JPH0213045Y2 - - Google Patents

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JPH0213045Y2
JPH0213045Y2 JP88185U JP88185U JPH0213045Y2 JP H0213045 Y2 JPH0213045 Y2 JP H0213045Y2 JP 88185 U JP88185 U JP 88185U JP 88185 U JP88185 U JP 88185U JP H0213045 Y2 JPH0213045 Y2 JP H0213045Y2
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JP
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plate
inclined plate
scum
rectifying
wall
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JP88185U
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  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、傾斜板装置へ流入する原水の流れを
均一にするために、傾斜板装置の直前に整流板を
設けた横向流式の傾斜板沈殿池に関する。
〔従来の技術〕
従来、第6図に示されるように、傾斜板装置1
の直前に、多数の孔2を有する整流板3を設けた
横向流式の傾斜板沈殿池が知られている(特公昭
56−37845号)。この整流板3は、流入側整流壁4
を介して供給される原水を均一に傾斜板装置1へ
と流入させるためのもので、通常、沈殿槽5の底
部から水面上に突出する高さに亘つて取付けられ
ている。尚、図中6は、水面上に浮上したスカム
を取り出すためのスカム排出溝である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の傾斜板沈殿池の場合、流入側整流壁
4を通過した直後に浮上したスカムが整流板3と
流入側整流壁4の間に溜り、清掃時の手間を増大
させる問題がある。整流板3が水面下に没するよ
うにすれば、スカムをスカム排出溝6へと流すこ
とができるが、このようにしたのでは整流板3の
働きが軽減されてしまうことになる。また、スカ
ムを傾斜板装置1側へ流すことは、浄化効果の点
から好ましいことではない。
本考案は、上記問題点を解決するもので、整流
板3の働きを損ねたり、浄化処理中に多量のスカ
ムを傾斜板装置1側へと流すことなく、整流板3
と流入側整流壁4間に溜るスカムの除去を容易に
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じられた手段を、
本考案の一実施例に対応する第1図を参照して説
明すると、傾斜板装置1の直前に整流板3を有す
る横向流式の傾斜板沈殿池において、少なくとも
水面上に突出する整流板3の上部3′を開閉可能
に構成することによつて上記目的が達成される。
〔作用〕
整流板3の上部3′を閉じた状態で浄化処理を
行えば、流入側整流壁4を通過直後に浮上したス
カムは、この上部3′によつてさえぎられて傾斜
板装置1側へは流れないので、スカムが傾斜板装
置1側に流れ込むことによる処理効果の低下を防
止できる。また、上部3′によつて、水面付近に
多量の原水が偏つて流れてしまうのを防止でき、
整流板3の働きを充分に引出すことができる。
一方、清掃時には、整流板3の上部3′を開け
ば、整流板3と流入側整流壁4間に溜つたスカム
を容易にスカム排出溝6へと流すことができ、そ
の除去がすこぶる簡単で、清掃作業が楽である。
〔実施例〕
第1図に示されるように、一側が流入側整流壁
4、他側が流出側整流壁7となつた沈殿槽5内に
は傾斜板装置1が設けられている。この傾斜板装
置1の直前には、多数の孔2が形成された整流板
3が阻流壁8の上端から水面上に突出する高さに
亘つて設けられている。流出側整流壁7の上部内
側には、水面上に浮上するスカムを排出するため
のスカム排出溝6が設けられている。また、傾斜
板装置1の下方は、阻流壁8によつて仕切られて
おり、傾斜板装置1の下方を原水が流過してしま
うのが防止されている。
上記傾斜板沈殿池において、原水は流入側整流
壁4を介して供給される。そして、供給された原
水は、も整流板3によつて均一に傾斜板装置1内
へと送り込まれ、そこで汚濁物質が沈殿分離され
た後、流出側整流壁7を介して流出される。
整流板3は、第2図に明示されるように、少な
くとも水面上に突出するその上部3′が、蝶板9
によつて倒伏及び復帰が可能になつており、整流
板3の上部3′を倒伏させることによつて開き、
復帰させることによつて閉じることができるよう
になつている。上記上部3′の開閉は、水面上に
突出した部分を開閉できれば足るが、水面よりや
や下方から上側を開閉できるようにしておくこと
が好ましい。
整流板3の上部3′を開閉する場合の他の実施
例を第3図ないし第5図で説明する。
第3図に示される整流板3の上部3′は、軸1
0によつて傾動可能に吊られており、これを傾動
させて開閉できるようになつている。
第4図に示される整流板3の上部3′は、両側
が上下にスライド可能に支持されており、上下に
スライドさせることによつて開閉できるようにな
つている。
第5図に示される整流板3の上部3′は、ロー
ラー11に巻かれたシートとなつており、ローラ
ー11への巻き上げとローラー11からの引き出
しによつて開閉できるようになつている。
〔考案の効果〕
本考案によれば、整流板3と流入側整流壁4間
に溜るスカムを簡単に除去できるので、傾斜板沈
殿池の保守管理が容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る傾斜板沈殿池の一実施例
を示す縦断面図、第2図はその整流板を示す図
で、aは正面図、bは縦断面図、第3図ないし第
5図は各々整流板の上部を開閉する場合の他の実
施例を示す図で、各々aは正面図、bは縦断面
図、第6図は従来の傾斜板沈殿池の縦断面図であ
る。 1:傾斜板沈殿池、2:孔、3:整流板、
3′:整流板上部、4:流入側整流壁、5:沈殿
槽、6:スカム排出溝、7:流出側整流壁、8:
阻流壁、9:蝶板、10:軸、11:ローラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾斜板装置の直前に整流板を有する横向流式の
    傾斜板沈殿池において、少なくとも水面上に突出
    する整流板の上部を開閉可能に構成したことを特
    徴とする傾斜板沈殿池。
JP88185U 1985-01-10 1985-01-10 Expired JPH0213045Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP88185U JPH0213045Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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JP88185U JPH0213045Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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Publication Number Publication Date
JPS61118603U JPS61118603U (ja) 1986-07-26
JPH0213045Y2 true JPH0213045Y2 (ja) 1990-04-11

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ID=30473118

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JP88185U Expired JPH0213045Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4747331B2 (ja) * 2000-11-02 2011-08-17 義司 酒本 廃水処理装置における、上向流式傾斜装置
JP2005288425A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Jikkan Engineering:Kk 矩形水平多段板式掻機付き固液分離装置

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Publication number Publication date
JPS61118603U (ja) 1986-07-26

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