JP2721028B2 - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等車両用のガラスアンテナに関し、特
にFMラジオ放送波とTV放送波を受信するに好適なガラス
アンテナに関する。
[従来の技術] 近年、AM、FMなどのラジオ放送波以外にもTV放送波を
受信するための車両用ガラスアンテナが要望されるよう
になり、前部窓ガラスに垂直アンテナを設けるもの(特
開昭61−203702号)、後部窓ガラスの防曇用加熱線条上
部余白部にFMラジオ放送波、TV放送波を受信するアンテ
ナを設けるもの(特開昭61−121603号)など種々の提案
がされている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前者にあっては窓ガラス縦中央部に配
設されるので、運転者等の視界の妨げになることは避け
られず、後者にあってはアンテナ占有面積が狭くFMラジ
オ放送波からTV放送波UHF帯までの広い帯域にわたって
充分な受信利得を得ることは困難であった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので後部窓
ガラスの加熱線条上部余白部の狭い場所であってもFMラ
ジオ放送波からTV放送波UHF帯までの非常に広範囲の周
波数帯域において受信利得を向上せしめた車両用ガラス
アンテナを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、車両用後部窓ガラスの加熱線条上部余白部
に設けたガラスアンテナにおいて、外側に向けて開放さ
れるコ字形状エレメントあるいは長方形状エレメントを
左右に各1個配設し、左右のエレメントの中央側を導電
線条で接続した主エレメントと、該エレメントの窓ガラ
ス水平方向の中央部から垂直に上方に延び、さらに窓ガ
ラスの一方の側方部近くまで水平に延びる逆L字形状エ
レメントを少なくとも具備するとともに、該一方の側方
部において給電するようにしたことを特徴とする。
[作用] 本発明者らは、車両用窓ガラスの加熱線条の上部余白
部にコ字形状エレメントあるいは長方形状エレメントを
左右に1個配設してエレメントの中央側を導電線条で接
続したエレメントがFMラジオ放送波からTV放送波までの
広帯域にわたり利得が高く、主エレメントとして作用す
ることを見いだし、本発明をなしたものであり、このエ
レメントの窓ガラス水平方向の中央部から垂直に上方に
延び、さらに窓ガラスの一方の側方部近くまで水平に延
びる逆L字形状エレメントを少なくとも付加するととも
に、該一方の側方部で給電することにより、この部分が
指向特性の改善、あるいはインピーダンスの調整をする
補助エレメントとして作用して受信利得を向上させるも
のである。
車両用のガラスアンテナの場合、電波は車体に近いと
ころだと車体の影響を受けて受信利得を低下させるが、
窓ガラスの中央部分では、車体の影響が少なく、電波の
のりがよい傾向にあり、本願発明のコ字形状エレメント
は外側に向けて開放される形状であり、垂直線条を窓ガ
ラスの中央部近傍に設けることにより、特開昭62−3800
1号公報第1図などに示される内側(中央側)に向けて
開放した垂直線条が車体に近いコ字形状エレメントに比
較して受信利得を高くすることができる。
本発明の主エレメントは、コ字形状エレメントあるい
は長方形状エレメントを2個配設してこれらを導電線条
で接続した合成エレメントであり、このような合成した
エレメントをアンテナとして使用する場合には、電流密
度の最も高い点から引き出すと受信利得を高くすること
ができるので、有利であるが、最も電流密度の高い点は
水平方向で考慮すると窓ガラス中央部であり、本発明の
引き出し点も中央部にあり、効率よく受信することがで
きるものである。
中央部から取り出して、中央部に給電部を設けた場合
には、車両の進行方向前後に受信利得の落ち込み(ディ
ップ)が避けられないので、本発明ではさらに一方の側
方部に向けて水平に延ばし、側部で給電することによ
り、車両前後の方向の受信利得を向上させ、指向特性を
改善するだけでなく、逆L字形状エレメントの水平長
さ、あるいは水平線条とガラスエッジ(金属ボディ)と
の距離などを調整することによりインピーダンスの調整
も行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図〜第8図はそれぞれ本発明のガラスアンテナを
自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例8を示
す正面図であり、第1図〜第3図はコ字形状エレメント
を左右に配設した例であり、第4図〜第8図は長方形状
エレメントを少なくとも一方に配設し、他方に長方形状
エレメントかコ字形状エレメントを配設した例である。
実施例1 単板ガラスを自動車の後部窓ガラスに装着した例で、
第1図に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加
熱線条2、2、・・・、2、ブスバー3、3とともに、
加熱線条上部余白部に、2個のコ字形状エレメント41
42を水平な導電線条43で接続した主エレメント4と逆L
字形状エレメント5を給電点6とともに、導電ペースト
をスクリーン印刷、焼成して形成する。
このようにして得られた車両用のガラスアンテナにお
いて、各部の寸法をA1=1,450mm、A2=1,150mm、B=74
0mm、C1=C2=350mm、D1=D2=300mm、E=560mm、F=
30mm、G=60mm、H=30mm、I=20mmとしたものによっ
て76MHz〜108MHzのFMラジオ放送波(国内と北米の帯
域)、1〜12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MH
z〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波における平均の受
信利得を測定して標準のダイポールアンテナの受信利得
を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称
する)で示すと、それぞれ、−16.6dB、−19.0dB、−1
7.9dBとなり、従来の実用に供されている良好な車両用
アンテナの受信利得が、それぞれ平均値(ダイポール
比)で約−19dB、約−20dB、約−19dBであるので、全て
の帯域で上回っており、極めて良好なアンテナであるこ
とがわかる。
特に、FMラジオ放送波に対する受信利得は従来のガラ
スアンテナを大幅に上回るものである。
実施例2 第2図に示す実施例2はコ字形状エレメント4を変形
させた例でD1=250mm、D2=400mmとした以外は実施例1
と同じ構成、寸法にしたものである。
このような車両用ガラスアンテナによって、76MHz〜1
08MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏
波における平均の受信利得を測定してダイポール比で示
すと、それぞれ、−16.9dB、−18.2dB、−17.9dBとなり
実施例1と同等の好結果が得られた。
実施例3 第3図に示す実施例3はコ字形状エレメント41を変形
(一部を折返す)させるとともに、逆L字形状の補助エ
レメント9を付加したもの このようなガラスアンテナも各帯域の電波に対して、
実施例1とほぼ同等か近い良好な結果が得られた。
実施例4 第4図に示す実施例4は2個の長方形状エレメント
41、42を水平な導電線条43により接続したものを主エレ
メント4とした例であり、C1=C2=400mm、D1=D2=350
mm、F=20mm、H=30mmとした以外は実施例1と同じ構
成、寸法にしたものである。
このような車両用ガラスアンテナによって、76MHz〜1
08MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏
波における平均の受信利得を測定してダイポール比で示
すと、それぞれ、−17.3dB、−19.3dB、−17.9dBとなり
実施例1とほぼ同等の結果が得られた。
実施例5 第5図に示す実施例5は長方形状エレメント41、42
寸法を変え、導電線条43をコ字形状にするとともに、補
助エレメント10を付加してC1=C2=470mm、D1=D2=420
mm、F=10mm、G=90mm、H=30mm、J=150mmとした
以外は実施例7と同じ構成、寸法にしたものである。こ
のような車両用ガラスアンテナによって、76MHz〜108MH
zのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV放送
波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波に
おける平均の受信利得を測定してダイポール比で示す
と、それぞれ、−17.0dB、−19.6dB、−18.2dBとなり実
施例1に近い結果が得られた。
実施例6 第6図に示す実施例6は長方形状エレメント41とコ字
形状エレメント42の組合せとした例であり、さらに逆T
字形状の補助エレメント11を付加したものであり、C1
C2=350mm、D1=D2=300mm、K1=K2=150mm、L=50mm
とした以外は実施例7と同じ構成、寸法にしたものであ
る。
このような車両用ガラスアンテナによって、76MHz〜1
08MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏
波における平均の受信利得を測定してダイポール比で示
すと、それぞれ、−18.2dB、−18.6dB、−16.9dBとなり
実施例1とほぼ同等の結開が得られた。
実施例7 第7図に示す実施例7は長方形状エレメント41、42
寸法を変え、導電線条43をコ字形状とするとともに、補
助エレメント12を付加したものであり、C1=C2=470m
m、D1=D2=420mm、F=10mm、G=80mm、L=20mm、M1
=M2=150mm、N=10mmとした以外は実施例7と同じ構
成、寸法にしたものである。
このような車両用ガラスアンテナによって、76MHz〜1
08MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネルにおけるTV
放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏
波における平均の受信利得を測定してダイポール比で示
すと、それぞれ、−16.5dB、−18.8dB、−17.2dBとなり
実施例1と同等か、若干上回る好結果が得られた。
実施例8 第8図に示す実施例8は長方形状エレメント42の配置
をかえ、補助エレメント13を付加したものである。
このようなガラスアンテナも各帯域の電波に対して、
実施例1とほぼ同等の良好な結果が得られた。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれ
ら限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
主エレメントについて、左右に配設するエレメントは
コ字形状エレメントとコ字形状エレメント、コ字形状エ
レメントと長方形状エレメント、長方形状エレメントと
長方形状エレメントの組合せを車種と受信周波数に応じ
て適宜選択すればよいが、それぞれの水平長さD1、D2
200〜800mm、好ましくは300〜700mmの範囲がよく、垂直
長さFは5〜60mm、好ましくは10〜40mmの範囲がよい。
また、これらのエレメントを接続する導電線条は水平線
条あるいはコ字形状の線条にすればよく、その水平長さ
は10〜100mm、好ましくは40〜70mmの範囲がよい。さら
にコ字形状エレメントを使用する場合には、先端を折返
すなど一部変形させることも可能である。
逆L字形状については、垂直長さGは20〜100mm、好
ましくは30〜90mmの範囲がよく、水平部の長さEは400
〜800mm、好ましくは500〜700mmの範囲で適宜選択すれ
ばよい。
補助エレメントについては、必ずしもなくてもよい
が、インピーダンスの調整、指向特性改善、あるいは広
帯域性改善あるいは加熱線条との容量結合などを目的と
する各種の補助エレメントを付加することも可能であ
る。
また、本発明のガラスアンテナは単独でも使用可能で
あるが、後部窓ガラスの加熱線条下部余白部に設けた他
のガラスアンテナ、前部窓ガラスあるいは側部窓ガラス
などに設けたガラスアンテナ、もしくはポールアンテナ
などと組合せて、FMラジオ放送波、TV放送波に対してダ
イバーシティ受信を行うと、さらに好ましい結果を得る
ことができる。
また、後部窓ガラスに合わせガラスを使用する場合に
は、ガラスアンテナは、銅線のどの金属細線を中間膜に
埋め込んで形成してもよい。
[発明の効果] 本発明のガラスアンテナは、特殊形状の主エレメント
と逆L字形状エレメントを組合せることにより、FMラジ
オ放送波からTV放送波UHF帯までの76MHz〜770MHZの非常
に広範囲にわたる周波数帯域において受信利得を格段に
向上させるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第8図はそれぞれ、本発明の好適な実施例1〜
実施例8を示す正面図である。 1……板ガラス、2……防曇用加熱線条 3……ブスバー 4……主エレメント 5……逆L字形状エレメント 6……給電点、7〜13……補助エレメント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用後部窓ガラスの加熱線条上部余白部
    に設けたガラスアンテナにおいて、外側に向けて開放さ
    れるコ字形状エレメントあるいは長方形状エレメントを
    左右に各1個配設し、左右のエレメントの中央側を導電
    線条で接続した主エレメントと、該エレメントの窓ガラ
    ス水平方向の中央部から垂直に上方に延び、さらに窓ガ
    ラスの一方の側方部近くまで水平に延びる逆L字形状エ
    レメントを少なくとも具備するとともに、該一方の側方
    部において給電するようにしたことを特徴とする車両用
    ガラスアンテナ。
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