JPH0635166A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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Publication number
JPH0635166A
JPH0635166A JP18841392A JP18841392A JPH0635166A JP H0635166 A JPH0635166 A JP H0635166A JP 18841392 A JP18841392 A JP 18841392A JP 18841392 A JP18841392 A JP 18841392A JP H0635166 A JPH0635166 A JP H0635166A
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JP
Japan
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roller
roller pair
photosensitive material
water
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP18841392A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ikeda
淳 池田
Shinichi Matsuda
晋一 松田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP18841392A priority Critical patent/JPH0635166A/ja
Publication of JPH0635166A publication Critical patent/JPH0635166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質でフィルムを乾燥させることができる
感光材料処理装置を得ること。 【構成】 洗浄水を噴出するノズル302、強力スクイ
ズローラ対300(挟持圧を軸方向長さ10mm当たり
0.1kg〜3.3kg)、第1吸水ローラ対306、
第2吸水ローラ対308及び第1加熱ローラ対312、
第2加熱ローラ対314を順に設ける。第1吸水ローラ
対306及び第2吸水ローラ対308の外周には、吸水
部材310設ける。第1吸水ローラ対306及び第2吸
水ローラ対308は、対を形成する一方のローラの吸水
部材310と他方のローラの吸水部材310とに剛性差
を設け、さらに、フィルムFの搬送方向に沿って剛性が
高低となるよう配置する。フィルムFは、洗浄された
後、強力スクイズローラ対300で水分が除去され、さ
らに吸水部材310で残った水分が全て吸い取られる。
したがって、第1加熱ローラ対312、第2加熱ローラ
対314に水分中の汚染物質が析出しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料を処理液で処理
した後、水洗及び乾燥する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス分野の進歩に伴い、グ
ラフィックアーツ用感材、スキャナー用感材、X−レイ
用感材のような感光材料に対する迅速処理の必要性は益
々高くなってきており、これらの感光材料は自動現像機
によって現像液、定着液等の処理液で処理した後水洗水
によって水洗し、その後、乾燥が行われている。
【0003】ところで、この自動現像機では、水洗後の
感光材料を乾燥し易くするため、挟持ローラ対を用いた
スクイズ装置によって表面の付着水を乾燥装置へ搬送す
る前に予め除去し、その後、ヒートローラ式の感光材料
乾燥部によって乾燥が行われるようになっている。
【0004】スクイズ装置の挟持ローラ対は、通常は搬
送方向に沿って複数個設けられている。挟持ローラ対の
各ローラは、外周がゴム等の弾性体で形成されており、
ニップ力(一方のローラを他方のローラへ押圧する力)
は、例えば、ローラの軸方向長さ10mm当たり略0.0
5kg未満に設定されている。
【0005】図5に示すような、感光材料処理装置内の
ヒートローラ式の感光材料乾燥部は、水洗処理部の搬送
方向下流側のスクイズ装置のあとに設けられており、ヒ
ートローラ210とプレスローラ212とを有してい
る。
【0006】ヒートローラ210は、円筒状のローラ本
体214を備え、軸心部に加熱用ハロゲンランプ216
が設けられており、この加熱用ハロゲンランプ216に
よってローラ本体214が加熱されるようになってい
る。ローラ本体214は、両端部が図示されないベアリ
ングによって感光材料乾燥部の本体に回転自在に支持さ
れており、モーターによって矢印G方向へ回転される。
【0007】一方のプレスローラ212も、図示されな
いベアリングによって感光材料乾燥部の本体に回転自在
に支持されている。プレスローラ212は、外周がゴム
等の弾性体212Aで形成されている。
【0008】ローラ本体214が回転され、フィルムF
の前端がヒートローラ210とプレスローラ212との
間に至ると、フィルムFはヒートローラ210とプレス
ローラ212とに挟持されて鉛直方向(矢印A方向)へ
搬送され、加熱されたヒートローラ210から熱を受け
て乾燥される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このスクイ
ズ装置では、フィルムFの表面の大部分の水分は除去さ
れるが、一部分の水分は極薄い膜状になって残ったまま
ヒートローラ210側へ向けて搬送されていた。
【0010】このスクイズ装置においては、図6(A)
に示すように、フィルムFの前端が挟持ローラ220に
挟まれると、フィルムFの搬送方向前端部と挟持ローラ
220との間とで断面三角状の溝部分221が形成さ
れ、この溝部分221に溜まった水分224は図6
(B)に示すように、フィルムFの搬送方向前端部分が
挟持ローラ220から離れる際にフィルムFの前端部分
へ付着する場合がある。
【0011】また、フィルムFが搬送されてフィルムF
の搬送方向後端部が挟持ローラ220に挟まれると、図
7(A)に示すように、挟持ローラ220とフィルムF
の搬送方向前端部分との間とで断面三角状の溝部分22
2が形成され、この溝部分222に溜まった水分224
は図7(B)に示すように、フィルムFが挟持ローラ2
20から離れる際にフィルムFの後端部分へ付着する場
合がある。
【0012】このようなフィルムFの表面前端部分及び
後端部分に水分224を付着させたフィルムFが感光材
料乾燥部へ搬送されると、フィルムFに付着した水分が
ヒートローラ210及びプレスローラ212によって絞
り取られ、絞り取られた水分220はヒートローラ21
0とプレスローラ212とでなす溝部分218に溜ま
る。この水分の中には、水溶性ポリマー、増感色素、カ
ルシウム等が溶けているため、この水分がヒートローラ
210の熱によって蒸発すると、ヒートローラ210及
びプレスローラ212の表面に、これら水溶性ポリマ
ー、増感色素、カルシウム等が結晶として析出する。
【0013】このため、次に処理するフィルムFがヒー
トローラ210及びプレスローラ212に接すると、ヒ
ートローラ210及びプレスローラ212の表面に析出
した水溶性ポリマー、増感色素、カルシウム等が転写し
てフィルムFの仕上がり品質を著しく低下させる場合が
ある。
【0014】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、高い仕上がり品質でフィルムを乾燥させることがで
きる感光材料処理装置を得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の感
光材料処理装置は、処理液によって処理された感光材料
を搬送しながら水洗する水洗処理部と、前記水洗処理部
の感光材料搬送方向下流側に設けられ、前記感光材料を
挟持して搬送する挟持ローラ対と、前記挟持ローラ対の
感光材料搬送方向下流側に設けられ、前記感光材料を搬
送しながら加熱して乾燥させるヒートローラと、から成
り、前記挟持ローラ対によって前記感光材料を挟持する
荷重を前記挟持ローラーの軸方向長さ10mm当たり0.
1kg〜3.3kgとしたことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明の感光材料処理装置
は、処理液によって処理された感光材料を搬送しながら
水洗する水洗処理部と、前記水洗処理部の感光材料搬送
方向下流側に設けられ、前記感光材料を挟持して搬送す
る挟持ローラ対と、前記挟持ローラ対の感光材料搬送方
向下流側に設けられ、前記感光材料を搬送しながら加熱
して乾燥させるヒートローラと、から成り、前記挟持ロ
ーラ対を構成する一方のローラの外周部分はほとんど変
形のない金属ローラであり、前記挟持ローラ対を構成す
る他方の挟持ローラの前記感光材料に接する外周部分の
硬度が20°〜50°であることを特徴としている。
【0017】また、請求項3記載の発明の感光材料処理
装置は、請求項1または請求項2記載の感光材料処理装
置において、前記感光材料を洗浄する洗浄水供給手段を
前記水洗処理部と前記挟持ローラ対との間に設けたこと
を特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明の感光材料処理装置によれ
ば、水洗処理部で水洗された感光材料は、挟持ローラ対
に挟持され表面に付着した水分が絞り取られ、その後、
ヒートローラによって加熱され乾燥される。ここで、こ
の挟持ローラ対は、感光材料を挟持する圧力を挟持ロー
ラの軸方向長さ10mm当たり0.1kg〜3.3kgと
したので、従来の挟持圧の低い挟持ローラ対に比較して
感光材料に付着した水分の絞り取り能力が格段に向上す
る。したがって、挟持ローラ対の搬送方向下流側に設け
られたヒートローラへの水分の持込みを減少することが
できる。
【0019】したがって、挟持ローラ対の搬送方向下流
側に設けられたヒートローラへの水分の持込みを大幅に
減少することができ、水分中に溶けた析出して感光材料
に付着すると感光材料を汚す水溶性汚染物質、例えば水
溶性ポリマー、増感色素、カルシウム等の結晶がヒート
ローラの表面に析出することを防止することができる。
【0020】請求項2記載の発明の感光材料処理装置に
よれば、水洗処理部で水洗された感光材料は、挟持ロー
ラ対に挟持され表面に付着した水分が絞り取られ、その
後、ヒートローラによって加熱され乾燥される。ここ
で、この挟持ローラ対を構成する一方のローラの外周部
分はほとんど変形のない金属ローラであり、この挟持ロ
ーラ対を構成する他方のローラの感光材料に接する外周
部分の硬度を20°〜50°としたので、従来の挟持ロ
ーラ対よりも水分の除去効率が高く、水溶性汚染物質が
ヒートローラの表面に析出することを防止することがで
きる。本発明の挟持ローラ対は硬度が小のローラが硬度
の大のローラに対してへこみ、感光材料が挟持ローラ対
に接する面積が従来に比べて大きくなり、従来の挟持ロ
ーラ対よりも水分の除去効率が一層高まる。
【0021】請求項3記載の発明の感光材料処理装置に
よれば、水洗処理部と挟持ローラ対との間に、蒸発した
際に析出物を生じさせることのない洗浄液を感光材料へ
付与する洗浄手段を設けたので、感光材料表面に付着し
た不純物を含んだ水分が洗い流され、下流側のヒートロ
ーラへ汚染物質を含んだ水分を持ち込むことを防止する
ことができ、ヒートローラの表面に汚染物質を析出させ
ることを効果的に防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、図1乃至図4を参照して本発明の実施
例を詳細に説明する。
【0023】図2には本発明が適用された自動現像機1
0が示されている。自動現像機10は、機枠12内に処
理部11及び第1乾燥部86及び第2乾燥部20が設け
られている。処理部11は感光材料(以下フィルムFと
いう。本実施例では、フィルムFは高分子樹脂ベースと
乳剤層とバック層とを有している)の搬送方向に沿って
隔壁13によって区画された処理槽である現像槽14、
定着槽16及び水洗処理部を構成する水洗槽18を備え
ている。
【0024】自動現像機10のフィルムFの挿入口15
の近傍には、自動現像機10内にフィルムFを引き込む
挿入ラック17が配置されている。また、挿入口15の
近傍には、挿入されるフィルムFを検出する挿入検出セ
ンサ80が設けられている。自動現像機10の挿入口1
5の部分には、フィルムFを手により挿入する挿入台又
はフィルムFを搬送手段によって自動的に挿入するオー
トフィーダ等が取付可能である。
【0025】現像槽14内には現像液が貯留されてい
る。現像槽14内には図示しないモータにより駆動され
てフィルムFを搬送する搬送ローラ22を有する搬送ラ
ック24が現像液に浸漬された状態で配設されている。
定着槽16内には定着液が貯留されている。この定着液
は実質的に硬膜剤を含有しない定着液であってもよい。
なお、詳細については後述する。定着槽16内には図示
しないモータにより駆動されてフィルムFを搬送する搬
送ローラ26を有する搬送ラック28が定着液に浸漬さ
れた状態で配設されている。
【0026】水洗槽18内には水洗水が貯留されてい
る。また水洗槽18内には図示しないモータにより駆動
されてフィルムFを搬送する搬送ローラ30を有する搬
送ラック32が水洗水に浸漬された状態で配設されてい
る。
【0027】図1に示すように、搬送ラック32には、
フィルムFの搬送方向下流に水洗水の液面から離間して
第1の挟持ローラ対としての強力スクイズローラ対30
0が回転可能に支持されている。なお、強力スクイズロ
ーラ対300は図示しないモータにより駆動されるよう
になっている。
【0028】この強力スクイズローラ対300と水洗水
の液面との間にはフィルムFの両面へ洗浄水を吹き付け
る洗浄水供給手段としてのノズル302が配設されてい
る。この洗浄水は、蒸発した後に析出物を残さないよう
に、予めカルシウム等の水溶性不純物が除去されてい
る。なお、この洗浄水としては、蒸留水がもっとも好ま
しい。
【0029】強力スクイズローラ対300は、一方のロ
ーラと他方のローラとの間に剛性差を設けるために定着
槽16側に配設されるステンレス製またはアルミニウ
ム、鉄等の金属製の第1ローラ300Aと反対側に配設
されるシリコンゴム製の第2ローラ300Bとから構成
されている。なお、第1ローラ300Aにアルミニウ
ム、鉄等の金属を使用するときは、表面をテフロン(商
品名)でコーティングする等の腐食防止処理がされてい
る。また、第2ローラ300Bには、テフロン(商品
名)のチューブが密着してかぶせられる。第2ローラ3
00Bの表面硬度は、20°〜50°が好ましく、本実
施例では、30°のものを使用した。
【0030】第2ローラ300Bは図示しないスプリン
グに付勢されて、第1ローラ300Aに押圧されてお
り、その押圧力は第2ローラ300Bの軸方向長さ10
mm当たり0.1kg〜3.3kgに設定されている。本
実施例の第1ローラ300A及び第2ローラ300B
は、径がそれぞれφ30mm、長さがそれぞれ460mmで
あり、第2ローラ300Bは4.6〜152kgの力で
第1ローラ300Aに付勢されている。また、本実施例
では、第2ローラ300Bのシリコンゴムの硬度は第1
ローラ300Aと第2ローラ300Bのニップ幅が1mm
〜9mmになるように選定されている。この場合、例えば
第1ローラ300Aと第2ローラ300Bとの押圧力が
0.5kg/10mmのとき、ニップ幅は4mmから5mmに
なる。
【0031】また、搬送ラック32には、第2ローラ3
00Bの下方にアイドルローラ304が回転可能に支持
されている。このアイドルローラ304は、下側の一部
が水洗水に接し、上部が第2ローラ300Bに接して回
転されるようになっている。したがって、第2ローラ3
00Bが回転されると、アイドルローラ304の外周を
介して水洗水が第2ローラ300Bの外周へ付与され
る。アイドルローラ304には、水洗水を吸収して第2
ローラ300Bの外周に付与するための吸水部材として
東洋ポリマー株式会社製のポリウレタンミクロポーラス
スポンジであるルビセル(商品名)が用いられている。
【0032】図2に示すように、処理槽の下方には2台
の熱交換器19が配置されている。熱交換器19には図
示しないポンプによってそれぞれ現像槽14内の現像液
及び定着槽16内の定着液が送られ熱交換が行われた
後、現像槽14及び定着槽16へ送り返される。それに
より、現像槽14内の現像液及び定着槽16内の定着液
の液温が所定の範囲内に維持される。
【0033】また、現像槽14の下方には排気ファン9
8が配設されている。排気ファン98は処理部11内で
発生したガス、水蒸気等を自動現像機10の機体外へ排
出する。現像槽14と定着槽16の間及び定着槽16と
水洗槽18の間には、それらの上部にクロスオーバーラ
ック34が配設されている。このクロスオーバーラック
34は、フィルムFの搬送方向上流側の槽から下流側の
槽へフィルムFを搬送するための挟持搬送ローラ対36
及びフィルムFを案内するガイド38を備えている。
【0034】従って、挿入口15から自動現像機10内
に送り込まれたフィルムFは、挿入ラック17で現像槽
14に挿入され搬送ローラ22で現像液中を搬送されて
現像処理される。現像されたフィルムFは、クロスオー
バーラック34で定着槽16に送られ、そこで搬送ロー
ラ26で定着液中を搬送されて定着処理される。定着さ
れたフィルムFは、クロスオーバーラック34で水洗槽
18に送られ、そこで搬送ローラ30で水洗水中を搬送
されて水洗される。
【0035】なお、現像槽14と定着槽16の間の隔壁
13及び定着槽16と水洗槽18の間の隔壁13の上方
には、各々リンス槽39が設けられている。リンス槽3
9内には洗浄水が貯留されており、前記挟持搬送ローラ
対36の下側のローラは、このリンス槽39内の洗浄水
に浸漬されている。また、リンス槽39内でオーバフロ
ーした洗浄水はオーバフロー槽等へ排出されるように構
成されている。これにより、フィルムFによって前工程
から持ち出された薬品の成分が希釈されて通過するの
で、フィルムに処理むらが生ずるのが防止され、また常
にローラが湿っているため、従来生じていた現像及び定
着成分をもった結晶のローラ表面への付着、析出を防
ぎ、メインテナンス性が向上する。さらに前工程からフ
ィルムFによって持ち込まれた処理液を洗い取り、前工
程の処理液が後工程へ混入するのを防止し、後工程の液
の劣化を抑えるとともに補充液の補充量を少なくするこ
とができる。なお、現像槽14と定着槽16の間に設け
られたリンス槽39内に貯留する洗浄水は水または酢酸
水溶液が好ましく、定着槽16と水洗槽18の間に設け
られたリンス槽39内に貯留する洗浄水は水が好まし
い。
【0036】また、現像槽14、定着槽16内の各処理
液の液面付近の高さ位置には、各処理槽の開口部を覆う
ように浮蓋37が配置されている。処理液の液面は浮蓋
37の厚みの範囲か浮蓋37の下面に接触する位置にな
るように各処理液の補充液の補充量が調節される。ま
た、浮蓋37にはフィルムFの搬送路に沿って開口37
Aが設けられている。開口37AはフィルムFを案内す
るガイドの役目を有しており、フィルムFはこの開口3
7A内を通過する。
【0037】これにより各処理液と空気との接触面積が
減少するので、酸化等による処理液の劣化が少なくなる
と共に、単位時間当りの水分の蒸発量が減少する。この
ため、各処理槽への補充液の補充量を小さくすることが
できる。
【0038】現像槽14、定着槽16及び水洗槽18の
各々の底部には、図示しない排液管が設けられこれらの
排液管には、各々排液バルブ21が取り付けられてい
る。従って、必要に応じてこれらの排液バルブ21を開
放することにより、現像槽14、定着槽16及び水洗槽
18の現像液、定着液及び水洗水を排出することができ
る。
【0039】水洗槽18のフイルム搬送方向下流側に
は、ラック41が配設されている。ラック41には、第
1のローラ対である強力スクイズローラ対300の近傍
に図示しないモータにより駆動される第2の挟持ローラ
対としての第1吸水ローラ対306が設けられており、
この第1吸水ローラ対306の斜め上方には同じく図示
しないモータからの駆動力により駆動される同じく第2
の挟持ローラ対としての第2吸水ローラ対308が設け
られている。
【0040】この第1吸水ローラ対306及び第2吸水
ローラ対308の外周には、それぞれ連続気孔多孔質体
の吸水部材310が設けれており、フィルムFの表面に
付着した水分を吸収できるようになっている。なお、本
実施例では、この吸水部材310に東洋ポリマー株式会
社製のポリウレタンミクロポーラススポンジであるルビ
セル(商品名)が用いられている。
【0041】第1吸水ローラ対306において、第1吸
水ローラ対306を構成する一方のローラと他方のロー
ラとの間に剛性差が設けれており、前記強力スクイズロ
ーラ対300の第2ローラ300Bと接触したフィルム
面側に対向するローラ306Aの吸水部材310の硬度
が60°とされ、反対側のローラ306Bの吸水部材3
10の硬度が20°とされている。また、ローラ306
Aとローラ306Bとは、図示しないスプリングに付勢
されて所定の力で互いに押圧されている。
【0042】また、第2吸水ローラ対308においても
第1吸水ローラ対306と同様に、第2吸水ローラ対3
08を構成する一方のローラと他方のローラとの間に剛
性差が設けれている。ローラ306Aと接触したフィル
ム面側に対向するローラ308Aの吸水部材310の硬
度が20°とされ、反対側のローラ308Bの吸水部材
310の硬度が60°とされている。また、ローラ30
8Aとローラ308Bとは、図示しないスプリングに付
勢されて所定の力で互いに押圧されている。
【0043】このように、本実施例では、水洗後、フィ
ルムFの表面は剛性の高いローラと剛性の低いローラと
を交互に接して通過するようになっている。しかし、こ
れに限定されることなく、硬度の高いローラと硬度の低
いローラとがフィルムF表面の水分を取り除くのに有効
な配列になっていればよい。
【0044】第2吸水ローラ対308の下流側の第1乾
燥部86には、第1加熱ローラ対312及び第2加熱ロ
ーラ対314が配設されている。
【0045】第1加熱ローラ対312は前記第2吸水ロ
ーラ対308の下流側に配設され、下側には、ヒートロ
ーラ50が配設されており、上側にはヒートローラ50
と対になるニップローラ58が配設されている。なお、
本実施例では、ヒートローラ50の外径はφ40mmとさ
れ、ニップローラ58の外径もφ40mmとされている。
【0046】図3には、ヒートローラ50の断面図が示
されている。ラック41には、円筒状で軸方向の一端に
フランジ102が同軸的に形成された支持キャップ10
0が外方から挿入されて、フランジ102がラック41
の外側面に固定されている。支持キャップ100のフラ
ンジ102と反対側の先端部は、外周が縮径された形状
に切欠部104が形成されている。
【0047】この切欠部104は、円筒状のローラ本体
106へ同軸的に挿入されて遊嵌されている。このロー
ラ本体106の軸方向の両端部内面には、支持キャップ
100の切欠部140に対向して、内面が拡径されて外
周部が薄肉となるように切欠部108が形成されてい
る。
【0048】支持キャップ100の切欠部104とロー
ラ本体106の切欠部108との間には、軸受、例えば
ころがり軸受110が配置され、支持キャップ100と
ローラ本体106とが互いに相対回転可能とされてい
る。このころがり軸受110は各々の切欠部104、1
08によって形成された段差によって位置がずれないよ
うになっている。また、ころがり軸受110とローラ本
体106の切欠部108との間には、遮熱材112が配
置され、ローラ本体106の熱のころがり軸受110へ
の伝達が防止されている。なお、遮熱材112には、例
えば、フェノール樹脂等を用いることができる。
【0049】ローラ本体106の軸方向の一端には、ギ
ヤ114がローラ本体106と同軸的に配設されてい
る。ギヤ114の貫通孔116が形成され、支持キャッ
プ100の軸方向の中間部が遊嵌されている。また、ギ
ヤ114には、ローラ本体106へ向けて同軸的に突起
118が形成されいる。ギヤ114とローラ本体106
とは、突起118が切欠部108へ圧入されて連結され
ている。ギヤ114には、図示しない駆動手段が連結さ
れており、駆動手段の駆動力がギヤ114を介してロー
ラ本体106へ伝達されて、ローラ本体106が回転さ
れる。
【0050】ヒートローラ50の軸心部には、加熱手段
とされる加熱用ハロゲンランプ56が同軸的に配設され
ている。この加熱用ハロゲンランプ56の軸方向の端部
は、支持キャップ100からラック41の外方へ突出さ
れている。ラック41から突出した加熱用ハロゲンラン
プ56の先端は、一端がラック41へ固着されたブラケ
ット120へ、支持バンド122によって固定されてい
る。また、加熱用ハロゲンランプ56の一端には、ケー
ブル124が連結されており、このケーブル124から
供給される電源によって、加熱用ハロゲンランプ56が
作動し、その放射熱によってローラ本体106を加熱す
るようになっている。なお、本実施例では、ローラ本体
106の表面温度が50°C〜120°C、好ましくは
80°C〜100°Cに加熱されるようになっている。
なお、ヒートローラ50の加熱手段としては、赤外線ヒ
ータを用いることもできる。
【0051】支持キャップ100の内部には、略円筒状
の遮熱円筒126が同軸的に配設されている。この遮熱
円筒126はステンレス合金(例えばSUS304)等
の不燃性及び耐蝕性を持った材料で作られ、肉厚は、好
ましくは0.5〜2.0mmとされている。遮熱円筒12
6と支持キャップ100との間には、薄い空気層(好ま
しくは1〜5mm)が形成され、支持キャップ100の外
周から内周に向かって貫通するピン又ネジ等によって遮
熱円筒126は、数個所で支持されている。この遮熱円
筒126の一端の開口は縮径されており、この縮径され
た開口へ加熱用ハロゲンランプ56が挿入されてその中
間部が支持されている。この遮熱円筒126は、加熱用
ハロゲンランプ56の熱が支持キャップ100を加熱し
ないようになっている。
【0052】本実施例では、ヒートローラ50のローラ
本体106は、熱伝導性の優れたアルミ合金パイプ製で
あり、表面にテフロンコーティングがなされている。
【0053】図4に示すように、ニップローラ58は、
ラック41の外面に揺動自在に支持されたサブフレーム
316へ両端が軸支されており、サブフレーム316の
回転軸318の他方が引張コイルスプリング320によ
って引っ張られ、ヒートローラ50を押圧するように付
勢されている。
【0054】ニップローラ58は、金属シャフト58A
の外周にシリコンゴム等の弾性体で形成された円柱状の
ローラ部58Bを有しており、外周が薄肉のテフロンチ
ューブ(図示せず)で被覆されている。
【0055】図1に示すように、第2加熱ローラ対31
4も、第1加熱ローラ対312と同様の構成とされた、
ヒートローラ322とニップローラ324とを有してい
る。なお、第2加熱ローラ対314のヒートローラ32
2は、外径がφ30mmとされており、前記第1加熱ロー
ラ対312のニップローラ58に接したフィルム面に接
触するように配設されている。
【0056】第1加熱ローラ対312のヒートローラ5
0及び第2加熱ローラ対314のヒートローラ322に
は、それぞれ表面温度検出センサ51、53が接触して
設けられている。これらの表面温度検出センサ51、5
3には、図示しない制御装置が接続さており、この制御
装置によりヒートローラ50、322の輻射熱量が制御
される。
【0057】なお、ヒートローラ50、322及びニッ
プローラ58、324の長さは、フィルムFの幅よりも
所定寸法長く設定されている。また、ラック41には、
第1吸水ローラ対306から第2加熱ローラ対314ま
での各ローラ対の間にフィルムFを案内するガイド43
が設けられている。
【0058】図2に示すように、第2乾燥部20には、
フィルムFを搬送する複数の搬送ローラ44が鉛直方向
に沿って千鳥状に配列されている。搬送ローラ44は図
示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、内部に
送り込まれたフィルムFを鉛直方向(矢印A方向)へ搬
送する。これら搬送ローラ44の両側には、フィルムF
及び搬送ローラ44へ乾燥風を噴出する複数の乾燥風吹
出しパイプ47がフィルムFの搬送路を挟んで配置され
ている。乾燥風吹出しパイプ47にはフィルムFの搬送
路に向かって突出する一対の突出部47Aが形成されて
いる。乾燥風吹出しパイプ本体47及び突出部47Aは
中空とされ、突出部47Aの先端部には図示しない開口
が設けられている。
【0059】第2乾燥部20の下方には乾燥ファン45
及びチャンバー46が取付けられている。乾燥ファン4
5は自動現像機10外の空気を吸入してチャンバー46
へ乾燥風として送り出す。チャンバー46は図示しない
ヒータ及び温度センサを内蔵しており、乾燥ファン45
から送り込まれた乾燥風を加熱して前記乾燥風吹出しパ
イプ47内部に供給する。これにより、乾燥風吹出しパ
イプ47の突出部47A先端の開口から加熱された乾燥
風がフィルムF及び搬送ローラ44へ向けて噴出され
る。なお、チャンバー46のヒータ及び温度センサは図
示しない制御装置に連結されている。
【0060】ヒートローラ50、322からの輻射熱量
及び乾燥風の温度は、フィルムFが、フィルムFの表面
に付着していた水分が蒸発した状態、すなわちフィルム
Fに過乾燥部分が生じていない状態で第2乾燥部20を
通過するように設定されている。なお、本実施例では、
乾燥風の温度はフィルムFの処理状態に応じて25°C
〜50°Cの範囲内で可変される。ここで、乾燥風は機
外の空気を加熱せずにそのまま用いてもよい。
【0061】搬送ローラ44の下流側には複数の搬送ロ
ーラ48及びガイド48Aが配設されている。搬送ロー
ラ48及びガイド48AはフィルムFの搬送方向を斜め
上方に変更して第2乾燥部20外へ送り出す。第2乾燥
部20の側方には、自動現像機10の外壁から突出して
受け箱49が取付けられており、第2乾燥部20から排
出されたフィルムFが収容される。
【0062】自動現像機10内には、図2のスクイズラ
ック41の紙面奥方に、水道水が供給される給水槽(図
示せず)が配設されている。この給水槽には、液面レベ
ルセンサ(図示せず)が配設されている。この液面レベ
ルセンサにより給水槽の液面レベルを検出して水道水の
給水時期を判断出来るようになっている。
【0063】なお、給水槽と水洗槽18は図示しない管
路で連通されており給水槽と水洗槽18の水面が同レベ
ルとなるように給水槽と水洗槽18は配置されている。
水洗槽18への水の補充は、自動現像機10のフィルム
Fの挿入口15付近に設けられた挿入検出センサ80の
フィルムFの検出に応じて水道蛇口から給水槽に設けら
れた管路の途中に配置されたソレノイドバルブ(図示せ
ず)を開閉することによって行われる。
【0064】自動現像機10は、前述のクロスオーバー
ラック34に設けられたガイド板38及びローラ36を
洗浄するための洗浄ポンプ78を備えている。この洗浄
ポンプ78は、隔壁13の上端面に配置された図示しな
いスプレーパイプを通して給水槽の水道水を噴出させて
各クロスオーバーラック34に設けられたガイド板38
及びローラ36を洗浄するようになっている。なお、こ
の洗浄水は、図示しないスプレーパイプの洗浄水吐出口
の水藻により目詰まりを防止するために防菌剤が混入さ
れている。また、クロスオーバーラック34に設けられ
たガイド板38及びローラ36の洗浄は、例えば自動現
像機10の一日の稼働の終了時に行われる。
【0065】次に本実施例の作用を説明する。自動現像
機10内に挿入されたフィルムFは現像槽14内に送り
込まれ、現像液中を搬送されて現像処理される。現像処
理されたフィルムFは定着槽16内に送り込まれ、定着
液中を搬送されて定着処理される。定着処理されたフィ
ルムFは水洗槽18内に送り込まれ、水洗水中を搬送さ
れて水洗処理される。
【0066】水洗処理され、液面から上方に搬送された
フィルムFは、ノズル302から噴出された洗浄水によ
って表面が洗浄され、析出物を微量に溶かし込んでいる
水洗槽18の水洗水が洗い流される。洗浄水によって表
面が洗浄されたフィルムFは、強力スクイズローラ対3
00によって挟持搬送され、表面の付着水及び乳剤層中
の水分がスクイズされ、第1吸水ローラ対306側へ搬
送される。なお、本実施例の強力スクイズローラ対30
0では、挟持力を軸方向長さ10mm当たり0.1kg〜
3.3kgの範囲内に設定しているため、従来よりも確
実にフィルム表面の水分を除去することができる。
【0067】強力スクイズローラ対300によってスク
イズされたフィルムFは、第1吸水ローラ対306及び
第2吸水ローラ対308によって挟持搬送され、表面に
残った僅かな水分が外周に設けられた吸水部材310に
よって吸収され、また、フィルムFの搬送方向先端部分
及び後端部分に残った水分も同時に除去される。
【0068】なお、本実施例では、強力スクイズローラ
対300、第1吸水ローラ対306及び第2吸水ローラ
対308のそれぞれにおいて、各ローラ対を構成する一
方のローラと他方のローラとの間に硬度差を設けたの
で、従来の硬度差を設けていない挟持ローラ対に比較す
ると、挟持ローラ対によりフィルムFを広い面積で押圧
することにより水分を取り除く効果が増して、表面の水
分残存量をすくなくする効果がある。したがって、強力
スクイズローラ対300で十分に水分を絞り取ると共
に、強力スクイズローラ対300、外周部に吸水部材3
10を設けた第1吸水ローラ対306及び第2吸水ロー
ラ対308の硬度の異なる各ローラを通過しフィルムF
は、表面の水分が除去される。
【0069】その後、フィルムFは、第1加熱ローラ対
312及び第2加熱ローラ対314によって挟持搬送さ
れ、ヒートローラ50、322によって加熱され第2乾
燥部20へ搬送される。
【0070】第2乾燥部20に送り込まれたフィルムF
は、乾燥風吹出しパイプ47から噴出された高温の乾燥
風を受けてフィルムFの乳剤層に含まれている水分が蒸
発し、フィルムFは乳剤層が一様に同じ光沢をもつ乾燥
むらのない状態で第2乾燥部20から排出される。第2
乾燥部20から排出されたフィルムFは、受け箱49内
に収容される。
【0071】なお、ラック41によって搬送されるフィ
ルムFの周囲の湿った空気は第2乾燥部20からの乾燥
風によって除かれるのでラック41によって搬送される
フィルムFはより効率よく乾燥される。
【0072】また、本実施例の自動現像機10では、高
温の乾燥風で乾燥する前に、ヒートローラ50、322
で伝導熱によって加熱を行うので、従来の高温の乾燥風
のみで乾燥させる自動現像機よりも乾燥効率が高い。し
たがって、乾燥風の温度を従来よりもより低くでき、ま
た、乾燥風の風速を従来よりも下げることができる。ま
た、迅速に乾燥ができると共に乾燥風による乾燥部の搬
送経路を短くすることも可能となる。
【0073】このように、本実施例の自動現像機10で
は、水洗層18の水洗水に例えば、水溶性ポリマー、増
感色素、カルシウム等の汚染物質が含まれていたとして
も、第1加熱ローラ対312及び第2加熱ローラ対31
4へ至る前にフィルム表面の水分が除去されるため、ヒ
ートローラ50の表面にこれらの汚染物質が析出するこ
とはなく、従来のヒートローラとプレスローラとで挟持
搬送する乾燥装置で問題となった、フィルムF表面への
析出物による汚染がなく、フィルムFを常に高品質で乾
燥させることができる。
【0074】なお、強力スクイズローラ対300は、ア
イドルローラ304によって、常に水分が付与され乾燥
することがないため、表面に水溶性ポリマー、増感色
素、カルシウム等が析出することはない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置は上記構成としたので、感光材料を短時間に高
い仕上がり品質で乾燥させることができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料乾燥装置が適用された自動現
像機の水洗槽、スクイズ部及び第1乾燥部を示す正面断
面図である。
【図2】本発明の感光材料乾燥装置が適用された自動現
像機の概略構成を示す正面断面図である。
【図3】本発明の感光材料乾燥装置が適用された自動現
像機のヒートローラの内部構造を示す軸線に沿った断面
図である。
【図4】ニップローラと図3で示すヒートローラの端部
を示すラックの側面図である。
【図5】従来のヒートローラの軸線に沿った断面図であ
る。
【図6】(A)はローラ対に挟まれたフィルムの前端を
示すローラ対及びフィルムの断面図であり、(B)はフ
ィルム前端がローラ対を離れた直後を示すローラ対及び
フィルムの断面図である。
【図7】(A)はローラ対に挟まれたフィルムの後端を
示すローラ対及びフィルムの断面図であり、(B)はロ
ーラ対を離れた直後のフィルムを示すローラ対及びフィ
ルムの断面図である。
【符号の説明】
F フィルム(感光材料) 18 水洗槽(水洗処理部) 50 ヒートローラ 300 強力スクイズローラ対(挟持ローラ対) 302 ノズル(洗浄水供給手段) 306 第1吸水ローラ対(挟持ローラ対) 308 第2吸水ローラ対(挟持ローラ対) 322 ヒートローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液によって処理された感光材料を搬
    送しながら水洗する水洗処理部と、 前記水洗処理部の感光材料搬送方向下流側に設けられ、
    前記感光材料を挟持して搬送する挟持ローラ対と、 前記挟持ローラ対の感光材料搬送方向下流側に設けら
    れ、前記感光材料を搬送しながら加熱して乾燥させるヒ
    ートローラと、から成り、 前記挟持ローラ対によって前記感光材料を挟持する荷重
    を前記挟持ローラーの軸方向長さ10mm当たり0.1k
    g〜3.3kgとしたことを特徴とする感光材料処理装
    置。
  2. 【請求項2】 処理液によって処理された感光材料を搬
    送しながら水洗する水洗処理部と、 前記水洗処理部の感光材料搬送方向下流側に設けられ、
    前記感光材料を挟持して搬送する挟持ローラ対と、 前記挟持ローラ対の感光材料搬送方向下流側に設けら
    れ、前記感光材料を搬送しながら加熱して乾燥させるヒ
    ートローラと、から成り、 前記挟持ローラ対を構成する一方のローラの外周部分は
    ほとんど変形のない金属ローラであり、前記挟持ローラ
    対を構成する他方の挟持ローラの前記感光材料に接する
    外周部分の硬度が20°〜50°であることを特徴とす
    る感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記感光材料を洗浄する洗浄水供給手段
    を前記水洗処理部と前記挟持ローラ対との間に設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の感光材料
    処理装置。
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