JP3236695B2 - 感光性平版印刷版の処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理装置

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JP3236695B2
JP3236695B2 JP7244493A JP7244493A JP3236695B2 JP 3236695 B2 JP3236695 B2 JP 3236695B2 JP 7244493 A JP7244493 A JP 7244493A JP 7244493 A JP7244493 A JP 7244493A JP 3236695 B2 JP3236695 B2 JP 3236695B2
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近司 大石
笹山  洋行
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像処理が終了した感
光性平版印刷版を搬送しながら少なくともリンス部を通
過させて処理する感光性平版印刷版の処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シート材、例えば感光性平版印刷版(以
下「PS版」という)を処理する感光性平版印刷版処理
装置(以下「PS版プロセッサー」という)では、焼付
装置等で画像が記録されたPS版が、このPS版プロセ
ッサーへ送られ現像槽内を搬送されながら現像液に浸漬
され、或いは現像液が画像記録面(表面)に吹きつけら
れる等の種々の方法によって画像記録面に現像液が供給
され現像処理される。
【0003】現像処理されたPS版は、水洗部で水洗水
によって水洗された後(水洗処理)、不感脂化処理部で
ガム液が塗布されて版面保護され(不感脂化処理)、次
いで乾燥処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水洗部
では、PS版の大きさに関係なく、搬送ローラ間で多量
の水洗水をスプレーで版面に吹き付けた後、絞りローラ
で過剰な水洗水を絞り取って除去するようにしている。
また、不感脂化処理部においても同様な構造となってい
る。
【0005】このため、版面に不均一に水洗水が供給さ
れることになり、また、水洗部には5リットル〜40リ
ットル程度の処理タンク及び大容量の送液ポンプを設け
る必要がある。さらに、多量の水洗水をスプレーするた
めに多数の吐出口の開いたスプレーパイプが必要となり
装置が大型となる。
【0006】また、PS版の裏面側も確実に水洗水が行
き届くようにする必要があり、水洗水の消費量がさらに
多くなる。また、水洗水は循環利用するようになってお
り、この循環水洗水中には、現像液成分が混じっている
ため、ヘドロやかすが生成すると、スプレーパイプの吐
出口が詰まったり、また、処理タンクの底に沈積してメ
ンテナンス性が悪いという問題点がある。
【0007】このため、必要最低量の水洗水を演算して
PS版上に供給するように制御すればよいが、従来のリ
ンス液供給用ポンプ、例えばベローズ型のポンプでは、
水洗水の供給量を細かく制御することはできず、また、
水洗水を循環利用している場合には、上記不具合(汚
れ、パイプの詰まり等)によって、演算上の供給量と実
際の供給量とに誤差が生じ、最適な水洗水の供給量を得
ることができない。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、処理性能を損
なうことなく、リンス液の消費量を必要最低量に軽減す
ることができる感光性平版印刷版の処理装置を得ること
が目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現像処理が終了した感光性平版印刷版を2対の搬送
ローラで挟持搬送しながら前記搬送ローラのうち最下流
側搬送ローラの上方向からリンス液を前記上側ローラに
滴下して前記感光性平版印刷版の表面にリンス液を拡散
することによって前記感光性平版印刷版の表面を処理
し、前記感光性平版印刷版から落下するリンス液を、前
記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくとも一部が浸
漬するように設けられた受け皿に貯留し、貯留したリン
ス液を前記下側ローラの表面で汲み上げて前記感光性平
版印刷版の裏面を処理するリンス部を備えた感光性平版
印刷版の処理装置であって、前記上側のローラにリンス
液を滴下するためのリンス液供給手段と、駆動手段の駆
動力で前記リンス液供給手段へリンス液を供給するリン
ス液供給用ポンプと、前記駆動手段へ通電する際にリン
ス液で処理する前記感光性平版印刷版の幅寸法に応じて
デューティー比を変更し、前記リンス液の供給量を調整
する制御手段と、を有している。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記所定の周期
が10秒以下であり、予め定められた複数のデューティ
ー比から選択することを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、現像処理され
た感光性平版印刷版は、リンス部の搬送ローラによって
搬送される。ここで、リンス液供給手段からリンス液を
滴下すると、リンス液は、最下流側ローラの上側ローラ
に当たり、感光性平版印刷版との接触面に沿って感光性
平版印刷版の幅方向両端部へ行き渡る。これにより、感
光性平版印刷版の表面の処理がなされる。
【0012】その後、リンス液は感光性平版印刷版表面
の幅方向両端部から落下して受け皿へと至る。受け皿に
は、下側ローラが収容され、その一部が受け皿に貯留さ
れたリンス液に浸漬されている。このため、下側ローラ
の回転によってリンス液が汲み上げられ、感光性平版印
刷版の裏面側へと送られる。これにより、感光性平版印
刷版の裏面側が処理される。リンス液は感光性平版印刷
版の表面を処理した後受け皿へ落下するため、受け皿に
は比較的新鮮なリンス液が供給され、感光性平版印刷版
の表面と裏面を処理した処理液は受け皿から順次排出さ
れる。
【0013】このように、リンス液を循環利用するため
のタンクを廃することができ、また、感光性平版印刷版
に供給するリンス液量が少量(必要最小限の量)に設定
することができ、リンス液の排出量は僅かとなる。
【0014】また、リンス液の単位時間当たりのリンス
液供給手段からの滴下量は、感光性平版印刷版の幅寸法
によって異なる。そこで、制御手段では、感光性平版印
刷版の幅寸法に応じて駆動手段へ通電する時間の所定周
期毎のデューティー比を定め、駆動手段へ通電するよう
にしている。このため、滴下されて感光性平版印刷版に
供給されるリンス液の感光性平版印刷版の単位面積当た
りの量を正確に得ることができ感光性平版印刷版の表面
に均一にリンス液が供給されることになる。また、デュ
ーティー比制御であるため、単位時間当たりのストロー
ク数が減少し、また、デューティ比が100%以下のと
きはモータのイナーシャーによって見掛け上は、ポンプ
は連続駆動される。このとき、ポンプによるリンス液の
供給量は、ポンプを作動させるモータへの通電をオフし
た後のモータのイナーシャーの分を含めて必要な量にな
るようにモータへの通電をオフするようにしているの
で、正確なリンス液量の供給ができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、所定の周
期を10秒以下としている。これは、現在の感光性平版
印刷版の長さ、搬送速度を考慮するとこの10秒が限度
であり、これ以上の周期では、デューティー比が小さく
オフ時間が長くなってポンプの停止時間が長くなると、
感光性平版印刷版の幅寸法に応じたリンス液の供給量の
調整が行えない、或いは感光性平版印刷版に処理不足の
部分が生ずる恐れがある。また、請求項2では、予め複
数のデューティ比を定めておき、感光性平版印刷版の幅
寸法に応じて選択するようにしている。これにより、そ
の都度、感光性平版印刷版の幅寸法に応じて演算する必
要がなく、制御径を簡略感光性平版印刷版でき、制御処
理時間を短縮することができる。
【0016】ここで、デューティー比とは、単位時間に
おける装置のオンの時間の割合をいう。
【0017】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る感光性平
版印刷版処理装置(以下「PS版プロセッサー」と言
う)10が示されている。PS版プロセッサー10は、
図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感光性
平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのPS版
プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するようにな
っている。
【0018】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部が外板パネル14で覆われてい
る。外板パネル14には、PS版12(図2参照)を内
方へ送り込むための挿入台16が取り付けられている。
PS版12は、この挿入台16に載置されて挿入台16
の奥側の開口から外板パネル14内部へ挿入される。
【0019】外板パネル14の内部には、図2に示され
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18及
び現像槽18からオーバーフローした現像液を回収する
オーバーフロー管20を備えた現像部22と、PS版1
2に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗部24
と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処
理するフィニッシャー部26と、が配設されている。
【0020】なお、水洗部24には、水洗槽28が配設
され、フィニッシャー部26には、ガム液槽30が配設
されている。
【0021】外板パネル14には、スリット状の挿入口
102及び排出口104がそれぞれ設けられ、挿入口1
02は、前記挿入台16の奥側開口と対応して設けられ
ている。一方、排出口104は、図2に示される如くシ
ャッター107が設けられており、PS版12が排出す
るときは開状態になるようにされている。また、図1に
示される如く、フィニッシャー部26の下流側に設けら
れた乾燥部31の入口と対応して設けられている。
【0022】外板パネル14の上面には、現像部22と
水洗部24との間にPS版12を挿入するリエントリー
用挿入口(副挿入口)150が設けられている。この副
挿入口150からは、現像処理を除く処理を行うための
PS版12の挿入口とされている。
【0023】この副挿入口150には、ブレード152
が配設されており、このため、副挿入口150は、ブレ
ード152によって閉塞された状態となる。ここで、リ
エントリーされるPS版12が副挿入口150から挿入
されると、ブレード152は弾性変形してこのPS版1
2の挿入を妨げることはない。
【0024】乾燥部31は、図示しない多数のローラに
よって、フィニッシャー部26から送り出されたPS版
12(図2参照)を搬送しながら、このPS版12の両
面に温風を吹きつけて乾燥するようになっている。乾燥
されたPS版12は、PS版プロセッサー10から排出
されて、例えば、PS版12を立て掛けて貯版するスト
ッカー(図示省略)等に排出される。
【0025】図2に示される如く、現像部22の現像槽
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入口102から挿入
されるようになっている。一対の搬送ローラ32は、P
S版12を水平方向に対して15°の角度で現像槽18
へ向けて送り出すようになっている。
【0026】搬送ローラ32の下流側近傍には、ゴム製
ブレード106が取付けられている。ブレード106
は、その先端部が現像部22の現像槽18の側壁に接触
されており、基部がブラケット156を介して外板パネ
ル14に取付けられている。ブラケット156は、固定
部156Aと固定部に蝶ねじ158で取付けられたスラ
イド部156Bとによって構成され、ブレード106は
スライド部156Bに固着されている。このため、ブレ
ード106は、蝶ねじ158を緩めスライド部156B
を固定部156Aに対してスライドさせることにより、
先端部を現像槽18の側壁から離反させることができる
構成となっている。
【0027】ここで、通常はブレード106の先端は、
現像槽18の側壁へ接触されており、PS版12が挿入
口102へ搬送されてくると、このPS版12の搬送時
の押圧力によってブレード106は、弾性力に抗して拡
開される構成となっている。このため、PS版12を円
滑に現像部22へ送り込むことができる。
【0028】また、この挿入口102の近傍には、PS
版12の有無を検出するセンサ108が取付けられてい
る。このセンサ108によってPS版12が装置内に存
在することが認識できる。
【0029】現像槽18は上方が開口され底部中央部が
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。この
現像槽18内には、ポンプ160が設けられ、このポン
プ160によって現像槽18内の現像液が吸い出され、
後述のスプレーパイプ44、172から噴出されるよう
になっている。これにより、現像槽18内に貯留された
現像液は循環されるようになっている。この循環中に現
像液の疲労度(現像液の交流インピーダンス)を計測す
る計測器162を通過するようになっており、現像液の
疲労度が検出される。また、現像槽18には、ポンプ1
64を介して現像補充原液タンク166から補充原液が
供給されるようになっている。
【0030】現像槽18内には、上流側にガイド板16
8、下流側に多数のガイドローラ34及び回転ブラシロ
ーラ170が配設されている。これらのガイドローラ3
4及び回転ブラシローラ170は、現像槽18の一対の
側板の間に回転可能に掛け渡されている。
【0031】前記ガイド板168の上方には、比較的大
径のガイドローラ36が、ガイドローラ34の上方に
は、回転ブラシローラ38、170及びガイドローラ4
0が各々配設され、現像槽18の一対の側板の間に回転
可能に支持されている。
【0032】また、現像槽18内の中央部には、PS版
12をスクイズする機能を備えた一対の絞りローラ42
が配設されている。これらのガイドローラ34、36、
40、回転ブラシローラ38、170及び絞りローラ4
2には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、PS版12を一定速度で搬送する。
【0033】なお、現像槽18の底部近傍では、一対の
絞りローラ42、これに隣接する複数のガイドローラ3
4、ガイド板168によって、PS版12を300〜3
50mmの曲率半径で搬送するように配置されている。し
たがって、一対の搬送ローラ32に挟持搬送されて現像
槽18へ挿入されたPS版12は、ガイド板168とガ
イドローラ36との間を通って斜めに搬送され、絞りロ
ーラ42の間へ挿入される。絞りローラ42は、PS版
12の感光層側(図2の紙面上方側)から現像液中に溶
出した老廃物をその表面から除去し、老廃物がPS版1
2の移動と共に下流側へ搬送されないように隔離する。
【0034】絞りローラ42から送り出されたPS版1
2は、ガイドローラ34によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシローラ38、170、ガイドローラ40によ
って案内されて現像槽18から排出される。これによっ
て、PS版12は無理な力が加えられことなく滑らかに
かつ確実に現像液に浸漬されながら搬送される。
【0035】絞りローラ42の下流側の最も接近したス
プレーパイプ44はその外周に弾性回転部材が複数個軸
支された串型ローラ形状とされ、PS版12を案内する
役目も有しており、弾性回転部材の間にパイプの外周と
内部とを連通するで吐出口(図示省略)が設けられてい
る。また、ガイド板168の下方には、スプレーパイプ
172が配設されている。スプレーパイプ172は中空
パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通する図示し
ない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路の幅方向
に沿うように配置されている。これらのスプレーパイプ
172及びスプレーパイプ44は、現像液を現像槽18
の底面に向けて吐出するようになっており、新鮮な現像
液が速やかに現像槽18全体に行き渡るようになってい
る。
【0036】現像槽18の最下流側には、前記オーバフ
ロー管20が配設され、現像液の液面が所定のレベルを
超えると、現像液を廃液タンク184へ案内して廃棄す
るようになっている。
【0037】現像槽18内の現像液表面には、液面蓋5
0が配置されている。この液面蓋50は回転ブラシロー
ラ38とこれに隣接したガイドローラ40に対応する部
分が略円弧状に突出され、現像液表面と空気との接触を
できるだけ少なくするため現像液面に密着され、現像液
の増減に応じて上下するように、この液面蓋50のPS
版12の搬送方向の両端が図示しない側板にスライド可
能な構造によって取付けられている。材質としてはポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド等の軽量な材質
が選ばれる。
【0038】この液面蓋50の搬送方向下流側端には、
ブレード174の先端が接触されている。このブレード
174はゴム製でブラケット176を介して外板パネル
14に固定されている。このブレード174によって液
面蓋50の搬送方向下流端から露出する現像液の液面
と、液面蓋50の上方との間が仕切られ、前記挿入口1
02の近傍のブレード106(現像槽18の側壁と接触
した状態)とによって、液面蓋50の上方は外気とは完
全に隔離されることになり、現像液の蒸発を抑制するこ
とができる。
【0039】現像槽18の搬送方向の最下流側には、P
S版12を挟持して搬送すると共に、PS版12の表面
から現像液を絞り取るローラ対54が配置されている。
【0040】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28の上方には、2対の搬送ローラ52、
53(以下、必要に応じて上流側ローラ対52、下流側
ローラ対53とし、区別して説明する。)が配設されて
いる。これらの搬送ローラ52、53は、図示しない側
板に回転可能に支持されており、図示しない駆動手段の
駆動力が伝達されて回転するようになっており、現像部
22から送られたPS版12の搬送路を形成している。
【0041】ここで、現像部22から送られるPS版1
2の先端部は上流側ローラ対52の下側ローラの上部に
当接するように案内されるようになっている。また、上
流側ローラ対52から排出されるPS版12の先端部は
下流側ローラ対53の下側ローラの上部に当接するよう
に案内されるようになっている。
【0042】水洗槽28には、現像槽18から送り出さ
れたPS版12から現像液を洗い落とした後の水洗水が
貯留されている。下流側ローラ対53の上流側、かつ搬
送路よりも上側には、ノズルとしてのスプレーパイプ5
6が配設されており、このスプレーパイプ56は、下流
側ローラ対53の軸線に沿って配設され、その上側ロー
ラの中央部に対応する位置に内部と連通する吐出口が設
けられている。この吐出口は1個であってもよいし、複
数弧であってもよい。スプレーパイプ56からは、水洗
水タンク178からポンプ180によって汲み上げられ
た水洗水が下流側ローラ対53の上側ローラに滴下さ
れ、下流側ローラ対53の上側ローラが回転することに
よって、PS版12の表面に水洗水が速やかに拡がり、
PS版12の表面が水洗水によって洗浄される。また、
洗浄後の水洗水はPS版12の幅方向両端部から後述す
る受け皿62へ落下する構成となっている。
【0043】なお、スプレーパイプ56からの水洗水の
滴下開始タイミングは、PS版12の先端が下流側ロー
ラ対53に到達した時点とされており、前記センサ10
8でPS版12の先端を検出してからの時間によって制
御されている。
【0044】また、滴下中止タイミングは、PS版12
の後端部が下流側ローラ対に到達した時点とされてお
り、前記センサ108でPS版12の後端を検出したか
らの時間によって制御されている。
【0045】図4に示される如くポンプ180は、ベロ
ーズ型のポンプであり、モータ122の回転駆動力をカ
ム124によって往復移動に変換し、ベローズの長さが
伸縮することによって水洗水タンク178から水洗水を
吸引口126から吸引し、吐出口128から吐出してス
プレーパイプ56へと送り込む構造となっている。モー
タ122の電源線130は、制御部132に接続されて
おり、この制御部132からの信号に応じて駆動される
ようになっている。
【0046】ここで、制御部132には、前記センサ1
08の信号線134が接続されており、PS版12の先
端及び後端を検出するようにしている。また、制御部1
32には、PS版12の搬送速度が入力されており、P
S版12の搬送方向と交わる幅寸法の値を制御部132
に手操作により入力する。
【0047】また、制御部132のメモリ132Aに
は、前記モータ122へ通電するときの所定周期毎の4
種類のデューティー比が記憶されている(図5参照、こ
こで、デューティー比=(t1 /T)×100))。す
なわち、吐出口128から吐出する単位時間当たりの水
洗水の量は、PS版12の幅寸法に応じて異なるため、
この幅寸法に応じて、4種類のデューティー比から最適
なものを選択するようにしている。この幅寸法は、例え
ばキー入力によって行われ、次のデータ(幅寸法)が入
力されるまで、前回入力されたデータが記憶されるよう
になっている。
【0048】通常は、PS版12の幅寸法が大きい場合
は単位時間当たりの水洗水の吐出量を多くし、この幅寸
法が小さい場合は単位時間当たりの水洗水の吐出量を少
なくするように選択される。
【0049】これにより、モータ122は、見掛け上4
種類の回転速度で連続回転されることになり、この回転
速度に応じて水洗水タンク178からの吸引量が変更さ
れ、スプレーパイプ56への吐出量を調整することがで
きる構成である。
【0050】搬送ローラ52、53の下側のローラの下
部は、図3に示される如く、受け皿62の第1の槽64
第2の槽66にそれぞれ収容されている。この第1の槽
64と第2の槽66との間には、中間槽68が設けられ
ている。受け皿62には、前記落下した水洗水が貯留さ
れるようになっており、下側のローラで汲み上げられ
て、PS版12の裏面を洗浄すると共に上側の搬送ロー
ラ52、53が乾くのを抑えている。また、第2の槽6
6と中間槽68とを仕切る仕切り壁70の中央には、切
欠部72が形成され、第2の槽66から中間槽68への
水洗水の案内路とされている。また、中間槽68と第1
の槽64との間の仕切り壁74の長手方向両端部には、
切欠部76が形成され、中間槽68から第1の槽64へ
の水洗水の案内路とされている。さらに、第1の槽64
の上流側の壁の中央部には切欠部77が形成され、水洗
水がオーバーフローされるようになっている。
【0051】また、この汲み上げられた水洗水は、前述
の如く、PS版12に先端部がそれぞれ下側ローラに当
接するため、当接前に汲み上げられ、上側ローラと下側
ローラとの接触部で滞留している水洗水がPS版12の
先端部に確実に供給できるので、先端部付近の幅寸法に
均一に水洗水を付着させることができることになり、P
S版12の先端部から確実に水洗処理することができる
ようになっている。
【0052】スプレーパイプ56から搬送ローラ53の
上側ローラに滴下され、PS版12の表面上を幅方向へ
拡散した水洗水は、PS版12の幅方向両端部から下方
の第2の槽66へ落ち、中間槽68を介して第1の槽6
4へ流れ、この第1の槽64、第2の槽66から汲み上
げられた水洗水によってPS版12の裏面が処理される
構成となっている。第1の槽64から溢れた水洗水は水
洗槽28へ案内される。水洗槽28には、オーバフロー
管182が配設され、所定の液面を超えると、廃液タン
ク184へ廃棄される。
【0053】また、この水洗槽28と現像槽18とは、
ポンプ186を介して連通されており、ポンプ186の
駆動によって、水洗槽28内の水洗水が現像槽18へ案
内され、現像槽18に補充原液を供給する際の希釈水と
して利用可能となっている。
【0054】図2に示される如く、不感脂化処理部であ
るフィニッシャー部26のガム液槽30の上方には、一
対の搬送ローラ78が設けられている。下流側ローラ対
53によって送り出されたPS版12は、この搬送ロー
ラ78へ案内されるようになっている。
【0055】また、搬送ローラ78の上流側には、搬送
路の上下方向にスプレーパイプ82、188が配設され
ている。これらのスプレーパイプ82、188には外周
に内部と連通する吐出口(図示省略)が設けられてい
る。このスプレーパイプ82、188からは、ガム液タ
ンク190からポンプ192によって汲み上げられたガ
ム液が吐出され、PS版12の表面及び裏面に供給され
る。なお、このスプレーパイプ82の周囲には案内板8
4が取付けられ、PS版12の搬送を案内すると共に、
汲み上げられたガム液を間接的にPS版12へ吹き付け
るようにしている。
【0056】一方、スプレーパイプ188とPS版12
の搬送との間には、案内板86が搬送路に沿って配設さ
れている。この案内板86の上流側端部は略直角に屈曲
されて縦壁部86Aが形成され、全体として略L字型と
されている。この縦壁部86Aに対応して、縦壁部86
Aと平行な縦壁部88Aを有するクランク状のブラケッ
ト88が配設されている。このブラケット88の縦壁部
88A及び底板部88B及び案内板86の縦壁部86A
により縦溝90が形成されている。この縦溝90には、
前記スプレーパイプ188から吐出されるガム液が縦壁
部86Aに設けられた孔から流入され、上端開口から溢
れ出る構成となっている、溢れ出たガム液は案内板86
の上面に沿って流れ、PS版12の裏面側の処理がなさ
れる。
【0057】なお、縦溝部90の底部には、硬質のスポ
ンジ92が設けられ、縦溝90の底部からのガム液の漏
れを防止している。
【0058】搬送ローラ78は、PS版12を挟持して
搬送すると共に、PS版12の表面を不感脂化処理する
ためにスプレーパイプ82、188によって供給された
ガム液をスクイズするようになっている。PS版12の
表面からスクイズされたガム液は、ガム液槽30に回収
される。ガム液槽30内のガム液は、ポンプ194によ
って循環されるようになっている。また、このガム液槽
30には、オーバフロー管196が設けられ、ガム液が
所定の液面を超えると廃液タンク184へ案内され廃棄
される構成となっている。
【0059】また、下側の搬送ローラ78の下部はガム
液槽30に貯留されたガム液に浸されており、PS版1
2の裏面側は、下側の搬送ローラ78が、ガム液槽30
からガム液を汲み上げることにより、塗布処理を行って
いる。これによって、搬送ローラ78がガム液を持ち出
してPS版12の裏面の不感脂化処理を行うと共に上側
の搬送ローラ78の乾きが抑えられ、搬送ローラ78の
表面に処理液の成分が析出しないようになっている。
【0060】このフィニッシャー部26での処理が終了
したPS版12は、シャッター107が開状態とされた
ケーシング100の排出口104を通過して、前記乾燥
部31へ送り出されるようになっている。
【0061】以下に本実施例の作用を説明する。図示し
ない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16に載置されこの挿入台16の奥側へ送り
込まれる。これにより、PS版12は挿入口102へと
至る。
【0062】また、このPS版12の先端が挿入口10
2を通過すると、センサ108によってこれを検出し、
タイマをスタートさせる。このタイマーは、水洗部24
のスプレーパイプ56からの水洗水の滴下の開始と中止
のタイミングを計るものである。
【0063】ケーシング100内に挿入されたPS版1
2は、まず、現像部22に送られる。PS版プロセッサ
ー10はPS版12が挿入されると、搬送ローラ32に
よって現像槽18へ送り込まれる。搬送ローラ32によ
って送り込まれるPS版12は、その搬送時の押圧力で
ブレード106をその弾性力に抗して拡開させる。この
ため、PS版12は円滑に現像部22へと搬送される。
【0064】PS版12はガイド板168に案内されて
水平に対して15°の角度で送り出され、ガイドローラ
34等によって現像槽18内を搬送される。
【0065】しかる後に、PS版12の感光層側表面
は、回転ブラシ38でこすられて現像が促進され、非画
像部分の感光層が除去される。両面に感光層を有するP
S版12は回転ブラシローラ38及び170に同様に擦
られて現像が促進される。
【0066】現像処理されたPS版12は、水洗部24
へ送られ、搬送ローラ52、53によって挟持搬送され
る。この際、PS版12は搬送ローラ52の下側ローラ
に当接するように案内されているため、この下側ローラ
の回転によって受け皿62から汲み上げられた水洗水が
PS版12の先端の表面へ付着し、PS版12が搬送ロ
ーラ52に挟持された時点で、液溜まりをつくることが
できる。これにより、PS版12の先端から確実に両面
の水洗処理を行うことができる。
【0067】その後、PS版12の先端をセンサ108
が検出してからタイマにより計測した時間が所定時間と
なると、PS版12の先端は下流側ローラ対53に到達
したと判断され、PS版12の表面はスプレーパイプ5
6から下流側ローラ対53の上側ローラに滴下される新
しい水洗水によって洗浄され、裏面は受け皿62から上
流側ローラ対52及び下流側ローラ対53のうち下側の
ローラによって持ち出される水洗水によって洗浄され
る。その後、水洗水は第1の槽64からオーバフローさ
れる。
【0068】また、タイマにより計測した時間が所定時
間となり、PS版12の後端が下流側ローラ対53に達
したと判断されると、スプレーパイプ56からの水洗水
の滴下が中止される。
【0069】このように、本実施例の受け皿62では、
第2の槽66から中間槽68へは中央部に形成された切
欠部72から水洗水が流れ、中間槽68から第1の槽6
4へは両端部に形成された切欠部76から水洗水が流
れ、第1の槽64からのオーバーフローは第1の槽64
の上流側の壁の中央部から流れるように、水洗水の流れ
を一定とし(図3の鎖線参照)、PS版12の表面と裏
面を洗浄した比較的新鮮な水洗水を貯留して、PS版1
2の裏面側を洗浄した比較的汚れた水洗水を速やかにオ
ーバフローさせるようにしたので、必要最小量の水洗水
で従来大量に使用していたときの洗浄効果と同等の洗浄
効果を得ることができる。
【0070】受け皿62から溢れた水洗水は、水洗槽2
8へと案内され、水洗槽28内の水洗水は、所定の量を
超えることによって、オーバフロー管182によって廃
液タンク184へ送られるが、大部分はポンプ186に
よって現像槽18へ供給され、現像槽18に補充される
補充原液量と所定の比率とされる希釈水として利用され
る。
【0071】水洗処理が終了すると、PS版12は、ガ
イドローラ80に案内されて不感脂化処理部であるフィ
ニッシャー部26へ送られ、搬送ローラ78によって挟
持搬送される。ここで、スプレーパイプ82、188か
ら吐出されるガム液によって不感脂化処理される。
【0072】フィニッシャー部26から排出されたPS
版12は、ケーシング100の排出口104へと至り、
PS版12が通過しないときは閉状態になっているシャ
ッター107が閉状態とされてPS版12が排出され
る。
【0073】ここで、本実施例のリンス部では、PS版
12の搬送方向と交わる幅寸法に応じてスプレーパイプ
56から吐出(滴下)される単位時間当たりの水洗水の
量を調整している。
【0074】以下、図6のフローチャートに従い、水洗
水供給制御ルーチンを説明する。まず、ステップ200
では、予めキー入力等によって入力されたデータ(PS
版12の幅寸法)を読み込む。これは、前回の入力デー
タが記憶されている。次のステップ202では、新たに
キー入力等によってデータが入力されたか否かが判断さ
れ、肯定判定された場合はステップ204へ移行して、
この新たに入力されたデータを読み込む。なお、この読
込によって、記憶されるデータは更新される。
【0075】なお、ステップ202で否定判定の場合
は、ステップ204は飛び越して、前回のデータをその
まま適用して、ステップ206へ移行する。
【0076】ステップ206では、センサ108によっ
てPS版12の先端を検出したか否かが判断され、肯定
判定されると、ステップ208へ移行してタイマをリセ
ット・スタートさせる。このタイマは、水洗水の吐出時
期を決定するときに適用される。なお、ステップ206
で否定判定の場合は、ステップ202へ戻る。
【0077】次のステップ210では、入力されたPS
版12の幅寸法から予めメモリ132Aに記憶されてい
る4種類のデューティー比(図5参照)から最適なデュ
ーティー比を選択する。
【0078】すなわち、PS版12の幅が小さい場合
は、水洗水は少なくてよいためデューティー比の低いも
のを選び、幅が大きい場合は、水洗水を多くする必要が
あるため、デューティー比の高いものを選ぶ。
【0079】次のステップ212では、吐出時期か否か
が判断される。これは、前記タイマの経過時間により判
断することができる。
【0080】ステップ212で肯定判定されると、ステ
ップ214へ移行して、モータ122へ通電を開始す
る。このとき、ステップ212で設定されたデューティ
ー比に基づいて通電されるため、モータ122は見掛け
上、選択されたデューティー比に応じて連続回転され
る。このモータ122の駆動によって、ポンプ180の
吸引口126から水洗水が吸引され、吐出口128から
吐出されて、スプレーパイプ56によって水洗水を搬送
ローラ53の上側ローラの表面上へ滴下することができ
る。
【0081】次のステップ216では、センサ108に
よってPS版12の後端を検出したか否かが判断され、
肯定判定されると、ステップ218でタイマをリセット
・スタートさせて、ステップ220へ移行する。
【0082】ステップ220では、前記タイマの経過時
間と、所定の搬送速度でPS版12の後端が検出されて
から搬送ローラ53の一をPS版12の後退が通過する
までの時間とを比較することにより容易に判断すること
ができる。これによって、吐出終了時期か否かが判断さ
れ、肯定判定されると、ステップ222へ移行してタイ
マをストップさせ、ステップ202へ戻る。
【0083】このように、本実施例では、ポンプ180
を作動させるモータ122への通電をデューティー制御
し、予めメモリ132Aに記憶されている4種類のデュ
ーティー比から最適なデューティー比を選択するように
したので、比較的安価なベローズ型のポンプを用いて
も、水洗水の吐出量を調整することができる。また、見
掛け上、モータ122は連続回転されるため、PS版1
2の表面上に供給された水洗水が枯渇することなくほぼ
均一な水洗処理ができる。
【0084】また、水洗部24は水洗水を大型のタンク
に貯留しておき、循環利用する循環型ではなく、2対の
搬送ローラ52、53を用いて、必要最小限の水洗水を
滴下し、その後廃棄する非循環型としたため、水洗槽2
8を比較的小型とすることができ、循環ポンプ、配管等
も不要となり、装置全体の小型化を図ることができる。
【0085】また、循環型の装置の場合に生じていた、
PS版12を処理した後落下する処理液を貯留して循環
するための大型の処理液タンクからの蒸発によって、ロ
ーラ等に析出物が固化するといった不具合を解消するこ
とができ、メンテナンス性を向上することができる。本
実施例のおける総廃棄量は、1日あたりの処理面積に拘
らず、25〜100cc /m2となり、従来の150 〜500c/m2
比べ、大幅に軽減することができる。
【0086】また、センサ108に相当する一にPS版
12の搬送幅方向に複数個センサを設けてPS名12の
幅を自動的に検知して、めもり132Aに幅情報が伝わ
るようにし、これに応じてデューティー比を決めるよう
にしてもよい。
【0087】なお、本実施例では、制御部132のメモ
リ132Aに4種類のデューティー比を記憶させたが、
予め記憶せずに処理するPS版12の幅寸法に応じて単
位時間当たりの最適水洗水の量を演算し、逆算によって
モータの回転速度を得て、デューティー比を決定するよ
うにしてもよい。
【0088】また、本実施例では、フィニッシャー部2
6が、受け皿を持たず直接ガム液槽に下側の搬送ローラ
78を浸すようにしたが、水洗部24と同様に受け皿を
設けるような構成としてもよい。また、フィニッシャー
部もガム液の処理性能によっては非循環型にしてもよ
い。
【0089】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光性平
版印刷版の処理装置は、処理性能を損なうことなく、リ
ンス液の消費量を必要最低量に軽減することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係るPS版プロセッサーの概略構成
図である。
【図3】受け皿の斜視図である。
【図4】水洗水をスプレーノズルへ供給するためのポン
プ及びその駆動系を示す概略図である。
【図5】制御部のメモリに記憶されたデューティ比のパ
ターンを示すタイムチャートである。
【図6】水洗水供給制御ルーチンを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー 12 PS版 22 現像部 24 水洗部 26 フィニッシャー部 52 上流側ローラ対 53 下流側ローラ対 56 スプレーパイプ 122 モータ 132 制御部 180 ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−102937(JP,A) 特開 昭63−167366(JP,A) 特開 平1−185633(JP,A) 特開 平2−2569(JP,A) 特開 平5−5997(JP,A) 特開 平2−226252(JP,A) 特開 平2−3064(JP,A) 特開 平6−236041(JP,A) 特開 平5−188601(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/30 B41N 3/08 G03D 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像処理が終了した感光性平版印刷版を
    2対の搬送ローラで挟持搬送しながら前記搬送ローラの
    うち最下流側搬送ローラの上方向からリンス液を前記上
    側ローラに滴下して前記感光性平版印刷版の表面にリン
    ス液を拡散することによって前記感光性平版印刷版の表
    面を処理し、前記感光性平版印刷版から落下するリンス
    液を、前記搬送ローラのうちの下側ローラの少なくとも
    一部が浸漬するように設けられた受け皿に貯留し、貯留
    したリンス液を前記下側ローラの表面で汲み上げて前記
    感光性平版印刷版の裏面を処理するリンス部を備えた感
    光性平版印刷版の処理装置であって、 前記上側のローラにリンス液を滴下するためのリンス液
    供給手段と、 駆動手段の駆動力で前記リンス液供給手段へリンス液を
    供給するリンス液供給用ポンプと、 前記駆動手段へ通電する際にリンス液で処理する前記感
    光性平版印刷版の幅寸法に応じてデューティー比を変更
    し、前記リンス液の供給量を調整する制御手段と、を有
    する感光性平版印刷版の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の周期が10秒以下であり、予
    め定められた複数のデューティー比から選択することを
    特徴とする請求項1記載の感光性平版印刷版の処理装
    置。
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