JP2520939B2 - 感光性平版印刷版処理機 - Google Patents

感光性平版印刷版処理機

Info

Publication number
JP2520939B2
JP2520939B2 JP63140924A JP14092488A JP2520939B2 JP 2520939 B2 JP2520939 B2 JP 2520939B2 JP 63140924 A JP63140924 A JP 63140924A JP 14092488 A JP14092488 A JP 14092488A JP 2520939 B2 JP2520939 B2 JP 2520939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
plate
lithographic printing
printing plate
photosensitive lithographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63140924A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01310353A (ja
Inventor
洋一郎 剱持
真一 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63140924A priority Critical patent/JP2520939B2/ja
Publication of JPH01310353A publication Critical patent/JPH01310353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520939B2 publication Critical patent/JP2520939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像が焼付けられた感光性平版印刷版が処
理槽内の処理液中を搬送されて処理される感光性平版印
刷版処理機に関する。
[従来の技術] 画像が焼付けられた感光性平版印刷版は感光性平版印
刷版処理機へ送られ、この感光性平版印刷版処理機に設
けられた現像槽で現像処理された後水洗槽、リンス処理
槽、不感脂化処理槽等の全部又は一部の処理槽へ順に搬
送されて処理される。
このような感光性平版印刷版としては、アルミニウム
版やプラスチツク板の如き剛性支持体の一方の表面又は
両方の面に感光性物質を塗布したものがある。
上記現像槽へは現像液を収容されており、この現像液
は現像槽内にシーズヒータを設置したり、現像液を循環
する配管の途中に熱交換器を設置したりして加熱されて
所定の温度に制御されている。また現像槽内の現像液は
循環または攪拌することにより温度を均一にする構造と
なっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、現像槽の中でシーズヒータ等を用いて
現像液を部分的に加熱するだけでは、循環や攪拌をして
も現像液の温度分布にむらが生じ感光性平版印刷版の処
理むらが生じるという問題がある。また現像液を必要以
上に循環したり、攪拌すると空気中の炭酸ガスを吸収し
て現像液が早く劣化する。
また配管の途中に熱交換器を設置する場合は、現像液
に混入した感光物の成分、析出物、異物等が熱交換器又
は熱交換器の入口に設けたフイルタに付着するためその
メンテナンスに手間がかかる等の問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、処理槽内の感光性平版印
刷版の幅方向の処理液の温度を均一にすることが出来、
搬送しながら処理する感光性平版印刷版に処理むらが生
じることのない感光性平版印刷版処理機を得ることが目
的である。
[課題を解決するための手段] 本発明の感光性平版印刷版処理機は、 画像が焼付けられた感光性平版印刷版が処理槽内の処
理液中を搬送されて処理される感光性平版印刷版処理機
であって、 前記処理槽内の処理液の温度を所定の温度に加熱する
ヒータを感光性平版印刷版に接触しないように感光性平
版印刷版の幅方向全域に亘って処理液中に設け、感光性
平版印刷版の幅方向に沿って処理液を均一に加熱するよ
うにしたことを特徴としている。
[作用] 従って本発明では、感光性平版印刷版は処理液中を搬
送されて処理される。処理液は、感光性平版印刷版に接
触しないように感光性平版印刷版の幅方向全域に亘って
処理液中に設けられたヒータによって所定の温度に加熱
され、空気中の炭酸ガスによる処理液の劣化を少なくす
るために攪拌を最低限におさえたとしても、感光性平版
印刷版の幅方向に対して均一な温度分布を得ることがで
き、処理液中を搬送される感光性平版印刷版は均一に加
熱される。
これにより、処理液の劣化が少なく、かつ、感光性平
版印刷版がむらなく処理される。
[実施例] 第1図には本発明に係る感光性平版印刷版処理機10の
実施例が示されている。
感光性平版印刷版処理機10には、図示しない焼付装置
で画像が焼付けられた感光性平版印刷版(以下「PS版」
という)12を現像処理するための現像槽14、とこの現像
槽14からオーバーフローした現像液を回収するための現
像液回収槽16と、PS版12に付着した現像液を水洗する水
洗槽18と、PS版12へ不感脂化処理液を塗布する不感脂化
処理槽20とが備えられている。
第1図に示されるように現像槽14へのPS版12の挿入側
には、一対の搬送ローラ22が配置されている。この一対
の搬送ローラ22間へ図示しない焼付装置によって画像が
焼付けられたPS版12が挿入されるようになっている。
現像槽14は上方が開放され底部中央部が下方に向けて
突出された略逆山形状となっている。この現像槽14内に
は現像液が収容されている。現像槽14内には底壁部に沿
ってガイドローラ24、26、28、34、36、38、40が配設さ
れている。これらのガイドローラ24〜ガイドローラ40は
弾性回転部材が複数個軸支された串型のローラを形成し
ており、その軸は図示しない一対の側板間に掛渡され支
持されている。
またガイドローラ24の上方にはガイドローラ24より大
径のガイドローラ42が、ガイドローラ38の上方にはガイ
ドローラ44が配置されており、ガイドローラ40の上方に
はガイドローラ46が配置されている。これらのガイドロ
ーラ42、44、46はガイドローラ24〜ガイドローラ40と同
様に串型のローラであり図示しない一対の側板に支持さ
れている。
現像槽14内の中央部にはガイドローラ28とガイドロー
ラ34の間に一対の搬送ローラ48が配置されている。この
一対の搬送ローラ48はガイドローラ24〜ガイドローラ46
と同様に側板に回転可能に支持されており、図示しない
駆動手段の駆動力が伝達されて回転するようになってい
る。
搬送ローラ48とガイドローラ34の間にはガイドローラ
32が配置されている。ガイドローラ32はそのローラ軸の
外周に弾性回転部材が複数個軸支された串型ローラを形
成している。ガイドローラ32のローラ軸は中空状のパイ
プからできており、軸方向に沿って弾性回転部材の間に
吐出口が開口されたスプレーパイプ54を形成している。
すなわちガイドローラ32はスプレーパイプ兼用の串型ロ
ーラである。
ガイドローラ28と一対の搬送ローラ48の間にはガイド
ローラ30が配置されており、ガイドローラ24、26、28、
32、36、38、40より大径に形成されている。このガイド
ローラ30は串型のローラでガイドローラ44〜46と同様に
一対の側板に支持されている。このガイドローラ30の軸
にはブラケット50を介してガイド52が取り付けられてい
る。このガイド52の一端は一対の搬送ローラ48へ向かっ
て配置されている。このためPS版12の先端を一対の搬送
ローラ48間へ案内するようになっている。
従って一対の搬送ローラ22に挟持搬送されて現像槽14
内へ挿入されたPS版12はガイドローラ24とガイドローラ
42との間を通って斜めに搬送され、ガイドローラ26、2
8、30、ガイド52に案内されて斜めに下降し、一対の搬
送ローラ48間へ挿入される。一対の搬送ローラ48間を通
過後はガイドローラ32、34、36、38、40に案内されて斜
めに上昇し、ガイドローラ46に案内されて現像液回収槽
16の上方へ送り出されるようになっている。これにより
PS版12は現像槽14の現像液中へ浸漬されて現像されるよ
うになっている。
現像槽14のPS版12の搬送方向下流側側壁には現像槽14
の外側へ向けて屈曲された屈曲部が形成されており、こ
の屈曲部の上下方向の高さはPS版12の搬送方向上流側の
側壁よりも低くなっている。このため現像槽14内の現像
液が充満して溢れる場合屈曲部をオーバーフローして必
ず現像液回収槽16へ回収されるようになっている。
ガイドローラ32はローラ軸で、軸方向に沿って複数個
の吐出口が形成されたスプレーパイプ54は管路56の一端
と連通されている。管路56の他端は現像槽14の底部を貫
通して現像槽14内へ開口している。管路56の途中には循
環ポンプ58が配置されており、これによって現像槽14内
の現像液がスプレーパイプ54へ供給されるようになって
いる。
またガイドローラ32の上方にはスプレーパイプ60が配
置されている。このスプレーパイプ60は軸方向に沿って
開口された吐出口が複数個設けられている。このスプレ
ーパイプ60も管路56と連通されており、現像槽14の現像
液が循環ポンプ58の作動によって供給されるようになっ
ている。
スプレーパイプ54とスプレーパイプ60の吐出口は一対
の搬送ローラ48の間に向かって開口され、循環ポンプ58
によって供給された現像液をこの方向に吐出するように
なっている。
また現像槽14の上方には現像液補充タンク62と連通さ
れた管路64の一端が開口されている。この管路64の途中
には補充液ポンプ66が配置されている。さらに現像槽14
の上方には給水タンク68と連通された管路70の一端が開
口されていて、この管路70の途中には給水ポンプ72が配
置されている。これにより現像液補充タンク62内の現像
補充液(原液)と給水タンク68内の水が所定の割合で現
像槽14へ供給されるようになっている。
また現像槽14の上方には、管路74の一端が開口してい
る。この管路74の他端は現像液回収槽16の底部を貫通し
て現像液回収槽16内へ開口している。また管路74の途中
にはポンプ76が配置されている。これにより現像液回収
槽16内へオーバーフローして回収された現像液が現像槽
14内へ戻されるようになっている。
また現像槽14の底部には排液管路78の一端が開口さ
れ、他端は排液タンク80へ開口している。この排液管路
78の途中にはバルブ82が配置されている。バルブ82の開
放によって現像槽14内の現像液が排液タンク80内へ排出
されるようになっている。また現像液回収槽16の底部に
は排液管路84の一端が開口され、他端は排液タンク80へ
開口している。この排液管路84の途中にはバルブ86が配
置されている。バルブ86の開放によって現像液回収槽16
内の現像液が排液タンク80内へ排出されるようになって
いる。
これらの循環ポンプ58、補充液ポンプ66、給水ポンプ
72、ポンプ76は感光性平版印刷版処理機10に備えられた
制御部88へ接続されてその駆動が制御されるようになっ
ている。
一対の搬送ローラ22の挿入側には制御部88へ接続され
る検出器90が配置されている。この検出器90で感光性平
版印刷版処理機10の挿入口におけるPS版12の通過時間を
検出し、予め設定したPS版の処理速度及びPS版の幅寸法
を併せて制御部88で感光性平版印刷版処理機10へ挿入さ
れるPS版12の面積を演算するようになっている。
また管路56の途中には疲労度検出器92が配置されてお
り、現像液の電気伝導度を検出することにより現像液の
疲労度を測定するようになっている。この疲労度検出器
92も制御部88へ接続されている。
また一対の搬送ローラ22のPS版12挿入側には合紙有無
検出センサ94が配置されている。この合紙有無検出セン
サ94は制御部88に接続されており、PS版12の裏面に合紙
が付着している場合にはこの合紙の存在を制御部88へ電
気信号によって伝達するようになっている。この合紙有
無検出センサ94としては接触式の検出センサ又は非接触
式の検出センサが使用できる。接触式の検出センサとし
て例えばPS版12の裏面へ接触子を接触させて抵抗(イン
ピーダンス)値を抵抗測定器によって測定するものがあ
る。この抵抗値が合紙の有る場合と無い場合とで大きく
異なることを利用して合紙の存在を検出することができ
る。また非接触式として例えばPS版12の裏面へ光源16か
ら光を照射してその反射光を受光器によって受光し、こ
の反射率を検出するものがあり、これによって合紙の存
在を検出してもよい。
一方制御部88には警告装置96が接続されている。PS版
12の裏面に合紙が付着している場合にこの警告装置96は
制御部88によって作動し、警告を発し、合紙が付着して
いることを操作員へ知らせるようになっている。この警
告装置96としてブザー、警告灯を使用することが出来
る。
また現像槽14の底部には、棒状のヒータ98が配置され
ている。
第2図に示されるようにヒータ98は、略コ字状に屈曲
されて両端の屈曲部は一対の取付板99によって現像槽14
へ固定されており、ヒータの電極端子部は現像液の液面
上から突出している。このヒータ98内には、現像槽14の
底壁に沿う平端部内にニクロム線等の電熱線が挿入され
ている。
このヒータ98の平端部には感熱部97が当接して配置さ
れており、この感熱部97がヒータ98の温度を検知して、
ヒータ電流を制御することによって現像槽14内の現像液
が所定の温度に加熱されるようになつている。またこの
ヒータ98はPS版12の幅方向に沿って全域に渡って配置さ
れているので現像槽14内の現像液をPS版12の幅方向では
均一に加熱する。
本実施例では棒状のヒータ98を1本だけPS版の幅方向
に沿って全域に渡り配置したが、現像槽方向に対しより
確実に均一加熱をする場合、同様の棒状のヒータ98を複
数本、PS版の進方向へ並べて配置することもできる。
また同様にPS版の全幅に渡り、面状のヒータを配置す
ることもできる。面状のヒータは棒状のヒータに対しヒ
ータ表面の電流密度を下げるが、広い面積を均一に加熱
することができるので、同様の効果が得られる。
このようにして本実施例ではPS版を搬送しながら均一
に現像処理をすることができる。
また現像槽14内の現像液の液面は浮き蓋100で覆われ
ている。この浮蓋100は現像液が空気中の炭酸ガスを吸
収して現像液中のアルカリ成分を中和することにより起
きる現像液の劣化を防止している。この蓋100は発泡ナ
イロンで成形されているため現像槽14内の現像液の上面
に浮くようになっており、また液面が上下しても確実に
追随するようになっている。
第1図に示されるように現像液回収槽16と水洗槽18と
の隣接する側壁上部には上下一対の搬送ローラ102が配
置されている。これらの一対の搬送ローラ102は図示し
ない一対の側板に支持されており、図示しない駆動手段
の駆動力が伝達されて回転するようになっている。下側
の搬送ローラ102には現像液回収槽16内に配置された回
収ローラ104が当接されている。これによりPS版12によ
って持出されて一対の搬送ローラ102へ付着した現像液
が現像液回収槽16内へ回収されるようになっている。
また上側の搬送ローラ102には水洗槽18側に金属ロー
ラ106が当接配置され搬送ローラ102に付着した水を絞り
水洗槽へ戻すようになっている。
水洗槽18内にはPS版12の搬送方向下流側に上下一対の
搬送ローラ108が配置されている。これらの一対の搬送
ローラ108も一対の搬送ローラ102と同様に図示しない一
対の側板に支持されており、一対の搬送ローラ102と同
様に図示しない駆動手段の駆動力により回転するように
なっている。
したがって現像槽14から送り出されたPS版12は一対の
搬送ローラ102に挟持搬送されて、水洗槽18の一対の搬
送ローラ108間へ挿入され、不感脂化処理槽20へと送り
出されるようになっている。
一対の搬送ローラ102と一対の搬送ローラ108との間に
はガイドローラ112が配置され、その上方にはスプレー
パイプ114が配置されている。スプレーパイプ114は中空
状のパイプで成形されており、軸方向に沿って複数個の
吐出口が形成されている。またガイドローラ112はガイ
ドローラ32と同様にスプレーパイプの外周に弾性回転部
材を構成する複数のローラが取り付られている。このた
めスプレーパイプ114はPS版12へ水洗水を供給すると共
にPS版12を案内する機能をも備えている。水洗槽18の底
部には管路110の一端が開口しており、他端はスプレー
パイプを兼ねたガイドローラ112とスプレーパイプ114に
連通している。管路110の途中には循環ポンプ116が配置
されており、水洗槽18内の水洗水を串型ローラ112、ス
プレーパイプ114へ供給してPS版12を水洗するようにな
っている。また下側の搬送ローラ102には回収ローラ118
が当接配置されている。これにより、一対の搬送ローラ
102に付着した水洗水が水洗槽18内へ回収されるように
なっている。
さらに水洗槽18の上部には給水タンク68と連通した管
路120の一端が開口しており、この管路120の途中には給
水ポンプ122が配置されている。このため給水ポンプ122
の作動によって給水タンク68内の水洗水が水洗槽18内へ
供給されるようになっている。
また水洗槽18の底部には排液管路124の一端が開口し
ており、他端は排液タンク126と連通している。この排
液管路124の途中にはバルブ128が配置されている。この
バルブ128の開放時には水洗槽18内の水洗水が排液タン
ク126内へ排出されるようになっている。
これらの循環ポンプ116、給水ポンプ122は制御部88と
接続されており、その作動が制御されるよになってい
る。
水洗槽18のPS版12の搬送方向下流側に配置された不感
脂化処理槽20の上部には一対の搬送ローラ130が配置さ
れている。この一対の搬送ローラ130は図示しない一対
の側板間に掛渡され回転可能に支持されている。この一
対の搬送ローラ130へは図示しない駆動手段の駆動力が
伝達されて回転するようになっている。この一対の搬送
ローラ130の間には一対の搬送ローラ108から送り出され
たPS版12が挿入されるようになっている。
不感脂化処理槽20の上部で一対の搬送ローラ130と一
対の搬送ローラ108との間には水洗槽18に配置されたス
プレーパイプ114とガイドローラ112に同様なスプレーパ
イプ132とガイドローラ134が配置されている。これらの
スプレーパイプ132、ガイドローラ134は管路136の一端
と連通されている。管路136の他端は不感脂化処理槽20
の底部を貫通して不感脂化処理槽20内へ突出し開口して
いる。管路136の途中には循環ポンプ138が配置されてお
り、この循環ポンプ138の作動によって不感脂化処理槽2
0内の不感脂化処理液がスプレーパイプ132、ガイドロー
ラ134へ供給されるようになっている。
また不感脂化処理槽20の上方には管路144の一端が開
口しており、管路144の他端は不感脂化処理液補充タン
ク146内へ連通している。管路144の途中には補充液ポン
プ148が配置されており、この補充液ポンプ148の作動に
よって不感脂化処理槽20内へ不感脂化処理液補充タンク
146の不感脂化処理液が供給されるようになっている。
また不感脂化処理槽20の上方には管路140の一端が開
口しており、管路140の他端は給水タンク68内へ連通し
ている。管路140の途中には給水ポンプ142が配置されて
おり、これの作動によって水が不感脂化処理槽20へ供給
されるようになっている。
また不感脂化処理槽20の底部には排液管路150の一端
が開口している。この管路150の他端は排気タンク152と
連通している。排液タンク152の途中にはバルブ154が配
置されている。このバルブ154の開放によって不感脂化
処理槽20内の不感脂化処理液が排液タンク152内へ排出
されるようになっている。
循環ポンプ138、補充液ポンプ148、給水ポンプ142は
制御部88と接続されており、その作動が制御されるよう
になっている。
次に本実施例の作用について説明する。
図示しない焼付装置で画像が焼付けられたPS版12は感
光性平版印刷版処理機の一対の搬送ローラ22へ挿入され
る。
このときPS版12は検出器94によって合紙が裏面に付着
しているか否かが検出される。合紙が付着している場合
にはPS版12の搬送が停止され、これと同時に警告装置96
によって警告が出される 合紙が付着していない場合にはPS版12は一対の搬送ロ
ーラ22から送り出された後にガイドローラ42、ガイドロ
ーラ24に案内されて現像槽14内へ送り込まれる。現像槽
14内へ送り込まれたPS版12はガイドローラ26、28、30に
案内され下降して、現像槽14の中央部へ送られる。
現像槽14の中央部へ送られたPS版12はガイド52に案内
されて一対の搬送ローラ48間へへ挿入される。この一対
の搬送ローラ48から送り出されたPS版12はガイドローラ
32、34、36、38、40、44、46に案内されて上昇し現像槽
14から送り出される。
この搬送によってPS版12は現像槽14内の現像液に浸漬
されて現像処理される。
現像液の上面は蓋100によって覆われているので空気
に触れることによる劣化が防止されている。
さらにPS版12は現像槽14内の現像液中でスプレーパイ
プ54、60によって現像液が吹付られており、PS版12が確
実に現像処理されるようになっている。またこのスプレ
ーパイプ54、60によって吐出した現像液は現像槽14内の
現像液に混入し、現像槽14内の現像液は循環ポンプによ
って循環され管路56を通って再びスプレーパイプ54、60
から吐出するようになっている。
現像槽14から送り出されたPS版12は現像液回収槽16の
一対の搬送ローラ102へ挿入され挟持搬送される。この
挟持によってPS版12に付着している現像液が一対の搬送
ローラ102によって絞り取られ液切りされる。この絞り
取られた現像液は下側の一対の搬送ローラ102の表面を
伝わり回収ローラ104によって現像液回収槽16内へ回収
される。また現像液回収槽16には補充液ポンプ66と給水
ポンプ72の駆動により現像補充液と水が現像槽14に補充
される際にオーバーフローする現像液をも回収するよう
になっている。このように現像液回収槽16へ回収された
現像液は上述の如く管路74を通ってポンプ76により現像
槽14内へ戻されるようになっている。
一対の搬送ローラ102を送り出されたPS版12はガイド
ローラ112に案内されて一対の搬送ローラ108へ搬送挿入
される。
この搬送の途中でPS版12の両面へはガイドローラ112
を兼ねたスプレーパイプ及びスプレーパイプ114によっ
て水洗水が供給される。この水洗水によってPS版12の両
面に付着していた現像液、折出物、異物等が洗い流され
る。
一対の搬送ローラ108を送り出されたPS版12はガイド
ローラ134によって案内されて一対の搬送ローラ130へ挿
入される。一対の搬送ローラ130へ挿入される直前でPS
版12は両面へスプレーパイプ132、ガイドローラ134のス
プレーパイプによって不感脂化処理液が塗布される。こ
の不感脂化処理液の塗布によってPS版12の表面が保護さ
れるようになっている。
現像槽で多数のPS版を現像処理した場合、現像液が疲
労する。この現像液の疲労度は処理されるPS版の面積を
検出器90で検出し、制御部88で演算することにより推定
できる。しかしこれは現像液の疲労度がPS版12の画像部
の面積と非画像部の面積の比によって変動するという欠
点がある。(画像部の面積が広ければ、現像液の疲労が
大きく)また検出器92によって現像液の電気伝導度を検
出し疲労度を測る方法もある。しかしながら、検出器92
もPS版12の溶解折出物、現像液成分の折出物等が付着し
て、検出器92による電気伝導度の検出値に異常が発生す
る場合がある。そこで現像液の疲労度を正確に検出する
ために通常検出器90と検出器92を合わせて使用する。そ
してこの結果に基づいて制御部88で補充液ポンプ66と給
水ポンプ72の必要作動時間が演算され、現像疲労度に応
じた補充量の現像補充液(原液)を現像液補充タンク62
から、また水を給水タンク68から一定の割合で供給する
べく補充液ポンプ66と給水ポンプ72が作動する。もし検
出器90によって検出されPS版12の挿入面積から演算され
た必要補充液量の値と、検出器92で検出された現像液の
電気伝導度から演算された必要補充液量の値との差が異
常値を示した場合は、警告を発生する。あるいは以下に
述べるように、PS版12の挿入面積に基づく補充方式に、
自動又は手動で切替られるようになっている。
すなわち検出器90によって、挿入されるPS版12の面積
を検出し、この検出結果に基づいて補充液ポンプ66と給
水ポンプ72の作動時間が演算されPS版12の面積に応じた
補充量だけ現像補充液を供給すべく補充液ポンプ66、給
水ポンプ72が作動されるようになっている。
一方水洗槽18には給水ポンプ122によって水洗水が補
充され、不感脂化処理槽20には補充液ポンプ148により
不感脂化処理液と給水ポンプ142により水が一定の割合
で補充されるようになっている。
各処理液、水はPS版12の処理量に応じた補充量だけ制
御部88でコントロールされるようになっている。
[発明の効果] 以上に説明したように本発明では、処理液が、感光性
平版印刷版に接続しないように感光性平版印刷版の幅方
向全域に亘って処理液中に設けられたヒータによって所
定の温度に加熱され、空気中の炭酸ガスによる処理液の
劣化を少なくするために攪拌を最低限におさえたとして
も、感光性平版印刷版の幅方向に対して均一な温度分布
を得ることができ、処理液中を搬送される感光性平版印
刷版は均一に加熱され、処理液の劣化が少なく、かつ、
感光性平版印刷版がむらなく処理されるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る感光性平版印刷版処理機の実施例
を示す概略構成図、第2図は第1図のII-II線に沿って
切断した断面図である。 10……感光性平版印刷版処理機、12……感光性平版印刷
版(「PS版)、14……現像槽、16……現像液回収槽、18
……水洗槽、20……不感脂化処理槽、98……ヒータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像が焼付けられた感光性平版印刷版が処
    理槽内の処理液中を搬送されて処理される感光性平版印
    刷版処理機であって、 前記処理槽内の処理液の温度を所定の温度に加熱するヒ
    ータを感光性平版印刷版に接触しないように感光性平版
    印刷版の幅方向全域に亘って処理液中に設け、感光性平
    版印刷版の幅方向に沿って処理液を均一に加熱するよう
    にしたことを特徴とする感光性平版印刷版処理機。
JP63140924A 1988-06-08 1988-06-08 感光性平版印刷版処理機 Expired - Fee Related JP2520939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63140924A JP2520939B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 感光性平版印刷版処理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63140924A JP2520939B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 感光性平版印刷版処理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01310353A JPH01310353A (ja) 1989-12-14
JP2520939B2 true JP2520939B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=15279982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63140924A Expired - Fee Related JP2520939B2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08 感光性平版印刷版処理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520939B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6012117Y2 (ja) * 1980-06-30 1985-04-19 コニカ株式会社 自動現像機
JPS60135946A (ja) * 1983-12-23 1985-07-19 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 画像記録装置
JPS623255A (ja) * 1985-06-28 1987-01-09 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 画像記録装置
JPS6420551A (en) * 1987-07-16 1989-01-24 Konishiroku Photo Ind Developing processor for photosensitive lithographic printing plate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01310353A (ja) 1989-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0346871B1 (en) Photo-sensitive printing plate automatic developing apparatus
JP2520939B2 (ja) 感光性平版印刷版処理機
US5579076A (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
JP2522818B2 (ja) 感光性平版印刷版処理機
US5479233A (en) Photosensitive lithographic printing plate processing apparatus
JPH067257B2 (ja) 感光材料現像装置
US5752121A (en) Photographic processing apparatus
JP2534440B2 (ja) 感光性平版印刷版処理装置
JPH0738917Y2 (ja) 感光性平版印刷版処理機の感熱部構造
JPH01310355A (ja) 感光性平版印刷版処理機
JPH05341535A (ja) 感光性平版印刷版処理装置の廃液回収方法
JPH021864A (ja) 感光性平版印刷版処理装置
JPH01310354A (ja) 感光性平版印刷版処理機
JPH0738918Y2 (ja) 感光性平版印刷版処理機の補充液供給部構造
JPH021865A (ja) 感光性平版印刷版処理装置
JPH05165224A (ja) 感光性平版印刷版自動現像機
JP3467132B2 (ja) 給排水装置
JPH022569A (ja) 感光性平版印刷版自動現像機
JP3027478B2 (ja) 感光性平版印刷版処理装置の給液検出装置
JP2501273Y2 (ja) 感光性平版印刷版処理機
JPH0738916Y2 (ja) 感光性平版印刷版処理機の泡立ち防止構造
JPH0387837A (ja) 感光材料処理装置
JP2931489B2 (ja) 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置
JPH0635164A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH0624171A (ja) 感光性平版印刷版処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees