JP2000011575A - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JP2000011575A
JP2000011575A JP10174207A JP17420798A JP2000011575A JP 2000011575 A JP2000011575 A JP 2000011575A JP 10174207 A JP10174207 A JP 10174207A JP 17420798 A JP17420798 A JP 17420798A JP 2000011575 A JP2000011575 A JP 2000011575A
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JP
Japan
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flange
disk substrate
disk
recording medium
joined
Prior art date
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Pending
Application number
JP10174207A
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English (en)
Inventor
Koji Funato
孝次 船渡
Atsushi Takeuchi
竹内  厚
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク基板2の中心部に、紫外線硬化樹脂
等の接着層を介して、クランプ用の金属一体型ハブ40
を接合した情報記録媒体において、記録媒体の機械的特
性(特にディスクの反り)を向上させた情報ディスクを
提供する。 【解決手段】 前記ハブ40のフランジ41の内周側に
ディスク基板2と接合する第1の面41aを形成する。
フランジ41の外周側に、ディスク基板2から所定距離
離間して接着層を形成する第2の面41bを形成し、該
接着層に紫外線硬化型の接着剤42を塗布する。フラン
ジ41の、ディスク基板2と接合しない面の最内周部位
に上面位置規制部41cを形成する。第2の面41bと
反対の面である反接着面41dは上面位置規制部41c
の高さを越えない寸法に形成する。ディスク基板2(樹
脂)と金属一体型ハブ40との間で熱膨張差が生じて
も、第2の面41bの接着剤42(樹脂)の弾性(伸
び)により歪みは軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の情
報信号の記録媒体に係り、特にディスク基板の中心部
に、例えば紫外線硬化樹脂の接着層を介して、クランプ
用の金属一体型ハブを接合してなる情報記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報ディスクは、例えば磁気ディスクと
異なり、そのトラックピッチは極めて狭く、1.0μm
である。したがって高速回転を行うと、トラッキングサ
ーボのかかるピックアップの追従可能範囲が50μmで
あり、これも非常に小さいものである。
【0003】この種の情報ディスクにおいては、これを
回転スピンドルへ偏心なく、高精度にクランプしなけれ
ばならない。従来、このクランプを実施したものとし
て、ディスク基板の中心部に、クランプ用の磁性金属円
板(以下、金属一体型ハブという)を接合してなる光デ
ィスクや光磁気ディスクが知られている。
【0004】この金属一体型ハブを用いた情報ディスク
(光ディスク)の一例を図4に示す。図4(a)は金属
一体型ハブを取り付けた光ディスクをドライブ装置にチ
ャッキングしたときの断面図である。図4(a)におい
て、カートリッジ1の上下のシェル1a、1b内には、
ディスク基板2の中心部に、接着層により金属一体型ハ
ブ3が固定された円盤状の情報記録媒体が収納されてい
る。
【0005】4はドライブ装置のスピンドルモータ(図
示省略)のスピンドル軸であり、該スピンドル軸4には
ディスクテーブル5が取り付けられ、該ディスクテーブ
ル5にはチャッキング用のマグネット6が設けられてい
る。
【0006】前記スピンドル軸4が金属一体型ハブ3の
中心穴に嵌め込まれることにより、マグネット6によっ
て磁気的に吸引チャッキングされ、スピンドル軸4に固
定される。
【0007】図4(b)はディスク基板2と金属一体型
ハブ3の接着固定部分の拡大図であり、金属一体型ハブ
3のフランジ31とディスク基板2は紫外線硬化型接着
剤7により接着されている。32はフランジ31の最内
周に設けられた上面位置規制部である。
【0008】上記のように構成された光ディスクは、ス
ピンドル軸4と嵌め合いになる部分が磁性金属であるた
め、前記スピンドル軸4との嵌めあい精度が高く、その
うえ嵌め合い部分の欠けや変形がないので、偏心の防止
に効果的である。
【0009】また、前記ディスク基板2と金属一体型ハ
ブ3との接合方法は、紫外線を照射することにより、容
易に且つ短時間で接着することができ、作業性が良いと
いう利点があった。また金属一体型ハブ3はプレス加工
のみで形状を形成できるため、低コストで製造可能だと
いう大きなメリットを持っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ディスク
は、ハブが磁性金属であり、ディスクがポリカーボネー
トなどの樹脂からなるため、ドライブ装置の機内が高温
(約55℃)に上がったり、また低温(約5℃)環境で
ドライブ装置を動作させようとした場合に、金属とプラ
スチックの熱膨張率の違いから、ディスクの反りが大き
くなってしまい、光ピックアップのフォーカスが外れて
記録信号がうまく読み取れない等の問題が発生しやすか
った。
【0011】すなわち、従来例ではフランジ31は平坦
形状となっているが、一般的な室温状態ではディスク基
板2もほぼ平坦形状となっているので、ディスクの反り
は非常に小さい値である。ところがこのディスクをドラ
イブ装置に入れて長時間使用していると、ドライブ装置
の機内温度が上昇し、約55℃にまで達する。
【0012】ディスクがこの温度に達してしまうと、デ
ィスク基板2(樹脂)と金属一体型ハブ3との間の熱膨
張差が発生することにより、金属がほとんど膨張しない
のに対してディスクが大きく膨張してしまうため、ディ
スクの信号面側(図示上面側)が金属一体型ハブ3のフ
ランジ31の最外周部で固定されるのに対して、ディス
クの読み取り面側(図示下面側)は金属と固定されてお
らず径方向でフリーとなる。このためディスクが上方に
反ってしまうことになる。
【0013】また反対にドライブ装置の機内温度が5℃
くらいの低温になると、金属一体型ハブ3に比較してデ
ィスク基板2が収縮してしまうため、前記と同様の原理
からディスクが下方に反ってしまうことになる。この反
りが原因でディスクへのフォーカスが合わずに情報の読
み出し、書き込みが不能になってしまうことがあった。
【0014】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するため、ディスク基板の中心部に、紫外線硬化
樹脂等の接着層を介して、クランプ用の磁性金属ハブを
接合してなる情報記録媒体において、記録媒体の機械的
特性(特にディスクの反り)を向上させた情報ディスク
を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、金属一
体型ハブのフランジに、接着層を介してディスク基板を
接合して成る記録媒体において、前記フランジとディス
ク基板の接合部に、前記フランジの内周側に位置し、前
記フランジとディスク基板が接合する第1の面と、前記
フランジの外周側に位置し、前記フランジとディスク基
板を所定距離離間させて接着層を設けるための第2の面
とを形成したことを特徴としている。
【0016】また前記第2の面は、前記フランジ又はデ
ィスク基板に形成されていることを特徴とし、また前記
フランジの、ディスク基板と接合しない側の面の最内周
部に位置規制部を設けたことを特徴とし、また前記位置
規制部の、前記第1の面からの厚み方向高さは、フラン
ジ外周側におけるディスク基板と接合しない面の、前記
第1の面からの厚み方向高さよりも高く形成されている
ことを特徴としている。
【0017】(2)請求項1〜9に記載の本発明におい
て、前記金属一体型ハブのフランジ内周側の第1の面に
は接着剤は塗布されず、フランジとディスク基板は接合
されている。また前記フランジ外周側の第2の面の接着
層には、接着剤が塗布され接着される。本発明の記録媒
体の長時間使用時に、ディスク基板(樹脂)と金属一体
型ハブとの間で熱膨張差が発生しても、前記第2の面の
接着層の接着剤(樹脂)の弾性(伸び)によって歪みは
軽減される。
【0018】また請求項7〜9に記載の本発明におい
て、前記フランジの最内周に設けた位置規制部の高さ
を、フランジ外周部の高さより高く形成しているので、
当該位置規制部がディスクを収納するカートリッジの内
面、例えばシェルの内面と接触する。このためフランジ
外周側の反接着面の摩擦抵抗が非常に小さくなり、カー
トリッジの中でディスク基板が移動しやすく、ディスク
のチャッキングが容易に行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
一実施形態例を説明する。図1(a)は本発明の一実施
形態例のディスクを、ドライブ装置にチャッキングした
時の断面図であり、図1(b)はディスク基板と金属一
体型ハブの接着固定部分の拡大図であり、図2は本発明
の金属一体型ハブの斜視図である。
【0020】金属一体型ハブ40のフランジ41の内周
側にはディスク基板2と接合する第1の面41aが形成
されている。この第1の面41aには基本的には接着剤
は塗布されていない。前記フランジ41の外周側には、
ディスク基板2から所定距離離間して接着層を形成する
第2の面41bが形成されており、該接着層には例えば
紫外線硬化型の接着剤42が塗布されている。
【0021】前記フランジ41の、ディスク基板2と接
合しない面の最内周部位には上面位置規制部41cが形
成されている。前記第2の面41bと反対の面である反
接着面41dは前記上面位置規制部41cの高さを越え
ない寸法に形成されている。
【0022】上記のように構成された記録媒体の使用時
に、ディスク基板2(樹脂)と金属一体型ハブ40との
間で熱膨張差が発生しても、第2の面41bの接着層の
接着剤42(樹脂)の弾性(伸び)によって歪みは軽減
される。
【0023】またフランジ41の最内周に設けた上面位
置規制部41cの高さを、フランジ外周部の反接着面4
1dの高さより高く形成しているので、上面位置規制部
41cが、ディスクを収納するカートリッジのシェル1
aの内面と接触する。このためフランジ外周側の反接着
面41dの摩擦抵抗が非常に小さくなり、カートリッジ
の中でディスク基板2が移動しやすく、ディスクのチャ
ッキングが容易に行われる。
【0024】また本発明は、他の実施形態例として、図
3(a)、(b)に示すように、第2の面をディスク基
板2側に設けても良い。すなわち金属一体型ハブ50の
フランジ51を平坦形状に形成し、ディスク基板2の内
周側を所定幅の範囲で突出させ、その部位をフランジ5
1に接合して第1の面2aを形成する。そしてディスク
基板2の外周側のフランジ51と対向する面を第2の面
2bとし、該第2の面2bとフランジ51の間の空間
(接着層)に、例えば紫外線硬化型の接着剤52を塗布
する。
【0025】上記のように構成した場合も図1の場合と
同様に、ディスク基板2(樹脂)と金属一体型ハブ50
との間で熱膨張差が発生しても、第2の面2bの接着層
の接着剤52(樹脂)の弾性(伸び)によって歪みは軽
減される。
【0026】またフランジ51の最内周に設けた上面位
置規制部51cの高さを、フランジ外周部の反接着面5
1dの高さより高く形成しているので、上面位置規制部
51cが、ディスクを収納するカートリッジのシェル1
aの内面と接触する。このためフランジ外周側の反接着
面51dの摩擦抵抗が非常に小さくなり、カートリッジ
の中でディスク基板2が移動しやすく、ディスクのチャ
ッキングが容易に行われる。
【0027】尚、本発明は光ディスクや光磁気ディスク
に限らず他の記録媒体にも適用することができ、その場
合も前記と同様の作用、効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような優れた効果が得られる。 (1)請求項1〜9に記載の発明によれば、ディスクと
金属一体型ハブの熱膨張差による歪みを軽減することが
できる。これによって記録媒体の機械的特性(特にディ
スクの反り)が向上する。
【0029】(2)また請求項7〜9に記載の発明によ
れば、フランジ外周部の厚み方向高さよりも高い位置規
制部をフランジ最内周に設けたので、摩擦抵抗が非常に
小さくなって、カートリッジの中でディスクが移動しや
すく、ディスクのチャッキングを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示し、(a)は断面
図、(b)は要部拡大断面図。
【図2】本発明の一実施形態例の斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態例を示し、(a)は断面
図、(b)は要部拡大断面図。
【図4】従来の記録媒体の一例を示し、(a)は断面
図、(b)は要部拡大断面図。
【符号の説明】
1a,1b…シェル 2…ディスク基板 2a,41a…第1の面 2b,41b…第2の面 40,50…金属一体型ハブ 41,51…フランジ 41c,51c…上面位置規制部 41d,51d…反接着面 42,52…接着剤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属一体型ハブのフランジに、接着層を
    介してディスク基板を接合して成る記録媒体において、 前記フランジとディスク基板の接合部に、前記フランジ
    の内周側に位置し、前記フランジとディスク基板が接合
    する第1の面と、前記フランジの外周側に位置し、前記
    フランジとディスク基板を所定距離離間させて接着層を
    設けるための第2の面とを形成したことを特徴とする記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第2の面は、前記フランジに形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第2の面は、前記ディスク基板に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記フランジの、ディスク基板と接合し
    ない側の面の最内周部に位置規制部を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記フランジの、ディスク基板と接合し
    ない側の面の最内周部に位置規制部を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記フランジの、ディスク基板と接合し
    ない側の面の最内周部に位置規制部を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記位置規制部の、前記第1の面からの
    厚み方向高さは、フランジ外周側におけるディスク基板
    と接合しない面の、前記第1の面からの厚み方向高さよ
    りも高く形成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記位置規制部の、前記第1の面からの
    厚み方向高さは、フランジ外周側におけるディスク基板
    と接合しない面の、前記第1の面からの厚み方向高さよ
    りも高く形成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記位置規制部の、前記第1の面からの
    厚み方向高さは、フランジ外周側におけるディスク基板
    と接合しない面の、前記第1の面からの厚み方向高さよ
    りも高く形成されていることを特徴とする請求項6に記
    載の記録媒体。
JP10174207A 1998-06-22 1998-06-22 記録媒体 Pending JP2000011575A (ja)

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