JP3035421B2 - ローラ対の取り付け構造 - Google Patents

ローラ対の取り付け構造

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JP3035421B2
JP3035421B2 JP8087593A JP8087593A JP3035421B2 JP 3035421 B2 JP3035421 B2 JP 3035421B2 JP 8087593 A JP8087593 A JP 8087593A JP 8087593 A JP8087593 A JP 8087593A JP 3035421 B2 JP3035421 B2 JP 3035421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像が焼付けられた感
光材料を搬送しながら処理液によって処理する感光材料
処理装置に用いられ、感光材料を所定の圧力で挟持搬送
するローラ対の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷用の刷版として使用される感光
材料には、アルミニウム等の薄板状の支持体の表面に感
光層を形成した感光性平版印刷版(以下「PS版」と言
う)がある。感光層に画像が焼付けられたPS版は、感
光材料処理装置である感光性平版印刷版処理装置(以下
「PS版プロセッサー」と言う)によって処理される。
【0003】このPS版プロセッサーには、PS版を現
像部で現像液中を浸漬しながら搬送した後、リンス部で
洗浄して表面から現像液を除去した後、不感脂化処理部
でガム液等を塗布して版面保護を行うものがある。この
ようなPS版プロセッサーでは、現像部からリンス部、
リンス部から不感脂化処理部へ搬送するときに、対向配
置されたローラ対によってPS版を挟持して搬送力を付
与すると共に、ローラ対によって表面に付着している処
理液を除去するようにしている。これによって、上流側
の処理部の処理液がPS版によって下流側へ持ち込まれ
ないようにしている。
【0004】ところで、単にPS版を挟持して搬送する
だけのときは、ローラ対の間に比較的軽い挟持力を付与
するだけでよいが、PS版を挟持して下流側の処理部へ
上流側の処理液を持ち込ませないようにするためには、
比較的大きな挟持力を必要とする。このため、ローラ対
とローラを支持する側板との間には、大きな付勢力を持
つバネ等の付勢手段を設け、ローラ対の間に大きなニッ
プ力を付与して確実にPS版の表面から処理液を除去す
るようにしたものがある。しかし、バネ等の付勢手段に
よってローラ対の間の大きな付勢力を付与しようとする
ためには、ローラ対との間で側板が付勢手段を支持する
ために剛性を高めて強固にしなければならない。
【0005】これに対して、ローラ対の間にPS版をス
クイズ可能なニップ力を付与する方法には、一方のロー
ラを固定して対向する他方のローラをネジ等によって押
込み量を規定して取り付けるものがあり、ローラ対のが
PS版を挟持したときにローラ対の双方のローラが移動
を規制されて所定の挟持力を付与するようにしたものが
ある。この方法では、構造が比較的簡単で、ローラ対の
間に大きなニップ力を付与する為に大きな付勢力を持つ
バネ等の付勢手段を設ける必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな隣接する処理槽へPS版を送り込むためのローラ対
は、処理部の上部に配置されおり、処理部内のメンテナ
ンスを行うときにはこのローラ対を取り外す必要がある
が、ネジ等によってローラの移動を規制する方法では、
ローラ対の側板からの着脱が困難である。特にローラ対
を取り付ける場合、ネジによってローラの押込み量を規
定してPS版を挟持したときに所定のニップ力を付与す
るようにしているため、ローラ対を取り付けるときに押
し込み量を正確に定めなければならないが、この押し込
み量を正確に定める作業が極めて難しい作業となってい
る。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、ローラ対の着脱作業が容易で、特にローラ対の
間に所定の挟持力を付与させるための調整が簡単なロー
ラ対の取り付け構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ローラ対の取り付け構造は、一対の側板に掛け渡されて
対で配置された第1のローラと第2のローラとを軸支す
るローラ対の取り付け構造であって、前記第1及び第2
のローラのそれぞれの回転軸が回転可能に挿入される軸
受と、前記側板に設けられ前記第1のローラの軸受を第
2のローラの軸受と離間する方向への移動を制限すると
共に第2のローラの軸受を第1のローラの軸受との接離
方向へ移動可能に収容して第1及び第2のローラを側板
に支持可能な軸受収容部と、前記軸受収容部に収容され
た前記第2のローラの軸受を所定の圧力で前記第1のロ
ーラの軸受へ向けて付勢して前記第1のローラと第2の
ローラとを密着させる付勢手段と、前記側板に取り付け
られ任意の位置で前記第2のローラの軸受を前記第1の
ローラの軸受から離間する方向への移動を規制する規制
板と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係るローラ対の取り付
け構造は、請求項1のローラ対の取り付け構造であっ
て、前記規制板が前記側板に摺動可能に取り付けられ前
記第2のローラの軸受を前記第1のローラの軸受から離
間する方向への移動を規制した状態で前記側板に固定可
能とされていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3のローラ対の取り付け構
造は、請求項1又は請求項2のローラ対の取り付け構造
であって、前記規制板を前記軸受収容部内に収容された
前記第2のローラの軸受に当接する方向へ案内可能で、
前記規制板が前記第2のローラの軸受に当接した状態で
前記第2のローラの軸受を前記第1のローラの軸受と離
間する方向への移動を制限可能な案内制限手段を備えた
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載のローラ対の取り付け
構造では、側板に設けた軸受収容部に第1のローラの回
転軸に設けた軸受と第2のローラの回転軸に設けた軸受
を収容する。このとき、第1のローラの軸受は、軸受
容部の第2のローラの軸受より内側に配置され、軸受
容部によって第2のローラの軸受から離間する方向の移
動が阻止されている。この状態で第2のローラの軸受を
付勢手段によって付勢することにより、第1のローラと
第2のローラは所定の圧力で付勢されて密着する。この
状態で規制板を第2のローラの軸受に当接させて固定す
れば、第1のローラと第2のローラが密着状態となる。
【0012】付勢手段は、第2のローラの軸受を第1の
ローラの軸受と接近する方向へ付勢することによって第
1のローラと第2のローラとを密着させる。この付勢力
は、例えば、第1のローラと第2のローラとの間にPS
版を挿入したとき、このPS版が規制板と軸受収容部に
よって離間が阻止されている第1のローラと第2のロー
ラとから所定のニップ力を受けるように、第1のローラ
と第2のローラを接近させるものであればよい。また、
付勢手段は、規制板を第2のローラの軸受に当接して側
板に固定すれば、それ以降は付勢手段を動かす必要はな
い。
【0013】第1のローラと第2のローラとを、上記の
ように取り付けるようにした場合、第1のローラと第2
のローラとを側板に固定する位置は、付勢手段によって
簡単に決めることができるために、ローラ対の取り付け
は極めて簡単になる。また、第1のローラと第2のロー
ラを側板から取り外すときは、第2のローラの軸受に当
接している規制板をこの軸受から離間させるだけでよ
い。
【0014】本発明の請求項2に記載のローラ対の取り
付け構造では、規制板を側板に取り付けている。これに
よって、ローラ対によってPS版を挟持搬送してPS版
に付着した処理液を絞り取る時に所定のニップ力を安定
して付与することができる。第1のローラと第2のロー
ラを側板から取り外したときに、規制板を紛失すること
がない。
【0015】本発明の請求項3に記載のローラ対の取り
付け構造では、案内制限手段が規制板を軸受収容部に収
容している第2のローラの軸受に当接する方向へ案内す
るため、規制手段を第2のローラの軸受に確実に密着す
るように当接させることができる。また、この案内制限
手段は、規制板を側板に固定した状態で規制板が第2の
ローラの軸受に押圧されても移動しないようにしてい
る。これによって、第1のローラと第2のローラとの間
に所望の挟持力を確実に付与することができる。
【0016】
【実施例】図1及び図2には、本実施例に係る感光性平
版印刷版処理装置(以下「PS版プロセッサー」と言
う)10が示されている。PS版プロセッサー10は、
図示しない焼付装置によって画像が焼付けられた感光性
平版印刷版(以下「PS版」と言う)12をこのPS版
プロセッサー10で現像処理した後に乾燥するようにな
っている。
【0017】図1に示されるように、PS版プロセッサ
ー10は、内部の処理部が外板パネル14で覆われてい
る。外板パネル14には、PS版12(図2参照)を内
方へ送り込むための挿入台16が取り付けられている。
PS版12は、この挿入台16に載置されて挿入台16
の奥側の開口から外板パネル14内部へ挿入される。
【0018】外板パネル14の内部には、図2に示され
る如く、PS版12を現像処理するための現像槽18及
び現像槽18からオーバーフローした現像液を回収する
オーバーフロー管20を備えた現像部22と、PS版1
2に付着した現像液を水洗して水洗処理する水洗部24
と、水洗後のPS版12にガム液を塗布して不感脂化処
理するフィニッシャー部26と、が配設されている。
【0019】なお、水洗部24には、水洗槽28が配設
され、フィニッシャー部26には、ガム液槽30が配設
されている。
【0020】外板パネル14には、スリット状の挿入口
102及び排出口104がそれぞれ設けられ、挿入口1
02は、前記挿入台16の奥側開口と対応して設けられ
ている。一方、排出口104には、図2に示される如
く、PS版12が通過するときのみ開状態となるシャッ
ター107が設けられている。また、図1に示される如
く、フィニッシャー部26の下流側には、乾燥部31が
設けられており、シャッタ107(図1では図示省略)
この乾燥部31の入口と対応されている。
【0021】外板パネル14の上面には、現像部22と
水洗部24との間にPS版12を挿入するリエントリー
用挿入口(副挿入口)150が設けられている。この副
挿入口150からは、現像処理を除く処理を行うための
PS版12の挿入口とされている。
【0022】この副挿入口150には、仕切板としてブ
レード152が配設されている。ブレード152は、ゴ
ム製で先端部が副挿入口150の案内支持面とされる外
板パネル14に接触され、基部がブラケット154を介
して外板パネル14の裏面側に固定されている。このた
め、副挿入口150は、ブレード152によって閉塞さ
れた状態となる。ここで、リエントリーされるPS版1
2が副挿入口150から挿入されると、ブレード152
は弾性変形してこのPS版12の挿入を妨げることはな
い。
【0023】なお、図5に示される如く、副挿入口15
0へPS版12を案内するための斜面部110の上端部
と、挿入口150から立設される縦壁部112の上端部
とに掛け渡される蓋体114を設けるようにしてもよ
い。これらによって、現像部22を密閉構造とすること
ができ、現像液が外気中の炭酸ガスに接触することによ
って劣化するのを防止することができる。このとき、ブ
レード152に代えて蓋体114を設けてもよいし、ブ
レード152と蓋体114とを共に設けてもよい。ま
た、蓋体114の斜面部110側端部には板状の磁性体
118が取付けられ、斜面部110の上端部近傍のPS
版12の搬送幅方向両端部には、ロック機構によって出
没可能なフェライト磁石が収容された鉄枠が埋め込まれ
たプラスチック製のボックスユニット(磁石式プッシュ
スイッチ)120が処理可能な最も幅の広いPS版12
よりも搬送幅方向の幅が広い位置に取付けられている。
これにより、フェライト磁石が収容された状態では磁力
が増して蓋体114を閉止状態に保持し、押圧等の操作
を行って磁石を突出させることにより磁力が低下してフ
ェライト磁石の上に金属片115を介して載っている蓋
体114が軸116を中心にして回動して押し上げられ
て開口され(図5の想像線状態)、PS版12が挿入可
能となる。
【0024】なお、蓋体114の縦壁部112側を軸1
16によって回動可能に連結して図示しない付勢手段
(ねじりコイルばね等)によって水平状態(閉止状態)
から磁石式プッシュスイッチ120の付近の蓋体114
の上から押圧等の操作を行うことによりフェライト磁石
を突出させ、これによって磁力が低下して図示しない付
勢手段の付勢力で蓋体114を開口して、PS版12を
挿入可能にするようにしてもよい。
【0025】乾燥部31は、図示しない多数のローラに
よって、フィニッシャー部26から送り出されたPS版
12(図2参照)を搬送しながら、このPS版12の両
面に温風を吹きつけて乾燥するようになっている。乾燥
されたPS版12は、PS版プロセッサー10から排出
されて、例えば、PS版12を立て掛けて貯版するスト
ッカー(図示省略)等に排出される。
【0026】図2に示される如く、現像部22の現像槽
18へのPS版12の挿入側には、一対の搬送ローラ3
2が配設されており、この一対の搬送ローラ32の間に
画像が焼付けられたPS版12が挿入口102から挿入
されるようになっている。一対の搬送ローラ32は、P
S版12を水平方向に対して15°の角度で現像槽18
へ向けて送り出すようになっている。
【0027】搬送ローラ32の下流側近傍には、ゴム製
ブレード106が取付けられている。ブレード106
は、その先端部が現像部22の現像槽18の側壁に接触
されており、基部がブラケット156を介して外板パネ
ル14に取付けられている。ブラケット156は、固定
部156Aと固定部に蝶ねじ158で取付けられたスラ
イド部156Bとによって構成され、ブレード106は
スライド部156Bに固着されている。このため、ブレ
ード106は、蝶ねじ158を緩めスライド部156B
を固定部156Aに対してスライドさせることにより、
先端部を現像槽18の側壁から離反させることができる
構成となっている。
【0028】ここで、通常はブレード106の先端は、
現像槽18の側壁へ接触されており、PS版12が挿入
口102へ搬送されてくると、このPS版12の搬送時
の押圧力によってブレード106は、弾性力に抗して拡
開される構成となっている。このため、PS版12を円
滑に現像部22へ送り込むことができる。
【0029】また、この挿入口102の近傍には、PS
版12の有無を検出するセンサ108が取付けられてい
る。このセンサ108によってPS版12が装置内に存
在することが認識できる。
【0030】現像槽18は上方が開口され底部中央部が
下方に向けて突出された略逆山形状とされている。この
現像槽18内には、ポンプ160が設けられ、このポン
プ160によって現像槽18内の現像液が吸い出され、
後述のスプレーパイプ44、172から噴出されるよう
になっている。これにより、現像槽18内に貯留された
現像液は循環されるようになっている。この循環中に現
像液の疲労度(現像液の交流インピーダンス)を計測す
る計測器162を通過するようになっており、現像液の
疲労度が検出される。また、現像槽18には、ポンプ1
64を介して現像補充原液タンク166から補充原液が
供給されるようになっている。
【0031】現像槽18内には、上流側にガイド板16
8、下流側に多数のガイドローラ34及び回転ブラシロ
ーラ170が配設されている。これらのガイドローラ3
4及び回転ブラシローラ170は、現像槽18の一対の
側板の間に回転可能に掛け渡されている。
【0032】前記ガイド板168の上方には、比較的大
径のガイドローラ36が、ガイドローラ34の上方に
は、回転ブラシローラ38、170及びガイドローラ4
0が各々配設され、現像槽18の一対の側板の間に回転
可能に支持されている。
【0033】また、現像槽18内の中央部には、PS版
12の表面をスクイズする機能を備えた一対の絞りロー
ラ42が配設されている。これらのガイドローラ34、
36、40、回転ブラシローラ38及び絞りローラ42
には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転
し、PS版12を一定速度で搬送する。
【0034】なお、現像槽18の底部近傍では、一対の
絞りローラ42、これに隣接する複数のガイドローラ3
4、ガイド板168によって、PS版12を300〜3
50mmの曲率半径で搬送するように配置されている。し
たがって、一対の搬送ローラ32に挟持搬送されて現像
槽18へ挿入されたPS版12は、ガイド板168とガ
イドローラ36との間を通って斜めに搬送され、絞りロ
ーラ42の間へ挿入される。絞りローラ42は、PS版
12の感光層側(図2の紙面上方側)から現像液中に溶
出した老廃物をその表面から除去し、老廃物がPS版1
2の移動と共に下流側へ搬送されないように隔離する。
【0035】絞りローラ42から送り出されたPS版1
2は、ガイドローラ34によって斜め上方へ向けられ、
回転ブラシローラ38、170、ガイドローラ40によ
って案内されて現像槽18から排出される。これによっ
て、PS版12は無理な力が加えられことなく滑らかに
かつ確実に現像液に浸漬されながら搬送される。このと
き、回転ブラシローラ38、170によってPS版12
の表面と裏面とが擦られて、現像が促進される。
【0036】絞りローラ42の下流側の最も接近したス
プレーパイプ44はその外周に弾性回転部材が複数個軸
支された串型ローラ形状とされ、PS版12を案内する
役目も有しており、弾性回転部材の間にパイプの外周と
内部とを連通する吐出口(図示省略)が設けられてい
る。また、ガイド板168の下方には、スプレーパイプ
172が配設されている。スプレーパイプ172は中空
パイプの外周面に軸方向に沿って内部と連通する図示し
ない多数の吐出口が設けられ、軸方向が搬送路の幅方向
に沿うように配置されている。これらのスプレーパイプ
172及びスプレーパイプ44は、現像液を現像槽18
の底面に向けて吐出するようになっており、新鮮な現像
液が速やかに現像槽18全体に行き渡るようになってい
る。
【0037】現像槽18の最下流側には、前記オーバフ
ロー管20が配設され、現像液の液面が所定のレベルを
超えると、現像液を廃液タンク184へ案内して廃棄す
るようになっている。
【0038】現像槽18内の現像液表面には、液面蓋5
0が配置されている。この液面蓋50は回転ブラシロー
ラ38とこれに隣接したガイドローラ40に対応する部
分が略円弧状に突出され、現像液表面と空気との接触を
できるだけ少なくするため現像液面に密着され、現像液
の増減に応じて上下するように、この液面蓋50のPS
版12の搬送方向の両端が図示しない側板にスライド可
能な構造によって取付けられている。材質としてはポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド等の軽量な材質
が選ばれる。
【0039】この液面蓋50の搬送方向下流側端には、
ブレード174の先端が接触されている。このブレード
174はゴム製でブラケット176を介して外板パネル
14に固定されている。このブレード174によって液
面蓋50の搬送方向下流端から露出する現像液の液面
と、液面蓋50の上方との間が仕切られ、前記挿入口1
02の近傍のブレード106(現像槽18の側壁と接触
した状態)とによって、液面蓋50の上方は外気とは完
全に隔離されることになり、現像液の蒸発を抑制するこ
とができる。
【0040】現像槽18の搬送方向の最下流側には、P
S版12を挟持して搬送すると共に、PS版12の表面
から現像液を絞り取るローラ対54が配置されている。
【0041】一方、PS版プロセッサー10には、現像
部22の下流側に水洗部24の水洗槽28が配設されて
いる。水洗槽28の上方には、2対の搬送ローラ52、
53(以下、必要に応じて上流側ローラ対52、下流側
ローラ対53とし、区別して説明する。)が配設されて
いる。搬送ローラ52、53は、図示しない駆動手段の
駆動力が伝達されて回転するようになっており、現像部
22から送り込まれたPS版12を挟持搬送する搬送路
を形成している。
【0042】ここで、現像部22から送られるPS版1
2の先端部は上流側ローラ対52の下側ローラの上部に
当接するように案内されるようになっている。また、上
流側ローラ対52から排出されるPS版12の先端部は
下流側ローラ対53の下側ローラの上部に当接するよう
に案内されるようになっている。
【0043】水洗槽28には、現像槽18から送り出さ
れたPS版12から現像液を洗い落とした後の水洗水が
貯留されている。下流側ローラ対53の上流側、かつ搬
送路よりも上側には、リンス液供給手段としてのステン
レス製パイプ又は軟質塩化ビニル製パイプ等でつくられ
たスプレーパイプ56が配設されており、このスプレー
パイプ56は、下流側ローラ対53の軸線に沿って配設
され、その上側ローラの中央部に対応する位置に内部と
連通する吐出口が設けられている。この吐出口は1個で
あってもよいし、複数個であってもよい。スプレーパイ
プ56からは、水洗水タンク178からポンプ180に
よって汲み上げられた水洗水が下流側ローラ対53の上
側ローラ面に滴下され、下流側ローラ対53の上側ロー
ラが回転することによって、PS版12の表面に水洗水
が速やかに拡がり、PS版12の表面が水洗水によって
洗浄される。また、洗浄後の水洗水はPS版12の幅方
向両端部から後述する受け皿62へ落下する構成となっ
ている。
【0044】なお、スプレーパイプ56からの水洗水の
滴下タイミングは、PS版12の先端部が下流側ローラ
対53に到達した時点とされており、前記センサ108
でPS版12の先端又は後端を検出してからの時間によ
って制御されている。
【0045】ここで、水洗水の滴下タイミングはPS版
12が下流側ローラ対53に到達する時点より若干早く
てもよいし、又若干遅くてもよい。また、スプレーパイ
プ56からの水洗水の滴下を中止するタイミングは、P
S版12が下流側ローラ対53を通過する時点とされて
おり、同様に前記センサ108でPS版12の先端又は
後端を検出してからの時間によって制御される。同様に
ここで、滴下を中止するタイミングはPS版12の後端
部が下流側ローラ対53を通過する時点より若干早くて
もよいし、又若干遅くてもよい。
【0046】搬送ローラ52、53の下側のローラの下
部は、受け皿62に収容されている。受け皿62には、
前記落下した水洗水が貯留されるようになっており、下
側のローラで汲み上げられて、PS版12の裏面を洗浄
すると共に上側の搬送ローラ52、53が乾くのを抑え
ている。
【0047】また、PS版12が通過する前に汲み上げ
られた水洗水は、上側のローラと下側のローラとの接触
部で滞留して残るため、水洗水をPS版12の先端部付
近の幅方向に不均一に付着するのを防止できPS版1
2の先端部から確実に水洗処理することができるように
なっている。
【0048】スプレーパイプ56から滴下され、PS版
12の表面上を幅方向へ拡散した水洗水は、PS版12
の幅方向両端部から下方の受け皿62へ落ち、この受け
皿62から汲み上げられた水洗水によってPS版12の
裏面が処理される構成となっている。受け皿62から溢
れた水洗水は水洗槽28へ案内される。水洗槽28に
は、オーバフロー管182が配設され、所定の液面を超
えると、廃液タンク184へ廃棄される。
【0049】以下、図3に従い、受け皿62の詳細な構
造を説明する。図3に示される如く、上流側ローラ対5
2の下側ローラの下半分を収容する円弧状の内周面を有
する第1の槽64と、下流側ローラ対53の下側ローラ
の下半分を収容する円弧状の内周面を有する第2の槽6
6と、を備えておりそれぞれ独立して水洗水が貯留され
る構造となっている。
【0050】前記スプレーパイプ56の吐出口から滴下
され、PS版12の表面洗浄し終えた水洗水は、第2の
槽66の長手方向両端部から流入されることになる。
【0051】この第1の槽64と第2の槽66との間に
は、矩形状の中間槽68が設けられている。中間槽68
と第2の槽66とを仕切る仕切り壁70には、長手方向
中央部に切欠部72が形成されている。この切欠部72
からは第2の槽66から水洗水がオーバフローされるよ
うになっている。すなわち、第2の槽66内の水洗水
は、長手方向両端部(水洗水流入側)から中央部(水洗
水排出側)への流路が形成され、水洗水の滞留が防止さ
れている。
【0052】また、中間槽68と第1の槽64とを仕切
る仕切り壁74には、長手方向両端部にそれぞれ切欠部
76が形成されている。このため、前記切欠部76から
流入した水洗水は中間槽68の両端部へと案内され、切
欠部76から第1の槽64へオーバフローされるように
なっている。
【0053】第1の槽64の上流側縦壁部の中央部に
は、切欠部77が形成されており、第1の槽64の長手
方向両端部から流入した水洗水が中央部へ案内され、切
欠部77から廃液されるようになっている。
【0054】すなわち、水洗水は、図3の鎖線で示すよ
うな流れとなり、受け皿62内で滞留されることがな
く、第1の槽64で処理した後PS版12の表面と裏面
を処理した比較的新鮮な水洗水を第2の槽66に貯留す
ると共に最初PS版12の表面と裏面を処理した比較的
汚れた水洗水を第1の槽64から速やかに排出させるこ
とができる。
【0055】図6に示すように、この受け皿62は、水
洗槽28の上部に配設された一対の側板202から略直
角に延設された支持板204に、中間槽68の裏側面が
当接して載置されている。受け皿62は、第1の槽64
と第2の槽66のそれぞれの裏側面は、円弧状に湾曲し
て中間槽68の裏側面を挟むように突出している。この
ため、受け皿62は、中間槽68の裏側面を支持板20
4に載置したとき、この支持板204を第1の槽64と
第2の槽66のそれぞれの底部で挟む状態となって、受
け皿62を水洗槽28の所定の位置に安定した状態で配
置することができる。また、受け皿62は、図6の紙面
上方に持ち上がることによって一対の側板202の間か
ら容易に取り外すことができる。
【0056】この受け皿62の上方に配置された上流側
ローラ対32、下流側ローラ対33は、一対の側板20
2に取付けられた一対のサブ側板206の間に掛け渡さ
れている。ここで、上流側ローラ対32と下流側ローラ
対33の取付け構造について説明する。
【0057】図6及び図7に示されるように、一対のサ
ブ側板206は、略平状の部材の一端部をコ字状に屈
曲させて側板202の上端部に対応する吊り下げ部20
8が形成されており、サブ側板206は、この吊り下げ
部208を側板202の上端に引っ掛けて取付けられ
る。
【0058】なお、側板202の外側面には、所定の位
置に複数のピン210が突設されており、サブ側板20
6は、吊り下げ部208の屈曲された先端部に形成して
いる切欠212を側板202のピン210に嵌合させて
所定の位置に取付けられる。また、このサブ側板206
には、側板202側の面に図示しないブラケットが取付
けられており、このブラケットと吊り下げ部208の先
端部とによって側板202を挟んで、サブ側板206が
側板202の内面に沿って配置されるようになってい
る。
【0059】一対のサブ側板206の互いに対向する側
の面には、上流側ローラ対32を支持する軸受収容部2
14、下流側ローラ対33を支持する軸受収容部216
が取付けられている。なお、軸受収容部214、216
は同形状で、収容するローラ対の傾斜角度に合わせてサ
ブ側板206への取付け角度が変えられている。
【0060】軸受収容部214、216は、長手方向の
一方の面とこの面と長手方向の先端に隣接する面が連続
して開口された略箱体形状とされ、それぞれの長手方向
が上流側ローラ対32、下流側ローラ対33の傾斜角度
に応じて傾斜されると共に隣接する開口が略上方となる
ように配置されており、これらの開口から上流側ローラ
対32、下流側ローラ対33のそれぞれの回転軸218
が挿入された軸受220が挿入される。軸受収容部21
4、216は、それぞれ3個のネジ孔222に図示しな
いネジを螺合して、サブ側板206に強固に取付けられ
る。
【0061】上流側ローラ対32、下流側ローラ対33
は、それぞれ、下側のローラの軸受220を軸受収容部
214、216の下端部へ収容させた後、それぞれの上
側のローラの軸受220を軸受収容部214、216内
へ収容させるようになっている。これによって、上流側
ローラ対32、下流側ローラ対33は、上下のローラが
当接し、軸受収容部214、216内の軸受220が離
間した状態で取付けられる。
【0062】図6に示すように、サブ側板206は、側
板202に取付けられた状態で、軸受収容部214の下
端部が受け皿62の第1の槽64内に挿入され、軸受収
容部216の下端部が第2の槽66の下端部に挿入され
る。これによって、上流側ローラ対32及び下流側ロー
ラ対33の下側のローラの下部が、それぞれ第1の槽6
4、第2の槽66内に収容され、貯留されている水洗水
に浸漬される。
【0063】図7に示すように、軸受収容部214、2
16の上部開口近傍には、付勢手段であるコイルスプリ
ング224を軸支する固定ピン226がサブ側板206
に螺合固定され、コイルスプリング224がサブ側板2
06に取付けられている。コイルスプリング224の先
端部224A、224Bはそれぞれ軸受収容部214、
216の上方へ引き出されている。このコイルスプリン
グ224は、先端部224A、224Bを接近させよう
とすると先端部224A、224Bを互いに離間させる
方向に所定の付勢力を作用させるようになっている。
【0064】コイルスプリング224の一方の先端部2
24Aは、軸受収容部214、216に収容された上方
の軸受220に形成したリング状の凹部228の内面に
当接可能となっている。また、他方の先端部224B
は、軸受収容部214、216の上部開口の上方に螺合
固定された固定ピン230に係合可能となっている。
【0065】上流側ローラ対32は、コイルスプリング
224の先端部224Aを上側の軸受220の凹部22
8へ当接させた状態で、コイルスプリング224の先端
部224Bを固定ピン230へ係止させ(図7で二点鎖
線で示す)て取付けられる。これによって、コイルスプ
リング224が上側の軸受220を下側の軸受220へ
接近する方向へ付勢し、軸受収容部214から軸受22
0が離脱しないようにすると共に、上流側ローラ対32
の間に所定の付勢力を作用させる。この付勢力によっ
て、上流側ローラ対32には、PS版12を挟持したと
きにPS版12に搬送力を付与できるようになってい
る。
【0066】一方、図7及び図8に示されるように、下
流側ローラ対33を収容する軸受収容部216の上部開
口近傍には、規制板232が配設されている。この規制
板232は、矩形形状の一辺を対向する他方の辺に接近
するように傾斜させた傾斜辺234が形成された略台形
形状とされており、内部には長軸方向が傾斜面に対向す
る辺と平行の長孔236、238が穿設されている。長
孔236と長孔238とは連結されて形成されており、
長孔236には、コイルスプリング224を固定する固
定ピン226が挿入されており、これによって、規制板
232がサブ側板206に取付けられている。この規制
板232のサブ側板202への取付け状態は、固定ピン
226を中心に回動及び長孔236の長軸方向に沿って
移動可能とされているが、長孔236の短軸方向への移
動が阻止されている。
【0067】規制板232には、傾斜辺234の先端部
下方に、サブ側板206と離間する方向へ略直角に延設
された突設部240が形成されている。このため、下流
側ローラ対33の上下のローラの軸受220を軸受収容
部216内へ収容した下流側ローラ対33を配置した状
態で、規制板232の傾斜辺234を固定ピン230の
軸受収容部216側に当接させた状態で、規制板232
を軸受収容部216側へ移動させたとき、突設部240
が上側の軸受220に当接して、この軸受220を下側
の軸受220から離間する方向への移動を阻止すること
ができるようになっている。なお、規制板232を軸受
収容部216側へ移動させることによって、傾斜辺23
4と固定ピン230が当接しているため突設部240が
除々に下方へ押下げられて軸受220の移動範囲を規制
することができるようになっている。
【0068】サブ側板206には、突設部240を軸受
収容部216内に配置された上側の軸受220に当接さ
せた状態で長孔238に対応する位置にネジ孔242が
穿設されており、長孔238へ挿通した調整ピン244
をネジ孔242へ螺合することによって、調整ピン24
4と固定ピン226、230とによって規制板232を
サブ側板206の所定の位置で強固にに固定することが
できる。
【0069】なお、下流側ローラ対33をサブ側板20
6へ取付けるときは、前記上流側ローラ対32と同様
に、コイルスプリング224によって軸受220の間に
所定の付勢力を付与した状態で、規制板232の突設部
240を上側の軸受220へ緊密に当接させる。この状
態で規制板232を調整ピン244を長孔238へ挿入
してネジ孔242へ螺合して固定する。この後は、上側
の軸受220へのコイルスプリング224の付勢力を解
除してもよい。規制板232で上側の軸受220を下側
の軸受220と離間する方向への移動を阻止することに
よって、下流側ローラ対33は、所定の挟持力が付与さ
れた状態と同じとなる。また、下流側ローラ対33によ
ってPS版12を挟持したとき、このPS版12が上下
のローラを互いに離間させようとするが、軸受収容部2
16と規制板232によってそれぞれの軸受220が互
いに離間する方向への移動が阻止されているため、下流
側ローラ対33は、実質的にPS版12を大きい挟持力
で挟持したのと同じになり、PS版12の表面から現像
液を含んだ水洗水を確実にスクイズすることができる。
【0070】なお、サブ側板206に取付けた上流側ロ
ーラ対32、33には、側板202から突設された図示
しないギヤが上側のローラのギヤ246が噛合して、回
転力が伝達される。また、それぞれの下側のローラに
は、軸端に設けたギヤ246が互いに噛合して駆動力が
伝達されるようになっている。また、PS版プロセッサ
ー10では、上流側ローラ対32と同様な挟持力を付与
する構造を搬送ローラ32にも適用しており、下流側ロ
ーラ対33と同様な挟持力を付与する構造を、ローラ対
54及び後述する搬送ローラ78に適用している。
【0071】図2に示すように、この水洗槽28と現像
槽18とは、ポンプ186を介して連通されており、ポ
ンプ186の駆動によって、水洗槽28内の水洗水が現
像槽18へ案内され、現像槽18に補充原液を供給する
際の希釈水として利用可能となっている。
【0072】図2に示される如く、不感脂化処理部であ
るフィニッシャー部26のガム液槽30の上方には、一
対の搬送ローラ78が設けられている。下流側ローラ対
53によって送り出されたPS版12は、この搬送ロー
ラ78へ案内されるようになっている。この場合、下流
側ローラ対53の上側ローラ及び下側ローラの軸を結ぶ
線が垂線に対して時計周り方向に約10°傾斜されてい
る。これにより、フィニッシャー部26によるPS版1
2の搬送は搬送方向に沿って徐々に低くなる傾斜面とさ
れ、PS版12上に吹付けられたガム液の流れを一定方
向としている。
【0073】図9に示されるように、この搬送ローラ7
8は、ガム液槽30の上方に配置された一対の側板20
2(水洗部24との間に亘っている)に吊り下げ部25
2で吊り下げられて取付けられた一対サブ側板250
(図9では一方のみ図示)の間に掛け渡されている。こ
のサブ側板250には、前記サブ側板206と基本的機
能が略同様の軸受収容部254、コイルスプリング25
6、固定ピン258、260、調整ピン262、規制板
264が配置されており、これらによって、搬送ローラ
78を支持すると共に搬送ローラ78の間に所定の挟持
力を付与している。なお、規制板246には、規制板2
32の長孔236に対応する長孔266と長孔238に
対応する長孔268が、互いの長軸方向が平行とされて
上下に形成され、傾斜辺234に対応する傾斜辺270
が形成されている。
【0074】また、図2に示されるように、搬送ローラ
78の上流側には、搬送路の上下方向にスプレーパイプ
82、188が配設されている。これらのスプレーパイ
プ82、188には外周に内部と連通する吐出口(図示
省略)が設けられている。このスプレーパイプ82、1
88からは、ガム液タンク190からポンプ192によ
って汲み上げられたガム液が吐出され、PS版12の表
面及び裏面に供給される。なお、このスプレーパイプ8
2の周囲には案内板84が取付けられ、PS版12の搬
送を案内すると共に、汲み上げられたガム液を間接的に
PS版12へ吹き付けるようにしている。
【0075】一方、スプレーパイプ188とPS版12
の搬送との間には、案内板86が搬送路に沿って配設さ
れている。この案内板86の上流側端部は略直角に屈曲
されて縦壁部86Aが形成され、全体として略L字型と
されている。この縦壁部86Aに対応して、縦壁部86
Aと平行な縦壁部88Aを有するクランク状のブラケッ
ト88が配設されている。このブラケット88の縦壁部
88A及び底板部88B及び案内板86の縦壁部86A
により縦溝90が形成されている。この縦溝90には、
前記スプレーパイプ188から吐出されるガム液が縦壁
部86Aに設けられた孔から流入され、上端開口から溢
れ出る構成となっている、溢れ出たガム液は案内板86
の上面に沿って流れ、PS版12の裏面側の処理がなさ
れる。
【0076】なお、縦溝部90の底部には、硬質のスポ
ンジ92が設けられ、ガム液の漏れを防止している。
【0077】搬送ローラ78は、PS版12を挟持して
搬送すると共に、PS版12の表面を不感脂化処理する
ためにスプレーパイプ82によって供給されたガム液を
スクイズするようになっている。PS版12の表面から
スクイズされたガム液は、ガム液槽30に回収される。
ガム液槽30内のガム液は、ポンプ194によって循環
されるようになっている。また、このガム液槽30に
は、オーバフロー管196が設けられ、ガム液が所定の
液面を超えると廃液タンク184へ案内され廃棄される
構成となっている。また、下側の搬送ローラ78の下部
はガム液槽30に貯留されたガム液に浸されており、P
S版12の裏面側は、下側の搬送ローラ78が、ガム液
槽30からガム液を汲み上げることにより、塗布処理を
行っている。これによって、搬送ローラ78がガム液を
持ち出してPS版12の裏面の不感脂化処理を行うと共
に上側の搬送ローラ78の乾きが抑えられ、搬送ローラ
78の表面に処理液の成分が析出しないようになってい
る。
【0078】このフィニッシャー部26での処理が終了
したPS版12は、PS版12が通るときは開状態にな
るシャッター107を備えたケーシング100の排出口
104を通過して、前記乾燥部31へ送り出されるよう
になっている。
【0079】以下に本実施例の作用を説明する。図示し
ない焼付装置等によって画像が記録されたPS版12
は、挿入台16に載置されこの挿入台16の奥側へ送り
込まれる。これにより、PS版12は挿入口102へと
至る。
【0080】また、このPS版12の先端が挿入口10
2を通過すると、センサ108によってこれを検出し、
タイマをスタートさせる。このタイマーは、水洗部24
のスプレーパイプ56から水洗水を滴下させるタイミン
グを計るものである。
【0081】ケーシング100内に挿入されたPS版1
2は、まず、現像部22に送られる。PS版プロセッサ
ー10はPS版12が挿入されると、搬送ローラ32に
よって現像槽18へ送り込まれる。搬送ローラ32によ
って送り込まれるPS版12は、その搬送時の押圧力で
ブレード106をその弾性力に抗して拡開させる。この
ため、PS版12は円滑に現像部22へと搬送される。
【0082】PS版12はガイド板168に案内されて
水平に対して15°の角度で送り出され、ガイドローラ
34等によって現像槽18内を搬送される。
【0083】しかる後に、PS版12の感光層側表面
は、回転ブラシローラ38でこすられて現像が促進さ
れ、非画像部分の感光層が除去される。感光層が両面に
あるPS版12を現像処理するときは、回転ブラシロー
170も現像促進の役割をする。
【0084】現像処理されたPS版12は、水洗部24
へ送られ、搬送ローラ52、53によって挟持搬送され
る。この際、PS版12は搬送ローラ52の下側ローラ
に当接するように案内されているため、この下側ローラ
の回転によって受け皿62から汲み上げられた水洗水が
PS版12の表面へ周り込み、PS版12が搬送ローラ
52に挟持された時点で、液溜まりをつくることができ
る。これにより、PS版12の先端から確実に水洗処理
を行うことができる。
【0085】その後、タイマにより計測した時間が所定
時間となると、PS版12は下流側ローラ対53に到達
したと判断され、PS版12の表面はスプレーパイプ5
6から下流側ローラ対53の上側ローラに滴下される新
しい水洗水によって洗浄され、裏面は受け皿62から下
流側ローラ対53及び上流側ローラ対52のうち下側の
ローラによって持ち出される水洗水によって洗浄され
る。
【0086】すなわち、スプレーパイプ56から滴下さ
れPS版12の表面を洗浄した後幅方向両端部に至った
水洗水は表面上から落下して受け皿62の第2の槽66
へと至る。この受け皿62の第2の槽66には、PS版
12の長手方向両端部から流入される。流入された水洗
水は、第2の槽66の中央部へ流れ込み、切欠部72か
らオーバフローして中間槽68へ流れ込む。この中間槽
68には、第1の槽64との仕切り壁74の長手方向両
端部に切欠部76が形成されているため、中間槽68の
中央部から流入した水洗水は長手方向両端部へ流れ出
し、切欠部76を介して第1の槽64へ流入する。第1
の槽64の上流側縦壁部にはその中央部に切欠部77が
形成されているため、第1の槽64内では、水洗水が両
端部から中央部へ流れ、オーバフローされる。
【0087】この第1の槽64及び第2の槽66に貯留
されている水洗水をそれぞれの下側ローラの回転によっ
て汲み上げ、PS版12の裏面側の洗浄を行う。
【0088】このように、本実施例の受け皿62では、
水洗水の流れを一定とし(図3の鎖線参照)、PS版1
2の表面及び裏面を洗浄した比較的新鮮な水洗水を貯留
して、PS版12の裏面側を洗浄した比較的汚れた水洗
水を速やかにオーバフローさせるようにたので、必要最
小量の水洗水で従来大量に使用していたときの洗浄効果
と同等の洗浄効果を得ることができる。
【0089】なお、中間槽68は必ずしも必要ではな
く、水洗水が2個の下側ローラの軸方向に沿って流れる
ようにすればよい。
【0090】受け皿62から溢れた水洗水は、水洗槽2
8へと案内され、水洗槽28内の水洗水は、所定の量を
超えることによって、オーバフロー管182によって廃
液タンク184へ送られるが、大部分はポンプ186に
よって現像槽18へ供給される。
【0091】すなわち、現像槽18には、PS版12の
処理量等に応じて現像補充原液タンク166から補充原
液がポンプ164の作動によって供給されるが、前記水
洗槽28からの水洗水は、この補充される補充原液量と
所定の比率とされる希釈水として利用される。これによ
り、水洗部24で水洗処理が終了した水洗水を有効利用
することができ、かつ廃液量を軽減することができる。
【0092】また、水洗部24では、受け皿62を側板
202に設けた支持部204に載置しており、この受け
皿62の上方に配置している搬送ローラ32、33を側
板202に吊り下げたサブ側板206の間に掛け渡して
配置している。このため、サブ側板206を持ち上げ
て、サブ側板206と一端に搬送ローラ32、33を取
り外せば、受け皿62の上方が開放される。さらに、こ
の受け皿62を支持部204から取り外せば、水洗槽2
8の内部を開放することができる。このため、水洗部2
4の内部の洗浄及び受け皿62、搬送ローラ32、33
の洗浄が容易であり、例えば、受け皿62内に水垢等の
汚れが生じ、この汚れが処理するPS版12の表面に付
着して仕上がりを損ねてしまうのを防止することができ
る。なお、ここで、受け皿62はサブ側板206に設け
た図示しない支持部に載置してサブ側板206の間に掛
け渡して配置した搬送ローラ32、33の下方に設け
て、受け皿62に貯留した水洗水に搬送ローラ32、3
3の少なくとも一部が浸漬するようにしてもよい。
【0093】さらに、この水洗部24では、下流側ロー
ラ対33にPS版12の表面を洗浄した水がPS版12
の表面に付着して次工程へ持ち出されないようにスクイ
ズ機能を持たせている。本実施例では、主にPS版12
に搬送力を付与することを目的とする上流側ローラ対3
2では、コイルスプリング224によって軸受収容部2
14内に収容している軸受220が付勢されて挟持力が
付与されている。
【0094】これに対して、下流側ローラ対33では、
軸受収容部216内に収容している上方の軸受220を
規制板232の突設部240によって下方の軸受220
と離間する方向へ移動するのを阻止するようにし、下流
側ローラ対33がPS版12を挟持したとき、大きな挟
持力が作用するようにしている。
【0095】この下流側ローラ対33を取付けるとき
は、コイルスプリング224によって軸受収容部216
内に収容した軸受220の間を付勢しながら、この位置
で規制板232の突設部240を上側の軸受220へ緊
密に当接させて、規制板232を固定する。コイルスプ
リング224によって軸受220を付勢した状態は、下
流側ローラ対33の間にPS版12を搬送するための挟
持力を加えることができ、さらに、下流側ローラ対33
の間にPS版12が挿入されたとき、PS版12が上下
のローラを離間させようとするのを規制板232によっ
て阻止されるため、PS版12には大きな挟持力が作用
し、確実に表面がスクイズされる。
【0096】このように、下流側ローラ対33を取付け
るとき、コイルスプリング224によって簡単に上下の
軸受220の位置を決定することができるため、取付け
が極めて容易である。また、規制板232は、傾斜辺2
34を固定ピン230に接触させた状態で長孔236に
沿って移動させればよく、これによって、突設部240
は除々に軸受220に接近させることができると共に、
この規制板232を調整ピン244によってサブ側板2
06に固定するとき、突設部240と軸受220がずれ
たりして、軸受220を所望の位置に取り付けることが
できなくなるのを防止して、確実に軸受220を所定の
位置に固定することができる。
【0097】この下流側ローラ対33を取り外すとき
は、調整ピン244を取外すか緩めて、規制板232の
突設部240を上側の軸受220から離間させて退避さ
せればよい。これによって、上下の各ローラは簡単に軸
受収容部216から取り外すことができる。
【0098】水洗処理が終了したPS版12は、搬送ロ
ーラ33によって不感脂化処理部であるフィニッシャー
部26へ送られ、案内板84、86に案内されて搬送ロ
ーラ78に至る。ここで、スプレーパイプ82、188
から吐出されるガム液によって不感脂化処理される。こ
のとき、搬送ローラ53の上下ローラの軸を結ぶ線が垂
線に対して傾斜されているため、PS版12の搬送路が
搬送方向に沿って徐々に低い位置となるように傾斜され
る。このため、ガム液の流れ方向を一定とすることがで
きる。
【0099】フィニッシャー部26から排出されたPS
版12は、ケーシング100の排出口104へと至り、
シャッター107が開状態にされることにより、PS版
12が排出される。
【0100】このフィニッシャー部26の搬送ローラ7
8も、前記した下流側ローラ対33と略同様の機構によ
って取付けられている。すなわち、コイルスプリング2
56によって、軸受収容部254に収容している上下の
軸受220の間を付勢して、規制板264の突設部24
0を上側の軸受220に当接させて規制板264をサブ
側板250に固定している。これによって、搬送ローラ
78の上下のローラの接触圧を調整する煩雑な作業を行
うことなく、簡単にスクイズ機能を持たせた搬送ローラ
78を組付けることができる。
【0101】また、搬送ローラ78の取付けられている
サブ側板250は、側板202に所定の位置で吊り下げ
られて取付けられている。このため、一対の側板250
を上方に持ち上げれば、ガム液槽30内を簡単に開放す
ることができる。これによって、ガム液が付着して析出
硬化しやすい搬送ローラ78のメンテナンスを簡単に行
うことができる。サブ側板250と一体に搬送ローラ7
8を取り外すことができるため、析出し易いガム液を貯
留するガム液槽30内の洗浄のメンテナンスを極めて
簡単に行うことができる。
【0102】なお、下流側ローラ対33、搬送ローラ7
8の取付けは、図10に示す構造なども適用できる。こ
れは軸受収容部280の上方に略T字状の規制板282
を配置したものであり、規制板282は、中間部に突設
した押圧部284を軸受220に当接させて、両端部を
固定ネジ286と調整ネジ288によって固定するよう
になっている。規制板282には、調整ネジ288側に
切欠290が形成されており、調整ネジ288を緩めれ
ば固定ネジ286を中心に回動させて、軸受220の近
傍から退避させることができる。また、固定ネジ286
は、軸受220の位置を決定するためのコイルスプリン
グ292を係合させるものを兼用しており、軸受220
の取付けのための構造をさらに簡略化することができ
る。
【0103】図4には、水洗部24において、一対の搬
送ローラで水洗処理を行った場合(比較例)と、本実施
例のように2対の搬送ローラで水洗処理を行った場合と
の比較結果を示す。なお、縦軸は、水洗前の版上の現像
液量に対する水洗後の版上の現像液量の割合であり、1
が水洗効率が最も悪く、0が最も良い値である。
【0104】図4に示される如く、一対の搬送ローラで
は、水洗水は幅方向にうまく行き渡らず、特に表面で
は、幅方向両端部の水洗効率が悪いことが分かる。これ
に対して、2対の搬送ローラを用いた場合は、PS版1
2の表裏面共に水洗効率が飛躍的に向上し、表裏面共に
十分な水洗が行われていることが分かる。
【0105】このように、本実施例では、水洗部24は
水洗水を大型のタンクに貯留しておき、循環利用する循
環型ではなく、2対の搬送ローラ52、53を用いて、
必要最小限の水洗水を滴下し、その後廃棄する非循環型
としたため、水洗槽28を比較的小型とすることがで
き、循環ポンプ、配管等も不要となり、装置全体の小型
化を図ることができる。また、第1の槽64及び第2の
槽66の内周面をローラの周面に沿った円弧状とし、第
1の槽64及び第2の槽66内に貯留される水洗水量を
少なくしたので、液置換効率が向上する。
【0106】また、循環型の装置の場合に生じていた、
PS版12を処理した後落下する処理液を貯留して循環
するための大型の処理液タンクからの蒸発によって、ロ
ーラ等に析出物が固化するといった不具合を解消するこ
とができ、メンテナンス性を向上することができる。本
実施例のおける水洗廃液、現像廃液、ガム廃液等の総廃
棄量は、1日あたりの処理面積に拘らず、25〜100cc /
m2となり、従来の150〜500c/m2に比べ、大幅に軽減す
ることができる。
【0107】また、現像部22をブレード106、17
4によって他部とは隔離し、副挿入口150にブレード
152を配設したので、装置内をいくつかのブロック毎
に仕切ることができ、外気による処理液の劣化を大幅に
抑制することができる。
【0108】さらに、従来の処理装置では、始業時に必
要であったクリーニング版(1〜3版程度)が不要とな
り、作業性が向上する。
【0109】なお、本実施例では、フィニッシャー部2
6が、受け皿を持たず直接ガム液槽に下側の搬送ローラ
78を浸すようにしたが、水洗部24と同様に受け皿を
設けるような構成としてもよい。また、フィニッシャー
部もガム液の処理性能によっては非循環型にしてもよ
い。
【0110】また、現像部22を1つのブロック、水洗
部24とフィニッシャー部26とをまとめて1つのブロ
ックとし、ブレード106、152、174で仕切った
が、ブレード174を設けずに現像部22、水洗部24
及びフィニッシャー部26をまとめて1つのブロックと
してもよいし、また、現像部22、水洗部24及びフィ
ニッシャー部26をそれぞれ独立したブロックとしても
よい。また、処理液が空気疲労しにくい特性を持ったも
のであれば、ブロック間の仕切りは省略してもよい。
【0111】さらに、本実施例では、計測器162によ
る測定結果に基づいて現像補充原液の補充時期を定める
コンピュータ制御を行ったため、スクリーン線数が400
〜700 線/インチの高精細印刷用の刷版も安定した処理
可能となり、従来通りの精度(150 〜170 線/イン
チ)であれば、コンピュータ制御を省くことも可能であ
る。
【0112】また、排出口104に開閉可能な蓋体を設
け、PS版12の処理中は開放し、PS版12が排出さ
れた時点で排出口104を閉塞するようにすれば、乾燥
部31からの乾燥風が排出口104から流入することを
防止することができる。
【0113】ここで、上記実施例は水洗処理をする水洗
部に本発明を適用した例を述べたが、本発明はこれに限
定されることなく、現像処理する現像部、ガム処理する
フィニッシャー部等の他の処理部に適用することも可能
であるまた、本実施例では、感光性平版印刷版に本発明
を適用した例を述べたが、本発明はこれに限定されず、
X線フィルム、グラフィックアーツ用フィルム、印画紙
等の他の感光材料を処理する処理装置に適用することが
可能である。
【0114】
【発明の効果】以上説明した如く本発明のローラ対の取
り付け構造によれば、第1のローラの軸受と第2のロー
ラの軸受の間に付勢手段によって所定の付勢力を付与し
て、この位置で規制板によって固定するだけで、簡単に
第1のローラと第2のローラの間に、所定のニップ力を
作用させることができる。
【0115】これに加えて、案内制限手段を設けている
ため、規制板を容易に所定の位置に移動させて固定する
ことができ、規制板を固定するときに緩み等が生じるこ
とがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るPS版プロセッサーの斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係るPS版プロセッサーの概略構成
図である。
【図3】受け皿の斜視図である。
【図4】比較例と本実施例との水洗効率を示し特性図で
ある。
【図5】副挿入口の閉塞構造の変形例を示す側面図であ
る。
【図6】水洗部の搬送ローラ近傍を示す概略斜視図であ
る。
【図7】水洗部の搬送ローラの取付け部分を示す概略斜
視図である。
【図8】下流側ローラ対の取付け状態を示す要部側面図
である。
【図9】フィニッシャー部の搬送ローラの取付け部分を
示す概略斜視図である。
【図10】搬送ローラの取付け構造の変形例を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
10 PS版プロセッサー 12 PS版 33、78 搬送ローラ(ローラ対) 220 軸受 216、254 軸受収容部 224 コイルスプリング(付勢手段) 232、264 規制板 230 固定ピン(案内制限手段) 234 傾斜辺(案内制限手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−8149(JP,A) 特開 平3−107854(JP,A) 特開 平3−209011(JP,A) 実開 平1−166348(JP,U) 実開 平1−166344(JP,U) 実開 昭62−156948(JP,U) 実公 昭52−30919(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の側板に掛け渡されて対で配置され
    た第1のローラと第2のローラとを軸支するローラ対の
    取り付け構造であって、前記第1及び第2のローラのそ
    れぞれの回転軸が回転可能に挿入される軸受と、前記側
    板に設けられ前記第1のローラの軸受を第2のローラの
    軸受と離間する方向への移動を制限すると共に第2のロ
    ーラの軸受を第1のローラの軸受との接離方向へ移動可
    能に収容して第1及び第2のローラを側板に支持可能な
    軸受収容部と、前記軸受収容部に収容された前記第2の
    ローラの軸受を所定の圧力で前記第1のローラの軸受へ
    向けて付勢して前記第1のローラと第2のローラとを密
    着させる付勢手段と、前記側板に取り付けられ任意の位
    置で前記第2のローラの軸受を前記第1のローラの軸受
    から離間する方向への移動を規制する規制板と、を有す
    ることを特徴とするローラ対の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記規制板が前記側板に摺動可能に取り
    付けられ前記第2のローラの軸受を前記第1のローラの
    軸受から離間する方向への移動を規制した状態で前記側
    板に固定可能とされていることを特徴とする請求項1の
    ローラ対の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記規制板を前記軸受収容部内に収容さ
    れた前記第2のローラの軸受に当接する方向へ案内可能
    で、前記規制板が前記第2のローラの軸受に当接した状
    態で前記第2のローラの軸受を前記第1のローラの軸受
    と離間する方向への移動を制限可能な案内制限手段を備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のローラ対
    の取り付け構造。
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