JPH03154063A - 水なし平版印刷版現像装置 - Google Patents

水なし平版印刷版現像装置

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JPH03154063A
JPH03154063A JP29437889A JP29437889A JPH03154063A JP H03154063 A JPH03154063 A JP H03154063A JP 29437889 A JP29437889 A JP 29437889A JP 29437889 A JP29437889 A JP 29437889A JP H03154063 A JPH03154063 A JP H03154063A
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JP
Japan
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developer
plate
waterless
brush
roller
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Application number
JP29437889A
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English (en)
Inventor
Hisao Oba
大場 久男
Susumu Yoshida
進 吉田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像露光された水なし平版印刷版(以下「水な
し平版」と称す)をブラシで擦りながら現像処理するた
めの水なし平版印刷版現像装置に関する。
〔従来の技術〕
シリコーン層をインキ半撥層とする水なし平版について
は、特公昭44−230425号、特公昭46−160
44号に記載された基板上に売可溶化性あるいは光不溶
化性感光層とシリコーンゴムを積層した水なし平版や、
特開昭48−94504号、特開昭50−50102号
に記載された基板上に光接着性感光層とシリコーンゴム
層とを積層した水なし平版が提案されている。これらの
水なし平版は本出願人が特願平1−37971号におい
て提案した水なし平版現像装置によって現像される。
上記水なし平版現像装置では現像槽内を自動的に搬送さ
れ、現像液が塗布される。現像液が塗布された水なし平
版は搬送されながらブラシで擦られて、現像液によって
溶解または膨潤した画像部(非露光部)に相当する感光
層及びシリコーン層が取り除かれる。
第3図に示されるように、ブラシ11の下部には矢印A
方向へ搬送される水なし平版13の受は台15が配置さ
れており、この受は台15とブラシ11との間に水なし
平版13が挿入され、裏面側が受は台15によって支持
された状態で表面が矢印B方向へ回転するブラシ11に
よって擦られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の水なし平版現像装置では、水
なし平版13の先端部13Aが水なし平版13の自重に
よって下方へ垂れて、受は台15とブラシ11の間へ挿
入することが出来ず、水なし平版13が途中で詰まり、
水なし平版を確実に搬送することが出来ないという問題
がある。
ブラシ11と受は台150間を通過した後の水なし平版
13の後端部13Bが、回転するブラシ11によって上
方へ撥ね上げられ、水なし平版の後端部13Bに傷がつ
くという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、水なし平版13に傷をつけ
ることなく、確実に搬送することが出来る水なし平版現
像装置を提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、搬送されながら表面
側がブラシで擦られる水なし平版の下面側を支持する回
転ローラーをブラシに対向して設けたことを特徴として
いる。
〔作用〕
搬送されながら水なし平版は下面側を回転ローラーによ
って支持された状態で表面側がブラシによって擦られて
、現像液によって溶解または膨潤した画像部に相当する
感光層及びシリコーン層が擦り取られて、現像処理が行
われる。
この回転ローラーは水なし平版の搬送方向に対して順行
する方向すなわち順方向へ回転することによって、水な
し平版の先端部が自重によって下方へ垂れても、回転ロ
ーラーによって上方へ案内され、確実にブラシと回転ロ
ーラーとの間に挿入される。
したがって、水なし平版に傷をつけることなく確実に搬
送することが出来る。
〔発明の効果〕
上記構成の本発明によれば、搬送される水なし平版の下
面側を回転ローラーで支持するので、水なし平版に傷を
つけることなく、確実に搬送することができるという優
れた効果が得られる。
〔実施例〕
第1図には本発明が適用された水なし平版現像装置10
の実施例が示されている。この水なし平版現像装置10
は現像部14と染色部16からなり、水なし平版12を
現像処理した後に、検版作業を容易にするための染色処
理を行う装置である。
ここで使用される水なし平版12は特願昭63−861
77で提案された、基板上に、プライマー層、感光層、
シリコーンゴム層、保護フィルムが順次積層されたもの
が使用される。
また現像部14で使用される現像液18は特願昭62−
317843、特願昭63−86177で提案された有
機溶剤が含有された水系現像液が使用されている。また
染色部16で使用される染色液17としては、クリスタ
ルバイオレット、アストラゾンレッド等を含む染色液1
7が用いられている。
現像部14の現像槽本体20は、上方に向けて開口し、
底部が逆山形状に形成されて底部中央部に現像液回収槽
22が形成されている。現像液回収槽22内には現像液
18が収容される。
現像槽本体20の上部には、水なし平版I2の入側から
順に搬送ローラ対24.26.28が配置されている。
搬送ローラ対24.26.28は、図示しないラック側
板に支持され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達され
て回転し、水なし平版12を第1図矢印へ方向へ挟持搬
送するようになっている。搬送ローラ対24.26.2
8は一般的なゴム(材質がシリコーン、EPTまたはN
BR等)から成り、矢印入方向へ搬送される水なし平版
12の表面を傷付けないようになっている。
搬送ローラ対28は、現像部14内の水なし平版12の
搬送経路の最後部に配置されて水なし平版12から現像
液を絞り取るスクイズローラの役目を有している。
搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との間にはブラシ
ローラ30が配置されている。このブラシローラ30は
搬送される水なし平版12の版面上の擦ることによって
版面上の画像部に相当する感光層及びシリコーン層を掻
き取るためのものである。ブラシローラ30も搬送ロー
ラ対24.26.28と同様に図示しない側板に支持さ
れ、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて、搬送ロ
ーラ対24.26.28の回転方向と同方向(第1図反
時計方向)へ回転するようになっている。
このブラシローラ30はブラシ素材をプラスチック又は
金属製のロールに植えつけて形成されており、水なし平
版12の搬送方向に対して順方向(第1図反時計方向)
へ回転することで水なし平版12の表面を擦るようにな
っている。また他の例として、時計方向へ回転させるこ
とも可能である。このブラシローラ30の回転数は10
0〜500rpm(好ましくは200〜400rpm)
に設定されている。
またこのブラシローラ30は、回転すると共に軸方向へ
往復移動させることによって、より水なし平版12の版
面上の感光層及びシリコーン層を掻き取る効果が向上す
る。
ブラシローラ30の下部には回転ローラー32が配置さ
れている。この回転ローラー32は図示しない側板に両
端部が回転可能に支持されており、図示しない駆動手段
の駆動力で第1図時計方向へ(図示矢印B方向)、すな
わち水なし平版12を搬送する方向である順方向へ回転
する。
この回転ローラー32の直径は25〜120關の範囲に
設定されており、40〜80uが好ましい。また材質は
ゴム(EPT、NBR,シリコン等)、金属、塩化ビニ
ール等の合成樹脂で形成されている。またこの回転ロー
ラーの回転速度V1は水なしPS版12の搬送速度をV
oとすると1/ 2 V o < V + < 2 V
 oに設定されており、好ましくは水なし平版12の搬
送速度V。に設定される。
この回転ローラー32は、第2図に示されるように、水
なし平版12の先端部が自重によって下方へ垂れた水な
し平版12の先端部12Aを上方へ引き上げて、水なし
平版12をブラシ30と回転ローラーとの間に案内する
。またブラシ30と回転ローラー32の間を通過した水
なし平版12の後端部は反時計方向に回転するブラシ3
0と、時計方向に回転する回転ローラー32によって水
平に案内される。
この回転ローラー32の位置はブラシ30に対向する位
置で、かつ搬送ライン上が好ましい。この回転ローラー
32によって水なし平版12は下面側を支持されるので
、ブラシローラ30によって表面が擦られて、画像部に
相当する感光層及びシリコーン層が確実に掻取られる。
搬送ローラ対24の上方にはスプレーパイプ34が配置
されている。このスプレーパイプ34には、搬送ローラ
一対24の上側ローラに対向して吐出口34Aが軸方向
に沿って適当な間隔で設けられている。このスプレーパ
イプ34はバルブ36を介して管路38で後述する現像
液供給装置と連通されている。これによってスプレーパ
イプ34へは現像液18が送り込まれ、搬送ローラ一対
24の上側ローラへ現像液を吐出して、水なし平版12
上への現像液が塗布されるようになっている。
また搬送ローラ対26と搬送ローラ対28との間にもス
プレーパイプ40.42が配置されている。スプレーパ
イプ40はブラシローラ30と搬送ローラ対26との間
に配設されており、前記スプレーパイプ34と同様に吐
出口40A、42Aが形成されている。スプレーパイプ
40の吐出口40Aはブラシローラ30に対向して設け
られている。このスプレーパイプ40もスプレーパイプ
34と同様にバルブ36を介して管路38から分岐して
いる管路で後述する現像液供給装置と連通されている。
これによってスプレーパイプ40へは現像液が送りこま
れ、ブラシローラ30へ現像液を吐出し、供給するよう
になっていてる。
またスプレーパイプ42は、搬送ローラ対28の上側の
ローラに対向して、吐出口42Aが形成されている。こ
のスプレーパイプ42もバルブ36を介して管路38か
ら分岐している管路で後述する現像液供給装置と連通さ
れている。これによってスプレーパイプ40へ現像液が
送りこまれ、搬送ローラ対28の上側のローラへ現像液
を吐出するようになっている。
搬送ローラ対26からブラシローラ30の上部に掛けて
、断面形状が略コ字状のカバー39が配置されている。
このカバー39はブラシローラ30による現像液18の
他への飛散を防止している。
現像液供給装置は循環ポンプ44と、フィルタ46と、
循環ポンプ44と現像液回収槽22とを連通ずる管路4
8で構成されている。
循環ポンプ44は流量可変型のポンプで、制御装置52
と接続されて、その吐出流量が制御される。循環ポンプ
44の吐出口側へ管路38が連通され、吸い込み口側に
は管路48の一端が連通されている。管路48の他端は
途中にバルブ55を介して現像液回収槽22の底部と連
通されている。
この循環ポンプ44の作動によって、現像液回収槽22
内の現像液が管路48を通って、循環ポンプ44に吸い
込まれ、管路38及び管路38Aを通ってスプレーパイ
プ34.40.42へ送られるようになっている。
管路38の途中には流量センサ50が配置されており、
管路38内を通過する現像液の流量を検出するようにな
っている。この流量センサ50は制御装置52と接続さ
れており、現像液の流量検出結果を伝達するようになっ
ていてる。この流量センサ50は一般的な流量計を用い
ることが出来るが、装置を小型化するためには回転式の
ものが好ましい。
また流量センサ50と循環ポンプ440間にはバイパス
管路51が設けられており、この管路51の途中には電
気伝導度検出器54が配設されている。この電気伝導度
検出器54は管路38を通る現像液の電気伝導度を検出
するようになっている。電気伝導度検出器54は制御装
置52と接続されており、検出結果を制御装置へ伝達す
るようになっている。この電気伝導度検出器54は、般
公知の伝導度センサが用いられている。
管路48の途中にフィルタ46が配設されており、管路
48内を通る現像液中のかず(主に水なし平版120表
面から擦り取った感光層、シリコーン層などの現像かす
)を除去するようになっている。また制御装置52には
告知装置56が接続されており、管路38内を通過する
現像液の流量が所定値以下になるとフィルタ46の交換
時期を告知するようになっている。これによってフィル
タの交換がなされる。このフィルタの網目はIOμ〜5
00μ(好ましくは100μ〜300μ)のものが使用
されている。また管路48の途中にはバルブ55が配設
されており、管路48を開閉するようになっている。
管路48の途中から分岐管路58が分岐しており、バル
ブ60を介してオーバーフロー槽62と連通されている
。オーバーフロー槽62は現像液回収槽22の側部に配
設されており、現像液回収槽22の隔壁に設けられ、現
像液面沿う長孔64によって現像液回収槽22と連通さ
れている。これによって現像液回収槽22内の現像液の
表層部が、現像液回収槽22の下部隔壁22Aの上端部
を乗り越えてオーバーフロー槽62内へ流れ込むように
なっている。オーバーフロー槽62内へのオーバーフロ
ー流量は、全循環量のl/10乃至8/10(好ましく
は1/3乃至2/3)とされている。
また上部隔壁22Bは、後述する現像液補充装置によっ
て現像液が補充され、現像液の液面が上昇した場合に、
オーバーフロー槽62内に一旦捕集された現像かすか現
像液回収槽22内へ広がらないようにしている。
オーバーフロー槽62は第1図に示されるように上方が
開口されて開口部が形成され、蓋66で開閉されるよう
になっており、オーバーフロー槽62内のメンテナンス
時には開口部から取り外されるようになっている。オー
バーフロー槽62の側壁68の上部は傾斜して傾斜壁6
8Aが形成されている。この側壁68の下部を貫通して
分岐管路58が連通されており、循環ポンプ44の作動
によってオーバーフロー槽62内の現像液が吸引される
ようになっている。この吸引によって、傾斜壁68Aに
沿って矢印B方向への現像液の流れが形成される。また
循環ポンプ44の吸引によって現像液回収槽22内現像
液の表層部がオーバーフロー槽62内へ流れ込み、現像
液回収槽22内の現像液に浮遊している現像かすがオー
バーフロー槽62内へ流れ込んで、かすが捕集され、現
像液は傾斜壁68Aによる流れによって管路58内へ送
りこまれるようになっている。この場合水なし平版12
の表面にはインキ反掲用としてシリコーンゴム層が積層
されており、このシリコーンゴム層は画像部に相当する
感光層と共にブラシローラ30によって掻き取られると
、現像かすとなって余剰の現像液と共に現像液回収槽2
2内へ回収される。現像液回収槽22内の現像液中では
、現像かすの比重が現像液より低いため現像液の表層部
へ浮遊する。この状態で、現像液の表層部は、オーバー
フロー槽62内へ流れ込み捕集される。
下部隔壁22Aは現像液回収槽22内の液面の現像かす
がオーバーフロー槽62内に流れ込み捕集されるときの
いわゆる堰の役目をしている。
またオーバーフロー槽62内にはオーバーフロー管70
が配設されている。このオーバーフロー管70の下端部
はオーバーフロー槽62の底部を貫通して外方へ突出し
ており、上端部は、現像液回収槽22の上部隔壁22B
の下端部より高く設定されている。このため、後述する
現像液補充装置によって現像液18が補充されて、現像
液回収槽22内の現像液の液面が上昇すると、オーバー
フロー槽62内の現像液180表層部が、現像かすと共
にオーバーフロー管70によって外方へ流れ出すように
なっている。
現像液補充装置は現像原液が収容された現像原液タンク
72と、水が収容された水タンク74と、現像原液を現
像液回収槽22内へ供給するための現像原液供給ポンプ
76と、水を現像液回収槽22内へ供給するための水供
給ポンプ78とで構成されている。
現像原液タンク72には管路80の一端が連通されてお
り、他端は現像液回収槽22内に配設された広口管路8
2へ開口している。この管路80の途中に現像原液供給
ポンプ76が配設されている。この現像原液供給ポンプ
76は制御装置52へ接続されており、水なし平版12
の処理量に応じて、作動が制御されるようになっている
水タンク74は管路84の一端が連通されてふり、他端
は現像液回収槽22内の広口管路82へ開口している。
この管路84の途中には水供給ポンプ78が配設されて
いる。この水供給ポンプ78は制御装置52へ接続され
ており、電気伝導度検出器54の検出結果に応じて、作
動が制御されるようになっている。
また制御装置52には、現像部14の入り側に配設され
て、水なし平版12の通過量すなわち処理量(水なし平
版12の面積)を検出する検出器86が接続されており
、処理量を制御装置52へ供給するようになっている。
この検出器86は光電管を水なし平版12の幅方向に沿
って複数個配置し、水なし平版12が検出器86の上部
を通過する時間を計測することによって、版面上の面積
を検出しても良く、水なし平版12の幅方向の長さを予
め装置に入力して右き、1個の光電管で長さを検出する
ことによって面積を検出しても良い。
また現像液回収槽22内の底部にはヒータ88が配置さ
れている。このヒータ88は図示しない電源と接続され
て、現像液を加熱するようになっている。現像液の温度
は15℃〜45℃(好ましくは25℃〜30℃)に設定
されている。
また現像時間は、10秒〜3分(好ましくは30秒〜2
分)に設定されており、染色時間は、5秒〜2分(好ま
しくは10秒〜1分)に設定されている。また必要に応
じて現像槽を追加することができる。
次に染色部16について説明する。
染色部16の染色槽本体90は現像槽本体20と同様に
上方に向けて開口し、底部が逆山形状に形成されて底部
中央部に染色液回収槽92が形成されている。染色液回
収槽92内には染色液17が収容される。染色液回収槽
92内にはオーバーフロー管91が配置されている。こ
のオーバーフロー管91の上端は染色液回収槽92内の
上部に位置しており、下端は、染色液回収槽92の底部
を貫通して外方に突出している。このオーバーフロー管
91は、後述する染色液補充装置による染免液の補充に
よって、染色液回収槽92内の液面が上昇して、オーバ
ーフロー感91の上端を越えると染色液17を染色液回
収槽92内から外方へ排出するようになっている。
染色槽本体90の上部には、水なし平版12の搬送方向
に沿って、水なし平版12の染色槽本体90への入側か
ら順次搬送ローラ対94.96が配置されている。搬送
ローラ対94.96は図示しないラック側板に支持され
、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、水
なし平版12を挟持搬送するようになっている。これら
の搬送ローラ対94.96は一般的ゴム(材質がシリコ
ーン、EFTまたはNBR等)で成形されており、搬送
する水なし平版12の表面を傷付けないようになってい
る。
染色槽本体90の、水なし平版12の搬送方向下流側に
は搬送ローラ対98が配置されている。
この搬送ローラ対98は、ロール材質が一例としてNB
Rゴムにトリルブタジェンラバー)等で形成されており
、染色液の拭き取り性が向上されている。
搬送ローラ対94と搬送ローラ対96との間にはブラシ
ローラ100が配置されている。ブラシローラ100も
搬送ローラ対94.96と同様に図示しない側板に支持
され、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて、搬送
ローラ対94.96の回転方向と逆方向(第1図時計方
向)へ回転するようになっている。このブラシローラ1
00はブラシ素材をプラスチック又は金属製のロールに
植えつけて形成されており、水なし平版12の搬送方向
に対して抵抗する方向(第1図時計方向)へ回転するこ
とで水なし平版12の表面を擦るようになっている。ま
た場合によっては水なし平版の搬送方向に対して順方向
へ回転してもよいブラシローラ100の回転数は100
〜50 Or pm(好ましくは200〜400rpm
)に設定されている。さらに水なし平版のケラレ防止と
して、ケラレ防止バーを設置しても良い。
このブラシローラ100の下部には、前記現像槽14の
回転ローラー32と同構成の回転ローラー102が配置
されている。水なし平版12がこのブラシローラ100
と回転ローラー102の間を通過する際は、回転ローラ
ー102によって下面側が支持されて、ブラシローラ1
00によって表面が擦られる。
ブラシローラ100の上部には、スプレーパイプ104
が配設されている。このスプレーパイプ104は略コ字
状の整流板106で囲まれている。
この整流板106に対向して、スプレーパイプ104に
は吐出口104Aが形成されている。
このスプレーパイプ104はバルブ108を介して管路
110で後述する染色液供給装置と連通されている。こ
れによってスプレーパイプ104へは染色液が送りこま
れ、整流板106へ向けて吐出され、整流板106に案
内されてブラシローラ100へ染色液17が供給される
。このとき染色液17は整流板106の板上を流下しな
がら広がり、ブラシローラ100上へ均一に供給される
ブラシローラ100と搬送ローラ対96との間で搬送ロ
ーラ対96側にもスプレーパイプ112が配設されてい
る。このスプレーパイプ112は略コ字状の整流板10
6で囲われている。このスプレーパイプ112は吐出口
112Aが、整流板106に対向して設けられている。
スプレーパイプ112はスプレーパイプ104と同様に
バルブ108を介して管路110で後述する染色液供給
装置と連通されている。これによってスプレーパイプ1
12へは染色液17が送りこまれ、整流板106へ向け
て吐出され案内されて搬送ローラ対96の上側ローラへ
染色液17が供給されるようになっている。この整流板
106の板上を流下しながら広がり、搬送ローラ対96
へ均一に供給される。
ブラシローラ100と搬送ローラ対96の上方には断面
形状が略コ字状のカバー107が配置されている。この
カバー107はブラシローラ100による染色液の他へ
の飛散を防止している。
染色液供給装置は循環ポンプ114と、フィルタ116
と、循環ポンプ114と染色液回収槽92とを連通ずる
管路118で構成されている。循環ポンプ114の吐出
口側へ管路110が連通され、吸い込み口側には管路1
18の一端が連通されている。管路118の他端は染色
液回収槽92の底部と連通されている。この循環ポンプ
114の作動によって、染色液回収槽92内の染色液が
管路118を通って、循環ポンプ114に吸い込まれ、
管路110を通ってスプレーパイプ104.112へ送
られるようになっている。
管路118の途中にフィルタ116が配設されており、
管路118内を通る染色液中の現像かす(主現像部より
持ち込まれた水なし平版12の表面から擦り取られた感
光層、シリコーン層からのかず)を除去するようになっ
ている。
染色液補充装置は染色液が収容された染色液タンク12
2と、染色液を染色液回収槽92内へ供給するための染
色液供給ポンプ124と、で構成されている。
染色液タンク122には管路126の一端が連通されて
おり1.他端は染色液回収槽92内へ配設された広口管
路82へ開口している。この管路126の途中に染色液
供給ポンプ124が配設されている。この染色液供給ポ
ンプ124は制御装置52へ接続されており、水なし平
版12の処理量に応じて作動のタイミングすなわち染色
液17の補充時の作動が制御されるようになっている。
染色液17の補充量は5〜100cc/m″(好ましく
は10〜60cc/m″)となっている。
染色液回収槽92内の底部にはヒータ88が配設されて
おり、図示しない電源と接続されて染色、液を加熱する
ようになっている。この染色液17の温度は15〜45
℃(好ましくは20〜30℃)に設定されている。また
必要に応じて染色槽を増やすことが出来る。
次に本実施例の作用について説明する。
図示しない画像焼付は装置で画像が焼付けられたいわゆ
るポジタイプの水なし平版12は検出器86の上方を通
過した後に現像部14内へ挿入される。現像部14内へ
挿入される水なし平版12の感光層へ光が照射された部
分すなわち露光部分は硬化してプライマー層へ接着し、
未露光部分は現像部18によって膨潤または溶解可能な
状態となっている。
この状態から、水なし平版12の表面を保護するために
ラミネートされた保護フィルムを剥離した後、水なし平
版12は現像部14へ挿入され、現像部14の搬送ロー
ラ対24に挟持搬送されながら現像液18が表面へ塗布
される。これによって水なし平版12の未露光部分の感
光層は膨潤してプライマー層から剥がれ易く−なる。
さらに水なし平版12は搬送ローラ対26によって挟持
搬送され、ブラシローラ30と回転ローラー32との間
に挿入される。ブラシローラー30は水なし平版12の
搬送方向に対し順方向(第1図反時計方向)へ回転し、
回転ローラー32に下面側が支持されて、この回転ロー
ラー32とブラシ30との間を通過する水なし平版12
の上面を擦る。このブラシローラ30へも現像液18が
供給されており、水なし平版12は現像液18を塗布さ
れながら、ブラシローラ30によって表面が擦られ、現
像液18によって膨潤又は溶解した感光層及びシリコー
ン層が掻き取られる。これによって水なし平版12には
露光部分(非画像部分)に相当して、感光層、シリコー
ン層が残り、ポジ画像が形成される。
水なし平版12の表面へ塗布された現像液18の現像後
の余剰の現像液18は、現像液回収層22内へ落下して
回収される。
さらにブラシローラ30によって未露光部分(画像部分
)の感光層及びシリコーン層が掻き取られた水なし平版
12は搬送ローラ対28に挟持搬送されると共に現像液
18が再度塗布されて、水なし平版12から現像液18
が絞り取られる。
この状態の水なし平版12は染色部16の搬送ローラ対
94間へ挿入される。この搬送ローラ対94による挟持
搬送によって、水なし平版12はブラシローラ100と
回転ローラー1020間に挿入される。このブラシロー
ラ100は水なし平版12の搬送方向に抗する方向(第
1図時計方向)へ回転し、整流板104に案内されて供
給された染色液を水なし平版12の上面へ塗布する。ま
た場合によって、ブラシローラ100は水なし平版12
の搬送方向に対して順方向へ回転してもよい。
これによってブライマー層すなわち未露光部(画像8)
に染色液が付着して染色される。
さらに水なし平版12は搬送ローラ96間に挿入され、
搬送ローラ対96の上側のローラへ、整流板1(16に
よって案内されて供給された染色液が表面へ塗布されな
がら染色液17が絞り取られて、スクイズされる。この
染色は、現像処理した後の水なし平版12の画像部と非
画像部の表面が同一色なので、画像部と非画像部とを見
分は易くするための工程で、検版作業のために行う工程
である。
画像部が染色された水なし平版12は染色部16から送
り出された後に、搬送ローラ対98間へ挿入され、表面
に残っている染色液17が拭い取られる。この搬送ロー
ラ対98は例えばNBRコム等で形成されているので、
染色液の拭い取り性が向上する。特に非画像部に染色液
が残っているとシリコーンゴム層のインキ反撥力が低下
するので、印刷時に良好な画像を得ることが出来なくな
るが、搬送ローラ対98で染色液を確実に表面から拭い
取るので、良好な画像を得ることができる。
次に現像部14における現像液18の循環、かす取り及
び現像液18の補充について説明する。
く循環〉 第1図に示されるように、現像液回収槽22内の現像液
18は、循環ポンプ44の作動によってスプレーパイプ
34.40.42へ送られ、現像部14を搬送される水
なし平版12へ塗布される。
水なし平版12の塗布後の余剰の現像液18は落下して
、現像液回収槽22内へ回収される。現像液回収槽22
内へ回収された現像液中には水なし平版12の表面から
剥離した、感光層及びシリコーンゴム層等の現像かすか
混ざっており、これらの現像かすは、比重が水よりも軽
いので、現像液回収槽22内で現像液の表層部に浮遊し
ている。
くかす取り〉 この状態で、現像液回収槽22内の現像液18はオーバ
ーフロー槽62内へ隔壁22Aを乗り越えて流れ込む。
これによって現像液18の表層部に浮遊している現像か
すは、オーバーフロー槽62内へ流れ込んで、このオー
バーフロー槽62内へ集積される。
さらに現像液回収槽22内へ現像液または水を補充する
と、現像液回収槽22内の現像液の液面高さが上昇し、
貫通孔64を越えて上昇するとオーバーフロー槽62内
の現像液(表層部に現像かすか集積されている)の液面
の高さも上昇し、オーバーフロー管70の上端部が水没
する。これによって、オーバーフロー槽62内の現像液
は表層部(現像かすか浮遊している)からオーバーフロ
ー管70を通って外方へ排出される。この際に貫通孔6
4を形成している現像液回収槽22の上部隔壁22Bは
堰の役目をして、オーバーフロー槽62内へ一旦集積さ
れたかすが、現像液の上昇によって現像液回収槽22内
へ拡散することがない。
フィルタ46が万一現像かすによって、目詰まりを生じ
ると、管路38内を通過する現像液18の循環流量が低
下する。これを流量センサ50が検出して、制御袋M5
2内へ検出結果を伝達する。
制御装置52は告知装置56を作動させて、フィルタ4
6が目詰まりを生じていることを告知する。
これによって操作員は、フィルタ4Gを新規なものと交
換する時期を知ることができる。
このように、本実施例では、現像液18の循環経路を分
岐管路58と、管路48との2系統とし、現像液18か
ら現像かすを取ることが出来るので、現像液回収槽22
、循環ポンプ44に現像かすが溜まることが無く、これ
らのメンテナンスが容易となる。
く現像液補充〉 検出器86によって、現像部14内へ挿入される水なし
平版I2が検出され、処理量が検出される。
この検出結果に基づいて制御装置52は現像液供給ポン
プ76を作動させ、現像原液現像液回収槽22内へ供給
する。この補充は水なし平版12の処理量すなわち面積
に応じて補充され、処理による現像液の劣化を回復させ
るものである。この補充量は5〜500cc/m″(好
ましくは20〜200cc/m’)に設定されている。
さらに現像液18は電気伝導度検出器54によって電気
伝導度が検出されており、この結果は制御装置52へ伝
達されている。これによって現像液18中の濃縮度が検
出されている。現像液18中の水分が蒸発して、濃縮す
ると、現像液18の電気伝導度が上昇し、所定値以上に
なると制御装置52は水供給ポンプ78を作動させて、
水を現像液回収槽22内へ供給する。この水の補充量は
500〜1000cc/回に設定されている。これによ
って現像液18の濃縮化が防止され、前記面積補充と共
に現像液18の活性度が一定に保たれ、長期に安定した
現像処理が可能となる。
次に染色116の染色液の補充について説明する。
染色部16へ挿入される水なし平版12の表面には現像
液18が付着残存しており、この状態で染色液が塗布さ
れる。このため染色後に染色液回収槽92に回収される
染色液17中には現像液18が持ち込まれ、染色液17
が劣化する。また水なし平版12の染色処理量によって
、染色液17は劣化する。このため検出器86による水
なし平版120面積の検出結果に基づいて、制御装置5
2は染色液供給ポンプ124を作動させ染色液回収槽9
2内へ染色液を供給する。これによって染色液の染色能
力が低下することがなく、長期に安定した染色処理が可
能となる。
本実施例ではいわゆるポジタイプの水なし平版を処理す
る場合について述べたが露光部の感応層及びシリコーン
層が取り除かれて画像部となり、未露光部の感光層及び
シリコーン層が水なし平版12上に残って非画像部とな
るいわゆるネガタイプの水なし平版を処理することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る水なし平版現像装置の実施例を示
す概略構成図、第2図は水なし平版と回転ローラーの関
係を示す側面図、第3図は従来の水なし平版と受は台と
の関係を示す側面図である。 10・・・水なし平版現像装置、 12・・・水なし平版、 12A・・・先端部、 14・・・現像部、 16・・・染色部、 17・・・染色液、 18・・・現像液、 32.102・・・回転ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像露光された水なし平版印刷版を自動的に搬送
    してブラシで擦りながら現像処理する水なし平版印刷版
    現像装置であって、搬送されながら表面側がブラシで擦
    られる水なし平版印刷版の下面側を支持する回転ローラ
    ーをブラシに対向して設けたことを特徴とする水なし平
    版印刷版現像装置。
JP29437889A 1989-11-13 1989-11-13 水なし平版印刷版現像装置 Pending JPH03154063A (ja)

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JP (1) JPH03154063A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0685333A3 (ja) * 1992-06-05 1996-01-10 Agfa Gevaert Nv
US5551341A (en) * 1992-07-20 1996-09-03 Presstek, Inc. Lithographic printing plates for use with laser discharge imaging apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0685333A3 (ja) * 1992-06-05 1996-01-10 Agfa Gevaert Nv
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