JPH04155334A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JPH04155334A
JPH04155334A JP28022790A JP28022790A JPH04155334A JP H04155334 A JPH04155334 A JP H04155334A JP 28022790 A JP28022790 A JP 28022790A JP 28022790 A JP28022790 A JP 28022790A JP H04155334 A JPH04155334 A JP H04155334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
hot air
drying section
drying
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28022790A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ikeda
淳 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kiki Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Kiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiki Kogyo KK filed Critical Fuji Kiki Kogyo KK
Priority to JP28022790A priority Critical patent/JPH04155334A/ja
Publication of JPH04155334A publication Critical patent/JPH04155334A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光材料処理装置に係り、特に感光材料を乾燥
する乾燥部を備えた感光材料処理装置に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕感光材料
を自動的に処理する感光材料処理装置である自動現像機
には、現像液、定着液、水洗水等によって感光材料の現
像、定着、水洗等の各処理を行う処理部と、処理部で処
理された感光材料を乾燥する乾燥部とが設けられている
また、この自動現像機においては、ハロゲン化銀感光材
料の現像から乾燥までの工程を90秒以内で完了させる
こと、即ち、感光材料の先端が現像液に浸漬され始める
時点から、定着、水洗等の処理を経て乾燥されて、同先
端が乾燥ゾーンを出てくるまでの時間(いわゆるDry
  to  Dryの時間)が90秒以内であること、
特に60秒以内であることが好ましい。より好ましくは
、このDry  to  Dr5’の時間が45秒以内
である。
この場合に、定着液のランニング平衡液のpH(自動現
像機の定着タンクの容量の約2倍の補充液が補充された
あとの該タンク中のpH)を4゜6以上、特に4.6〜
5、更には4.7〜4.9の間の値になるようにコント
ロールすると共に、現像液にジアルデヒド系の硬膜剤を
用いることが提案されている。
ここで、前記定着液は定着剤としてチオ硫酸塩を含む水
溶液である。定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ
硫酸アンモニウムなどがあるが、定着速度の点からチオ
硫酸アンモニウムが特に好ましい。なお、定着剤の使用
量は適宜変えることができ、一般には約0.1〜約6モ
ル/リットルである。これによると、定着液のランニン
グ平衡液のpHが4.6以上であるので、定着液に硬膜
剤があってもその硬膜作用が弱り、迅速処理に敵してい
る。更には定着液から異臭が発生しなくなるという利点
もえられる。
一方、この自動現像機においては、定着液の硬膜作用が
弱くなるため、感光材料が膨潤し、感光材料を乾燥する
負荷が増えるので、乾燥部の乾燥能力を大きくすること
が望ましい。
しかしながら、従来の赤外線ヒータとファンを使用した
自動現像機の乾燥部又はヒータとスリットノズルを使用
した自動現像機の乾燥部では、乾燥能力が充分でなく、
乾燥時間が長くなるという不具合があった。
ところで、従来の乾燥部で感光材料に対して乾燥処理を
行う場合、乾燥処理中の感光材料の含水率および温度は
第8図の想像線で示されるように変化する。第8図にお
いて、想像線で示す曲線80は感光材料の含水率の変化
曲線、想像線で示す曲線82は感光材料の表面温度の変
化曲線を表している。乾燥処理の前半における感光材料
は、感光材料の表面に付着した水分が感光材料に供給さ
れる熱量を奪って気化するので表面温度が殆ど変化しな
い。これを恒率乾燥段階という。恒率乾燥段階で表面が
乾燥された感光材料は、乾燥処理の後半において、乳剤
層中に含まれる水分が乳剤層の表面に移行して気化する
。この乾燥処理の後半では、水分の乳剤層の表面への移
行によって単位時間当たりの水分の蒸発量が制限される
ので、感光材料の表面温度が上昇する。これを減率乾燥
段階という。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、感光材料
の乾燥時間を短くすることができる感光材料処理装置を
得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために請求項(1)記載の本発明に
係る感光材料処理装置は、処理液によっ処理されその後
複数の搬送ローラを配列して形成された搬送路を移動す
る感光材料を乾燥する乾燥部を備えた感光材料処理装置
であって、前記乾燥部の入口近傍に配置され前記感光材
料を搬送すると共に加熱するヒートローラと、前記乾燥
部内に設けられ前記ヒー)ローラによって加熱された感
光材料に赤外線を照射する赤外線ヒータと、を有するこ
とを特徴としている。
また、請求項(2)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
部の入口近傍に配置され前記感光材料を搬送すると共に
加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に設けられ温風
の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐出
された温風が前記感光材料と前記搬送ローラの内の少な
くとも一本の搬送ローラとの接触部の上流側近傍の前記
感光材料面へ吹付けられる温風吐出部を備えた第1の温
風吹出し手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項(3)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
部の入口近傍に配置され前記感光材料を搬送すると共に
加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に設けられ温風
の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐出
された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラのう
ちの所定の一本の搬送ローラとの接触部の下流側近傍の
前記感光材料面に吹付けられる第1の温風吐出部と、吐
出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
うち前記所定の一本の搬送ローラの下流側に隣接する搬
送ローラとの接触部の上流側近傍の前記感光材料面に吹
付けられる第2の温風吐出部とを備えた第1の温風吹出
し手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項(4)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
部の入口近傍に配置され前記感光材料を挟持搬送すると
共に加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に取付られ
前記ヒートローラによって加熱された感光材料に赤外線
を照射する赤外線ヒータと、前記乾燥部内に設けられ温
風の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐
出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
うちの少なくとも1本の搬送ローラとの接触部の上流側
近傍の前記感光材料面へ吹付けられる温風吐出部を備え
た第1の温風吹出し手段と、を有することを特徴として
いる。
また、請求項(5)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
部の入口近傍に配置され前記感光材料を挟持搬送すると
共に加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に取付られ
前記ヒートローラによって加熱された感光材料に赤外線
を照射する赤外線ヒータと、前記乾燥部内に設けられ温
風の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐
出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
うちの少なくとも1本の搬送ローラとの接触部の下流側
近傍の前記感光材料面に吹付けられる第1の温風吐出部
と、吐出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ロ
ーラのうち前記所定の一本の搬送ローラの下流側に隣接
する搬送ローラとの接触部の上流側近傍の前記感光材料
面に吹付けられる第2の温風吐出部とを備えた第1の温
風吹出し手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項(6)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、前記ヒートローラによって前記感光材料が搬送さ
れると共に加熱された直後に前記感光材料面に温風を吹
き付ける第2の温風吹出し手段と、を有することを特徴
としている。
また、請求項(7)記載の本発明に係る感光材料処理装
置は、前記ヒートローラが前記感光材料の処理液を搾り
取る弾性部材により被覆されたスクイズローラからなる
ことを特徴としている。
〔作用〕
請求項(1)記載の本発明では、処理液によつ処理され
た感光材料は、乾燥部の入口近傍に配置されたヒートロ
ーラによって、搬送されると共に加熱され、さらに、乾
燥部内に設けられた赤外線ヒータによって赤外線を照射
され乾燥される。このため、感光材料の乾燥時間を短く
することができる。
また、請求項(2)記載の本発明では、処理液によっ処
理された感光材料は乾燥部の入口近傍に配置されたヒー
トローラによって搬送されると共に加熱され、乾燥部内
に設けられた第1の温風吹出し手段の吐出部から吐出さ
れた温風が感光材料と複数の搬送ローラとの接触部の上
流側近傍の感光材料面へ吹付けられるので、感光材料の
乾燥時間を短くすることができる。
また、温風吐出部から吐出される温風により、感光材料
の搬送ローラとの接触部の上流側近傍から水分を多く含
む空気が除かれるので搬送ローラと感光材料との接触部
近傍に水分を多く含む空気が滞留することが少なくなり
、感光材料の乾燥時間を短くすることができる。また、
温風吐出部から吐出された温風は、吐出方向が感光材料
の乾燥すべき面に対して鋭角を成すように吹付けられる
このため、吐出された温風が感光材料の乾燥部の通過に
対しての抵抗となることはなく、感光材料の乾燥部の通
過に支障が生じることはない。従って、感光材料への温
風の吹付は速度を速くすることによって、感光材料の乾
燥時間をさらに短くすることができる。
また、請求項(3)記載の本発明では、処理液によっ処
理された感光材料は乾燥部の入口近傍に配置されたヒー
トローラによって、搬送されると共に加熱され乾燥され
る。さらに、前記乾燥部内に設けられ第1の温風吹出し
手段の、温風の吐出方向が感光材料に対して鋭角を成し
かつ吐出された温風が感光材料と複数の搬送ローラのう
ちの所定の一本の搬送ローラとの接触部の下流側近傍の
感光材料面に吹付けられる第1の温風吐出部と、吐出さ
れた温風が感光材料と複数の搬送ローラのうち前記所定
の一本の搬送ローラの下流側に隣接する搬送ローラとの
接触部の上流側近傍の感光材料面に吹付けられる第2の
温風吐出部により温風が吹き付けられるので、感光材料
の乾燥時間を短くすることができる。
また、第2の温風吐出部により、感光材料の搬送ローラ
との接触部の上流側近傍の乾燥効率が良いため、蒸発さ
れなかった水分が搬送ローラと感光材料との接触部近傍
に水分が滞留することがなく、感光材料の乾燥時間を短
くすることができる。
また、第1及び第2の温風吐出部から吐出された温風は
、吐出方向が感光材料の乾燥すべき面に対して鋭角を成
すように吹付けられる。このため、吐出された温風が感
光材料の乾燥部の通過に対しての抵抗となることはなく
、感光材料の乾燥部の通過に支障が生じることはない。
従って、感光材料への温風の吹付は速度を速くすること
によって、感光材料の乾燥時間をさらに短くすることが
できる。
また、請求項(4)記載の本発明では、処理液によっ処
理された感光材料は乾燥部の入口近傍に配置されたヒー
トローラによって、搬送されると共に加熱され乾燥され
、乾燥部内に設けられた赤外線ヒータによって赤外線を
照射され乾燥される。
さらに、乾燥部内に設けられた第1の温風吹出し手段の
吐出部から吐出された温風が感光材料と複数の搬送ロー
ラとの接触部の上流側近傍の感光材料面へ吹付けられる
ので、感光材料の乾燥時間を短くすることができる。
また、温風吐出部から吐出される温風により、感光材料
のローラとの接触部の上流側近傍から水分を多く含む空
気が除かれるので乾燥ローラと感光材料との接触部近傍
に水分を多く含む空気が滞留することが少なくなり、感
光材料の乾燥時間を短くすることができる。また、温風
吐出部から吐出された温風は、吐出方向が感光材料の乾
燥すべき面に対して鋭角を成すように吹付けられる。こ
のた約、吐出された温風が感光材料の乾燥部の通過に対
しての抵抗となることはなく、感光材料の乾燥部の通過
に支障が生じることはない。従って、感光材料への温風
の吹付は速度を速くすることによって、感光材料の乾燥
時間をさらに短くすることができる。
また、請求項(5)記載の本発明では、処理液によっ処
理された感光材料は乾燥部の入口近傍に配置されたヒー
トローラによって、搬送されると共に加熱され乾燥され
、乾燥部内に設けられた赤外線ヒータによって赤外線を
照射され乾燥される。
さらに、前記乾燥部内に設けられ第1の温風吹出し手段
の、温風の吐出方向が感光材料に対して鋭角を成しかつ
吐出された温風が感光材料と複数の搬送ローラのうちの
所定の一本の搬送ローラとの接触部の下流側近傍の感光
材料面に吹付けられる第1の温風吐出部と、吐出された
温風が感光材料と複数の搬送ローラのうち前記所定の一
本の搬送ローラの下流側に隣接する搬送ローラとの接触
部の上流側近傍の感光材料面に吹付けられる第2の温風
吐出部により温風が吹き付けられるので、感光材料の乾
燥時間を短くすることができる。
また、第2の温風吐出部により、感光材料の搬送ローラ
との接触部の上流側近傍の乾燥効率が良いため、蒸発さ
れなかった水分が搬送ローラと感光材料との接触部近傍
に水分が滞留することがなく、感光材料の乾燥時間を短
くすることができる。
また、第1及び第2の温風吐出部から吐出された温風は
、吐出方向が感光材料の乾燥すべき面に対して鋭角を成
すように吹付けられる。このため、吐出された温風が感
光材料の乾燥部の通過に対しての抵抗となることはなく
、感光材料の乾燥部の通過に支障が生じることはない。
従って、感光材料への温風の吹付は速度を速くすること
によって、感光材料の乾燥時間をさらに短くすることが
できる。
また、請求項(6)記載の本発明では、ヒートローラに
よって感光材料が搬送されると共に加熱された直後に感
光材料面に温風が吹き付けられるので、感光材料表面の
水分を多く含んだ空気の層(境膜)が薄くなり、ヒート
ローラから感光材料に伝えられた熱量が略全量水分の蒸
発のための蒸発熱に変えられるので、感光材料の乾燥時
間をさらに短くすることができる。
また、請求項(7)記載の本発明では、ヒートローラが
感光材料の処理液を搾り取る弾性部材により被覆された
スクイズローラからなるため、揺光材料がスクイズロー
ラによってスクイズされ力1熱されるので、感光材料の
乾燥時間を短くすることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。本実施例では、本発明の感光材料処珂装置を写真フィ
ルム処理機である自動現像機lOに適用した例について
説明する。
第1図には自動現像機10の概略構造が示さtている。
搬入口12から自動現像機10の機体10A内部へと搬
送された感光材料としてのフイノ1ム14 (例えば、
支持体の両面に感光層を有す乙X線撮影用フィルム)は
、案内ローラ16に案−され現像槽18、定着槽20、
水洗槽22を経て乾燥部34へと至るようになっている
。現像槽18、定着槽20及び水洗槽22内には複数の
案Vローラ26によって構成されるランク28が収茗さ
れ、フィルム14はこのラック28により各村゛  の
液面から底部へと浸漬され反転されて再度液面2  へ
と案内される。
1   また、現像槽18と定着槽20との間、及び定
着槽20と水洗槽22との間にはそれぞれ案内ローラ3
0が配設され、フィルム14は順次隣接する槽へと案内
されて、現像、定着、水洗の各処理が施される。
!   なお、定着液には硬膜剤を添加してもしなくて
もよい。
また、水洗槽22と乾燥部34との間には、フ□   
イルム14の搬送方向の上流側に複数のゴムローラ対3
1 (例えば、シリコンゴムて構成された2対のゴムロ
ーラ)が配設されている。このゴムローラ対31の下流
側には、吸水性布ローラとゴム1   ローラ(例えば
、EPT又はシリコンゴムで構成°、  されたゴムロ
ーラ)とて構成されたローラ対32が配設されている。
)    従って、これらの、ゴムローラ対31、ロー
ラ7  対32は、水洗処理されたフィルム14を乾燥
部34の入口としての搬送口36を介して乾燥部34の
乾燥部本体34A内部へ案内している。なおゴムローラ
対31、ローラ対32はフィルム14に付着した水分の
一部をスクイズする作用も有している。また、吸水性布
ローラは中空円筒状のステンレス製の金属ローラと、こ
の金属ローラの外周面に付設した吸水性の布とから成り
、吸水性の布としては、例えばエクセーヌ(商品名)が
用いられる。
ゴムローラ対31、ローラ対32によって挟持搬送され
たフィルム14は、乾燥部34の入口としての搬送口3
6を介して乾燥部34内に送り込まれる。乾燥部34の
乾燥部本体34A内には、フィルム14の搬送路に添っ
てヒートローラ35及びこれと対をなすスポンジシリコ
ンゴムルーラ37が配設されている。
次にこれらのローラにより加熱、搬送された直後のフィ
ルム14の面に温風を吹き付ける温風吹出し手段の一部
としての一対の樹脂製のスリットノズル41が配設され
ている。さらに、同様にヒートローラ40及びこれと対
をなすスポンジシリ、  コンゴムローラ39、一対の
樹脂製のスリットノズル43が配設されている。次に、
フィルム14の搬送路を挟むように一対の赤外線ヒータ
45が配設され、通過するフィルム14に対して赤外線
を照射するようになっている。
さらに、フィルム14の面に温風を吹き付ける温風吹出
し手段の一部としての一対の樹脂製のスリットノズル4
9が配設されている。
なお、スポンジシリコンゴムローラ37.39はシリコ
ンゴムローラであってもよい。
ここで、第3図に示される如く、ヒートローラ35.4
0は、アルミ製の中空とされたローラ33Aの外周部が
シリコンゴム33Bによって被覆されている。なお、ヒ
ートローラ35.40は同一構造なので、ヒートローラ
35について説明する。このヒートローラ35のローラ
33Aの両端部は耐熱性樹脂(例えば商品名ルーロン)
の軸受29によって、乾燥部34の搬送口36近傍内側
に配設され側壁34Bに回転自在に軸支されている。ま
た、ヒートローラ35の一方の端部には、ギア33Cが
固着されてり、図示を省略した駆動手段及び駆動伝達手
段によって、このギア33Cがフィルム14の搬送方向
に回転されることによって、ヒートローラ35がフィル
ム14の搬送方向に回転されるようになっている。
ヒートローラ35のローラ33A内には、ハロゲンヒー
タ39が挿入されており、このハロゲンヒータ39は自
動現像機10に配設された温度コントローラ43に接続
されている。なお、ハロゲンヒータ39の端部は軸受3
5Aによって軸支され、軸受35Aは固定具34Cを介
して側壁34Bに付設されている。また、温度コントロ
ーラ43には、ヒートローラ35の外周面に接触配置さ
れたサーミスタ45が接続されており、温度コントロー
ラ43はサーミスタ45からの検出温度が50°C〜1
20’C,好ましくは60°C〜90@Cとなるように
、ハロゲンヒータ39をオンオフ制御するようになって
いる。
また、ヒートローラ35.40に対向してスポンジシリ
コンゴムローラ37.39がそれぞれが配置されており
、ヒートローラ35.40とそれぞれ対向するスポンジ
シリコンゴムローラ37.39はゴムローラ対31、ロ
ーラ対32によってスクイズされたフィルム14を搬送
経路に添って案内すると共に、フィルム14表面に付着
している水を搾り取り、またフィルム14を加熱するよ
うになっている。
ここで、ヒートローラ35、スポンジシリコンゴムロー
ラ37及びヒートローラ40、スポンジシリコンゴムロ
ーラ39で挟持搬送された直後のフィルム14の面にス
リットノズル41.43から温風が吹き付けられフィル
ム14表面上に形成されている水分を多く含んだ空気が
素早く取り除かれ、ヒートローラ35.40からフィル
ム14に伝えられた熱量が略全量熱発熱に変えられるこ
とになり、より一層乾燥時間が短くなる。
さらに、第1図に示される如く、スリットノズル対43
の下流側には、フィルム14の搬送路を挟むように1対
の赤外線ヒータ45が配置されている。この1対の赤外
線ヒータ45は、乾燥部34を通過するフィルム14に
対して赤外線を照射するようになっている。
なお、赤外線ヒータ45は乾燥834を通過するフィル
ム14を加熱すればよいので、乾燥部全域に一定流量の
温風を供給する従来の乾燥部のヒータと比較して容量が
小さくされている。また、赤外線ヒータ37としては、
近赤外、中赤外、遠赤外のいずれの赤外線を放射する赤
外線ヒータを用いてもよいが、例えば中波長(波長約3
.5μm)以上の赤外ラジェータを用いることができる
赤外線ヒータ45と搬送ローラ42との間には、温風吹
出し手段の一部としての一対の樹脂成形されたスリット
ノズル49が配置されている。
ここでスリットノズル4L43.49は同一の構造にな
っているのでスリットノズル41について説明する。第
4図に示すように、スリットノズル41は基部38Aの
一端側に開口部38Bが設けられており、後述するファ
ン60及びヒータによって発生された温風が供給される
ようになっている。また、スリットノズル41の長手方
向寸法はフィルム14の幅方向寸法よりも大きくされて
いる。スリットノズル41の基部38Aには、基部38
Aの長手方向に沿って延長された温風吐出部53が取付
けられている。
温風吐出部53は内部が中空とされ基部38Aと連通し
ている。また、温風吐出部53は基部38Aに取付けら
れている部分から他端にかけて幅方向寸法が徐々に小さ
くされ、該他端の先端部には温風吐出部53の長手方向
に沿って温風吐出口51が設けられている。第5図に示
すように、温風吐出口51は温風吐出部53の幅方向の
一端側に偏倚されて設けられており、幅方向の他端側は
円弧状に形成されて円弧状部40Aとされている。
これにより、スリットノズル41内に供給された温風は
、温風吐出部53の先端部へ案内され、偏倚された温風
吐出口51と円弧状部40Aとによって第5図矢印A方
向へ吐出される。
また、基部38Aは基部38Aの開口部38Bが設けら
れている一端から他端にかけての幅寸法が徐々に小さく
されている。この結果、温風吐出口51から吐出される
温風の吐出速度は、温風吐出部53の長手方向の一端か
ら他端に亘って略均−とされている。
スリットノズル41は、温風吐出口51の長手方向とフ
ィルム14の幅方向とが一致し、温風吐出部53から吐
出される温風の方向が搬送方向上流側となるように(第
5図参照)配設されている3これにより、フィルム14
の面に対して鋭角に温風が吹付けられる。
第1図に示すように、乾燥部本体34A内部のローラ対
42の下流側には、乾燥部本体34Aに回転可能に支持
されたローラ47が千鳥状に9個配置されており、フィ
ルム14の搬送路が形成されている。ローラ47には図
示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転され、乾燥
部本体34A内に送り込まれたフィルム14を第1図下
方へ搬送する。乾燥部本体34A下部にはローラ47と
同径の2個の案内ローラ44と、ローラ42よりも大径
の案内ローラ46と、が配置されている。
ローラ44.46の各々は乾燥部本体34Aに回転可能
に支持されており、図示しない駆動手段の駆動力が伝達
されることによって乾燥部本体34A下部に案内された
フィルム14を反転し、機体10A外側に取付けられた
フィルム受箱49へ搬送口38を介して排出する。
乾燥部本体34A内部のローラ47の近傍には、・  
温風吹出し手段の他の一部としてのスプレーパイプ48
が、フィルム14の搬送路を挟んで各々2個ずつ配設さ
れている。
第6図(A)に示すように、各々のスプレーパイプ48
は基部48Aの一端側に開口部48Bが設けられており
、後述するファン60及びヒータによって発生された温
風が供給されるようになっている。また、スプレーパイ
プ48の長手方向寸法はフィルム14の幅方向寸法より
も大きくされている。スプレーパイプ48の基部48A
には、基部48Aの長手方向に沿って延長された2個の
温風吐出部50が取付けられている。
温風吐出部50は内部が中空とされ基部48Aと連通し
ている。また、温風吐出部50の各々は基部48Aに取
付けられている部分から他端にかけて幅方向寸法が徐々
に小さくされ、該他端の先端部には温風吐出850の長
手方向に沿って温風吐出口52が設けられている。
第7図(A)に示すように、温風吐出口52は温風吐出
部50の幅方向の一端側に偏倚されて設けられており、
幅方向の他端側は円弧状に形成されて円弧状部50A、
50Bとされている。これにより、スプレーパイプ48
内に供給された温風は、温風吐出部50の先端部へ案内
され、偏倚された温風吐出口52A、52Bと円弧状部
50A150Bとによって第7図(A)矢印A方向へ吐
出される。
なお、本発明の一実施例においては、温風の吐出方向が
フィルム14に対して鋭角を成しかつ吐出された温風が
フィルム14と各ローラ42との接触部の上流側近傍の
フィルム14に、第6図(A)、第7図(A)の矢印A
の如く吹き付けるようになっているが、本発明の他の実
施例として、第6図(B)、第7図(B)に示すように
、円弧状部50Aを搬送方向下流側にし、偏向された温
風吹出口52Aを搬送方向上流側に向け、温風の吐出方
向がフィルム14に対して鋭角を成し、かつ温風吹出口
52Aから吐出された温風がフィルム14とローラ42
との接触部の下流側近傍のフィルム14面に吹き付ける
構造としてもよい。
また、基部48Aは基部48Aの開口部48Bが設けら
れている一端から他端にかけての幅寸法が徐々に小さく
されている。この結果、温風吐出口52A、52Bから
吐出される温風の吐出速度は、温風吐出部50の長手方
向の一端から他端に亘って均一とされている。
各スプレーパイプ48は、温風吐出口52の長手方向と
フィルム14の幅方向とが一致し、温風吐出部50が各
ローラ42に対応して搬送方向上流側からフィルム14
の搬送路へ突出し、かつ温風吐出部50から吐出される
温風の方向が搬送方向下流側となるように配設されてい
る。これにより、ローラ46の搬送方向上流側には各々
温風吐出部50が対応しており、各ローラ42とフィル
ム14との接触部の上流側近傍には温風吐出口52を介
して搬送方向上流側からフィルム14の面に対して鋭角
に温風が吹付けられる。
なお、発明者は本発明における温風吐出部と感光材料と
の間の間隙寸法を2〜5mm程度とすることが好ましい
ということを実験により確認している。前記間隙寸法を
2mmよりも小さくした場合には従来と同様に感光材料
が局部的に乾燥されて乾燥ムラが生ずることがあるが、
2mm程度以上であれば乾燥ムラが生ずることはなく、
従来よりも間隙寸法を小さくできるので、温風の感光材
料への吹付は速度が速くなり、乾燥時間を短縮すること
ができる。本実施例において温風吐出部50の先端部と
フィルム14との間隙寸法dは2mm程度とされている
また第6図(A)に示すように、基部48Aには2個の
温風吐出部50の間に、温風吐出部50が取付けられて
いる面から反対側の面へ貫通する排出溝54が設けられ
ており、この排出溝54は基部48Aの長手方向に沿っ
て延長されて形成されている。第7図(A)に示すよう
に、温風吐出口50からフィルム14とローラ42との
接触部近傍へ吹付けられた温風の一部は、排出溝54を
介してフィルム14の搬送路と反対の方向(第7図(A
>の矢印B方向)へ排出される。
第1図に示すように、乾燥部本体34Aの下部には排気
口56が設けられており、乾燥部本体34Aの下部には
排気口56に対応してリターンダクト58の一端が取付
けられている。リターンダクト58の他端はファン60
の吸気側に接続されている。また、リターンダクト58
の中間部には機体10Aと連通ずる吸気ダクト62が接
続されている。また、乾燥部本体34Aには乾燥部本体
34A内の高湿度空気を排出する排気ダクト61が設け
られている。温風吐出口52A、52Bを介してフィル
ム14に吹付けられた温風は、前記排気口56を介して
排気された温風を含めて、フィルム14搬送方向下流側
へ向かう空気流となる。
乾燥部本体34A下端に到達した空気流は排気口56を
介してリターンダクト58内へ流れ込む。
リターンダクト58内へ流れ込んだ空気は、吸気ダクト
62を介して吸入された機体10A外の空気と共にファ
ン60の吸気側に案内される。ここでファン60の吸気
側に案内される空気は、リターンダクト58の流路断面
積と吸気ダクト62の流路断面積との比によって、乾燥
部本体34Aから流れ込む空気の割合が約80%、機体
10A外部から流れ込む空気の割合が約20%とされて
いる。なお、フィルム14乾燥後の高湿度空気の一部は
排気ダクト61を介して機体10A外へ排出される。
第2図に示されるように、ファン60の排気側にはヒー
タボックス64の一端が取付けられている。ヒータボッ
クス64は中央部で直角に屈曲されている。また、ヒー
タボックス64は内部に図示しないヒータが配設されて
いる。ファン60の吸気側に案内された空気はファン6
0によって排気°側から空気流として送り出され、ヒー
タボックス64内のヒータによって加熱されて温風とな
ってヒータボックス64から送り出される。
ヒータボックス64の他端にはダクト66が取付けられ
ている。ダクト66の側面は乾燥部本体34Aの側面に
取付けられており、第1図に示すように配置されたスリ
ットノズル4L43及び49の開口部(例えば、スリッ
トノズル41では38B)及びスプレーパイプ48の各
開口部48Bに対応して図示しない開口が設けられてい
る。
これにより、ダクト66と各スリットノズル41.43
及び49と各スプレーパイプ48とは連通され、ヒータ
ボックス64から送り出された温風は、各スリットノズ
ル4L43及び49と各スプレーパイプ48へ供給され
る。また、ダクト66の流路断面積はダクト66の長手
方向に沿って徐々に小さくされている。これにより、各
スリットノズル38と各スプレーパイプ48に供給され
る温風の単位時間当りの流量はほぼ均一になっている。
次に本実施例の作用を説明する。
画像が露光され、搬入口12から自動現像機10内へ挿
入されたフィルム14は、現像、定着、水洗処理された
後に、ゴムローラ対31、吸水性布ローラとゴムローラ
とで構成されたローラ32によってスクイズされ、搬送
口36から乾燥部34の乾燥部本体34A内へ送り込ま
れる。
この場合、乾燥処理中のフィルム14の含水率および温
度は第8図に示されるように変化する。
即ち、第8図において、実線で示す曲線70はフィルム
14の含水率の変化曲線、実線で示す曲線72はフィル
ム14の表面温度の変化曲線を表しており、フィルム1
4はヒートローラ35によって加熱され、恒率乾燥段階
に入る(第8図点P1)。
この後、フィルム140面にスリットノズル41から温
風が吹き付けられ、さらにヒートローラ40によって加
熱され、スリットノズル43からフィルム14の面に温
風が吹き付けられ、恒率乾燥が早められる。なお、ヒー
トローラ35.40はフィルム140面に付着した水分
を搾り取るスクイズ効果も有している。さらには、赤外
線ヒータ45とスリットノズル49とにより、恒率乾燥
が早められられる。
さらに、フィルム14はローラ42.40によって下方
へ搬送されると共に、温風吐出部50の温風吐出口52
A、52Bから吐出した温風によって乾燥される。また
、温風吐出口52から吐出された温風は、吐出方向がフ
ィルム140面に対して鋭角を成すように吹付けられる
。このため、吐出された温風がフィルム14の通過に対
しての抵抗となることはなく、フィルム14は温風に案
内されて乾燥部本体34Aを通過するので、乾燥部本体
34A内をフィルム14が通過する際に支障が生ずるこ
とがなく、フィルム14への温風の吹付は速度を速くす
ることができる。このため、乾燥部34の乾燥能力を向
上することができ、第8図に示される如く、フィルム1
4は恒率乾燥を進めて減率乾燥に速やかに移行する(第
8図点P2)。
このとき、温風吐出口52A、52Bから吐出される温
風は、偏倚された温風吐出口52A、52Bと円弧状部
5.OA、50Bとによって第7図(A)の矢印A方向
へ吐出され、乾燥部本体34A内部で水分が滞留し易い
部分、すなわちフィルム14とローラ42との接触部の
上流側近傍に温風が吹付けられる。このため、フィルム
14の各ローラ42との接触部の上流側近傍から水分を
多く含む空気が除かれるので水分を多く含む空気がフィ
ルム14と各ローラ42との接触部に滞留することが少
なくなり、フィルム14の乾燥時間を短くすることがで
きる。
乾燥部本体34A内で乾燥されたフィルム14は、案内
ローラ44.46により反転された後にフィルム受箱4
9へ排出される。
また、本実施例では温風吐出部50とフィルム14との
間隙寸法dを2mm程度としている。この間隙寸法は従
来よりも小さいので、従来と同一のファン60を用いて
スプレーパイプ48に温風を供給した場合、温風のフィ
ルム14への吹付は速度が速くなり、フィルム14の乾
燥時間を短縮することができる。
なお、本実施例ではヒートローラ35とスポンジシリコ
ンゴムローラ37、ヒートローラ40とスポンジシリコ
ンゴムローラ39を乾燥部34の乾燥部本体34A内に
設けたが、乾燥部34の外側の搬送口36とローラ32
との間に設けてもよい。ただし、本実施例と同様にヒー
トローラ35.40の下流側にそれぞれスリットノズル
41.43を設は温風をフィルム14の面に吹き付ける
構造とする。
また、ヒートロールの本数は本実施例に限定されるもの
ではなく、適宜増減することができる。
また、本実施例ではヒートロールとスポンジシリコンゴ
ムローラとを組み合わせたが、ヒートローラとヒートロ
ーラとの組合せを乾燥部本体34Aの内側又は外側に適
当組数配設する構造であってもよい。
また、本実施例ではヒートローラ35.40でスクイズ
及び加熱処理した後、それぞれフィルム14面に温風を
スリットノズル41.43から吹き付けた後、赤外線ヒ
ータ45により赤外線を照射し、温風をスリットノズル
49により吹き付ける構造としたが、赤外線ヒータ45
、スリットノズル49を設けずに、スリットノズル43
によって温風を吹き付けた後、ローラ42によって挟持
搬送し、ローラ47によって搬送しtヨから、スプレー
パイプ48から温風を吹き付けて乾燥を行い、案内ロー
ラ44.46により反転した後にフィルム受箱49ヘフ
イルム14を排出する構造であってもよい。
また、本実施例では温風吐出部40.50の偏倚された
温風吐出口51.52A、52Bと円弧状部4OA、5
0A、50Bとによって温風を案内していたが、これに
代えて、例えば温風吐出部を、偏倚されていない温風吐
出口と、温風吐出口から吐出された温風をローラとフィ
ルムとの接触部の上流側近傍へ案内する整流板と、で構
成してもよい。
また、本実施例では乾燥部本体34A内に4個のスプレ
ーパイプ48が配設された例を説明したが、本発明は温
風の吐出方向がフィルムの面に対して鋭角を成しかつ吐
出された温風がフィルムのローラとの接触部の上流側近
傍の各々へ吹付けることができればよく、スプレーパイ
プの個数、形状等の制限はない。
さらに、本実施例ではフィルム14の面とスリット状の
温風の吐出方向とを鋭角にした例について説明したが、
温風を線状に多数本吐出させて乾燥させてもよい。この
場合、吐出方向はフィルム面に対して鋭角であればよく
、温風のフィルム面上に投影された吐出方向はローラの
軸線と直交していても直交していなくてもよい。
また、本実施例では支持体の両面に感光層を有するX線
撮影用フィルム14に対して現像、定着、水洗、乾燥処
理を行う自動現像装置10に本発明を適用した例を示し
たが、本発明は特にこれに限定されるものではなく、例
えば支持体の一方の面に感光層を有する医療用フィルム
、グラフイツクアーツ用フィルム、カラーペーパ等に対
して本発明を適用してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は上記構成としたため、感光材料の乾燥時間を短
くすることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る感光材料処理装置の概略断面図
、第2図は乾燥部を示す斜視図、第3図はヒートローラ
を示す断面図、第4図はスリットノズルを示す斜視図、
第5図はスリットノズル近傍の断面図、第6図(A)は
スプレーパイプの一実施例を示す斜視図、第6図(B)
はスプレーパイプの他の実施例を示す斜視図、第7図(
A)はスプレーパイプの一実施例の近傍の断面図、第7
図(B)はスプレーパイプの他の実施例の近傍の断面図
、第8図は乾燥部における感光材料の含水率及び感光材
料の表面温度の変化を示す特性曲線である。 14・・・フィルム、 34・・・乾燥部、 35.40・・・ヒートローラ、 36・・・搬送口、 40A・・・円弧状部、 41.43.49・・・スリットノズル、45・・・赤
外線ヒータ、 47・・・搬送ローラ、 48・・・スプレーパイプ、 50.53・・・温風吐出部、 50A、50B・・・円弧状部、 51・・・温風吐出口、 52A、52B・・・温風吐出口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
    配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
    る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
    部の入口近傍に配置され前記感光材料を搬送すると共に
    加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に設けられ前記
    ヒートローラによって加熱された感光材料に赤外線を照
    射する赤外線ヒータと、を有することを特徴とする感光
    材料処理装置。
  2. (2)処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
    配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
    る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
    部の入口近傍に配置され前記感光材料を搬送すると共に
    加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に設けられ温風
    の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐出
    された温風が前記感光材料と前記搬送ローラの内の少な
    くとも一本の搬送ローラとの接触部の上流側近傍の前記
    感光材料面へ吹付けられる温風吐出部を備えた第1の温
    風吹出し手段と、を有することを特徴とする感光材料処
    理装置。
  3. (3)処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
    配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
    る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
    部の入口近傍に配置され前記感光材料を搬送すると共に
    加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に設けられ温風
    の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐出
    された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラのう
    ちの所定の一本の搬送ローラとの接触部の下流側近傍の
    前記感光材料面に吹付けられる第1の温風吐出部と、吐
    出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
    うち前記所定の一本の搬送ローラの下流側に隣接する搬
    送ローラとの接触部の上流側近傍の前記感光材料面に吹
    付けられる第2の温風吐出部とを備えた第1の温風吹出
    し手段と、を有することを特徴とする感光材料処理装置
  4. (4)処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
    配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
    る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
    部の入口近傍に配置され前記感光材料を挟持搬送すると
    共に加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に取付られ
    前記ヒートローラによって加熱された感光材料に赤外線
    を照射する赤外線ヒータと、前記乾燥部内に設けられ温
    風の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐
    出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
    うちの少なくとも1本の搬送ローラとの接触部の上流側
    近傍の前記感光材料面へ吹付けられる温風吐出部を備え
    た第1の温風吹出し手段と、を有することを特徴とする
    感光材料処理装置。
  5. (5)処理液によっ処理されその後複数の搬送ローラを
    配列して形成された搬送路を移動する感光材料を乾燥す
    る乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記乾燥
    部の入口近傍に配置され前記感光材料を挟持搬送すると
    共に加熱するヒートローラと、前記乾燥部内に取付られ
    前記ヒートローラによって加熱された感光材料に赤外線
    を照射する赤外線ヒータと、前記乾燥部内に設けられ温
    風の吐出方向が前記感光材料に対して鋭角を成しかつ吐
    出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ローラの
    うちの少なくとも1本の搬送ローラとの接触部の下流側
    近傍の前記感光材料面に吹付けられる第1の温風吐出部
    と、吐出された温風が前記感光材料と前記複数の搬送ロ
    ーラのうち前記所定の一本の搬送ローラの下流側に隣接
    する搬送ローラとの接触部の上流側近傍の前記感光材料
    面に吹付けられる第2の温風吐出部とを備えた第1の温
    風吹出し手段と、を有することを特徴とする感光材料処
    理装置。
  6. (6)前記ヒートローラによって前記感光材料が搬送さ
    れると共に加熱された直後に前記感光材料面に温風を吹
    き付ける第2の温風吹出し手段と、を有することを特徴
    とする請求項(1)、(2)、(3)、(4)及び(5
    )の何れか一つに記載の感光材料処理装置。(7)前記
    ヒートローラが前記感光材料の処理液を搾り取る弾性部
    材により被覆されたスクイズローラからなることを特徴
    とする請求項(6)記載の感光材料処理装置。
JP28022790A 1990-10-18 1990-10-18 感光材料処理装置 Pending JPH04155334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28022790A JPH04155334A (ja) 1990-10-18 1990-10-18 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28022790A JPH04155334A (ja) 1990-10-18 1990-10-18 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04155334A true JPH04155334A (ja) 1992-05-28

Family

ID=17622084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28022790A Pending JPH04155334A (ja) 1990-10-18 1990-10-18 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04155334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5379085A (en) * 1992-07-14 1995-01-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photosensitive material processing apparatus
JP2013040748A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Murata Mfg Co Ltd 乾燥装置、及び導電性ペーストの乾燥方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5379085A (en) * 1992-07-14 1995-01-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photosensitive material processing apparatus
JP2013040748A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Murata Mfg Co Ltd 乾燥装置、及び導電性ペーストの乾燥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03132660A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH04155334A (ja) 感光材料処理装置
JPH054659B2 (ja)
JP2942663B2 (ja) 感光材料処理装置
JP3391573B2 (ja) 感光材料乾燥装置
JPH03131852A (ja) 感光材料乾燥方法
JPH0943809A (ja) 写真感光材料処理装置
JPH0695335A (ja) 自動現像機
JP2942669B2 (ja) 自動現像機の乾燥装置
JP2729519B2 (ja) 感光材料乾燥方法
JP3230545B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH03265855A (ja) 感光材料乾燥装置
JP3645333B2 (ja) 感光材料乾燥装置
JPH01118840A (ja) 自動現像機
JPH0572708A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH07287373A (ja) 自動現像機
JPH03132659A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH04213456A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH03261950A (ja) 乾燥装置
JPH03253855A (ja) 感光材料処理装置
JPH03265854A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH03252658A (ja) 感光材料処理装置
JPH0627630A (ja) 感光材料処理装置
JPH03110562A (ja) 乾燥装置
JPH0553286A (ja) シート材料搬送用ガイド