JP2708443B2 - 光ディスク基板 - Google Patents

光ディスク基板

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JP2708443B2 JP62323947A JP32394787A JP2708443B2 JP 2708443 B2 JP2708443 B2 JP 2708443B2 JP 62323947 A JP62323947 A JP 62323947A JP 32394787 A JP32394787 A JP 32394787A JP 2708443 B2 JP2708443 B2 JP 2708443B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスクに係り、特にディスクのクランプ
用ハブが、光学的ノイズである複屈折をディスク基板に
発生させるのを抑止するのに好適なディスク基板に関す
る。 〔従来の技術〕 光ディスクは、磁気記録フロッピーディスクと違っ
て、トラックピッチが1.5μmと狭いために、高速回転
を行なうと、トラッキングサーボのかかるピックアップ
の追従可能範囲が50μmとたいへん小さい。そのため、
回転スピンドルに偏心なく高精度にクランプのできるデ
ィスクが必要である。この例として、特開昭61−224155
号に記載されているディスク中心部にクランプ部部材
(ハブ)として磁性金属円板を設けた構造の光ディスク
がある。この光ディスクは、回転スピンドルとはめあい
となる部分が磁性金属円板であるため、回転スピンドル
とのはめあい精度が高く、そのうえ、はめあい部分の欠
けや変形がないため、偏心の防止に効果的である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術では、ハブとして用いる磁性金属円板に
よって偏心精度を上げるために、磁性金属円板と光ディ
スクとを強固に接合する必要がある。この強固に接合し
た時に生じる応力の他に、磁性金属円板とディスク基板
とで熱膨張係数が大きく違うため、ディスクドライブ中
に使用する際の温度上昇によっても、応力が生じる。ま
た、光ディスク基板材料として一般的に用いられるポリ
カーボネートは、光弾性係数が大きいため、これらの応
力によって、光学的ノイズである複屈折が生じる。この
複屈折の発生が、光ディスクに入射される偏光面を乱
し、光ディスクの再生性能を低下させるため、問題であ
った。 本発明の目的は、磁性金属円板とディスク基板を強固
に接合したときに生じる応力と、磁性金属円板とディス
ク基板の熱膨張係数が異なるために生じる応力のため
に、複屈折が発生するのを抑止した構造の光ディスクを
提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、光ディスク基板のハブ接合部に溝を設
け、そしてその溝中にその溝深より高い突起部を設け
て、その突起上面にハブを接合する構造をとることによ
り、達成される。 〔作用〕 光ディスク基板面に複屈折を発生させないようにする
手段として、金属磁性円板と光ディスク基板の距離が離
れるようにディスク基板に突起物を設けて金属磁性円板
を強固に接合し、その接合時応力及び温度上昇による金
属磁性円板の膨張を突起物のたわみによってカバーして
応力を緩和し、複屈折の発生を抑止することができる。
しかし、ディスクドライプの薄型化のために、突起物を
所定値以上に高くすることはできない。そこで、ディス
ク基板面に溝を設け、その溝中から突起物を設けること
によって、突起物を高くしたことと同じ効果を得られる
本発明の着想に至った。また、さらに溝を設けたことに
よって応力伝播路中に断面積の急激な変化をもたせ、
歪,応力の伝播路に不整合部を設けることに加えて、突
起部まわりの溝の変形によって、応力が緩和され、光デ
ィスクの情報記録領域に応力の影響が伝播しないので、
情報記録領域に複屈折は発生しない。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図は本発明の光ディスクのクランプ部の断面図であ
る。1は光ディスク基板でありポリカーボネートを射出
成形したものである。2は情報記録層を示し、射出成形
時に転写したトラックグルーブあるいはピット上に記録
膜あるいは再生用反射膜を形成している。3は接着層で
あり両面貼り合せ構造にして両面使用タイプの光ディス
クを構成している。接着層3と情報記録層2との間に保
護膜層を設けることもある。また、接着剤により貼り合
せ構造の代りにエアサンドウィッチタイプの構造や単板
構造などでも差支えはない。4は磁性金属円板であり偏
心なくディスクを回転させるために設けられている。磁
性金属円板4には、光ディスク基板1に設けられた接合
用突起8とはめあいの穴があり、また穴のまわり全体が
磁性金属円板4面より一段下がった構造となっている。
これは接合用突起8が磁性金属円板4面より飛び出ない
ようにするためである。光ディスク基板1には、リング
状の溝6が設けてあり、その溝中にその溝深より高いリ
ング状の突起7が成形されている。また、突起7の上面
には、磁性金属円板4と接合するための接合用突起8が
設けてあり、その突起8とはめあう部分にある磁性金属
円板4のくぼみに紫外線硬化樹脂(UV樹脂)を滴下し、
それを上面から紫外線照射することにより硬化させ、磁
性金属円板4を光ディスク基板1に強固に接合してい
る。 次に動作を第2図により説明する。第2図は光ディス
ク基板,溝,突起部,接合用突起および磁性金属円板を
示した断面図である。磁性金属円板4と光ディスク基板
1との熱膨張係数差による磁性金属円板4の歪を基板に
対して相対的に伸びた場合を破線4aで示した。溝6を設
けたことによって突起7の高さが上増しされているた
め、溝6がないときに較べて強固ながらもフレキシビリ
ティが大きくでき磁性金属円板4の歪による光ディスク
基板1への応力が緩和される。そのうえ、溝6の破線6a
のような変形と溝6による応力伝播路の断面積の急激な
変化によって、応力の伝播は吸収されて、光ディスク基
板1の溝6より外周部への複屈折の発生を抑止でき、レ
ーザ光の偏光に乱れはなく再生性能の低下を防止でき
る。また、磁性金属円板4の歪が基板に対して相対的に
縮んだ場合も同様のことがいえる。 第1図の光ディスクは、磁性金属円板4と光ディスク
基板1との接合にUV樹脂を用いているが、UV樹脂は磁性
金属円板4の溝中に入るため、紫外線を上面から直接照
射することができるので、作業性も良く、硬化時間も短
くて済む効果もある。また、磁性金属円板4と光ディス
ク基板1との温度上昇によって接合用突起8に働く応力
は、接合用突起8が磁性金属円板4の中心に近い方が小
さくなるので、光ディスク基板上の溝6はハブの外径よ
り内側にあり、その内径ができるだけ小さい方が基板複
屈折の発生抑止に効果的である。 第3図は光ディスク基板にある溝の形状を示した断面
図である。第1図に示した溝6の溝側面は光ディスク基
板面1に対して垂直であるのに対して、第3図(a)は
溝側面及び突起部7がテーパ状になっており、射出成形
の際の離型時に抵抗なく基板を取り出すことができ、成
形時に生じる残留応力を抑止することができる。第3図
(b)は、溝側面が平面である必要がないことの例で、
第3図(a)と同様の効果が得られる。また、突起部7
が溝底面上平坦部にある必要は全くないことの例でもあ
る。第3図(c)は、溝6が内周まで突き抜けた段差で
あっても、また、溝6は円周状に連続体であっても突起
部7の外周側に溝があれば、同様の効果が得られること
を示す例である。 第4図は他の実施例の光ディスク基板の溝の形状を示
す断面図である。突起部7のある溝6の外側にもう一つ
溝を設けることを特徴とする。溝をもう一つ設けること
によって応力伝播路中の不整合点を増し、応力伝播を阻
止し磁性金属円板4と光ディスク基板1との間に生じる
熱応力及び接合応力の影響が光ディスク基板1の溝の外
周方向への伝播を抑止する効果が向上する。溝の数をも
っと増やしても、溝と溝の基板面の高さを変えても一向
に構わない。 第5図は他の実施例を示し、超音波溶着によって磁性
金属円板と光ディスク基板を接合した光ディスクの断面
図である。第5図(a)はその一例で光ディスク基板1
の突起部7の材質と超音波溶着によって強固に接合可能
な材料(ここでは、突起部7と同じ材料のポリカーボネ
ート樹脂を用いた。)をハブ接合部9として磁性金属円
板4の外周部に設けた光ディスクである。磁性金属円板
4はハブ接合部9にインサート成形することによって成
形され、ハブ接合部9には超音波溶着用のリゴ10が設け
てある。超音波溶着を行なう際に前記接着剤を用いる場
合に比べより大きな応力が生じるが、この大きな応力も
実施例1で示したように溝6の変形と溝6による応力伝
播路の断面積変化によって応力の伝播は抑止され、光デ
ィスク基板1の情報記録領域での複屈折の発生は阻止さ
れる。また、超音波溶着は作業性が良く、大量生産に適
している。第5図(b)はハブに実施例1と同様の磁性
金属円板のみを用いて超音波溶着を行なった一例であ
り、ハブをインサート成形にて成形しないため、さらに
作業性が良い。さらに、磁性金属円板の表面積を(a)
よりも大きくできるので、マグネットクランプにおいて
は安定したクランプ力を得ることができる。 第6図は他の実施例を示し、接着剤によって磁性金属
円板と光ディスク基板を接合した光ディスクの断面図で
ある。第6図(a)はその一例で第5図(a)と同様に
磁性金属円板4とハブ接合部9をインサート成形によっ
て成形し、ハブ接合部9と突起部7を接着剤によって接
合した光ディスクである。接着剤の代わりに、両面テー
プでも同じ効果を得ることができる。第6図(b)も接
着剤による接合の一例であるが、第5図(b)と同様に
インサート成形を行なわないので、作業性が良い。 第7図は他の実施例の上面図である。第1図で示した
実施例では、溝6及び突起部7をリング状に形成した
が、(a)では、溝6はリング状に形成し、突起部7を
離散状に形成したものを示した。また、(b)では、溝
6及び突起部7ともに離散状に形成したものを示した。
これらの例でも、突起体7の高さは第1図の実施例と同
じ高さを得ることができる。なお、溝6及び突起部7を
離散状にする際には、応力バランスを取り偏心をなくす
ために、等間隔にとるのが望ましい。 〔発明の効果〕 本発明によれば、磁性金属円板と光ディスク基板とを
強固に接合した時の接合応力と磁性金属円板と光ディス
ク基板との熱膨張係数の違いによって生じる熱応力の影
響を突起部のたわみと溝変形及び溝による応力伝播路の
断面積の急激な変化によって緩和し、光ディスク基板の
溝より外周の記録再生領域での複屈折の発生を抑止でき
るので、複屈折の発生によって生じる光ディスクの再生
性能の低下を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の光ディスクの断面図、第2
図は第1図のクランプ部の動作説明断面図、第3図及び
第4図は本発明の一実施例の光ディスク基板の溝形状断
面図、第5図及び第6図は本発明の一実施例の光ディス
クの断面図である。第7図は本発明の一実施例の光ディ
スクの上面図である。 1……光ディスク基板、4……磁性金属円板、6……
溝、7……突起部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.クランプ用部材を設けた光ディスクにおいて、光デ
    ィスク基板のクランプ用部材接合部に溝を設け、そして
    その溝中にその溝深よりも高い突起を設け、その突起上
    面にクランプ部材を接合するよう構成したことを特徴と
    した光ディスク基板。
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