JPH0583021A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents
車両用ガラスアンテナInfo
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- JPH0583021A JPH0583021A JP24335091A JP24335091A JPH0583021A JP H0583021 A JPH0583021 A JP H0583021A JP 24335091 A JP24335091 A JP 24335091A JP 24335091 A JP24335091 A JP 24335091A JP H0583021 A JPH0583021 A JP H0583021A
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- Japan
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- antenna
- glass
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】加熱線条下部余白部の狭い場所に設けたもので
あっても、FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯ま
での非常に広範囲の周波数帯域において受信利得を向上
せしめた車両用ガラスアンテナを提供することを目的と
する。 【構成】車両用後部窓ガラス1の防曇用加熱線条2の下
部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、長さが50
0〜1200mmの水平2線の少なくとも一端を閉じた
主エレメント4を設け、該エレメントの下部水平線条あ
るいは上部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を5
0〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞれ一方
の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第1のL
字形状エレメント5あるいは逆L字形状エレメントと第
2のL字形状エレメント6あるいは逆L字形状エレメン
トを設けるとともに、前記一方の側方部において給電す
るようにしたことを特徴とする。
あっても、FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯ま
での非常に広範囲の周波数帯域において受信利得を向上
せしめた車両用ガラスアンテナを提供することを目的と
する。 【構成】車両用後部窓ガラス1の防曇用加熱線条2の下
部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、長さが50
0〜1200mmの水平2線の少なくとも一端を閉じた
主エレメント4を設け、該エレメントの下部水平線条あ
るいは上部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を5
0〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞれ一方
の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第1のL
字形状エレメント5あるいは逆L字形状エレメントと第
2のL字形状エレメント6あるいは逆L字形状エレメン
トを設けるとともに、前記一方の側方部において給電す
るようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等車両の後部窓ガ
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にTV放送波と
FMラジオ放送波を受信するに好適なガラスアンテナに
関する。
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にTV放送波と
FMラジオ放送波を受信するに好適なガラスアンテナに
関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、AM、FMなどのラ
ジオ放送波以外にもTV放送波を受信するための車両用
ガラスアンテナが要望されるようになり、前部窓ガラス
に垂直アンテナを設けるもの(特開昭61-203702 号)、
後部窓ガラスの防曇用加熱線条上部余白部にFMラジオ
放送波、TV放送波を受信するアンテナを設けるもの
(特開昭61-121603 号)など種々の提案がされている
が、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積の大部分を占
めるためアンテナの占有面積が小さくなり、単独のアン
テナでは勿論、複数のアンテナを設けてダイバーシティ
受信を行っても、必ずしも十分な受信利得を得ることが
できなかった。
ジオ放送波以外にもTV放送波を受信するための車両用
ガラスアンテナが要望されるようになり、前部窓ガラス
に垂直アンテナを設けるもの(特開昭61-203702 号)、
後部窓ガラスの防曇用加熱線条上部余白部にFMラジオ
放送波、TV放送波を受信するアンテナを設けるもの
(特開昭61-121603 号)など種々の提案がされている
が、後部窓ガラスは複数の加熱線条が面積の大部分を占
めるためアンテナの占有面積が小さくなり、単独のアン
テナでは勿論、複数のアンテナを設けてダイバーシティ
受信を行っても、必ずしも十分な受信利得を得ることが
できなかった。
【0003】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加熱線条下部余白部の狭い場所であっても、
FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯までの非常に
広範囲の周波数帯域において受信利得を向上せしめた車
両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。
のであり、加熱線条下部余白部の狭い場所であっても、
FMラジオ放送波からTV放送波UHF帯までの非常に
広範囲の周波数帯域において受信利得を向上せしめた車
両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用後部
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けたガラス
アンテナにおいて、長さが500〜1200mmの水平
2線の少なくとも一端を閉じた主エレメントを設け、該
エレメントの下部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線
条を50〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞ
れ一方の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第
1のL字形状エレメントと第2のL字形状エレメントを
設けるとともに、前記一方の側方部において給電する
か、あるいは長さが500〜1200mmの水平2線の
少なくとも一端を閉じた主エレメントを設け、該エレメ
ントの上部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を5
0〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞれ一方
の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第1の逆
L字形状エレメントと第2の逆L字形状エレメントを設
けるとともに、前記一方の側方部において給電するよう
にしたことを特徴とする。
窓ガラスの防曇用加熱線条の下部余白部に設けたガラス
アンテナにおいて、長さが500〜1200mmの水平
2線の少なくとも一端を閉じた主エレメントを設け、該
エレメントの下部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線
条を50〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞ
れ一方の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第
1のL字形状エレメントと第2のL字形状エレメントを
設けるとともに、前記一方の側方部において給電する
か、あるいは長さが500〜1200mmの水平2線の
少なくとも一端を閉じた主エレメントを設け、該エレメ
ントの上部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を5
0〜300mm離隔させて接続し、さらにそれぞれ一方
の側方部と他方の側方部に向けて水平に延びる第1の逆
L字形状エレメントと第2の逆L字形状エレメントを設
けるとともに、前記一方の側方部において給電するよう
にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明者らは、車両用後部窓ガラスの防曇用加
熱線条の下部余白部に設けた長さが500〜1200m
mの水平2線の少なくとも一端を閉じた主エレメントが
FMラジオ放送波からTV放送波までの広帯域にわたり
主アンテナとして作用することを見出し、本発明をなし
たものであり、このエレメントの上部水平線条あるいは
下部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を50〜3
00mm離隔させて接続し、さらにそれぞれの一方の側
方部と他方の側方部に向けて水平に延びるL字形状エレ
メントあるいは逆L字形状エレメントを一組付加するこ
とにより、指向特性の改善あるいは、インピーダンスの
調整をする補助アンテナとして作用して、さらに受信利
得を向上させるものである。
熱線条の下部余白部に設けた長さが500〜1200m
mの水平2線の少なくとも一端を閉じた主エレメントが
FMラジオ放送波からTV放送波までの広帯域にわたり
主アンテナとして作用することを見出し、本発明をなし
たものであり、このエレメントの上部水平線条あるいは
下部水平線条の中央部近傍に2本の垂直線条を50〜3
00mm離隔させて接続し、さらにそれぞれの一方の側
方部と他方の側方部に向けて水平に延びるL字形状エレ
メントあるいは逆L字形状エレメントを一組付加するこ
とにより、指向特性の改善あるいは、インピーダンスの
調整をする補助アンテナとして作用して、さらに受信利
得を向上させるものである。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図6は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例6
を示す正面図である。
明する。図1〜図6は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例6
を示す正面図である。
【0007】実施例1 単板ガラス自動車の後部窓ガラスに装着した例で、図1
に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線条
2、2、・・・、2、ブスバー3、3とともに、加熱線
条下部余白部に、水平2線の両端を閉じた長方形状の主
エレメント4、第1のL字形状エレメント5、第2のL
字形状エレメント6および給電点7を、導電ペーストに
よりスクリーン印刷、焼成して形成する。
に示すように板ガラス1の車内側には、防曇用加熱線条
2、2、・・・、2、ブスバー3、3とともに、加熱線
条下部余白部に、水平2線の両端を閉じた長方形状の主
エレメント4、第1のL字形状エレメント5、第2のL
字形状エレメント6および給電点7を、導電ペーストに
よりスクリーン印刷、焼成して形成する。
【0008】このようにして得られた車両用ガラスアン
テナの各部の寸法をA1 =1080mm、A2 =128
0mm、B=760mm、C=1000mm、D=50
mm、E1 =E2 =450mm、F=50mm 、G=
200mm、H=25mm、I=40mmとしたものに
よって76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波1〜12チャ
ンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzの
TV放送波UHF帯の水平偏波における平均の受信利得
を測定して、標準のダイポールアンテナの受信利得を0
dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称す
る)で示すと、それぞれ、−19.2dB、−19.5
dB、−18.4dBとなり、従来の実用に供されてい
る良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ
放送波、TV放送波VHF帯に対してそれぞれ平均値で
約−20dB、約−20dB、約−19dBであるの
で、全ての帯域で上回っており良好なアンテナであるこ
とがわかる。
テナの各部の寸法をA1 =1080mm、A2 =128
0mm、B=760mm、C=1000mm、D=50
mm、E1 =E2 =450mm、F=50mm 、G=
200mm、H=25mm、I=40mmとしたものに
よって76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波1〜12チャ
ンネルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzの
TV放送波UHF帯の水平偏波における平均の受信利得
を測定して、標準のダイポールアンテナの受信利得を0
dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称す
る)で示すと、それぞれ、−19.2dB、−19.5
dB、−18.4dBとなり、従来の実用に供されてい
る良好な車両用ガラスアンテナの受信利得がFMラジオ
放送波、TV放送波VHF帯に対してそれぞれ平均値で
約−20dB、約−20dB、約−19dBであるの
で、全ての帯域で上回っており良好なアンテナであるこ
とがわかる。
【0009】実施例2〜実施例4 いずれも主エレメントの下部水平線条の中央部近傍に2
本の垂直線条を50〜300mm離隔させて接続し、さ
らにそれぞれ一方の側方部と他方の側方部に向けて水平
に延びる第1のL字形状エレメントと第2のL字形状エ
レメントを設けるとともに、前記一方の側方部において
給電するようにした例である。
本の垂直線条を50〜300mm離隔させて接続し、さ
らにそれぞれ一方の側方部と他方の側方部に向けて水平
に延びる第1のL字形状エレメントと第2のL字形状エ
レメントを設けるとともに、前記一方の側方部において
給電するようにした例である。
【0010】図2に示す実施例2は、主エレメントの一
端を開放にし、水平長さが380mmの補助エレメント
8を付加したもの、図3に示す実施例3は、主エレメン
トの一端を開放にするとともに、水平長さが400mm
のコ字形状の補助エレメント9を主エレメントに、水平
長さが350mmの逆L字形状の補助エレメント10を
第1の逆L字形状エレメント5に、垂直長さが125m
mで水平長さが500mmの逆L字形状の補助エレメン
ト11を第2の逆L字形状エレメント6に、それぞれ付
加したもの、図4に示す実施例4は水平長さが500m
mの逆L字形状の補助エレメント12を主エレメント4
に、垂直長さが130mmで水平長さが400mmの逆
L字形状の補助エレメント13を第1のL字形状エレメ
ント5に、水平長さが400mmの直線形状の補助エレ
メント14を第2のL字形状エレメント6に付加すると
ともに、加熱線条上部余白部に別のアンテナ15を配設
したものであり、窓ガラス、加熱線条の構成、寸法は実
施例1と同じとしたものである。
端を開放にし、水平長さが380mmの補助エレメント
8を付加したもの、図3に示す実施例3は、主エレメン
トの一端を開放にするとともに、水平長さが400mm
のコ字形状の補助エレメント9を主エレメントに、水平
長さが350mmの逆L字形状の補助エレメント10を
第1の逆L字形状エレメント5に、垂直長さが125m
mで水平長さが500mmの逆L字形状の補助エレメン
ト11を第2の逆L字形状エレメント6に、それぞれ付
加したもの、図4に示す実施例4は水平長さが500m
mの逆L字形状の補助エレメント12を主エレメント4
に、垂直長さが130mmで水平長さが400mmの逆
L字形状の補助エレメント13を第1のL字形状エレメ
ント5に、水平長さが400mmの直線形状の補助エレ
メント14を第2のL字形状エレメント6に付加すると
ともに、加熱線条上部余白部に別のアンテナ15を配設
したものであり、窓ガラス、加熱線条の構成、寸法は実
施例1と同じとしたものである。
【0011】このような車両用ガラスアンテナによって
76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネ
ルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV
放送波UHF帯の受信利得(ダイポール比)を測定した
ところ、実施例2のアンテナはそれぞれ−18.6d
B、−19.2dB、−18.3dB、実施例3のアン
テナはそれぞれ−18.3dB、−18 7dB、−1
8.3dB、実施例4のアンテナはそれぞれ−18.5
dB、−19.1dB、−18.0dBとなり実施例1
と同等か若干上回る良好な結果が得られた。
76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネ
ルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV
放送波UHF帯の受信利得(ダイポール比)を測定した
ところ、実施例2のアンテナはそれぞれ−18.6d
B、−19.2dB、−18.3dB、実施例3のアン
テナはそれぞれ−18.3dB、−18 7dB、−1
8.3dB、実施例4のアンテナはそれぞれ−18.5
dB、−19.1dB、−18.0dBとなり実施例1
と同等か若干上回る良好な結果が得られた。
【0012】なお、実施例4は本発明のアンテナと加熱
線条上部に設けた別のアンテナと組合わせてダイバーシ
ティ受信を行うと、さらに好適である。 実施例5、実施例6 いずれも主エレメント4の上部水平線条の中央部近傍に
2本の垂直線条を50〜300mm離隔させて接続し、
さらにそれぞれ一方の側方部と他方の側方部に向けて水
平に延びる第1の逆L字形状エレメント5’と第2の逆
L字形状エレメント6’を設けるとともに、前記一方の
側方部において給電するようにした例であり、窓ガラ
ス、加熱線条の構成、寸法は実施例1と同じとしたもの
である。
線条上部に設けた別のアンテナと組合わせてダイバーシ
ティ受信を行うと、さらに好適である。 実施例5、実施例6 いずれも主エレメント4の上部水平線条の中央部近傍に
2本の垂直線条を50〜300mm離隔させて接続し、
さらにそれぞれ一方の側方部と他方の側方部に向けて水
平に延びる第1の逆L字形状エレメント5’と第2の逆
L字形状エレメント6’を設けるとともに、前記一方の
側方部において給電するようにした例であり、窓ガラ
ス、加熱線条の構成、寸法は実施例1と同じとしたもの
である。
【0013】図5に示す実施例5はC=900mm、D
=50mm、E1 =450mm、E 2 =420mm、F
=50mm 、G=200mm、H=40mm、I=2
5mとしたもの、図6に示す実施例6は主エレメントの
一端を開放にし、T字形状の補助エレメント16を付加
したものである。
=50mm、E1 =450mm、E 2 =420mm、F
=50mm 、G=200mm、H=40mm、I=2
5mとしたもの、図6に示す実施例6は主エレメントの
一端を開放にし、T字形状の補助エレメント16を付加
したものである。
【0014】このような車両用ガラスアンテナによって
76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネ
ルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV
放送波UHF帯の受信利得(ダイポール比)を測定した
ところ、実施例5のアンテナはそれぞれ−19.5d
B、−19.6dB、−18.8dB、実施例6のアン
テナはそれぞれ−19.3dB、−19.6dB、−1
8.7dBとなり実施例1とほぼ同等の良好な結果が得
られた。
76MHz 〜108MHzのFMラジオ放送波、1〜12チャンネ
ルにおけるTV放送波VHF帯、470MHz〜770MHzのTV
放送波UHF帯の受信利得(ダイポール比)を測定した
ところ、実施例5のアンテナはそれぞれ−19.5d
B、−19.6dB、−18.8dB、実施例6のアン
テナはそれぞれ−19.3dB、−19.6dB、−1
8.7dBとなり実施例1とほぼ同等の良好な結果が得
られた。
【0015】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。主エレメントについて、2本の水平線条の
長さCはいずれも500〜1200mmの範囲で適宜選
択すればよいが、好ましくは800〜1100mmの範
囲がよい。垂直長さDは20〜70mm、好ましくは3
0〜60mmの範囲がよい。また一端を開放にするか、
両端を閉じて閉ループにするかは車種に応じて適宜選択
すればよい。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。主エレメントについて、2本の水平線条の
長さCはいずれも500〜1200mmの範囲で適宜選
択すればよいが、好ましくは800〜1100mmの範
囲がよい。垂直長さDは20〜70mm、好ましくは3
0〜60mmの範囲がよい。また一端を開放にするか、
両端を閉じて閉ループにするかは車種に応じて適宜選択
すればよい。
【0016】第1と第2のL字形状エレメントあるいは
逆L字形状エレメントについて、水平長さE1 、E2 は
200〜600mm、好ましくは300〜500mmの
範囲で、垂直長さFは30〜80mm、好ましくは40
〜60mmの範囲で適宜選択すればよい。また、これら
のエレメントの垂直線の離隔距離Gは50〜300mm
の範囲が受信利得が高く好ましい。
逆L字形状エレメントについて、水平長さE1 、E2 は
200〜600mm、好ましくは300〜500mmの
範囲で、垂直長さFは30〜80mm、好ましくは40
〜60mmの範囲で適宜選択すればよい。また、これら
のエレメントの垂直線の離隔距離Gは50〜300mm
の範囲が受信利得が高く好ましい。
【0017】補助エレメントについては必ずしもなくて
もよいが、インピーダンスの調整、指向特性改善、広帯
域特性改善あるいは加熱線条との容量結合などを目的と
して各種の補助エレメントを付加することも可能であ
る。
もよいが、インピーダンスの調整、指向特性改善、広帯
域特性改善あるいは加熱線条との容量結合などを目的と
して各種の補助エレメントを付加することも可能であ
る。
【0018】また、本発明のガラスアンテナは単独でも
使用可能であるが、実施例4のように加熱線状上部余白
部に設けたガラスアンテナ、前部窓ガラスに設けたガラ
スアンテナ、側部窓ガラスに設けたガラスアンテナもし
くはポールアンテナなどと組み合わせて、FMラジオ放
送波、TV放送波に対してダイバーシティ受信を行うと
さらに好ましい結果を得ることができる。
使用可能であるが、実施例4のように加熱線状上部余白
部に設けたガラスアンテナ、前部窓ガラスに設けたガラ
スアンテナ、側部窓ガラスに設けたガラスアンテナもし
くはポールアンテナなどと組み合わせて、FMラジオ放
送波、TV放送波に対してダイバーシティ受信を行うと
さらに好ましい結果を得ることができる。
【0019】また後部窓ガラスに合わせガラスを使用す
る場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線をポ
リビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んでで形成
してもよい。
る場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線をポ
リビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んでで形成
してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、特殊形状の
主エレメントと、一組のL字形状エレメントあるいは逆
L字形状エレメントを組み合わせることにより、加熱線
条下部の狭い余白部に設けたものであっても、FMラジ
オ放送波からTV放送波UHF帯までの76MHz〜7
70MHzの非常に広範囲にわたる周波数帯域において
受信利得を向上させるもので、他の場所に設けたアンテ
ナとダイバーシティ受信を行うと、さらに好結果を得る
ことができる。
主エレメントと、一組のL字形状エレメントあるいは逆
L字形状エレメントを組み合わせることにより、加熱線
条下部の狭い余白部に設けたものであっても、FMラジ
オ放送波からTV放送波UHF帯までの76MHz〜7
70MHzの非常に広範囲にわたる周波数帯域において
受信利得を向上させるもので、他の場所に設けたアンテ
ナとダイバーシティ受信を行うと、さらに好結果を得る
ことができる。
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す正面図である。
スに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す正面図である。
スに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例4を示す正面図である。
スに設けた実施例4を示す正面図である。
【図5】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例5を示す正面図である。
スに設けた実施例5を示す正面図である。
【図6】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例6を示す正面図である。
スに設けた実施例6を示す正面図である。
1 板ガラス 2 防曇用加熱線条 4 主エレメント 5 第1のL字形状エレメント 5’ 第1の逆L字形状エレメント 6 第2のL字形状エレメント 6’ 第2の逆L字形状エレメント 7 給電点
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の
下部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、長さが5
00〜1200mmの水平2線の少なくとも一端を閉じ
た主エレメントを設け、該エレメントの下部水平線条の
中央部近傍に2本の垂直線条を50〜300mm離隔さ
せて接続し、さらにそれぞれ一方の側方部と他方の側方
部に向けて水平に延びる第1のL字形状エレメントと第
2のL字形状エレメントを設けるとともに、前記一方の
側方部において給電するようにしたことを特徴とする車
両用ガラスアンテナ。 - 【請求項2】 車両用後部窓ガラスの防曇用加熱線条の
下部余白部に設けたガラスアンテナにおいて、長さが5
00〜1200mmの水平2線の少なくとも一端を閉じ
た主エレメントを設け、該エレメントの上部水平線条の
中央部近傍に2本の垂直線条を50〜300mm離隔さ
せて接続し、さらにそれぞれ一方の側方部と他方の側方
部に向けて水平に延びる第1の逆L字形状エレメントと
第2の逆L字形状エレメントを設けるとともに、前記一
方の側方部において給電するようにしたことを特徴とす
る車両用ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24335091A JPH0583021A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両用ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24335091A JPH0583021A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両用ガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583021A true JPH0583021A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17102526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24335091A Pending JPH0583021A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両用ガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0583021A (ja) |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24335091A patent/JPH0583021A/ja active Pending
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