JPH0738917Y2 - 感光性平版印刷版処理機の感熱部構造 - Google Patents

感光性平版印刷版処理機の感熱部構造

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JPH0738917Y2
JPH0738917Y2 JP6096588U JP6096588U JPH0738917Y2 JP H0738917 Y2 JPH0738917 Y2 JP H0738917Y2 JP 6096588 U JP6096588 U JP 6096588U JP 6096588 U JP6096588 U JP 6096588U JP H0738917 Y2 JPH0738917 Y2 JP H0738917Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は画像が焼付けられた感光性平版印刷版を処理槽
で処理液により処理する感光性平版印刷版処理機に適用
され、その処理液を加温するために処理槽内に配置され
たヒータの温度を検出するための感熱部構造に関する。
[従来の技術] 感光性平版印刷版自動処理機には画像が焼付けられた感
光性平版印刷版を処理液が満たされた処理槽に浸漬する
ことにより現像処理を行なうタイプのものがある。
この様な感光性平版印刷版処理機では、現像液の温度を
加温して所定温度にするために現像槽内にヒータが配置
されている。このヒータの温度は現像槽の外側に配置さ
れた温度検出器により常時検出されるようになってお
り、空だきのようなヒータの過加熱を検出した場合には
ヒータへの通電を遮断するようになっている。このよう
なヒータの温度を検出するための従来の感熱部の構造が
第6図に示されている。
現像槽1の底部にはヒータ2が配設されている。このヒ
ータ2の下面は断面コ字状の伝熱部材3へ当接支持され
ている。この伝熱部材3は現像槽1の底部に形成された
円形開口内に配置された感熱板4に固着支持されてい
る。感熱板4は周縁部が現像槽1の底面に溶接された環
状のハウジング5に固着支持されており、このハウジン
グ5の環内には感熱センサ6が配置されている。従って
ヒータ2の温度は伝熱部材3、感熱板4を介して感熱セ
ンサ6により検出されるようになっている。なお、感熱
板4とハウジング5との間にはOリング7が介在されて
現像液の液漏れを防ぐようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上述の如く、感熱センサ6がハウジング5の環内に配置
されているため、構造上感熱板4が大型化されなければ
ならず、その為感熱板4の放熱面が増大し、感熱センサ
6に対する熱伝導が悪化し、それにより正確なヒータ2
の温度検出が困難になりヒータの空だき防止という観点
からは十分とはいえなかった。
また近年では感熱センサ6の容量の大型化に伴い、感熱
センサ6の許容電流値が増大するため、感熱センサ6自
体が大型化し感熱板4が増々大型化され上述の問題が増
幅されることとなっている。
本考案は上記事実を考慮し、感熱板のサイズを小型化で
き、それにより放熱性を低下させ、正確なヒータの温度
を検出できヒータの空だき防止に有用な感光性平版印刷
版処理機の感熱部構造を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、画像が焼付けられた感光性平版印刷版を処理
槽で処理液により処理する感光性平版印刷版処理機に用
いられ、前記処理槽内の処理液を加温するために処理槽
内に配置されたヒータの温度検出用感熱部構造であっ
て、前記ヒータと接触している感熱板と、前記感熱板を
支持すると共に前記処理槽に形成された開口を閉塞する
環状のハウジング部材と、前記ハウジング部材の前記開
口部から露出する処理槽外側へ取りつけられる感熱セン
サと、前記ハウジング部材内に配置されて前記感熱板と
前記感熱センサとを連結する高熱伝導性部材と、を備え
ることを特徴としている。
[作用] 本考案によれば現像槽内のヒータから発生した熱は小型
で薄肉の感熱板を伝導し、さらに感熱板に密着した高熱
伝導性部材を伝導し、次いで高熱伝導性部材に密着した
感熱センサの感熱部を伝導し、感熱センサに伝達する。
従って、現像槽内のヒータの温度は感熱板とハウジング
内に配設された高熱伝導性部材とを介して感熱センサに
より速やかに検出され、処理槽内のヒータの電流制御が
行なわれる。
[考案の効果] 上述の如く、本考案によれば、ハウジングには伝熱部材
のみが配置されているので、感熱板の小型化により感熱
板の放熱性、即ち加熱板の面方向への熱の散逸を減少さ
せると共に、加熱板の厚さを処理槽内の処理液の水頭に
耐え得る限り薄くできて、感熱板の熱伝導性を向上して
おりさらに高熱伝導性部材が感熱板と感熱センサの間に
あってこの両者に密着し、両者を連結しているので両者
の間の熱伝導性も向上している。これにより正確なヒー
タの温度が検出できヒータの空だき防止に有用であると
いう優れた効果を有する。
[考案の実施例] 第1図には本考案に係る感光性平版印刷版処理機10の実
施例が示されている。
感光性平版印刷版自動処理機10には、図示しない焼付装
置で画像が焼付けられた感光性平版印刷版(以下PS版と
いう)12を現像処理するための現像槽14と、この現像槽
14からオーバーフローした現像液を回収するための現像
液回収槽16と、PS版12に付着した現像液を水洗する水洗
槽18と、PS版12へフイニツシヤーを塗布する不感脂化処
理槽20とが備えられている。
第1図に示されるように現像槽14へのPS版12の挿入側に
は一対の搬送ローラ22が配置されている。この搬送ロー
ラ22に図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた
PS版12が挿入されるようになっている。
この現像槽14は上方が開口され底部中央部が下方に向け
て突出された略逆山形状となっている。この現像槽14内
には現像液24が収容されている。また現像槽14内には底
壁部に沿ってガイドローラ26、28、30、32、34、36、38
が配置されている。これらのガイドローラ26〜38は図示
しない一対の側板間に掛渡され回転可能に支持されてい
る。またガイドローラ34と36との間にはガイド機能と液
を吐出する機能とを備えた串型ローラ40が配置されてい
る。第2図に示されている如くこの串型ローラ40は軸方
向に沿って複数の吐出口41Aが所定間隔で設けられたス
プレーパイプ41Bの外周にガイドローラ41Cが軸に対して
回転自在に支持されて構成されている。従って、この串
型ローラ40は吐出口41Aから現像液を吐出すると共にガ
イドローラ41CによりPS版12を案内するようになってい
る。さらに搬送ローラ22寄りのガイドローラ26の上方に
はガイドローラ42が配置されている。さらにガイドロー
ラ28とガイドローラ30との間の上方にはガイドローラ44
が、ガイドローラ32とガイドローラ34との間の上方には
ガイドローラ46が、串型ローラ40とガイドローラ36との
間の上方にはガイドローラ48が、またガイドローラ38の
上方にはガイドローラ50が、夫々配置されており、ガイ
ドローラ26〜38と同様に図示しない一対の側板に支持さ
れている。
現像槽14内の中央部にはガイドローラ34と串型ローラ40
との間に一対の搬送ローラ52が配置されている。この搬
送ローラ52はガイドローラ26〜38と同様に側板に支持さ
れており、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回
転されるようになっている。
従って搬送ローラ22に挟持搬送されて現像槽14内へ挿入
されたPS版12はガイドローラ42とガイドローラ26との間
を通って、ガイドローラ44とガイドローラ28、30との間
へ案内され、ガイドローラ46とガイドローラ32、34との
間を通って斜めに下降して搬送ローラ52間へ挿入され、
搬送ローラ52を通過後は串型ローラ40とガイドローラ4
8、36、38に案内されて斜めに上昇し、ガイドローラ50
に案内されて現像液回収槽16の上方へ送り出されるよう
になっている。このようにPS版12は現像槽14内の現像液
24へ浸漬されて現像されるようになっている。
現像槽14のPS版12の搬送方向下流側側壁には現像槽14の
外側へ向けて屈曲された屈曲部が形成されており、この
屈曲部の上下方向の高さはPS版12の搬送方向上流側の側
壁よりも低くなっている。このため現像槽14内の現像液
24がオーバーフローされる場合には必ず現像液回収槽16
へ回収されるようになっている。
現像槽14の底部には管路54の一端が連通されている。管
路54の途中には循環ポンプ56が配置されており、他端は
現像槽14の現像液24中に配置された串型ローラ40及びス
プレーパイプ58と連通している。これにより現像槽14内
の現像液24がスプレーされながら循環されるのでより効
果的な撹拌が行なわれるようになっている。
また現像液回収槽16の底部には管路60の一端が開口して
おり、他端は途中にポンプ62を介して現像槽14の上方に
開口している。これにより現像液回収槽16内へオーバー
フローして回収された現像液が現像槽14内へ戻されるよ
うになっている。
また現像槽14へは現像液補充タンク64と連通された管路
66が、開口されている。この管路66の途中には補充液ポ
ンプ68が配置されている。さりに現像槽14へは給水タン
ク65と連通された管路67が開口されていて、この管路67
の途中には給水ポンプ69が配置されている。これにより
現像液補充タンク64内の現像補充液(原液)と給水タン
ク65内の水が所定の割合になるように現像槽14へ供給さ
れるようになっている。
また現像槽14及び回収槽16の底部には排液管路55、61が
開口され、さらに排液タンク57に連通されていて、この
排液管路55、61の途中にはバルブ55A、61Aが配置されて
いる。
これらのポンプ62、補充液ポンプ68、循環ポンプ56は感
光性平版印刷版処理機10に備えられた制御部70へ接続さ
れて駆動が制御されるようになっている。
また搬送ローラ22の挿入側は検出器72が配置されてお
り、PS版12の感光性平版印刷版処理機10への挿入状態を
検出することによって感光性平版印刷版処理機10へ挿入
されるPS版12の面積を検出するようになっている。この
検出器72は制御部70へ接続されている。
また管路54の途中には疲労度検出器74が配置されてお
り、現像液の電気伝導度を検出することにより現像液の
疲労度を測定するようになっている。この疲労度検出器
74も制御部70へ接続されている。
また現像槽14の現像液24中にはヒータ200が配設されて
おり、これにより現像液24は加温されてPS版12の現像処
理に適する温度に維持されるようになっている。
このヒータ200は第3図に示されている如く、現像液24
中においてラツクの一対の側板202及び204に支持されて
いる。このヒータ200は略コ字状に屈曲されて両端部は
現像液24の表面から上方に突出されている。このヒータ
200内にはニクロム線のような電熱線が挿入されてい
る。
現像槽14の底部にはヒータ200の温度を検出してヒータ2
00の過加熱を防止する感熱部208が設けられている。
この感熱部208については第4、5図を参照して詳細に
説明する。
感熱部208はヒータ200に当接される感熱板210と、感熱
板210へ現像槽14の外側から当接された熱伝導性の優れ
た熱伝導部材212と、熱伝導部材212へ連結された感熱セ
ンサ214と、感熱板210、熱伝導部材212及び感熱センサ2
14を現像槽14の底部に支持させるためのハウジング216
と、を備えている。
感熱板210はステンレススチール製で略ハツト形状をし
ており、その頂部211Aの肉厚はフランジ部211B等の他部
に比較して薄くなっており、感熱性が向上されている。
ハウジング216はPVC等の樹脂製で内側に円柱状の空間21
7Aが形成された環状体となっている。感熱板210は頂部2
11Aと空間217Aとが対向するようにフランジ部211Bを介
してボルト218でハウジング216へ固着されている。ハウ
ジング216の感熱板210との対向面には環状の溝217Bが形
成され、そこにはOリング219が配置されて感熱板210と
ハウジング216との密着状態でOリングの外周方向から
内周方向へ現像液が漏出しないようになっている。
熱伝導部材212はアルミニウム製で円柱形状となってい
る。この熱伝導部材212の径は空間217Aの径より小径と
なっているが、その高さサイズは感熱板210とハウジン
グ216とが固着されている状態で頂部211Aの下面とハウ
ジング216の下面との距離より若干大きくなっている。
この熱伝導部材212がハウジング216の空間217Aに挿入さ
れた状態で感熱センサ214はその感熱面215Aで空間217A
を閉塞するようにボルト220でハウジング216へ固着され
る。感熱センサ214のハウジング216への固着により熱伝
導部材212は感熱板210の頂部211Aと感熱センサ214の感
熱面215Aとで押圧挟持されるので、感熱板210から感熱
センサ214への熱伝導が確実となる。
上述の如く感熱板210、ハウジング216、熱伝導部材212
及び感熱センサ214が組み付けられた状態でハウジング2
16は感熱センサ214及び熱伝導部材212が現像槽14の外側
に位置するように現像槽14の底部に形成された円孔14A
に嵌合され溶接されている。この溶接はハウジング216
の外周に沿って環状に行なわれ、円孔14Aとハウジング2
16との間から現像液24が漏出するのが防止されている。
そして感熱板210の頂部211Aにはヒータ200がリテーナ22
2で押圧当接されている。
上述の如く構成された感熱部208はヒータ200の温度を感
熱板210、熱伝導部材212を介して感熱センサ214で確実
に検出してヒータ電流の制御をするようになっている。
また感熱部208において熱伝導部材212のみがハウジング
216内に挿入されるのでハウジング216は小径とされ、そ
れに伴って感熱板210も小型のものが使用できるので、
感熱板210の面の外周方向への放熱量も小さくなり、ま
た感熱板210が小型にできることにより感熱板210のフラ
ンジのハツト形状頂部211Aの肉厚を処理槽内の処理液の
水頭に耐え得る限りに薄くできるので、さらにヒータ20
0と感熱センサ214との間の熱伝導が向上されている。
第1図に示されるように現像液回収槽16と水洗槽18との
隣接する側壁上部には上下一対の搬送ローラ76が配置さ
れている。これらの搬送ローラ76は図示しない一対の側
板に支持されており、図示しない駆動手段の駆動力が伝
達されて回転するようになっている。下側の搬送ローラ
76には現像液回収槽16内に配置された回収ローラ78が当
接されている。これによりPS版12によって持出されて搬
送ローラ76へ付着した現像液24は現像液回収槽16内へ回
収されるようになっている。
水洗槽18内にはPS版12の搬送方向下流側に上下一対の搬
送ローラ82が配置されている。これらの搬送ローラ82も
搬送ローラ76と同様に図示しない一対の側板に支持され
ており、それらと同様に駆動されるようになっている。
したがって現像槽14から送り出されたPS版12は搬送ロー
ラ76に挟持搬送されて、水洗槽18の搬送ローラ対82間へ
挿入され、不感脂化処理槽20へと送り出されるようにな
っている。
水洗槽18の底部には管路88の一端が開口しており、他端
は搬送ローラ76と搬送ローラ82との間に配置された串型
ローラ84、86と連通されている。また管路88の途中には
ポンプ90が配置されており、水洗槽18内の水洗水を串型
ローラ84、86へ供給してPS版12を水洗するようになって
いる。また、下側搬送ローラ76には回収ローラ80が当接
されている。これにより、下側搬送ローラ76に付着され
た水洗水は水洗槽18に回収されるようになっている。
さらに水洗槽18の底部には給水タンク65と連通された管
路89が開口されており、この管路89の途中には給水ポン
プ91が配置されている。
また水洗槽18の底部には排液管路89Aが開口されてお
り、排液タンク89Bに連通されている。この排液管路89A
の途中にはバルブ89Cが配置されている。
不感脂化処理槽20には上下一対の搬送ローラ92が図示し
ない一対の側板間に掛渡され支持されている。この搬送
ローラ92へは図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて
回転されるようになっている。
またこれらの側板には搬送ローラ92と搬送ローラ82との
間にPS版12の搬送路上方にはフイニツシヤー吐出用パイ
プ98が、また搬送路の下方にはPS版12の下面を支持して
搬送ローラ92に案内するフイニツシヤー吐出用串型ロー
ラ99がそれぞれ掛渡されている。フイニツシヤー吐出用
パイプ98及びフイニツシヤー吐出用串型ローラ99には軸
方向に沿って複数の吐出口が設けられており、フイニツ
シヤー吐出用パイプ98及びフイニツシヤー吐出用串型ロ
ーラ99へ供給されたフイニツシヤーが吐出されてPS版12
に塗布されるようになっている。このフイニツシヤー吐
出用パイプ98及びフイニツシヤー吐出用串型ローラ99に
は管路102を介して循環ポンプ134が連結されており、循
環ポンプ134によって不感脂化処理槽20内のフイニツシ
ヤーがフイニツシヤー吐出用パイプ98及びフイニツシヤ
ー吐出用串型ローラ99に供給されるようになっている。
また不感脂化処理槽20の底部には補充液タンク135と連
通された管路103が開口されていて、この管路103の途中
には補充液ポンプ135Aが配置されている。さらに不感脂
化処理槽20の底部には給水タンク65と連通された管路93
が開口されていて、この管路93の途中には給水ポンプ93
Aが配置されている。
これによりフイニツシヤー補充用タンク135内のフイニ
ツシヤー(原液)と給水タンク65内の水とが一定の割合
で不感脂化処理槽20内へ供給される。
次に本実施例の作用について説明する。
現像槽14内の現像液はヒータ200で加温されていると共
に、循環ポンプ56の稼働によって撹拌されてPS版12の現
像処理に好適な状態に維持されている。その現像槽14内
へは搬送ローラ22によって挟持搬送されたPS版12がガイ
ドローラ42、26に案内されて送り込まれる。現像槽14内
に送り込まれたPS版12はガイドローラ44、28、30、46、
32、34に案内されて下降して現像槽14の中央部へ送ら
れ、搬送ローラ52へ挿入される。搬送ローラ52によって
挟持搬送されたPS版12は串型ローラ40、ガイドローラ4
8、36、38、50に案内されて上昇して現像槽14内から送
り出される。
このようにPS版12は現像槽14内の現像液24へ浸漬されて
現像処理される。
なお現像槽14の現像液24が空の場合はヒータ200の空だ
きが感熱部208で検出でき、感熱センサ内に内蔵された
電流遮断器を作動させて現像槽14を保護するようになっ
ている。
現像槽14内の現像液24は管路54を介して循環ポンプ56に
よって現像槽14へ循環されている。
現像槽14内から送り出されたPS版12は搬送ローラ76へ挿
入され、挟持搬送される。この挟持によってPS版12の付
着している現像液24が搬送ローラ76によって絞り取られ
液切れされる。この絞り取られた現像液24は下側の搬送
ローラ76の表面を伝わり回収ローラ78によって現像液回
収槽16内へ回収される。このように現像液回収槽16内へ
回収された現像液24は上述の如く管路60を通ってポンプ
62により現像槽14内へ戻されるようになっている。
搬送ローラ76によって水洗槽18内に搬送されたPS版12は
串型ローラ84、86に案内されて搬送ローラ82へ挿入さ
れ、挟持される。この時串型ローラ84、86から水洗水が
PS版12上へ供給されている。これによりPS版12の表面に
付着している現像液24が除去される。水洗後の水洗水は
水洗槽18内へ回収される。串型ローラ84、86へは水洗槽
18内の水洗水がポンプ90によって管路88を介して供給さ
れている。
搬送ローラ82から送り出されたPS版12はフイニツシヤー
吐出用串型ローラ99に案内されて搬送ローラ92間へ挿入
される。この搬送の途中でフイニシヤー吐出用パイプ98
及びフイニツシヤー吐出用串型ローラ99から吐出したフ
イニツシヤーがPS版12の表面へ塗布される。余剰のフイ
ニツシヤーは不感脂化処理槽20内へ回収される。
搬送ローラ92から送り出されたPS版12は図示しない乾燥
装置へ送られる。
このようにしてPS版12は第1図矢印A方向に搬送されな
がら現像槽14で現像処理、水洗槽18で水洗処理、不感脂
化処理槽20でフイニツシヤー塗布が行なわれるようにな
っている。
また現像液24の処理による疲労は、PS版12の画像部の面
積と非画像部の面積によって変動する(画像部の面積が
大きければ、現像液の疲労が大きく)ので、疲労度検出
器74によって現像液24の電気伝導度が検出される。この
結果に基づいて制御部70で補充液ポンプ68の作動時間が
演算され、現像液疲労度に応じた補充量の現像補充液を
補充液タンク64から供給するべく補充液ポンプ68が作動
される。しかしながら、疲労度検出器74にPS版の溶解析
出物、現像液成分の析出物等が付着して、疲労度検出器
74による電気伝導度の検出値に異常が発生する場合があ
るので、検出センサ72によって検出されるPS版12の挿入
面積と電気伝導度による現像液の疲労度の値との差が異
常値を示した場合は、警報を発生するか、あるいは、以
下に述べるように、PS版12の挿入面積に基づく補充方式
に、自動又は手動で切替えられるようになっている。
すなわち検出センサ72によって、挿入されるPS版12の面
積を検出し、この検出結果に基づいて制御部70で補充液
ポンプ68の作動時間が演算され、PS版12の面積に応じた
補充量だけ現像補充液を供給すべく補充液ポンプ68が作
動されて行なわれるようになっている。
一方水洗槽18には給水ポンプ91により水洗水が補充さ
れ、また不感脂化処理槽20には補充液ポンプ135Aにより
不感脂化処理液と給水ポンプ93Aにより水が所定の混合
比になるように補充される。
各処理液、水はPS版12の面積に対応した補充量だけ制御
部70でコントロールされ補充されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された感光性平版印刷版処理機を
示す概略構成図、第2図は串型ローラの斜視図、第3図
はヒータの現像槽への配置状況を示す断面図、第4図は
感熱部の分解斜視図、第5図は感熱部の断面図、第6図
は従来の感熱部の断面図である。 10……感熱性平版印刷版処理機、76、82……搬送ロー
ラ、84、86……串型ローラ、200……ヒータ、210……感
熱板、212……熱伝導部材、214……感熱センサ、216…
…ハウジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像が焼付けられた感光性平版印刷版を処
    理槽で処理液により処理する感光性平版印刷版処理機に
    用いられ、前記処理槽内の処理液を加温するために処理
    槽内に配置されたヒータの温度検出用感熱部構造であっ
    て、前記ヒータと接触している感熱板と、前記感熱板を
    支持すると共に前記処理槽に形成された開口を閉塞する
    環状のハウジング部材と、前記ハウジング部材の前記開
    口部から露出する処理槽外側へ取りつけられる感熱セン
    サと、前記ハウジング部材内に配置されて前記感熱板と
    前記感熱センサとを連結する高熱伝導性部材と、を備え
    ることを特徴とする感光性平版印刷版処理機の感熱部構
    造。
JP6096588U 1988-05-09 1988-05-09 感光性平版印刷版処理機の感熱部構造 Expired - Lifetime JPH0738917Y2 (ja)

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