JPH03101888A - スカムスキマ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は沈澱池の水面に浮遊するスカムを池全幅に亘っ
て均一に回収排出するようになしたスカムスキマに間す
るものである。

〔従来の技術〕

沈お池におけるスカムスキマはその長平方向の一外周面
にスカム回収孔を穿設し、常時はスカム回収孔を上向き
とし、スカム回収時、このパイプスカムスキマを前方向
に傾動させ、水面に浮遊するスカムを水面部の排水と共
に回収するようにしている。このパイプスカムスキマは
電動又は手動で回動させてスカム回収孔を開閉させるの
が一般的である。電動の場合はこのパイプスカムスキマ
の開閉動作角度は予め定めた角度に限定される。手動の
場合はその動作は定期的あるいは浮遊スカム量により適
宜作業員が行っている。

また他の動力を用いることなく沈澱池内に設置される汚
泥掻寄機のフライト駆動動力を利用して自動的にスカム
スキマを回動させて開閉してスカムスキマの上流側に浮
遊するスカムを回収させる方法も提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

パイプスカムスキマの傾動の方法が異なってもパイプス
カムスキマの傾動にてその開口部を水面下となるように
して水面とスカム回収口との落差すなわち越流水深を確
保することにより水面に浮遊しているスカムをその近傍
すなわち水面部分の水とともにスカムヌキマ内に流入せ
しめてスカム回収を行うものである。このためパイプス
カムスキマを傾動させてそのスカム回収口を水面下に沈
め水と共にスカムを流入させるとスカム回収の初期にお
いては池幅全体に亘ってほぼ均一にスカムはスカムスキ
マ内へ流入するが、スカムスキマ内を排出通路として使
用しているために、この流入した水、スカム量にてスカ
ムスキマ内が満流状態になる場合があり、スカムスキマ
のスカム回収口の流速が異なるようになる。すなわちバ
イブはスカムスキマの流出側に比べ反流出側では流速が
極端に遅くなり、スカムの回収が円滑にできなくなり、
池幅において不均等となる。また大きなスカムの回収が
不能となる等の欠点がある。

本発明では池幅全体に亘ってスカム回収時の流速分布を
均一にし、スカム回収を円滑に行うことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するためになしたもので、沈澱
池に配設したパイプスカムスキマにおいて、池幅方向に
均一にスカムを回収するようにしてスカム回収口を形成
して成ることを要旨とする。

〔作　用〕 スカム回収口を開口したパイプスカムスキマを傾動させ
て水面に浮遊するスカムを回収する場合、このパイプス
カムスキマにおける流出側より反流出側にわたってスカ
ム回収を行う流速を均一になるようにパイプスカムスキ
マにそって浮動堰を設けるか、あるいはスカム回収口の
形状をテーバ状、段付等とする。これにより池輻方向に
均一にスカムを吸い込み円滑な回収が行える。

〔実施例〕

以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明する。

図において１は沈澱池で、この沈澱池内水面位置に池を
遮るようにしてパイプスカムスキマ２を設置し、水面に
浮遊するスカムを回収排出する。

このパイプスカムスキマ２はその両端部を池壁に設けた
支持具５，５を介して回動自在に支持されると共に、こ
の池壁をくり抜き、パイプスカムスキマ内に回収したス
カムを池外へ排出するようになす。

パイプスカムスキマ２は所要の径を有するパイプ状で、
その外周面にその長手方向に亘って浮遊するスカムをそ
の近傍の水とともに流入させて回収するためのスカム回
収口２Ｈが１又は２以上穿設されている。

またこのパイプスカムスキマ２にはその長平方向に沿っ
て固定堰３、浮動堰４を配設されることもある。固定堰
３はパイプスカムスキマ２に対し定まった位置間係にあ
って水面の浮沈に関係がないが、浮動堰４はフロー｝４
Ｆ，４Ｆが付設されているので、浮動堰４は水面の変化
に応じて浮沈し、水面変化が生じても水面ＷＬと浮動堰
４の頂面との越流水深ｈＯを維持できる。

また池幅全体に亘ってパイプスカムスキマへイブスカム
スキマに穿設するスカム回収口２Ｈを、その流出側（第
３図以下では右端）と反流出側（同図左端側）とにより
その位置を異にするようにしてもできる。例えば第３図
、第４図、第５図に示す実施例は流出側と反流出側のス
カム回収口２Ｈ，２Ｈの高さを異にし、反流出側を低位
置に、流出側を高位置にしたもので、これによりパイプ
スカムスキマ２を上流側へ傾動させると反流出側が水面
より先に低くなり、スカムの回収が始まり、続いて流出
側のスカム回収が行われる。この流出側よりスカム回収
時、反流出側におけるスカム回収口と水面との越琉水深
は流出側に比べ大となり、これにより反流出側と流出側
のスカム回収率のバランスを保つものである。また第６
図，第７図に示すものはスカム回収口２Ｈをテーパ形と
し、第２図，第３図に示す実施例と同様の効果を有する
ものである。

〔発明の効果〕

のスカム回収を均一に行う方法として、このパ本発明は
パイプスカムスキマにおいて、その流出側と反流出側に
よるスカム回収の不均一に対し、スカム回収口の形成を
テーパ形あるいは段違いにして設けることにより池幅方
向全体に亘ってスカム回収を均一にかつ円滑に行えるこ
とができると共に、大きなスカムをも回収できる利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明スカムスキマを示す実施例で、第１図，第
２図は第１実施例を示し、第１図は平面図、第２図は縦
断側面図、第３図乃至第５図は第２実施例を示し、第３
図はその正面図、第４図は同平面図、第５図は同側面図
、第６図，第７図は第３実施例を示し、第６図は正面図
、第７図はその平面図である。 １は池、２はパイプスカムスキマ、２Ｈはスカム回収口
、４ζよ浮動堰。 第３図 第２図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）沈澱池に配設したパイプスカムスキマにおいて、
   池幅方向に均一にスカムを回収するようにしてスカム回
   収口を形成して成ることを特徴とするスカムスキマ。