JPH0652973U - パレットなどの縦型洗浄装置 - Google Patents

パレットなどの縦型洗浄装置

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JPH0652973U
JPH0652973U JP3156791U JP3156791U JPH0652973U JP H0652973 U JPH0652973 U JP H0652973U JP 3156791 U JP3156791 U JP 3156791U JP 3156791 U JP3156791 U JP 3156791U JP H0652973 U JPH0652973 U JP H0652973U
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pallet
cleaning
cleaned
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芳光 吉田
良 坂詰
金助 匂坂
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Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Sapporo Breweries Ltd
Sapporo Holdings Ltd Japan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、汚れたパレットなどの被洗浄物を
移送手段により洗浄部と水切り部を移送して、洗浄と水
切りを自動的に行う。 【構成】 パレット等の被洗浄物を横から縦に起こす起
こし手段と、縦の被洗浄物を乗せて移送する移送手段
と、移送される被洗浄物を通過させる洗浄室内に被洗浄
物の各部へ両側から洗浄液を噴射させる噴射手段を設け
た洗浄部と、洗浄後の被洗浄物を通過させる水切り室の
中か、外で被洗浄物の高速運動による水の振り切り、空
気による吹き飛ばし、部材によるふき取りを行う手段を
備える水切り部と、水切り後の被洗浄物を縦から横に倒
す倒し手段とを備えさせた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パレットやこれに類した被洗浄物の縦型洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の梱包品を積載して運搬、保管するパレットは、用済み後、野積み や屋外に放置されることが多いため、泥やほこりにまみれたり、異物が付いたり して汚くなり、このままで使用すると積載品が汚染されるため、洗浄する必要が あるが、現在パレットを洗浄できる装置がないから、手洗いをしている現状であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のようにパレットを手洗いする場合は、多くの時間と労力を要するため洗 浄コストが非常に高く付き、又、作業が汚くて重労働であるため作業者の確保が 難しいから、パレットを多く使用する業界に於ては自動洗浄装置の出現が強く要 望されていた。
【0004】 本考案は、前記した業界の要望を満たすためになされたもので、汚れたパレッ トなどの被洗浄物を起こし手段により横から縦に起こし、縦で移送手段に乗せて 洗浄部と水切り部を移送する間に、洗浄部で洗浄液の噴射により洗浄を行い、水 切り部で衝撃や遠心力、空気圧などで水の除去を行って、被洗浄物を汚れや水気 が残らない状態にするパレットなどの縦型洗浄装置を提供することを目的として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本考案の手段は、パレットなどの被洗浄物を横 から縦に起こす起こし手段と、縦の被洗浄物を乗せて移送する移送手段と、移送 される被洗浄物を通過させる洗浄室内に被洗浄物の各部へ両側から洗浄液を噴射 させる噴射手段を設けた洗浄部と、洗浄後の被洗浄物を通過させる水切り室の中 か、外に被洗浄物に付着する水分を除去する手段を設けた水切り部と、水切り後 の被洗浄物を縦から横に倒す倒し手段とを備えさせた構成にある。
【0006】
【作用】
前記のように構成される本考案の洗浄装置は、パレットなどの被洗浄物が横で 送られて来て起こし手段上に達すると、起こし手段の起伏枠が操作手段により起 こされて立ち上り、横の被洗浄物を縦にして移送手段へ乗せる。このとき被洗浄 物に乗っている異物などは自然に落下し、被洗浄物から除かれて洗浄部ヘ持ち込 まれない。
【0007】 被洗浄物を乗せられた移送手段は、洗浄部へ進んで被洗浄物をガイドの支持に より倒れさせずに洗浄液の噴射手段の間を通過させ、水による予備洗浄と、薬剤 液,洗剤液による本洗浄と、水によりすすぐ仕上げ洗浄とを行れるもので、この 洗浄の際、洗浄液の噴射手段は、水及び洗浄液を上下方向の膜状にして前及び後 へ斜めに噴射し、洗浄液が掛からない陰の部分を生じないように被洗浄物の各部 へ一様に作用させ、被洗浄物が洗浄部を通過する間に汚れが残らないようにきれ いに洗浄する。
【0008】 被洗浄物の洗浄を終わると、移送手段は被洗浄物を次の水切り部に進め、最初 の水の除去手段の位置で、転倒枠に被洗浄物が受けられたとき、操作部材により 転倒枠を急速に転倒させ、その衝撃により被洗浄物に付着する水滴を振り切らせ 、その後、転倒枠を操作手段により起して被洗浄物を移送手段へ戻す。
【0009】 被洗浄物が移送手段へ戻されると、移送手段は被洗浄物を水切り室内に設けら れた次の水の除去手段の位置に進め、ここで高圧空気の噴射により付着する水分 を吹き飛ばさせ、次の水の除去手段の位置に進めば、ブラシ等により水分をふき 取られ、その後で再び高圧空気の噴射による水分の吹き飛ばしを受けるためほぼ 完全に水切りされる。
【0010】 水切りを終った被洗浄物が水切り部から倒し手段へ送り出されると、倒し手段 の起伏枠が操作手段により倒されて、縦の被洗浄物を横にしてコンベヤに移し、 安定のよい横の状態で以後の積上等の工程を施されるものである。
【0011】
【実施例】
以下に本考案に関する装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の洗浄装置の全体構成を示す概要平面図。図2は被洗浄物の起し 手段の正面図。図3は同上の側面図。図4は同上の一部の拡大平面図。図5は洗 浄部の縦断側面図。図6は同上の中央縦断正面図。図7は水の振り切り手段の正 面図。図8は水の振り切り手段の他の例の側面図。図9は同上の横断平面図。図 10は水切り室の縦断側面図。図11は同上の縦断正面図。図12は乾燥部の縦 断正面図。図13はパレットの換向送出手段の平面図。図14は同上の側面図。 図15はパレットの段積み手段の縦断側面図。図16は同上の縦断正面図。図1 7はパレットの搬出手段の平面図。図18は同上の側面図。図19はパレットの 分離送出手段の縦断側面図。図20は同上の縦断正面図。図21は薬剤液噴射管 の拡大横断面図。図22は同上の一部の拡大側面図。図23は熱風吹き出しダク トの横断面図である。
【0013】 図1において、Aは被洗浄物としてのパレット1の起こし手段、Bは移送手段 、Cは洗浄部、Dは水切り部、Eは乾燥部、Fは倒し手段、Gは付属施設として の洗浄パレットの換向送出手段、Hは洗浄パレットの段積み手段、Iは段積みパ レットの搬出手段、Jは段積み被洗浄パレットの搬入手段、Kは段積み被洗浄パ レットの分離送出手段、Lは分離被洗浄パレットの換向送入手段である。
【0014】 前記したパレット1の起こし手段Aは、図2、図3に示すようにコンベヤ2を 張設した起伏枠3の一端を台枠4へ軸5着して、換向送入手段Lからのパレット 1の受け入れ時は、シリンダ6により水平に倒して置き、受け入れ後はシリンダ 6により送り込みチエンコンベヤ7上へ縦になるように起こして、パレット1を チエンコンベヤ7へ移させる。
【0015】 送り込みチエンコンベヤ7に移されたパレット1は、誘導部材8に横を支持さ せて倒れないように進行するもので、前記誘導部材8はパレット1が起きてくる 方とは反対側にパレット1との摩擦抵抗が小さいパイプなどを用いて配設する。
【0016】 前記した起伏枠3は、起こしたとき下になる側と、前後になる側とにそれぞれ パレット1の支持片9、10、11を設け、これらによりパレット1を支持させ て起伏枠3を起こすと、パレット1が安定して確実に送り込みチエンコンベヤ7 へ移されるようするもので、このときパレット1の進む方向にある支持片11は 、図3に示すようにエアーモータ12等により回転させてパレット1の送り出し の妨げにならないように外側へ逃がす。
【0017】 又、起伏枠3を起こすと下になる支持片9は、送り込みチエンコンベヤ7が通 常の張設状態ではこれに当るので、このチエンコンベヤ7を支持片9の部分をへ こませて図3に示すように張設し、支持片9が当らないようにする。
【0018】 縦になったパレット1の移送手段Bは、一条のチエンコンベヤを用いるもので 、図1に示すように洗浄部C用と、水切り部D用とに区分して張設してあり、水 切り部D用のチエンコンベヤBはパレット1の倒し手段Fの位置まで達するよう にしてある。
【0019】 そしてチエンコンベヤBの上側には、図5、図10に示すように間隔的に送り 駒13を取り付け、この送り駒13によりパレット1を押させて一定した速度で 確実に移送させる。
【0020】 移送手段のチエンコンベヤBに乗ったパレット1は、図5に示すようにその横 を誘導部材14に支持されて倒れないように洗浄部Cと、水切り部Dを通過する もので、図7に示すパレット1からの水の除去手段の位置では、パレット1を一 側ヘ転倒させるため、こちら側の誘導部材14を省き、他の部分は両側からパレ ットを挟むように配設してあって、この誘導部材14も摩擦抵抗の小さいパイプ などを用いてある。
【0021】 洗浄部Cは、図5、図6に示すように移送手段のチエンコンベヤBにより移送 されるパレット1を通過させて洗浄するのに適した容積と長さのトンネル型に形 成し、前と中と後の三つの洗浄室15、16、17に区分し、それぞれにパレッ ト1の両側へ洗浄液を噴射する噴射管18、19、20を縦に配設してあり、各 室15、16、17の下部は、吸引箱21、22、23と連通する洗浄液たまり になっており、これにためた洗浄液を図6に示すろか網24を通してポンプ(図 面省略)に吸引させ、各噴射管18、19、20へ圧送して循環使用する。
【0022】 そして前の洗浄室15では噴射管18から洗浄液としての水を噴射させ、これ で落ちるパレット1の汚れを洗い落す予備洗浄を行い、中の洗浄室16では噴射 管19から薬剤液,洗剤液を噴射させて、油性などの汚れを洗い落す本洗浄を行 い、後の洗浄室16では噴射管20から水を噴射させてパレット1に付着する洗 浄液などをすすぎ落とす仕上げ洗浄を行うもので、洗浄に使う水は、図6に示す ようにその中へサイレンサー25を介して蒸気を吹き込み、薬剤液,洗剤液は、 その中へ蒸気による加熱コイル26を通して、それぞれを数10℃程度に加熱す ると、洗浄効果が上がるだけでなく、以後の水切り、乾燥の効果も上がる。
【0023】 前記した洗浄液の噴射管18、19、20は、噴射管19を代表として図22 に示す通り、水又は薬剤液,洗剤液を上下へ広がらせて膜状に噴射するノズル2 7を、図21に示す通りパレット1との正対線に対して45度ずつ前と後へ傾き を持つように2個取り付けたものを噴射膜の一部が重複する程度の間隔で数組設 けることにより、水又は薬剤液,洗剤液がパレット1の各部へ掛からない陰の部 分を生じないように平均に吹き掛けられるようにしてある。
【0024】 尚、前記各洗浄室15、16、17は洗浄時に汚れるので、その汚れを洗い落 とす水の噴射管28、29、30を図5、図6に示すように天井、側壁、底板に 向けてそれぞれ配設し、洗浄作業の終了後、室15、16、17から水や薬剤液 、洗剤液を排出した後、各噴射管28、29、30から清水を噴射させて室の天 井、側壁、底板等をきれいに洗浄する。
【0025】 又、前記した室洗浄の際には、パレット1を洗浄する噴射管18、19、20 と、室15、16、17を洗浄する噴射管28、29、30とへそれぞれ清水を 供給して各噴射管の洗浄をも行い、これらノズルの目詰まりの除去をも行う。
【0026】 洗浄後のパレット1に付着する水滴を衝撃で振り切る手段31は、図7に示す ように洗浄室17の後側にパレット1を受け入れるように設けて、その一側下部 を台枠32に軸33着して横へ転倒自在とした転倒枠を用い、この転倒枠31を パレット1が受け入れられると、シリンダ34により急速に転倒させてある角度 で止め、バレット1に大きな衝撃を与えてパレット1に付着する水滴を振り切ら せた後、シリンダ34により起こしてパレット1をチエンコンベヤBへ乗せて移 送を再開させる。
【0027】 又、水滴を遠心力で振り切る手段35は、図8、図9に示すようにパレット1 を隙間36へ受け入れて回転する回転枠を用い、この回転枠35を洗浄室17の 後側のチエンコンベヤB上へ縦軸37により上吊りにして、その前後部と中間に パレット1の送り込み時、これを妨げないようにソレノイド38により引き込め られる止めピン39を設け、これら止めピン39をパレット1が送り込まれると 、ソレノイド38により繰り出してパレット1の前後縁と窓孔40とに係合させ 、パレット1を回転枠35に固定する。
【0028】 パレット1が回転枠35に固定されると、モータ41により縦軸37を駆動し 、回転枠35を回転させれば、パレット1に遠心力が作用して付着する水滴を振 り切られるから、これに伴い回転枠35をチエンコンベヤBと一致する位置に止 め、ソレノイド38により止めピン39を引っ込ませ、パレット1をチエンコン ベヤB上へ移させる。
【0029】 尚、チエンコンベヤBから回転枠35へパレット1を挿入したり取り出したり するためには、パレット1を上げ下げする必要があるので、この動作はチエンコ ンベヤBの回転枠35に対応する部分を他の部分から分離して、昇降枠42に支 持させ、この昇降枠42をパレット1が上へ送られて来ると、シリンダ43によ り上昇させてパレット1を回転枠35ヘ挿入し、挿入後は元位置に戻って回転枠 35を回転させ、これによる水の振り切りが終って回転枠35が停止すると、上 昇して回転枠35からパレット1を受け取り、元の位置へ戻ってチエンコンベヤ Bによるパレット1の移送を開始させる。
【0030】 空気による水の吹き飛し手段44は、高圧空気をパレット1へ噴射して付着す る水膜を吹き飛ばすノズルを用いるもので、このノズル44は図10、図11に 示すように心管部45をトンネル状の水切り室46の側壁へ嵌合して回転自在と した揺動管47の先端に取り付けられている。
【0031】 前記した心管部45にレバー48を付設し、このレバー48に対応させて水切 り室46の上部に駆動レバー49設けて、この駆動レバー49と前記レバー48 とをロッド50により連結して、駆動レバー49をモータ51により駆動すると 、前記ノズル44が揺動管49により図11に示す範囲を往復運動し、パレット 1の全体へ平均に高圧空気を吹き付けるから、ノズル44へ高圧空気を供給する 空気源をなるべく小容量のものにすることができる。
【0032】 パレット1に付着する水膜のふき取り手段52は、円筒状の回転ブラシを用い るもので、このブラシ52を図10、図11に示すように水切り室46の両側に 設けた縦軸53に支持させて、前記縦軸53をモータ54により駆動し、ブラシ 52を高速回転させてパレット1に付着する水膜をふき取らせる。
【0033】 前記した水切り室46は、パレット1を洗浄して汚れた水や薬剤液,洗剤液の 付着により汚れるから、内部に天井、側壁、底板に向けた水の噴射管55を設け て、水切り後、これらから清水を噴射させて天井、側壁、底板に付着した汚れを 洗い落すようにしてあり、又、下部には蒸気による加熱コイル56を設けて室の 保温を計る。
【0034】 パレット1の乾燥部Eは、トンネル型の乾燥室58内の両側に図12に示すよ うに送風ダクト58を配設して、これらに図23に示すようなスリット型の吹き 出し口59を設け、これらの吹き出し口59から熱風を吹き出させ、パレット1 に残存する水分を風により除去して乾燥するもので、この乾燥部Eは残存水分が あるとパレット1が凍り付く寒冷地用として必要なものであり、寒冷地でも付着 水分が自然蒸発する季節には必要がない。
【0035】 パレット1を倒す手段Fは、構造的には前記した起こし手段Aと同様のもので あり、動作が異なるだけであるから起こし手段Aの図2〜図3を援用して動作を 説明すると、水切りを終ったパレット1がシリンダ6により起こされている起伏 枠3へ送り込まれゝば、シリンダ6が起伏枠3を倒してチエンコンベヤB上のパ レット1を受け取って横に倒す。するとパレット1がチエンコンベヤ7に乗るか ら、チエンコンベヤ7を換向送出手段Gへ向かって回転させ、横のパレット1を 送り出してから起伏枠3をシリンダ6により起こして置く。
【0036】 洗浄パレット1の換向送出手段Gは、図13、図14に実線で示すようにパレ ット1の倒し手段Fの送出側に接続される前のチエンコンベヤ60と、段積み手 段Hに接続される後のチエンコンベヤ61とを直交するように張設して、先のチ エンコンベヤ60へ倒し手段Fからパレット1が送られ、これが後のチエンコン ベヤ61へ達するまでは、図14に鎖線で示すように後のチエンコンベヤ61は シリンダ62により先のチエンコンベヤ60よりも低く下げられている。
【0037】 しかし、パレット1が後のチエンコンベヤ61上に来ると、このチエンコンベ ヤ61がシリンダ62により先のチエンコンヘヤ60よりも上へ上げられてパレ ット1を受け、90度方向を変換して段積み手段Hへ送る。
【0038】 洗浄パレットの段積み手段Hは、図15、図16に示すように前記した後のチ エンコンベヤ61に高さを合わせた二条のチエンコンベヤ63の間へ昇降盤64 を配設し、この昇降盤64をその上へパレット1が送られて来ると、シリンダ6 5によりパレット1個分より多目に上昇させ、これに伴い上昇位置に設けられる 一対の制止かぎ66がシリンダ67により作動され、パレット1の側面の孔68 ヘ挿入されてパレット1を支持する。
【0039】 パレット1が制止かぎ66に支持されると、昇降盤64はシリンダ65により 下降されて、次のパレット1が送られて来るまで待ち、次のパレット1が制止か ぎ66に支持されるパレット1の下へ入ると、制止かぎ66がシリンダ67によ りパレット1から外され、これと共に昇降盤64がシリンダ65により上昇され てパレット1を押し上げ、押し上げられたパレット1は制止かぎ66が支持する ため、この動作を繰り返させるとパレット1は整然と段積みされる。
【0040】 段積み洗浄パレット1の搬出手段Iは、図17、図18に示すように前記した 段積み手段Hのチエンコンベヤ63に高さを合わせた二条のチエンコンベヤ69 を張設し、これらチエンコンベヤ69の間に段積みパレット1の荷重を受けて、 パレット1の移動に追従回転する遊転ローラ70を配設して大荷重の段積みパレ ット1を段積み手段Iから受け入れて搬出し、その上にストックして置く。
【0041】 段積み被洗浄パレット1の搬入手段Jは、図17、図18に示す段積み洗浄パ レット1の搬出手段と全く同様のものを用いる。
【0042】 段積み被洗浄パレット1の分離送出手段Kは、図19、図20に示すように前 記した搬入手段Jのチエンコンベヤ69に高さを合わせた二条のチエンコンベヤ 71の間にシリンダ72により昇降される昇降盤73を設け、この昇降盤73よ り上側にパレット1の側面の孔68へシリンダ74により挿入される一対の制止 かぎ75を設けたもので、この手段Kの上側に被洗浄パレット1の段積みを支持 させて置く。
【0043】 段積みされたパレット1の一つを送り出すときは、シリンダ72により昇降盤 73を上昇させて、これに段積みパレット1の最下段のものを受けさせ、シリン ダ72により昇降盤73を下降させて、二段目のパレット1の孔68が制止かぎ 75に対応したときに昇降盤73を止め、制止かぎ75をシリンダ74によりパ レット1の孔68へ挿入して二段目以後のパレット1を支持させ、更に昇降盤7 3を下降させれば、パレット1はチエンコンベヤ71へ乗せられて換向送入手段 Lヘ送られる。
【0044】 尚、段積みされた被洗浄パレット1は、寒冷地では凍り付いて離れないことが あるので、昇降盤73にモータ76により回動される引き離しかぎ77を取り付 け、この引き離しかぎ77をパレット1の孔68へ内側から掛けた後、昇降盤7 3を下降させるようにすれば、凍り付いているパレット1を引き離して確実に送 り出すことができる。
【0045】 被洗浄パレット1の換向送入手段Lは、洗浄パレット1の換向送出手段Gと同 じ構造のもので、前のチエンコンベヤ60を段積み被洗浄パレット1の分離送出 手段Kのチエンコンベヤ71に接続し、後のチエンコンベヤ61を被洗浄パレッ ト1の起し手段Aのチエンコンベヤ7へ接続するように配設して、分離されて送 られる被洗浄パレット1を90度方向を変換して起こし手段Aへ送り込ませる。
【0046】
【考案の効果】
前述した通り本考案の洗浄装置は、縦型で高さは高いが底面積が小さいから、 小スペースへ設置することができる。
【0047】 洗浄は人手不要で全て機械的に行われ、洗浄能率も高いから、洗浄コストが安 くて、作業者の確保に苦労することがない。
【0048】 横の被洗浄物を立てると、乗っていた異物が落ちて洗浄部ヘ持ち込まれないか ら、洗浄負荷が低減して洗浄液ろか網の目詰が減少する。
【0049】 縦置きの被洗浄物は、洗浄液の作用面積が大きくとれ、洗浄液が掛らない陰の 部分も少なくて、掛かった洗浄液は下方に流下して容易に排除されるため、洗い 残しがないきれいな洗浄が速やかにできる。
【0050】 縦置きの被洗浄物は、転倒手段や回転手段に支持させて、衝撃や遠心力を作用 させ、水の振り切りによる強制脱水ができる。
【0051】 振り切り後の残存水をふき取りと空気による吹き飛ばしで更に排除できるため 、完全な水切りにより乾燥が速やかに行われる。 等の特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する装置の全体構成を示す概要平面
図である。
【図2】被洗浄物の起こし手段の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の一部の拡大平面図である。
【図5】洗浄部の縦断正面図である。
【図6】同上の中央縦断側面図である。
【図7】水の振り切り手段の正面図である。
【図8】水の振り切り手段の他の例の側面図である。
【図9】同上の横断平面図である。
【図10】水切り室の縦断正面図である。
【図11】同上の縦断側面図である。
【図12】乾燥部の縦断正面図である。
【図13】パレットの換向送出手段の平面図である。
【図14】同上の側面図である。
【図15】パレットの段積み手段の縦断側面図である。
【図16】同上の縦断正面図である。
【図17】パレットの搬出手段の平面図である。
【図18】同上の側面図である。
【図19】パレットの分離送出手段の縦断側面図であ
る。
【図20】同上の縦断正面図である。
【図21】薬剤液噴射管の拡大横断面図である。
【図22】同上の一部の拡大側面図である。
【図23】熱風吹き出しダクトの横断面図である。
【符号の説明】
1 被洗浄物 A 被洗浄物の起こし手段 B 被洗浄物の移送手段 C 被洗浄物の洗浄部 18、19、20 洗浄液の噴射手段 D 被洗浄物の水切り部 31、35 水の振り切り手段 44 水の吹き飛し手段 52 水のふき取り手段 F 被洗浄物の起こし手段
フロントページの続き (72)考案者 匂坂 金助 静岡県焼津市坂本355番地 株式会社石田 鉄工所内

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットなどの被洗浄物を横から縦に起
    こす起こし手段と、縦の被洗浄物を乗せて移送する移送
    手段と、移送される被洗浄物を通過させる洗浄室内に被
    洗浄物の各部へ両側から洗浄液を噴射させる噴射手段を
    設けた洗浄部と、洗浄後の被洗浄物を通過させる水切室
    の中か、外に被洗浄物に付着する水分を除去する手段を
    設けた水切り部と、水切り後の被洗浄物を縦から横に倒
    す倒し手段とを備えさせたことを特徴とするパレットな
    どの縦型洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記した洗浄部が予備洗浄、本洗浄、仕
    上げ洗浄に三分されることを特徴としたパレットなどの
    縦型洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記した洗浄部で使用する洗浄液及び水
    切り部の水切り室を加温することを特徴としたパレット
    等の縦型洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記した被洗浄物からの水の除去手段
    が、被洗浄物を急激に転倒させるなどして、衝撃により
    水を振切る構成であることを特徴としたパレットなどの
    縦型洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記した被洗浄物からの水の除去手段
    が、被洗浄物を高速回転させて、遠心力により水を振り
    切る構成であることを特徴としたパレットなどの縦型洗
    浄置。
  6. 【請求項6】 前記した水の除去手段が、高圧空気によ
    り水を吹き飛ばす構成であることを特徴としたパレット
    などの縦型洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記した高圧空気により水の除去手段
    が、揺動、回転等の運動により空気の作用範囲を拡げる
    構成であることを特徴としたパレットなどの縦型洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 前記した水の除去手段が、ブラシ等で水
    をふき取る構成であることを特徴としたパレットなどの
    縦型洗浄装置。
  9. 【請求項9】 水切り後の被洗浄物に熱風を吹き付けて
    残存水分を乾燥させる乾燥手段を備えさせたことを特徴
    とするパレットなどの縦型洗浄装置。
JP3156791U 1991-04-08 1991-04-08 パレットなどの縦型洗浄装置 Pending JPH0652973U (ja)

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