JP2916014B2 - 感光性平版印刷版乾燥装置 - Google Patents

感光性平版印刷版乾燥装置

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JP2916014B2
JP2916014B2 JP4976391A JP4976391A JP2916014B2 JP 2916014 B2 JP2916014 B2 JP 2916014B2 JP 4976391 A JP4976391 A JP 4976391A JP 4976391 A JP4976391 A JP 4976391A JP 2916014 B2 JP2916014 B2 JP 2916014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液により処理され
た感光性平版印刷版の表面へ温風を吹き付けて乾燥させ
る感光性平版印刷版乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼付装置で画像が焼付けられた感光性平
版印刷版は感光性平版印刷版処理装置へ送られ、感光性
平版印刷版処理装置の現像槽で現像され、リンス槽又は
水洗槽で水洗された後に、リンス槽又は不感脂化処理槽
でフニッシャー液が塗布され、処理された感光性平版印
刷版の版面が保護される。
【0003】上記現像槽内へ感光性平版印刷版が搬送さ
れながら、現像液に浸漬されあるいは現像液を表面へ吹
き付けられて現像されるようになっている。例えば、実
公昭60−35072号公報に記載されている如く、現
像工程を少なくとも2つに分割して現像時間を複数段階
に変える処理装置が提案されている。感光性平版印刷版
の現像を行うことにより現像液が徐々に疲労するが、補
充装置から処理装置の現像槽へ現像補充液を供給するよ
うになっている。
【0004】この感光性平版印刷版処理装置では、各処
理液により処理された感光性平版印刷版の表面へ温風を
吹き付けて乾燥させる乾燥装置が配置される。
【0005】この乾燥装置では、温風発生部で発生され
た温風を温風吹出口から感光性平版印刷版の表面へ吹き
付けると共に、乾燥装置内で感光性平版印刷版を搬送す
るモルトンロールが設けられたものがある。モルトン
ーラは、金属ローラの表面に湿性に富む布等を巻き付
け、感光性平版印刷版の表面に付着した処理液を拭い取
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の感光性平版印刷版乾燥装置では、モルトンローラに付
着した処理液の水分が蒸発して処理液の成分が析出する
ことがある。このため、乾燥装置のメンテナンス、特に
モルトンローラの清掃を頻繁に行う必要が生じている。
また、排出された感光性平版印刷版の端部で搬送方向の
上流側の端部、即ち、排出口側の端部には、未乾燥の処
理液がガム状となって付着することがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、乾燥装置のメ
ンテナンス、特にローラのクリーニングが不要になる
共に、乾燥装置から排出された感光性平版印刷版に未乾
状態のままの処理液が残るのを防止することができる
感光性平版印刷版乾燥装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光性平版印刷版乾燥装置は、処理液により処理された
感光性平版印刷版を搬送路に沿って串型ローラ対により
搬送しながら温風を吹き付けて乾燥させ排出口から排
出する感光性平版印刷版乾燥装置において前記串型ロ
ーラ対を前記排出口の上流側近傍に設けるとともに、前
記串型ローラ対の上流側近傍に、前記感光性平版印刷版
の搬送路の下流側へ向けて温風を吹き出す温風吹出口を
設け、前記排出口に隣接して、前記排出口から排出され
る前記感光性平版印刷版を載置する受台を設けてなる
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る感光性平版印刷版
乾燥装置は、請求項1記載の感光性平版印刷版乾燥装置
であって、前記受け台を前記排出口の下流側近傍に着
脱自在に配置したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の請求項1記載の感光性平版印刷版乾
燥装置では、温風吹出口から吹き出される温風が、感光
性平版印刷版の搬送方向下流側へ向けられており、温風
吹出口近傍を通過した感光性平版印刷版の表面へ向けて
温風を吹き付けている。
【0011】また、温風吹出口と排出口の間には、複数
の小ローラを同軸に設けた串型ローラが配置されてい
る。温風吹出口から吹き出された温風は、串型ローラの
小ローラの間から感光性平版印刷版の表面へ向けて吹き
付け可能とされている。さらに、互いに隣接する小ロー
ラの間を抜けた温風は排出口へ達し、排出口から乾燥装
置の外方へ吹き出し可能としている。
【0012】これにより、乾燥装置内を搬送される感光
性平版印刷版には、常に温風が吹き付けられ、さらに
排出口から受け台へ排出される。受け台に載置された感
光性平版印刷版には、排出口から吹き出される温風が吹
き付けられ、乾燥装置から排出された後も乾燥可能とさ
れる。
【0013】これによって、乾燥装置から排出された感
光性平版印刷版を引き続き乾燥することができ、感光性
平版印刷版上に処理液が乾燥不十分な状態で付着して残
るのを防止することができる。特に、感光性平版印刷版
の排出口側の端部(後端側)に、未乾燥状態のままフィ
ニッシャー液又はガム液が残ることを防止することがで
きる。
【0014】搬送路に沿って感光性平版印刷版を挟持す
るように串型ローラを配置する場合、対向して隣接する
小ローラの配置は、搬送方向から見て小ローラが千鳥状
となるようにに配置することが好ましく、また、若干互
いの半径方向で接近する方向へ突出させることが好まし
い。これにより、感光性平版印刷版を小ローラで押圧し
て確実に感光性平版印刷版を搬送することができる。
【0015】本発明の請求項2記載の感光性平版印刷版
乾燥装置は、受け台を乾燥装置の排出口近傍に着脱自在
に取り付けることにより、未使用時には乾燥装置から受
台を取り外してコンパクトにすることができる。
【0016】
【実施例】図1には、実施例1に係る感光性平版印刷版
処理装置10が示されている。
【0017】この感光性平版印刷版処理装置10には、
図示しない焼付装置により画像が焼付けられた感光性平
版印刷版P(以下PS版Pという)を処理するための第
一現像槽12、第二現像槽14、及び現像されたPS版
Pへフニッシャー液を塗布するフニッシャー槽16が配
置されており、さらにフニッシャー槽16の後段側に
は、各処理液により処理されたPS版Pを乾燥させる乾
燥部18が配置されている。また、第一現像槽12と第
二現像槽14との間には、オーバーフロー槽20が設け
られている。
【0018】感光性平版印刷版処理装置10の第一現像
槽12の上流側には、複数のガイドローラ22が設けら
れており、感光性平版印刷版処理装置10の挿入口24
から挿入されるPS版Pを斜め下方に向けて第一現像槽
12へ送り込んでいる。
【0019】第一現像槽12には、ガイド26、絞りロ
ーラ対28、串型ローラ30、32、ブラシローラ34
が各々PS版Pの搬送路に沿って配置されている。これ
らのローラは、図示しない駆動手段の駆動力が伝達され
ることにより、PS版Pを現像液に浸漬しながら第一現
像槽12内を搬送し、さらに、第一現像槽12から搬出
している。
【0020】第一現像槽12には、PS版Pを現像する
現像液が満たされておりさらに後段側は外方へ折り曲げ
られ、溢れた現像液を後段側のオーバーフロー槽20へ
排出可能とされている。さらに、第一現像槽12には浮
き蓋12Aが設けられ、現像液が大気に接触するのを防
止している。
【0021】串型ローラ30の軸心部分及び、串型ロー
ラ30の上方には、配管38、フィルター38A及びポ
ンプ38B介して第一現像槽12の底部へ連通されたス
プレーパイプ36が配置されており、現像液がPS版P
の表面へ向けて吹き出される。また、配管38の中間部
には電導度センサ38Cが設けられ、第一現像槽12に
貯留される現像液の電導度を測定し、水タンク40へ連
通する配管42(一部のみ図示)に設けられたポンプ4
2Aを作動させて水を供給し現像液を所定濃度にするよ
うにしている。
【0022】第一現像槽12の下流側に配置されたオー
バーフロー槽20の上部には、下方側のローラの下端部
が現像液に浸漬された絞りローラ対44が設けられてい
る。また、絞りローラ対44の下端部近傍には、現像液
の排出手段とされ図示しない廃液タンクへ連通するオー
バーフローパイプ46の一端が配置されており、オーバ
ーフロー槽20に貯留された現像液が所定レベル以上に
なったときオーバーフロー液として排出される。
【0023】このオーバーフロー槽20の底部から、配
管48及びポンプ48Aを介して第一現像槽12へ現像
液がリターンされる。
【0024】オーバーフロー槽20の下流側に配置され
る第二現像槽14の上部には、二対の絞りローラ対44
及びそれらの絞りローラの間に串型ローラ30が配置さ
れている。絞りローラ対44の下側のローラの下端部
は、第二現像槽14に貯留された現像液に浸漬されてい
る。また、串型ローラ30の軸心部分及び串型ローラ3
0の上方には、配管52、フィルター52A及びポンプ
52Bにより第二現像槽14の底部と連通されたスプレ
ーパイプが配置され、現像液をPS版Pの表面ヘ吹き付
け、補助的に現像を行っている。
【0025】この第二現像槽14には、現像液補充タン
ク54へ連通する配管56及び水タンク40へ連通する
配管58(一部のみ図示)が設けられている。これらの
配管56、58の中間部には、各々ポンプ56A、58
Aが設けられている。
【0026】第二現像槽14へは、ポンプ56A、58
Aにより現像補充液及び水が配管56、58を介して供
給される。また、第二現像槽14に水及び現像補充液が
補充されることにより、オーバーフローした現像液は、
オーバーフロー槽20へ流れ込む構成とされている。ま
た、第二現像槽14では、スプレーパイプ50から噴出
される現像液は、絞りローラ対44によってスクイズさ
れる。
【0027】第二現像槽14の下流側には、フィニッシ
ャー槽16が設けられている。フィニッシャー槽16の
上部には、串型ローラ30及び絞りローラ44が設けら
れ、串ローラ30の軸心部分及び串型ローラ30の上方
には、スプレーパイプ60が配置されている。これらの
スプレーパイプ60には、フィニッシャー槽16の底部
に連通し中間部にフィルター62A及びポンプ62Bが
設けられた配管62が接続されている。このポンプ62
Bの作動によりフィニッシャー槽16に貯留されたフィ
ニッシャー液がスプレーパイプ60からPS版Pの表面
へ向け噴出される。
【0028】これによって、フィニッシャー槽16では
PS版Pの表面をリンスすると共に処理された版面の保
護がなされる。尚、串型ローラ30の上方に配置された
スプレーパイプ60には、反射板60Aが設けられてお
り、スプレーパイプ60から噴出された処理液は、反射
板60Aにより受け止められてPS版Pの表面へ流し出
されるようになっている。
【0029】このフィニッシャー槽16には、一端がフ
ィニッシャー補充液タンク64に接続され中間部にポン
プ66Aが設けられた配管66の他端部からポンプ66
Aの作動によりフィニッシャー液がフィニッシャー槽1
6へ補充される。また、補充されることによりオーバー
フローしたフィニッシャー液は、オーバーフローパイプ
68を介して図示しない廃液タンクへ排出される。
【0030】尚、各処理槽の底部に接続された配管3
8、48、52、62の中間部には、ドレインバルブ7
6及びドレインパイプ78が接続されており、各々の配
管38、48、52、56及び各処理槽内の処理液が排
出可能とされている。
【0031】図1及び図2に示すように、フィニッシャ
ー槽16の後段に設けられる乾燥部18の乾燥室70内
には、PS版Pを略水平状態で搬送するガイドローラ8
0及び一対の串型ローラ82が配置されている。これら
のガイドローラ80、一対の串型ローラ82には、図示
しない駆動手段が接続されており、駆動手段の駆動力が
伝達されることにより挿入口84から挿入されるPS版
Pを乾燥部18内へ搬送すると共に、乾燥部18の排出
口86から排出可能としている。
【0032】図3に示すように、串型ローラ82は、ゴ
ム状部材等により形成された小ローラ88をシャフト9
0に所定間隔で、且つ、同軸に配置されている。また、
一対の串型ローラ82は、小ローラ88が千鳥状に配置
されると共に、若干互いの半径方向で接近する方向へ突
出した状態で配置されている。これによって、PS版P
を搬送する際、PS版Pの表面を押圧して確実に搬送可
能とされている。
【0033】尚、小ローラ88としては、ステンレス等
の金属、プラスチック、ゴムなどを用いることができる
ほか、金属等により形成し外周面にゴム等を貼付し弾力
性を持たせPS版Pを傷付けずに搬送するものとしても
よい。
【0034】一対の串型ローラ82の上流側に配置され
ているガイドローラ80は、串型ローラ82と同形状と
されている。また、ガイドーラ80は、搬送路の同面側
の串型ローラ82と互いの小ローラ88が搬送路から見
て千鳥状となるように配置されている。尚、実施例1で
は、串型ローラ82とガイドローラ80の小ローラ88
同径としたが径及び間隔が異なるものであってもよ
い。
【0035】ガイドローラ80の上流側で、乾燥部18
の挿入口84側には、搬送路の上方と下方の各々に温風
吐出部92が配置されている。この温風吐出部92は、
略円筒状とされ、軸方向を搬送路の幅方向に沿わせて配
置されている。また、温風吐出部92の外面には、軸
方向に沿って内部と連通する溝により形成された温風吹
出口94が設けられている。各々の温風吐出口94は、
搬送路側で且つ下流側へ向けられている。
【0036】尚、温風吐出部92は、PS版Pの感光面
が片側のみの場合は、その感光面側にのみ配置してもよ
い。また、その場合、串型ローラ82は、一対でなく感
光面側に設け、この串型ローラ82に対向するローラ
は、筒型の金属、プラスチック、ゴムなどのローラとし
てもよい。
【0037】これらの温風吐出部92には、図示しない
温風発生部と連通されており、温風発生部で発生された
温風が供給される。温風吐出部に供給された温風は温風
吹出口94から、PS版Pの表面で且つ下流側へ吹き出
され、この温風によりPS版Pが乾燥される。
【0038】感光性平版印刷版処理装置10には、乾燥
部18の排出口86に隣接して受け台96が配置されて
いる。この受け台96は、一端が乾燥室70へブラケッ
ト70Aにより保持され、他端が脚部96Aにより床面
から支持されている。この受け台96には、上面に図示
しない多数のローラが回転軸がPS版Pの搬送方向と交
わる方向になるように配置されており、排出口86から
排出されたPS版Pをこれらのローラにより支持し、受
け台96上に載置する構成とされる。これらの図示しな
いローラの間には、乾燥部18の排出口86から吹き出
される温風が通過可能とされる。
【0039】尚、受け台96に多数のローラ設ける代
わりに、受け台96の上面を波板状としすべりを良くし
てもよい。また、受け台96は、ブラケット70に固定
せず着脱自在とし、脚部96を折りたたみ可能とする
ことにより、実質的に設置面積を減らすことができる。
【0040】また、受け台96に載置されたPS版Pの
搬送方向後端側の端部は、排出口86に隣接した状態で
保持される。
【0041】PS版Pは排出口86から排出された後、
受け台96に載置された状態で後端部から温風が当てら
れ引き続き乾燥される。この場合、排出86のスリッ
ト幅は、温風の風量、風速、温度により最適な乾燥状態
が得られるように適宜選択される。
【0042】次に実施例1に係る感光性平版印刷版処理
装置10の作用を説明する。
【0043】図1に示す感光性平版印刷版処理装置10
には、図示しない焼付装置により画像が焼付けられたP
S版Pが挿入口24から供給される。このPS版Pは、
ガイドローラ22によって第一現像槽12へ向けて斜め
下方へ搬送される。
【0044】第一現像槽12では、PS版Pを各ローラ
により搬送しながら、スプレーパイプ36から現像液が
PS版Pの表面へ向けて噴出されている。この現像液に
よって、第一現像槽12でPS版Pが現像される。
【0045】第一現像槽12から搬出されたPS版P
は、オーバーフロー槽20の絞りローラ44によって、
第一現像槽12で付着した現像液が拭い取られている。
【0046】オーバーフロー槽20の後段に配置された
第二現像槽14では、PS版Pが絞りローラ44によっ
て挟持搬送される。このPS版Pには、表面へ向けてス
プレーパイプ50から第二現像槽14に貯留された現像
液が噴出され補助的に現像されている。
【0047】第二現像槽14で現像されたPS版Pは、
表面に付着した現像液を絞りローラ44によって絞り取
られてフニッシャー槽16へ送り込まれる。
【0048】フニッシャー槽16では、スプレーパイプ
60からPS版Pの表面に向けて噴出されるフニッシャ
ー液により処理され、さらに、絞りローラ44によって
表面に付着したフニッシャー液が絞り取られる。
【0049】フニッシャー槽16で処理されたPS版P
は、乾燥部18へ送られ乾燥処理される。乾燥部18で
は、温風をPS版Pの表面へ向けて吹き付けて乾燥処理
を行っており、乾燥処理されたPS版Pは、排出口86
から感光性平版印刷版処理装置10の外方に設けられた
受け台96へ排出される。
【0050】各処理槽で処理液処理されたPS版Pは、
乾燥部18の乾燥室70内へ挿入口84から挿入され
る。
【0051】乾燥室70では、図示しない温風発生部で
発生された温風が温風吐出部92へ供給され、温風吹出
口94からPS版Pの表面へ吹き付けており、これによ
って、PS版Pの乾燥処理がなされる。
【0052】このPS版Pは、温風吹出口94の下流側
に配置されたガイドローラ80、一対の串型ローラ82
により搬送される際、各々のローラに設けられた小ロー
ラ88の間からも温風が吹き付けられている。即ち、こ
れらのローラによって温風が妨げられることがないた
め、常に、温風がPS版Pの表面へ達している。
【0053】これらによって、PS版Pは、乾燥室70
内を搬送されている間、温風を吹き付けられ効率よく乾
燥される。
【0054】このPS版Pは、乾燥室70の排出口86
から、受け台96へ排出され、受け台96の図示しない
多数のローラによって支持され載置される。
【0055】この状態では、乾燥室70の排出口86か
ら各々のローラの小ローラ88の間を抜けてくる温風が
吹き出されている。この温風は、受け台96に載置され
たPS版Pへ達し、受け台96に載置された状態でPS
版Pの表面をさらに乾燥処理可能としている。
【0056】乾燥部18から排出されたPS版Pの乾燥
室70側の端部には、未乾燥の処理液がガム状となって
溜まることがあるが、排出口86から吹き出される温風
により、特に排出口86側のPS版Pの端部に溜まる処
理液を乾燥させることができる。これによって、PS版
Pを所定時間、受け台96へ載置状態とすることによ
り、PS版Pの未乾燥部分を無くすることができる。
【0057】また、乾燥部18では、軸上に小ローラ8
8を所定間隔で配置して串型ローラを形成し、これによ
りPS版Pを搬送し、PS版Pに温風を吹き付けて乾燥
している。尚、受け台96の内部に乾燥室70の排出口
86から吹き出される温風を、PS版Pの表面へ向ける
ガイド構造を形成することも可能である。
【0058】従来、モルトンローラを用いた乾燥部で
は、モルトンローラによりPS版Pの表面に付着してい
る処理液を拭い取っており、モルトンローラに吸着され
処理液が固化しそれがPS版Pに転写してPS版P
表面を汚していたため、頻繁にモルトンローラを清掃す
る必要があった。
【0059】実施例1では、各々の小ローラ88は、ゴ
ム、金属、プラスチック等の吸湿性を有さない材料で形
成されているため、モルトンローラのようにローラに処
理液が付着し汚れとなって固化することがなく、乾燥部
18の乾燥室70内のクリーニングを容易にしている。
【0060】尚、感光性平版印刷版処理装置10のオー
バーフロー槽20及び第二現像槽14の絞りローラ44
の一部が、常に、現像液に浸されているため、絞りロー
ラ44の表面の乾燥が防止され、ローラ面に付着した現
像液が乾燥して固着するのが防止される。このため、絞
りローラ44のクリーニングが容易となると共に、搬送
され現像されるPS版Pの表面に絞りローラ44の表面
に固着した汚れが付着転写されるのを防止することがで
きる。
【0061】図5には、本発明の実施例2に係るPS版
Pの乾燥部100が示されている。尚、実施例2におい
ても、基本的に実施例1と同一の部品を使用しており、
同一部品に付いては実施例1と同一の符号を付与し、
その説明を省略している。
【0062】この乾燥部100の乾燥室102には、挿
入口84の近傍にガイドローラ80を配置し、さらに、
PS版Pの搬送路の中間部及び排出口86の近傍に各々
一対の串型ローラ82を配置している。
【0063】また、搬送路に沿って配置された串型ロー
ラ82の間には、温風吐出部104が配置されている。
これらの温風吐出部104には、搬送路の幅方向に沿っ
て温風吐出口106が形成され、PS版Pの下流側の表
面へ向けて、図示しない温風発生部で発生された温風を
吹き出し可能とされている。
【0064】この乾燥部100では、各処理液により処
理され挿入口84から乾燥室102へ挿入されるPS版
Pをガイドローラ80及び串型ローラ82によって略水
平状態で搬送しながら、PS版Pの表面へ向け温風を吹
き付け乾燥させている。さらに、排出口86から排出さ
れ、受け台96上に載置されたPS版Pへ向けて排出口
86から温風を吹き吹き付け乾燥している。
【0065】これによって、PS版Pは、未乾燥部分を
生じることなく乾燥処理を行うことができる。
【0066】また、温風吐出口106の上流側に配置さ
れた串型ローラ82及びガイドローラ80においても、
小ローラ88により串状にローラを形成している。小ロ
ーラ88によって、串状に形成されたガイドローラ8
0、串型ローラ82を用いているため、各ガイドローラ
80、串型ローラ82の表面に処理液が付着して固化す
るのを防止することができ、各ローラのクリーニングが
容易となっている。
【0067】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光性平
版印刷版乾燥装置は、乾燥装置の排出口の上流側近傍に
串型ローラ対を設け、さらに串型ローラ対の上流側近傍
に温風吹出口を設けたので、搬送される感光性平版印刷
版の表面へ向けて略均一に温風を吹き付けることができ
ると共に、排出口から排出された後でも、排出口近傍の
感光性平版印刷版へ向けて温風を吹き付けることがで
き、感光性平版印刷版の後端側の端部に未乾燥部分を生
じることがない。
【0068】また、ゴム、金属、プラスチック等の湿
性の低い材料を用いた串型ローラを用いることにより、
処理液がローラの表面に付着し固化し感光性平版印刷版
の表面に汚れとなって転写するのを防ぐことができ、ロ
ーラのクリーニングを容易にするこができる優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る感光性平版印刷版処理装置を示
す概略構成図である。
【図2】実施例1に係る乾燥部を示す要部概略断面図で
ある。
【図3】実施例1に係るローラを示す要部斜視図であ
る。
【図4】実施例1に係るローラをPS版の搬送方向に沿
って見た概略図である。
【図5】実施例2に係る乾燥部を示す図2と同様の要部
概略断面図である。
【符号の説明】
10 感光性平版印刷版処理装置 12 第一現像槽 14 第二現像槽 18 乾燥部(感光性平版印刷版乾燥装置) 20 オーバーフロー槽 82 串型ローラ 86 排出口 88 小ローラ 94、106 温風吐出口 96 受け台 P PS版(感光性平版印刷版)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液により処理された感光性平版印刷
    版を搬送路に沿って串型ローラ対により搬送しながら
    風を吹き付けて乾燥させ排出口から排出する感光性平
    版印刷版乾燥装置において前記串型ローラ対を前記排
    出口の上流側近傍に設けるとともに、前記串型ローラ対
    の上流側近傍に、前記感光性平版印刷版の搬送路の下流
    側へ向けて温風を吹き出す温風吹出口を設け、前記排出
    口に隣接して、前記排出口から排出される前記感光性平
    版印刷版を載置する受台を設けてなることを特徴とする
    感光性平版印刷版乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記受け台を前記排出口の下流側近傍
    に着脱自在に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    感光性平版印刷版乾燥装置。
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