JPH02264958A - 水なし平版印刷版現像装置 - Google Patents

水なし平版印刷版現像装置

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JPH02264958A
JPH02264958A JP8629289A JP8629289A JPH02264958A JP H02264958 A JPH02264958 A JP H02264958A JP 8629289 A JP8629289 A JP 8629289A JP 8629289 A JP8629289 A JP 8629289A JP H02264958 A JPH02264958 A JP H02264958A
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JP
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waterless
plate
developing
flow rate
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Application number
JP8629289A
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English (en)
Inventor
Hisao Oba
大場 久男
Susumu Yoshida
進 吉田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は循環経路の途中にフィルタを設けて現像液を濾
過しながら循環して水なし平版印刷版(以下「水なしP
S版」という)を現像処理する水なし平版印刷版現像装
置に関する。
[従来の技術] シリコーン層をインキ反撥層とする水なしPS版につい
ては、特公昭44−23042号、特公昭46−160
44号に記載された、基板上に光可溶性あるいは光不溶
化性感光層とシリコーンゴム層を積層した水なしPS版
や、特開昭48−94504号、特開昭50−5010
2号に記載された、基板上に光接着性感光層とシリコー
ンゴム層を積層した水なしPS版が提案されている。こ
れらは、湿し水を用いることなくして数万枚の印刷が可
能である。
上記水なしPS版を現像処理する現像装置は、現像液を
循環させながら、所定量の現像液を水なしPS版上へ供
給し、画像部に相当する感光層及びシリコーン層を擦り
取って、現像処理する。現像後の余剰の現像液は現像液
回収槽内へ擦り取られた感光層及びシリコーン層からな
る現像かすと共に回収され、現像かすか循環経路の途中
に配設されたフィルタによって取り除かれ再び水なしP
S版へ供給される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、水なしPS版の処理量が増えるとフィル
タへ付着する現像かすの量が増えるので、フィルタに目
詰まりが生じ、フィルタを通過する循環現像液の量が低
下するという問題が生じる。
循環現像液の量が低下すると、水なしPS版へ所定量の
現像液を供給することが出来なくなるので、良好な現像
が出来なくなる。
本発明は上記事実を考慮し、現像液の循環流量を確保す
ることができて、安定した現像処理が可能な水なし平版
印刷版現像装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明では、現
像液を循環しながら水なし平版印刷版を現像処理する水
なし平版印刷版現像装置であって、現像液を循環する容
量可変ポンプと、現像液の循環経路の途中に配設されて
現像液を濾過する濾過手段と、前記循環経路の途中に配
置されて現像液の流量または圧力の少なくとも一方を検
出する検出手段と、この検出手段による検出値が所定の
限界値を越えたとき前記容重可変ポンプの吐出容量を増
大させる制御手段と、を有することを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、循環経路の途中に配置され
たフィルタによって現像かすか濾過されながら現像液は
容量可変ポンプによって循環され、水なし平版印刷版へ
供給される。フィルタに現像かすか付着してくると循環
される現像液の通過量が妨げられるので、現像液の循環
量が低減する。
循環される現像液はその循環流量又はその圧力が流量計
又は圧力計によって検出され、この結果は制御手段へ伝
達される。制御手段は検出手段による現像液の循環流量
又はその圧力が所定値以下に低下したとき容量可変ポン
プの吐出容量を増大させて、現像液の循環流量を増やし
て、現像液の水なし平版印刷版への供給量を一定に保時
する。
これによって、水なし平版印刷版への現像液の供給量を
一定にすることが出来るので、安定した現像処理が可能
となる。
[実施例コ 第1図には本発明が適用された水なし平版印刷版現像装
置10の実施例が示されている。この水なし平版印刷版
現像装置10は現像部14と染色部16からなり、水な
しPS版12を現像処理した後に、検版作業を容易にす
るための染色処理を行う装置である。
ここで使用される水なしPS版12は特願昭63−86
177で提案された、基板上に、プライマー層、感光層
、シリコーンゴム層、保護フィルムが順次積層されたも
のが使用される。
また現像部14で使用される現像液18は特願昭62−
317843、特願昭63−86177で提案された有
機溶剤が含有された水系現像液が使用されている。また
染色部16で使用される染色液17としては、クリスタ
ルバイオレット、アストラゾンレッド等を含む染色液1
7が用いられている。
現像部14の現像槽本体20は、上方に向けて開口し、
底部が逆山形状に形成されて底部中央部に現像液回収槽
22が形成されている。現像液回収槽22内には現像液
18が収容される。
現像槽本体20の上部には、水なしPS版12の入側か
ら順に搬送ローラ対24.26.28が配置されている
。搬送ローラ対24.26.28は、図示しないラック
側板に支持され、図示しな・い駆動手段の駆動力が伝達
されて回転し、水なしPS版12を第1図矢印へ方向へ
挟持搬送するようになっている。搬送ローラ対28は、
現像部14内の水なしPS版12の搬送経路の最後部に
配置されて水なしPS版12から現像液を絞り取るスク
イズローラの役目を有している。
搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との間にはブラシ
ローラ30が配置されている。このブラシローラ30は
、搬送される水なしPS版120版面上を擦ることによ
って版面上の画像部に相当する感光層及びシリコーン層
を掻き取るためのものである。ブラシローラ30も搬送
ローラ対24.26.28と同様に図示しない側板に支
持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて、搬
送ローラ対24.26.28の回転方向と同一向く第1
図反時計方向〉へ回転するようになっている。場合によ
っては、第1図時計方向へ回転しても良い。
ブラシローラ30はブラシ素材をプラスチック又は金属
製のロールに植えつけて形成されており、水なしp3版
12の搬送方向に対して同一方向く第1図反時計方向)
へ回転することで水なし23版12の表面を擦るように
なっている。このブラシローラ30の回転数は100〜
500rpm(好ましくは200〜400rprn)に
設定されている。さらに、水なしPS版ケラレ防止バー
31を設置することが好ましい。
またブラシローラ30は、回転すると共に軸方向へ往復
移動させることによって、より水なし23版12の版面
上の感光層及びシリコーン層を掻き取る効果が向上する
ブラシローラ30の下部にはプラスチック等の比較的柔
軟な材質例えば高密度ポリエチレンで形成された受は台
32が配置されている。水なし23版12がこの通路を
通過する際は、受は台32上で水なし23版12が支持
されながら、ブラシローラ30によって表面が擦られて
、画像部に相当する感光層及びシリコーン層が確実に掻
き取られるようになっている。ブラシローラ30の下部
の受けは場合によってはローラーでも良い。
搬送ローラ対24の上方にはスプレーバイブ34が配置
されている。このスプレーバイブ34には、搬送ローラ
対24の上側のローラに対向して吐出口34Aが軸方向
に沿って適当な間隔で設けられている。このスプレーバ
イブ34はバルブ36を介して管路38で後述する現像
液供給装置と連通されている。これによってスプレーバ
イブ34へは現像液18が送りこまれ、搬送ローラ対2
4の上側のローラへ現像液18を吐出して、水なし28
版12上への現像液18が塗布されるようになっている
また搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との間にもス
プレーバイブ40.42が配置されている。スプレーバ
イブ40はブラシローラ30と搬送ローラ対26との間
に配置されており、前記スプレーバイブ34と同様に吐
出口40Aが形成されている。スプレーバイブ40の吐
出口40Aはブラシローラ30に対向して設けられてい
る。このスプレーバイブ40もスプレーバイブ34と同
様にバルブ36を介して管路38から分岐している管路
で後述する現像液供給装置と連通されている。これによ
ってスプレーバイブ40へは現像液18が送りこまれ、
ブラシローラ30へ現像液18を吐出し、供給するよう
になっている。
またスプレーバイブ42は、搬送ローラ対28の上側の
ローラに対向して、吐出口42Aが形成されている。こ
のスプレーバイブ42もバルブ36を介して管路38か
ら分岐している管路で後述する現像液供給装置と連通さ
れている。これによってスプレーバイブ40へ現像液1
8が送りこまれ、搬送ローラ対28の上側のローラへ現
像液18を吐出するようになっている。
搬送ローラ対26からブラシローラ30の上部に掛けて
、断面形状が略コ字状のカバー39が配置されている。
このカバー39はブラシローラ30による現像液18の
他への飛散を防止している。
現像液供給装置は循環ポンプ44と、フィルタ46と、
循環ポンプ44と現像液回収槽22とを連通ずる管路4
8で構成されている。循環ポンプ44は容量可変型のポ
ンプで、制御装置52と接続されて、その吐出流量が制
御される。この制御は、後述する流量又は圧力センサ5
0の検出結果に基づいて、循環する現像液18の流量又
は圧力が所定値をはずれたときに循環ポンプ44の吐出
容量を増大させて、現像液18の循環流量を増大させ、
水なし23版12への現像液18の供給量を一定に保持
するようになっている。
循環ポンプ44は流量可変型のポンプで、制御装置52
と接続されて、その吐出流量が制御される。循環ポンプ
44の吐出口側へ管路38が連通され、吸い込み口側に
は管路48の一端が連通されている。管路48の他端は
途中にバルブ55を介して現像液回収槽22の底部と連
通されている。
この循環ポンプ44の作動によって、現像液回収槽22
内の現像液18が管路48を通って、循環ポンプ44に
吸い込まれ、管路38を通ってスプレーバイブ34.4
0.42へ送られるようになっている。
管路38の途中には流量又は圧力センサ50が配設され
ており、管路38内を通過する現像液18の流量を検出
するようになっている。このセンサ50は制御装置52
と接続されており、現像液18の流量検出結果を伝達す
るようになっている。
この流量センサ50は一般的な流量計又は圧力計を用い
ることが出来るが、装置を小型化するためには回転式の
ものが好ましい。
またセンサ50と循環ポンプ44の間にはバイパス管路
51が設けられており、この管路51の途中には電気伝
導度検出器54が配設されている。
この電気伝導度検出器54は管路38を通る現像液の電
気伝導度を検出するようになっている。電気伝導度検出
器54は制御装置52と接続されており、検出結果を制
御装置52へ伝達するようになっている。この電気伝導
度検出器54は、一般公知の伝導度センサが用いられて
いる。
なお流量又は圧力センサ50はフィルタ46と循環ポン
プ440間の管路途中に設置することも可能である。
管路48の途中にフィルタ46が配設されており、管路
48内を通る現像液中のかす(主に水なしPS版120
表面から擦り取った感光層、シリコーン層からの現像か
す)を濾過するようになっている。
制御装置52には告知装置56が接続されており、管路
38内を通過する現像液18の循環圧力が所定値以下に
なるとフィルタ46の交換時期を告知するようになって
いる。この循環圧力はフィルタ46の直後に配置された
圧力センサ47によって検出される。これによってフィ
ルタを交換する時期を操作員は知ることが出来る。また
センサ50の検出により、循環ポンプ44の吐出容量の
所定の上限界を越えるとき、フィルタ46の交換時期を
告知しても良い。循環ポンプ44の正流よリフィルタ4
6の交換時期を告知しても良い。このフィルタ46の網
目は10μ〜500μ(好ましくは100μ〜300μ
)のものが使用されている。
管路48の途中から分岐管路58が分岐しており、バル
ブ60を介してオーバーフロー槽62と連通されている
。オーバーフロー槽62は現像液回収槽22の側部に配
設されており、現像液回収槽22の隔壁に設けられ、現
像液面に沿う長孔64によって現像液回収槽22と連通
されている。
これによって現像液回収槽22内の現像液の表層部が、
現像液回収槽22の下部隔壁22Aの上端部を乗り越え
てオーバーフロー槽62内へ流れ込むようになっている
。オバーフロー槽62内への現像液18のオーバーフロ
ー流量は、全循環量の1/10〜8/10(好ましくは
1/3〜2/3)とされている。
また上部隔壁22Bは、後述する現像液補充装置によっ
て現像液18が補充され、現像液18の液面が上昇した
場合に、オーバーフロー槽62内に一旦捕集された現像
かすか現像液回収槽22内へ広がらないようにしている
オーバーフロー槽62は第1図に示されるように上方が
開口されて開口部が形成され、蓋66で開閉されるよう
になっており、オバーフロー槽62内のメンテナンス時
には開口部から取り外されるようになっている。オーバ
ーフロー槽62の側壁68の上部は傾斜して傾斜壁68
Aが形成されている。この側壁68の下部を貫通して分
岐管路58が連通されており、循環ポンプ44の作動に
よってオーバーフロー槽62内の現像液18が吸引され
るようになっている。この吸引によって、傾斜壁68A
に沿って矢印B方向への現像液18の流れが形成される
。また循環ポンプ44の吸引によって現像液回収槽22
内の現像液18の表層部がオーバーフロー槽62内へ流
れ込み、現像液回収槽22内の現像液18に浮遊してい
る現像かすがオーバーフロー槽62内へ流れ込んで、現
像かすか捕集され、傾斜壁68Aによる流れによって管
路58内へ送りこまれるようになっている。
この場合水なしPS版12の表面にはインキ反溌用とし
てシリコーンゴム層が積層されており、このシリコーン
ゴム層は画像部に相轟する感光層と共にブラシローラ3
0によって掻き取られると、現像かすとなって余剰の現
像液18と共に現像液回収槽22内へ回収される。現像
液回収槽22内の現像液中では、比重が現像液より低い
ため現像液18の表層部へ浮遊する。
またオーバーフロー槽62内にはオーバーフロー管70
が配設されている。このオーバーフロー管70の下端部
はオーバーフロー槽62の底部を貫通して外方へ突出し
ており、上端部は、現像液回収槽22の下部隔壁22A
の上端部より高く、また上部隔壁22Bの下端部より低
く設定されている。このため、後述する現像液補充装置
によって現像液18が補充されて、現像液回収槽22内
の現像液の液面が上昇すると、オーバーモロ槽62内の
現像液18の表層部が、現像かすと共にオーバーフロー
管70によって外方へ流れ出すようになっている。
現像液補充装置は現像原液が収容された現像原液タンク
72と、水が収容された水タンク74と、現像原液を現
像液回収槽22内へ供給するための現像原液供給ポンプ
76と、水を現像液回収槽22内へ供給するための水供
給ポンプ78とで構成されている。
現像原液タンク72には管路80の一端が連通されてお
り、他端は現像液回収槽22内に配設された広口管路8
2へ開口している。この管路80の途中に現像原液供給
ポンプ76が配設されている。この現像原液供給ポンプ
76は制御装置52へ接続されており、作動のタイミン
グが制御されるようなっている。
水タンク74は管路84の一端が連通されており、他端
は現像液回収槽22内の広口管路82へ開口している。
この管路84の途中には水供給ポンプ78が配設されて
いる。この水供給ポンプは制御装置52へ接続されてお
り、作動のタイミングが制御されるようになっている。
また制御装置52には、現像部14の入り側に配設され
て、水なし28版12の通過量すなわち処理量(水なし
28版12の面積)を検出するアルミ検出器86が接続
されており、処理量を制御装置52へ供給するようにな
っている。このアルミ検出器86は光電管を水なし28
版12の幅方向に沿って複数個配置し、水なし28版1
2がアルミ検出器86の上部を通過する時間を計測する
ことによって、版面上の面積を検出しても良く、水なし
28版12の幅方向の長さを予め装置に入力しておき、
1個の光電管で長さを検出することによって面積を検出
しても良い。
また現像液回収槽22内の底部にはヒータ88が配置さ
れている。このヒータ88は図示しない電源と接続され
て、現像液を加熱するようになっている。このヒータ8
8によって現像液の温度は15°〜45° (好ましく
は25°〜30°)に設定されている。
また本装置における現像時間は、10秒〜3分(好まし
くは30秒〜2分)に設定されており、染色時間は、5
秒〜1分(好ましくは10秒〜30秒)に設定されてい
る。
次に染色部16について説明する。
染色部16の染色槽本体90は現像槽本体20と同様に
上方に向けて開口し、底部が逆山形状に形成されて底部
中央部に染色液回収槽92が形成されている。染色液回
収槽92内には染色液17が収容される。染3色液回収
槽92内にはオーバーフロー管91が配置されている。
このオーバーフロー管91の上端は染色液回収槽92内
の上部に位置しており、下端は、染色液回収槽92の底
部を貫通して外方に突出している。このオーバーフロー
管91は、後述する染色液補充装置による染色液の補充
によって、染色液回収槽92内の液面が上昇して、オー
バーフロー管91の上端を越えると染色液17を染色液
回収槽92内から外方へ排出し、染色液17の液面高さ
を設定している。
染色槽本体90の上部には、水なし28版12の搬送方
向に沿って、水なし28版12の染色槽本体90への入
側から順次搬送ローラ対94.96が配置されている。
搬送ローラ194.96、は、図示しないラック側板に
支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回
転し、水なし28版12を挟持搬送するようになってい
る。これらの搬送ローラ対94.96は一般的なゴム材
質で成形されており、搬送する水なしPS版120表面
を傷付けないようになっている。
染色槽本体90の、水なし28版12の搬送方向下流側
には搬送ローラ対98が配置されている。
この搬送ローラ対98は、ロール材質がNBRゴムにト
リルブタジェンラバー)等で形成されており、染色液の
拭き取り性が向上されている。
搬送ローラ対96と搬送ローラ対98との間にはブラシ
ローラ100が配置されている。ブラシローラ100も
搬送ローラ対94.96と同様に図示しない側板に支持
され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて、搬送
ローラ対94.96の回転方向と逆方向(第1図時計方
向)へ回転するようになっている。このブラシローラ1
00はブラシ素材をプラスチック又は金属製のロールに
植えつけて形成されており、水なし28版12の搬送方
向に対して抵抗する方向く第1図時計方向)へ回転する
ことで水なしPS版120表面を擦るようになっている
。また場合によっては水なし28版の搬送方向に対して
順方向へ回転しても良い。
ブラシローラ100の回転数は100〜500rpm(
好ましくは200〜400rpm)に設定されている。
さらに水なしPS版ケラレ防止としてケラレ防止バーを
設置することが好ましい。
このブラシローラ100の下部にはプラスチック等の比
較的柔軟な材質例えば高密度ポリエチレンで形成された
受は台102が配置されている。
又ゴムローラーでも良い。このため水なし28版12が
この通路を通過する際は、受は台102上で水なし28
版12が案内されながら、ブラシローラ100によって
表面へ染色液17が塗布されるようになっている。
ブラシローラ100の上部にはスプレーパイプ104が
配設されている。このスプレーパイプ104は略コ字状
の整流板106で囲まれている。
この整流板106に対向して、スプレーパイプ104に
は吐出口104Aが、軸方向に沿って適当数形成されて
いる。
このスプレーパイプ104はバルブ108を介して管路
110で後述する染色液供給装置と連通されている。こ
れによってスプレーパイプ104へは染色液が送りこま
れ、整流板106へ向けて吐出され、整流板106に案
内されてブラシローラ100へ染色液17が供給される
。このとき染色液17は整流板106の板上を流下しな
がら広がり、ブラシローラ100上へ均一に供給される
ブラシローラ100と搬送ローラ対96との間で搬送ロ
ーラ対96側にもスプレーパイプ112が配設されてい
る。このスプレーパイプ112もスプレーパイプ104
と同様に略コ字状の整流板106で囲われている。この
スプレーパイプ112は吐出口112Aが、整流板10
6に対向して軸方向に沿って適当な間隔で複数個設けら
れている。スプレーパイプ112はスプレーパイプ10
4と同様にバルブ108を介して管路110で後述する
染色液供給装置と連通されている。これによってスプレ
ーパイプ112へは染色液17が送りこまれ、整流板1
06へ向けて吐出され案内されて搬送ローラ対96の上
側のローラへ染色液17が供給されるようになっている
。このとき染色液エフは整流板106の板上を流下しな
がら広がり、搬送ローラ対96へ均一に供給される。
ブラシローラ100と搬送ローラ対96の上方には断面
形状が略コ字状のカバー107が配置されている。この
カバー107はブラシローラ100による染色液の他へ
の飛散を防止している。
染色液供給装置は循環ポンプ114と、フィルタ116
と、循環ポンプ114と染色液・回収槽92とを連通ず
る管路118で構成されている。循環ポンプ114の吐
出口側へ管路110が連通され、吸い込み口側には管路
118の一端が連通されている。管路118の他端は染
色液回収槽92の底部と連通されている。この循環ポン
プ114の作動によって、染色液回収槽92内の染色液
が管路118を通って、循環ポンプ114に吸い込まれ
、管路110を通ってスプレーパイプ104.112へ
送られるようになっている。
管路118の途中にフィルタ116が配設されており、
管路118内を通る染色液中のかず(主に現像部より持
ち込まれた水なし23版12の表面から擦り取られた感
光層、シリコーン層からのかず)を除去するようになっ
ている。
染色液補充装置は染色液が収容された染色液タンク12
2と、染色液を染色液回収槽92内へ供給するための染
色液供給ポンプ124と、で構゛成されている。
染色液タンク122には管路126の一端が連通されて
おり、他端は染色液回収槽92内に配設された広口管路
82へ開口している。この管路126の途中に染色液供
給ポンプ124が配設されている。この染色液供給ポン
プ124は制御装置52へ接続されており、作動のタイ
ミングすなわち染色液17の補充時の作動が制御される
ようなっている。染色液17の補充量は5〜100cc
/m゛(好ましくは10〜60 cc/ m’)に設定
されている。
染色液回収槽92内の底部にはヒータ88が配設されて
おり、図示しない電源と接続されて染色液を加熱するよ
うになっている。この染色液17の温度は15〜45℃
(好ましくは20〜30℃)に設定されている。
次に本実施例の作用について説明する。
図示しない画像焼付は装置で画像が焼付けられた水なし
23版12はアルミ検出器86の上方を通過した後に現
像部14内へ挿入される。現像部14内へ挿入される水
なし23版12の感光層へ光が照射された部分すなわち
露光部分は硬化してプライマー層へ接着し、未露光部分
は現像液18によって膨潤又は溶出可能な状態となって
いる。
この状態から、水なし23版12の表面を保護するため
にラミネートされた保護フィルムを剥離した後、水なし
23版12は現像部14へ挿入され、現像部14の搬送
ローラ対24に挟持搬送されながら現像液18が表面へ
塗布される。これによって水なし23版12の未露光部
分(画像部分)の感光層は膨潤してプライマー層から剥
がれ易くなる。
さらに水なし23版12は搬送ローラ対26によって挟
持搬送され、ブラシローラ30と受は台32との間に挿
入される。ブラシローラ30は水なし23版12の搬送
方向に順する方向く第1図反時計方向)へ回転し、受は
台32上を通過する水なし23版12の上面を擦る。こ
のブラシローラ30へも現像液18が供給されており、
水なし23版12は現像液18を塗布されながら、ブラ
シローラ30によって表面が擦られ、現像液18によっ
て膨潤又は溶出した感光層及びシリコーンゴム層が掻き
取られる。これによって水なし23版12には露光部分
(非画像部分)に相当する、感光層、シリコーン層が残
り、ポジ画像が形成される。
水なし23版12の表面へ塗布された現像液18の現像
後の余剰の現像液18は、現像液回収層22内へ落下し
て回収される。
さらにブラシローラ30によって未露光部分(画像部分
)の感光層及びシリコーン層が掻き取られた水なし23
版12は搬送ローラ対28に挟持搬送されると共に現像
液18が再度塗布されて、水なし23版12から現像液
18が絞り取られる。
この状態の水なし23版12は染色部16の搬送ローラ
対94間へ挿入される。この搬送ローラ対94による挟
持搬送によって、水なし23版12はブラシローラ10
0と受は台102の間に挿入される。このブラシローラ
100もブラシローラ30と同様に水なし23版12の
搬送方向に抗する方向(第1図時計方向)へ回転し、整
流板104に案内されて供給された染色液17を水なし
23版12の上面へ塗布する。これによってプライマー
層すなわち未露光部(画像部)に染色液17が付着して
染色される。
さらに水なし23版12は搬送ローラ対96間に挿入さ
れ1、搬送ローラ対96の上側のローラへ、整流板10
6によって案内されて供給される染色液17が表面へ塗
布されながら染色液17が絞り取られて、スクイズされ
る。この染色は、現像処理した後の水なし23版12の
画像部と非画像部表面が同一色なので、画像部と非画像
部とを見分は易くするための工程で、検版作業のために
行う工程である。
画像部が染色された水なしPS版12は染色部16から
送り出された後に、搬送ローラ対98間へ挿入され、表
面に残っている染色液17が拭い取られる。この搬送ロ
ーラ対98はNBRゴムで形成されているので、染色液
17の拭い取り性が向上する。特に非画像分に染色液1
7が残っているとシリコーンゴム層のインキ反撥力が低
下するので、印刷時に良好な画像を得ることが出来なく
なるが、搬送ローラ対98で染色液17を確実に表面か
ら絞り取るので、良好な画像を得ることができる。
ここで、循環する現像液中の現像かすによってフィルタ
が目詰まりを生じた場合について説明する。
循環する現像液の循環流量は、センサ50によって検出
されており、この結果は制御装置52へ伝達される。こ
の結果に基づいて、制御装置52は循環ポンプ44の吐
出量を変える。この制御装置52の制御について第2図
に示されるフローチャートに従って説明する。
水なし平版印刷版現像装置10の電源を投入するとステ
ップ200で循環ポンプ44が作動される。この場合水
なし平版印刷版現像装置10の電源が投入されると他の
機器も水なしPS版12を現像処理可能な状態になる。
循環ポンプ44が作動した後にステップ202でセンサ
50が作動されて管路38内を通過する現像液18の循
環流量又は圧力が検出される。
この検出結果が所定値So以下か否かがステップ204
で判断される。検出された現像液18の循環流量又は圧
力が所定値30以下でない場合、循環ポンプ44は一定
の吐出量で作動され、現像液18を循環する。現像液1
8の循環流量又は圧力が、フィルタ46の目詰まりによ
って低下し、所定値S0より低下すると、ステップ20
6で循環ポンプ44の吐出量が増大されて作動される。
これによって現像液18の循環量又は圧力が一定に保た
れ、現像液18の水なしPS版12への供給量が一定に
保持される。したがって水なしPS版12を安定に現像
処理することが出来、良好な現像処理がなされる。
ステップ208で管路48内の圧力が圧力センサ47に
よって検出され、この検出された圧力が所定値2以上の
場合には循環ポンプ44を継続して作動させ、所定値P
以下になるとすなわち現像かすによってフィルタ46を
通過する現像液18の循環量が少なくなり、循環ポンプ
44の吐出量増大も限界の場合にステップ212で告知
装置56を作動させて操作員に告知する。これによって
操作員はフィルタ46を交換する時期を知ることが出来
る。
次に現像部14における現像液18の循環、かす取り及
び現像液18の補充について説明する。
く循環〉 第1図に示されるように、現像液回収槽22内の現像液
18は、循環ポンプ44の作動によってスプレーパイプ
34.40.42へ送られ、現像部14を搬送される水
なしPS版12へ塗布される。水なしPS版12の塗布
後の余剰の現像液18は落下して、現像液回収槽22内
へ回収される。
現像液回収槽22内へ回収された現像液中には水なしP
S版120表面から剥離した、感光層及びシリコーンゴ
ム層等の現像かすか混ざっており、これらの現像かすは
、比重が現像液よりも軽いので、現像液回収槽22内で
表層部に浮遊している。
くかす取り°〉 この状態で、現像液回収槽22内の現像液18はオーバ
ーフロー槽62内へ下部隔壁22Aを乗り越えて流れ込
む。このため、現像液18の表層部に浮遊しているカス
は、オーバーフロー槽62内へ流れ込んで、このオーバ
ーフロー槽62内へ捕集される。
一方、オーバーフロー槽62内の現像液18は循環ポン
プ44の作動によって、分岐管路58から、吸い込まれ
ており、この吸い込みによってオーバーフロー槽62内
では、傾斜壁68Aに沿う流れが形成される。これによ
ってオーバーフロー槽62内に捕集された現像かすかこ
の流れに沿って分岐管路58内へ案内される。この分岐
管路58へ吸い込まれた、現像かすを多く含んだ現像液
18は、フィルタ46を通過することによって、現像液
中の現像かすか取り除かれ管路38によって再びスプレ
ーパイプ34.40.42へ送られる。
さらに、現像液回収槽22内へ現像原液または水を補充
すると、現像液回収槽22内の現像液18の液面高さが
上昇し、長孔64が水没すると共にオーバーフロー槽6
2内の現像液(表層部に現像かすか捕集されている)1
8の液面の高さも上昇シ、オーバーフロー管70の上端
部を水没させる。これによって、オーバーフロー槽62
内の現像液18は表層部(現像かすが浮遊している)か
らオーバーフロー管70を通って外方へ排出される。こ
の際に長孔64を形成している現像液回収槽22の上部
隔壁22Bによって、オーバーフロー槽62内へ一旦捕
集された現像かすか、現像液18の液面の上昇によって
現像液回収槽22内へ拡散しない。
このように、本実施例では、循環経路を分岐管路58と
、管路48との2系統とし、現像液18から現像かすを
取ることが出来るので、現像液回収槽22、循環ポンプ
44に現像かすが溜まることが無く、メンテナンスが容
易となる。
く現像液補充〉 アルミ検出器86によって、現像部14内へ挿入される
水なしPS版12が検出され、処理量が検出される。
この検出結果に基づいて制御装置52は現像液供給ポン
プ76を作動させ、現像原液を現像液回収槽22内へ供
給する。この現像原液の補充は水なしPS版12の処理
量すなわち面積に応じて補充され、処理による現像液1
8の劣化を回復させるものである。
さらに現像液中の水分が蒸発して濃縮するので、電気伝
導度検出器54によって現像液18の電気伝導度が検出
される。この検出結果に基づいて制御装置52は水供給
ポンプ78を作動させて、水を現像液回収槽22内へ供
給する。これによって現像液の濃縮化が防止され、前記
現像原液の面積補充と共に現像液18の活性度が一定に
保たれ、長期に安定した現像処理が可能となる。
次に染色部16の染色液の補充について説明する。
染色部16へ挿入される水なしPS版120表面には現
像液18が残存しており、この状態で染色液17が塗布
される。このため染色後に染色液回収槽92に回収され
る染色液17中には現像液18が持ち込まれ、染色液1
7が劣化する。また水なしPS版12の染色処理によっ
て、染色液17は劣化する。このためアルミ検出器86
による水なしPS版12の面積の検出結果に基づいて、
制御装置52は染色液供給ポンプ124を作動させ染色
液回収槽92内へ染色液17を供給する。
これによって染色液17の染色能力が低下することがな
く、長期に安定した染色処理が可能となる。
[発明の効果コ 以上に説明したように本発明では、現像液の循環流量ま
たはその圧力が所定値以下になると、制御手段によって
容量可変ポンプの吐出量を増大させて現像液を循環させ
るので、現像液の循環流量を一定量に確保することがで
きて、安定した現像処理が可能となり、水なし平版印刷
版の良好な現像処理をすることが出来るという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る水なし平版印刷版現像装置の実施
例を示す概略構成図、第2図は循環ポンプの吐出容量を
変化させるための制御を示すフローチャートである。 10・・・水なし平版印刷版現像装置、12・・・水な
し平版印刷版(PS版)、14・・・現像部、 16・・・染色部、 38・・・管路、 44・・・循環ポンプ、 50・・・センサ、 52・・・制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像液を循環しながら水なし平版印刷版を現像処
    理する水なし平版印刷版現像装置であって、現像液を循
    環する容量可変ポンプと、現像液の循環経路の途中に配
    設されて現像液を濾過する濾過手段と、前記循環経路の
    途中に配置されて現像液の流量または圧力の少なくとも
    一方を検出する検出手段と、この検出手段の検出値が所
    定の限界値を越えたとき前記容量可変ポンプの吐出容量
    を増大させる制御手段と、を有することを特徴とする水
    なし平版印刷版現像装置。
JP8629289A 1989-04-05 1989-04-05 水なし平版印刷版現像装置 Pending JPH02264958A (ja)

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