブラシ素材をプラスチ
ツク又は金属製のロールに植えつけて形成されており、
水なしPS版12の搬送方向に対して準ずる方向(図2
の反時計方向)へ回転(正転)することで水なしPS版
12の表面を擦るようになっている。このブラシローラ
30の回転数は100〜800rpm(好ましくは20
0〜600rpm)に設定されている。さらに、水なし
PS版12ケラレ防止レバー31を配置することが好ま
しい。
【0046】またブラシローラ30は、回転すると共に
軸方向へ往復移動させることによって、より水なしPS
版12の版面上の感光層及びシリコーン層を掻き取る効
果が向上する(以下、これを正転揺動という)。
【0047】なお、このブラシローラ30の回転方向
と、後述する染色部16側のブラシローラ100の回転
方向との組み合わせが、以下の通りに選択可能となって
いる。 (現像部14)−−−−−(染色部16) ・正転揺動−−−−−−−−逆転揺動(本実施例の組み合わせ) ・正転揺動−−−−−−−−正転揺動 ・正転揺動−−−−−−−−正転 ・正転揺動−−−−−−−−逆転 ブラシローラ30の下部にはローラ32が配置されてい
る。水なしPS版12が通過する際は、このローラ32
とブラシローラ30とに水なしPS版12が挟持されな
がら、ブラシローラ30によって表面が擦られて、画像
部に相当する感光層及びシリコーン層が確実に掻取られ
るようになっている。
【0048】また、このローラ30は、自由に回転可能
とされているため、ブラシローラ30が停止されている
状態で、水なしPS版12が搬送されると、ローラ32
の回転により、水なしPS版12は、円滑にブラシロー
ラ30とローラ32との間に挿入される。このような作
業は、実際の現像処理時にはないが、ブラシローラ30
のブラッシング状態を検査するときになされる。
【0049】すなわち、全体が露光された水なしPS版
12をブラシローラ30とローラ32との間に挟持し、
停止状態でブラシローラ30を回転させ、ブラシ幅が適
正か否かを判断する。
【0050】このような、検査の場合に水なしPS版1
2をブラシローラ30の停止状態で自由に挿入抜取が行
えるようになっているため、露光量を少なくして、ブラ
シローラ30によるけずり量を多くしても、挿入抜取時
に残った部分が剥がれることがなく、正確なブラシ幅を
得ることができる。
【0051】搬送ローラ対24の上方にはスプレーパイ
プ34が配置されている。このスプレーパイプ34に
は、搬送ローラ対24の上側のローラに対向して吐出口
34Aが軸方向に沿って適当な間隔で設けられている。
このスプレーパイプ34はバルブ36を介して管路38
で後述する現像水供給装置と連通されている。これによ
ってスプレーパイプ34へは現像水18が送りこまれ、
搬送ローラ対24の上側のローラへ現像水を吐出して、
水なしPS版12上へ現像水が塗布されるようになって
いる。
【0052】また搬送ローラ対26と搬送ローラ対28
との間にもスプレーパイプ40、42が配置されてい
る。スプレーパイプ40はブラシローラ30と搬送ロー
ラ対26との間に配置されており、前記スプレーパイプ
34と同様に吐出口40Aが形成されている。スプレー
パイプ40の吐出口40Aはブラシローラ30に対向し
て設けられている。このスプレーパイプ40もスプレー
パイプ34と同様にバルブ36を介して管路38から分
岐している管路で後述する現像水供給装置と連通されて
いる。これによってスプレーパイプ40へは現像水が送
りこまれ、ブラシローラ30へ現像水を吐出し、供給す
るようになっている。
【0053】またスプレーパイプ42は、搬送ローラ対
28の上側のローラに対向して、吐出口42Aが形成さ
れている。このスプレーパイプ42もバルブ36を介し
て管路38から分岐している管路で後述する現像水供給
装置と連通されている。これによってスプレーパイプ4
0へ現像水が送りこまれ、搬送ローラ対28の上側のロ
ーラへ現像水を吐出するようになっている。
【0054】搬送ローラ対26からブラシローラ30の
上部に掛けて、断面形状が略コ字状のカバー39が配置
されている。このカバー39はブラシローラ30による
現像水18の他への飛散を防止している。
【0055】現像水供給装置は循環ポンプ44と、フイ
ルタ46と、循環ポンプ44と現像水回収槽22とを連
通する管路48で構成されている。
【0056】循環ポンプ44は流量可変型のポンプで、
制御装置52と接続されて、その吐出流量が制御され
る。循環ポンプ44の吐出口側へ管路38が連通され、
吸い込み口側には管路48の一端が連通されている。管
路48の他端は途中にバルブ55を介して現像水回収槽
22の底部と連通されている。この循環ポンプ44の作
動によって、現像水回収槽22内の現像水が管路48を
通って、循環ポンプ44に吸い込まれ、管路38を通っ
てスプレーパイプ34、40、42へ送られるようにな
っている。
【0057】管路38の途中には流量センサ50が配設
されており、管路38内を通過する現像水の流量を検出
するようになっている。この流量センサ50は制御装置
52と接続されており、現像水の流量検出結果を伝達す
るようになっている。この流量センサ50は一般的な流
量計を用いることが出来るが、装置を小型化するために
は回転式のものが好ましい。
【0058】管路48の途中にフイルタ46が配設され
ており、管路48内を通る現像水中のかす(主に水なし
PS版12の表面から擦り取った感光層、シリコーン層
からの現像かす18A)を濾過するようになっている。
【0059】制御装置52には告知装置56が接続され
ており、管路38内を通過する現像水18の流量が所定
流量以下になるとフイルタ46の交換時期を告知するよ
うになっている。これによってフイルタの交換がなされ
る。このフイルタの網目は10μ〜500μ(好ましく
は100μ〜300μ)のものが使用されている。
【0060】管路48の途中から分岐管路58が分岐し
ており、バルブ60を介して捕集槽であるオーバーフロ
ー槽62と連通されている。オーバーフロー槽62は現
像水回収槽22の側部に配設されており、現像水回収槽
22の隔壁に設けられ、現像水面に沿う長孔64によっ
て現像水回収槽22と連通されている。これによって現
像水回収槽22内の現像水18の表層部が、現像水回収
槽22の下部隔壁22Aの上端部を乗り越えてオーバー
フロー槽62内へ流れ込むようになっている。オバーフ
ロー槽62内への現像水のオーバーフロー流量は、全循
環量の1/10〜2/3(好ましくは1/3〜1/2)
とされている。
【0061】また上部隔壁22Bは、後述する現像水補
充装置によって現像水18が補充され、現像水18の液
面が上昇した場合に、オーバーフロー槽62内に一旦捕
集された現像かす18Aが現像水回収槽22内へ広がら
ないようにしている。
【0062】オーバーフロー槽62は上方が開口されて
開口部が形成され、蓋66で開閉されるようになってお
り、オバーフロー槽62内のメンテナンス時には開口部
から取り外されるようになっている。またオーバーフロ
ー槽62の側壁68の下部を貫通して分岐管路58が連
通されており、循環ポンプ44の作動によってオーバー
フロー槽62内の現像水が吸引されるようになってい
る。循環ポンプ44の吸引によって現像水回収槽22内
現像水の表層部がオーバーフロー槽62内へ流れ込み、
現像水回収槽22内の現像水に浮遊している現像かす1
8Aがオーバーフロー槽62内へ流れ込んで、現像かす
18Aが捕集される。この場合水なしPS版12の表面
にはインキ反撥用としてシリコーンゴム層が積層されて
おり、このシリコーンゴム層は画像部に相当する感光層
と共にブラシローラ30によって掻き取られると、現像
かす18Aとなって余剰の現像水と共に現像水回収槽2
2内へ回収される。現像水回収槽22内の現像水中で
は、現像かす18Aは比重が現像水より低いため現像水
の表層部へ浮遊する。また下部隔壁22Aは現像水回収
槽22内の表層の現像かす18Aがオーバーフロー槽6
2内へ流れ込み捕集するためのいわゆる堰の役目をして
いる。また後述する現像水の補充によって、オーバーフ
ロー槽62内の現像水18の液面が上昇したときには、
上部隔壁22Bは、一旦捕集された現像かす18Aが現
像水回収槽22内へ広がらないように堰の役目をしてい
る。
【0063】また、オーバーフロー槽62内にはオーバ
ーフロー管70が配設されている。図3に示される如
く、このオーバーフロー管70は、オーバーフロー槽6
2の底部に設けられた円孔152に軸支され、オーバー
フロー槽62の下部に取付けられた支持ブロック150
を通過して外方へ突出している。
【0064】図4に示される如く、オーバーフロー管7
0の下方には、廃液貯留蒸発槽154が配設されてい
る。この廃液貯留蒸発槽154は、上部が開口された箱
型で、オーバーフロー管70から流れ出る廃液が貯留さ
れるようになっている。廃液貯留蒸発槽154の内方に
は、内周面に沿って薄肉のビニール製のシート部材15
6が敷設されている。このため、廃液は、このシート部
材156に貯留されることになる。
【0065】廃液貯留蒸発槽154の底面には、貫通孔
158が形成され、ヒータユニット160が取付けられ
ている。ヒータユニット160は、その金属製(アルミ
ニウム等が好ましい)の加熱ケーシング162が所謂ハ
ット型とされ、前記貫通孔158を貫通して、廃液貯留
蒸発槽154の内方へ若干突出されている。加熱ケーシ
ング162のフランジ164は、ヒータ部166を収容
するケーシング本体168のフランジ170と対応さ
れ、図示しないボルトによって結合されている。ヒータ
部166には、制御装置52に接続されたヒータ駆動部
172とヒータ線174とが備えられ、ヒータ線174
に所定の電流を流すことにより、加熱ケーシング162
が加熱され、その熱で、廃液貯留蒸発槽154内の廃液
が加熱されるようになっている。このため、廃液の温度
が上昇し、水分が蒸発することになる。
【0066】廃液貯留蒸発槽154の上部には、制御装
置52に接続されたフロート式のレベルセンサ176が
取付けられ、廃液の貯留量が一定量を超えたことが制御
装置52で認識できるようになっている。制御装置52
では、この信号を受けると、処理を一旦中止させ、廃液
を排除することを促すようにしている。
【0067】ところで、廃液には、現像時の現像かす1
8Aが混入しているため、水分が蒸発し廃液が濃縮した
後には、この現像かす18Aのみが残る。この現像かす
18Aは、前記シート部材156と共に適正な場所に運
び処理(廃棄)することになる。すなわち、シート部材
156を持ち上げることにより、廃液貯留蒸発槽154
から容易に取り出すことができる構成となっている。
【0068】一方、オーバーフロ管70の上端部は、通
常位置(図3の想像線位置)で現像水回収槽22上部隔
壁22Bの下端部より高く設定されている。このため、
後述する現像水補充装置によって現像水18が補充され
て、現像水回収槽22内の現像水18の液面が上昇(図
2の二点鎖線で示される位置)すると水没し、オーバー
フロ槽62内の現像水18の表層部が、現像かす18A
と共にオーバーフロー管70によって外方へ流れ出すよ
うになっている。
【0069】図5に示される如く、オーバーフロー管7
0の上端部の形状は、その外周が上端に行くに従い徐々
に径寸法が小さくなる、案内手段としてのテーパ部70
Aとされている。このテーパ部70Aにより、現像かす
18Aの当接面が斜面となるため、現像かす18Aが円
滑にオーバーフロー管70へ流れ落ちることになる。
【0070】また、このオーバーフロー管70の材質に
は、ポリプロピレンが適用されている。このポリプロピ
レンの表面張力(Surface Tension)は、29.4mN/m(=dyn/
cm)となっており、従来適用されていた塩化ビニルパイ
プの表面張力である41.9mN/mよりも遙に低い値となって
いる。このため、現像かす18Aがオーバフローパイプ
70に触れたときに付着することが低減され、円滑に前
記斜面に沿って流入される。
【0071】なお、他の材質としては、ポリエチレンの
表面張力である37mN/mを含み、これ以下のものであれば
材質を限定されるものではない。好ましくは、30mN/m以
下のもの、すなわち、ポリプロピレンの他、テフロン
登録商標:表面張力21.5〜23.9mN/m)等を適用するこ
とが好ましい。
【0072】図4に示される如く、オーバーフロー管7
0の長手方向中間部には、その周囲に振動子178が取
付けられている。この振動子178は、制御装置52に
接続された発振器179からの信号で微動な振動を発生
させ、オーバーフロー管70自体を振動させる役目を有
している。この振動により、現像かす18Aがオーバー
フロー管70の上端付近で留まることがなく、前記斜面
に沿った移動を促進させることができる。
【0073】また、図3に示される如く、支持ブロック
150の側面には、長孔180が設けられており、オー
バーフロー管70の周面から半径方向に突出された突起
部182が貫通されている。この突起部182は、偏心
カム184に支持されている。偏心カム184は、オー
バフロー層62に取付けられたモータ186の回転軸1
88に固着されている。モータ186は制御装置52か
らの信号によって駆動され、モータ186の駆動によっ
て偏心カム184が回転すると、突起部182が長孔1
80に沿って上下動されることによりオーバーフロー管
70が、上下に移動される構成となっている。
【0074】突起部182が長孔180の最下端に位置
したときは(図3の実線参照)、オーバーフロー管70
の上端と液面との差が大きくなり、オーバーフロー管7
0内に流れ落ちる現像水の流速を速めることができるよ
うになっている。なお、通常は、図3の想像線で示され
る位置となっている。
【0075】現像水補充装置は、水が収容された水タン
ク74と、水を現像水回収槽22内へ供給するための水
供給ポンプ78とで構成されている。水供給ポンプ78
で現像水回収槽22へと送られた水は、受け皿82へと
送り込まれる。受け皿82は、筒状で水は下端部開口か
ら排出される。
【0076】制御装置52には、現像部14の入り側に
配設されて、水なしPS版12の通過量すなわち処理量
(水なしPS版12の面積)を検出するアルミ検出器8
6が接続されており、処理量を制御装置52へ供給する
ようになっている。このアルミ検出器86は光電管を水
なしPS版12の幅方向に沿って複数個配置し、水なし
PS版12がアルミ検出器86の上部を通過する時間を
計測することによって、版面上の面積を検出しても良
く、水なしPS版12の幅方向の長さを予め装置に入力
しておき、1個の光電管で長さを検出することによって
面積を検出しても良い。
【0077】また現像水回収槽22内の底部にはヒータ
88が配置されている。このヒータ88は図示しない電
源と接続されて、現像水18を加熱するようになってい
る。このヒータ88によって現像水18の温度は15°
〜60°(好ましくは25°〜50°)に設定されてい
る。
【0078】また本装置における現像時間は、10秒〜
3分(好ましくは30秒〜2分)に設定されており、染
色時間は、5秒〜1分(好ましくは10秒〜30秒)に
設定されている。又、必要に応じて現像槽を追加するこ
とが出来る。
【0079】次に染色部16について説明する。染色部
16の染色槽本体90は現像槽本体20と同様に上方に
向けて開口し、底部が逆山形状に形成されて底部中央部
に染色液回収槽92が形成されている。染色液回収槽9
2内には染色液17が収容される。染色液回収槽92内
にはオーバーフロー管91が配置されている。このオー
バーフロー管91の上端は染色液回収槽92内の上部に
位置しており、下端は、染色液回収槽92の底部を貫通
して外方に突出している。このオーバーフロー管91
は、後述する染色液補充装置による染色液の補充によっ
て、染色液回収槽92内の液面が上昇して、オーバーフ
ロー管91の上端を越えると染色液17を染色液回収槽
92内から外方へ排出し、染色液17の液面高さを設定
している。
【0080】染色槽本体90の上部には、水なしPS版
12の搬送方向に沿って、染色槽本体90への入側から
順次搬送ローラ対94、96が配置されている。搬送ロ
ーラ対94、96、は、図示しないラツク側板に支持さ
れ、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、
水なしPS版12を挟持搬送するようになっている。こ
れらの搬送ローラ対94、96は一般的なゴム材質で成
形されており、搬送する水なしPS版12の表面を傷付
けないようになっている。
【0081】また、搬送ローラ対94の上側のローラに
は、ブレード95の先端部が接触されている。これによ
り、搬送ローラ対94に付着した現像かすがブレード9
5によってかき取られ、搬送ローラ対94の表面の円滑
性を保持している。また、このブレード95は、逆流防
止の役目も有している。
【0082】なお、このブレード95は、搬送ローラ対
96にも設けてもよい。−染色槽本体90の、水なしP
S版12の搬送方向下流側には搬送ローラ対98が配置
されている。この搬送ローラ対98は、ロール材質がN
BRゴム(ニトリルブタジエンラバー)又はモルトンロ
ーラ等で形成されており、染色液17の拭き取り性が向
上されている。
【0083】搬送ローラ対94と搬送ローラ対96との
間にはブラシローラ100が配置されている。ブラシロ
ーラ100も搬送ローラ対94、96と同様に図示しな
い側板に支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達
されて、搬送ローラ対94、96の回転方向と逆方向
(図2の時計方向)へ回転するようになっている。この
ブラシローラ100はブラシ素材をプラスチツク又は金
属製のロールに植えつけて形成されており、水なしPS
版12の搬送方向に対して抵抗する方向(図2の時計方
向)へ回転することで水なしPS版12の表面を擦るよ
うになっている。また場合によっては水なしPS版の搬
送方向に対し順方向へ回転しても良い。ブラシローラ1
00の回転数は100〜800rpm(好ましくは20
0〜600rpm)に設定されている。さらに水なしP
S版ケラレ防止としてケラレ防止レバーを配置すること
が好ましい。
【0084】このブラシローラ100の下部にはローラ
32が配置されている。このため水なしPS版12が通
過する際は、ブラシローラ100とローラ32との間に
挟持されながら搬送され、ブラシローラ100によって
表面へ染色液17が塗布されるようになっている。
【0085】ブラシローラ100の上部には、スプレー
パイプ104が配設されている。このスプレーパイプ1
04は略コ字状の整流板106で囲まれている。この整
流板106に対向して、スプレーパイプ104には吐出
口104Aが軸方向に沿って適当数形成されている。
【0086】このスプレーパイプ104はバルブ108
を介して管路110で後述する染色液供給装置と連通さ
れている。これによってスプレーパイプ104へは染色
液17が送りこまれ、整流板106へ向けて吐出され、
整流板106に案内されてブラシローラ100へ染色液
17が供給される。このとき染色液17は整流板106
の板上を流下しながら広がり、ブラシローラ100上へ
均一に供給される。
【0087】ブラシローラ100と搬送ローラ対96と
の間で搬送ローラ対96側にもスプレーパイプ112が
配設されている。このスプレーパイプ112もスプレー
パイプ104と同様に略コ字状の整流板106で囲われ
ている。このスプレーパイプ112は吐出口112A
が、整流板106に対向して軸方向に沿って適当数設け
られている。スプレーパイプ112はスプレーパイプ1
04と同様にバルブ108を介して管路110で後述す
る染色液供給装置と連通されている。これによってスプ
レーパイプ112へは染色液17が送りこまれ、整流板
106へ向けて吐出され案内されて搬送ローラ対96の
上側ローラへ染色液17が供給されるようになってい
る。このとき染色液17は整流板106の板上を流下し
ながら広がり、搬送ローラ対96へ均一に供給される。
【0088】ブラシローラ100と搬送ローラ対96の
上方には断面形状が略コ字状のカバー107が配置され
ている。このカバー107はブラシローラ100による
染色液の他への飛散を防止している。
【0089】染色液供給装置は循環ポンプ114と、フ
イルタ116と、循環ポンプ114と染色液回収槽92
とを連通する管路118で構成されている。循環ポンプ
114の吐出口側へ管路110が連通され、吸い込み口
側には管路118の一端が連通されている。管路118
の他端は染色液回収槽92の底部と連通されている。こ
の循環ポンプ114の作動によって、染色液回収槽92
内の染色液が管路118を通って、循環ポンプ114に
吸い込まれ、管路110を通ってスプレーパイプ10
4、112へ送られるようになっている。管路118の
途中にフイルタ116が配設されており、管路118内
を通る染色液中のかす(主に現像部より持ち込まれた水
なしPS版12の表面から擦り取られた感光層、シリコ
ーン層からのかす)を除去するようになっている。
【0090】染色液補充装置は染色液17が収容された
染色液タンク122と、染色液を染色液回収槽92内へ
供給するための染色液供給ポンプ124と、で構成され
ている。
【0091】染色液タンク122には管路126の一端
が連通されており、他端は染色液回収槽92内に配設さ
れた広口管路82へ開口している。この管路126の途
中に染色液供給ポンプ124が配設されている。この染
色液供給ポンプ124は制御装置52へ接続されてお
り、作動のタイミングすなわち染色液17の補充時の作
動が制御されるようなっている。染色液17の補充量は
5〜100cc/m2(好ましくは10〜60cc/m2)に設
定されている。
【0092】染色液回収槽92内の底部にはヒータ88
が配設されており、図示しない電源と接続されて染色液
17を加熱するようになっている。この染色液17の温
度は15〜45℃(好ましくは20〜40℃)に設定さ
れている。又必要に応じて染色槽を増やすことが出来
る。
【0093】次に本実施例の作用について説明する。図
示しない画像焼付け装置で画像が焼付けられた水なしP
S版12はアルミ検出器86の上方を通過した後に現像
部14内へ挿入される。現像部14内へ挿入される水な
しPS版12の感光層へ光が照射された部分すなわち露
光部分は硬化してシリコーン層へ接着し、未露光部分は
現像水18によって膨潤又は溶出可能な状態となってい
る。
【0094】この状態から、剥離爪222によって水な
しPS版12の表面を保護するためにラミネートされた
保護フイルムを剥離した後、水なしPS版12は現像部
14へ挿入され、現像部14の搬送ローラ対24に挟持
搬送されながら現像水18が表面へ塗布される。これに
よって水なしPS版12の未露光部分(画像部分)の感
光層は膨潤してシリコーン層から剥がれ易くなる。
【0095】さらに水なしPS版12は搬送ローラ対2
6によって挟持搬送され、ブラシローラ30とローラ3
2との間に挿入される。ブラシローラ30は水なしPS
版12の搬送方向に準ずる方向(図2の反時計方向)へ
回転し、ローラ32上を通過する水なしPS版12の上
面を擦る。このブラシローラ30へも現像水18が供給
されており、水なしPS版12は現像水18を塗布され
ながら、ブラシローラ30によって表面が擦られ、現像
水18によって膨潤又は溶出した感光層及びシリコーン
ゴム層が掻き取られる。これによって水なしPS版12
には露光部分(非画像部分)に相当する、感光層、シリ
コーン層が残り、ポジ画像が形成される。
【0096】水なしPS版12の表面へ塗布された現像
水18の現像後の余剰の現像水18は、現像水回収槽2
2内へ落下して回収される。
【0097】さらにブラシローラ30によって未露光部
分(画像部分)及びシリコーン層が掻き取られた水なし
PS版12は搬送ローラ対28に挟持搬送されると共に
現像水18が再度塗布されて、水なしPS版12から現
像水18が絞り取られる。この状態の水なしPS版12
は染色部16の搬送ローラ対94間へ挿入される。この
搬送ローラ対94による挟持搬送によって、水なしPS
版12はブラシローラ100とローラ32の間に挿入さ
れる。このブラシローラ100は、水なしPS版12の
搬送方向に反する方向(図2の反時計方向)へ回転し、
整流板106に案内されて供給された染色液17を水な
しPS版12の上面へ塗布する。これによって感光層す
なわち未露光部(画像部)に染色液17が付着して染色
される。
【0098】さらに水なしPS版12は搬送ローラ対9
6間に挿入され、搬送ローラ対96の上側のローラへ、
整流板106によって案内されて供給される染色液17
が表面へ塗布されながら染色液17が絞り取られて、ス
クイズされる。この染色は、現像処理した後の水なしP
S版12の画像部と非画像部表面が同一色なので、画像
部と非画像部とを見分け易くするための工程で、検版作
業のために行う工程である。
【0099】画像部が染色された水なしPS版12は染
色部16から送り出された後に、搬送ローラ対98間へ
挿入され、表面に残っている染色液17がぬぐい取られ
る。この搬送ローラ対98はNBRゴム又はモルトンロ
ーラで形成されているので、染色液17のぬぐい取り性
が向上する。特に非画像分に染色液17が残っていると
シリコーンゴム層のインキ反撥力が低下するので、印刷
時に良好な画像を得ることが出来なくなるが、搬送ロー
ラ対98で染色液を確実に表面から絞り取るので、良好
な画像を得ることができる。また、この後に水洗及び乾
燥工程を設けてもよい。
【0100】次に現像部14における現像水18の循
環、かす取り及び現像水18の補充について説明する。
【0101】〈循環〉図2に示されるように、現像水回
収槽22内の現像水18は、循環ポンプ44の作動によ
ってスプレーパイプ34、40、42へ送られ、現像部
14を搬送される水なしPS版12へ塗布される。水な
しPS版12の塗布後の余剰の現像水18は落下して、
現像水回収槽22内へ回収される。現像水回収槽22内
へ回収された現像水中には水なしPS版12の表面から
剥離した、感光層及びシリコーンゴム層等の現像かす1
8Aが混ざっており、これらの現像かす18Aは、比重
が現像水よりも軽いので、現像水回収槽22内で現像水
の表層部に浮遊している。 〈かす取り〉この状態で、現像水回収槽22内の現像水
18はオーバーフロー槽62内へ下部隔壁22Aを乗り
越えて流れ込む。これによって現像水18の表層部に浮
遊している現像かす18Aは、オーバーフロー槽62内
へ流れ込んで、このオーバーフロー槽62内へ集積され
る。
【0102】フイルタ46が万一現像かす18Aによっ
て、目詰まりを生じると、管路38内を通過する現像水
18の循環流量が低下する。これを流量センサ50が検
出して、制御装置52へ検出結果を伝達する。制御装置
52は告知装置56を作動させて、フイルタ46が目詰
まりを生じていることを告知する。これによって操作員
は、フイルタ46を新規なものと交換する時期を知るこ
とができる。
【0103】さらに現像水回収槽22内へ現像水を補充
すると、現像水回収槽22内の現像水の液面高さが上昇
し、貫通孔64を越えて上昇するとオーバーフロー槽6
2内の現像水(表層部に現像かす18Aが捕集されてい
る)の液面の高さも上昇し、オーバーフロー管70の上
端部が水没する。このとき、モータ186を駆動させ
て、偏心カム184を回転させると、この偏心カム18
4に支持されている突起部182が長孔180の下端へ
と至り、オーバーフロー管70はさらに下方へと移動さ
れ、オーバーフロー管70の上端と液面との差を大きく
することができる。
【0104】これによって、オーバーフロー槽62内の
現像水は表層部(現像かす18Aが浮遊している)から
オーバーフロー管70を通って外方へ排出される。ここ
で、オーバーフロー管70の先端部にテーパ部70を形
成し、かつ材質を表面張力の小さいポリプロピレンとし
たので、現像かす18Aがオーバーフロー管70の開口
周りに付着するようなことがなく、円滑に流れ落ちる。
また、この場合に、オーバーフロー管70を下げている
ので、流速が速まり、現像かす18Aを留まることがな
い。
【0105】図6には、以下の条件によるオーバーフロ
ー管70の材質の違いによる現像かすの残存率が示され
ている。 (実験条件) ・網点画像露光済み版10m2を通版した時点で現像水5
00ccを補充 本実施例に適用したポリプロピレン(図6の実線参照)
は、処理量に応じて現像かすの残存率が上昇傾向にある
ものの、従来の材質である塩化ビニル(図6の点線参
照)に比べてその勾配が小さくなり、残存率が低くな
る。
【0106】また、テフロン(登録商標:図6の一点鎖
線参照)を材質として適用すると、30m2までの処理で
は、5%を維持することができることがわかる。
【0107】一方、案内手段としてテーパ部70Aを形
成したことによる効果を比較するため、図7に示される
如く、テーパ部70Aの他、オーバーフロー管70の先
端に凹状部70B、歯状部70Cを形成して、前記条件
と同様で残存率の観察を行った。この際、オーバーフロ
ー管70の材質との組み合わせも取り入れた。
【0108】この結果、図8に示される如く、塩化ビニ
ル−歯状部70Cでは、残存率が処理量10m2で100%に達
し、歯状部70Cは却って悪影響を及ぼすことが分か
る。
【0109】また、塩化ビニル−凹状部70Bでは、図
6に示す従来形状の塩化ビニルの特性とほとんど変わら
ず、凹状部70Bは現像かすの案内に何ら寄与していな
いことが分かる。
【0110】次に、塩化ビニル−テーパ部70Aとする
と、その上昇勾配は低くなりテーパ部70Aを形成する
ことにより、現像かすの滞留を抑制することができるこ
とが分かる。さらに、ポリエチレン−テーパ部70Aの
組み合わせでは残存率許容限度である20%をかろうじ
てクリアし、テフロン−テーパ部70Aの組み合わせと
することにより、現像かすの残存率は、処理量に拘らず
常に5〜10%を維持し、相当の効果が得られることが
分かる。
【0111】さらに、振動子178を作動させて、現像
かす18Aが留まるのも防止しているので、斜面に沿っ
た流入効果を促進することができる。
【0112】この際に貫通孔64を形成している現像水
回収槽22の上部隔壁22Bは堰の役目をして、オーバ
ーフロー槽62内へ一旦捕集されたかすが、現像水の補
充による現像水面の上昇によって現像水回収槽22内へ
拡散することがない。
【0113】このように、本実施例では、オーバーフロ
ー管70によって、現像かす18Aが、水の補充時に外
方へ排出されるので、フイルタの目詰まりが低減され、
長期に安定した現像処理をすることが出来る。さらに現
像水18の循環経路を分岐管路58と、管路48との2
系統とし、現像水18から現像かす18Aを取り除くこ
とが出来るので、現像水回収槽22、循環ポンプ44に
現像かす18Aが溜まることが無く、これらのメンテナ
ンスが容易となる。
【0114】オーバーフロー管70に流入した現像水
(廃液)は、廃液貯留蒸発槽154へと案内される。こ
の廃液貯留蒸発槽154には、ヒータユニット160が
設けられており、廃液貯留蒸発槽154に貯留された廃
液は加熱される。この加熱により、廃液の水分が蒸発
し、現像かす18Aのみが後に残る。
【0115】蒸発される水分の量がオーバーフロー管7
0に流入される量よりも少ないと、廃液貯留蒸発槽15
4内の廃液は、徐々に多くなる。これを、レベルセンサ
176によって検知して、制御装置52へ信号を送る。
ここで、制御装置52では、廃液が満水となったと判断
し、処理を停止させる。この処理の停止の間に廃液を処
分することにより、廃液が廃液貯留蒸発槽154から溢
れ出ることが防止される。
【0116】廃液貯留蒸発槽154内に残った現像かす
18Aが所定の量になると、シート部材156ごと廃液
貯留蒸発槽154から取り出して処分する。この現像か
す18Aが水分がほとんどない濃縮された状態であるの
で、持ち運びも簡単であり、環境を汚すことがなく、焼
却等の適正な処分を行うことができる。〈現像水補充〉
アルミ検出器86によって、現像部14内へ挿入される
水なしPS版12が検出され、処理量が検出される。
【0117】この検出結果に基づいて制御装置52は水
供給ポンプ74を作動させ、現像原液を現像水回収槽2
2内へ供給する。この補充は水なしPS版12の処理量
すなわち面積に応じて補充される。
【0118】この水の補充量は250〜2000cc/回
に設定されている。次に染色部16の染色液17の補充
について説明する。
【0119】染色部16へ挿入される水なしPS版12
の表面には現像水18が付着残存しており、この状態で
染色液17が塗布される。このため染色後に染色液回収
槽92に回収される染色液17中には現像水18が持ち
込まれ、染色液17が劣化する。また水なしPS版12
の染色処理量によって、染色液17は劣化する。このた
めアルミ検出器86による水なしPS版12の面積の検
出結果に基づいて、制御装置52は染色液供給ポンプ1
24を作動させ染色液回収槽92内へ染色液を供給す
る。これによって染色液17の染色能力が低下すること
がなく、長期に安定した染色処理が可能となる。
【0120】なお本実施例では、オーバーフロー管70
の上端部を、現像水18の補充によって液面が上昇した
際に水没する高さに設定したが、これに限らず、現像水
18の循環時の現像水18の液面高さより、若干低い位
置に設定し、循環時にも現像かす18Aがオーバーフロ
ー管70から排出可能としても良い。なお、本実施例で
は、オーバーフロー管70全体の材質をポリプロピレン
等表面張力の小さい材質としたが、先端部分を別部材と
し、この別部材のみの材質を変更するようにしてもよ
い。
【0121】
【0122】また、本実施例では、現像水回収槽22に
隣接してオーバーフロー槽62を設け、上部隔壁22B
と下部隔壁22Aとの間に設けられた長孔64から現像
水18の表層部をオーバーフロー槽62へ流入させた
後、オーバーフロー管70へ案内するようにしたが、図
9に示される如く、オーバーフロー槽をなくして構造を
簡単とし、オーバーフロー管70を現像水回収槽22内
に設けてもよい。
【0123】このような構造とすることにより、現像カ
スの回収(排出)効率は、上記実施例よりも若干劣る
が、オーバーフロー管70の材質及び先端部のテーパ形
状により、従来に比べた場合には、回収効率が良いた
め、構造を簡単とすることができる分、部品点数の現
象、スペースの縮小という効果を得ることができる。
【0124】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る水な
し平版印刷版の廃液処理装置は、現像かすの排出管周り
での滞留を防止し、円滑に排出管内へ流入させ、廃液を
処理することができるという優れた効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る水なしPS版処理機の全体構成
を示す概略図である。
【図2】本発明に係る水なし平版印刷版現像装置の実施
例を示す概略構成図である。
【図3】オーバーフロー装置の底部の斜視図である。
【図4】廃液貯留蒸発槽の断面図である。
【図5】オーバーフロー管の上端の形状を示す斜視図で
ある。
【図6】オーバーフロー管の材質の違いによる処理量−
現像かす残存率特性図である。
【図7】実験のために形成したオーバーフロー管の先端
形状を示す斜視図である。
【図8】オーバーフロー管の材質と先端形状の組み合わ
せによる処理量−現像かす残存率特性図である。
【図9】オーバーフロー槽を省略した場合の水なし平版
印刷版寝相装置の概略図である。
【符号の説明】
10 水なし平版印刷版現像装置 12 水なし平版印刷版(PS版) 14 現像部 18 現像水 22 現像水回収槽 62 オーバーフロー槽 70 オーバーフロー管 70A テーパ部(案内手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容槽内の処理液を循環ポンプで循環さ
    せると共に定期的に補充液を補充しながら水なし平版印
    刷版を現像する水なし平版印刷版現像装置に用いられ
    て、現像後に発生する現像カスを含む廃液を排出処理す
    るための水なし平版印刷版の廃液処理装置であって、 前記収容槽内へ配設されて表層部に浮遊する現像かすを
    含む廃液が流れ込み収容槽の外方へ排出する管路が設け
    られた排出管、を有し、 前記排出管の少なくとも開口部近傍の材質が表面張力の
    低い材質とされ、現像かすの排出管への流入時の抵抗を
    緩和したことを特徴とする水なし平版印刷版の廃液処理
    装置。
  2. 【請求項2】 収容槽内の処理液を循環ポンプで循環さ
    せると共に定期的に補充液を補充しながら水なし平版印
    刷版を現像する水なし平版印刷版現像装置に用いられ
    て、現像後に発生する現像カスを含む廃液を排出処理す
    るための水なし平版印刷版の廃液処理装置であって、 処理液が収容される処理液収容槽内の処理液の表層部が
    流入し前記処理液に浮遊する現像かすと共に処理液を補
    集するための補集槽と、前記補集槽内へ配設されて表層
    部の処理液と共に補集された現像かすを含む廃液が流れ
    込み補集槽の外方へ排出する管路が設けられた排出管、
    を有し、 前記排出管の少なくとも開口部近傍の材質が表面張力の
    低い材質とされ、現像かすの排出管への流入時の抵抗を
    緩和したことを特徴とする水なし平版印刷版の廃液処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記排出管の表面張力が37mN/m(dyn/
    m) 以下の材質で形成されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の水なし平版印刷版の廃液処理装
    置。
  4. 【請求項4】 収容槽内の処理液を循環ポンプで循環さ
    せると共に定期的に補充液を補充しながら水なし平版印
    刷版を現像する水なし平版印刷版現像装置に用いられ
    て、現像後に発生する現像カスを含む廃液を排出処理す
    るための水なし平版印刷版の廃液処理装置であって、処理液が収容される処理液収容槽内の処理液の表層部が
    流入し前記処理液に浮 遊する現像かすと共に処理液を補
    集するための補集槽と、 前記補集槽内へ配設されて表層部の処理液と共に補集さ
    れた現像かすを含む廃液が流れ込み補集槽の外方へ排出
    する管路が設けられた排出管と、 この排出管の管路の円形開口端周りに形成され、先端に
    いくに従い徐々に小径となるテーパ部とされて、前記廃
    液の流入を案内する案内部と、 を有する水なし平版印刷版の廃液処理装置。
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