JP3027478B2 - 感光性平版印刷版処理装置の給液検出装置 - Google Patents

感光性平版印刷版処理装置の給液検出装置

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JP3027478B2
JP3027478B2 JP19227492A JP19227492A JP3027478B2 JP 3027478 B2 JP3027478 B2 JP 3027478B2 JP 19227492 A JP19227492 A JP 19227492A JP 19227492 A JP19227492 A JP 19227492A JP 3027478 B2 JP3027478 B2 JP 3027478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水や処理液を処理槽へ
供給しながら感光性平版印刷版を処理する感光性平版印
刷版処理装置等に係り、詳細には、処理層へ水や処理液
等が供給されているか否かを検出する感光性平版印刷版
処理装置の給液検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版には、シリコーン層をインキ
反撥層とする水なし平版印刷版(以下「水なし平版
言う)がある。この水なし平版については、特公昭44
−23042号、特公昭46−16044号の各公報に
記載された、基板上に光可溶性あるいは、光不溶化性感
光層とシリコーンゴム層を積層した水なし平版や、特開
昭48−94504号、特開昭50−50102号の各
公報に記載された、基板上に光接着性感光層とシリコー
ンゴム層を積層した水なし平版が提案されている。これ
らは、湿し水を用いることなく数万枚の印刷が可能であ
る。
【0003】上記した水なし平版は、アルミニウム等の
支持体上に感光層及びシリコーンゴム層が積層され、こ
れらの上面は保護フィルムがラミネートされて表面が保
護されている。この水なし平版へ画像を焼き付けると露
光量に応じて感光層が硬化して支持体に接着する。この
状態で現像液(例えば実質的に水からなる現像水)が表
面に塗布されると、この現像水によって未露光部分及び
露光量の少ない部分の感光層が膨潤し、シリコーンゴム
層が剥離し、露光された部分のシリコーンゴム層が露光
量に応じて残るようになっている。
【0004】上記のように現像水によって水なし平版を
現像処理する水なし平版現像装置は、水なし平版から除
去されたシリコーンゴム層等の現像かすが溜まったり、
長時間貯留した状態とすることによる所謂水が腐るのを
防止するために、水なし平版の処理に応じて水を補充し
て、新鮮な水(現像水)によって現像処理するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水なし平版現像装置には、現像槽に水を補充する手
段の作動状態や、現像槽内の液面レベルを検出する手段
等が設けられていても、実際に処理槽へ給水されている
か否かを検出する手段は設けられていない。このため、
何らかの原因で処理槽への給水が滞ってもすぐに発見す
ることができず、汚れた処理液による感光性平版印刷版
の処理が進行してしまうという問題が生じる。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、現像槽等の処理槽に処理液が確実に供給されている
か否かを検出することができる感光性平版印刷版処理装
置の給液検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の感光性平版印刷
版処理装置の給液検出装置は、処理液によって感光性平
版印刷版を現像処理する感光性平版印刷版処理装置に設
けられて、処理槽へ供給される処理液を検出する感光性
平版印刷版処理装置の給液検出装置であって、略下方へ
向けて開口して前記処理槽へ供給される処理液を略柱状
の液流となるように鉛直方向の下方へ向けて吐出する吐
出口が設けられた給液管と、前記給液管の吐出口から吐
出される処理液の液流を挟むように対向して配置された
一対の検出部と、前記一対の検出部の一端を支持し、回
転させることにより前記一対の検出部の間の水平方向に
沿った間隔を変更可能なホルダと、前記一対の検出部の
間の導通状態から所定流量の処理液が前記吐出口から吐
出されているか否かを確認する確認手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】本発明は、水等の感光性平版印刷版の処理液
処理槽へ供給する給液管の吐出口の下方に一対の検出部
を設けている。この一対の検出部は、例えば電極によっ
て構成され、ホルダに支持されている一対の検出部
は、吐出口から略柱状となって吐出される処理液の液流
を挟んで配置され、ホルダを回転することにより水平方
向に沿った間隔が変えられる。給液管の吐出口から略柱
状となるように吐出される処理液に一対の検出部のそれ
ぞれが接触することにより、一対の検出部の間が導通状
態となる。また、給液量が少なく、吐出口から吐出され
る液流の外径寸法が小さくなった場合、一対の検出部の
少なくとも一方が処理液と非接触状態となり、一対の検
出部が開放状態となる。
【0010】したがって、一対の検出部の水平方向に沿
った間隔を、適切な給液量となっているときの液流の外
形寸法に合わせておけば、処理槽へ適切に給液されてい
るか否かを確認することができる。 確認手段は、この一
対の電極の間導通状態となっているか否かから、所定
量の処理液が処理槽に給液されているか否かを確認す
。これにより、感光性平版印刷版処理装置で、処理液
給液量が不足するために生じる劣化した処理液による
感光性平版印刷版の処理を防止することができる。
【0011】一対の検出部は、ホルダを回転することに
より、水平方向に沿った間隔が変えられるしたがっ
、ホルダを回転させることにより、一対の検出部の水
平方向に沿った間隔を変えることができるので、検出す
る液流の外形寸法を変えて、検出する給液量を設定する
ことができる。
【0012】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例適用し
た水なし平版現像装置10を示す。図1に示されるよう
に、水なし平版現像装置10には、挿入台11が設けら
れており、この挿入台11から露光済の水なし平版12
が略水平状態でケーシング10A内に挿入される。ま
た、水なし平版現像装置10には、挿入台11と反対側
の出側にストッカー11Aを配置することができるよう
になっており、水なし平版現像装置10で現像処理され
た水なし平版12がケーシング10Aから排出されると
ストックされる。なお、水なし平版現像装置10では、
挿入台11の代わりにオートフィーダ等を取り付け、水
なし平版12を自動的にケーシング10A内に送り込む
ようにしてもよい。また、ストッカー11Aと水なし平
版現像装置10との間に水洗、乾燥装置等を設け、現像
・染色処理した水なし平版12を連続して乾燥処理する
ようにしてもよく、ストッカー11Aの代わりに、水な
し平版12の自動搬送装置等を設け、現像処理した水な
し平版12を、さらに連続して版曲げ、パンチング処理
を行うようにしてもよい。
【0013】図2には、水なし平版現像装置10の概略
構成が示されている。この水なし平版現像装置10は現
像部14と染色部16からなり、水なし平版12を現像
処理した後に、検版作業を容易にするための染色処理を
行うようになっている。染色部16で使用される染色液
としては、クリスタルバイオレツト、アストラゾンレツ
ド等を含む染色液が用いられている。
【0014】水なし平版現像装置10で現像処理される
水なし平版12は、例えばアルニミウムの基板上に、プ
ライマー層、感光層、シリコーンゴム層、保護フイルム
が順次積層されたものである。感光層が画像に応じて露
光された水なし平版12は、表面の保護フィルムを剥が
して水なし平版現像装置10で現像処理される。
【0015】現像部14と染色部16は、内部ケーシン
グ15によって覆われ隔壁15Aによって区画されてお
り、隔壁15Aには、水なし平版12が挿通される開口
15Bが形成されている。
【0016】現像部14の現像槽本体20は上方に向け
て開口し、底部が逆山形状に形成されて底部中央部に現
像水回収槽22が形成されている。現像水回収槽22内
には現像水が収容される。また、現像部14には、水な
し平版12の挿入側(図2の紙面左側)から現像槽本体
20の間には、補助槽18が配置されている。この補助
槽18の底板18Aは、現像槽本体20側が低くなるよ
うに傾斜し、その先端が現像水回収槽22へ向けて屈曲
している。なお、補助槽18は、現像槽本体20に一体
として組付けたものでもよい。
【0017】現像水回収槽22に貯留される現像水は、
その成分中に有機物が含まれておらず、水道水等の単純
な水を適用することができる。また、水に消泡剤を混ぜ
て循環時の泡の発生を防止したり、キレート剤を入れる
ことにより、水の硬度を調整するようにしてもよい。さ
らに、防腐剤を入れることにより、循環利用の使用回数
を増加させてもよい。防腐剤と同等の効果を得るものと
して、オゾン発生装置を装着してもよい。
【0018】現像部14には、水なし平版12の挿入側
から順に搬送ローラ対24、25、26、28が配置さ
れている搬送ローラ対24、25は、補助槽18上部
に設けられ、搬送ローラ対26、28が現像槽本体20
の上部に設けられている。搬送ローラ対24、25、2
6、28は、図示しないラック側板に支持され、図示し
ない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、水なし平版
12を図2矢印A方向へ挟持搬送するようになってい
。水なし平版12は、搬送ローラ対24から搬送ロー
ラ対28を通過するまでの間に表面に現像水が塗布され
る。
【0019】搬送ローラ24の上側のローラには、逆流
防止ローラ27が接触しており、現像水の逆流を防止し
ている。また、搬送ローラ対24と搬送ローラ対25の
間及び搬送ローラ対25と搬送ローラ対26の間には、
ガイド板29が略水平に配置されており、挿入側から水
なし平版12が搬送ローラ対24、25、26によって
送り出されて略水平状態で搬送される。
【0020】搬送ローラ対24、25の下流側上方に
は、各々スプレーパイプ34が配置されている。これら
のスプレーパイプ34には、水なし平版12の搬送幅方
向に沿って所定間隔で設けられた複数の吐出口(図示省
略)が搬送ローラ対24、25の上下のローラの間に向
けて設けられている。これらのスプレーパイプ34は、
管路38で後述する現像水供給装置と連通されている。
これによってスプレーパイプ34へは現像水が送りこま
れ、搬送ローラ対24、25で搬送される水なし平版1
2の表面へ現像水が吹き付けられて均一に塗布されるよ
うになっている。
【0021】搬送ローラ対28は、現像部14内の水な
し平版12の搬送経路の最後部に配置されて水なし平版
12から現像水を絞り取るスクイズローラの役目を有し
ている。
【0022】搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との
間にはブラシローラ30が配置されている。このブラシ
ローラ30は、搬送される水なし平版12の版面上を擦
ることによって版面上の画像部に相当するシリコーン層
を掻き取るためのものである。ブラシローラ30も搬送
ローラ対24、25、26、28と同様に図示しない側
板に支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達され
て、回転するようになっている。
【0023】このブラシローラ30はブラシ素材をプラ
スチツク又は金属製のロールに植えつけて形成されてお
り、水なし平版12の搬送方向に対して準ずる方向(図
2の反時計方向)へ回転(正転)することで水なし平版
12の表面を擦るようになっている。このブラシローラ
30の回転数は100〜800rpm(好ましくは20
0〜600rpm)に設定されている。
【0024】またブラシローラ30は、回転すると共に
軸方向(図2紙面表裏方向)へ往復移動させることによ
って、より水なし平版12の版面上の感光層及びシリコ
ーン層を掻き取る効果が向上する(以下、これを正転揺
動という)。
【0025】なお、このブラシローラ30の回転方向
と、後述する染色部16側のブラシローラ100の回転
方向との組み合わせが、以下の通りに選択可能となって
いる。 (現像部14)−−−−−(染色部16) ・正転揺動−−−−−−−−逆転揺動 ・正転揺動−−−−−−−−正転揺動 ・正転揺動−−−−−−−−正転 ・正転揺動−−−−−−−−逆転(本実施例の組み合わ
せ) これらの組み合わせの他、現像部14のブラシローラ3
0の逆転揺動と染色部16のブラシローラ100の揺動
との組み合わせも採用し得る。
【0026】ブラシローラ30の下部にはローラ32が
配置され、ローラ32の下流側にはガイド板31が配置
されている。水なし平版12は、このローラ32とブラ
シローラ30に挟持されながら搬送され、ガイド板31
によって略水平状態で送り出される。このとき、ブラシ
ローラ30によって表面が擦られて、画像部に相当する
感光層及びシリコーン層が確実に掻取られるようになっ
ている。また、ガイド板31は、水なし平版12のケラ
レ防止の役目も有している。
【0027】搬送ローラ対26の上側のローラには、ブ
レード33が接触されており、ブラシローラ30によっ
水なし平版12上から掻取られたシリコーン層等が搬
送ローラ対26の上側のローラに付着しても上流側に持
ち出されないようにされている。
【0028】このローラ32は、自由に回転可能とされ
ているため、ブラシローラ30が停止している状態で、
水なし平版12が送り込まれるとローラ32が回転する
ので、水なし平版12は、円滑にブラシローラ30とロ
ーラ32との間に挿入される。このような作業は、実際
の現像処理時にはないが、ブラシローラ30のブラッシ
ング状態を検査するときになされる。
【0029】すなわち、未露光又は全体が露光された水
なし平版12をブラシローラ30とローラ32との間に
挟持された停止状態に維持してブラシローラ30を回転
させ、ブラシの擦り幅が適正か否かを判断する。
【0030】このような、検査の場合に水なし平版12
をブラシローラ30の停止状態で自由に挿入抜取が行え
るようになっているため、未露光または露光量を少なく
して、ブラシローラ30によるけずり量を多くしても、
挿入抜取時に残った部分が剥がれることがなく、正確な
ブラシ幅を得ることができる。
【0031】ブラシローラ30の周囲には、スプレーパ
イプ40、42が配置されている。スプレーパイプ40
はブラシローラ30と搬送ローラ対26との間に配置さ
れており、ブラシローラ30へ向けて吐出口(図示省
略)が形成されている。このスプレーパイプ40もスプ
レーパイプ34と同様に管路38から分岐している管路
で後述する現像水供給装置と連通されている。現像水供
給装置によってスプレーパイプ40に供給された現像水
がブラシローラ30へ向けて噴出供給される。
【0032】スプレーパイプ42は、搬送ローラ対28
の上下のローラの間に向けて吐出口(図示省略)が形成
されている。このスプレーパイプ42も管路38から分
岐している管路で後述する現像水供給装置と連通してい
る。スプレーパイプ42へ現像水が送りこまれ、搬送ロ
ーラ対28の上下のローラの間へ現像水を噴出するよう
になっている。
【0033】ブラシローラ30の上部には、断面形状が
略コ字状のブラシカバー39が配置されている。このカ
バー39はブラシローラ30が回転する(図面で反時計
方向)ことにより、ブラシローラ30に付着している現
像水が飛散するのを防止している。
【0034】現像水供給装置は循環ポンプ44と、フイ
ルタ46と、循環ポンプ44と現像水回収槽22とを連
通する管路48で構成されている。
【0035】循環ポンプ44は流量可変型のポンプで、
制御装置52と接続されて、その吐出流量が制御され
る。循環ポンプ44の吐出口側へ管路38が連通され、
吸い込み口側には管路48の一端が連通されている。管
路48の他端は途中にバルブ55を介して現像水回収槽
22の底部と連通されている。この循環ポンプ44の作
動によって、現像水回収槽22内の現像水が管路48を
通って、循環ポンプ44に吸い込まれ、管路38を通っ
てスプレーパイプ34、40、42へ送られるようにな
っている。
【0036】管路38の途中にフイルタ46が配設され
ており、管路38内を通る現像水中のかす(主に水なし
平版12の表面から擦り取ったシリコーン層からの現像
かす)を濾過するようになっている。このフイルタの網
目は10μ〜500μ(好ましくは100μ〜300
μ)のものが使用されている。なお、管路38の途中に
図示しない流量センサを設け、管路38内を通過する現
像水の流量を検出し、管路38内を通過する現像水の流
量が所定流量以下になるとフイルタ46の交換時期を告
知するようにしてもよい。流量センサは一般的な流量計
を用いることが出来るが装置を小型化するためには回転
式のものが好ましい。
【0037】管路48には、バルブ55と現像水回収槽
22との間で、バルブ54によって開閉される管路56
が分岐されており、バルブ54を開放することにより、
現像水回収槽22内の現像水を図示しない排出タンク等
へ排出することができるようになっている。
【0038】また、現像水回収槽22内には、オーバー
フロー管50が設けられている。このオーバーフロー管
50は、一端が現像水の液面から所定高さに突出してお
り、他端が前記配管56に連結されている。現像水回収
槽22内の現像水の量が所定以上となり、オーバーフロ
ー管50の上端開口に達すると、最表層の現像水がオー
バーフロー管50によって排出される。このオーバーフ
ロー管50の現像水回収槽22の底部からの高さは、現
像水回収槽22に収容される現像水の最高液面に相当す
るようになっている。
【0039】この現像部14には、配管58の一端が開
口されており、この配管58の他端は、バルブ60を介
して水なし平版現像装置10の外部の水道配管に接続さ
れており、このバルブ60を開放することによって現像
水が水なし平版現像装置10の現像部14に供給可能と
なる。すなわち、前記した如く、本実施例に使用される
水なし平版現像装置10では、現像水として水道水を使
用している。現像水を供給する配管58は、現像部14
の補助槽18内に開口されており、配管58から供給さ
れる現像水は、補助槽18の底板18Aに沿って現像水
回収槽22へ流れ込むようになっている。
【0040】水道水が供給される配管58には、ソレノ
イドバルブ62及び調整弁付流量計64が配置されてお
り、これらは、制御装置52へ接続されている。このた
め、制御装置52によってソレノイドバルブ62が開放
されると水道水が水なし平版現像装置10内に供給さ
れ、制御装置52によって調整弁付流量計64が現像部
14に供給される現像水の流量を調節すると共に、制御
装置52が現像水を供給量を積算するようになってい
る。この現像水の供給量が所定値となったとき、フィル
タ16の交換、現像水の入れ換え等を行ってもよい。
【0041】また、現像部14内の配管58の先端は下
方に向けて開口しており、この配管58の開口に対向し
て給水検出装置150が配設されている。
【0042】図3に示されるように、給水検出装置15
0は、配管58の開口の下方に設けられた一対の電極1
52から成る検出部を備え、一対の電極152がホルダ
154に支持されている。一対の電極152は、配管5
8から吐出される水流の所謂水柱となった両側で水柱を
挟むように配置されている。
【0043】一対の電極152は間隔寸法Dでホルダ1
54に支持され、一対の電極152が水平状態から角度
θだけ回転したときの一対の電極152の水平方向に沿
った間隔が間隔寸法dとされている。この電極152の
間隔寸法dは、現像部14の補給必要量の水が配管58
から水柱状態で吐出されたとき、この水柱の外径寸法t
と略一致するようになっており、一対の電極152の間
が水柱によって電気的に導通状態となる。なお、図3中
には、配管58から吐出される水が速度Vとして示して
いる。
【0044】一対の電極152の各々に接続され、ホル
ダ154から引き出された配線156は、制御装置52
に接続され(図2に示す)ており、制御装置52から一
対の電極152の間に所定の電圧が印加される。制御装
置52は一対の電極152の間に印加した電圧によって
一対の電極152の間が導通状態であるか否かを検出し
て、導通状態でなかった場合に、配管58からの給水量
が所定量に達していないと判断する確認手段とされてお
り、所定量に達していない場合に、アラーム、表示等の
告知手段(図示省略)によって作業員に告知するように
なっている。
【0045】図2に示されるように、配管58は、ソレ
ノイドバルブ62と調整弁付流量計64との間で分岐さ
れ、染色部16に水を供給するための水タンク128に
開口されている。分岐された配管58Aの先端部には、
フロートバルブ66が設けられており、水タンク128
内の水の液面が所定以下となると水道水が流れ込むよう
になっている。また、配管58には、バルブ68を介し
て洗浄ホース70が設けられており、水なし平版現像装
置10内の現像部14及び染色部16が水道水によって
洗浄可能となっている。
【0046】本実施例では、水道水を直接水なし平版現
像装置10内に引き入れたが、装置内に現像水を貯留す
るタンクを設け、このタンク内の水を給水ポンプによっ
て汲み上げて現像部14及び染色部16に供給するよう
にしてもよい。
【0047】本実施例の水なし平版現像装置10には、
現像部14の入り側に、水なし平版12の通過量すなわ
ち処理量(水なし平版12の面積)を検出するアルミ検
出器86が設けられ、制御装置52に接続されている。
このアルミ検出器86は光電管を水なし平版12の幅方
向に沿って複数個配置し、水なし平版12の幅を検出
し、アルミ検出器86の上部を通過する時間を計測する
ことによって長さを検出できるから、制御装置52が1
枚毎の水なし平版12の面積及びその積算処理量を演算
することができるようになっている。なお、アルミ検出
器86は、版面上の面積を検出しても良く、水なし平版
12の長さと対応する幅の情報を予め装置に入力してお
き、1個の光電管で長さを検出することによって対応す
る幅とから面積を出しても良い。
【0048】また現像水回収槽22内の底部にはヒータ
88が配置されている。このヒータ88は図示しない電
源と接続されて、現像水を加熱するようになっている。
このヒータ88によって現像水の温度は15°〜60°
(好ましくは25°〜50°)に設定されている。
【0049】また本装置における現像時間は、10秒〜
3分(好ましくは30秒〜2分)に設定されており、染
色時間は、5秒〜1分(好ましくは10秒〜30秒)に
設定されている。
【0050】次に染色部16について説明する。染色部
16の染色槽本体90は現像槽本体20と同様に上方に
向けて開口し、底部が逆山形状に形成されて底部中央部
に染色液回収槽92が形成され、現像水回収槽22に隣
接して配置されている。染色液回収槽92内には染色液
が収容される。染色液回収槽92内にはオーバーフロー
管91が配置されている。このオーバーフロー管91の
上端は染色液回収槽92内の上部で染色液の上限レベル
位置に開口されており、他端は染色液回収槽92の底部
を貫通して外方に突出して廃液タンク72内に開口され
ている。このオーバーフロー管91は、後述する染色液
補充装置による染色液の補充によって、染色液回収槽9
2内の液面が上昇して、オーバーフロー管91の上端を
越えると染色液を染色液回収槽92内から廃液タンク7
2へ排出するようになっている。
【0051】染色槽本体90の上部には、水なし平版1
2の搬送方向に沿って、染色槽本体90への入側から順
次搬送ローラ対94、96が配置されている。搬送ロー
ラ対94、96、は、図示しないラック側板に支持さ
れ、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、
水なし平版12を挟持搬送するようになっている。これ
らの搬送ローラ対94、96は一般的なゴム材質で成形
されており、搬送する水なし平版12の表面を傷付けな
いようになっている。
【0052】また、搬送ロー対94の上側のローラに
は、ブレード95の先端部が接触されている。これによ
り、搬送ローラ対94に付着した現像かすがブレード9
5によってかき取られ、搬送ローラ対94の表面の円滑
性を保持している。また、このブレード95は、逆流防
止の役目も有している。
【0053】染色槽本体90の、水なし平版12の搬送
方向下流側には搬送ローラ対98が配置されている。こ
の搬送ローラ対98は、ロール材質がNBRゴム(ニト
リルブタジエンラバー)又はモルトンローラ等で形成さ
れており、染色液の拭き取り性が向上されている。
【0054】搬送ローラ対94と搬送ローラ対96との
間にはブラシローラ100が配置されている。ブラシロ
ーラ100も搬送ローラ対94、96と同様に図示しな
い側板に支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達
されて、例えば搬送ローラ対94、96の搬送方向に逆
らう方向(図2の時計方向)へ回転するようになってい
る。このブラシローラ100はブラシ素材をプラスチッ
ク又は金属製のロールに植えつけて形成されており、水
なし平版12の搬送方向に逆らう方向(図2の時計方
向)へ回転することで水なし平版12の表面を擦るよう
になっている。ブラシローラ100の回転数は100〜
800rpm(好ましくは200〜600rpm)に設
定されている。
【0055】このブラシローラ100の回転方向は、水
なし平版12の搬送方向と逆方向の回転(逆転)に限ら
ず、正転(図2の反時計方向)回転であってもよい。
【0056】このブラシローラ100の下部にはブラシ
ローラ30の下部と同様にローラ32が配置され、この
ローラ32の上流側に隣接してガイド板31が設けられ
ている。このため、水なし平版12は、略水平状態でロ
ーラ32とブラシローラ100の間へ挿入され、ブラシ
ローラ100によって表面へ染色液が塗布される。この
ときガイド板31は水なし平版12ケラレ防止の役目も
有している。
【0057】ブラシローラ100の周囲には、スプレー
パイプ104、105が配設されている。ブラシローラ
100の上流側上部に配設されているスプレーパイプ1
04には、略下方でブラシローラ100の近傍に延設さ
れた整流板106が配設されている。スプレーパイプ1
04には、整流板106へ向けて吐出口(図示省略)が
ブラシローラ100の軸方向に沿って所定間隔で設けら
れている。
【0058】このスプレーパイプ104は管路110を
介して後述する染色液供給装置と連通されている。これ
によってスプレーパイプ104へは染色液が送りこま
れ、整流板106へ向けて吐出され、整流板106に案
内されてブラシローラ100へ染色液が供給される。こ
のとき染色液は整流板106の板上を流下しながら広が
り、ブラシローラ100上へ均一に供給される。
【0059】ブラシローラ100の下流側上方のスプレ
ーパイプ105には、略下方で搬送ローラ対96の上下
のローラの間へ向けて延設された整流板108が設けら
れている。このスプレーパイプ105は吐出口(図示省
略)が、整流板108に対向して軸方向に沿って適当数
設けられている。スプレーパイプ105はスプレーパイ
プ104と同様に管路110を介して後述する染色液供
給装置と連通されている。これによってスプレーパイプ
105へは染色液が送りこまれ、この染色液が整流板1
08へ向けて吐出される。整流板108へ向けて吐出さ
れた染色液は、整流板108に案内されて搬送ローラ対
96の上下のローラの間へ供給される。このとき染色液
は整流板108の板上を流下しながら広がり、搬送ロー
ラ対96によって挟持される水なし平版12の表面へ均
一に供給される。
【0060】ブラシローラ100とスプレーパイプ10
4、105の上方には断面形状が略コ字状のブラシカバ
ー107が配置されている。このブラシカバー107は
ブラシローラ100の回転及びスプレーパイプ104、
105による染色液の飛散を防止している。
【0061】染色液供給装置は循環ポンプ114と、フ
イルタ116と、循環ポンプ114と染色液回収槽92
とを連通する管路118で構成されている。循環ポンプ
114の吐出口側へ管路110が連通され、吸い込み口
側には管路118の一端が連通されている。循環ポンプ
114は制御装置52へ接続されており、制御装置52
によって循環ポンプ114が作動すると、染色液回収槽
92内の染色液が管路118を通って、循環ポンプ11
4に吸い込まれ、管路110を通ってスプレーパイプ1
04、105へ送られるようになっている。
【0062】管路118の途中にフイルタ116が配設
されており、管路118内を通る染色液中のかす(主に
現像部より持ち込まれた水なし平版12の表面から擦り
取られたシリコーン層からのかす)を除去するようにな
っている。
【0063】染色液補充装置は、染色液が収容された染
色液タンク122と、染色液を染色液回収槽92内へ供
給するための染色液供給ポンプ124及び染色液回収槽
92へ供給する染色液を薄めるための水タンク128と
給水ポンプ130によって構成される。
【0064】染色液タンク122には管路126の一端
が連通されており、配管126の他端は、染色液回収槽
92に隣接して配置された補充筒132へ開口してい
る。この管路126の途中に染色液供給ポンプ124が
配設されている。また、補充筒132には、一端が水タ
ンク128内に開口された配管134の他端が開口して
いる。この配管134の中間部に給水ポンプ130が配
設されている。染色液供給ポンプ124及び給水ポンプ
130は制御装置52へ接続されている。これによっ
て、制御装置52が染色液供給ポンプ124ないし給水
ポンプ130を作動させると、染色液ないし水が、補充
筒132を介して染色液として染色液回収槽92へ供給
されるようになっている。
【0065】なお、制御装置52は、水なし平版12の
処理量及び染色液回収槽92内の染色液の経時変化を考
慮して、染色液ないし水を補充するように設定されてい
る。水なし平版12の処理量(処理面積)に応じて行わ
れる染色液の補充量は、5〜100cc/m2(好ましくは
10〜60cc/m2)に設定されている。
【0066】染色液回収槽92内の底部にはヒータ88
が配設されており、図示しない電源と接続されて染色液
を加熱するようになっている。この染色液の温度は、1
5〜45℃(好ましくは20〜40℃)に設定され、制
御装置52によってコントロールされている。
【0067】また、水なし平版現像装置10には、現像
水回収槽22及び染色液回収槽92に連通し、各々の液
面を監視するための液面測定槽が設けられている。現像
水の液面測定槽136は、配管130によって現像水回
収槽22と連通されており、液面計140が配設されて
いる。また、染色液の液面測定槽142は、配管144
によって染色液回収槽92と連通されており、液面計1
46が配設している。
【0068】これらの液面計140、146は制御装置
52に接続されており、現像水回収槽22及び染色液回
収槽92の液面レベルを所定の範囲に保つようにすると
共に、各々の液面レベルが所定範囲を以上に外れた場合
に、警報、表示等によって作業員に告知するようになっ
ている。
【0069】次に本実施例の作用について説明する。図
示しない画像焼付装置で画像が焼付けられた水なし平版
12はアルミ検出器86の上方を通過した後に現像部1
4内に挿入される。現像部14内へ挿入される水なし平
版12の感光層へ光が照射された部分すなわち露光部分
は硬化してシリコーン層へ接着し、未露光部分の感光層
は現像水によって膨潤又は溶出可能な状態となってい
る。
【0070】この状態から、水なし平版12の表面を保
護するためにラミネートされた保護フイルムを剥離した
後、水なし平版12を現像部14へ挿入する。水なし平
版12は、現像部14の搬送ローラ対24、25に挟持
搬送されながらスプレーパイプ34から噴出された現像
水が表面へ塗布される。これによって水なし平版12の
未露光部分(画像部分)の感光層は膨潤してシリコーン
層は剥がれ易くなる。
【0071】さらに水なし平版12は搬送ローラ対26
によって挟持搬送され、ブラシローラ30とローラ32
との間に挿入される。ブラシローラ30は水なし平版1
2の搬送方向に対し順方向(図2の反時計方向)へ回転
し、ローラ32上を通過する水なし平版12の上面を擦
る。このブラシローラ30へも現像水が供給されてお
り、水なし平版12は現像水を塗布されながら、ブラシ
ローラ30によって表面が擦られ、現像水によって膨潤
又は溶出した未露光部分の感光層上のシリコーンゴム層
が掻き取られる。これによって水なし平版12には露光
部分(非画像部分)に相当するシリコーンゴム層が残
り、ポジ画像が形成される。
【0072】水なし平版12の表面へ塗布された現像水
の現像後の余剰の現像水は、現像水回収槽22内へ落下
して回収される。
【0073】さらにブラシローラ30によって未露光部
分(画像部分)のシリコーン層が掻き取られた水なし平
版12は搬送ローラ対28に挟持搬送されると共に現像
水が再度塗布されて、水なし平版12から現像水が絞り
取られる。この状態の水なし平版12は染色部16の搬
送ローラ対94間へ挿入される。この搬送ローラ対94
による挟持搬送によって、水なし平版12はブラシロー
ラ100とローラ32の間に挿入される。このブラシロ
ーラ100は、水なし平版12の搬送方向と逆方向(図
の時計方向)へ回転し、整流板106に案内されて供
給された染色液を水なし平版12の上面へ塗布する。こ
れによって感光層すなわち未露光部(画像部)に染色液
が付着して染色される。
【0074】さらに水なし平版12は搬送ローラ対96
間に挿入され、搬送ローラ対96の上側のローラへ、整
流板106によって案内されて供給される染色液が表面
へ塗布されながら染色液が絞り取られて、スクイズされ
る。水なし平版12は、染色されることにより、画像部
と非画像部とを見分け易くなり検版作業が容易となる。
【0075】画像部が染色された水なし平版12は染色
部16から送り出された後に、搬送ローラ対98間へ挿
入され、表面に残っている染色液がぬぐい取られる。な
お、この後に水洗及び乾燥工程を設けてもよい。
【0076】次に現像部14における現像水の補充につ
いて説明する。図2に示されるように、現像水回収槽2
2内の現像水は、水なし平版現像装置10が作動して、
アルミ検出器86が水なし平版12の挿入を検知する
と、ソレノイドバルブ62が開かれて、配管58を通っ
て現像部14へ送られる。このとき、水道水の流量は、
調整弁付流量計64によって調整されて所定の流量とな
って現像部14へ供給されると共に、通過量が読み取ら
れて制御装置52に積算される。また、現像部14に給
水されることにより、現像水回収槽22内の余剰となっ
た現像水は、オーバーフロー管50から現像かすと共に
排出され、常に新鮮な現像水が現像水回収槽22内に貯
留される。なお、現像水回収槽22には、現像水から現
像かすのみを分離して排出するかす取り手段を設けても
よい。また、水道水の流量は100cc/min 〜1000
0cc/min 、好ましくは200cc/min〜5000cc/min
である。
【0077】配管58から吐出される水道水(現像水)
は、配管58の開口から水柱状となって現像部14へ供
給される。このとき、給水量が所定範囲であれば、水柱
を挟むように設けられた一対の電極152がこの水柱と
接触状態となり、一対の電極の間が電気的に導通状態と
なる。ここで、水道水は導電性を有するため、導通の有
無を確認することは可能である。これを制御装置52で
確認することができる。
【0078】このとき何らかの原因で配管58から吐出
される水の量が減少すると、当然水柱の外径寸法tも細
くなる。水柱の外径寸法が細くなった場合、一対の電極
152の何れか少なくとも一方が水柱と非接触状態とな
るため、一対の電極152の間は電気的に非導通状態と
なる。制御装置52は、給水検出装置150の一対の電
極の間が非導通状態となることにより、配管58から現
像部14へ供給される水の量が少なくなったと判断し
て、アラーム、表示等によって作業員に告知するように
なる。
【0079】これによって、作業員は現像部14への給
水量が減少したことを知ることができる。これによっ
て、水なし平版12が汚れあるいは疲労した現像水によ
って処理されることがない。
【0080】配管58からの吐出される水が減少する原
因としては、ソレノイドバルブ62の作動不良、外部水
道配管からの給水量の不足、調整弁付流量計64の流量
設定ミス等が考えられるが、給水量減少を警告するこ
とにより、給水不足から現像水回収槽22内の現像水の
量が減少してヒータ88が空焚きとなることを防止する
ことができる。また、給水量が必要量なければ現像水回
収槽22内に現像水が満たされていても汚れやカスの残
量が多く、正常な処理ができなくなることを防止でき
る。すなわち、前記した給水機能部品(ソレノイドバル
ブ62、調整弁付流量計64)等の作動、ヒータ88の
空焚き防止などを水なし平版現像装置10自体で監視す
ることができる。
【0081】また、この給水検出装置150は、ホルダ
154を回転させて電極152の間隔を変えることによ
り給水設定量を変えることができる。水の流速V(m/
sec)が一定であった場合、給水検出装置150によっ
て給水状態であると検出される単位時間当たりの最低流
量Qは、式(1)で求められる。
【0082】 Q(m3/sec )=π(t/2)2 V =π(Dcos θ/2)2 V −−−(1) すなわち、給水検出装置150の設定値は、ホルダ15
4の回転角度θを変化させれば簡単に設定することが可
能となる。
【0083】なお、本発明は、本実施例の水なし平版現
像装置10の構成を限定するものではない。本発明が適
用される感光性平版印刷版処理装置は、現像部14に複
数の槽が設けられたものであってもよく、また、染色部
16に複数の槽を配置したものであってもよい。さら
に、水洗部を設けて水洗部に配置したものであってもよ
い。また、感光性平版印刷版処理装置としては、ソレノ
イドバルブ62等の給水手段(例えば給水ポンプ)が作
動したときに給水検出装置150を作動させるようにす
れば、他の感光性平版印刷版を処理する感光性平版印刷
版処理装置に適用することができるのは勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る感光性
平版印刷版処理装置の給液検出装置は、ホルダを回転さ
せて一対の検出部の間隔を設定することにより、所定流
量の処理液が吐出口から吐出されているか否かを簡単に
検出して自己診断することができる。これによって、感
光性平版印刷版を処理するための処理液の給液量が不足
することによる処理性能の劣化、装置の誤動作を未然に
防止することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る水なし平版現像装置を示す概略
外観図である。
【図2】本実施例に係る水なし平版現像装置を示す概略
構成図である。
【図3】本実施例に係る給水検出装置を示す概略斜視図
である。
【符号の説明】
10 水なし平版現像装置(感光性平版印刷版処理装
置) 12 水なし平版(感光性平版印刷版) 14 現像部 16 染色部 22 現像水回収槽(処理槽) 52 制御装置(確認手段) 58 配管(給水配管) 150 給水検出装置 152 一対の電極(一対の検出手段) 154 ホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−163668(JP,A) 特開 昭53−21960(JP,A) 実開 昭61−102870(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液によって感光性平版印刷版を現像
    処理する感光性平版印刷版処理装置に設けられて、処理
    槽へ供給される処理液を検出する感光性平版印刷版処理
    装置の給液検出装置であって、 略下方へ向けて開口して前記処理槽へ供給される処理液
    略柱状の液流となるように鉛直方向の下方へ向けて
    出する吐出口が設けられた給液管と、 前記給液管の吐出口から吐出される処理液の液流を挟む
    ように対向して配置された一対の検出部と、前記一対の検出部の一端を支持し、回転させることによ
    り前記一対の検出部の間の水平方向に沿った間隔を変更
    可能なホルダと、 前記一対の検出部の間の導通状態から所定流量の処理液
    が前記吐出口から吐出されているか否かを確認する確認
    手段と、 を備えたことを特徴とする感光性平版印刷版処理装置の
    給液検出装置。
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