JPS6345276Y2 - - Google Patents

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JPS6345276Y2
JPS6345276Y2 JP386584U JP386584U JPS6345276Y2 JP S6345276 Y2 JPS6345276 Y2 JP S6345276Y2 JP 386584 U JP386584 U JP 386584U JP 386584 U JP386584 U JP 386584U JP S6345276 Y2 JPS6345276 Y2 JP S6345276Y2
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JP
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cleaning
processed
net conveyor
solvent
washing
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JP386584U
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【考案の詳細な説明】 本考案は汚れた衣服等のドライクリーニングに
おける脱臭装置に関するものである。
イ 従来技術 従来汚れた衣服等をドライクリーニングする場
合、クリーニング装置の洗滌ドラムに衣服等を収
容した後、該洗滌ドラムに溶剤液を大量に流入さ
て衣服等を洗滌し、洗滌が完了すると溶剤液を排
出した後、洗滌済みの衣服等を脱液しかつ乾燥さ
せ、しかる後、洗滌ドラムより衣服等を取り出し
ている。要するに衣服等を移送せずに1つの洗滌
ドラムで洗滌、脱液及び乾燥を行なつている。本
考案は、従来技術と異なり、衣服等をネツトコン
ベアで連続的に移送してドライクリーニングする
ものに使用する脱臭装置であり、従来のドライク
リーニング装置には存在しなかつた。
ロ 考案の目的 本考案の目的は衣服等の乾燥後にもなお残留す
る溶剤臭を完全に除去することのできるドライク
リーニングにおける脱臭装置を提供することにあ
る。
ハ 考案の構成 本考案は、衣服等の被処理物をネツトコンベア
を利用して連続的に移送し、その移送経路中にお
いて溶剤液で洗滌した後、脱液及び乾燥させるよ
うにしたものにおいて、被処理物を乾燥させる乾
燥装置に後続して配置されるもので、被処理物の
移送経路の上方及び下方に送風機を設配すると共
に、この送風機と被処理物の移送経路との間に残
留溶剤臭を含んだ被処理物に高速空気を吹き付け
るためのダクトノズルを設けたものである。
ニ 実施例 第1図乃至第3図は本考案の実施例を示す。同
図において、1は衣服等の被処理物2を溶剤液に
より洗滌するための洗滌機構、3は洗滌機構1に
より洗滌された被処理物2より脱液たるための脱
液機構、4は脱液後の被処理物2を熱風乾燥させ
るための乾燥機構、5は乾燥後の被処理物2に残
留する溶剤臭を除去するための脱臭機構である。
尚、洗滌機構1において使用する溶剤は特に規定
するものではないが、通常テトラクロエチレン、
トリクロールエチレン、トリクロールエタン等を
使用する。また、上記洗滌機構1における被処理
物2の洗滌開始直前には洗剤によりスプレーして
もよく、洗滌完了直後には被処理物をすすぐため
のスプレーをしてもよい。上記洗剤としてはアニ
オン、カチオン、両性非イオン界面活性剤を使用
する。
洗滌機構1において、符号6,7,8は液面高
さを段階的に異ならしめて並設した複数の洗滌槽
で、そのうちの高液面槽たる洗滌槽8に新液たる
溶剤液9を連続的に供給し、該溶剤液9を低液面
槽たる洗滌槽7,6側へ順次オーバーフローさせ
て自然流下させ、洗滌槽6に付設した溶剤液排出
溝10より蒸溜塔(図示省略)へ送つて蒸溜した
後、再び新液として使用する。11は各洗滌槽
6,7,8内に設置されたポンプで、このポンプ
11により各洗滌槽6,7,8内の溶剤液9を強
制移動させて被処理物2の洗滌効果を増大させ
る。12はポンプ11に隣接して設置された溶剤
液のフイルターで、このフイルター12により溶
剤液9中の繊維屑や汚物を除去する。13は被処
理物2を溶剤液9の流れ方向と逆方向に連続的に
移送するためのネツトコンベアで、これはネツト
の両端に装着したチエーンを複数のホイール14
に纏い掛けて上記洗滌槽6,7,8の周囲にエン
ドレス状に配設されている。上記ネツトコンベア
13の上辺部は洗滌槽6,7,8間の上方に軸支
された複数のホイール15a及び洗滌槽6,7,
8内に軸支されたホイール15bによつて蛇行さ
せ各洗滌槽6,7,8内に導入させて溶剤液9中
を浸漬通過させる16,17,18は各洗滌槽
6,7,8に対応して設けられた被処理物2の挾
持用ネツトコンベアで、このネツトコンベア1
6,17,18は、各洗滌槽6,7,8の上方に
軸支されたホイール19と上記のホイール15a
と同軸上に軸支されたホイール(図示省略)にエ
ンドレス状に装架して直立させ、その下方部分を
各洗滌装6,7,8の溶剤液9中に浸漬させて前
記移送用ネツトコンベア13の浸漬部分と重合さ
せる。そして、上記の各ネツトコンベア13,1
6,17,18を同調させて盾環移動させ、移送
用ネツトコンベア13の搬入部13aより送られ
てくる被処理物2を挾持して低液面の洗滌槽6か
ら順次高液面の漬滌槽7,8に移送する。
脱液機構3は洗滌機構1に後続して配置され
る。脱液機構3において、20は前記移送用ネツ
トコンベア13の搬出部13bにそつてその上部
側に設けられたエンドレス状の補助ネツトコンベ
アで、これはホイール21,21に装架されてい
る。22は移送用ネツトコンベア13の搬出部1
3bの下面に幅方向にわたつて設置されたサクシ
ヨンボツクスで、このサクシヨンボツクス22に
適宜の手段で吸引力を作用させ、その上面を通過
する被処理物2から溶剤液9を脱液する。23は
サクシヨンボツクス22に対向してその上部側に
設けられた複数の分割加圧ロールで、この分割加
圧ロール23とサクシヨンボツクス22との間に
移送用ネツトコンベア13の搬出部13b及び補
助ネツトコンベア20の下部走行部20aが介在
する。上記各分割加圧ロール23は第2図及び第
3図に示すように筒状形状であつて幅方向に支持
された固定軸24に軸受25,26を介して個別
的に偏心回転可能に嵌挿されている。そして、上
記の移送用ネツトコンベア13と補助ネツトコン
ベア20間に挾さまれて移送される被処理物2が
サクシヨンボツクス22と分割加圧ロール23と
の間を通過すると、分割加圧ロール23は被処理
物2の厚みに応じて追従回転し、サクシヨンボツ
クス22の吸引口を被処理物2を介して間接的に
加圧閉塞する。サクシヨンボツクス22と分割加
圧ロール23との間に被処理物2が存在しない場
合は、サクシヨンボツクス22の吸引口は分割加
圧ロール23によつて直接閉塞される。尚、分割
加圧ロールは上記の構成に限定されるわけではな
く、例えば第4図及び第5図に示すように幅方向
に支持された固定軸27に複数のアーム28を揺
動可能に軸承させ、該アーム28の先端両側面に
突設した支軸29に軸受30を介して分割加圧ロ
ール31を回転可能に軸支したものでもよい。要
するにサクシヨンボツクス22の上面を通過する
被処理物2の厚みに応じて追従回転する構成であ
ればよい。
32は洗滌脱液された被処理物2を乾燥機構4
及び脱臭機構5内を移送させるための移送用ネツ
トコンベアで複数のホイール33に装架されてい
る。上記乾燥機構4において、34は上記移送用
ネツトコンベア32の被処理物搬送部32aを介
してその上下に対向して配設されたダクトノズ
ル、35は加熱ヒーター、36は送風機で、この
送風機36により熱風をダクトノズル34を介し
て被処理物2に吹き付けて乾燥させる。
上記脱臭機構5は衣服等の被処理物2に残留す
る溶剤液臭を除去するためのものである。すなわ
ち、被処理物2は溶剤液9に浸漬させて洗滌され
るので、洗滌完了時には溶剤を含んでいる。この
被処理物2が含有する溶剤は脱液機構3及び乾燥
機構4によつて完全に除去される。しかしなが
ら、被処理物2が乾燥機構4によつて完全乾燥し
ていても被処理物2の内部には溶剤臭が残留して
いる。溶剤臭が残留した被処理物2をそのまま外
部に取り出すと、被処理物2から溶剤臭が漸時出
てきてその周囲環境を悪化させる。これを防ぐた
め乾燥機構4に後続して脱臭機構5を設けたので
ある。脱臭機構5において、37は移送用ネツト
コンベア32の被処理物搬送部32aを介して上
下に対向して配設されたダクトノズル、38はダ
クトノズル37の上下外方位置にそれぞれ設けら
れた送風機で、この送風機38により常温風をダ
クトノズル37を介して乾燥済みの被処理物2に
吹き漬け、その内部にはらんでいる溶剤臭を除去
する。
尚、39は洗滌機構1及び脱液機構3の周辺の
自然蒸発による溶剤蒸気を空気と共に送風機で排
出し、装置周辺の作業環境の保全を行なうための
ダクトである。40は乾燥機構4内の高濃度溶剤
蒸気が直接外部へ吹き出ないようにするべく内部
溶剤蒸気と外部空気とを同時に排出するためのダ
クトである。そして、溶剤蒸気は上記ダクト3
9,40を通つて溶剤回収装置へ導かれて処理さ
れる。
次に衣服等の被処理物をドライクリーニングす
る要領について説明すると次の通りである。
高液面槽たる洗滌槽8に新液たる溶剤液9を連
続的に供給し、該溶剤液9を低液面槽たる洗滌槽
7,6側へ順次オーバーフローさせて自然流下さ
せると同時に、ポンプ11を駆動し、各洗滌槽
6,7,8内の溶剤液9を強制移動させる。他方
汚れた衣服等の被処理物2を循環移動する移送用
ネツトコンベア13の搬入部13b上に載置す
る。この移送用ネツトコンベア13の移動に伴つ
て被処理物2を溶剤液9の流れ方向と逆方向に各
洗滌槽6,7,8に順次浸漬させつつ移送させて
洗滌する。すなわち、被処理物2は移送用ネツト
コンベア13と挾持用ネツトコンベア16とで挾
持されて低液面槽たる洗滌槽6内の溶剤液9に浸
漬され、先ず1次洗滌される。1次洗滌が終わる
と被処理物2は洗滌槽6より一旦引き上げられた
後、ネツトコンベア13,17とで再び挾持され
て洗滌槽7内の溶剤液9に浸漬され、2次洗滌さ
れる。そして、2次洗滌が終わると被処理物2は
上記と同様に洗滌槽7より引き上げられ、ネツト
コンベア13,18とで再び挾持されて洗滌槽8
内の溶剤液9に浸漬され、3次洗滌される。この
1〜3次洗滌の際各洗滌槽6,7,8内の溶剤液
9はポンプ11によつてそれぞれ強制移動される
ので、被処理物2は振動しその洗滌効率が高めら
れる。また、汚れた被処理物2は溶剤液9の流れ
方向と逆方向に移送され、1次洗滌、2次洗滌及
び3次洗滌となるにしたがつて新しい溶剤液9で
洗滌されることになる。そして、溶剤液9は3次
洗滌槽8から2次及び1次洗滌槽7,6へと順次
自然流下するのに対し、汚れた被処理物2は先ず
1次洗滌槽6にて洗滌された後、2次及び3次洗
滌されるので、汚れた溶剤液9は各洗滌槽8,7
を自然流下して最終的には最も汚れた1次洗滌槽
6よりオーバーフローして排出溝10に自然排出
される。したがつて、1〜3次洗滌を通じて被処
理物2より離脱した汚れが被処理物2に再付着す
るようなことはない。尚、上記1〜3次洗滌の各
洗滌槽6,7,8間に絞りロールを設け、被処理
物2を一旦絞つた後次の洗滌槽へ送るようにして
もよい。しかし、絞りロールは特に設けなくとも
ネツトコンベアの挾持圧で絞り効果を出すことも
できる。
こうして洗滌が完了した被処理物2は脱液機構
3に送られここで脱液される。すなわち、洗滌済
みの被処理物2は移送用ネツトコンベア13の搬
出部13bと補助ネツトコンベア20とで挾持さ
れ、サクシヨンボツクス22と分割加圧ロール2
3との間を通過し、この通過中にサクシヨンボツ
クス22に作用している吸引力により脱液され
る。このとき各分割加圧ロール23は個別的に偏
心回転可能に軸支されているので、該分割加圧ロ
ール23は被処理物2の厚みに応じて追従回転し
て被処理物2を加圧する。したがつてサクシヨン
ボツクス22の吸引力は間接的に閉塞され脱液効
果が著しく向上する。尚、被処理物2が存在しな
い部位においては上記分割加圧ロール23はコン
ベアのネツトを介してサクシヨンボツクス22の
吸引口を直接閉塞するから、脱液効率がきわめて
よい。
脱液された被処理物2は移送用ネツトコンベア
13から32に送られ、これにより乾燥機構4に
移送される。すると、加熱ヒーター35で加熱さ
れた加熱エアは送風機36によりダクトノズル3
4を介して移送中の被処理物2に吹き付けられ、
これによつて被処理物2は熱風乾燥せしめられ
る。こうして熱風乾燥された被処理物2は移送用
ネツトコンベア32により脱臭機構5に移送され
る。脱臭機構5においては、送風機38の回転に
より常温風がダクトノズル37を介して被処理物
2に急速に吹き付けられる。この常温風の吹き付
けによつて被処理物2の内部にはらんでいた溶剤
臭は完全に払拭される。
尚、上記の実施例では洗滌槽3を3槽設けた
が、これに限定されるわけではなく、2槽以上あ
ればよく、その数は必要に応じて適宜変更すれば
よい。
ホ 考案の効果 本考案によれば、乾燥後をなお衣服等に残留し
た溶剤臭を完全に除去することができ、その周囲
環境が悪化するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る脱臭装置を適用したグリ
ーニング装置の説明図である。第2図は脱液装置
を示した正面説明図、第3図は分割加圧ロールの
側断面図である。第4図は分割加圧ロールの他の
実施例を示した斜視説明図、第5図はその一部断
面平面図である。 2……被処理物、4……乾燥装置、5……脱臭
装置、37……ダクトノズル、38……送風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 衣服等の被処理物をネツトコンベアを利用して
    連続的に移送し、その移送経路中において溶剤液
    で洗滌した後、脱液及び乾燥させるようにしたも
    のにおいて、被処理物を乾燥させる乾燥装置に後
    続して配置されるもので、被処理物の移送経路の
    上方及び下方に送風機を設配すると共に、この送
    風機と被処理物の移送経路との間に残留溶剤臭を
    含んだ被処理物に高速空気を吹き付けるためのダ
    クトノズルを設けたことを特徴とするドライクリ
    ーニングにおける脱臭装置。
JP386584U 1984-01-13 1984-01-13 ドライクリ−ニングにおける脱臭装置 Granted JPS60116994U (ja)

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JP386584U JPS60116994U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 ドライクリ−ニングにおける脱臭装置

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JP386584U JPS60116994U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 ドライクリ−ニングにおける脱臭装置

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JPS60116994U JPS60116994U (ja) 1985-08-07
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JP386584U Granted JPS60116994U (ja) 1984-01-13 1984-01-13 ドライクリ−ニングにおける脱臭装置

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JPS60116994U (ja) 1985-08-07

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