JP2916031B2 - 感光性平版印刷版処理装置用補充装置 - Google Patents
感光性平版印刷版処理装置用補充装置Info
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- JP2916031B2 JP2916031B2 JP22290791A JP22290791A JP2916031B2 JP 2916031 B2 JP2916031 B2 JP 2916031B2 JP 22290791 A JP22290791 A JP 22290791A JP 22290791 A JP22290791 A JP 22290791A JP 2916031 B2 JP2916031 B2 JP 2916031B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像が焼付けられた感
光性平版印刷版を処理するための感光性平版印刷版処理
装置の複数の現像槽に現像補充液又は水を補充するため
の感光性平版印刷版処理装置用補充装置に関する。
光性平版印刷版を処理するための感光性平版印刷版処理
装置の複数の現像槽に現像補充液又は水を補充するため
の感光性平版印刷版処理装置用補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼付装置で画像が焼付けられた感光性平
版印刷版は感光性平版印刷版処理装置へ送られ、感光性
平版印刷版処理装置の現像槽で現像され、リンス槽又は
水洗槽で水洗された後に、リンス槽又は不感脂化処理槽
でフニッシャー液が塗布され、現像、水洗処理された感
光性平版印刷版の版面が保護される。
版印刷版は感光性平版印刷版処理装置へ送られ、感光性
平版印刷版処理装置の現像槽で現像され、リンス槽又は
水洗槽で水洗された後に、リンス槽又は不感脂化処理槽
でフニッシャー液が塗布され、現像、水洗処理された感
光性平版印刷版の版面が保護される。
【0003】上記現像槽内へ感光性平版印刷版が搬送さ
れながら、現像液に浸漬されあるいは現像液を表面へ吹
き付けられて現像されるようになっている。例えば、実
公昭60−35072号公報に記載されている如く、現
像工程を少なくとも2つに分割して現像時間を複数段階
に変える処理装置が提案されている。
れながら、現像液に浸漬されあるいは現像液を表面へ吹
き付けられて現像されるようになっている。例えば、実
公昭60−35072号公報に記載されている如く、現
像工程を少なくとも2つに分割して現像時間を複数段階
に変える処理装置が提案されている。
【0004】また、感光性平版印刷版処理装置では、感
光性平版印刷版の現像を行うことにより現像液が徐々に
疲労するが、補充装置から処理装置の現像槽へ現像補充
液を供給するようになっている。
光性平版印刷版の現像を行うことにより現像液が徐々に
疲労するが、補充装置から処理装置の現像槽へ現像補充
液を供給するようになっている。
【0005】現像補充液の補充は、感光性平版印刷版の
処理量に応じて行われるのが一般的である。また、この
現像補充液の補充と共に各現像槽には水が補充されるよ
うになっている。この水の補充は、現像補充液を薄める
と共に、現像槽からの蒸発によって濃くなった現像槽内
の現像液の成分を薄めるようになっている。尚、現像補
充液及び水の補充によって、余剰となった現像液は、オ
ーバーフロー槽等を介して処理装置内の廃液タンクへ排
出されるようになっている。
処理量に応じて行われるのが一般的である。また、この
現像補充液の補充と共に各現像槽には水が補充されるよ
うになっている。この水の補充は、現像補充液を薄める
と共に、現像槽からの蒸発によって濃くなった現像槽内
の現像液の成分を薄めるようになっている。尚、現像補
充液及び水の補充によって、余剰となった現像液は、オ
ーバーフロー槽等を介して処理装置内の廃液タンクへ排
出されるようになっている。
【0006】これらの現像補充液の補充及び水の補充
は、制御部にプログラムされており、基準値はキーボー
ドから入力するようになっている。これによって、感光
性平版印刷版処理装置の2つの現像槽内の現像液は、所
定の濃度範囲に維持されるようになっている。
は、制御部にプログラムされており、基準値はキーボー
ドから入力するようになっている。これによって、感光
性平版印刷版処理装置の2つの現像槽内の現像液は、所
定の濃度範囲に維持されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の感光性平版印刷版処理装置では、2槽の現像槽の間
では、現像液の濃度が異なっており、この濃度比率に応
じた容量のポンプを使用して供給している。また、一方
の現像槽の現像液の電導度を測定し、この電導度に応じ
て双方のポンプを作動させている。このため、双方の現
像槽の現像液の電導度を各々所定の範囲内に保つための
ポンプの作動時間の制御は難しく、キーボードからの入
力操作も必要なことがあり、これを行うためのプログラ
ムも複雑となっている。
成の感光性平版印刷版処理装置では、2槽の現像槽の間
では、現像液の濃度が異なっており、この濃度比率に応
じた容量のポンプを使用して供給している。また、一方
の現像槽の現像液の電導度を測定し、この電導度に応じ
て双方のポンプを作動させている。このため、双方の現
像槽の現像液の電導度を各々所定の範囲内に保つための
ポンプの作動時間の制御は難しく、キーボードからの入
力操作も必要なことがあり、これを行うためのプログラ
ムも複雑となっている。
【0008】本発明の上記事実を考慮してなされたもの
で、簡単な構成で2つの現像槽の各々の現像液が所定の
濃度範囲となるように現像補充液及び水を補充する感光
性平版印刷版処理装置用補充装置を提供することを目的
とする。
で、簡単な構成で2つの現像槽の各々の現像液が所定の
濃度範囲となるように現像補充液及び水を補充する感光
性平版印刷版処理装置用補充装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る感光性平版
印刷版処理装置用補充装置は、画像が焼付けられた感光
性平版印刷版を現像液によって現像するために搬送方向
に沿って設けられた第1の現像槽と第2の現像槽に現像
補充液と水のうち少なくとも一方を補充する感光性平版
印刷版処理装置用補充装置であって、前記感光性平版印
刷版の処理量を検出する版検出手段と、前記版検出手段
の検出結果に応じて前記第2の現像槽へ現像補充液を補
充する現像補充液補充手段と、前記第2の現像槽の現像
液を前記第1の現像槽へ供給する現像液供給手段と、前
記第1の現像槽に貯留された現像液の濃度を測定する濃
度測定手段と、前記濃度測定手段の測定結果に応じて前
記第1の現像槽に水の補充を行う第1の水補充手段と、
前記濃度測定手段の測定結果に応じて前記第2の現像槽
へ水の補充を行う第2の水補充手段と、前記第1の水補
充手段の作動時間を制御するための第1のタイマーと前
記第2の水補充手段の作動時間を制御するための第2の
タイマーとを備えた制御部と、を有することを特徴とす
る。
印刷版処理装置用補充装置は、画像が焼付けられた感光
性平版印刷版を現像液によって現像するために搬送方向
に沿って設けられた第1の現像槽と第2の現像槽に現像
補充液と水のうち少なくとも一方を補充する感光性平版
印刷版処理装置用補充装置であって、前記感光性平版印
刷版の処理量を検出する版検出手段と、前記版検出手段
の検出結果に応じて前記第2の現像槽へ現像補充液を補
充する現像補充液補充手段と、前記第2の現像槽の現像
液を前記第1の現像槽へ供給する現像液供給手段と、前
記第1の現像槽に貯留された現像液の濃度を測定する濃
度測定手段と、前記濃度測定手段の測定結果に応じて前
記第1の現像槽に水の補充を行う第1の水補充手段と、
前記濃度測定手段の測定結果に応じて前記第2の現像槽
へ水の補充を行う第2の水補充手段と、前記第1の水補
充手段の作動時間を制御するための第1のタイマーと前
記第2の水補充手段の作動時間を制御するための第2の
タイマーとを備えた制御部と、を有することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成の感光性平版印刷版処理装置用補充装
置は、第2の現像槽に現像補充液を補充すると共に、第
2の現像槽の現像液を第1の現像槽へ供給している。ま
た、第1及び第2の現像槽には、各々の現像液の濃度が
所定の範囲内となるように第1及び第2の水補充手段に
よって水を補充する。
置は、第2の現像槽に現像補充液を補充すると共に、第
2の現像槽の現像液を第1の現像槽へ供給している。ま
た、第1及び第2の現像槽には、各々の現像液の濃度が
所定の範囲内となるように第1及び第2の水補充手段に
よって水を補充する。
【0011】補充装置は、濃度測定手段によって、第1
の現像槽の現像液の濃度を測定している。この測定結果
が所定値範囲外となった場合に、制御部からの信号によ
り第1及び第2の水補充手段が作動し、水の補充が行わ
れる。第1及び第2の水補充手段は、タイマーに設定さ
れた設定値に応じて停止する。即ち、供給される補充量
はタイマーによって個別に設定することができる。
の現像槽の現像液の濃度を測定している。この測定結果
が所定値範囲外となった場合に、制御部からの信号によ
り第1及び第2の水補充手段が作動し、水の補充が行わ
れる。第1及び第2の水補充手段は、タイマーに設定さ
れた設定値に応じて停止する。即ち、供給される補充量
はタイマーによって個別に設定することができる。
【0012】第1及び第2のタイマーは、設定された値
に応じて第1の水補充手段と第2の水補充手段による水
の補充を停止する。例えば、可変抵抗器等によって時間
を設定するタイマーを用いた場合、この可変抵抗器によ
って簡単に時間を設定することができる。水補充手段の
作動時間を個々に設定することによって、水補充手段、
例えば水補充ポンプの吐出量に関係なく補充される水の
量を設定することができる。
に応じて第1の水補充手段と第2の水補充手段による水
の補充を停止する。例えば、可変抵抗器等によって時間
を設定するタイマーを用いた場合、この可変抵抗器によ
って簡単に時間を設定することができる。水補充手段の
作動時間を個々に設定することによって、水補充手段、
例えば水補充ポンプの吐出量に関係なく補充される水の
量を設定することができる。
【0013】これらの水補充手段は濃度測定手段によっ
て測定された濃度が所定範囲をはずれた場合に作動す
る。この場合、第1の水補充手段と第2の水補充手段と
は所定の比率、例えば第1の水補充手段による水補充量
「2」に対して第2の水補充手段による水補充量
「1」、で水を補充し、さらに、第2の現像槽から第1
の現像槽へ現像液を供給しているため、第2の現像槽の
現像液の濃度と、第1の現像槽の現像液の濃度とは略等
しい濃度とすることができる。
て測定された濃度が所定範囲をはずれた場合に作動す
る。この場合、第1の水補充手段と第2の水補充手段と
は所定の比率、例えば第1の水補充手段による水補充量
「2」に対して第2の水補充手段による水補充量
「1」、で水を補充し、さらに、第2の現像槽から第1
の現像槽へ現像液を供給しているため、第2の現像槽の
現像液の濃度と、第1の現像槽の現像液の濃度とは略等
しい濃度とすることができる。
【0014】なお、感光性平版印刷版処理装置の感光性
平版印刷版挿入口近傍には、処理されるべき感光性平版
印刷版の長さ又は面積を検出するための版検出手段が設
けられており、この版検出手段からの信号によって現像
補充液補充手段が動作し、現像補充液が第2の現像槽へ
補充されるようになっている。
平版印刷版挿入口近傍には、処理されるべき感光性平版
印刷版の長さ又は面積を検出するための版検出手段が設
けられており、この版検出手段からの信号によって現像
補充液補充手段が動作し、現像補充液が第2の現像槽へ
補充されるようになっている。
【0015】
【実施例】図1には、本実施例に係る感光性平版印刷版
処理装置10が示されている。
処理装置10が示されている。
【0016】この感光性平版印刷版処理装置10には、
図示しない焼付装置により画像が焼付けられた感光性平
版印刷版P(以下PS版Pという)を処理するための第
一現像槽12、第二現像槽14、及び現像されたPS版
Pへフニッシャー液を塗布するフニッシャー槽16が配
置されており、さらにフニッシャー槽16の後段側に
は、各処理液により処理されたPS版Pを乾燥させる乾
燥部18が配置されている。また、第一現像槽12と第
二現像槽14との間には、オーバーフロー槽20が設け
られている。
図示しない焼付装置により画像が焼付けられた感光性平
版印刷版P(以下PS版Pという)を処理するための第
一現像槽12、第二現像槽14、及び現像されたPS版
Pへフニッシャー液を塗布するフニッシャー槽16が配
置されており、さらにフニッシャー槽16の後段側に
は、各処理液により処理されたPS版Pを乾燥させる乾
燥部18が配置されている。また、第一現像槽12と第
二現像槽14との間には、オーバーフロー槽20が設け
られている。
【0017】感光性平版印刷版処理装置10の第一現像
槽12の上流側には、複数のガイドローラ22が設けら
れており、感光性平版印刷版処理装置10の挿入口24
から挿入されるPS版Pを斜め下方に向けて第一現像槽
12へ送り込んでいる。
槽12の上流側には、複数のガイドローラ22が設けら
れており、感光性平版印刷版処理装置10の挿入口24
から挿入されるPS版Pを斜め下方に向けて第一現像槽
12へ送り込んでいる。
【0018】この挿入口24の近傍には版検出センサ7
6が配設されている。この版検出センサ76は、感光性
平版印刷版処理装置10に挿入されるPS版Pを検出す
るようになっている。尚、版検出センサ76は、PS版
Pの幅方向に複数個設けてPS版Pの幅と長さからPS
版Pの面積を求めてもよく、PS版Pの幅が一定の場合
には、版検出センサ76を1個だけ設けて、PS版Pの
長さからPS版Pの面積を求めてもよい。
6が配設されている。この版検出センサ76は、感光性
平版印刷版処理装置10に挿入されるPS版Pを検出す
るようになっている。尚、版検出センサ76は、PS版
Pの幅方向に複数個設けてPS版Pの幅と長さからPS
版Pの面積を求めてもよく、PS版Pの幅が一定の場合
には、版検出センサ76を1個だけ設けて、PS版Pの
長さからPS版Pの面積を求めてもよい。
【0019】第一現像槽12には、ガイド26、絞りロ
ーラ対28、串ローラ30、32、ブラシローラ34が
各々PS版Pの搬送路に沿って配置されている。これら
のローラは、図示しない駆動手段の駆動力が伝達される
ことにより、PS版Pを第一現像槽12内を搬送し、さ
らに、第一現像槽12から搬出している。
ーラ対28、串ローラ30、32、ブラシローラ34が
各々PS版Pの搬送路に沿って配置されている。これら
のローラは、図示しない駆動手段の駆動力が伝達される
ことにより、PS版Pを第一現像槽12内を搬送し、さ
らに、第一現像槽12から搬出している。
【0020】第一現像槽12には、PS版Pを現像する
現像液が満たされておりさらに後段側は外方へ折り曲げ
られ、溢れた現像液を後段側のオーバーフロー槽20へ
排出可能とされている。さらに、第一現像槽12には浮
き蓋12Aが設けられ、現像液が大気に接触するのを防
止している。
現像液が満たされておりさらに後段側は外方へ折り曲げ
られ、溢れた現像液を後段側のオーバーフロー槽20へ
排出可能とされている。さらに、第一現像槽12には浮
き蓋12Aが設けられ、現像液が大気に接触するのを防
止している。
【0021】串ローラ30の軸心部分には、スプレーパ
イプ36が配置され、また、この串ローラ30の上方に
もスプレーパイプ36が配置されている。これらのスプ
レーパイプ36は、第一現像槽12の底部に連通された
配管38が接続されている。この配管38の中間部に
は、フィルター38A、ポンプ38B及び現像液の濃度
測定手段としての電導度センサ38Cが設けられてい
る。スプレーパイプ36はポンプ38Bの作動により第
一現像槽12に貯留された現像液をPS版Pの表面へ向
けて噴出する構成とされる。また、電導度センサ38C
によって、第一現像槽12に貯留される現像液の電導度
を測定し、水タンク40へ連通する配管42(一部のみ
図示)に設けられたポンプ42Aを作動させて水を供給
し現像液を所定濃度にするようにしている。
イプ36が配置され、また、この串ローラ30の上方に
もスプレーパイプ36が配置されている。これらのスプ
レーパイプ36は、第一現像槽12の底部に連通された
配管38が接続されている。この配管38の中間部に
は、フィルター38A、ポンプ38B及び現像液の濃度
測定手段としての電導度センサ38Cが設けられてい
る。スプレーパイプ36はポンプ38Bの作動により第
一現像槽12に貯留された現像液をPS版Pの表面へ向
けて噴出する構成とされる。また、電導度センサ38C
によって、第一現像槽12に貯留される現像液の電導度
を測定し、水タンク40へ連通する配管42(一部のみ
図示)に設けられたポンプ42Aを作動させて水を供給
し現像液を所定濃度にするようにしている。
【0022】第一現像槽12の下流側に配置されたオー
バーフロー槽20の上部には、絞りローラ対44が配置
されており、この絞りローラ対44の下方側のローラの
下端部はオーバーフロー槽20に貯留された現像液に浸
漬されている。また、絞りローラ対44の下端部近傍に
は、現像液の排出手段とされ図示しない廃液タンクへ連
通するオーバーフローパイプ46の一端が配置されてお
り、オーバーフロー槽20に貯留された現像液が所定レ
ベル以上になったときオーバーフロー液として排出され
るようになっている。
バーフロー槽20の上部には、絞りローラ対44が配置
されており、この絞りローラ対44の下方側のローラの
下端部はオーバーフロー槽20に貯留された現像液に浸
漬されている。また、絞りローラ対44の下端部近傍に
は、現像液の排出手段とされ図示しない廃液タンクへ連
通するオーバーフローパイプ46の一端が配置されてお
り、オーバーフロー槽20に貯留された現像液が所定レ
ベル以上になったときオーバーフロー液として排出され
るようになっている。
【0023】このオーバーフロー槽20の底部には、第
一現像槽12の底部と連通する配管48が設けられてお
り、この配管48の中間部にはリターンポンプ48Aが
設けられている。ポンプ48Aの駆動により配管48を
介してオーバーフロー槽20に貯留された現像液が第一
現像槽12へリターンされる。
一現像槽12の底部と連通する配管48が設けられてお
り、この配管48の中間部にはリターンポンプ48Aが
設けられている。ポンプ48Aの駆動により配管48を
介してオーバーフロー槽20に貯留された現像液が第一
現像槽12へリターンされる。
【0024】オーバーフロー槽20の下流側に配置され
る第二現像槽14の上部には、二対の絞りローラ対44
及びそれらの絞りローラの間に串ローラ30が配置され
ている。絞りローラ対44の下側のローラの下端部は、
第二現像槽14に貯留された現像液に浸漬されている。
また、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方
には、スプレーパイプ50が配置されている。
る第二現像槽14の上部には、二対の絞りローラ対44
及びそれらの絞りローラの間に串ローラ30が配置され
ている。絞りローラ対44の下側のローラの下端部は、
第二現像槽14に貯留された現像液に浸漬されている。
また、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方
には、スプレーパイプ50が配置されている。
【0025】これらのスプレーパイプ50には、第二現
像槽14の底部に連通する配管52が接続され、配管5
2の中間部にはフィルター52A及びポンプ52Bが設
けられている。第二現像槽14では、ポンプ52Bの作
動によりスプレーパイプ50から現像液をPS版Pの下
流側の下面及び上流側の上面へ各々噴出しており、この
噴出された現像液により第一現像槽12で現像されたP
S版Pを、さらに、第二現像槽14で補助的に現像す
る。
像槽14の底部に連通する配管52が接続され、配管5
2の中間部にはフィルター52A及びポンプ52Bが設
けられている。第二現像槽14では、ポンプ52Bの作
動によりスプレーパイプ50から現像液をPS版Pの下
流側の下面及び上流側の上面へ各々噴出しており、この
噴出された現像液により第一現像槽12で現像されたP
S版Pを、さらに、第二現像槽14で補助的に現像す
る。
【0026】この第二現像槽14には、現像液補充液タ
ンク54へ連通する配管56及び水タンク40へ連通す
る配管58(一部のみ図示)が設けられている。これら
の配管56、58の中間部には、各々ポンプ56A、5
8Aが設けられている。
ンク54へ連通する配管56及び水タンク40へ連通す
る配管58(一部のみ図示)が設けられている。これら
の配管56、58の中間部には、各々ポンプ56A、5
8Aが設けられている。
【0027】第二現像槽14へは、ポンプ56A、58
Aにより現像補充液及び水が配管56、58を介して供
給される。また、第二現像槽14は、現像補充液が補充
されることにより、オーバーフローした現像液は、オー
バーフロー槽20へ流れ込む構成とされている。また、
第二現像槽14では、スプレーパイプ50から噴出され
る現像液は、絞りローラ対44によってスクイズされ
る。
Aにより現像補充液及び水が配管56、58を介して供
給される。また、第二現像槽14は、現像補充液が補充
されることにより、オーバーフローした現像液は、オー
バーフロー槽20へ流れ込む構成とされている。また、
第二現像槽14では、スプレーパイプ50から噴出され
る現像液は、絞りローラ対44によってスクイズされ
る。
【0028】尚、第二現像槽14及びオーバーフロー槽
20の絞りローラ対44の一部は常に現像液に浸されて
おり、ローラの表面の現像液が乾燥しその成分が固着す
るのを防止するようになっている。
20の絞りローラ対44の一部は常に現像液に浸されて
おり、ローラの表面の現像液が乾燥しその成分が固着す
るのを防止するようになっている。
【0029】第二現像槽14の下流側には、フィニッシ
ャー槽16が設けられている。フィニッシャー槽16の
上部には、串ローラ30及び絞りローラ対44が設けら
れ、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方に
は、スプレーパイプ60が配置されている。これらのス
プレーパイプ60には、フィニッシャー槽16の底部に
連通し中間部にフィルター62A及びポンプ62Bが設
けられた配管62が接続されている。このポンプ62B
の作動によりフィニッシャー槽16に貯留されたフィニ
ッシャー液がスプレーパイプ60からPS版Pの表面へ
向け噴出される。
ャー槽16が設けられている。フィニッシャー槽16の
上部には、串ローラ30及び絞りローラ対44が設けら
れ、串ローラ30の軸心部分及び串ローラ30の上方に
は、スプレーパイプ60が配置されている。これらのス
プレーパイプ60には、フィニッシャー槽16の底部に
連通し中間部にフィルター62A及びポンプ62Bが設
けられた配管62が接続されている。このポンプ62B
の作動によりフィニッシャー槽16に貯留されたフィニ
ッシャー液がスプレーパイプ60からPS版Pの表面へ
向け噴出される。
【0030】フィニッシャー槽16では、スプレーパイ
プ60から噴出されるフィニッシャー液によりPS版P
の表面をリンスすると共に処理された版面の保護がなさ
れる。尚、串ローラ30の上方に配置されたスプレーパ
イプ60には、反射板60Aが設けられており、スプレ
ーパイプ60から噴出された処理液は、反射板60Aに
より受け止められてPS版Pの表面へ流し出されるよう
になっている。
プ60から噴出されるフィニッシャー液によりPS版P
の表面をリンスすると共に処理された版面の保護がなさ
れる。尚、串ローラ30の上方に配置されたスプレーパ
イプ60には、反射板60Aが設けられており、スプレ
ーパイプ60から噴出された処理液は、反射板60Aに
より受け止められてPS版Pの表面へ流し出されるよう
になっている。
【0031】このフィニッシャー槽16には、一端がフ
ィニッシャー補充液タンク64に接続され中間部にポン
プ66Aが設けられた配管66の他端部からポンプ66
Aの作動によりフィニッシャー補充液がフィニッシャー
槽16へ補充される。また、補充されることによりオー
バーフローしたフィニッシャー液は、オーバーフローパ
イプ68を介して図示しない廃液タンクへ排出される。
ィニッシャー補充液タンク64に接続され中間部にポン
プ66Aが設けられた配管66の他端部からポンプ66
Aの作動によりフィニッシャー補充液がフィニッシャー
槽16へ補充される。また、補充されることによりオー
バーフローしたフィニッシャー液は、オーバーフローパ
イプ68を介して図示しない廃液タンクへ排出される。
【0032】フィニッシャー槽16の下流側に配置され
る乾燥部18では、複数の串ローラ70によってPS版
Pを搬送し、温風吐出口72から吐出される温風をPS
版Pの表面へ吹き付けて、各処理液により処理されたP
S版Pの乾燥が行われる。
る乾燥部18では、複数の串ローラ70によってPS版
Pを搬送し、温風吐出口72から吐出される温風をPS
版Pの表面へ吹き付けて、各処理液により処理されたP
S版Pの乾燥が行われる。
【0033】乾燥部18で乾燥処理されたPS版Pは、
排出口74から感光性平版印刷版処理装置10の外方へ
排出される。
排出口74から感光性平版印刷版処理装置10の外方へ
排出される。
【0034】尚、各処理槽の底部に接続された配管3
8、48、52、62の中間部には、ドレインバルブ7
6及びドレインパイプ78が接続されており、各々の配
管38、48、52、56及び各処理槽内の処理液が排
出可能とされている。
8、48、52、62の中間部には、ドレインバルブ7
6及びドレインパイプ78が接続されており、各々の配
管38、48、52、56及び各処理槽内の処理液が排
出可能とされている。
【0035】図2には、第一現像槽12及び第二現像槽
14へ水を補充するための制御部80が示されている。
この制御部80には、コントローラ82が設けられてお
り、このコントローラ82には、電導度センサ38C及
び版検出センサ76が接続されている。コントローラ8
2は、電導度センサ38Cによって検出される電導度か
ら第一現像槽12に貯留された現像液の濃度を求めるよ
うになっている。尚、この電導度の測定は、一定間隔
(例えば4分毎)に行われるようになっている。また、
コントローラ82は、版検出センサ76により感光感光
性平版印刷版処理装置10内へのPS版Pの挿入を検知
するようになっている。
14へ水を補充するための制御部80が示されている。
この制御部80には、コントローラ82が設けられてお
り、このコントローラ82には、電導度センサ38C及
び版検出センサ76が接続されている。コントローラ8
2は、電導度センサ38Cによって検出される電導度か
ら第一現像槽12に貯留された現像液の濃度を求めるよ
うになっている。尚、この電導度の測定は、一定間隔
(例えば4分毎)に行われるようになっている。また、
コントローラ82は、版検出センサ76により感光感光
性平版印刷版処理装置10内へのPS版Pの挿入を検知
するようになっている。
【0036】また、コントローラ82には、ポンプ38
B、42A、52B、56A、58A及びリターンポン
プ48Aが接続され、現像液補充装置100が構成され
ている。コントローラ82は、版検出センサ76がPS
版Pの挿入を検出するとポンプ38B、52Bを所定時
間作動して、スプレーパイプ36、50の各々から現像
液がPS版Pへ向けて噴出される。また、コントローラ
82は、挿入されたPS版Pの処理面積が所定値に達す
るとポンプ56Aを作動させ第二現像槽14へ現像補充
液が供給されるようになっている。また、電導度センサ
38Cによって検出された第一現像槽12の現像液の電
導度が所定の範囲を越えた場合にポンプ42A、58A
を作動させるようになっている。また、コントローラ8
2と各ポンプ42A、58Aとの間には、タイマー8
4、86が配設されている。
B、42A、52B、56A、58A及びリターンポン
プ48Aが接続され、現像液補充装置100が構成され
ている。コントローラ82は、版検出センサ76がPS
版Pの挿入を検出するとポンプ38B、52Bを所定時
間作動して、スプレーパイプ36、50の各々から現像
液がPS版Pへ向けて噴出される。また、コントローラ
82は、挿入されたPS版Pの処理面積が所定値に達す
るとポンプ56Aを作動させ第二現像槽14へ現像補充
液が供給されるようになっている。また、電導度センサ
38Cによって検出された第一現像槽12の現像液の電
導度が所定の範囲を越えた場合にポンプ42A、58A
を作動させるようになっている。また、コントローラ8
2と各ポンプ42A、58Aとの間には、タイマー8
4、86が配設されている。
【0037】タイマー84、86には、図示しない可変
抵抗器が設けられており、これによって、作動時間を設
定することができるようになっており、これによって、
コントローラ82からの1回の信号で各々設定された時
間だけ作動するようになっている。
抵抗器が設けられており、これによって、作動時間を設
定することができるようになっており、これによって、
コントローラ82からの1回の信号で各々設定された時
間だけ作動するようになっている。
【0038】次に本実施例に係る感光性平版印刷版処理
装置10の作用を説明する。図1に示す感光性平版印刷
版処理装置10には、図示しない焼付装置により画像が
焼付けられたPS版Pが挿入口24から供給される。こ
のPS版Pは、ガイドローラ22によって第一現像槽1
2へ向けて斜め下方へ搬送される。尚、感光性平版印刷
版処理装置10の第一現像槽12、第二現像槽14及び
フィニッシャー槽16には、処理の開始に先立ってそれ
ぞれの処理槽に対応する処理液が満たされている。
装置10の作用を説明する。図1に示す感光性平版印刷
版処理装置10には、図示しない焼付装置により画像が
焼付けられたPS版Pが挿入口24から供給される。こ
のPS版Pは、ガイドローラ22によって第一現像槽1
2へ向けて斜め下方へ搬送される。尚、感光性平版印刷
版処理装置10の第一現像槽12、第二現像槽14及び
フィニッシャー槽16には、処理の開始に先立ってそれ
ぞれの処理槽に対応する処理液が満たされている。
【0039】第一現像槽12では、PS版Pは、絞りロ
ーラ28、串ローラ30、32及びブラシローラ34に
よって搬送されながら、スプレーパイプ36から現像液
がPS版Pの表面へ向けて噴出されている。この現像液
によって、第一現像槽12でPS版Pが現像される。
ーラ28、串ローラ30、32及びブラシローラ34に
よって搬送されながら、スプレーパイプ36から現像液
がPS版Pの表面へ向けて噴出されている。この現像液
によって、第一現像槽12でPS版Pが現像される。
【0040】第一現像槽12から搬出されたPS版P
は、オーバーフロー槽20の絞りローラ対44によっ
て、第一現像槽12で付着した現像液が拭い取られてい
る。
は、オーバーフロー槽20の絞りローラ対44によっ
て、第一現像槽12で付着した現像液が拭い取られてい
る。
【0041】オーバーフロー槽20の後段に配置された
第二現像槽14では、PS版Pが絞りローラ対44によ
って挟持搬送される。このPS版Pには、表面へ向けて
スプレーパイプ50から第二現像槽14に貯留された現
像液が噴出され現像されている。
第二現像槽14では、PS版Pが絞りローラ対44によ
って挟持搬送される。このPS版Pには、表面へ向けて
スプレーパイプ50から第二現像槽14に貯留された現
像液が噴出され現像されている。
【0042】第二現像槽14で現像されたPS版Pは、
表面に付着した現像液を絞りローラ対44によって絞り
取られてフニッシャー槽16へ送り込まれる。
表面に付着した現像液を絞りローラ対44によって絞り
取られてフニッシャー槽16へ送り込まれる。
【0043】フニッシャー槽16では、スプレーパイプ
60からPS版Pの表面に向けて噴出されるフニッシャ
ー液により処理され、さらに、絞りローラ対44によっ
て表面に付着したフニッシャー液が絞り取られる。
60からPS版Pの表面に向けて噴出されるフニッシャ
ー液により処理され、さらに、絞りローラ対44によっ
て表面に付着したフニッシャー液が絞り取られる。
【0044】フニッシャー槽16で処理されたPS版P
は、乾燥部18へ送られ乾燥処理される。乾燥部18で
は、温風をPS版Pの表面へ向けて吹き付けて乾燥処理
を行っており、乾燥処理されたPS版Pは、排出口74
から感光性平版印刷版処理装置10の外方に設けられた
図示しない受け台へ排出される。
は、乾燥部18へ送られ乾燥処理される。乾燥部18で
は、温風をPS版Pの表面へ向けて吹き付けて乾燥処理
を行っており、乾燥処理されたPS版Pは、排出口74
から感光性平版印刷版処理装置10の外方に設けられた
図示しない受け台へ排出される。
【0045】次に、現像液補充装置100による感光性
平版印刷版処理装置10の現像液の供給について説明す
る。
平版印刷版処理装置10の現像液の供給について説明す
る。
【0046】現像補充液は、現像補充液タンク54から
ポンプ56Aの作動により配管56を介して第二現像槽
14へ補充される。この補充は、版検出センサ76によ
って所定量のPS版Pの挿入が検知される毎に行われる
ようになっている。
ポンプ56Aの作動により配管56を介して第二現像槽
14へ補充される。この補充は、版検出センサ76によ
って所定量のPS版Pの挿入が検知される毎に行われる
ようになっている。
【0047】第二現像槽14からオーバーフロー槽20
にオーバーフローした現像液は、配管48及びポンプ4
8Aを介して第一現像槽12へリターンされる。
にオーバーフローした現像液は、配管48及びポンプ4
8Aを介して第一現像槽12へリターンされる。
【0048】第二現像槽14には、ポンプ58Aの作動
により水タンク40から配管58を介して水が供給され
るようになっている。
により水タンク40から配管58を介して水が供給され
るようになっている。
【0049】第二現像槽14へ現像補充液及び水が補充
されることにより、現像液がオーバーフロー槽20へオ
ーバーフローする。このオーバーフロー槽20には、第
一現像槽12及び第二現像槽14からオーバーフローし
た現像液が貯留され、このオーバーフロー槽20内の現
像液がリターンポンプ48Aの作動により配管48を介
して第一現像槽12へ供給される。
されることにより、現像液がオーバーフロー槽20へオ
ーバーフローする。このオーバーフロー槽20には、第
一現像槽12及び第二現像槽14からオーバーフローし
た現像液が貯留され、このオーバーフロー槽20内の現
像液がリターンポンプ48Aの作動により配管48を介
して第一現像槽12へ供給される。
【0050】この第一現像槽12では、貯留された現像
液をポンプ38Bによってスプレーパイプ36へ供給し
PS版Pの表面へ向けて噴き出し、第一現像槽12内で
現像液を循環させている。
液をポンプ38Bによってスプレーパイプ36へ供給し
PS版Pの表面へ向けて噴き出し、第一現像槽12内で
現像液を循環させている。
【0051】PS版Pを第一現像槽12から搬出する
際、PS版Pに付着した現像液は、オーバーフロー槽2
0の絞りローラ44によって絞り取られオーバーフロー
槽20へ貯留される。第一現像槽12及び第二現像槽1
4からオーバーフローした現像液もオーバーフロー槽2
0へ貯留される。これによって、オーバーフロー槽20
の現像液が所定量に達すると、オーバーフローパイプ4
6から廃液として図示しない廃液タンクへ排出される。
際、PS版Pに付着した現像液は、オーバーフロー槽2
0の絞りローラ44によって絞り取られオーバーフロー
槽20へ貯留される。第一現像槽12及び第二現像槽1
4からオーバーフローした現像液もオーバーフロー槽2
0へ貯留される。これによって、オーバーフロー槽20
の現像液が所定量に達すると、オーバーフローパイプ4
6から廃液として図示しない廃液タンクへ排出される。
【0052】また、第一現像槽12及び第二現像槽14
には、処理液の蒸発あるいは現像補充液の補充によって
各現像槽の現像液の濃度が濃くなり、第一現像槽12の
電導度が所定の範囲を越えた場合に第一現像槽12と第
二現像槽14とに水が補充される。
には、処理液の蒸発あるいは現像補充液の補充によって
各現像槽の現像液の濃度が濃くなり、第一現像槽12の
電導度が所定の範囲を越えた場合に第一現像槽12と第
二現像槽14とに水が補充される。
【0053】コントローラ82は、電導度センサ38C
によって第一現像槽12内を循環する現像液の電導度を
測定している。この電導度の測定は一定時間間隔に行わ
れ、この電導度が所定の範囲を越えると、コントローラ
82は、ポンプ42A及びポンプ58Aを作動させ、第
一現像槽12及び第二現像槽14の各々へ水タンク40
から水を補充する。
によって第一現像槽12内を循環する現像液の電導度を
測定している。この電導度の測定は一定時間間隔に行わ
れ、この電導度が所定の範囲を越えると、コントローラ
82は、ポンプ42A及びポンプ58Aを作動させ、第
一現像槽12及び第二現像槽14の各々へ水タンク40
から水を補充する。
【0054】この水の補充は、ポンプ42A、58Aが
各々タイマー84、86を介して設定された時間だけ作
動する。このタイマー84、86によって、ポンプ42
A、58Aの各々から補充される水の量を設定すること
ができる。また、電導度センサ38Cによって所定時間
毎に電導度が測定される。この間に、第一現像槽12、
第二現像槽14では、貯留された現像液と補充された水
とが混合されると共に、第一現像槽12及び第二現像槽
14からオーバーフロー槽20へ現像液がオーバーフロ
ーされ、さらに、オーバーフロー槽20から第一現像槽
12へ現像液が循環される。
各々タイマー84、86を介して設定された時間だけ作
動する。このタイマー84、86によって、ポンプ42
A、58Aの各々から補充される水の量を設定すること
ができる。また、電導度センサ38Cによって所定時間
毎に電導度が測定される。この間に、第一現像槽12、
第二現像槽14では、貯留された現像液と補充された水
とが混合されると共に、第一現像槽12及び第二現像槽
14からオーバーフロー槽20へ現像液がオーバーフロ
ーされ、さらに、オーバーフロー槽20から第一現像槽
12へ現像液が循環される。
【0055】また、一定時間毎に、コントローラ82は
第一現像槽12の現像液の電導度を測定する。第一現像
槽12内の現像液の電導度が所定範囲となっていない場
合、コントローラ82からの補充信号によってポンプ4
2A、58Aが作動し第一現像槽12、第二現像槽14
への水の補充が行われる。
第一現像槽12の現像液の電導度を測定する。第一現像
槽12内の現像液の電導度が所定範囲となっていない場
合、コントローラ82からの補充信号によってポンプ4
2A、58Aが作動し第一現像槽12、第二現像槽14
への水の補充が行われる。
【0056】この1回の補充信号によるポンプ42A、
58Aの水の吐出量は、ポンプ42A、58Aの能力を
考慮してタイマー84、86によって設定することがで
きるため、単位時間当たりの吐出量が同一の吐出量のポ
ンプの使用も可能である。また、ポンプ42A、58A
の作動時間の比率は、第一現像槽12、第二現像槽14
の各々貯留された現像液の総量を考慮して、予め実験的
に求められている。例えば、1回の補充信号でポンプ4
2Aによって第一現像槽12へ補充される水の量が、1
00cc、ポンプ58Aによって第二現像槽14へ補充さ
れる水の量が50ccとなるようにタイマー84、86が
設定される。
58Aの水の吐出量は、ポンプ42A、58Aの能力を
考慮してタイマー84、86によって設定することがで
きるため、単位時間当たりの吐出量が同一の吐出量のポ
ンプの使用も可能である。また、ポンプ42A、58A
の作動時間の比率は、第一現像槽12、第二現像槽14
の各々貯留された現像液の総量を考慮して、予め実験的
に求められている。例えば、1回の補充信号でポンプ4
2Aによって第一現像槽12へ補充される水の量が、1
00cc、ポンプ58Aによって第二現像槽14へ補充さ
れる水の量が50ccとなるようにタイマー84、86が
設定される。
【0057】これらの設定は、タイマー84、86の各
々に設けられた図示しない可変抵抗器によって簡単に行
うことができ、これによって、第一現像槽12、第二現
像槽14への水の補充比率を任意に設定することができ
ると共に、水の補充比率の変更も簡単に行うことがで
き、ポンプ42Aとポンプ58Aとを同じ能力とするこ
ともできる。
々に設けられた図示しない可変抵抗器によって簡単に行
うことができ、これによって、第一現像槽12、第二現
像槽14への水の補充比率を任意に設定することができ
ると共に、水の補充比率の変更も簡単に行うことがで
き、ポンプ42Aとポンプ58Aとを同じ能力とするこ
ともできる。
【0058】また、コントローラ82は、第一現像槽1
2内の現像液の電導度を測定してこの測定値が所定の範
囲であるか否かを判断するだけでよい簡単な制御を行え
ばよい。
2内の現像液の電導度を測定してこの測定値が所定の範
囲であるか否かを判断するだけでよい簡単な制御を行え
ばよい。
【0059】
【0060】また、本発明に係る補充装置の制御装置8
0は、感光性平版印刷版処理装置本体の制御装置から独
立させてスタンドフロアタイプの補充装置とすることも
できる。
0は、感光性平版印刷版処理装置本体の制御装置から独
立させてスタンドフロアタイプの補充装置とすることも
できる。
【0061】尚、本実施例では、フィニッシャー槽16
で、PS版Pのフィニッシャー液の塗布を行っている
が、フィニッシャー槽が別に設けられた感光性平版印刷
版処理装置であってもよい。さらに、本実施例に係るP
S版Pはネガ型であってもよくポジ型であっても適用が
可能である。
で、PS版Pのフィニッシャー液の塗布を行っている
が、フィニッシャー槽が別に設けられた感光性平版印刷
版処理装置であってもよい。さらに、本実施例に係るP
S版Pはネガ型であってもよくポジ型であっても適用が
可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光性平
版印刷版処理装置用補充装置は、簡単な構成で第1の現
像槽と第2の現像槽とへ各々水を補充することができ
る。複雑なプログラムによって各現像槽に補充される水
の量を制御することなく、第1、第2の現像槽へ補充さ
れる水の量を水補充手段の作動時間を変更することによ
って簡単に変えることができ、第1の現像槽と第2の現
像槽の現像液の濃度を所定範囲に保ち安定した処理を行
うことができるという優れた効果がある。
版印刷版処理装置用補充装置は、簡単な構成で第1の現
像槽と第2の現像槽とへ各々水を補充することができ
る。複雑なプログラムによって各現像槽に補充される水
の量を制御することなく、第1、第2の現像槽へ補充さ
れる水の量を水補充手段の作動時間を変更することによ
って簡単に変えることができ、第1の現像槽と第2の現
像槽の現像液の濃度を所定範囲に保ち安定した処理を行
うことができるという優れた効果がある。
【図1】本実施例に係る感光性平版印刷版処理装置を示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図2】現像液補充装置を示すブロック図である。
【符号の説明】 10 感光性平版印刷版処理装置 12 第一現像槽 14 第二現像槽 20 オーバーフロー槽 38C 電導度センサ40 水タンク 42A ポンプ(第1の水補充手段)48A リターンポンプ(現像液供給手段) 54 現像液補充タンク 56A ポンプ(現像液補充手段) 58A ポンプ(第2の水補充手段) 80 制御部 82 コントローラ84 タイマー(第1のタイマー) 86 タイマー(第2のタイマー) 100 現像液補充装置 P PS版(感光性平版印刷版)
Claims (1)
- 【請求項1】 画像が焼付けられた感光性平版印刷版を
現像液によって現像するために搬送方向に沿って設けら
れた第1の現像槽と第2の現像槽に現像補充液と水のう
ち少なくとも一方を補充する感光性平版印刷版処理装置
用補充装置であって、前記感光性平版印刷版の処理量を
検出する版検出手段と、前記版検出手段の検出結果に応
じて前記第2の現像槽へ現像補充液を補充する現像補充
液補充手段と、前記第2の現像槽の現像液を前記第1の
現像槽へ供給する現像液供給手段と、前記第1の現像槽
に貯留された現像液の濃度を測定する濃度測定手段と、
前記濃度測定手段の測定結果に応じて前記第1の現像槽
に水の補充を行う第1の水補充手段と、前記濃度測定手
段の測定結果に応じて前記第2の現像槽へ水の補充を行
う第2の水補充手段と、前記第1の水補充手段の作動時
間を制御するための第1のタイマーと前記第2の水補充
手段の作動時間を制御するための第2のタイマーとを備
えた制御部と、を有することを特徴とする感光性平版印
刷版処理装置用補充装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22290791A JP2916031B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 感光性平版印刷版処理装置用補充装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22290791A JP2916031B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 感光性平版印刷版処理装置用補充装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561204A JPH0561204A (ja) | 1993-03-12 |
JP2916031B2 true JP2916031B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=16789738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22290791A Expired - Fee Related JP2916031B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 感光性平版印刷版処理装置用補充装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916031B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP22290791A patent/JP2916031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561204A (ja) | 1993-03-12 |
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