JPH05165224A - 感光性平版印刷版自動現像機 - Google Patents

感光性平版印刷版自動現像機

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Publication number
JPH05165224A
JPH05165224A JP32734191A JP32734191A JPH05165224A JP H05165224 A JPH05165224 A JP H05165224A JP 32734191 A JP32734191 A JP 32734191A JP 32734191 A JP32734191 A JP 32734191A JP H05165224 A JPH05165224 A JP H05165224A
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JP
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developing
tank
plate
developer
printing plate
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Pending
Application number
JP32734191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakamura
正雄 中村
Seiya Watanabe
清也 渡辺
Junichi Tabata
順一 田端
Sonosuke Miyazaki
惣之助 宮崎
Yoichiro Kenmochi
洋一郎 剱持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像液の交換サイクルが長い感光性平版印刷
版自動現像機を提供する。 【構成】 PS版プロセッサー10は、現像液を貯留す
る現像槽20を備え、この現像液にPS版12を浸漬し
ながら搬送して現像処理を行う。また、PS版プロセッ
サーに隣接して大量の現像液を貯留可能な補助タンク6
6を備えた補助装置60が配設されている。現像槽と補
助タンクとは、配管74、80、112によって連通さ
れ、現像液が循環される。補助タンクには、ヒータ13
2、クーラー134が設けられ現像液の温度が一定に保
たれている。また、補助タンク内の現像液は、ノズル1
22、124及び配管126、ポンプ128によって循
環される。現像槽と補助タンクとには浮蓋56、68が
設けられ、貯留している現像液が空気と接触しないよう
にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像が焼付けられた感
光性平版印刷版を現像処理する感光性平版印刷版自動現
像機に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料である感光性平版印刷版(以下
「PS版」と言う)を処理する感光性平版印刷版自動現
像機(以下「PS版プロセッサー」と言う)では、一般
に、装置内でPS版を略水平搬送しながら現像、リン
ス、不感脂化処理などの処理を行う。
【0003】焼付装置で画像が焼付けられたPS版はこ
のPS版プロセッサーへ送られ、現像槽内を搬送されな
がら現像液に浸漬され、あるいは現像液が表面に吹き付
けられて現像処理される。現像処理されたPS版は、リ
ンス槽又は水洗槽で水洗された後に、フィニッシャー液
が塗布されて版面保護及び乾燥処理される。このPS版
プロセッサー内の現像液は、PS版の処理に応じて徐々
に疲労し、また、経時疲労も生じるため、所定の処理性
能を維持するために現像液の補充及び交換を適宜行うよ
うになっている。
【0004】例えば、PS版プロセッサーには、PS版
の処理量(処理面積等)に応じて現像補充液を補充する
現像液補充装置を備えたものがある。このPS版プロセ
ッサーでは、PS版の処理量にしたがって現像補充液を
補充して、現像液の現像能力の変化を抑え、最適な状態
でPS版の現像処理を行うようにしている。この際、現
像補充液が補充されることによって現像槽から溢れた現
像液は、オーバーフロー液として排出される。
【0005】ところで、PS版を現像処理する現像液は
現像補充液を補充しても、現像液中の水分の蒸発、空気
中の炭酸ガスによる現像液中の成分の変化等によって、
徐々に現像能力が落ちるため、所定量の現像補充液を補
充したのちは交換する必要がある。このため、PS版プ
ロセッサーでは、一定量の現像補充液の補充が終了する
と、現像槽内の現像液を一旦全て排出して、新たに現像
液(仕込み液)を現像槽に入れるようにしている。これ
によって、PS版プロセッサーのPS版の現像処理能力
が略一定に保たれている。この現像液の補充の目安とし
ては、置換率を用いることがある。この置換率は、仕込
み液に対する現像補充液の比率であり、この置換率が一
定値に達した場合に現像槽内の現像液を入れ換える必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像液
の容量が限られているため特別にPS版の処理量の多い
ユーザの場合、頻繁に現像補充液を現像槽に補充するよ
うになるため、置換率が短期間に一定値に達し現像液の
交換サイクルが短くなっている。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、現像液の交換サイクルを長くすると共に現像能力を
高いレベルで長時間維持することができる感光性平版印
刷版自動現像機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光性平版印刷版自動現像機は、画像が焼付けられた感
光性平版印刷版を搬送しながら現像槽に貯留された現像
液に浸漬して現像処理する感光性平版印刷版自動現像機
であって、該感光性平版印刷版自動現像機に別体として
設けられ現像液が貯留される補助タンクと、前記補助タ
ンクの前記現像液と前記現像槽の前記現像液とを循環す
る循環手段と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る感光性平版印刷版
自動現像機は、請求項1の感光性平版印刷版自動現像機
であって、前記循環手段として前記補助タンクと前記現
像槽とを連通する配管及びこの配管の間に設けられた送
液ポンプを有することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る感光性平版印刷版
自動現像機は、請求項2の感光性平版印刷版自動現像機
であって、前記配管とは別に前記現像槽と前記補助タン
クとの液面レベルを調節する配管を有することを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項4の感光平版印刷版自動現
像機は、請求項1ないし3の感光性平版印刷版自動現像
機であって、前記補助タンクには前記現像液の液温を所
定温度に上昇させる加温手段と、前記現像液の液温が過
上昇した場合に液温を下げる冷却手段と、を有すること
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光性平版印刷版自
動現像機は、現像液を貯留する補助タンクを備えてい
る。この補助タンクと現像槽とは、循環手段によって現
像液が循環されている。これによって、感光性平版印刷
版自動現像機は実質的に多量の現像液を現像槽に貯留し
た状態となっている。
【0013】多量の現像液によって感光性平版印刷版を
処理するため、処理量に応じて現像液の補充を行うが、
最初に貯留されている現像液(仕込み液)の量が多いた
め、一定の置換率となるまでに多数枚の感光性平版印刷
版を連続して処理することができる。また、感光性平版
印刷版の単位面積当たりの現像液の補充量が仕込み液に
比較して少なくなるため、置換率の増加が緩やかとな
り、現像処理された感光性平版印刷版の処理品質を略一
定にすることができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の感光性平版印刷
版自動現像機は、補助タンクと現像槽とが配管によって
連通されており、この配管には送液ポンプが設けられて
いる。補助タンクと現像槽とは、この送液ポンプによっ
て現像液が循環される。
【0015】送液ポンプによる循環は、単に補助タンク
と現像槽とを配管によって連通させるのみならず、例え
ば、補助タンク内の現像液を現像槽内で感光性平版印刷
版の表面に吹き付けて均一な現像処理を行うようにする
こともでき、また、現像槽内の現像液と共に補充される
現像液を補助タンクに供給することもできる。これによ
って、従来、感光性平版印刷版自動現像機に備えらたポ
ンプを適用することが可能である。
【0016】本発明の請求項3に記載の感光性平版印刷
版自動現像機は、補助タンクと現像槽とを配管によって
連通しており、補助タンクと現像槽とは、現像液の液面
レベルが常に一定となる。
【0017】したがって、一方から他方に現像液を送る
循環手段を用いても、また、一方にのみ現像補充液を供
給しても、現像槽と補助タンクの現像液の液面は常に一
定となり、補助タンクの液面を管理するだけで、現像槽
の液面レベルを管理することができる。
【0018】本発明の請求項4に記載の感光性平版印刷
版自動現像機は、補助タンクに温度調節手段を備えてい
る。感光性平版印刷版を現像処理する現像液は、約30
度前後の温度が最適な処理条件として設定されている。
このため、感光性平版印刷版自動現像機の立ち上げ時に
は、この最適温度まで現像液を加温する必要がある。現
像液の貯留量が多いと大きい能力の加温手段が必要とな
る。この加温手段に加温された現像液の温度が過上昇し
た場合、現像液を冷却する必要が生じ、この際に冷却手
段を使用する。
【0019】この加温手段と、冷却手段とによって、補
助タンク内の現像液の温度を最適状態に維持することが
できる。また、現像槽と補助タンクとの現像液が循環さ
れているため、現像槽内の現像液の温度も最適な状態に
維持することができる。
【0020】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る感光性平
版印刷版自動現像機(以下「PS版プロセッサー」と言
う)10が示されている。PS版プロセッサー10は、
図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感光性
平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのPS版
プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するようにな
っている。
【0021】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部を覆うケーシング14とケーシ
ング16とが連結されて構成されている。上流側のケー
シング14には、PS版12の挿入口近傍に挿入台18
が取り付けられている。PS版12は、この挿入台18
に載置されて挿入口からケーシング14内部へ挿入され
る。
【0022】図2に示されるように、ケーシング14
(図2では図示省略)の内部には、PS版12を現像処
理するための現像槽20及び現像槽20からオーバーフ
ローした現像液を回収するオーバーフロー槽22を備え
た現像部24、PS版12に付着した現像液を水洗して
リンス処理するリンス部26とが備えられている。この
リンス部26には、リンス槽28が備えられている。
【0023】現像部24の現像槽20へのPS版12の
挿入側には、一対の搬送ローラ30が配設されており、
この一対の搬送ローラ30の間に画像が焼付けられたP
S版12が挿入されるようになっている。一対の搬送ロ
ーラ30は、PS版12を水平方向に対して15°の角
度で現像槽20へ向けて送り出すようになっている。た
だし、高感度のPS版12を処理する場合等、現像処理
完了前にPS版12の圧力かぶりを避けたいとき等は、
PS版12を水平から15°の間の角度で送り出すよう
にする。また、現像槽20の長さを短くして小型化した
い場合は、PS版12を10°から20°の角度で搬送
ローラ30を配置する。
【0024】図2に示されるように、現像槽20は上方
が開口され底部中央部が下方に向けて突出された略逆山
形状とされている。この現像槽20内には、現像液が収
容されている。また、現像槽20内には、底部に沿って
同じ径の多数のガイドローラ32が配設されている。こ
れらのガイドローラ32は、串型ローラとされ現像槽2
0の一対の側板の間に回転可能に掛け渡されている。
【0025】上流のガイドローラ32の上方には、ガイ
ドローラ32より大径のガイドローラ34が、下流部の
ガイドローラ32の上方には、回転ブラシローラ36及
びガイドローラ38が各々配設され、現像槽20の一対
の側板の間に回転可能に支持されている。
【0026】また、現像槽20内の中央部には、PS版
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ40が配設されている。絞りローラ40の材質はEP
Tでそのビッカース硬度は、40〜50度である。一対
の絞りローラ40のローラニップ力は1〜10kg/cm2
あり、この圧力は、絞りローラ40の軸受に加えられる
図示しないローラニップ用ねじりコイルばね等により与
えられる。これらのガイドローラ32、34、38、回
転ブラシ36及び絞りローラ40には、図示しない駆動
手段の駆動力が伝達されて回転し、PS版12を一定速
度で搬送する。
【0027】なお、現像槽20の底部近傍では、一対の
絞りローラ40及びこれに隣接する複数のガイドローラ
32とによって、PS版12を300〜350mmの曲率
半径で搬送するように配置されている。したがって、一
対の搬送ローラ30に挟持搬送されて現像槽20へ挿入
されたPS版12は、ガイドローラ32とガイドローラ
34との間を通って斜めに搬送され、複数のガイドロー
ラ32によって斜め下方に搬送されて絞りローラ40の
間へ挿入される。絞りローラ40は、PS版12の感光
層側(図2の紙面上方側)から現像液中に溶出して老廃
物をその表面から除去し、老廃物がPS版12の移動と
共に下流側へ搬送されないように隔離する。
【0028】絞りローラ40から送り出されたPS版1
2は、ガイドローラ32によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシ36、ガイドローラ38によって案内されて
現像槽20から排出される。これによって、PS版12
は無理な力が加えられことなく滑らかにかつ確実に現像
液に浸漬されながら搬送される。
【0029】絞りローラ40の下流側のガイドローラ3
2は、その軸の外周に弾性回転部材が複数個軸支された
串型ローラを形成してると共に、ローラ軸は中空パイプ
とされている。この中空パイプには、軸方向に沿って弾
性回転部材の間に吐出口が開口されたスプレーパイプ4
2を形成している。また、PS版12の搬送路の上方
で、一対の絞りローラ40の近傍には、スプレーパイプ
44、46が配設されている。スプレーパイプ44、4
6は中空パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通す
る図示しない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路
の幅方向に沿って設けられている。これらのスプレーパ
イプ44、46及びガイドローラ32のスプレーパイプ
42は、後述する現像液供給手段によって供給される現
像液を搬送されるPS版12の表面へ向けて吐出するよ
うになっている。スプレーパイプ44は、現像液をPS
版12の感光層側の上流へ向けて吐出するもので、現像
初期のPS版12の表面から老廃物を排除して新鮮な現
像液を供給する。
【0030】現像槽20の搬送方向の下流側には、オー
バーフロー槽22が配設されてり、このオーバーフロー
槽22の上方をPS版12が搬送されるようになってい
る。また、現像槽20の搬送方向下流側の壁面は、外側
へ向けて屈曲され先端がオーバーフロー槽22の上方に
位置されている。したがって、現像槽20内の現像液が
充満して溢れた場合、現像液がオーバーフローしてオー
バーフロー槽22内へ流れ込むようになっている。
【0031】一対の搬送ローラ30の挿入側には、PS
版プロセッサー10の制御部48に接続される版検出セ
ンサ50が配置されている。この版検出センサ50でP
S版プロセッサー10の挿入口におけるPS版12の通
過時間を検出して、予め制御部48に設定されたPS版
12の処理速度(搬送速度)及びPS版12の幅寸法を
合わせて制御部48でPS版プロセッサー10へ挿入さ
れるPS版12の面積を演算するようになっている。こ
れによって。挿入されたPS版12の処理面積が知るこ
とができる。なお、PS版プロセッサー10の制御部4
8では、挿入されるPS版12の面積に応じて後述する
現像液補充手段を作動させるようになっている。
【0032】また、一対の搬送ローラ30のPS版12
の挿入側には、合紙有無検出センサ52が配置されてい
る。この合紙有無検出センサ52は、制御部48へ接続
されており、PS版12の裏面に合紙が付着している場
合には、この合紙の存在を制御部48へ電気信号によっ
て伝達するようになっている。この合紙有無検出センサ
52としては、接触式の検出センサ又は非接触式の検出
センサが使用できる。接触式の検出センサとして、例え
ばPS版12が挿入されるとPS版12の裏面に接触子
を接触させてその端子間の抵抗(インピーダンス)値を
抵抗測定器によって測定するものである。この抵抗値が
合紙の有る場合と無い場合とで大きく異なることを利用
して合紙の存在を検出することができる。また、非接触
式として、例えばPS版12の裏面へ投光部から光を照
射し、その反射光を受光部によって受光し、この反射光
の強度を検出するものがあり、この反射光の強弱によっ
て合紙の存在を検出してもよい。
【0033】この制御部48には、警告手段54が接続
されてる。この警告手段54は、制御部48によってP
S版12の裏面に合紙が付着していることを検知した場
合に作動され、警告を発して作業員に合紙が付着してい
ることを知らせるようになっている。この警告手段54
としては、ブザー、警告灯等を使用することができる。
【0034】また、現像槽20内の現像液の液面は、浮
蓋56で覆われている。この浮蓋56は、現像液が空気
中の炭酸ガスを吸収して、現像液中のアルカリ成分を中
和することによりおきる現像液を劣化を防止するように
なっている。この浮蓋56は、発泡ナイロンで形成され
ているため、現像槽20内の現像液の液面に浮くように
なっており、また液面が上下しても追随するようになっ
ている。
【0035】一方、図1に示されるように、PS版プロ
セッサー10に隣接して補助装置60が設けられてい
る。この補助装置60は、内部がケーシング62に覆わ
れており、ケーシング62の上面には、蓋64が配設さ
れている。
【0036】図2に示されるように、この補助装置60
にはケーシング62(図2では図示省略)の内部に補助
タンク66が収納されている。この補助タンク66は、
PS版プロセッサー10の現像槽20に貯留される現像
液より多量の現像液を貯留することができるようになっ
ている。現像液は図1に示される蓋64の上側から入れ
られる。なお、本実施例に係るPS版プロセッサー10
の現像槽20の容量は約45リットルであり、補助タン
ク66の容量は180リットル以上の現像液を貯留する
ことができるようになっており、一例として現像槽20
に貯留される仕込み液(最初に貯留される現像液)45
リットルに対して4倍の180リットルの仕込み液(現
像液)を貯留するものとしている。なお、これらの現像
槽20及び補助タンク66の容量はこれに限定するもの
ではない。
【0037】図2に示されるように、補助タンク66内
の現像液の液面上には浮蓋68が設けられており、前記
現像槽20の浮蓋56と同じように、補助タンク66内
の現像液が外気と接触しないようにしている。
【0038】図1に示されるように補助装置60は、複
数の脚70によって床面から支持された架台72に載置
されている。これらの脚70は各々高さが調節可能とさ
れ、これによって、補助装置60が所定の高さに調節さ
れて支持されるようになっている。また、図2に示され
るように、PS版プロセッサー10の現像槽20の底部
と補助タンク66とは、配管74によって連通されてい
る。この配管74の中間部には、補助タンク66近傍及
び現像槽20の近傍に各々バルブ76、78が設けられ
ている。したがって、補助装置60の高さを調節して、
現像槽20の液面を所定のレベルにすることができる。
【0039】また、補助タンク66の側壁には、配管8
0の一端がバルブ82を介して連結されている。この配
管80は、バルブ84を介してPS版プロセッサー10
内へ延設されており、現像槽20の近傍でバルブ86
A、88Aを介して分岐配管86、88に分岐されてい
る。この配管80には、バルブ84と分岐配管86、8
8の分岐部との間に、フィルタ90、流量計92、ポン
プ94及び電導度センサ96とが備えられており、これ
らは、PS版プロセッサー10の制御部48に接続され
ている。
【0040】分岐配管86、88は各々配管80とスプ
レーパイプ44及びスプレーパイプ42、46とを連通
している。したがって、制御部48によってポンプ94
が駆動されると、補助タンク66内の現像液がスプレー
パイプ42、44、46へ供給されるようになってい
る。これらのスプレーパイプ42、44、46に供給さ
れた現像液は、現像槽20内を搬送されるPS版12の
表面へ吐出される。
【0041】制御部48は流量計92によって配管80
内の現像液の流量を測定して、フィルタ90の目詰まり
状態を検知するようになっており、配管80内の流量が
減少した場合、警告手段56を作動させて作業員に知ら
せるようになっている。
【0042】また、制御部48は電導度センサ96によ
って現像液の電導度を測定して現像液の濃度を求めるよ
うになっている。この現像液の濃度が所定範囲を越えた
場合に、現像液補充手段によって現像補充原液ないし水
を補充して現像槽20及び補助タンク66内の現像液の
濃度を所定の範囲に維持するようになっている。
【0043】このPS版プロセッサー10には、、現像
液補充手段として、現像補充原液タンク98及び水タン
ク100とが備えられている。現像補充原液タンク98
には、配管102の一端が連結され、水タンク100に
は配管104の一端が連結されている。これらの配管1
02、104の他端は、現像槽20の上方に設けられた
補充筒106の上部開口と連通されており、また、中間
部には、各々制御部48に接続されたポンプ108、1
10が配設されている。したがって、制御部48によっ
てポンプ108、110が駆動されると、現像補充原液
タンク98の現像補充原液及び水タンク100の水とが
補充筒106内に供給される。なお、本実施例では、P
S版12の処理面積で1m2 当たり0.045リットル
(45cc)の現像補充原液を補充するようにしている
が、PS版12の処理量に応じた現像液の補充方法はこ
れに限定するものではない。
【0044】この補充筒106の底部には、配管112
の一端が連結されて開口されている。この配管112の
他端は、補助タンク66の側壁に連結されて開口されて
いる。また、配管112の中間部には、制御部48に接
続されたポンプ114が備えられ、バルブ116、11
8が介在されている。補充筒106に供給された現像補
充液(現像補充原液と水)はポンプ114の駆動によっ
て補助タンク66に供給されるようになっている。な
お、補充筒106は、オーバーフロー槽22の底部との
間が配管196によって連通されている。この配管19
6の中間部には、制御部48に接続されたポンプ198
が備えられており、このポンプ198が駆動されると、
オーバーフロー槽22内の現像液が補充筒106を介し
て補助タンク66へ供給されるようになっている。
【0045】また、配管112には、ポンプ114の吸
い込み口側に配管120の一端が連結されている。この
配管120の他端は、現像槽20の底部に連結されて開
口されており、これによって、現像槽20内の現像液が
ポンプ114が駆動した場合、補助タンク66へ供給さ
れるようになっている。
【0046】PS版プロセッサー10の現像槽20内に
貯留された現像液と補助タンク66内に貯留された現像
液とは、これらの配管によって循環されると共に現像液
の補充が行われるようになっている。
【0047】また、補助タンク66には、上部と下部と
にノズル122、124が備えられている。これらのノ
ズル122、124は中空パイプの外周に内部と連通す
る多数の連通孔(図示省略)が穿設されており、互いの
端部に連結された配管126によって連通されている。
この配管126の中間部には、ポンプ128が設けられ
ている。このポンプ128は補助装置60の制御部13
0に接続されている。したがって、制御部130によっ
てポンプ128が駆動されると上部のノズル122から
現像液が吸い込まれ、下部のノズル124から吐出さ
れ、補助タンク66内の現像液が循環されるようになっ
ている。
【0048】この補助タンク66には、現像液の温度の
調節する温度調節手段として、ヒータ132及びクーラ
ー134とが設けられている。
【0049】ヒータ132は加温手段とされ、補助タン
ク66の底部近傍に配設されて制御部130に接続され
ている。このヒータ132は、補助タンク66内の現像
液を急速に所定温度まで加温することができるようにな
っている。
【0050】また、クーラ134は冷却手段とされ、制
御部130によって作動される冷却器136と、補助タ
ンク66内に配設された冷却水パイプ138とによって
構成されており、冷却器136と冷却水パイプ138と
の間には、例えば冷却水が循環されている。冷却器13
6によって冷やされた冷却水が冷却水パイプ138へ送
られると、この冷却水は、冷却水パイプ138近傍の現
像液の熱を奪って現像液を冷やすようになっている。現
像液の熱を奪った冷却水は、冷却器136に戻されて再
度冷やされる。
【0051】補助タンク66内の現像液は、これらの温
度調節手段と循環手段とによってPS版12を現像処理
するのに最適な温度に保たれている。なお、補助タンク
66には、内部の現像液の温度を検知する温度センサ1
40が配置され、制御部130に接続されており、制御
部130は、この温度センサ140によって現像液の温
度を検知しながらヒータ132及びクーラー134を作
動させ、予め設定された温度に保つようになっている。
【0052】なお、補助タンク66には、液面検出セン
サ142が設けられ制御部130に接続されている。こ
の液面検出センサ142によって補助タンク66内の現
像液の液面を検出し、この液面が所定の範囲を外れた場
合に、補助装置60に設けられた図示しない警告手段に
よって作業員に警告するようになっている。
【0053】一方、図2に示されるように、PS版プロ
セッサー10には、現像部24のオーバーフロー槽22
の下流側にリンス部26のリンス槽28が配設されてい
る。リンス槽28の上方には、上流側の側壁近傍、中央
部及び下流側の側壁近傍に各々上下一対の搬送ローラ1
44、146、148が配設されている。これらの搬送
ローラ144、146、148は、図示しない側板に回
転可能に支持されており、図示しない駆動手段の駆動力
が伝達されて回転するようになっており。現像部24か
ら送られたPS版12の搬送路を形成している。搬送ロ
ーラ144は、オーバーフロー槽22とリンス槽28の
境界上方にあって、PS版12の表面に付着した現像液
がリンス槽28へ入るのを防止すべく、PS版12の表
面から現像液を絞り取る働きをもつ。
【0054】リンス槽28には、現像槽20から送り出
されたPS版12から現像液を洗い落とすリンス液が貯
留されている。搬送ローラ144と搬送ローラ146と
の間には、PS版12の搬送路を挟んで上下に対でガイ
ドローラ150が配設されている。これらのガイドロー
ラ150は串型ローラとされ、軸心は中空パイプで構成
されており、この中空パイプの外周に内部と連通する多
数の吐出口が設けられたスプレーパイプ152を構成し
ている。これらのスプレーパイプ152には、一端がリ
ンス槽28の底部に連結されて開口された配管154が
連結されている。この配管154の中間部には、PS版
プロセッサー10の制御部48に接続されたポンプ15
6及び、リンス液をろ過するフィルタ157が設けられ
ている。したがって、制御部48がポンプ156を駆動
させるとスプレーパイプ152にリンス槽28に貯留さ
れたリンス液が供給される。このリンス液はスプレーパ
イプ152からPS版12の表面に吐出され、PS版1
2の表面がリンス液によって洗浄される。また、搬送さ
れるPS版12は、ガイドローラ150によって下流の
搬送ローラ146へ案内される。
【0055】また、上流側の搬送ローラ144の上側の
ローラには、リンス槽28側にブレード158が当接配
置されている。ブレード158は、搬送ローラ144に
付着したリンス液を掻き取ってリンス槽28へ戻すよう
になっている。なお、本実施例では、ブレードとした
が、他の材質、例えばゴムローラあるいは金属ローラと
変えることも可能である。
【0056】また、搬送ローラ144の下側のローラに
は、回収ローラ160が当接配置されている。この回収
ローラ160の下側には、受け皿162が配設されてい
る。回収ローラ160は搬送ローラ144に付着したリ
ンス液をリンス槽28に回収すると共に、一部を受け皿
162にも貯留するようにしている。回収ローラ160
の一部はこの受け皿162に貯留されたリンス液に浸さ
れており、これによって、回収ローラ160、一対の搬
送ローラ144及びブレード158の表面をリンス液に
よって洗浄すると共にこれらが乾くのを抑えている。
【0057】中央部の搬送ローラ146と下流側の搬送
ローラ148との間には、搬送路の下側に串型ローラと
されたガイドローラ164が配設されている。搬送ロー
ラ146によって挟持されて送り出されたPS版12
は、このガイドローラ164によって搬送ローラ148
へ案内されるようになっている。
【0058】また、ガイドローラ164と搬送ローラ1
48との間には、搬送路を挟んで上下にスプレーパイプ
166が配設されている。これらのスプレーパイプ16
6も中空パイプの外周に内部と連通する吐出口が設けら
れている。これらのスプレーパイプ166には、配管1
68の一端が連結されている。この配管168の他端部
には、流量計170、バルブ172及びストレーナ17
4を介して外部水道に連結されている。したがって、ス
プレーパイプ166には、外部の水道から水道水が供給
されるようになっている。この水道水は、スプレーパイ
プ166から搬送ローラ148近傍のPS版12の表面
に吐出される。
【0059】なお、流量計170は制御部48に連結さ
れており、配管168を通過する水道水の流量を測定し
て、ストレーナ174の目詰まり状態を検出するように
なっている。制御部48は配管168内の水道水の流量
が減少した場合、警報手段を作動させて、ストレーナ1
74の交換あるいは洗浄時期であることを知らせるよう
になっている。
【0060】搬送ローラ148は、PS版12を挟持し
て搬送すると共に、PS版12の表面に付着した水をス
クイズするようになっている。PS版12の表面からス
クイズされた水は、リンス液としてリンス槽28に回収
される。
【0061】また、搬送ローラ148の下側のローラの
下方には、受け皿176が配設されており、搬送ローラ
148によってスクイズされた水の一部が貯留されるよ
うになっている。搬送ローラ148の下側のローラの一
部は、この受け皿176に貯留された水に浸されてお
り、これによって、搬送ローラ148の表面が洗浄され
ると共に乾きが抑えられ、搬送ローラ148の表面に処
理液の成分が析出しないようになっている。
【0062】オーバーフロー槽22及びリンス槽28の
液面近傍には、オーバーフロー管178、180の一端
が開口されており、これらのオーバーフロー管178、
180の他端は、図示しない廃液タンクに連結されて開
口されている。したがって、オーバーフロー槽22から
溢れた現像液及びリンス槽28から溢れたリンス液が図
示しない廃液タンクに回収され、オーバーフロー槽22
及びリンス槽28内の液面が一定以上とならないように
なっている。
【0063】また、オーバーフロー槽22の底部及びリ
ンス槽28の底部には、バルブ182、184を介して
ドレイン186、188が設けられている。また、補助
装置60の補助タンク66の底部にも、バルブ190を
介してドレイン192が設けられている。したがって、
補助タンク66の現像液、オーバーフロー槽22の現像
液及びリンス槽28のリンス液が、バルブ182、18
4、190を開くことによって各々ドレイン186、1
88、192から排出されるようになっている。
【0064】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10には、ケーシング16内に乾燥部194が設けら
れている。この乾燥部194は、図示しない多数のロー
ラによって、リンス部26から送り出されたPS版12
を搬送しながら、このPS版12の表面に温風を吹きつ
けて乾燥するようになっている。乾燥されたPS版12
は、PS版プロセッサー10から排出されて、例えば、
PS版12を立て掛けて貯版するストッカー等に排出さ
れる(図示省略)。
【0065】次に本実施例の作用を説明する。図示しな
い焼付装置によって画像が焼付けられたPS版12は、
挿入台18からPS版プロセッサー10の現像部に挿入
される。PS版プロセッサー10はPS版12が挿入さ
れると、搬送ローラ30によって現像槽20内へ引き入
れる。この際、PS版12は、合紙有無検出センサ52
によって合紙が裏面に付着しているか否かが検出され
る。
【0066】合紙が付着していない場合、PS版12は
搬送ローラ30によって水平に対して15°の角度で送
り出され、ガイドローラ32等によって現像槽20内を
搬送される。この際、PS版12には、スプレーパイプ
42、44、46によって現像液が吹き付けられながら
搬送されて現像処理される。
【0067】スプレーパイプ44から現像槽20の液中
で吐出される比較的新鮮な現像液が、PS版12の現像
の進行と共にその感光層側近傍に溶出した老廃物を吹き
飛ばして現像を促進する。また、スプレーパイプ46か
ら吐出される現像液は、絞りローラ40により老廃物が
排除されたPS版12の表面に供給されるので、さら
に、PS版12の現像を促進させることができる。しか
る後に、PS版12の感光層側表面は、回転ブラシ36
でこすられて現像が促進され、非画像部分の感光層が除
去される。
【0068】現像処理されたPS版12は、リンス部2
6へ送られ、搬送ローラ144、146、148によっ
て挟持搬送される。この際、PS版12には、スプレー
パイプ152から吐出されるリンス液によって洗浄さ
れ、さらにスプレーパイプ166から吐出される水によ
ってリンスされる。リンス部26から排出されたPS版
12は、乾燥部194で乾燥処理されて、PS版プロセ
ッサー10から排出される。
【0069】制御部48では、PS版12が挿入される
と版検出センサ50によって、挿入されたPS版12の
長さを測定して処理面積を演算して、ポンプ108、1
10を所定時間作動させる。これによって、補充筒10
6に現像補充原液と水とが現像補充液として供給され
る。さらに、制御部48は、ポンプ114を作動させて
補充筒106に供給された現像補充液を補助タンク66
に供給するようになっている。この際、オーバーフロー
槽22内の現像液も補助タンク66に供給される。
【0070】補助タンク66内では、ポンプ128によ
って、現像液をノズル122から吸い込んでノズル12
4から補助タンク66の底部に吐出して現像液を循環さ
せている。また、この補助タンク66内の現像液はPS
版プロセッサー10の制御部48によって作動されるポ
ンプ94からスプレーパイプ42、44、46へ送られ
る。また、補助タンク66と現像槽20とは、配管74
によって連通されており、PS版プロセッサー10のポ
ンプ128が作動して補助タンク66内の液面が下降し
ようとすると、現像槽20から現像液が流れ込む。これ
によって、現像槽20の現像液と補助タンク66の現像
液とが循環されると共に、現像槽20の液面レベルと補
助タンク66の液面レベルが一定に保たれる。
【0071】スプレーパイプ42、44、46に供給さ
れる現像液は電導度センサ96によって電導度が測定さ
れる。この電導度が所定の範囲を外れた場合、制御部4
8は、ポンプ108ないしポンプ110を作動させて現
像補充原液ないし水を補充する。
【0072】これらによって、PS版プロセッサー10
と補助装置60との現像液の濃度を均一に保つと共に、
現像液の処理性能の劣化を抑えている。
【0073】このPS版プロセッサー10の立ち上げ時
には、補助装置60のヒータ132が作動して補助タン
ク66内の現像液の温度を所定の温度に加熱する。ヒー
タ132は補助タンク66に貯留された現像液を急速に
加熱することができ、PS版プロセッサー10の立ち上
げ時間を短くする。この際、補助タンク66内の現像液
はポンプ128によって循環されて一定の温度となる。
また、PS版プロセッサー10のポンプ94を作動させ
ることによって、現像槽20と補助タンク66との現像
液が循環されて、現像槽20の現像液も所定の温度に加
温することができる。
【0074】また、PS版プロセッサー10によるPS
版12の処理が進むにつれて現像液の温度が上がった場
合、補助装置60のクーラー134が作動して、現像液
の温度を下げることができる。これによって、多量の現
像液を短時間に加温することができると共に、現像液の
温度を略一定に維持することができる。
【0075】また、PS版プロセッサー10の現像槽2
0に設けた浮蓋56と、補助タンク66に設けた浮蓋6
8とによって現像液は空気との接触が抑えられている。
このため、現像液が空気中の炭酸ガスとの接触による疲
労の進行を抑えるようになっている。
【0076】本実施例では、現像槽20と補助タンク6
6とによって、現像槽20だけの場合(45リットル)
と比較して、5倍(225リットル)の仕込み液(最初
貯留された現像液)を貯留している。このため、図3に
示されるように、PS版12の処理が進んでも、置換率
の変化を抑えることができる。このため、現像液の交換
のサイクルを長くすることができる。例えば、従来の4
5リットルの現像槽では、適切なタイミングで適切な量
の現像液補充を行っても、液感度を処理済のPS版によ
る濃度のバラツキが通常用いられるグレースケールで±
0.5段の範囲に抑えるのが限度であったのに対し、本
発明によって3000枚全ての現像済PS版について±
0.25段の範囲に液感度を保つことができた。なお、
置換率は、仕込み液に対する現像補充液の割合であり、
通し枚数は、菊全サイズ(約新聞紙2頁分の大きさ)の
PS版12の処理枚数としている。また、グラフは、仕
込み液が45リットル、225リットルの場合と共に、
300リットルとした場合について記載している。
【0077】PS版プロセッサー10では、現像液の置
換率を変化を抑えることによって、PS版12の現像状
態の変化を抑えることができ、略一定の状態に現像処理
することができる。また、多量のPS版12を処理して
も略一定の処理能力を保つことができ、処理されたPS
版12の現像状態が急速に変化することがない。
【0078】本実施例のPS版プロセッサー10と補助
装置60とは、配管74、80、114とによって連結
されているため、PS版プロセッサー10に接近して補
助装置60を配置してもよく、また、ある程度の間隔を
おいて配置することもできる。この際、配管74、8
0、114が長くなった場合、これらの配管74、8
0、114に断熱材、保温材等を巻き内部を通過する現
像液の温度変化を抑えることが好ましい。
【0079】なお、本実施例では、PS版プロセッサー
10と補助装置60とを各々に設けられた制御部48、
130とによって個別に制御したが、同一の制御部によ
って一括して制御するものであってもよいのは勿論であ
り好ましい。
【0080】また、本実施例では、PS版プロセッサー
10に乾燥部194を連結したが、この乾燥部194は
別置きとしたものであってもよい。さらに、本実施例で
は、現像されたPS版12をリンス部によって洗浄する
とともに表面のリンス処理を行ったが、これに限定する
ものでは無くPS版12の表面の不感脂化処理を行うも
の等の構成であってもよい。即ち、PS版プロセッサー
10内の各処理槽の構成を限定するものではない。
【0081】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光性平
版印刷版自動現像機は、少量処理のために設計された感
光性平版印刷版自動現像機に補助タンクを取り付けるこ
とによって、多量の感光性平版印刷版を略一定の状態で
処理することができる。また、感光性平版印刷版自動現
像機の現像液の交換のサイクルを長くすることができ、
感光性平版印刷版自動現像機のメンテナンス性、感光性
平版印刷版の現像作業の作業性が向上される優れた効果
を有する。さらに、長い現像液の交換サイクルの間の液
感度の変動を、従来以上に低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPS版プロセッサーを示す斜視
図である。
【図2】本実施例に係るPS版プロセッサーの要部概略
構成図である。
【図3】本実施例における現像液の置換率を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー(感光性平版印刷版自動現
像機) 12 PS版(感光性平版印刷版) 20 現像槽 22 オーバーフロー槽 28 リンス槽 66 補助タンク 60 補助装置 68 浮蓋 74、80、112 配管(循環手段) 94、114 ポンプ(循環手段) 132 ヒータ(加温手段、温度調節手段) 134 クーラー(冷却手段、温度調節手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 惣之助 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 剱持 洋一郎 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が焼付けられた感光性平版印刷版を
    搬送しながら現像槽に貯留された現像液に浸漬して現像
    処理する感光性平版印刷版自動現像機であって、該感光
    性平版印刷版自動現像機に別体として設けられ現像液が
    貯留される補助タンクと、前記補助タンクの前記現像液
    と前記現像槽の前記現像液とを循環する循環手段と、を
    有することを特徴とする感光性平版印刷版自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記循環手段として前記補助タンクと前
    記現像槽とを連通する配管及びこの配管の間に設けられ
    た送液ポンプを有することを特徴とする請求項1の感光
    性平版印刷版自動現像機。
  3. 【請求項3】 前記配管とは別に前記現像槽と前記補助
    タンクとの液面レベルを調節する配管を有することを特
    徴とする請求項2の感光性平版印刷版自動現像機。
  4. 【請求項4】 前記補助タンクには前記現像液の液温を
    所定温度に上昇させる加温手段と、前記現像液の液温が
    過上昇した場合に液温を下げる冷却手段と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の感光性平版印刷版自
    動現像機。
JP32734191A 1991-12-11 1991-12-11 感光性平版印刷版自動現像機 Pending JPH05165224A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088158A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 株式会社プラザクリエイト 写真プリント装置
CN108089411A (zh) * 2018-01-26 2018-05-29 江西鼎峰电子科技股份有限公司 自动调节检测加报警防堵板显影机

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CN108089411B (zh) * 2018-01-26 2023-08-25 江西尼罗电器有限责任公司 自动调节检测加报警防堵板显影机

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